JPS6133686Y2 - - Google Patents

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JPS6133686Y2
JPS6133686Y2 JP12862180U JP12862180U JPS6133686Y2 JP S6133686 Y2 JPS6133686 Y2 JP S6133686Y2 JP 12862180 U JP12862180 U JP 12862180U JP 12862180 U JP12862180 U JP 12862180U JP S6133686 Y2 JPS6133686 Y2 JP S6133686Y2
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JP
Japan
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drum
stopper
drive cord
motor
antenna element
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JP12862180U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば自動車に取付けられてモータ
による電動で多段伸縮アンテナ素子を伸縮する車
両アンテナ装置に関し、特に取付けの際にアンテ
ナ素子からのドライブコードの端部をモータ駆動
部の回転ドラムに引掛け係合する機構の改良に関
するものである。
従来この種のアンテナ装置は第1図、第2図に
示すように、長尺のアンテナ部1とモータ駆動部
2に2分割してあり、アンテナ部1はアンテナ収
納筒3の内部に多段のアンテナ素子4を一方から
伸長突出または収縮収納すべく設け、且つそのア
ンテナ収納筒3のアンテナ素子4と反対側の他方
に可撓性のアウターチユーブ5を出し入れ可能に
設け、アウターチユーブ5の端部にはモータ駆動
部2の側に結合する接続金具6を備えている。ま
た、可撓性のドライブコード7の一端をアンテナ
素子4の先端最上部に結合して、そのドライブコ
ード7がアンテナ素子4、アンテナ収納筒3及び
アウターチユーブ5の内部を通してアウタチユー
ブ5外部へ延出され、更にドライブコード7の他
端にモータ駆動部2の後述する回転ドラムに引掛
けるためのストツパ8を具備する。
一方モータ駆動部2は本考案に必要な部分につ
いてのみ説明すると、第3図ないし第5図に示す
ように、ドラムケース10においてドラム部とモ
ータ部を隔室化して雨水の侵入を防ぐ円錐部11
の上に、回転ドラム12が第2図に示すモータ1
3の駆動力でクラツチを介して正、逆転すべく設
けられる。回転ドラム12は金属製の外ドラム1
2aの内側に樹脂製の内ドラム12bを有してお
り、両ドラム12a,12bの間隙にドライブコ
ード7を巻取り収容するようにしてあり、これら
の両ドラム12a,12bは円錐状に傾斜してい
る。また、ドラムケース10の円錐部11周縁部
には外ドラム12a及び内ドラム12bの開口端
が遊嵌する溝14,15が形成されると共に、そ
れらの溝14,15の間の突堤16が両ドラム間
隙開口部に入り込んでいる。そして、ドラムケー
ス10のアウターチユーブ取付け口17内に形成
するコード挿入孔18を、上記溝14,15及び
突堤16の円周上の1個所で開口し、回転ドラム
12の例えば内ドラム12bにおける内周上の1
個所に上記ストツパ8を引掛け係合するための凹
部19を有する。
ストツパ8はドライブコード7に一体成形され
る樹脂から成り、縦、横等長の径大円筒状であ
る。これに対し凹部19はモータ正転によりドラ
イブコード7を巻取る際にストツパ8の一端と係
合する段部20と、モータ逆転によりドライブコ
ード7を巻戻す際にストツパ8の他端と係合する
段部21を有する。段部20には傾斜部20aと
ドラムに対し直交するストレート部20b,20
cが形成され、傾斜部20aでドライブコード7
が何巻も巻取つて巻込まれ内ドラム12bに締つ
ていく場合にストツパ8をゆるめて奥へ入り易く
する。段部21にはストレート部21a、R部2
1b及び傾斜部21cが形成され、傾斜部21c
で巻戻しの際にストツパ8を開口部方向に変位し
て送出し易くし、R部21bでアンテナ素子全伸
時ドライブコード7が1巻き程度しか残らない場
合のストツパ8の抜けを防ぐようになつている。
このような構成のアンテナ部1とモータ駆動部
2を自動車等に取付ける場合は、例えば第1図に
示すように、フロントウインド22とサイドウイ
ンド23との間のピラー部24内にアンテナ部1
のアンテナ収納筒3とアウターチユーブ5を挿入
して取付けベース9等により固定し、アンテナ素
子4のみがピラー部24の頂部から突出するよう
にする。また、モータ駆動部2はダツシユボード
25の下等のデツドスペースの所定の位置に固定
される。
そして、アンテナ部1とモータ駆動部2を結合
する場合に、まず第2図に示すように、アンテナ
素子4を全伸してドライブコード7を巻戻し状態
にし、アウターチユーブ5を引込めてストツパ8
を露出させ、このストツパ8をモータ駆動部2の
取付け口17内のコード挿入孔18に導入する。
すると、ストツパ8はコード挿入孔18を経て回
転ドラム12の内,外ドラム12a,12bの間
隙内に達し、ストツパ8側部が第3図に示すよう
に斜め向きの状態で内ドラム12bの開口側端部
表面に当つて止まる。そこでこの状態を保持しな
がらモータ13を始動して回転ドラム12を回す
のであり、これにより内ドラム12bの凹部19
がストツパ8の個所に来てそこに入り、このとき
段部20のストレート部20bにストツパ8の一
端が引掛る。そしてこれ以降は、突堤16が両ド
ラム12a,12bの間隙開口部内に入つてスト
ツパ8等が落下して外れるのを防いでおり、更に
段部20の傾斜部20aでストツパ8が奥へ誘導
されることで、ストツパ8を初めとしてドライブ
コード7は内ドラム12b上次々と奥へ巻取られ
て行く。こうしてドライブコード7の回転ドラム
12への結合が終了した後は、アウターチユーブ
5を引出してその端部の接続金具6を取付け口1
7にワンタツチで結合して取付け作業が終了す
る。
ところが、このような取付け作業には以下のよ
うな問題がある。即ち、まず人間工学的な問題に
なるが、モータ駆動部2が固定されるデツドスペ
ース等の狭い場所に作業者が手を入れ、ドライブ
コード7の先端のストツパ8を手さぐりで取付け
口17に挿入し、ストツパ8が停止した状態を維
持しつゝモータ13を始動して引掛け係合するに
は、これに要する時間及び特に引掛けのタイミン
グが重要である。
この点を考慮して本件考案者は多人数の作業者
で実験して統計をとりそれを分析した結果、タイ
ミング的にドラム回転数が200rpm程度の場合に
ミスなく係合できることを見い出した。
仮にこれより回転がかなり速いと、タイミング
が合わず素通りして引掛けミスが生じ、内ドラム
12bの凹部19において引掛け端のストレート
部20bが上記ミスにより変形してしまう。その
ため、以後動作を繰返えしても引掛からなくなつ
て、このドラムは不良品となり交換を余儀なくさ
れる。
一方これよりかなり遅いと、取付け作業が難し
い場所で作業しているので、精神面でイライラが
生じてか、押込んでやろうという意識が働いて変
な押込力が自然に加わるか、或いは何度も突込む
ような押込み操作を行つてしまい、これによりス
トツパ8の部分が内ドラム12bとその内側のフ
レームの間、または外ドラム12aとその外側の
フレームの間に噛んだり、入り込んで巻取り不能
になる現象が発生する。
即ち、上記押込みが働いた場合ドラム部分の構
成が、過負荷時にドラムに回転力が伝わらないよ
うにする噛合クラツチを有し、このクラツチはド
ラムをコイルスプリングに抗して軸方向に変位す
れば切れ、コイルスプリングは片ぎきを生じて上
記変位を起し易い。そこで上記押込み力によりス
トツパ8がスプリングに抗して内ドラム12bま
たは外ドラム12aの開口端部を持上げて偏位さ
せ、それとフレームとの間隙を大きくしてしま
い、そこにドライブコード7及びストツパ8が樹
脂製であることも作用して噛みつき上述の支障を
生じる。こうなると動作不良となり、分解しなけ
ればならず、ストツパ8を有するドライブコード
7も交換しなければならない。
ところで、ドラム回転数は上述のように
200rpmが適切であるが、現状ではそうなつてい
ない。これは、アンテナ素子4の伸縮速度の適正
値が規定されている。モータの回転数が回転によ
り生じるトルクの大きさ、回転騒音の面で自動車
設計段階で加味され規定されてしまう。上記ドラ
イブコード出入口がほゞ規定され、残るはそれら
の中間の内部機構になるが、装置の大きさは取付
けスペースから限度がほぼ決定されており、歯車
数を増し、ドラム径を変更し、その他の部分を大
幅に変更することは難しい。歯車等は軽量化、製
作の容易性、コスト面からプラスチツク材に限定
されてしまい、従つて歯数を大幅に変更すること
は強度的に問題があるばかりか、減速比を小さく
することはトルクが変化するのでドライブコード
7の巻取り、巻戻し力に問題が生じる。更に、寸
法的に変更することは他のアンテナ装置と共通化
の点から問題があり、この共通化に対し支障を生
じないようにする必要がある等の種々の規制があ
るからである。
このため、現状ではモータ回転数が5000rpm、
ウオームとウオームホイールによる1段減速比が
1/50、従つてドラム回転数100rpmとなり適正回
転数の半分である。これにより上述の取付け作業
時の問題において、特にドラム回転数が遅く引掛
け係合の機会が少なくて精神的イライラを生じる
ことによる問題を生じ易い。
本考案はこのような点に鑑み、規定されたモー
タ駆動部等の主要部を変更することなく、各種ア
ンテナ装置に対する共通化も保持し得ることを前
提としてなされたもので、ドラム側のドライブコ
ード端部ストツパと引掛け係合する凹部をドラム
回転数に見合つた複数個所に設け、特にドラム回
転数が遅い場合にストツパの引掛けタイミングを
とり易くするようにした車両用アンテナ装置を提
供するものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を具体的
に説明すると、第6図の本考案の第1の実施例の
ものは、ドラム回転数が適正回転数のほゞ半分で
ある点を考慮して内ドラム12bの2ケ所、即ち
2個の凹部19,19′が等間隔で設けてある。
これにより、ドラム回転数が半分であつてもドラ
イブコード7の端部のストツパ8は、2個の凹部
19,19′と適正回転数の場合と同様に引掛け
係合する機会ができて、タイミングよくいずれか
一方の凹部19または19′に係合することにな
る。
第7図の第2の実施例のものは、内ドラム12
bに3個の凹部19,19′,19″を等間隔で設
け、第8図の第3の実施例のものは、内ドラム1
2bに2個の凹部19,19′を不等間隔で設け
たものであり、これらいずれの場合も上述に比べ
てタイミングが若干変わる程度で実施可能であ
る。尚、これ以上凹部の数を増すと、かえつてタ
イミングをとりずらくなる。
このように本考案によると、ドラム回転数に見
合つた個数の凹部によりドライブコード7のスト
ツパ8と係合タイミングがうまくとれるので、取
付け作業しずらい場所で手さぐり状態でも引掛け
ミス、精神的な支障を生じることなく確実、且つ
容易に自動巻取りを行い得る。仮にタイミングを
逃がして引掛けミスを生じても次の機会が直ぐ来
て作業時間が短縮でき、入れ損じて1ケ所の凹部
を破損しても他の凹部を用いることにより不良品
にならない。モータ駆動部2の主要部及びアンテ
ナ部1は変更がないので、取付け条件、他のアン
テナ装置との共通化に変化がなく従来通りに行い
得る。
尚、実施例では内ドラム12bにのみ引掛け凹
部を設けているが、外ドラム12aに設け、また
は内,外ドラム12a,12bの両方に設けても
良い。ストツパ8は金属製であつても噛むことが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用態様の一例を示す斜視
図、第2図ないし第5図は従来の装置の全体の斜
視図、ドラム部の一部断面した側面図、斜視図及
び第3図の−断面図、第6図ないし第8図は
本考案による装置のドラム部の第1ないし第3の
実施例を示す水平断面図である。 1……アンテナ部、2……モータ駆動部、4…
…アンテナ素子、7……ドライブコード、8……
ストツパ、12……回転ドラム、12a……外ド
ラム、12b……内ドラム、19,19′,1
9″……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多段伸縮アンテナ素子の内部を通してその最上
    段に接続する可撓性のドライブコードの端部を、
    モータの回転駆動力で正、逆転する回転ドラムに
    引掛けて抜け止めし、該回転ドラムの内外ドラム
    の間隙に上記ドライブコードを巻取り、巻戻して
    上記多段伸縮アンテナ素子を伸縮するものにおい
    て、上記ドライブコードの端部に径大筒状のスト
    ツパを設け、上記回転ドラムに該ストツパを引掛
    け係合する凹部を円周上複数個所設け、上記スト
    ツパを上記回転ドラムに臨ませ、上記モータの始
    動により、上記回転ドラムを回す際に上記複数個
    所の凹部のいずれか一つに上記ストツパを引掛け
    係合するように構成したことを特徴とする車両用
    アンテナ装置。
JP12862180U 1980-09-10 1980-09-10 Expired JPS6133686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12862180U JPS6133686Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12862180U JPS6133686Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5753705U JPS5753705U (ja) 1982-03-29
JPS6133686Y2 true JPS6133686Y2 (ja) 1986-10-02

Family

ID=29488996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12862180U Expired JPS6133686Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

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JP (1) JPS6133686Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6187144U (ja) * 1984-11-14 1986-06-07

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Publication number Publication date
JPS5753705U (ja) 1982-03-29

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