JPS6135599Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6135599Y2
JPS6135599Y2 JP3290683U JP3290683U JPS6135599Y2 JP S6135599 Y2 JPS6135599 Y2 JP S6135599Y2 JP 3290683 U JP3290683 U JP 3290683U JP 3290683 U JP3290683 U JP 3290683U JP S6135599 Y2 JPS6135599 Y2 JP S6135599Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal socket
wire rope
layer
rope
waterproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3290683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59141597U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3290683U priority Critical patent/JPS59141597U/ja
Publication of JPS59141597U publication Critical patent/JPS59141597U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6135599Y2 publication Critical patent/JPS6135599Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耐食性に優れたワイヤーロープの端
末部に関するものである。
従来、腐食性の雰囲気、例えば海中や海上で使
用されている抗張力材としてのワイヤーロープの
端末部の構造は、第1図及び第2図で示すよう
に、ワイヤーロープ1の端末部に金属ソケツト2
を取付け、次にその端末部のロープの撚りを解ぐ
し、解ぐした素線間隙に固定用低融点合金3、例
えば錫、亜鉛合金を流しこみワイヤーを固定す
る。さらに、金属ソケツト2の外面には粘着性の
層4を介して架橋ポリエチレン層5を設けて、こ
れを加熱融着させて一体化したもので、端面(底
面)にはシール用パテ剤6を充填した後、その上
に架橋ポリオレフインシート7を貼りつけ防水し
ている。
しかし、上記従来の端末部の構造では、架橋ポ
リオレフインに熱接着性がないうえに、端末部端
面(底面)の防食構造が、パテ剤6と架橋ポリオ
レフインシート7だけであり、パテ剤6の膨張、
収縮や架橋ポリオレフインシート7の熱接着性の
なさで、充分な防水効果が得られず、端面より海
水が浸入する欠点があり、端面より海水が浸入す
ると、その海水がロープ端末部と金属ソケツトと
の間に沿つて浸透し、やがてワイヤーロープの内
部に至り腐食の原因となるという欠点がある。
本考案は、上記の欠点を解決することを目的と
して、ロープ端末部と金属ソケツトとの間にも防
水層を設けると共に、金属ソケツトの外側の被覆
には強収縮性の高分子材料を使用することによ
り、全く浸水の心配のない優れた防水性を有する
ワイヤーロープの端末部を提供するものである。
以下、本考案の詳細を図面と共に説明する。
第3図及び第4図は、本考案に係るワイヤーロ
ープ端末部の一実施態様を示す正面断面図及び平
面断面図で、ワイヤーロープ11は、複数本の鋼
素線を撚り合せたものであつて、このワイヤーロ
ープ1の外側には、普通防食塗料12が塗布され
ており、更にその外側にポリオレフイン防食層1
3が押出被覆されている。
その端末部は、防食層13が剥ぎ取られ、ワイ
ヤーロープ固定用の金属ソケツト14がセツトさ
れ、この金属ソケツト14の内部には、解ぐされ
たワイヤー素線間にワイヤー固定用の低融点合金
15、例えば錫、亜鉛合金が充填され、金属ソケ
ツト14がワイヤーロープの端部に固定されてい
る。
本考案の特徴の一つは、低融点合金15を充填
したロープ端末部と金属ソケツト14との間に防
水層16を設けたことにある。この防水層16
は、金属ソケツト14の内側に予じめ防水組成物
を塗布又はそのシートを貼着しておくことにより
容易に設けることができる。この防水層16の材
料としては、塗布用のものとして、ゴム、アスフ
アルト、アスフアルト抽出油をトルオール若くは
キシロールに溶解したもの、又はペトロラタムペ
ースト状物等を、また、貼着用のものとしてブチ
ルゴム系マスチツクコンパウンド又はゴムアスフ
アルトシート等を挙げることができる。この防水
層16は、ワイヤーロープ11の防食材料12と
同材質系統のものを使用することができる。この
場合には防水層16と防食材料層12とを一体に
接合し得るので防食効果が一層増大する。
また、本考案の特徴は、金属ソケツト14の外
側に、粘着又は接着性被覆17を介するか、ある
いは介することなく強収縮性の高分子材料で形成
した防食層18を設けたことにある。
この防食層18の材料としては、シリコン、エ
チレン・プロピレンゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリオレフイン等を挙げることができ
る。
更に、金属ソケツト14のボルト穴20を有す
るアイフランジ19は、燐酸を主剤とする化成処
理剤で表面処理を行なつた後、エポキシ、フエノ
ール、アクリル、ウレタン等の塗料を塗布する
か、ゴム系材料でライニングする等の処理を行な
い、使用時の損耗による発錆を防止する。
以上の通り本考案は、金属ソケツトとロープ端
末部との間に防水層を設けたので、金属ソケツト
とロープ端末部との間に沿つて端面より海水が浸
入することなく完全な防水が図れ、従来のように
海水が金属ソケツトとロープ端末部との間に沿つ
て浸透し、ワイヤーロープの内部に至り腐食の原
因になるようなことは一切ない。
また、金属ソケツトの外側には、強収縮性の高
分子材料で形成した防食層が設けてあるので、金
属ソケツトを充分緊縛し防水を図るとともに耐摩
耗性に優れるため、損耗による発錆を防止でき
る。更に、金属ソケツトのアイフランジは、化成
処理剤で表面処理を行なつた後、塗料が塗布され
るか、ゴム系材料でライニング処理等が行なわれ
ているので、この部分も損耗による発錆を防止で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来例を示す正面断面図
及び平面断面図、第3図及び第4図は、本考案の
実施例を示す正面断面図及び平面断面図である。 11……ワイヤーロープ、14……金属ソケツ
ト、16……防水層、18……防食層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤーロープの端末部において、金属ソケツ
    トとロープ端末部との間に防水層を設けると共
    に、金属ソケツトの外側に粘着層又は接着層を介
    するかあるいは介せず強収縮性の高分子材料で形
    成した防食層を設けたことを特徴とするワイヤー
    ロープの端末部。
JP3290683U 1983-03-09 1983-03-09 ワイヤ−ロ−プの端末部 Granted JPS59141597U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3290683U JPS59141597U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 ワイヤ−ロ−プの端末部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3290683U JPS59141597U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 ワイヤ−ロ−プの端末部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59141597U JPS59141597U (ja) 1984-09-21
JPS6135599Y2 true JPS6135599Y2 (ja) 1986-10-16

Family

ID=30163716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3290683U Granted JPS59141597U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 ワイヤ−ロ−プの端末部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59141597U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011052057A1 (ja) * 2009-10-29 2013-03-14 三菱電機株式会社 エレベータの主索固定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011052057A1 (ja) * 2009-10-29 2013-03-14 三菱電機株式会社 エレベータの主索固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59141597U (ja) 1984-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4496444A (en) Method of corrosion protection
JPS6135599Y2 (ja)
JPS61122360A (ja) アンボンドpc鋼撚線
JPH0468423B2 (ja)
JPS6372891A (ja) 防食テ−プ
JP3228265B2 (ja) 防錆被覆pc鋼より線の製造方法
JPS5917093A (ja) 被覆鋼管製品
JPS5814660Y2 (ja) 絶縁電線の防水スリ−ブ
JP2531744B2 (ja) 海洋鋼構造物防食保護カバ―
JP3511054B2 (ja) 部分アンボンド用pc鋼撚線の埋設工法
JPS5864389A (ja) コンクリ−ト取付け部の鋼材の防食方法
JP3000811U (ja) ボルトキャップ
JP2937644B2 (ja) アンカー頭部背面の止水処理方法およびそのための装置
JPH0243876Y2 (ja)
JP3490810B2 (ja) ボルト部及びナット部の防食被覆方法
JP7231387B2 (ja) 添接板の防食構造
JPH01260081A (ja) 防食鋼より線
JPS63274786A (ja) 防食被覆層の形成方法
JPS5847797Y2 (ja) ケ−ブル支持線
JPS6014793Y2 (ja) 耐食性ハンガ−ロ−プ
JPS61159585A (ja) 防食テ−プ
JPS591392A (ja) タンク底部の水浸入防止施工方法
KR200158586Y1 (ko) 상하수도용 강관접합부에 사용되는 주름방지용 충진테이프
JPS6070256A (ja) Pc構造物
JPS6010156B2 (ja) ワイヤ−ロ−プの端末処理方法