JPS6135883B2 - - Google Patents

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JPS6135883B2
JPS6135883B2 JP53071568A JP7156878A JPS6135883B2 JP S6135883 B2 JPS6135883 B2 JP S6135883B2 JP 53071568 A JP53071568 A JP 53071568A JP 7156878 A JP7156878 A JP 7156878A JP S6135883 B2 JPS6135883 B2 JP S6135883B2
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membrane
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liquid
disk
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JP53071568A
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Eritsuku Uorumetsuto Gannaa
Rii Matoson Sutefuan
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPS6135883B2 publication Critical patent/JPS6135883B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/38Liquid-membrane separation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/08Flat membrane modules
    • B01D63/087Single membrane modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/14Specific spacers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多数の不動化液体膜を含む新規な改良
されたパツケージ形膜装置に関するものである。
本発明はまた、不動化液体膜の分離効率を回復ま
たは実質的に維持させる方法にも関する。
ワード(ward)等の米国特許第3819806号明細
書中には、炭酸塩/重炭酸塩溶液を含有する不動
化液体膜の使用により、硫化水素および二酸化炭
素を含有する気体混合物(たとえば石炭ガス)か
ら硫化水素を選択的に分離するための改良方法が
記載されている。かかるワード等の方法の場合に
も、同様な不活性化の問題が存在し、従つて不動
化液体膜を再生するための方法および装置が必要
とされていた。
また、ニユーランダー(Neulander)等の米国
特許第3564819号明細書中には、(a)表面同士がほ
ぼ平行に向い合つた状態で配列されることによつ
て互い違いに並んだ第1の流通空間群および第2
の流通空間群を規定する多数の隔離された膜(た
とえば不動化液体膜)、(b)第1および第2の流通
空間群の少なくとも一方に属する各流通空間内に
配置されて互いに隣接した膜同士を隔離する手
段、(c)各流通空間の外周を規定する手段、並びに
(d)第1および第2の流通空間群に属する多数の流
通空間への流入およびそこからの流出を別々に可
能にする手段を具備したパツケージ形膜装置が記
載されている。かかるニユーランダー等のパツケ
ージ形膜装置が上述のワード等の特許または本願
と同時係属中のワードの米国特許出願の方法を実
施すること(すなわち二酸化炭素含有石炭ガスか
ら硫化水素を除去すること)を目的として使用さ
れる場合には、パツケージ形膜装置内の不動化液
体膜を処理することができないため、かかる膜の
硫化水素透過性を維持することが特に困難とな
る。従つて、ニユーランダー等の装置内に含まれ
た不動化液体膜を再生するための方法および装置
も以前から強く要望されていた。
さて此の度、本発明を実施すれば、従来の方法
や膜パツケージにおける上記およびその他の難点
を簡単かつ効果的に解決し得ることが判明した。
本発明の一方の側面に従つて一般的に述べれ
ば、既知または確認可能の初期組成を持つた不動
化液体を含有する膜の一方の主面に流体混合物を
接触させることにより流体混合物のある成分が接
触表面から膜を通つて反対側の主面の外部へ輸送
される結果として流体混合物から上記の成分が分
離されるが、それに伴つて膜中の液体の不活性化
が起るような方法において、上記の初期組成を持
つた新鮮な液体を膜の第1の領域中へ導入すると
同時に少なくとも部分的に不活性化した液体を膜
の第2の領域から排出することによつて膜の分離
効率を実質的に維持するという改良が達成され
る。
また、本発明の他方の側面に従つて一般的に述
べれば、(a)表面同士がほぼ平行に向い合つた状態
で配列されることによつて互い違いに並んだ第1
の流通空間群および第2の流通空間群を規定する
多数の少なくとも部分的に隔離された不動化液体
膜、(b)第1および第2の流通空間群の少なくとも
一方に属する各流通空間内に配置されて互いに隣
接した膜同士を隔離する手段、(c)各流通空間の外
周を規定する手段、並びに(d)第1および第2の流
通空間群に属する多数の流通空間への流入および
そこからの流出を別々に可能にする手段を具備し
たパツケージ形膜装置において、膜の第1の領域
に新鮮な膜液体を接触させる手段を、上記の諸要
素と共に使用するという改良が達成される。
以下、添付の図面に関連して本発明が詳細に説
明されるが、それを参照すれば本発明の実施は一
層明確されよう。
本発明の改良されたパツケージ形膜装置は気体
分離装置、気体濃縮装置、血液酸素添加装置、液
体分離装置などに応用できるが、ここでは気体分
離装置の製造における本発明の利用を例に取つて
説明する。
図面特に第1図を参照すれば、本発明のパツケ
ージ形膜装置の反復構成単位10が示されてい
る。かかる反復構成単位10には、隔離スクリー
ン14をはめ込んだほぼ長方形の閉ループ状気密
枠12、膜40、随意使用の隔離スクリーン60
の穴に収容されかつ互いに離隔しながらほぼ同一
平面内に配置された1対の円板62および64、
並びにもう1枚の膜40が含まれている。
隔離スクリーン14および60は、織物スクリ
ーンたとえば目の開きが約20〜約1200ミクロンか
つ穴面積が約35〜55%であるようなポリエステル
またはナイロンモノフイラメント織物スクリーン
から成ることが好ましい。なお、使用する膜の強
度、膜の両側に通例存存する差圧、およびスクリ
ーンを通つて流れる流体について設定すべき条件
に応じてそれ以外の目の開きが穴面積を使用する
こともできる。また、運転条件下における構造の
保全および使用する流体との共存が可能であれ
ば、それ以外の材料から製造されたスクリーンを
使用することもできる。
気体分離装置においては、特定の気体または蒸
気を通過させるがそれ以外は実質的に通過させな
い無孔質の膜が使用される。かかる膜の製造方法
はワード等の米国特許第3396510号およびロブ
(Robb)等の同第3335545号明細書中に記載され
ている。更にまた、使用すべき液体によつて濡れ
る材料から作られた微孔質層の気孔中に液体を充
填した不動化液体膜を使用すれば、差圧に耐える
優れた能力が得られる。実例を挙げれば、ソルビ
ナート(solvinert)という商品名で販売されて
いる厚さ0.13mm(5ミル)の材(公称孔径0.25
ミクロン)の重炭酸セシウム飽和水溶液を含浸さ
せることによつて不動化液体膜が製造される。試
験の結果、かかる系中に溶解可能な少量の湿潤剤
たとえば1(重量)%の低分子量(400〜1000)
ポリエチレングリコールを含有する重炭酸セシウ
ム水溶液中にソルビナートを浸漬した場合には、
少なくとも2.1Kg/cm2(30psi)の泡立ち点(気孔
から液体を排除するために必要な圧力)が得られ
ることが判明している。なお、赤外吸収分析によ
れば、上記の材(ソルビナート)はポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニルおよびポリ酢酸ビニ
ルのターポリマーであるように思われる。
各種の液体に対する不動化媒体として有用なそ
の他の膜材料には、1968年4月1日に提出された
が現在でか放棄されかつ本発明の場合と同じ譲受
人に譲渡されているワイニンガー(Weininger)
等の米国特許出願第717893号明細書中に記載され
た超微孔質重合体膜並びにサージエント
(sargent)等の米国特許第3378057号、ハニー
(Honey)等の同第2984869号、ラーソン
(Larson)等の同第3351489号、フエルト
(FeLdt)等の同第3216882号、およびダーモデイ
(Dermody)等の同第3062760号明細書中に記載
された材料がある。なお、その詳細については
各々の特許文献を参照されたい。
枠12は相対する側端辺16および18を有し
ていて、それらの両端は末端辺20および22に
よつて連結されている。なお、スクリーン14の
縁部に沿つて枠12を射出成形するなどの方法に
より、側端辺と末端辺とを一体成形してもよい。
枠12には互いに離隔した通し穴24および26
が設けられているが、これらは対角線に沿つて向
い合つた枠12の第1の隅28および30に位置
することをが好ましい。かかる通し穴はループ面
21から(第1および第3図では1本の線となつ
て見える)反対側のループ面23まで貫通してい
る。それらのループ面は枠12の内周17から外
周19に至るまで広がつている。枠12にはま
た、少はくとも1つ好ましくは多数の通路25お
よび27(第2,3および4図)から成る枠通路
手段が設けられていて、それらはそれぞれ通し穴
24および26から内周17の近接部分にまで達
している。
スクリーン14には、対角線に沿つて向い合つ
た枠12の第2の隅に近接して位置する円板62
および64を収容するため、対角線に沿つて向い
合いながら離隔した通し穴32および34が設け
られている。スクリーン14の通し穴の回りに
は、穴を規定する補強リング36および38が配
置されていてもよい。かかるリングを使用する場
合、それらはスクリーン14とほぼ同じ厚さを有
することが好ましい。
以下の説明によつて一層明らかになる通り、好
適なパツケージ形膜装置39(第3,4および7
図)内における各々の膜40は平面状態に比べて
僅かに変形している。しかしながら、装置を組立
てる前の膜はほぼ平面状であるから、第1図には
そのように図示されている。図からわかる通り、
ほぼ長方形の各々の膜40は末端部54および5
6によつて連結された側端部50および52を有
している。好適な実施例の場合、膜40に末端部
54および56の長さはそれぞれ枠12の末端辺
20および22の長さよりも大きくなつている。
その結果、パツケージ形膜装置内においては膜領
域58および59(第2図)が枠12の側端辺1
6および18の外周から突き出ており、従つてそ
れらの膜領域58および59は装置の外部と連絡
していることになる。破線45,51および53
(第1図)は、引続いてパツケージ形膜装置を組
立てた際に形成される膜40の幅の狭い肩部また
は縦方向変位区域を略示するものである。破線4
5によれば、膜40は内側部分41およびそれを
包囲する閉ループ状の外側部分43に分割され
る。外側部分43には、対角線に沿つて向い合い
ながら互いに離隔した1対の外部穴42および4
4が設けられていて、それらはそれぞれ枠12の
通し穴24および26と整列するように外側部分
43の向い合つた隅に近接して配置されている。
内側部分41には、対角線に沿つて向い合いなが
ら互いに離隔した1対の内部穴46および48が
設けられていて、それらはそれぞれ円板62およ
び64と好ましくは同軸的に整列するように内側
部分41の向い合つた隅に近接して配置されてい
る。内部穴46および48はそれぞれ膜40の環
状周縁部47および49によつて包囲されてい
て、かかる周縁部の境界はそれぞれ内部穴46お
よび48と破線51および53とによつて規定さ
れている。
隔離スクリーン60の使用は随意であるが、そ
れを使用した方が好ましい。かかるスクリーン6
0の外周は、第2図に一層明確に示される通り枠
12の内周とほぼ同じ形状を有しながらそれより
僅かに小さいことが好ましい。スクリーン60に
はまた、パツケージ形膜装置内においてスクリー
ン14とより良く整合するように、スクリーン6
0の向い合つた隅の面取りをもたらす斜端部70
および72が設けられていることが好ましい。
互いに離隔した環状円板62および64によ
り、ほぼ円一平面を共有する1対の円板が与えら
れる。各々の円板はスクリーン60の対応する穴
を貫通して収容され、かつ任意適宜の手段(たと
えばプレスばね)によつてスクリーン60に固定
されている。円板62には、第5および6図に一
層詳細に示される通り、円板面74から反対側の
ほぼ平行な円板面76まで貫通した通し穴66が
設けられている。円板62にはまた、少なくとも
1つ好ましくは多数の通路67から成る円板通路
手段が設けられていて、それらの通し穴66から
放射状に円板62の外周まで達している。同様
に、同じ寸法、形状および構造を有し得る円板6
4にも、通し穴68および少なくとも1つ好まし
くは多数の通路69が設けられている。それらの
通路69は、やはり通し穴68から放射状に円板
64の外周まで達している。なお、円板62およ
び64はそれらの通し穴が膜40の内側部分41
を貫通する1対の内部穴46および48とそれぞ
れ整列するように配置されている。
組立後における反復構成単位10の各種要素の
関係は第2,3および4図に一層明確に示されて
いる。組立の際、最初は平面状であつた多数の互
いに隣接する膜は相対する方向に向つて変形し、
それによつて互い違いに並んだ第1の膜群および
第2の膜群を形成する。第1の膜群に属する膜4
0Aは一方向(第3および4図では下方)へ向つ
てほぼ凸状を成し、また第2の膜群に属する膜4
0Bは反対方向(第3および4図では下方)へ向
つてほぼ凸状を成す。第2図においては、枠12
とスクリーン14との集合体の右側部分を除去す
ることによつてその下側にある膜40Bの一部が
示され、また膜40Bの右側部分を除去すること
によつてその下側にある隔離スクリーン60およ
び円板64が示されている。最後のスクリーンお
よび円板は次の膜40Aの上に位置している。リ
ング36によつて包囲されたスクリーン14の通
し穴32の中には膜40Bの周縁部47が見える
が、かかる周縁部47は円板62の上に位置して
いる(第2図では円板62の外周が円形の破線に
よつて示されている)、なお、スクリーン14の
通し穴32および34の直径はそれぞれ円板62
および64の外径よりも僅かに大きくなつてい
る。
第3および4図(並びにそれを90度回転させた
第7図)には、多数の反復構成単位10(第1
図)を含む改良されたパツケージ形膜装置39が
示されている。スクリーン14の厚さは枠12の
厚さよりも小さく、またスクリーン60の厚さは
円板64および66の厚さよりも小さい。枠12
の厚さは円板64および66の厚さと同じであつ
てよい。とは言え、一般には枠12の厚さが円板
64および66の厚さよりも僅かに小さいことが
好ましい。その目的は、後述のごとく装置に圧縮
力が加えられた場合、膜40の領域58に供給さ
れた補給液体が互いに隣接する枠間にはさまれた
膜40の外側部分を通つて流れることを容易にす
るためである。また、枠12並びに円板64およ
び66の厚さはスクリーン14の厚さ、スクリー
ン60の厚さ、および2枚の膜40の厚さの和に
ほぼ等しいことが望ましい。枠12のループ面2
1および23はスクリーン14から等距離にあ
り、それによつてスクリーン14の両側に浅いく
ぼみが形成されることが好ましい。パツケージ形
膜装置39においては、組立後の反復構成単位1
0は好ましくは弾性材料(たとえばゴム)製のガ
スケツト82および84の介在下で金属端板78
および80の間にはさまれている。最下段の枠1
2の下側のくぼみおよび最上段の枠12の上側の
くぼみには、好ましくはプラスチツク材料〔たと
えばポリプロピレン)製の薄板86および88が
それぞれ挿入されている。1群の円板62の下端
および上端に隣接してそれぞれスペーサ90およ
び94が配置され、また1群の円板64の下端お
よび上端に隣接してそれぞれスペーサ92および
96が配置されている。なお、縦方向に整列した
各々の円板群中における円板の数は装置内に使用
される枠の数より1つだけ少ない。
上記スペーサの厚さは、各円板の両面がそれに
関連する膜の外側部分の膜間接触面から等距離と
なるように選定されることが好ましい。
本発明のパツケージ形膜装置は、その製造方法
を考察することによつて一層明確に理解されよ
う。先ず最初に、端板78によつて支持された下
部ガスケツト82上に薄板86が配置される。そ
の後、スクリーン14を薄板86と整列させなが
ら第1の枠12がガスケツト82上に配置され
る。次に、スクリーン14の通し穴32および3
4の内部にスペーサ90および92がそれぞれ同
心的に配置される。次いで第1の膜40Aが枠1
2上に配置されるが、その際には膜40Aの両側
の領域58および59がそれぞれ枠12の側端辺
16および18を越えて伸びると同時に、膜40
Aの外部穴42および44がそれぞれ枠12の通
し穴24および26の直ぐ上方に整列して位置す
るようにする。その後、スクリーン60を第1の
膜40A上に押し付ければ、円板62および64
はそれぞれスクリーン14の通し穴32および3
4の内部に部分的かつ同心的に挿入される。その
結果、第3および4図中の最下位の膜40Aの形
状によつて示されるごとく、最初に配置された膜
40Aには肩部45,51および53が形成され
ることになる。その後、次の膜40Bがスクリー
ン60上に配置されるが、その際には最初の膜4
0Aについて前述したごとくに膜40Bの両側の
領域58および59が枠12を越えて伸びるよう
にする。その結果、膜40Bの内部穴46および
48はそれぞれ円板62および64の通し穴66
および68と同軸的に整列し、また外部穴42お
よび44はそれぞれ枠12の通し穴24および2
6と同軸的に整列する。スクリーン14をはめ込
んだ次の枠12を配置すれば、膜40Bは第3お
よび4図に示されるごとく上方へ向つてほぼ凸状
を成す。以下、所望の数の反復構成単位を組立て
るまで同じ手順が繰返される。各々の枠12は前
段の枠12に対して表面同士がほぼ平行に向い合
つた状態で整列するように配置される。同様に、
各々の円板62および64はそれぞれ前段の円板
62および64に対して表面同士がほぼ平行に向
い合つた状態で同軸的に整列するように配置さ
れ、それによつて縦方向に整列した多数の円板は
互いに離隔した2つの円板群を構成することにな
る。
最後の枠を配置した後、穴95を持つたスペー
サ94が円板62上方の最上位の膜40Bの上か
ら最上段のスクリーン14の通し穴32の内部に
同軸的に配置され、それによつてスペーサ94の
穴95は最上位の膜40Bの内部穴46と整列す
る。同様に、中央に穴97を持つたスペーサ96
が円板64上方の最上位の膜40Bの上から最上
段のスクリーン14の通し穴34の内部に同軸的
に配置され、それによつてスペーサ96の穴97
は最上位の膜40Bの内部穴48と整列する。次
に、最上段の枠12の上側のくぼみを充填するた
め薄板88が最上段のスクリーン14上に配置さ
れるが、その際には薄板88に設けられた穴89
および91がそれぞれスペーサ94の穴95およ
びスペーサ96の穴97と整列するようにする。
その後、最上段の枠12および薄板88上に上部
ガスケツト84が配置されるが、その際にはガス
ケツト84の通し穴99,101,103および
105がそれぞれ枠12の通し穴24、スペーサ
94の穴95、スペーサ96の穴97、および枠
12の通し穴26と整列するようにする。次いで
ガスケツト84上に金属端板80が配置される
が、その際には端板80の通し穴81,83,8
5および87がそれぞれガスケツト84の通し穴
99,101,103および105と整列するよ
うにする。端板80の通し穴81,83,85お
よび87にはそれぞれ導管98,100,102
および104が挿入される。第3,4および7図
に示されるごとく、パツケージ形膜装置の周辺に
配置された締結具114が端板78および80に
圧縮力を与える結果、全ての枠および2つの円板
群は圧縮下に置かれることになる。
その後、枠12の両側の末端辺20および22
にポツテイング用コンパウンドが塗布され、そし
て硬化させられる。第7図では、末端辺20にポ
ツテイング用コンパウンドの層116が示されて
いる。背後に隠れて見えない反対側の層も層11
6とほぼ同じものであつてよい。次に、導管07
の挿入された通し穴を有する外壁106を最も外
側の枠に固定することによつて液体導入室が形成
される。かかる外壁106は接着剤ビード110
(第3および4図)のごとき任意適宜の封止手段
によつて構造物の本体に固定すればよい。同様
に、導管109の挿入された通し穴を有する外壁
108の構造物の下端に固定することによつて液
体排出室が形成される。
第3および4図に示されるごとく、装置内にお
ける互いに隣接した膜の内側部分41の間には隔
離スクリーン14または60が存在している。表
面同士がほぼ平行に向い合つた状態で配置された
内側部分41同士がこのように隔離されている結
果、互い違いに並んだ第1の流通空間群A1
A2,………、Axおよび第2の流通空間群B1
B2,………、Byが規定されている。なお、外端
の流通空間A1およびAxの境界はそれぞれ薄板8
6および88によつて規定されている。第1の群
すなわちA群および第2の群すなわちB群に属す
る各流通空間の外周は枠12によつて規定されて
いる。枠12の通し穴24と膜の外側部分43の
穴42とが整列している結果、多数の枠通路25
を介してA群に属する各流通空間と連結する入口
流路E(第2図)が形成されている。同様に、枠
12の通し穴26と膜の外側部分43の穴44と
が整列している結果、多数の枠通路27を介して
A群に属する各流通空間と連絡する出口流路F
(第2図)が規定されている。
第3図に示される通り、縦方向に整列した第1
の円板群を構成する多数の円板62の通し穴66
と膜の内側部分41の穴46とが整列している結
果、多数の円板通路67を介してB群に属する各
流通空間と連絡する入口流路G(第2図)が形成
されている。同様に、縦方向に整列た第2の円板
群を構成する多数の円板64の通し穴68と膜の
内側部分41の穴48とが整列している結果、多
数の円板通路69を介してB群に属する各流通空
間と連絡する出口流路H(第2図)が形成されて
いる。第3および4図をまとめて考慮すれば、B
群に属する各流通空間の中には1対の円板62お
よび64が同一平面内に配置されていることがわ
かる。
A群に属する膜40AとB群に属する膜40B
と一部の領域において面間接触している結果、2
つずつ対を成す多数の接触領域が形成されてい
る。かかる領域は外側部分43並びに周縁部47
および49である。更に詳しく述べれば、任意の
膜40Aの外側部分43の一方の主面がそれに隣
接した第1の膜40Bの外側部分43と面間接触
している結果、2つずつ対を成すP群の接触外側
部分P1,P2、………Po(第3および4図)が形
成されている。また、任意の膜40Aの周縁部4
7の他方の主面がそれに隣接した第2の膜40B
の周縁部47と面間接触している結果、2つずつ
対を成すQ群の接触周縁部Q1,Q2,………(第
3図)が形成されている。同様に、任意の膜40
Aの周縁部49の他方の主面がそれに隣接した第
2の膜40Bの周縁部49と面間接触している結
果、2つずつ対を成すR群の接触周縁部R1
R2,………(第4図)が形成されている。P群
に属する各対の接触外側部分43は互いに隣接し
た1対の枠12の間に配置されている。また、Q
群に属する各対の接触周縁部47は互いに隣接し
た1対の円板62の間に配置されている一方、R
群に属する各対の接触周縁部49は互いに隣接し
た1対の円板64の間に配置されている。
締結具114を締付ければ圧縮力が生じる、そ
れによつてガスケツトが金属端板および外側の枠
に対して封止され、かつ各対の接触外側部分43
間の膜界面が封止されると同時に、互いに隣接し
た各対の枠は1対の接触外側部分の膜外面をはさ
みながら封止状態に保たれる。かかる圧縮力によ
ればまた、端板78、ガスケツト82、薄板8
6、最下位の膜40A、および最下段の円板62
の間の相次ぐ界面が封止されると同時に、端板8
0、ガスケツト84、薄板88、スペーサ94、
および最上位の膜40Bの間の相次ぐ界面が封止
され、従つて円板62を貫通する流路Gが封止さ
れる。スペーサ94をスペーサ96で置き換えれ
ば、円板64に関連した流路Hも同様にして封止
されることがわかる。かかる圧縮力によればま
た、各対の接触周縁部47および49間の膜界面
が封止されると同時に、互いに隣接した各対の円
板は1対の接触周縁部の膜外面をはさみながら封
止状態に保たれる。このようにして枠が圧縮封止
される結果、A群およびB群に属する流通空間の
外周が規定され、しかもパツケージ形膜装置の周
囲に気密な外壁が得られることになる。
運転に当つては、導管98を通つて流入した供
給気体が流路Eから多数の枠通路25を通つてA
群に属する1つ置きの流通空間A1,A2,……
…、Ax内へ導かれる。この供給気体は、第3お
よび4図に示されるごとく、A群の流通空間の境
界を形成する互いに隣接した膜の主面に沿つて流
れ、次いで枠通路27を通つて流路Fへ入つてか
ら導管104を通つて装置外へ出て行く。それと
同時に、導管100を通つて流入した掃去流体が
流路Gから円板通路67を通つて流通空間B1
B2,………By内に入り、膜の他方の主面に沿つ
て流れ、次いで円板通路69を通つて流路Hへ入
つてから導管102を通つて装置外へ出て行く。
その結果、供給気体中のある気体成分が膜を通つ
て掃去流体中へ促進輸送されることになる。
運転開始前には、多数の不動化液体膜は既知ま
たは確認可能の初期組成を持つた液体(たとえば
硫化水素と二酸化炭素とを含有する混合物から硫
化水素を選択的に除去するためには30%炭酸カリ
ウム水溶液)を含んでいる。不動化液体膜中のか
かる液体が運転中に不活性化するという問題は、
本発明方法によつてほぼ完全に解決することがで
きる。すなわち、その一実施例に従えば、上記の
初期組成を持つた新鮮な液体が枠の外周から突き
出た膜の領域58中へ導入されると同時に、少な
くとも部分的に不活性化した液体が枠の反対側に
突き出た領域59から排出される。第3図に示さ
れたパツケージ形膜装置の場合、かかる新鮮な液
体は所望ならば大気圧より高い圧力下において導
管107から液体導入室106内へ供給すればよ
い。その場合、液体導入室106はその中に突き
出た多数の不動化液体膜の領域58中へ新鮮な液
体を導入するのに役立つ。通例、導入された液体
は互いにほぼ平行な第1および第2の主面間にお
いて少なくとも膜の大部分を通つて流れ、しかも
その流れの方向はそれらの主面とほぼ平行であ
る。このようにして新鮮な液体が導入される結
果、通例少なくとも部分的に不活性化した液体は
第2の領域59から液体排出室108内へ排出さ
れ、それから導管109を通つて出て行く。
所望ならば、適当なポンプおよび弁の使用によ
り、液体排出室108内における液体の圧力を大
気圧より高い圧力あるいは供給気体および(所望
に応じて液体または気体であり得る)掃去流体の
最高圧力より高い任意の圧力に維持することもで
きる。第7図に示されるごとく、かかるパツケー
ジ形膜装置は液体導入室106が上側に位置しか
つ液体排出室108が下側に位置するように設置
すればよい。その場合、新鮮な液体の流れはもつ
ばら重力によつて達成されることになる。簡略化
のため、第7図では2つずつ対を成しながら突き
出た膜の外側部分Pは一体構造を有するものとし
て示されている。
好ましくは、供給気体がパツケージ形膜装置を
通過するのと同時に、新鮮な液体が連続的に導入
される。
スクリーン60が省略される場合には、B群の
流通空間さらA群の流通空間に向つて正の圧力降
下が存在しなければならない。
各々の膜40は単一の不動化液体膜であつても
よいし、また互いに隣接した不動化液体膜の間に
気体透過性障壁をはさんだ2層以上の不動化液体
膜を含む複合膜であつてもよい。第8図には、気
体透過性障壁124によつて隔離された不動化液
体膜120および122を含む複合膜が示されて
いる。かかる複合膜においてはまた、不動化液体
膜の外側に気体透過性障壁126および128の
いずれか一方または両方を配置してもよい。二酸
化炭素含有石炭ガスから硫化水素を分離するのに
適した複合膜の場合、不動化液体膜は炭酸カリウ
ム/重炭酸カリウム水溶液を含み、また気体透過
性障壁124は不動化液体膜に比べて高い気体透
過率を有する疎水性の微孔質材料から成る、かか
る材料の実例としては、デュポン社(E.I.duPont
de Nemours & Company)からテフロン
(Teflon)という商品名で販売されているフツ素
化炭化水素重合体が挙げられるが、中でもゴア・
アンド・アソシエーツ社(W.L・Gore and
Associates.Inc.)からゴアテツクス
(GORETEX)の商品名で販売されている種類の
ものが典型的である。第8図にはまた、複合膜の
相対する外面に沿つて供給気体および掃去流体が
流れる様子も示されている。掃去流体が液体であ
る場合には、疎水性の気体透過性障壁128を使
用すれば気体遮断機能が追加されることになる。
また、石炭ガス用途の場合、気体透過性障壁12
6は不動化液体膜中への炭塵やコールタールの混
入を防止するのに役立つ。
詳細な部分断面図(第9図)に示される通り、
枠12の外周19を越えて伸びた(第8図に示さ
れるような)複合膜の領域においては、新鮮な液
体の導入効率を良くするため不動化液体膜120
および122や疎水性の気体透過性障壁124,
126および128よりも突き出ている。その結
果、不動化液体膜120および122の端面と並
んで相対する主面の一部もまた新鮮な液体の導入
に役立つことになる。
本発明の別の実施例を成す改良されたパツケー
ジ形膜装置はやはり多数の反復構成単位210
(第10〜12図)を含むが、それらは後述の点
を除けば上記の反復構成単位10とほぼ同じもの
であつてよい。この実施例においては、膜の第1
の領域258は膜中に新鮮な液体を導入するため
の流路Iを通して装置の外部と連絡しており、ま
た膜の第2の領域259は通例少なくとも部分的
に不活性化した液体を排出するための流路Jを通
して装置の外部と連絡している。この実施例では
枠から突き出た膜領域は不要である。各々のスク
リーン60には互いに離隔した1対の中実環状円
板262および264が備わつていて、かかる円
板は第1の面から第2の面にまで達する軸方向の
通し穴266および268をそれぞれ有してい
る。また、各々のスクリーン14には互いに離隔
した穴134および136が設けられていて、そ
れらの直径はそれぞれ中実環状円板262および
264の外径よりも僅かに大きくなつている。
各々の膜40の内側部分には、好ましくはそれぞ
れ円板の通し穴266および268と同軸的に整
列するようにして、互いに離隔したもう1対の内
部穴246および248が設けられている。かか
る内部穴はそれぞれ膜の環状周縁部247および
249によつて包囲されている。膜40は、上述
のごとく円板62および64の間にはさまれた場
合とほぼ同様にして、中実環状円板262および
264の間にはさまれている。膜の内部穴246
および248の直径はそれぞれ円板の通し穴26
6および268の内径よりも小さいことが好まし
く、そうすれば主として同軸的に整列した円板の
通し穴266および268によつて形成された流
路IおよびJ中には(環状周縁部247および2
49の最も内側の部分に相当する)膜のリング状
領域258および259がそれぞれ突き出ること
になる。
第11図に示される通り、縦方向に整列した第
1の中実環状円板群を構成する多数の円板262
の通し穴266と膜の内側部分の穴246とが整
列している結果、新鮮な液体または補給液体の導
入のため膜の領域258と連絡する入口流路I
(第10および11図)が形成されている。同様
に、縦方向に整列した第2の中実環状円板群を構
成する多数の円板264の通し穴268と膜の内
側部分の穴248とが整列している結果、通例少
なくとも部分的に不活性化した液体の排出のため
膜の領域259と連絡する出口流路J(第10お
よび12図)が形成されている。運転に当つて
は、導管138を通つて流入した新鮮な液体また
は補給液体が端板80の穴140、ガスケツト8
4の穴142、薄板88の穴144、およびスペ
ーサ294の穴146を次々と通つて流路I内へ
導かれる。次いで、かかる液体は各々の膜のリン
グ状領域258中へ導入され、膜の互いにほぼ平
行な主面間においてそれらのほぼ平行に流れ、そ
れからリング状領域259を通つて流路Jへ入
る。その後、液体はスペーサ296の穴148、
薄板88の穴150、ガスケツト84の穴15
2、および端板80の穴154を次々と通つて導
管156に入り、それから最終的に装置外へ排出
される。所望に応じ、円板262および264の
厚さは円板62および64の厚さと同じにするか
あるいはそれより僅かに小さくすればよい。
スペーサ290および292はスペーサ90お
よび92と同じ機能を果す。
膜の周縁部247が2つずつ対を成したS群の
接触周縁部S1,S2,………は上述のQ群の接触周
縁部とほぼ同じものである。また、膜の周縁部2
49が2つずつ対を成したT群の接触周縁部
T1,T2,………は上述のR群の接触周縁部とほ
ぼ同じものである。S群に属する各対の接触周縁
部は互いに隣接した1対の円板262の間に配置
されている一方、T群に属する各対の接触周縁部
は互いに隣接した1対の円板264の間に配置さ
れている、圧縮力が加えられれば、パツケージ形
膜装置39に関して前述した通り、互いに隣接し
た円板間において膜間および膜−円板間の封止が
達成される。
本発明の特徴は、膜の一部の領域をはさみなが
ら枠(または中実環状円板)を締付けて気密封止
状態を得ると同時に、それらの領域を通して膜の
内側部分へ液体を導入することができるという点
にある。
以上、特に気体混合物からある気体成分を除去
する際に使用される不動化液体膜の分離効率を維
持することに関連して本発明を説明したが、本発
明は任意の流体混合物からその中に分散した任意
の成分を除去する際に使用される不動化液体膜に
対して応用可能である。なお、本明細書で使用さ
れる「流体混合物」という用語は液体混合物、気
体混合物、それらの組合せなどを包括するもので
ある。除去すべき成分は通常には固体または流体
(すなわち液体や気体)を成すものであつてよ
い。液体溶媒を含有した多孔質の膜を用いて液体
混合物からある液体成分を除去する方法はカーン
4(Cahn)の米国特許第3244763号明細書中に記
載されているから、詳細についてはこの特許文献
を参照されたい。本発明において有用な膜中に含
有される不動化液体は単一成分の液状物質(たと
えば除去すべき成分を溶解し得る水その他の溶
媒)であり得るとは言え、好適な膜は輸送促進膜
である。すなわち、除去すべき成分と可逆的に反
応してそれの促進輸送を行う少なくとも1種の物
質を含有した膜であることが好ましいのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を成すパツケージ形
膜装置の反復構成単位の分解斜視図であつて第1
の膜隔離手段、第1の膜、第2の膜隔離手段、お
よび第2の膜を示し、第2図は第1図の反復構成
単位の平面図であつて一部の切取りにより下側の
部分を示し、第3図は各反復構成単位を第2図の
線3−3に沿つて切断した所を示す装置全体の断
面図であり、第4図は各反復構成単位を第2図の
線4−4に沿つて切断した所を示す装置全体の断
面図であり、第5図は隣接する膜同士を部分的に
隔離すると同時に主として膜隔離手段により規定
された流通空間への流入およびそこからの流出を
可能にする点で有用な円板の拡大側面図であり、
第6図は第5図の線6−6に沿つた断面図であ
り、第7図は圧縮手段を示すパツケージ形膜装置
の部分斜視図であり、第8図は気体透過性障壁に
よつて隔離された少なくとも2層の不動化液体膜
を含む複合膜の詳細な部分断面図であり、第9図
は装置の外部と連絡する複合膜の末端領域の詳細
な部分断面図であり、第10図は本発明の別の実
施例を成す反復構成単位の平面図であり、第11
図は各反復構成単位を第10図の線11−11に
沿つて切断した所を示す装置全体の部分断面図で
あり、そして第12図は各反復構成単位を第10
図の線12−12に沿つて切断した所を示す装置
全体の部分断面図である。 図中、10はパツケージ形膜装置の反復構成単
位、12は枠、14はスクリーン、24および2
6は枠の通し穴、25および27は枠通路、32
および34はスクリーンの通し穴、40は不動化
液体膜、41は膜の内側部分、43は膜の外側部
分、42および44は膜の外部穴、46および4
8は膜の内部穴、47および49は膜の環状周縁
部、58および59は突き出た膜領域、60はス
クリーン、62および64は環状円板、66およ
び68は円板の通し穴、67および69は円板通
路、78および80は金属端板、82および84
はガスケツト、86および88は薄板、90,9
2,94および96はスペーサ、106は液体導
入室の外壁、108は液体排出室の外壁、そして
114は締結具を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 初期組成を持つた不動化液体を含有する膜の
    第1の主面に流体混合物を接触させることにより
    前記流体混合物のある成分が前記第1の主面から
    前記膜を通つて前記第1の主面に相対する第2の
    主面の外部へ輸送される結果として前記流体混合
    物から前記成分が除去されるような方法におい
    て、前記初期組成を持つた新鮮な液体を前記膜の
    第1の領域中へ導入すると同時に少なくとも部分
    的に不活性化した液体を前記膜の第2の領域から
    排出することによつて前記膜の分離効率が実質的
    に維持されることを特徴とする方法。 2 前記の新鮮な液体が互いにほぼ平行な前記第
    1および第2の主面の間において前記膜の少なく
    とも大部分を通つて流れ、かつその流れの方向が
    前記第1および第2の主面にほぼ平行である、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記第1の領域が前記膜の周辺の第1の部分
    であり、かつ前記第2の領域が前記膜の周辺の第
    2の部分である、特許請求の範囲第1項または第
    2項のいずれかに記載の方法。 4 前記の新鮮な液体が連続的に導入される、特
    許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の
    方法。 5 前記第1および第2の領域が両者間に実質的
    な間隔をおいて配置される、特許請求の範囲第1
    〜4項いずれか1項に記載の方法。 6 前記の新鮮な液体が大気圧より高い圧力下で
    導入される、特許請求の範囲第1〜5項のいずれ
    か1項に記載の方法。 7 前記成分が気体成分であり、かつ前記流体混
    合物が気体混合物である、特許請求の範囲第1〜
    6項のいずれか1項に記載の方法。 8 前記膜が輸送促進膜であり、かつそれによつ
    て促進輸送が達成される、特許請求の範囲第1〜
    7項のいずれか1項に記載の方法。 9 前記気体成分が硫化水素であり、かつ前記不
    動化液体が炭酸塩/重炭酸塩水溶液である、特許
    請求の範囲第8項記載の方法。 10 初期組成を持つた不動化液体を含有する第
    1の膜に気体混合物を接触させることによつて前
    記気体混合物のある気体成分が前記第1の膜を通
    つて疎水性かつ多孔質の気体透過性障壁の所まで
    促進輸送され、前記第1の膜から放出された気体
    が前記気体透過性障壁によつて透過され、次いで
    前記初期組成を持つた不動化液体を含有する第2
    の膜に前記気体透過性障壁から放出された気体を
    接触させることによつて前記気体成分が前記第2
    の膜を通つて促進輸送される結果として前記気体
    混合物から前記気体成分が選択的に除去される方
    法において、前記初期組成を持つた新鮮な液体を
    前記第1および第2の膜のそれぞれの第1の領域
    中へ導入すると同時に少なくとも部分的に不活性
    化した液体を前記第1および第2の膜のそれぞれ
    の第2の領域から排出することによつて前記第1
    および第2の膜の分離効率が実質的に維持される
    ことを特徴とする方法。 11 前記の新鮮な液体が前記第1および第2の
    膜中に連続的に導入される、特許請求の範囲第1
    0項記載の方法。 12 前記第1および第2の領域が前記第1およ
    び第2の膜の周辺の一部である、特許請求の範囲
    第10項または第11項のいずれかに記載の方
    法。 13 (a)表面同士がほぼ平行に向い合つた状態で
    配列されることによつて互い違いに並んだ第1の
    流通空間群および第2の流通空間群を規定する多
    数の少なくとも部分的に隔離された不動化液体
    膜、(b)前記第1および第2の流通空間群の少なく
    とも一方に属する各流通空間内に配置されて互い
    に隣接した前記膜同士を隔離する手段、(c)各流通
    空間の外周を規定する手段、並びに(d)前記第1お
    よび第2の流通空間群に属する多数の流通空間へ
    の流入およびそこからの流出を別々に可能にする
    手段を具備したパツケージ形膜装置において、前
    記膜の第1の領域に新鮮な膜液体を接触させる手
    段が上述の諸要素と共に包含されることを特徴と
    する装置。 14 前記膜の前記第1の領域が前記流通空間の
    外周より外側に位置している、特許請求の範囲第
    13項記載の装置。 15 前記第1の領域に新鮮な膜液体を接触させ
    る前記手段が液体導入室を包含し、そして前記第
    1の領域が前記室内に突き出ている、特許請求の
    範囲第14項記載の装置。 16 前記膜の第2の領域と連絡していてそこか
    ら排出される膜液体を受容する手段が追加包含さ
    れる、特許請求の範囲第13〜15項のいずれか
    1項に記載の装置。 17 前記膜の前記第1の領域が前記流通空間の
    外周より内側に位置している、特許請求の範囲第
    13項記載の記載の装置。 18 (e)前記膜の内側部分を貫通して設けられた
    第1および第2の穴、(f)前記膜の前記第1の領域
    が前記第1の穴の周囲に配置されるのに対応して
    前記第2の穴の周囲に配置された前記膜の第2の
    領域、(g)第1および第2の円板群を構成する中実
    環状円板であつて、前記第1および第2の円板群
    の各々は表面同士がほぼ平行に向い合つた状態で
    同軸的に配置された多数の円板を含み、前記円板
    の各々は相対する第1および第2の面を有し、前
    記第1の円板群に属する各円板は前記第2の円板
    群に属する1個の円板から隔離しながらほぼ同一
    平面内に配置されることによつてほぼ同一平面を
    共有する1対の円板を与え、ほぼ同一平面を共有
    する各対の円板は前記第2の流通空間群に属する
    1つの流通空間内に配置され、前記円板の各々は
    前記第1の面から前記第2の面にまで達する通し
    穴を有し、前記膜は2枚ずつ対を成しながら配置
    されてその各対は互いに隣接した円板間に位置
    し、前記第1の穴は前記第1の円板群に属する円
    板の前記通し穴と整列することによつて前記第1
    の領域と連絡する入口流路を形成し、また前記第
    2の穴は前記第2の円板群に属する円板の前記通
    し穴と整列することによつて前記第2の領域と連
    絡する出口流路を形成するような円板、並びに(h)
    前記円板およびそれらの間に位置する前記膜を締
    付ける手段が追加包含される、特許請求の範囲第
    17項記載の装置。 19 (a)表面同士がほぼ平行に向い合つた状態で
    配列されることによつて互い違いに並んだ第1の
    流通空間群および第2の流通空間群を規定する互
    いに隔離された内側部分を有する多数の不動化液
    体膜であつて、前記膜の各々は前記内側部分を包
    囲する外側部分を有し、前記膜は互い違いに並ん
    で第1の膜群および第2の膜群を構成し、前記膜
    の各々には前記外側部分を貫通する互いに離隔し
    た1対の外部穴および前記内側部分を貫通する互
    いに離隔した1対の内部穴が設けられ、また前記
    内部穴の各々は前記膜の周縁部によつて包囲され
    ているような不動化液体膜、(b)前記第1および第
    2の流通空間群の少なくとも一方に属する各流通
    空間内に配置されて隣接した前記膜同士を隔離す
    る手段、(c)表面同士がほぼ平行に向い合つた状態
    で配列された多数の閉ループ状気密枠であつて、
    前記枠の各々は相対する第1および第2のループ
    面を有し、前記枠は前記膜のほぼ平行であり、前
    記枠の各々は前記第1のループ面から前記第2の
    ループ面にまで達する互いに離隔した1対の通し
    穴および前記通し穴の各々から枠の内周にまで達
    する枠通路手段を有し、前記枠の前記通し穴の一
    方は前記膜の前記外部穴の一方と整列することに
    より前記枠通路手段の一方を介して前記第1の流
    通空間群に属する各流通空間と連絡する入口流路
    を形成し、また前記枠の前記通し穴の他方は前記
    膜の前記外部穴の他方と整列することにより前記
    枠通路手段の他方を介して前記第1の流通空間群
    に属する各流通空間と連絡する出口流路を形成す
    るような枠、(d)第1および第2の円板群を構成す
    る円板であつて、前記第1および第2の円板群の
    各々は表面同士がほぼ平行に向い合つた状態で同
    軸的に配置された多数の円板を含んでいてその数
    は前記枠の数より1個だけ少なく、前記円板の
    各々は相対する第1および第2の面を有し、前記
    第1の円板群に属する各円板は前記第2の円板群
    に属する1個の円板から離隔しながらほぼ同一平
    面内に配置されることによつてほぼ同一平面を共
    有する1対の円板を与え、ほぼ同一平面を共有す
    る各対の円板は前記第2の流通空間群に属する1
    つの流通空間内に配置され、前記円板の各々は前
    記第1の面から前記第2の面にまで達する通し穴
    および前記通し穴から円板の外周にまで達する円
    板通路手段を有し、前記第1の円板群に属する円
    板の前記通し穴は前記膜の前記内部穴の一方と整
    列することにより前記第1の円板群に属する各円
    板の前記円板通路手段を介して前記第2の流通空
    間群に属する各流通空間と連絡する入口流路を形
    成し、前記第2の円板群に属する円板の前記通し
    穴は前記膜の前記内部穴の他方と整列することに
    より前記第2の円板群に属する各円板の前記円板
    通路手段を介して前記第2の流通空間群に属する
    各流通空間と連絡する出口流路を形成し、前記第
    1の膜群に属する各膜の前記外側部分は前記第2
    の膜群に属する第1の隣接膜と面間接触して1対
    の接触外側部分を形成しかつ前記各膜の前記周縁
    部は前記第2の膜群に属する第2の隣接膜と面間
    接触してほぼ同一平面を共有する2対の接触周縁
    部を形成し、前記第1および第2の隣接膜は前記
    各膜から相対する方向へ向つて配置され、前記1
    対の接触外側部分は互いに隣接する1対の前記枠
    間に配置され、前記2対の接触周縁部の一方は前
    記第1の円板群に属する互いに隣接した1対の円
    板間に配置され、また前記2対の接触周縁部の他
    方は前記第2の円板群に属する互いに隣接した1
    対の円板間に配置されているような円板、(e)前記
    枠を圧縮することによつて各対の接触外側部分間
    の膜界面を封止すると同時に前記各対の接触外側
    部分の膜外面をはさんだ互いに隣接する前記枠同
    士を封止状態に保つ手段、並びに(f)前記円板を圧
    縮することによつて各対の接触周縁部間の膜界面
    を封止すると同時に前記各対の接触周縁部の膜外
    面をはさんだ互いに隣接する前記円板同士を封止
    状態に保つ手段を具備するパツケージ形膜装置に
    おいて、前記膜の第1の領域に新鮮な膜液体を接
    触させる手段が上述の諸要素と共に包含されるこ
    とを特徴とする装置。 20 前記膜の前記第1の領域が前記枠の外周か
    ら突き出ている、特許請求の範囲第19項記載の
    装置。 21 前記第1の領域に新鮮な膜液体を接触させ
    る前記手段が液体導入室を包含し、そして前記第
    1の領域が前記室内に突き出ている、特許請求の
    範囲第20項記載の装置。 22 前記膜の第2の領域と連絡していてそこか
    ら排出される膜液体を受容する手段が追加包含さ
    れる、特許請求の範囲第19〜21項のいずれか
    1項に記載の装置。
JP7156878A 1977-06-15 1978-06-15 Selective component removal method and package membrane Granted JPS5417380A (en)

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