JPS6136771B2 - - Google Patents

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JPS6136771B2
JPS6136771B2 JP16145179A JP16145179A JPS6136771B2 JP S6136771 B2 JPS6136771 B2 JP S6136771B2 JP 16145179 A JP16145179 A JP 16145179A JP 16145179 A JP16145179 A JP 16145179A JP S6136771 B2 JPS6136771 B2 JP S6136771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
mold
weight
epoxy resin
mold release
Prior art date
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Expired
Application number
JP16145179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5684717A (en
Inventor
Goro Tanaka
Yasuhide Sugawara
Masahiro Kitamura
Hiroshi Suzuki
Hideo Inayoshi
Isao Araki
Takashi Urano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP16145179A priority Critical patent/JPS5684717A/ja
Publication of JPS5684717A publication Critical patent/JPS5684717A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエポキシ樹脂成形材料に係り、特に離
型性が良く、かつ金型汚れを起しにくいエポキシ
樹脂成形材料に係る。 従来から、フエノール樹脂を硬化剤とするエポ
キシ樹脂成形材料が、特に半導体のモールドに、
広く使用されていた。しかし、従来の該成形材料
は、連続してモールドすると金型汚れを起しやす
く、特に離型性の良い成形材料はその傾向が大き
かつた。金型汚れが起ると、モールド製品にくも
りやへこみ、段差などの外観不良を生じ、商品価
値をなくすので、汚れが生じるとモールドを中止
して金型を掃除し、汚れを除去してからモールド
を再開する必要があつた。この金型掃除には、多
大の時間を要し、モールド時間の2割近くを占め
ることすらまれではなかつた。 離型剤の配合量を減らすと、ある程度金型汚れ
は起りにくくなるが、離型性が悪くなり、作業性
を損なう問題があつた。 本発明の目的は、離型性が良く、かつ金型汚れ
を起しにくいエポキシ樹脂成形材料を提供するに
ある。 本発明の要点は、テトラフエニルホスホニウム
テトラフエニルボレートとエステル化ワツクスの
特定量を配合することにある。これによつて、従
来のエポキシ樹脂成形材料には見られない良い離
型性と金型汚れを起しにくい特長を付与できるこ
とを実験的に確めた。 テトラフエニルホスホニウムテトラフエニルボ
レートは、硬化促進剤として従来から使用されて
いたが、エステル化ワツクスと組合わせると他の
硬化促進剤を用いた場合からは予想できない程離
型性が良くなることを実験的に確認し、従来の常
識よりもはるかに少ない離型剤を配合しても良好
な離型性の得られることがわかつた。これによ
り、該成形材料は、従来材料よりもはるかに金型
汚れを起しにくいものとなつた。 本発明で用いられるエポキシ樹脂は、エポキシ
基を2ケ以上有するものであれば一般的に使用で
き、例えば、ビスフエノールA型エポキシ樹脂、
ノボラツク型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂などがあ
る。 また、硬化剤のフエノール樹脂は、フエノール
ノボラツク樹脂、クレゾールノボラツク樹脂、パ
ラキシレンジメトキサイドとフエノールの縮合物
など、フエノール性水酸基を2ケ以上有する化合
物が一般的に用いられる。 上記のエポキシ樹脂とフエノール樹脂硬化剤に
対して、硬化促進剤としてテトラフエニルホスホ
ニウムテトラフエニルボレートを配合する。その
配合量は、樹脂系の硬化性の違いによつて異なる
が、一般にエポキシ樹脂100重量部に対して0.5〜
5重量部配合する。 さらに離型剤として配合するエステル化ワツク
スの配合量が、本発明において重要な意味をも
つ。 即ち、従来の成形材料では、離型剤としてエス
テル化ワツクスを用いるとエポキシ樹脂100重量
部に対して1.3重量部以上、一般には1.5〜3重量
部用いられていた。 特に、硬化促進剤にテトラフエニルホスホニウ
ムテトラフエニルボレート以外の化合物、例えば
第三アミン、イミダゾール、これらの有機酸塩や
有機酸金属塩などを用いた場合は、離型剤量を多
くしないと離型性が悪い傾向があつた。 また、テトラフエニルホスホニウムテトラフエ
ニルボレートを硬化促進剤に用いた場合も、従来
の成形材料では、1.3重量部以上、一般に1.5〜2.0
重量部用いられていた。 本発明者らは、離型性と金型汚れに対して、詳
細に検討した結果、テトラフエニルホスホニウム
テトラフエニルボレートを配合すると、他の硬化
促進剤を配合した場合よりも離型剤を大幅に減ら
すことができ、従来、経験的に配合されていた配
合量よりもずつと少ない1.0重量部以下の配合量
でも良好な離型性が得られることを実験的に発見
し、本発明をなした。金型汚れは、離型剤配合量
を1.0重量部以下にすると従来の常識では予想で
きない程に減少することも驚くべき発見である。 さらに離型剤配合量を少なくするほど、金型汚
れは一層起きにくくなる。しかし、0.3重量部よ
りも配合量を少なくすると、離型性が悪くなり作
業性に問題が起る。以上の理由から、0.3〜1.0重
量部の配合量が適当である。 本発明で使用されるエステル化ワツクスは、長
鎖の炭化水素がエステル基で結合したものであ
り、長鎖の炭化水素の炭素数としては15ないし40
のものが用いられ、エステル基の数は1ないし3
である。これらのエステル化ワツクスは、天然に
または合成によつて得られる。これらのワツクス
中の長鎖炭化水素は、おおむね直鎖状の飽和炭化
水素であるが、一般に若干の枝分れと不飽部分を
含む。具体例としては、ステアリン酸メチル、ト
リステアリン、パルミチン酸ミリシル、カルナウ
バロウ、モンタンロウ、長鎖の脂肪酸と長鎖のア
ルコールから合成したエステル、長鎖の脂肪酸と
グリコールから合成したエステルなどがある。 以上の組成にさらに、石英ガラス粉、シリカ粉
アルミナ粉などのフイラー、エポキシシラン、ア
ミノシラン、メルカプトシランなどのカツプリン
グ剤、カーボンブラツク、ベンガラなどの着色剤
などをその目的に応じて添加してもよいことはも
ちろんである。 上記の成形材料は、150〜200℃で30秒ないし数
分で成形される。 以下に実施例を示す。なお、部とは重量部を示
す。 実施例1〜4および比較例1〜9 オルソクレゾールノボラツク型エポキシ(エポ
キシ当量230)80部、ビスフエノールA型エポキ
シ(エポキシ当量185)10部、テトラブロムビス
フエノールA型エポキシ(エポキシ当量350)10
部、フエノールノボラツク(OH当量105)40
部、三酸化アンチモン4部、3・4−エポキシシ
クロヘキシルエチルトリメトキシシラン2部、カ
ーボンブラツク0.5部、石英ガラス粉370部、テト
ラフエニルホスホニウムテトラフエニルボレート
4部と炭素数約30の脂肪酸とグリコールをエステ
ル化した構造のエステル化ワツクスを実施例1で
は0.3部、実施例2では0.5部、実施例3では0.8
部、実施例4では1.0部配合し、熱ロールで混練
した後、粉砕して成形材料を得た。比較例1で
は、上記エステル化ワツクスを0.1部、比較例2
では1.2部、比較例3では1.4部配合して、同様に
成形材料を得た。また、比較例4〜6では、テト
ラフエニルホスホニウムテトラフエニルボレート
の替りにイミダゾール系触媒を2部配合し、比較
例4では、上記エステル化ワツクスを1部、比較
例5では1.5部、比較例6では2部配合し、同様
に成形材料を得た。また比較例7〜9では、前記
エステル化ワツクスの替りに、アミド化ワツクス
を用い比較例7では、1部、比較例8では1.5
部、比較例9では2部配合して、同様に成形材料
を得た。 これらの成形材料で、トランスフア成形機を用
い180℃、70Kg/cm2、95秒の条件で16ピンICをモ
ールドした。離型作業のしやすさおよび金型汚れ
が発生し、成形品に外観不良が発生したシヨツト
数を表に示す。 また、上型に45mmφ円板状のキヤビテイを有す
るハンドモールド金型にハードクロムメツキ板を
はさみ、成形材料を上記条件でモールドし、成形
品とハードクロムメツキ板とをはがすときの離型
力を測定し、離型力が一定になるまでのシヨツト
数ならびにそのときの離型力を表に示す。
【表】 表のように、本発明になるテトラフエニルホス
ホニウムボレートとエステル化ワツクス(0.3〜
1.0部)の組み合せでは、金型汚れが発生するま
でのシヨツト数が長く、離型性も良好である。一
方、配合量がこの範囲からはずれた比較例や、他
の触媒、離型剤との組合せからなる比較例では、
金型汚れが起りやすいか、離型性が悪い、または
両方とも悪い。 以上のように、本発明の成形材料は、金型汚れ
が起きにくく、離型性が良好な優れた特徴を有す
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エポキシ樹脂とその硬化剤としてのフエノー
    ル樹脂を必須成分とするエポキシ樹脂化合物にお
    いて、エポキシ樹脂100重量部に対して0.5ないし
    5重量部のテトラフエニルホスホニウムテトラフ
    エニルボレート、0.3ないし1.0重量部のエステル
    化ワツクスを含むことを特徴とするエポキシ樹脂
    成形材料。
JP16145179A 1979-12-14 1979-12-14 Epoxy resin molding material Granted JPS5684717A (en)

Priority Applications (1)

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JP16145179A JPS5684717A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Epoxy resin molding material

Applications Claiming Priority (1)

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JP16145179A JPS5684717A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Epoxy resin molding material

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Publication Number Publication Date
JPS5684717A JPS5684717A (en) 1981-07-10
JPS6136771B2 true JPS6136771B2 (ja) 1986-08-20

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ID=15735347

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JP16145179A Granted JPS5684717A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Epoxy resin molding material

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JPS6360775U (ja) * 1986-10-09 1988-04-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5967660A (ja) * 1982-10-12 1984-04-17 Toshiba Corp 封止用エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた樹脂封止型半導体装置

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JPS5684717A (en) 1981-07-10

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