JPS6135629Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135629Y2 JPS6135629Y2 JP15642782U JP15642782U JPS6135629Y2 JP S6135629 Y2 JPS6135629 Y2 JP S6135629Y2 JP 15642782 U JP15642782 U JP 15642782U JP 15642782 U JP15642782 U JP 15642782U JP S6135629 Y2 JPS6135629 Y2 JP S6135629Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- waterproof
- tiles
- flat
- flat tile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 11
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はのし瓦の防水構造に関するものであ
る。
る。
一般に瓦を葺設するときは、隣接する瓦を相互
に少しづつ重ね合せて雨水が漏れない様に施工す
る。しかし、例えば第1,2図に示す屋根の棟部
に葺設する「のし平瓦」は平板状の瓦を相互にそ
の縁部を当接させて葺設するので、その当接した
部分の隙間から雨水が瓦裏へ漏れる現象がある。
即ち、屋根頂部の波形平瓦3の上端に台のし平瓦
2Eを乗せ、台のし平瓦2Eの上に、少しづつ後
方へ位置をずらして数段の半のし平瓦2A〜2D
を傾斜状に積み重ね、その頂上に棟瓦1を乗せて
棟部を構成する瓦葺設において、半のし平瓦2A
〜2Dおよび台のし平瓦2Eは左右の縁部を相互
に当接させると共に、その当接縁部6は上下方向
に位置をずらして葺設する。また最下段の台のし
平瓦2Eと波形平瓦3の間隙には、台風時等に該
間隙から雨水が浸入して内部の壁土モルタル4
(以下、単にモルタル4という)への浸水を防止
する為、しつくい壁5によつて防水する。そし
て、しつくい壁5は台のし平瓦2Eの上にある半
のし平瓦2Dの前端縁2D′より後方(屋根の上
方)に位置するように施工し、台のし平瓦2Eの
当接縁部6の間隙から漏れる雨水は波形平瓦3上
面に流下するようにしている。
に少しづつ重ね合せて雨水が漏れない様に施工す
る。しかし、例えば第1,2図に示す屋根の棟部
に葺設する「のし平瓦」は平板状の瓦を相互にそ
の縁部を当接させて葺設するので、その当接した
部分の隙間から雨水が瓦裏へ漏れる現象がある。
即ち、屋根頂部の波形平瓦3の上端に台のし平瓦
2Eを乗せ、台のし平瓦2Eの上に、少しづつ後
方へ位置をずらして数段の半のし平瓦2A〜2D
を傾斜状に積み重ね、その頂上に棟瓦1を乗せて
棟部を構成する瓦葺設において、半のし平瓦2A
〜2Dおよび台のし平瓦2Eは左右の縁部を相互
に当接させると共に、その当接縁部6は上下方向
に位置をずらして葺設する。また最下段の台のし
平瓦2Eと波形平瓦3の間隙には、台風時等に該
間隙から雨水が浸入して内部の壁土モルタル4
(以下、単にモルタル4という)への浸水を防止
する為、しつくい壁5によつて防水する。そし
て、しつくい壁5は台のし平瓦2Eの上にある半
のし平瓦2Dの前端縁2D′より後方(屋根の上
方)に位置するように施工し、台のし平瓦2Eの
当接縁部6の間隙から漏れる雨水は波形平瓦3上
面に流下するようにしている。
以上ののし瓦の葺設において、半のし平瓦2A
〜2Dの当接縁部6は、その間隙から当然雨水の
漏れを生ずるが、下方にある半のし平瓦によつて
防護され、モルタル4部分への雨水の浸入は阻止
される。一方、台のし平瓦2Eは当該棟部の基礎
板に相当し、その棟部の安定を図る為、その上の
半のし平瓦2Dより相当量前へずらして施工され
るので、しつくい壁5は相当奥の位置に設ける必
要がある。しかし、その施工は狭い部分に手を入
れて行う極めて困難な作業の為、不注意によつて
図示点線5′のように半のし平瓦2Dの前端縁2
D′より前方に設けられることがある。従つて、
台のし平瓦2Eの当接縁部6の間隙から雨水が漏
れてモルタル4に浸入し、モルタル4が常に含湿
状態となる危険がある。以上の含湿状態が続く
と、浸入雨水はモルタル4の毛細管現象によつて
次第に屋根裏に伝つて、雨漏り、屋根裏の腐蝕を
起すと共に、モルタル4の含湿に起因してしつく
い壁5の早期剥離を生じ易くなり、台風時等にそ
の剥離箇所から多量の雨水が浸入して、モルタル
4が次第に軟化流出し、遂に棟部および隅部の形
態が早期に崩れることがある。
〜2Dの当接縁部6は、その間隙から当然雨水の
漏れを生ずるが、下方にある半のし平瓦によつて
防護され、モルタル4部分への雨水の浸入は阻止
される。一方、台のし平瓦2Eは当該棟部の基礎
板に相当し、その棟部の安定を図る為、その上の
半のし平瓦2Dより相当量前へずらして施工され
るので、しつくい壁5は相当奥の位置に設ける必
要がある。しかし、その施工は狭い部分に手を入
れて行う極めて困難な作業の為、不注意によつて
図示点線5′のように半のし平瓦2Dの前端縁2
D′より前方に設けられることがある。従つて、
台のし平瓦2Eの当接縁部6の間隙から雨水が漏
れてモルタル4に浸入し、モルタル4が常に含湿
状態となる危険がある。以上の含湿状態が続く
と、浸入雨水はモルタル4の毛細管現象によつて
次第に屋根裏に伝つて、雨漏り、屋根裏の腐蝕を
起すと共に、モルタル4の含湿に起因してしつく
い壁5の早期剥離を生じ易くなり、台風時等にそ
の剥離箇所から多量の雨水が浸入して、モルタル
4が次第に軟化流出し、遂に棟部および隅部の形
態が早期に崩れることがある。
本考案は以上の従来の問題を解消する防水構造
を提供するのが目的である。
を提供するのが目的である。
即ち、以上の目的を達成する本考案は「隣接縁
部を接合して葺設するのし瓦において、その縁部
の上縁をL字形状に切欠いた防水溝を設ると共
に、その防水溝の底面は、のし瓦の中心方向に深
くなる逆斜面に形成されており、接合した一対の
前記防水溝が成す凹陥部に、充填材を充填し、接
合縁部の防水を図る構造」に成つている。
部を接合して葺設するのし瓦において、その縁部
の上縁をL字形状に切欠いた防水溝を設ると共
に、その防水溝の底面は、のし瓦の中心方向に深
くなる逆斜面に形成されており、接合した一対の
前記防水溝が成す凹陥部に、充填材を充填し、接
合縁部の防水を図る構造」に成つている。
以下実施例図面に基づいて詳しく説明する。ま
ず一実施例を示す第3〜7図を参照して、図は本
考案の「のし平瓦2」を示したもので、方形板状
で僅かに湾曲した形状を有し、葺設時に隣接瓦と
相互に接合される左右の縁部2′,2″の上縁に沿
つて同形対称の切欠状の防水溝7が設けてある。
防水溝7はのし平瓦2を葺設するとき、第5,6
図の様に隣接したのし平瓦2の相互の防水溝7が
一体となつて帯状の凹陥部9を形成し、凹陥部9
に「しつくい」または適宜なコーテイング剤等の
充填材10を充填し、相互に接合する部分であ
る。そして防水溝7は、L字形状を成す切欠溝
で、その底面8は縁部2′,2″から当該瓦の中心
部に向つて次第に深くなる逆斜面に形成されてい
る。
ず一実施例を示す第3〜7図を参照して、図は本
考案の「のし平瓦2」を示したもので、方形板状
で僅かに湾曲した形状を有し、葺設時に隣接瓦と
相互に接合される左右の縁部2′,2″の上縁に沿
つて同形対称の切欠状の防水溝7が設けてある。
防水溝7はのし平瓦2を葺設するとき、第5,6
図の様に隣接したのし平瓦2の相互の防水溝7が
一体となつて帯状の凹陥部9を形成し、凹陥部9
に「しつくい」または適宜なコーテイング剤等の
充填材10を充填し、相互に接合する部分であ
る。そして防水溝7は、L字形状を成す切欠溝
で、その底面8は縁部2′,2″から当該瓦の中心
部に向つて次第に深くなる逆斜面に形成されてい
る。
以上の防水構造を有するのし平瓦2は以下の様
に用いられる。即ち、第6,7図の様に当該屋根
の最上段の波形平瓦3の上半部分にのし平瓦2が
乗せられて台のし平瓦2Eとなり、相互の縁部
2′,2″にある防水溝7が合体して形成する凹陥
部9には「しつくい」「セメント」「カラーセメン
ト」または他の公知の充填剤10が充填されて、
相互に接合される。そして、前記のし平瓦2を2
分して、半のし平瓦2D〜2Aが形成され、それ
ぞれ順次上方へ積み重ねられると共に、それぞれ
の凹陥部9に充填剤10が施されて防水される。
そして、さらに、台のし平瓦2Eと波形平瓦3の
間隙にはしつくい壁5が施工されて、当該棟部等
(棟部および隅部)が成形される。
に用いられる。即ち、第6,7図の様に当該屋根
の最上段の波形平瓦3の上半部分にのし平瓦2が
乗せられて台のし平瓦2Eとなり、相互の縁部
2′,2″にある防水溝7が合体して形成する凹陥
部9には「しつくい」「セメント」「カラーセメン
ト」または他の公知の充填剤10が充填されて、
相互に接合される。そして、前記のし平瓦2を2
分して、半のし平瓦2D〜2Aが形成され、それ
ぞれ順次上方へ積み重ねられると共に、それぞれ
の凹陥部9に充填剤10が施されて防水される。
そして、さらに、台のし平瓦2Eと波形平瓦3の
間隙にはしつくい壁5が施工されて、当該棟部等
(棟部および隅部)が成形される。
以上の本考案ののし瓦は、前記実施例の台のし
平瓦2Eならびに半のし平瓦2A〜2Dの接合縁
部6の様に、それぞれの接合縁部の防水溝7が成
す凹陥部9に充填材10が充填されるので、接合
縁部の間隙Gから雨水が瓦裏に流下する現象は防
止される。そして、使用中の瓦の膨張収縮作用等
に基づいて充填材10と防水溝7の壁面間等に剥
離、またはクラツクを生じても、該クラツク部分
等から浸入した雨水は逆傾斜の底面8によつて間
隙Gへの浸入を阻止され、防水溝7の傾斜に沿つ
て流下し、その前端縁2E′等から排出され、従
来発生した間隙Gからの雨水浸入は完全に防止さ
れる。
平瓦2Eならびに半のし平瓦2A〜2Dの接合縁
部6の様に、それぞれの接合縁部の防水溝7が成
す凹陥部9に充填材10が充填されるので、接合
縁部の間隙Gから雨水が瓦裏に流下する現象は防
止される。そして、使用中の瓦の膨張収縮作用等
に基づいて充填材10と防水溝7の壁面間等に剥
離、またはクラツクを生じても、該クラツク部分
等から浸入した雨水は逆傾斜の底面8によつて間
隙Gへの浸入を阻止され、防水溝7の傾斜に沿つ
て流下し、その前端縁2E′等から排出され、従
来発生した間隙Gからの雨水浸入は完全に防止さ
れる。
一方、以上の防水作用に伴つて、しつくい壁5
は台のし平瓦2Eの前端縁2E′の直下(厳密に
は前端縁2E′から約1糎奥の位置が好ましい)
に設けても、その機能は充分に果たし得るので、
しつくい壁5の施工は極めて簡易になり、その施
工費用は大幅に低減できる。そして、当該棟部内
のモルタル4は常に乾燥状態に維持されるので、
従来構造で発生したしつくい壁5の剥離、モルタ
ル4の軟化、それ等に基づく棟部等の崩れ現象は
防止され、正しい棟部および隅部の葺設形態を安
定永続させる効果がある。
は台のし平瓦2Eの前端縁2E′の直下(厳密に
は前端縁2E′から約1糎奥の位置が好ましい)
に設けても、その機能は充分に果たし得るので、
しつくい壁5の施工は極めて簡易になり、その施
工費用は大幅に低減できる。そして、当該棟部内
のモルタル4は常に乾燥状態に維持されるので、
従来構造で発生したしつくい壁5の剥離、モルタ
ル4の軟化、それ等に基づく棟部等の崩れ現象は
防止され、正しい棟部および隅部の葺設形態を安
定永続させる効果がある。
第1図:のし平瓦を用いた棟部および隅部の従
来構造を示す横断面図、第2図:第1図のAA断
面図、第3〜7図:本考案の一実施例を示し、第
3図はその平面図、第4図はその中央断面図、第
5図は第1図のBB断面拡大図、第6,7図はそ
の使用状態を示す横断面図。 主な符号、1:棟瓦、2:のし平瓦、2A〜2
D:半のし平瓦、2E:台のし平瓦、3:波形平
瓦、4:壁土モルタル、5:しつくい壁、6:当
接縁部、7:防水溝、8:防水溝の底面、9:凹
陥部、10:充填材。
来構造を示す横断面図、第2図:第1図のAA断
面図、第3〜7図:本考案の一実施例を示し、第
3図はその平面図、第4図はその中央断面図、第
5図は第1図のBB断面拡大図、第6,7図はそ
の使用状態を示す横断面図。 主な符号、1:棟瓦、2:のし平瓦、2A〜2
D:半のし平瓦、2E:台のし平瓦、3:波形平
瓦、4:壁土モルタル、5:しつくい壁、6:当
接縁部、7:防水溝、8:防水溝の底面、9:凹
陥部、10:充填材。
Claims (1)
- 隣接縁部を接合して葺設するのし瓦において、
前記縁部の上縁をL字形状に切欠いた防水溝を設
けると共に、前記防水溝の底面は、のし瓦の中心
方向に深くなる逆斜面に形成されており、接合し
た一対の前記防水溝が成す凹陥部に、充填材を充
填して防水することを特徴とするのし瓦の防水構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15642782U JPS5960221U (ja) | 1982-10-16 | 1982-10-16 | のし瓦の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15642782U JPS5960221U (ja) | 1982-10-16 | 1982-10-16 | のし瓦の防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5960221U JPS5960221U (ja) | 1984-04-19 |
JPS6135629Y2 true JPS6135629Y2 (ja) | 1986-10-16 |
Family
ID=30345169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15642782U Granted JPS5960221U (ja) | 1982-10-16 | 1982-10-16 | のし瓦の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5960221U (ja) |
-
1982
- 1982-10-16 JP JP15642782U patent/JPS5960221U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5960221U (ja) | 1984-04-19 |
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