JPS6136046Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6136046Y2 JPS6136046Y2 JP1977012911U JP1291177U JPS6136046Y2 JP S6136046 Y2 JPS6136046 Y2 JP S6136046Y2 JP 1977012911 U JP1977012911 U JP 1977012911U JP 1291177 U JP1291177 U JP 1291177U JP S6136046 Y2 JPS6136046 Y2 JP S6136046Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- pole piece
- core
- magnetic pole
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電磁石の鉄心に磁極片を取付けた電
磁継電器に関するものである。
磁継電器に関するものである。
電磁継電器を小形化するため、その電磁石にし
ばしば板状磁性材料をＵ字形に折曲げ成形した鉄
心が用いられるが、この鉄心の磁極面積はコイル
の鉄心挿入孔によつて制限される。そこで、コイ
ルを貫通する鉄心の先端に磁性体を嵌装して電磁
石鉄心の磁極面積を増加せしめるように構成した
電磁石は既に公知である。
ばしば板状磁性材料をＵ字形に折曲げ成形した鉄
心が用いられるが、この鉄心の磁極面積はコイル
の鉄心挿入孔によつて制限される。そこで、コイ
ルを貫通する鉄心の先端に磁性体を嵌装して電磁
石鉄心の磁極面積を増加せしめるように構成した
電磁石は既に公知である。
第１図は従来形の電磁継電器電磁石部の断面図
を示す。図において１は鉄心、２は鉄心に装着し
たコイル、３は鉄心１に嵌装した磁極片である。
４はＬ形接極子で、鉄心の脚部先端にばねで装着
され、Ｌ形に曲げた角を支点として接極面に対し
て、吸引釈放される。また、図中の点線矢印は主
磁束φ１、増加磁束φ２および漏洩磁束φ３の状
態を示す。第１図に示すように鉄心１にリング状
の磁極片３を嵌装することは、磁極面積を増大す
ることにはなるが、反面鉄心１の両脚先端の間に
磁極片３の一部が挿入される結果となり、この間
の磁気抵抗は低くなつて漏洩磁束が増加する。電
磁石の吸引力は鉄心１と接極子４との間の空隙が
比較的大きい時期、即ち接極子駆動の切期状態で
大きくすることが重要である。この時期におい
て、比較的高い鉄心１と接極子５との間の磁気抵
抗に対し、これと並列に形成される鉄心の両脚先
端の間の漏洩磁気回路の抵抗を磁極片３によつて
低くすることは磁極片３追加の効果を損う結果と
なる。即ち漏洩磁束φ３が増加すれば、主磁束φ
１および磁極片３を嵌装したことによる増加磁束
φ２は減少する。特に、鉄心１の両脚の間が狭い
板状磁性材料をＵ字形に折り曲げ形成したＵ字形
鉄心では前記漏洩磁束の影響は大きい。
を示す。図において１は鉄心、２は鉄心に装着し
たコイル、３は鉄心１に嵌装した磁極片である。
４はＬ形接極子で、鉄心の脚部先端にばねで装着
され、Ｌ形に曲げた角を支点として接極面に対し
て、吸引釈放される。また、図中の点線矢印は主
磁束φ１、増加磁束φ２および漏洩磁束φ３の状
態を示す。第１図に示すように鉄心１にリング状
の磁極片３を嵌装することは、磁極面積を増大す
ることにはなるが、反面鉄心１の両脚先端の間に
磁極片３の一部が挿入される結果となり、この間
の磁気抵抗は低くなつて漏洩磁束が増加する。電
磁石の吸引力は鉄心１と接極子４との間の空隙が
比較的大きい時期、即ち接極子駆動の切期状態で
大きくすることが重要である。この時期におい
て、比較的高い鉄心１と接極子５との間の磁気抵
抗に対し、これと並列に形成される鉄心の両脚先
端の間の漏洩磁気回路の抵抗を磁極片３によつて
低くすることは磁極片３追加の効果を損う結果と
なる。即ち漏洩磁束φ３が増加すれば、主磁束φ
１および磁極片３を嵌装したことによる増加磁束
φ２は減少する。特に、鉄心１の両脚の間が狭い
板状磁性材料をＵ字形に折り曲げ形成したＵ字形
鉄心では前記漏洩磁束の影響は大きい。
本考案は上記欠点を解消し、鉄心やコイルの大
きさを変えずに容易に電磁継電器の吸引力を増加
せしめることを目的として、前記コイルを装着し
た鉄心先端部に、この脚部の内側には突出しない
ように磁極片を固着すべく係合部を形成するもの
である。
きさを変えずに容易に電磁継電器の吸引力を増加
せしめることを目的として、前記コイルを装着し
た鉄心先端部に、この脚部の内側には突出しない
ように磁極片を固着すべく係合部を形成するもの
である。
つぎに第２図〜第４図の実施例によつて本考案
を説明する。図中第１図と同一部分は同一符号で
示してある。第２図はＵ字形鉄心および磁極片の
斜視図である。第２図においてコイルに挿入する
鉄心１の先端部には溝１ａが切られ、磁極片５に
は突起５ａが形成されている。電磁石を組立てる
には第３図の断面図に示すように、鉄心１をコイ
ルに挿入した後、鉄心１の溝１ａに磁極片５の突
起５ａを圧入またはかしめて、鉄心脚部の内側に
は突出しないように固着する。磁極子４は従来と
全く同様な方法で取付ければよい。第３図の点数
矢印は主磁束φ１および増加磁束φ２の状態を示
す。図に示すように本考案では鉄心１の両脚の間
には磁極片がなくこの距離は鉄心１あるいは磁極
片５と接触子４との距離に比べて非常に長いから
この間の磁気抵抗は高く漏洩磁束は無視できる。
なお、磁極片の形状は第２図に示すようなＥ字形
のものに限らず第４図のように矩形片５′に突起
５a′を突出させたト字形でもよい。
を説明する。図中第１図と同一部分は同一符号で
示してある。第２図はＵ字形鉄心および磁極片の
斜視図である。第２図においてコイルに挿入する
鉄心１の先端部には溝１ａが切られ、磁極片５に
は突起５ａが形成されている。電磁石を組立てる
には第３図の断面図に示すように、鉄心１をコイ
ルに挿入した後、鉄心１の溝１ａに磁極片５の突
起５ａを圧入またはかしめて、鉄心脚部の内側に
は突出しないように固着する。磁極子４は従来と
全く同様な方法で取付ければよい。第３図の点数
矢印は主磁束φ１および増加磁束φ２の状態を示
す。図に示すように本考案では鉄心１の両脚の間
には磁極片がなくこの距離は鉄心１あるいは磁極
片５と接触子４との距離に比べて非常に長いから
この間の磁気抵抗は高く漏洩磁束は無視できる。
なお、磁極片の形状は第２図に示すようなＥ字形
のものに限らず第４図のように矩形片５′に突起
５a′を突出させたト字形でもよい。
本考案によれば、磁極片を鉄心のコイルの装着
された脚部の先端に、これより内側に突出しない
ように固着したので、これによつて鉄心両脚間の
漏洩磁束が増加することがない。したがつて磁極
片による鉄心脚部先端の接極面積の増大に伴なう
増加磁束が主磁束に加わつて接極子に作用するか
ら鉄心やコイルの大きさを変えずに電磁石の吸引
力を増加させることができる。さらに、磁極片は
自身に設けた突起を鉄心の脚部の溝係合すること
によつてコイル装着後に鉄心の脚部先端に固着さ
れるので、磁極片の大きさをコイルの鉄心挿入孔
の大きさに関係なく、これより大きく選定するこ
とが可能なため、吸引力の増加に著しい効果があ
る。そして、この際、磁極片と鉄心の結合を突起
と溝の係合によつて行なうため、磁極片の鉄心に
対する位置が正確に決められ磁極片が鉄心の脚部
の内側へ突出することが完全に防止され、前記の
漏洩磁束の増加を抑制する効果が顕著となるなど
の多くの効果を得ることができる。
された脚部の先端に、これより内側に突出しない
ように固着したので、これによつて鉄心両脚間の
漏洩磁束が増加することがない。したがつて磁極
片による鉄心脚部先端の接極面積の増大に伴なう
増加磁束が主磁束に加わつて接極子に作用するか
ら鉄心やコイルの大きさを変えずに電磁石の吸引
力を増加させることができる。さらに、磁極片は
自身に設けた突起を鉄心の脚部の溝係合すること
によつてコイル装着後に鉄心の脚部先端に固着さ
れるので、磁極片の大きさをコイルの鉄心挿入孔
の大きさに関係なく、これより大きく選定するこ
とが可能なため、吸引力の増加に著しい効果があ
る。そして、この際、磁極片と鉄心の結合を突起
と溝の係合によつて行なうため、磁極片の鉄心に
対する位置が正確に決められ磁極片が鉄心の脚部
の内側へ突出することが完全に防止され、前記の
漏洩磁束の増加を抑制する効果が顕著となるなど
の多くの効果を得ることができる。
第１図は従来の電磁継電器電磁石部の断面図、
第２図は本考案の電磁継電器用電磁石におけるＵ
字形鉄心および磁極片の斜視図、第３図は本考案
による電磁石部の断面図、第４図は本考案におけ
る磁極片の異なる実施例の平面図である。 １……Ｕ字形鉄心、２……コイル、４……接極
子、５……磁極片、１ａ……溝、５ａ……突起。
第２図は本考案の電磁継電器用電磁石におけるＵ
字形鉄心および磁極片の斜視図、第３図は本考案
による電磁石部の断面図、第４図は本考案におけ
る磁極片の異なる実施例の平面図である。 １……Ｕ字形鉄心、２……コイル、４……接極
子、５……磁極片、１ａ……溝、５ａ……突起。
Claims (1)
- 板状磁性材料をＵ字状に折曲げ形成した鉄心と
これに装着されたコイルとからなり、鉄心の脚部
先端に接極面が形成された電磁継電器用電磁石に
おいて、前記コイルの装着された鉄心の脚部の外
側からその先端に設けた溝に磁極片に設けた突起
を係合してこの磁極片を前記鉄心の脚部の内側に
突出しないようにこの鉄心の脚部の先端に固着し
たことを特徴とする電磁継電器用電磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977012911U JPS6136046Y2 (ja) | 1977-02-05 | 1977-02-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977012911U JPS6136046Y2 (ja) | 1977-02-05 | 1977-02-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53107945U JPS53107945U (ja) | 1978-08-30 |
| JPS6136046Y2 true JPS6136046Y2 (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=28830032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977012911U Expired JPS6136046Y2 (ja) | 1977-02-05 | 1977-02-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136046Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4810832U (ja) * | 1971-05-31 | 1973-02-07 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5344680Y2 (ja) * | 1973-04-06 | 1978-10-26 | ||
| JPS5127852U (ja) * | 1974-08-21 | 1976-02-28 |
-
1977
- 1977-02-05 JP JP1977012911U patent/JPS6136046Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4810832U (ja) * | 1971-05-31 | 1973-02-07 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53107945U (ja) | 1978-08-30 |
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