JPS6135861Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和機本体の室内側、室外側に
移動可能にした空気調和機の据付装置の改良に関
する。

この種据付装置においては、第１図および第２
図のように窓等に固定された据付枠１に空気調和
機本体２を載置する可動板３を設け、運転停止時
にはこの可動板３を摺動させることによつて空気
調和機本体２を室内４に移動させ窓を閉めるよう
にしている。

また、運転時には空気調和機本体２を室外５側
に移動させ、かつ窓の障子、ガラス戸等６を空気
調和機本体２の側面に当接するまで閉めるように
している。ところが、空気調和機本体２の側面に
は、空気吸込口７が設けられているので、上記障
子、ガラス戸等６によつてふさがれてしまい正常
な運転ができなかつた。

そこで従来、据付枠１の側面にネジ止めした止
り金具８を設け、運転時この止り金具８を室外５
側に倒して突出させ上記障子、ガラス戸等６の閉
塞位置を規制するようにしていたが、これでは操
作が面倒であるとともに、上記操作を忘れてしま
うと上記吸込口７がふさがれてしまい正常な運転
ができない虞れがあつた。

本考案は、上記事情に基づいてなされたもので
あり、据付枠に、空気調和機本体の室外側への移
動に連動して突出するストツパを設け、運転時確
実に窓の障子、ガラス戸等の閉塞位置を規制して
空気調和機本体の外気吸込口を確保できるように
したものである。

以下本考案の一実施例につき、第３図および第
４図に従い説明する。なお、第１図および第２図
と同一部分は同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。

第３図は、運転停止時で可動板３に載置された
空気調和機本体２が室内４側に移動した状態を室
外５側から見た図であつて、据付枠１の底板９の
室外側端部にヒンジ部１０を介して回動自在に板
状ストツパ１１が取付けられている。このストツ
パ１１は、常時線状あるいは板状のスプリング１
２によつて室内４側方向に付勢されており、かつ
固定枠１３および可動板３に当接している。

したがつて、この状態では、窓は何ら支障なく
閉めることができる。

また、運転時には第４図のように、可動板３を
摺動させて空気調和機本体２を室外５側に移動さ
せれば、上記ストツパ１１は可動板３によつて押
圧されて下方向に回動し、室外５側に突出する。
このとき、障子、ガラス戸等６はストツパ１１の
端面１４に当接し、閉塞位置が規制されることに
なる。したがつて、空気調和機本体２の外気吸込
口７は本体２の室外側への移動に連動して確実に
確保され正常な運転が行い得る。

なお、上記ストツパ１１の幅寸法Ａは、空気調
和機本体２の側面と障子、ガラス戸等６との間の
規制寸法ａ（第１図）によつて適宜設定できる。

本考案は以上のように、据付枠に、空気調和機
本体の室外側への移動に連動して突出するストツ
パを設け、窓の障子、ガラス戸等の閉塞位置を規
制するようにしたので、使用者がストツパに対し
て特に操作を行うことのないとともに、運転時に
は確実に外気吸込口を確保できる等、実用上大な
る効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の据付装置に空気調和機を据付
けた運転状態を室外側から見た斜視図、第２図は
第１図の上面断面図、第３図、第４図は本考案の
一実施例に係る据付装置の室外側から見た停止時
と運転時の要部斜視図である。 １……据付枠、２……空気調和機本体、３……
可動板、７……外気吸込口、１１……ストツパ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓等に固定された据付枠に、空気調和機本体を
   載置した可動板を設け、この可動板の摺動により
   空気調和機本体を室内側、室外側に移動可能とし
   た空気調和機の据付装置において、上記据付枠
   に、上記空気調和機本体の室外側への移動に連動
   して突出するストツパを設け、上記窓の障子、ガ
   ラス戸等の閉塞位置を規制するようにしたことを
   特徴とする空気調和機の据付装置。