JPS6134504B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134504B2
JPS6134504B2 JP56089794A JP8979481A JPS6134504B2 JP S6134504 B2 JPS6134504 B2 JP S6134504B2 JP 56089794 A JP56089794 A JP 56089794A JP 8979481 A JP8979481 A JP 8979481A JP S6134504 B2 JPS6134504 B2 JP S6134504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
seal box
oxygen concentration
controlling
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56089794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57203764A (en
Inventor
Kango Sakai
Katsushi Saito
Hajime Hinoto
Takashi Saiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP8979481A priority Critical patent/JPS57203764A/ja
Publication of JPS57203764A publication Critical patent/JPS57203764A/ja
Publication of JPS6134504B2 publication Critical patent/JPS6134504B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2/00Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
    • C23C2/14Removing excess of molten coatings; Controlling or regulating the coating thickness
    • C23C2/16Removing excess of molten coatings; Controlling or regulating the coating thickness using fluids under pressure, e.g. air knives
    • C23C2/18Removing excess of molten coatings from elongated material
    • C23C2/20Strips; Plates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶融亜鉛メツキ鋼板の製造方法におい
て目付制御もしくは付着した亜鉛が未凝固である
領域の雰囲気の酸素濃度を制御出来る溶融メツキ
装置に関する。
溶融亜鉛メツキ鋼板はその優れた防食特性から
急激な成長をとげ、耐食性材料として建築材料、
家庭電気制品材料、自動車々体材料等の広範囲の
分野で使用されており、日本における生産量は年
間600万tに達し冷延鋼板の約30%にも及んでい
る。従つて、溶融亜鉛メツキの製造プロセスも
種々の技術的な開発によつて、近年の設備はライ
ンスピードが150〜200m/分の高速生産設備にな
つている。しかしながら後述する如く目付制御の
問題から実際にはスルスピード生産が難しい実情
である。又、品質面においても、塗装下地素材と
しての見直し、更には、自動車々体の防錆対策と
して片面亜鉛メツキ、合金メツキが緊急な問題と
してクローズアツプされて来ておりこれらの製品
を高生産性で製造出来るプロセス開発が重要にな
つている。本発明はこれらの要求に対処するべく
開発した溶融亜鉛メツキ装置に関するもので、下
記の通りである。
(1) 溶融メツキ浴及びメツキ量を制御するための
手段を含む溶融金属メツキ装置において、溶融
メツキ金属浴面から鋼帯に付着したメツキ金属
が凝固する間の少くとも一部を囲むシールボツ
クスと、該シールボツクス中に配設されたメツ
キ量を制御するためにガスワイピングノズル
と、前記シールボツクス中の酸素濃度を制御す
るための非酸化性ガス供給量制御手段と、前記
シールボツクス内のメツキ金属の凝固域に前記
シールボツクス中の酸素濃度を制御するための
酸素含有ガス供給量制御手段と鋼帯の振動防止
手段を兼ねるACP(エアークツシヨンパツ
ド)を設けたことを特徴とする溶融金属メツキ
装置。
(2) 溶融メツキ浴及びメツキ量を制御するための
手段を含む溶融金属メツキ装置において、メツ
キ量を制御するためのガスワイピングを内設す
る溶融メツキ金属浴面から鋼帯に付着したメツ
キ金属が凝固する間の一部を囲むシールボツク
スとその上方にメツキ金属が凝固する過程を囲
むシールボツクスを別に設け、シールボツクス
中の酸素濃度を制御するための酸素含有ガス供
給量制御手段と該シールボツクス中の酸素濃度
を制御するための非酸化性ガス供給量制御手段
をそれぞれのシールボツクスに設けてなること
を特徴とする溶融金属メツキ装置。
(3) 酸素濃度を制御するための酸素含有ガス供給
量制御手段の少くとも一つがACPである上記
第2項記載の溶融金属メツキ装置。
以下本発明の態様を図面に基づき詳述する。
溶融亜鉛メツキ鋼板の目付制御は現在、その優
れた生産性、均一制御能から高圧ガスによるワイ
ピング方法が採用されている。しかしこの方法は
確かり従来のロール絞り方法に比べ良好な制御が
出来るけれども、近年のラインプロセス要求に対
しては、必ずしも対応出来ない。例えば、浮遊ド
ロス増大(亜鉛の酸化に伴うドロスで以下ドロス
と記す。)騒音、ワイピングノズルの目詰り事故
等の問題が高速生産ラインにおいては生じる。第
1図にラインスピードとドロス生成量の関係を示
す。第1図に示すようにドロスの生成はラインス
ピードの増加に伴い級数的に増加し200m/分近
くでは作業が不可能である。又、通常のスピード
生産においてもドロスの生成を除去出来れば、釜
歩留りの向上、除去作業不要等によるメリツトは
莫大なものである。ドロス生成の主原因は、溶融
状態の亜鉛の酸化である。高速化に伴い、ストリ
ツプが持ち上げる亜鉛量が増加する一方、目付量
は一定に制御するため、除かれる亜鉛量即ち、拭
払い亜鉛量はスピードに比例して増加しワイピン
グノズルと浴面間でスプラツシユ状態になる。従
つて、酸素との反応面積が増加しドロスが急激に
増大する。
近年の如く、目付量も多品種構成になつている
実状では、薄目付制御する場合においては、低速
操業でも、ドロスの問題が生ずる、従つて、ドロ
ス増加に対する根本的な解決方法は亜鉛の酸化を
防ぐこと即ち酸素濃度を制御することが最も効果
的である。
又、上述したスプラツシユはワイピングノズル
の先端(通常は0.6〜1.5mm程度のスリツト状の間
隙)に付着し目詰りを生ずる。付着した部分の目
付制御能力は略ゼロになるためその様なトラブル
時には手作業による対策をとつている現状であ
る。スプラツシユの増加は目詰りの増加につなが
るが酸素濃度を制御することによつて減少する。
酸化したスプラツシユはノズル表面に付着しやす
いが、清浄な亜鉛はノズル表面に濡れ難いためで
ある。しかし後述する如く適当な酸素を含む制御
雰囲気が目詰り防止にベストである。この点にお
いても酸素濃度制御による効果は大きい。
又、騒音問題に対しても酸素濃度を制御ボツク
スが騒音吸収壁となり10〜20ホーン下げることが
出来る。
以上、酸素濃度を下げた効果について述べた
が、酸素濃度が余り低すぎると亜鉛の蒸気が発生
する。大気中においては、溶融亜鉛表面は少くと
も薄い酸化膜が形成し、その被膜がバリヤーとな
り保護されているため蒸気は発生しない。しかし
酸素が不充分であるとバリヤーが不完全となり亜
鉛が蒸気化する。
蒸気化した亜鉛は種々の悪影響を及ぼす。例え
ばワイピングノズルの先端に付着堆積し目詰りの
原因となる。又、メツキ鋼板表面に粉状に付着し
て、ライン後面のロールに蒸気から付着した亜鉛
が転写しロール面に堆積して製品に押し疵が生ず
る原因となる場合がある。更には、片面メツキ鋼
板の製造においては、ゼロ面に亜鉛が付着し悪影
響を及ぼす場合がある。以上の如く酸素濃度が余
り低すぎると蒸気による欠陥が生ずるため適当な
酸素濃度を存在せしめた雰囲気に制御する必要が
ある。
第2図は浴温450℃、ラインスピード80m/分
の条件でのドロス生成量(曲線)及び蒸気発生
量(曲線)と酸素濃度の関係を相対的に示した
ものである。図から明らかな如く、酸素濃度50〜
1000ppm、最適範囲は300〜1000ppmに制御すれ
ば、ドロス、蒸気の二つの問題を解決出来ること
が分る。そのためには酸素濃度制御精度の良い装
置が必要である。ワイピングによる上述した諸問
題が発生する領域はスプラツシユが発生するゾー
ンと考えてよくワイピングノズル上1000mm以下の
領域特にノズル下の浴面からワイピングノズル間
が重要部分であり、ストリツプのスピード、目付
制御、浴組成によつて制御濃度範囲を決定する。
本発明は上記の様な観点以外に以下に述べる合
金メツキ鋼板の製造面で直面した難題を解決する
ため開発したものである。
第3図は、調合亜鉛メツキ浴(A0.2%、
Pb0.1%)にマグネシウムを加えて得られたMg−
Zn合金メツキ鋼板の耐食性をJIS規定の塩水噴霧
試験で調べたものである。曲線N1はMg無添加
の腐食水準を示す。AlはMg添加に伴う耐食性の
変化を示している。第3図からMgによる耐食性
向上は他元素に比べると大きく優れていることが
理解される。しかしながらMgは酸素との親和力
が非常に強いため、通常の大気中操業では多くの
問題が生じ生産することは難しい。
即ち、ドロス、蒸気等の目付制御の問題は、
Mg無添加の場合と大差のない酸素濃度で対処出
来る。しかしながら品質面において酸素濃度を無
制御で生産すると第4図に示す皮張り、第5図に
示すヘアー、よれの外観不良が発生する。
シールボツクス中の酸素濃度はメツキされる外
観に対しても適正な領域に制御しなければならな
い。Mgを添加したこれ迄の公知例は、単に非酸
化或は弱酸化雰囲気と定性的な表現があるにして
も可久的に低酸素濃度を指向しており、酸素濃度
制御に対する具体的な方法が全く示されておら
ず、実用に適するような合金メツキ鋼板は得られ
ていない。外観に対する酸素濃度の影響が特に問
題になるのは、ワイピングノズル部即ち目付制御
部に於ける皮張り現象である。皮張りはメツキ金
属の表面が周囲の酸素によつて酸化を受け固体に
変り、内部は流動性の溶融金属の状態であるた
め、メツキ表面に噴きつけられる高圧のガスによ
つて流れが生じ皺模様が発生する。当然目付制御
能力も低下する。第4図に皮張り発生域をワイピ
ング部分の酸素濃度と浴中のMg含有率で示した
(図中、×は全面皮張り、△は軽度の皮張り、○は
皮張りなしを夫々示す。)。亜鉛は調合亜鉛浴を用
い、浴温450℃、ラインスピード80m/min、ワ
イピングガス圧力1.0Kg/cm2、ワイピングノズル
のスリツト0.5mm、ノズル間隔20mmで行つた。第
4図から明らかな如く、2%以下のMg添加浴に
おいて、1000ppmの酸素濃度以下であれば皮張
りは発生せず、Mg0.5%添加浴では3000ppmでも
発生しない。
酸素濃度とメツキ外観との関係に就いては、更
にメツキ金属の凝固過程においても問題になるの
でこの点に就いて説明する。
第5図は調合亜鉛にMg0.5及び1.0%を添加し
た浴(どちらも結果は同じ)、を用いてメツキし
た場合の凝固過程における外観不良が発生する領
域を示す。
酸素濃度制御方法については後述する。凝固過
程の酸素濃度が高いと「ヘアー」状のメツキ外観
が発生し、低いと粒状もしくは六角形状のまだら
模様(「よれ」と呼称)の外観となる。「ヘアー」
はMgを加えた浴特有の現象である。一方「よ
れ」は亜鉛共通の現象である。第5図は「ヘア
ー」に関して(口:発生なし、■:発生)、「よ
れ」に関して(○:発生なし、●:発生)で示
し、それぞれ発生域を目付量との関係で斜線で示
した。第5図では酸素濃度100〜1000ppmが最適
範囲で低目付量(例えば20g/m2)においては酸
素濃度を制御する必要はない。以上のように溶融
亜鉛、さらにはMgを添加した合金メツキにおい
てはワイピングノズル近傍を含む浴面側とその上
方の溶融金属の凝固域側の酸素濃度を個別に制御
するとともに、特に凝固域側は酸素濃度を広範囲
に任意に制御する必要がある。本発明はこのよう
な目的に適した装置を提供することを目的として
いる。
本発明における凝固過程の範囲は前述した目付
制御より上方に位置し、メツキ金属が凝固するま
での一部又は全ての領域である。
以下、第6図乃至第12図に基き本発明に於て
酸素を制御するシールボツクスを主体とする制御
装置に就いて詳述する。これら図中の符号は格別
の指示なき限り下記の通りである。
1…ストリツプ、1S…メツキ金属(固体)が
付着、1L…メツキ金属(液体)が付着、2…シ
ールボツクス、2a…シールボツクスの下部ケー
シング(ワイピング、浴面)、2b…シールボツ
クス上部ケーシング(凝固過程)、2c…2重構
造シールボツクス内室、2d…ガスカーテンシー
ルボツクスの内室、2e…ガスカーテン2重構造
シールボツクスの内壁、3…ポツト釜、4…メツ
キ浴、5…ポツトロール、6…スナウト、7…ワ
イピングノズル、8…シールガス導管、9…不活
性ガス供給口、10…空気供給口、11…エアー
クツシヨンパツト(酸素濃度制御も兼ねる)、1
2…循環ブロアー、13…ガス吸引口、14…循
環パイプ、15…シール壁、16…シールガス噴
き出し口、 M,M1,M2,M3…酸素濃度測定用ガス吸引口、 M1…下部(浴面、ワイピング部分に相当) M2…中部(凝固過程に相当) M3…上部(凝固過程に相当) W…ストリツプが通過するシールボツクスの開口
部 第6図、第7図、第8図は3通りのシールボツ
クスの位置を示す。図中、1はストリツプを示
し、1L(黒)はメツキされた金属が溶融状態、
S(白)は固体の状態である。2aはワイピン
グノズルと浴面を制御するシールボツクス、2b
は凝固過程を制御するシールボツクスである。大
気中凝固の場合、2bは省略出来、第6図とな
る。第7図は凝固まで完全に酸素濃度を規制し、
第8図は凝固過程の一部を規制する例である。
以下、第9〜12図はシールボツクスの構造の
例、及び酸素濃度制御方法、並にその結果を示
す。本発明に於ては限定した酸素濃度が得られれ
ば、上記図に記載の方法でも適用できる。
シールボツクス(特に2a部)の構造に於て
は、酸素濃度を1000ppm以下にすることが可能
な構造を持ち外部より酸素を一定量入れることに
よつて2a部の酸素濃度を制御する必要がある。
2a部の酸素濃度を1000ppm以下に出来ないボ
ツクスでは、バラツキが大きくドロス増、皮張り
発生の原因となる。
第9図はワイピングノズル部2aと凝固過程2
bを分離した構造を持つ本発明の例で、凝固位置
に合せて2bの位置を決める。2aと2bとを合
致させることが出来る。この場合、各ボツクス内
への空気の侵入を防ぐため、窒素のカーテン構造
が必要である。ボツクス内の酸素濃度は9および
10で個別に制御する。
第10図はシールボツクスは1体として上部ケ
ーシング2bに11で示したエアクツシヨンパツ
ド(ACP)を内蔵させたものである。ACPによ
つてストリツプ1の振動を抑制出来るのでシール
ボツクスに開口部Wの面積を小さく出来、且つ、
ACPはガスカーテン効果が発揮できる。ガスは
シールボツクス中段13により密閉型ブロアー1
2によつて吸引されて配管14を通つてACPに
送られる。ボツクス内への窒素はワイピングノズ
ルから供給される。又、ボツクス内の酸素濃度は
配管14の途中に10より空気を入れることによ
つて制御される。
第11図は第10図のシールボツクスを用いて
溶融亜鉛メツキのパイロツトライン試験(ライン
スピード80m/min、ストリツプ巾150mm)を行
つた結果である。ACPは100×100×3mmのスリ
ツト開口を持ち、ACPへの流量はブロアーのバ
ルブ調節で4.4m3/minで行つた。ACP間の距離
は30mmである。ワイピングノズル(GJC)条件
は、ノズルスリツト0.5mm、巾350mm、ノズル間20
mmで行つた。GJCから、噴出する窒素ガス量は
3.9m3/min(圧力1.0Kg/cm2)である。このボツ
クス構造の場合、ACPのガス量とGJCのガス量
比はACP/GJC=1.4以下/1に制御する。
ACP1.4超ではボツクス内が負圧になり空気が侵
入し易く、別個にボツクス内へ窒素を入れる必要
性が生ずる。
上記条件で第10図10より空気を供給し、酸
素濃度を第10図のM1,M2,M3で測定し、第1
1図の曲線M1,M2,M3に示した。空気を供給し
ない場合、M1,M2,M3はいずれも10ppm近傍に
安定化する。空気20/min供給時にはM1=50、
M2=100、M3=500ppm、空気50/min供給時
はM1=100、M2=500、M3=2000ppm、空気100
/min供給時にはM1=500、M2=2000、M3
5000ppmであつた。
第12図はACP11をシールボツクスと分離
した構造を持つもので、必要によりシール壁15
を設けることが出来る。シールボツクス内の酸素
は9,10より混合供給され、ACPには13→
12→14でシールボツクス内のガスが再利用さ
れ、配管14に設けた空気供給口10によつて酸
素濃度を制御する。この構造において、ACPは
シールボツクスの2bの役割を兼ねることにもな
つている。
以上詳述した、酸素濃度制御方法は、実施例に
示したシールボツクス以外でも、本発明で定めた
ように機能する酸素濃度を制御できる装置であれ
ば、適用することが出来る。例えば、片面溶融亜
鉛メツキ鋼板の製造の例として、非酸化性雰囲気
下で、ストリツプを酸化させることなく片面にメ
ツキする場合がある。この方法においては、当然
メツキの密着性、ドロス、亜鉛蒸気の3点を考慮
したシール機構や雰囲気ガスの設計を行う必要が
ある。この場合に於ても精度の高いシールボツク
ス機構を持ち、外部より酸素含有ガスを供給して
酸素濃度制御する装置として本発明を適用するこ
とが出来る。また本発明において酸素含有ガス供
給量制御手段としてACPを採用する場合は鋼帯
の振動を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は亜鉛メツキにおけるラインスピードと
ドロスの生成量に関する図、第2図は浴温450℃
で発生する亜鉛の蒸気発生量及びドロス生成量と
酸素濃度の関係を示す図。第3図は、調合亜鉛浴
にMgを0〜2%加えた亜鉛メツキ鋼板の腐食減
量を示した図、第4図は、皮張発生域をワイピン
グ部分の酸素濃度と浴中のMgで示す図、第5図
は目付量と酸素濃度に基く「ヘアー」「よれ」発
生域を示す図、第6図、第7図、第8図はシール
ボツクスの3通りの位置を示す図、第9〜12図
はシールボツクスの構造を示す図である。 1…ストリツプ、1s…メツキ金属(固体)が
付着、L…メツキ金属(液体)が付着、2…シー
ルボツクス、2a…シールボツクスの下部ケーシ
ング(ワイピング、浴面)、2b…シールボツク
ス上部ケーシング(凝固過程)、2c…2重構造
シールボツクス内室、2d…ガスカーテンシール
ボツクスの内室、2e…ガスカーテン2重構造シ
ールボツクスの内壁、3…ポツト釜、4…メツキ
浴、5…ポツトロール、6…スナウト、7…ワイ
ピングノズル、8…シールガス導管、9…不活性
ガス供給口、10…空気供給口、11…エアーク
ツシヨンパツト、12…循環ブロアー、13…ガ
ス吸引口、14…循環パイプ、15…シール壁、
16…シールボツクス内のシールガス供給口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融メツキ浴及びメツキ量を制御するための
    手段を含む溶融金属メツキ装置において、溶融メ
    ツキ金属浴面から鋼帯に付着したメツキ金属が凝
    固する間の少くとも一部を囲むシールボツクス
    と、該シールボツクス中に配設されたメツキ量を
    制御するためにガスワイピングノズルと、前記シ
    ールボツクス中の酸素濃度を制御するための非酸
    化性ガス供給量制御手段と、前記シールボツクス
    内のメツキ金属の凝固域に前記シールボツクス中
    の酸素濃度を制御するための酸素含有ガス供給量
    制御手段と鋼帯の振動防止手段を兼ねるACPを
    設けたことを特徴とする溶融金属メツキ装置。 2 溶融メツキ浴及びメツキ量を制御するための
    手段を含む溶融金属メツキ装置において、メツキ
    量を制御するためのガスワイピングを内設する溶
    融メツキ金属浴面から鋼帯に付着したメツキ金属
    が凝固する間の一部を囲むシールボツクスとその
    上方にメツキ金属が凝固する過程を囲むシールボ
    ツクスを別に設け、シールボツクス中の酸素濃度
    を制御するための酸素含有ガス供給量制御手段と
    該シールボツクス中の酸素濃度を制御するための
    非酸化性ガス供給量制御手段をそれぞれのシール
    ボツクスに設けてなることを特徴とする溶融金属
    メツキ装置。 3 酸素濃度を制御するための酸素含有ガス供給
    量制御手段の少くとも一つがACPである特許請
    求の範囲第2項記載の溶融金属メツキ装置。
JP8979481A 1981-06-11 1981-06-11 Hot-dipping device which is capable of controlling oxygen concentration in plating atmosphere Granted JPS57203764A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8979481A JPS57203764A (en) 1981-06-11 1981-06-11 Hot-dipping device which is capable of controlling oxygen concentration in plating atmosphere

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8979481A JPS57203764A (en) 1981-06-11 1981-06-11 Hot-dipping device which is capable of controlling oxygen concentration in plating atmosphere

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57203764A JPS57203764A (en) 1982-12-14
JPS6134504B2 true JPS6134504B2 (ja) 1986-08-08

Family

ID=13980597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8979481A Granted JPS57203764A (en) 1981-06-11 1981-06-11 Hot-dipping device which is capable of controlling oxygen concentration in plating atmosphere

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57203764A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01261103A (ja) * 1988-04-12 1989-10-18 Daifuku Co Ltd 倉庫設備
JPH04243702A (ja) * 1991-01-28 1992-08-31 Nkk Corp 立体式鉄道貨物ターミナル設備
JP4988045B2 (ja) * 2008-10-01 2012-08-01 新日本製鐵株式会社 溶融めっき鋼板の製造方法及び溶融めっき装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100641756B1 (ko) 2004-12-10 2006-11-02 주식회사 포스코 도금강판의 표면품질 향상을 위한 도금층 조절장치
JP6345223B2 (ja) * 2016-12-06 2018-06-20 日新製鋼株式会社 溶融めっき設備及びそれを用いためっき金属帯製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141554A (en) * 1979-04-16 1980-11-05 Armco Steel Corp Method and apparatus for finishing in order to melt plating ferrous metal strip by molten coating metal

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141554A (en) * 1979-04-16 1980-11-05 Armco Steel Corp Method and apparatus for finishing in order to melt plating ferrous metal strip by molten coating metal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01261103A (ja) * 1988-04-12 1989-10-18 Daifuku Co Ltd 倉庫設備
JPH04243702A (ja) * 1991-01-28 1992-08-31 Nkk Corp 立体式鉄道貨物ターミナル設備
JP4988045B2 (ja) * 2008-10-01 2012-08-01 新日本製鐵株式会社 溶融めっき鋼板の製造方法及び溶融めっき装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57203764A (en) 1982-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100324893B1 (ko) 내식성및표면외관이양호한융용아연-알루미늄-마그네슘도금강판및그제조법
US4330574A (en) Finishing method for conventional hot dip coating of a ferrous base metal strip with a molten coating metal
US4369211A (en) Process for producing a hot dip galvanized steel strip
CA1124142A (en) Finishing method and apparatus for conventional hot dip coating of a ferrous base metal strip with a molten coating metal
US4444814A (en) Finishing method and means for conventional hot-dip coating of a ferrous base metal strip with a molten coating metal using conventional finishing rolls
US4287238A (en) Protective atmosphere gas wiping apparatus and method of using
JPS6134504B2 (ja)
EP0545408B1 (en) Meniscus coating steel strip
CA1069390A (en) Method for effecting one side molten metal coating
KR101560934B1 (ko) 표면 평활성이 우수한 Zn-Al-Mg계 고내식 도금 조성물, 상기 도금조성물을 사용하여 도금된 도금강판 및 그 제조방법
JPH01177350A (ja) 表面平滑な溶融亜鉛鍍金鋼板の製造装置及び方法
US4207831A (en) Apparatus for one side coating of a continuous strip
JP3888784B2 (ja) 溶融Zn基めっき鋼板のエッジしわ防止法
JPS6048587B2 (ja) 溶融めつき装置
JPS6133069B2 (ja)
KR100448622B1 (ko) 표면외관이 미려한 용융도금강판 제조방법
JPH07150320A (ja) 溶融金属めっき方法及び装置
JP2560663B2 (ja) 表面欠陥の少ない溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法と装置
KR100525907B1 (ko) 합금화 용융아연도금강판 제조방법
JP3393736B2 (ja) ミニマムスパングル用処理液の噴射方法および装置
JPS6230864A (ja) 溶融金属めつき装置
JPS6237361A (ja) 溶融金属めつき法および装置
JPH03226551A (ja) 溶融系亜鉛めっき鋼板の酸化膜生成方法
KR20010028283A (ko) 용융금속 도금설비의 스나우트내 금속분진 생성 억제방법
JPH03150338A (ja) 連続溶融合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法