JPS613558A - 情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、たとえば熱転写式カラー複写機などの画像形
成装置に用いられる情報読取装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 最近、たとえば複数色の熱転写インクリボンを用いてカ
ラー複写を行なう熱転写式カラー複写機が考えられてい
る。このカラー複写機の概略は、原稿を読取る情報読取
装置（スキャナ部）と、この情報読取装置で読取った画
像情報を用紙上に転写形成する画像形成部とから構成さ
れる。すなわち、情報読取装置では、原稿台上にセット
された原稿を光学的に走査することにより原稿の画像情
報を光の色信号として読取り、その読取った画像情報を
画像形成部へ送る。画像形成部では、情報読取装置から
送られる画像情報を受取ることによリ、その画像情報を
熱転写インクリボンの各インクに対応する色情報にそれ
ぞれ色変換し、その各色情報に応じて熱転写インクリボ
ンの対応するインク部を選択し、その選択したインク部
のインクを感熱ヘッドによって用紙上に熱転写すること
により、用紙上に１色づつ順次転写してカラー複写を行
なうものである。

このようなカラー複写機に用いられる情報読取装置は、
原稿台の上にセットされた原稿に対して光を照射する光
源と、この光源による原楊からの反射光を導く光学系と
、この光学系で導かれた光を電気信号に変換する光電変
換器とからなる走査器を原稿台の下面に対して平行に往
復移動させることにより、原稿を光学的に走査して読取
るようになっている。そして、この場合、上記走査器は
、原稿台の下方に互いに平行に配設された案内部材どじ
での案内軸と案内レールに移動自在に支持されていて、
これら案内軸と案内レールに案内されて原稿台の下面に
対して平行移動するようになっている。

ところが従来、上記案内軸および案内レールはフレーム
固定式であったため、組立時に原稿台の下面に対する上
下位置や水平度（平面度）がフレームの部品精度や組立
精度によって決まってしまう。さらに、光学系の焦点位
置についても同様なことがいえる。したがって、特に高
、解像度のカラー複写機などでは、これらの寸法精度に
頼るだけでは不十分であり、組立後の面倒な調整が必要
である。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、光学系の焦点位置調整および被読取物と
の平行度調整などが簡単かつ高精度に行なうことができ
る情報読取装置を提供することにある。

［発明の概要〕 本発明は上記目的を達成するために、走査器を移動自在
に支持しその往復移動を案内する案内部材の少なくとも
上下方向の位置を調整する調整手段を設けたものである
。

［発明の実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は本発明に係る情報読取装置の外観を示し、第２
図はこの情報読取装置を熱転写式カラー複写機にセット
した状態を示している。情報読取装置１の上部には、原
稿カバー２が開閉自在に設けられており、この原稿カバ
ー２の下側には原稿が載置セットされる原稿台（透明ガ
ラス）３が設けられている。この情報読取装置１は、後
で詳細を説明する走査器が原稿台３の下面に沿って平行
に往復移動することにより、原稿台３上にセットされた
原稿を光学的に走査し原稿の画像情報を光の色信号とし
て読取るものである。また、情報読取装置１の前面上部
には操作パネル４が設けられている。この操作パネル４
には、複写動作を開始する複写キー５、複写枚数などを
設定するテンキー６、複写枚数などを表示する枚数表示
器７および各種の状態表示などを行なう状態表示部８な
どがそれぞ設けられている。

上記情報読取装置１から出力される画像情報は、複写機
本体９の右側上部に着脱自在に設けられた画像形成部１
０に送られ、この画像形成部１０に、おいて、情報読取
装置１からの画像情報を熱転写インクリボンの各インク
に対応する色情報にそれぞれ色変換し、その各色情報に
応じて熱転写インクリボンの対応するインク部を選択し
、その選択したインク部のインクを感熱ｌ＼ラッドよっ
て用紙上に熱転写することにより、用紙上に１色づつ順
次転写してカラー複写を行なうようになっている。

この画像形成部１０の前面上部には操作パネル１１が設
けられている。また、画像形成部１ｏの前面には用紙を
手差しで供給するための手差し給紙台１２が開閉自在に
設けられているとともに、上面後部には転写が終了した
用紙が排出される排紙トレイ１３が設けられている。さ
らに、画像形成部１０の下方に位置する複写機本体９に
は、用紙が多数枚収納される給紙カセット１４が着脱自
在に設けられている。

第３図は前記情報読取装置１の構成を詳細に示すもので
ある。すなわち、走査器２１を構成するキャリッジ２２
上には、原稿台３上の原稿に対し“て光を照射する２本
の棒状光源（たとえば蛍光灯）２３１．２３２が平行に
配設され、これら光源２３ｔ　、２３２の相互間には原
稿からの反射光を導く２個の集束性光伝送体（ファイバ
ーレンズ）２４＊　、２４２が配設されている。これら
集束性光伝送体２４ｒ　、２４２の下端部には、集束性
光伝送体２４１．２４２で導かれた光を電気信号に変換
するカラーフィルタを備えたＣＣＤ形ラインイメージセ
ンサなとの光電変換器２５が設けられている。また、キ
ャリッジ２２には、光電変換器２５の出力信号を処理（
増幅、Ａ／Ｄ変換など）する信号処理ユニット２６が装
着されている。しかして、キャリッジ２２は、その一端
部が案内軸２７に摺動自在に嵌挿されるとともに、その
他端部には車輪２８が回転自在に軸支されており、この
車輪２８は案内軸２７と平行に配設された案内レール２
９上を走行するようになっている。また、案内軸２７の
一端側（本装置の後面側）には駆動プーリ３０（第４図
ａに示す）が、他端側（本装置の前面側）には従動プー
リ３１が−それぞれ配設されており、これらプーリ３０
，３１間にタイミングベルト３２が掛渡されている。そ
して、タイミングベルｉ・３２の一点は、図示しない固
定部材を介してキャリッジ２２に固定されている。上記
駆動プーリ３０は正逆転可能なパルスモータ３３によっ
て駆動されるもので、このパルスモータ３３は案内軸２
７の一端側においてモータブロック３４に取付けられて
いる。これにより、パルスモータ３３が正あるいは逆回
転することにより、キャリッジ２２（走査器２１）が原
稿台３の下面に沿って平行に図示矢印方向に往復移動す
るようになっている。なお、３５は電源部としてのイン
バータであり、フラットケーブル３６を介して光源２３
１．２３２にそれぞれ電力を供給する。また、３７は信
号処理ユニット２６から出力される画像情報を図示、な
い°出力っネクタ部、送る。ウッド　　　　　゛ケーブ
ルである。

ところで、前記案内軸２７は、第４図（ａ）（ｂ）に示
すように、その両端部にそれぞれ設けられた第１．第２
調整手段４１．４２によって支持された構造になってい
て、これら第１．第２調整手段４１．４２によって案内
軸２７の上下方向の位置がそれぞれ独立に調整できるよ
うになっており、以下それについて第３図ないし第７図
を参照して説明する。まず、第１調整手段４１は、第３
図ないし第５図に示すように、案内軸２７の一端を支持
し上下方向に所定範囲移動可能にモータブロック３４に
取付けられる上下調整板４３と、選択的に回転されその
回転によって上記上下調整板４３を移動させる偏心カム
４４とから構成される。すなわち、偏心カム４４は、第
６図（ａ）（ｂ）に示すように、偏心カム４４を回転さ
せるための頭部４５と、この頭部４５の裏面に突出形成
されたカム部４６と、偏心カム４４を取付けるための取
付ねじが挿入されるねし穴４７とからなり、上記カム部
４６の突出高さく厚さ）Ｈは上下調整板４３の厚さｔよ
りも所定長さく０．２ｍ＋＋＋程度）短くなっている。

一方、上下調整板４３は。

その下端に固定ねじが挿入される上下調整方向に長いね
じ穴４８が、また上端に偏心カム４４のカム部４６が挿
入される上下調整方向と直角方向に長い長穴４９がそれ
ぞれ形成されている。このように構成された上下調整板
４３は、第４図（ａ＞（ｂ）に示すように、モータブロ
ック３４に対してねじ穴４８を介して固定ねじ５０で締
付は固定されるとともに、第５図（ａ）（ｂ）に示すよ
うに、長穴４９に偏心カム４４のカム部４６が挿入され
、取付ねじ５１でモータブロック３４に対して偏心カム
４４とともに締付は固定されている。

しかして、調整詩は、固定ねじ５０および取付ねじ５１
をそれぞれゆるめて偏心カム４４を回転させることによ
り、上下調整板４３はその回転に応じて上下方向（図示
矢印方向）に移動する。そして、所望の位置を決めたら
固定ねじ５０および取付ねじ５１をそれぞれ締付けて固
定する。このような調整により、この実施例では±０．
５ｍｍ程度調整できるようになっている。

次に、第２調整手段４２は、第４図およびＭ７図に示す
ように、案内軸２７の一端を支持し上下方向に所定範囲
移動可能にフロントフレーム５２に取付けられる上下調
整板５３と、選択的に回転されその回転によって上記上
下調整板５３を移動させる偏心カム５４とから構成され
る。すなわち、偏心カム５４は、前記第６図（ａ）（ｂ
）に示した偏心カム４４と同一構成のものである。一方
、上下調整板５３は、その右端に固定ねじが挿入される
ねじ穴５５が、また左端に偏心カム５４のカム部４６が
挿入される上下調整方向と直角方向に長い長穴５６がそ
れぞれ形成されている。このように構成された上下調整
板５３は、第４図（ａ）（ｂ）および第７図（ａ）（ｂ
）に示すように、フロントフレーム５２に対してねじ穴
５５を介して固定ねじ５７で締付は固定されるとともに
、長穴５６に偏心カム５４のカム部４６が挿入され、取
付ねじ５８でフロントフレーム５２に対して偏心カム５
４とともに締付は固定されている。しかして、調整時は
、固定ねじ５７および取付ねじ５８をそれぞれゆるめて
偏心カム５４を回転させることにより、上下調整板５３
はその回転に応じて固定ねじ５７を支点に上下方向（図
示矢印方向）に回動移動する。そして、所望の位置を決
めたら固定ねじ５７および取付ねじ５８をそれぞれ締付
けて固定する。このような調整により、この実施例では
前記第１調整手段４１と同様に±Ｑ、５ｍｍ程度調整で
きるようになっている。

さらに、図面には示していないが、案内レール２９に対
してもその両端部にそれぞれ前記第１゜第２調整手段４
１．４２と同様な調整手段が設けられている。これによ
り、キャリッジ２２（走査器２１）は前後左右の４！！
所でそれぞれ上下位置が調整されることになる。フレー
ムの部品精度や組立精度によって原稿台３の平面度がほ
ぼ決まってしまうので、このように調整手段を設けるこ
とにより、原稿台３とキャリッジ２２との平行度を保つ
ことができる。同時に、光学系の焦点位置の調整も可能
となる。

第８図は前記光電変換器２５の出力信号を処理する信号
処理回路を示すものである。この信号処理回路は、光電
変換器２５によって読取った１ライン分の画像情報をホ
ワイト（Ｗ）、イエロウ（Ｙ）、シアン（Ｃ）の各情報
に分離して各色に対応したバッファメモリへ記憶するま
での処理を行なうもので、クロックパルス発振器６１、
増幅器６２、アナログスイッチ６３、Ａ／Ｄ変換パルス
発振器６４、Ａ／Ｄ変換器６５、アドレスカウンタ６６
およびバッファメモリ６７によって構成される。すなわ
ち、クロックパルス発振器６１から出力されるクロック
パルスに応じて光電変換器２５からシリアルに取出され
るアナログ信号は増幅器６２によって増幅される。増幅
器６２によって増幅された信号は、Ａ／Ｄ変換パルス発
振器６４からのＡ／Ｄ変換パルスに応じて動作するアナ
ログスイッチ６３によってホワイト（Ｗ）、イエロウ（
Ｙ）、シアン（Ｃ）の各色の信号に分離され、Ａ／Ｄ変
換器６５へ送られる。Ａ　、／　Ｄ変換器６５は、ＡＩ
Ｄ変換パルス発振器６４からのＡ／Ｄ変換パルスによっ
て動作し、アナログスイッチ６３からの各信号をそれぞ
れデジタル信号に変換し、それぞれバッファメモリ６７
へ送る。バッファメモリ６７は、アドレスカウンタ６６
によって示される番地へＡ／Ｄ変換器６５でデジタル化
された信号を記憶する。このようにして、光電変換器２
５によって読取られた１ライン分のカラー情報はデジタ
ル信号に変換され、各色ごとのバッファメモリ６７へそ
れぞれ記憶されるものである。

なお、バッファメモリ６７に・記憶された各色ごとの情
報は所定のタイミングで画像形成部１０へ送られる。

以上説明したような構成であれば、キャリッジ２２を支
持しその移動を案内する案内軸２７および案内レール２
９に対して、それぞれ上下位置を調整する調整手段４１
．４２を設けることにより、キャリッジ２２の原稿台３
に対する平行度調整、および走査器２１における光学系
の焦点調整を簡単かつ高精度に行なうことができる。し
かも、調整手段４１．４２を前述したような上下調整板
４３．５３と偏心カム４４．５４とによって構成するこ
とにより、より簡単に、しかも円滑かつ高精度に調整で
きるようになる。したがって、特に高解像度のカラー複
写機などにおいて顕著な効果を発揮する。

なお、前記実施例では、熱転写式カラー複写機において
原稿の画像情報を読取る情報読取装置に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、たとえば電子写真式の多色レーザプリンタなどにお
いて画像情報を読取る情報読取装置、あるいは他の情報
を読取る情報読取装置にも適用できる。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、光学系の焦点位置
調整および被読取物との平行度調整などが簡単かつ高精
度に行なうこそができる・情報読取装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は情報読取
装置の外観を示す斜視図、第２図は情報読取装置を熱転
写式カラー複写機にセラｌ−した状態を示す斜視図、第
３図は情報読取装置の構成を詳細に示す斜視図、第４図
（ａ）は第１．第２調整手段を説明するための要部上面
図、第４図（ｂ）は同図（ａ）の側面図、第５図（ａ）
は第１調整手段を説明するための要部正面図、第５図（
ｂ）は同図（ａ）の側断面図、第６図（ａ）は偏心カム
を一部断面して示す側面図、第６図（ｂ）は同図（ａ）
の裏面図、第７図（ａ）は第２調整手段を説明するため
の正面図、第７図（ｂ）は同図（ａ）の上方から見た断
面図、第８図は光電変換器の出力信号を処理する信号処
理回路を示すプロッタ図である。 １・・・・・・情報読取装置、３・・・・・・原稿台（
水平面）、２１・・・・・・走査器、２２・・・・・・
キャリッジ、２３１゜２３２・・・・・・光源、２４１
，２４２・・・・・・集束性光伝送体、２５・・・・・
・光電変換器、２７・・・・・・案内軸、２９・・・・
・・案内レール、３３・・・・・・パルスモーク、４１
゜４２・・・・・・調整手段、４３．５３・・・・・・
上下調整板、４４．５４・・・・・・偏心カム。　　　
　　　　　　　　　　　　　１出願人代理人　弁理士　
鈴江武彦 第５図 （ａ）　　　　　　　　　（１）） 第６図 （ａ）　　　　　　　　（ｂ） 第７図 （ａ） Ｊ （ｂ）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被読取物がセットされる水平面と、この水平面に
   セットされた被読取物に対して光を照射する光源、この
   光源による被読取物からの光を導く光学系、およびこの
   光学系で導かれた光を電気信号に変換する光電変換器か
   らなり、前記水平面に対して平行に往復移動する走査器
   と、この走査器を移動自在に支持しその往復移動を案内
   する棒状の案内部材と、この案内部材の少なくとも前記
   水平面に対する上下方向の位置を調整する調整手段とを
   具備したことを特徴とする情報読取装置。
2. （２）前記調整手段は、案内部材の両端部において、案
   内部材の端部を支持し前記水平面に対する上下方向に所
   定範囲移動可能な上下調整板と、選択的に回転されその
   回転によって前記上下調整板を移動させる偏心カムとを
   具備したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   情報読取装置。
3. （３）前記案内部材は互いに平行に配設された案内軸お
   よび案内レールである特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の情報読取装置。