JPS6135299Y2 - - Google Patents

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JPS6135299Y2
JPS6135299Y2 JP1978042610U JP4261078U JPS6135299Y2 JP S6135299 Y2 JPS6135299 Y2 JP S6135299Y2 JP 1978042610 U JP1978042610 U JP 1978042610U JP 4261078 U JP4261078 U JP 4261078U JP S6135299 Y2 JPS6135299 Y2 JP S6135299Y2
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bed
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鋼板に曲げ加工を施して鋼管に成
形するベンデイング装置、いわゆるベンデイング
ローラマシンの改良に関する。
鋼板に曲げ加工を施して鋼管に成形するため
に、第5図aに示すように平行2本のボトムロー
ラ30,30′上に1本のトツプローラ30を配
置し、ボトムローラ30,30′とトツプローラ
31のいずれかをこれらの軸方向と直角且つ水平
方向に移動自在であり、且つトツプローラ30を
昇降自在に支持したベンデイング装置は従来公知
である。この装置によつて鋼管を成形するには、
まず同図bに示すように、トツプローラ31を相
対的に一方のボトムローラ30に接近させ、鋼板
32の一端をそのボトムローラ30上で支持した
状態でトツプローラ31を下降させ鋼板32の一
端の端曲げを行う。次いで、同図cに示すよう
に、トツプローラ31と他方のボトムローラ3
0′との間で鋼板32の他端の端曲げを行なう。
更に、同図dに示すように、通常はトツプローラ
31を両ボトムローラ30,30′の中間に位置
させて鋼板32を大きくわん曲する。このように
して鋼板32の端曲げ部分が突き合わされると鋼
管の成形が終了する。
上記の成形工程からわかるように、端曲げ部分
の加工精度は鋼管の成形仕上り精度に大きな影響
を及ぼすため、端曲げ加工については近年著しく
その加工精度が重視され、また板端からの距離l
(第6図参照)が極めて小さい(例えば、板厚の
2倍程度)部分において精度の高い端曲げ加工が
要求される実情にある。
一方、従来公知のベンデイング装置において、
端曲げを行うためにボトムローラ30,30′を
トツプローラ31に対して移動させる方式(ボト
ム移動方式)と、反対にトツプローラ31をボト
ムローラ30,30′に対して移動させる方式
(トツプ移動方式)とがある。前者の代表例は特
公昭37−1570号公報に示されており、まだ後者の
代表例は特公昭46−7451号公報に示されている。
上記の両方式において、前述の距離lにおいて
端曲げを行なう場合、トツプローラ31と鋼板3
2の端部との位置関係を設定して距離lを調節す
る必要があるが、この場合トツプ移動方式はトツ
プローラ31を水平方向に移動させるだけで容易
に距離lを調節することができる。しかしなが
ら、ボトム移動方式の場合は、ボトムローラ3
0,30′を移動させても鋼板32の自重が全て
ボトムローラ30,30′にかかつているわけで
はないので、鋼板32は移動せず、したがつて、
ボトムローラ30,30′を移動して距離lを調
節することは、不可能であり、鋼板32を移動さ
せる他の手段を必要とする。この点でトツプ移動
方式の方が優れている。
しかしながら、従来のトツプ移動方式は次のよ
うな欠点がある。
即ち、端曲げに際してトツプローラ31を鋼板
32に圧接すると、第7図に示すように、ボトム
ローラ30には縦荷重Fvと横荷重Fhが作用す
る。
この場合、横荷重Fhの反力Fh′は、トツプロー
ラ31からそのトツプローラ31を移動自在に支
持するフレーム及びその移動機構を介して装置の
ベツドで支持されることになる。同様の力関係
は、ボトムローラ30′との間で、端曲げを行う
場合にも生じる。
しかるに、従来のトツプ移動方式は、前述の特
公昭46−7451号公報にみられるように、ベツドの
一方に片寄つてトツプローラ31の移動機構を設
けているため、両ボトムローラ30,30′の中
間を基準としてみた場合、移動機構はその両側に
おいて非対称構造になつている。そのため、一方
のボトムローラ30で端曲げを行なう場合と、他
方のボトムローラ30′で端曲げを行なう場合と
では、横荷重Fhの反力Fh′の支持剛性に差異を生
じ、結局横荷重Fhの大きさにも差を生じること
になるため、両端部の端曲げ精度が不揃いになる
欠点がある。
上記のごとき端曲げを行なう際に、トツプロー
ラ31に作用する圧力F′hにより、フレームに微
小な歪みが生じることが避けられない。フレーム
の歪みはそれによつて支持されるトツプローラ3
1の水平方向の位置に影響を与え、ボトムローラ
30,30′に対する力Pの作用点(第8図a,
b参照)に微小変位△xをもたらすことになる。
上記の変位△xは予測することができず、また
これを零にすることは実際上不可能である。また
一方のボトムローラ30と他方のボトムローラ3
0′とで、左右の変位△xが等しくない場合は、
鋼板32の両端部の円弧が等しくならず、高い仕
上り精度が得られない問題がある。
このような観点から従来技術をみると、前述の
特公昭46−7451号公報の場合は、第9図に概略図
をもつて示すように、門形フレーム33の一方の
脚部34に連結した部材35(ネジ棒、スラスト
軸受等)を介して固定部36(ベツド)に結合す
ることにより、前述の横荷重F′hを支持するよう
になつている。
上記の構造によると、横荷重F′hが実線方向に
作用した場合と、点線方向に作用した場合とで
は、フレーム33の変形量に差異が生じることは
明らかである。したがつて、この場合は、前述の
変位△xが左右で等しくならないという問題があ
る。
上記の問題点を解消するために、第10図に示
すように、フレーム33の脚部34,34′間に
連結棒37を設ける手段が考えられるが、このよ
うな構造であつても、各脚部34,34′の固定
点からの距離x1,x2に差があるため、横荷重Fh
による左右の変位△xに差異が生じることは避け
ることができない。
そこで、この考案は、トツプ移動方式における
上記の問題を解決し、横荷重F′hによる左右の変
位△xが等しい構造の鋼板ベンデイング装置を提
供することを目的とする。
この考案の構成は、第11図に概略図を示すよ
うに門形フレーム4,4′の両脚部10間に固定
した水平移動軸16の中間部分にネジ部17を設
け、上記ネジ部17にウオームホイールのボス部
19を螺合し、上記両ボトムローラ間の下部でベ
ツドと一体かつ対向一対のスラスト軸受部1a,
1bを設け、上記のスラスト軸受部1a,1bに
ウオームホイールのボス部19の両面を当接し、
上記ウオームホイールを介してフレームの水平方
向の駆動力を伝達するようにしたものである。
上記のように構成すると、左右方向の横荷重
は、いずれか一方のスラスト軸受部1a,1bに
より受けられその軸受部からフレームの脚部10
までの距離xは、左右いずれの場合も等しいの
で、左右いずれのボトムローラにおいて端曲げさ
れる場合でも前述の変位△xが等しくなる。
以下、この考案の実施例を第1図から第4図に
基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、ベツド1の左
右両端部に軸受2を設け、これにより前後に平行
に並んだ2本のボトムローラ3を回転自在に軸支
している。同じくベツド1の左右両端部に軸受2
を跨ぐ門形のフレーム4,4′を設け、そのフレ
ーム4,4′にそれぞれ油圧シリンダ7を装着
し、このシリンダ7とフレーム4,4′に設けた
上下方向のガイド溝とにより軸受5を昇降自在に
支持している。フレーム4,4′は上記のように
軸受2を跨ぐ門形に形成されているので、その軸
受2と軸受5とを同じく縦位置に配置することが
でき、各ロールのスパンを同一にすることができ
る。
ベツド1の左右両端部には、前後にガイド溝8
(第3図参照)が設けられ、前後一対のガイド部
材9がその溝8に嵌められている。各ガイド部材
9には、フレーム4,4′の両脚部10,10が
それぞれ前後方向のピボツトピン11によつて連
結されている。したがつて、フレーム4,4′は
ガイド部材9を駆動することによつて前後方向に
移動され、またピン11を中心に起伏することが
できる。
第1図に示すように、一方のフレーム4には、
ベツド1の外側面に軸支された油圧シリンダ12
のピストンロツド13が軸着され、このフレーム
4を油圧シリンダ12によつて上記ピン11を中
心に外方へ倒し、又は起立させることができる。
他方のフレーム4′はボトムローラ3の回転駆
動源24及びその減速装置25から成る駆動側に
設けられるフレームであるが、そのフレーム4′
は通常は起立状態にロツクされ、分解時にロツク
を解除してピン11を中心に外方へ倒すことがで
きるものである。フレーム4′は必ずしもこのよ
うに起伏自在に取付ける必要はなく、直接ベツド
1にスライドできるように支持した構造としても
よい。
なお、フレーム4の軸受5は、ピン11を中心
とする回動時に、トツプローラ6の一端から自由
に抜け出又は逆に自由に挿入することができるよ
うに、第4図に示す如く、トツプローラ6の軸端
に被せたスリーブ15の外周面と軸受5の内周面
との間に所要の間隙14を設けている。
上記の一対のガイド部材9間には、第3図に示
すように回転自在の水平移動軸16の両端部が固
定されている。上記水平移動軸16の中央部には
ネジ部17が形成され、そのネジ部17にウオー
ムホイール18を結合している。ウオームホイー
ル18はボス部19を有し、そのボス部19に設
けた内周ネジが前記のネジ部17とネジ結合して
おり、またボス部19の両端は両ボトムローラ3
間の中間においてベツド1の一部に設けたスラス
ト軸受部1a,1bに当接し、ウオームホイール
18に作用する軸方向の力をベツド1によつて支
持することにより軸方向の移動を阻止している。
上記の機構は、フレーム4′側においても同様
に構成され、それぞれのウオームホイール18に
噛み合つたウオームギヤ23を連結軸22によつ
て連結し、一方のウオームギヤ23にモータ20
の回転軸21を結合している。
なお、トツプローラ6のフレーム4′側の端部
にアーム27を突設し、その先端を支持装置26
に連結している。
次に上記装置の作用について説明する。
上記のベンデイング装置は、モータ20を駆動
してウオーム23、ウオームホイール18を回転
し、水平移動軸16をその軸心の方向、すなわち
前後方向に移動すると、フレーム4,4′が前後
方向に移動し、トツプローラ6をいずれか一方の
ボトムローラ3の方へ移行することができ、トツ
プローラ6の位置を適宜設定して油圧シリンダ7
を作動して端曲げを行なう。この場合、ボトムロ
ーラ3は回転させない。
端曲げを終了した後は、従来の場合と同様にボ
トムローラ2,3を回転し、トツプローラ6を通
常その中間部の適宜高さに位置せしめて鋼管に成
形する。成形を終了すれば、油圧シリンダ12を
駆動してフレーム4を外方へ倒すとトツプローラ
6の一端はその軸受5から抜け出し、そのトツプ
ローラ6は他方のフレーム4′によつて片持ち支
持された状態となり、この状態において成形を終
了した鋼管を抜き出す。なお、トツプローラ6は
支持装置26によつてバランスした状態に支持さ
れる。
ところで、この考案はフレーム4,4′の移動
機構を移動軸16とそれにねじ結合したウオーム
ホイール18によつて構成し、そのウオームホイ
ール18のボス部19を両ボトムローラ3の中央
でベツド1の一部に形成したスラスト軸受部1
a,1bに当接した構成としているから、その軸
受部1a,1bから両脚部10までの距離は、左
右いずれの場合も等しいので、左右いずれのボト
ムローラ2又は3において端曲げされる場合でも
前述の変位△xが等しくなるので、両端部の端曲
げ精度が等しくなり、全体として精度の高い鋼管
を成形できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は左側面図、第3図は
一部拡大縦断側面図、第4図は一部拡大縦断正面
図、第5図a〜d、第6図乃至第10図は従来技
術の説明概略図、第11図はこの考案の基本構造
の説明概略図である。 1……ベツド、1a,1b……スラスト軸受
部、2……軸受、3……ボトムローラ、4,4′
……フレーム、5……軸受、6……トツプロー
ラ、9……ガイド部材、10……両脚部、16…
…水平移動軸、17……ネジ部、18……ウオー
ムホイール、19……ボス部、20……モータ、
21……回転軸、22……連結軸、23……ウオ
ームギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に平行2本のボトムローラを設け、上
    記ボトムローラと平行のトツプローラを対向一対
    の門形フレームに昇降自在に支持し、上記フレー
    ムをベツド上でボトムローラと直角方向に水平移
    動できるように支持し、上記門形フレームの両脚
    部間に水平移動軸を固定してなる鋼板ベンデイン
    グ装置において、上記水平移動軸の中間部分にネ
    ジ部を設け、上記ネジ部にウオームホイールのボ
    ス部と螺合し、上記両ボトムローラ間の下部でベ
    ツドと一体かつ対向一対のスラスト軸受部を設
    け、上記のスラスト軸受部にウオームホイールの
    ボス部の両端部を当接し、上記ウオームホイール
    を介してフレームの水平方向の駆動力を伝達する
    ようにしたことを特徴とする鋼板ベンデイング装
    置。
JP1978042610U 1978-03-31 1978-03-31 Expired JPS6135299Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978042610U JPS6135299Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31

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JP1978042610U JPS6135299Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31

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Publication Number Publication Date
JPS54143860U JPS54143860U (ja) 1979-10-05
JPS6135299Y2 true JPS6135299Y2 (ja) 1986-10-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024225A (ja) * 1983-07-20 1985-02-06 Kurimoto Iron Works Ltd ベンデイングロ−ルによるパイプ成形方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320130Y1 (ja) * 1965-12-27 1968-08-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320130Y1 (ja) * 1965-12-27 1968-08-23

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JPS54143860U (ja) 1979-10-05

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