JPS6132981B2 - - Google Patents

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JPS6132981B2
JPS6132981B2 JP10198080A JP10198080A JPS6132981B2 JP S6132981 B2 JPS6132981 B2 JP S6132981B2 JP 10198080 A JP10198080 A JP 10198080A JP 10198080 A JP10198080 A JP 10198080A JP S6132981 B2 JPS6132981 B2 JP S6132981B2
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JP
Japan
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spout
paper container
cam
main body
heater
Prior art date
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Application number
JP10198080A
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English (en)
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JPS5746855A (en
Inventor
Yukio Konaka
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP10198080A priority Critical patent/JPS5746855A/ja
Publication of JPS5746855A publication Critical patent/JPS5746855A/ja
Publication of JPS6132981B2 publication Critical patent/JPS6132981B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙容器に対し内容物流出用の口栓を取
付ける口栓取付装置に関し、より詳しくは上記紙
容器に口栓を取付けるに当つて両者を加熱するの
に好適なヒータに関する。
紙容器は牛乳,ジユース類を初め最近では清酒
類にも用いられる等、その用途を拡大している
が、これら紙容器から内容物を注出する際には紙
容器の接着部位を剥離しあるいは切断する必要が
あるため開封作業が甚だ困難かつ煩雑で注出作業
も容易とは言い難く、また開封後の密封性を維持
することは殆んど不可能であるため衛生、保存性
の上からも改良の余地があつた。
このため、既に、紙容器の表面に防水等を目的
として熱可塑性樹脂被膜が旋されていることに着
目し、紙容器の口栓接着予定位置と合成樹脂製口
栓の接着端面との両者を加熱して、熱した状態で
両者を圧接することにより口栓を紙容器に取付け
ることが提案されている。すなわち加熱によつて
軟化溶融する紙容器の熱可塑性樹脂被膜の性質を
利用して合成樹脂製口栓を接着するのである。上
記紙容器に施される熱可塑性樹脂被膜は、その樹
脂の種類を問うものではないが、現在普通にはポ
リエチレン系の樹脂が用いられており、この他ポ
リプロピレン、変性ポリエステル、ワツクス等を
用いることができる。また口栓を製造すべき合成
樹脂は、紙容器の熱可塑性樹脂被膜に対する接着
性の良好な樹脂、例えばポリエチレン系、その他
ポリプロピレン、変性ポリエステル等を用いるこ
とができる。
ところで、上記紙容器並びに口栓を加熱するに
当つては、一般的には両者の材質が異なつたり同
一材質でも被加熱部分の材料の厚さが異なること
から、異なるヒータでそれぞれ別個に加熱するこ
とが好ましいが、2種のヒータを別個に設けると
構造が複雑になり高価になるという欠点が生じて
いた。
本発明はこのような点に鑑み、ヒータの本体の
一側面に紙容器加熱用の加熱要素を設けるととも
に、その本体の他側面に口栓加熱用の加熱要素を
設け、もつて一体のヒータにより異なる条件で上
記紙容器と口栓とをそれぞれ加熱することを可能
としたものである。
以下図示実施例について本発明を説明する。第
1図は本発明装置によつて相互に接着される紙容
器Aと口栓Bとの一例を示す斜視図である。上記
紙容器Aは全体としては直方体形状を呈している
が、その頂部には傾斜面1を有しており、かつこ
の傾斜面1に開口2が設けられている。図示紙容
器Aは、上記開口2を省略すれば従来周知のもの
と異なるところはない。一方、口栓Bは注口部材
3と蓋部材4とから成り、注口部材3は一側に切
欠き5を形成した筒状部6とこの筒状部6の末端
に形成したフランジ状の紙容器Aへの接着部7と
を有している。上記蓋部材4は有底円筒状に形成
され、注口部材3の筒状部6に嵌装されてこの筒
状部6および切欠き5の開口部分を、したがつて
紙容器Aを密封する。
上記紙容器Aと口栓Bとは、注口部材3に蓋部
材4が嵌着された状態において、以下に述べる本
発明装置により紙容器Aの開口2の周囲と口栓B
の接着部7端面とがそれぞれ加熱された後、相互
に圧接されて接着される。しかるにその際、切欠
き5を上方として口栓Bを紙容器Aに接着させる
必要があり、その口栓Bの方向を位置決めするた
めに、第2図に示すように、基本的に円形の接着
部7の周辺に、切欠き5を中心とした両側位置に
突部7a,7a′を形成してその接着部7の外周を
概略D字形に形成することにより、この接着部7
の方向から上記切欠き5の方向を決定できるよう
にしている。
次に、第3図以下の図面に基づいて、上記紙容
器Aと口栓Bとを接着させるのに好適な本発明装
置の一実施例を説明する。第3図は本発明装置の
概略平面図を示したもので、上記紙容器Aは供給
コンベア11によつて連続的に送られ、供給コン
ベア11の先端部に設けた固定ストツパ12に当
接して停止される。この固定ストツパ12の手前
にはL字形の押出し部材13が配設され、シリン
ダ装置14によつて供給コンベア11と直交する
方向に進退動される。上記押出し部材13は固定
ストツパ12に当接して停止している紙容器Aを
横方向に押出す押出し部分と、この紙容器に続く
次の紙容器を停止させるストツパ部分とを備えて
おり、上記シリンダ装置14で作動されて紙容器
Aを1つづつ横方向に押出す。
紙容器Aの押出し側には一対のスプロケツト1
5,16に掛け渡したチエン17を上記供給コン
ベア11と平行に配設してあり、このチエン17
には所定間隔毎に係合片18を取付けている。上
記シリンダ装置14は、チエン17によつて連続
的に送られる進行方向前後の係合片18の間に紙
容器Aを順次押出し、これにより前後の紙容器A
の間には係合片18の間隔に一致した間隔が設け
られる。
チエン17による紙容器Aの搬送方向前方には
スターホイール19が設けられ、チエン17と同
期して回転するこのスターホイール19はその外
周等間隔位置に形成してポケツト部20と各ポケ
ツト部に設けられて紙容器Aを吸着する図示しな
いバキユームカツプ、およびスターホイール19
の外周に沿う固定ガイド21とで上記チエン17
の係合片18によつて送られる紙容器Aを受取
り、後に詳述する回転体22内にその紙容器Aを
供給する。
一方、紙容器Aに取付けられる口栓Bはシユー
ト28からその口栓Bの方向を一定方向に揃える
位置決め機構24に供給され、この位置決め機構
24により方向が決められた口栓Bは口栓搬送円
板25,26を介して上記回転体22内に供給さ
れる(第10図参照)。第4図ないし第8図は上
記位置決め機構24を示し、この位置決め機構2
4は機枠27に回転自在に軸支した垂直方向の駆
動軸28およびこの駆動軸に固定した回転テーブ
ル29を備え、この回転テーブル29には、同一
円周上で90度の等間隔位置にそれぞれ口栓Bを載
置させるための回転台30を設けている。各回転
台30はそれぞれすべり軸受31およびころがり
軸受32によつて自己の垂直軸を中心として回転
自在に軸支され、すべり軸受31はこれを囲む筒
状のブラケツト33およびブラケツト33を回転
テーブル29に固定するねじ34によつて支持さ
れており、またころがり軸受32は駆動軸28を
中心とするリング状の支持板35および支持板3
5を各回転台30の中間位置において回転テーブ
ル29に固定する図示しない連結部材によつて支
持されている。
上記回転台30の軸部には昇降杆36が昇降自
在に設けられ、この昇降杆の上端には口栓Bの筒
状部6の内径に略一致して口栓Bのセンタリング
を行う円錐状のセンタリング部材37を設けてい
る。昇降杆36の下端は回転台30の軸部を貫通
して下方に突出させてあり、この突出端には固定
した水平方向のブラケツト38にはカムフオロア
39を回転自在に軸支し、また上記リング状の支
持板35の下面にはブラケツト38をその両側か
ら昇降可能に支持して昇降杆36が回転するのを
防止する回り止め部材40を設けている。上記昇
降杆36およびセンタリング部材37は通常は自
重によつて下降端位置に位置しており、このとき
センタリング部材37の上面および回転台30の
上面は実質的に回転テーブル29の上面に一致し
ている。そしてカムフオロア39の移動軌跡の途
中、すなわち上記シユート23の先端部近傍にお
いて、そのカムフオロア39を、したがつてブラ
ケツト38および昇降杆36を介して上記センタ
リング部材37を上昇させるカム板41を機枠2
7に設けている。
上記シユート23は、センタリング部材37の
回転軌跡上の一点を先端部としてここから接線方
向上方に傾斜して延びており、(第8図)、口栓B
の接着部7両側を支持した状態で、口栓Bの自重
により連続的に口栓Bをシユート23の先端部に
供給する。この先端部には、図示しないがばねか
ら成る係合爪が設けられており、口栓Bはシユー
ト23の先端位置でその係合爪に係合して停止
し、シユート23から自重によつて脱落すること
はない。センタリング部材37は、回転テーブル
29の回転に伴なつて上記シユート23の先端部
に接近すると、上記カム板41のカムによつて上
昇され、第8図に示すように、シユート23の先
端部で停止している口栓Bの係合可能な状態とな
る。そしてセンタリング部材部材37が口栓Bに
係合すると、上記ばねから成る係合爪に抗してこ
の口栓Bのシユート23から引出し、口栓Bを回
転台30上に載置させると同時に、その円錐形状
により口栓Bのセンタリングを行う。センタリン
グ部材37が口栓Bを引出すと、これに後続する
口栓Bが自重によつて前進し、上記係合爪によつ
て停止され、次のセンタリング部材37による引
出し可能状態となる。 センタリング部材37に
よつてシユート23から引出され、回転台30上
に載置された口栓Bは、次に押圧部材42によつ
て回転台30上に押圧される。この押圧部材42
は、4つの回転台30の直上位置にそれぞれ配置
され、昇降枠体43に対して昇降自在に設けられ
ている。押圧部材42の下端面には円錐形状のガ
イド穴44が形成され、この押圧部材42による
口栓Bの押圧時に上記センタリング部材37と協
働して口栓Bのセンタリングを確実に行なえるよ
うにしている。各押圧部材42の上端にはそれぞ
れ抜止め部材45が取付けられており、また押圧
部材42と昇降枠体43との間にはばね46を弾
装して押圧部材42を下方に附勢している。
上記昇降枠体43は、それぞれ2本の平行なガ
イドロツド47,48に沿つて昇降できるように
なつており(第6図)、またこれら昇降枠体43
とガイドロツド47,48を支持する円板49と
の間にはそれぞればね50を張設して昇降枠体4
3を上方に附勢している。そして各昇降枠体43
にはカムフオロア51を回転自在に軸支し、上記
ばね50により、カムフオロア51の移動軌跡上
方において機枠27に固定したカム部材52にそ
のカムフオロア51を弾接させている。
上記昇降枠体43は、シユート23の先端部分
を通過する際にはこれとの干渉を避けるために、
カム部材52のカム曲線に従つて上昇位置に位置
している。そしてシユート23の先端部分を通過
してこれとの干渉の虞れがなくなると、上記カム
部材52によつてばね50に抗して降下される。
すると昇降枠体43の降下に伴なつて押圧部材4
2も一体的に降下され、上記シユート23から回
転台30上に引出されている口栓Bの上端に当接
される。昇降枠体43は押圧部材42が口栓Bに
当接しても更に所定量だけ上記カム部材42によ
つて降下され、したがつて口栓Bは回転台30と
押圧部材42との間にばね46の弾撥力によつて
挾持されることとなる。そしてこの際、前述した
ように押圧部材42のガイド穴44とセンタリン
グ部材37とによつて口栓Bのセンタリングが行
なわれる。このようにしてセンタリングが行なわ
れたら、センタリング部材37はカム板41およ
び自重により回転台30および回転テーブル29
の上面と実質的に同一の平面上まで降下される。
次に、上記口栓Bは、回転台30と押圧部材4
2に挾持された状態で、回転台30の回転に伴な
つて回動される。回転台30を回転させるため
に、この回転台30には摩擦デイスク53を一体
に取付け、一方、機枠27には、第7図に示すよ
うに、駆動軸28を中心とした所定回転角度にわ
たつて上記摩擦デイスク53の外周に接触する摩
擦カム板54を取付けている。図示実施例ではこ
のカム板54は180度を越える回転範囲にわたつ
て設けられ、摩擦デイスク53の直径との関係か
ら、この摩擦デイスク53および回転台30を略
2回転させることができるようになつている。
一方、口栓Bが自転されると同時に、口栓Bの
接着部7外周に係合爪55が弾接係合され、この
係合爪55は口栓Bが所定方向に向けられたとき
に上記接着部7の突部7aに係合してそれ以上の
口栓Bの自転を阻止し、もつて口栓Bの回転方向
の位置決めを行う。合計4つの係合爪55は、そ
れぞれの回転台30より内側位置において軸56
により回転テーブル29に回転自在に支持されて
いる。各軸56の下端にはピニオン57を取付け
てあり、このピニオン57には、第5図に示すよ
うに、セクタギヤ58を噛合させている。前述し
た2本の平行なガイドロツド47,48のうち、
一方のガイドロツド48の下端は回転テーブル2
9を貫通させて下方に突出させてあり、この突出
端に上記セクタギヤ58を回転自在に軸支してい
る。各セクタギヤ58の下端面にはそれぞれカム
フオロア59を回転自在に設けてあり、各カムフ
オロア59は前記摩擦カム板54の上面に重ねら
れて機枠27に対して固定されたカム板60のカ
ム面にばね61によつて弾接されている。第5図
ではこのばね61は1つだけ記載されているがそ
れぞれのセクタギヤ58についてこれと回転テー
ブル29との間に張設されており、その引張力に
よつて上記カムフオロア59をカム板60のカム
面に弾接させている。
カムフオロア59を軸支するセクタギヤ58
は、カム板60の形状に伴なつてガイドロツド4
8を中心として揺動されると、これに噛合してい
るピニオン57、および軸56を介して係合爪5
5が揺動される。この係合爪55は、シユート2
3の先端部分を通過する際にはこれとの干渉を避
けるために回転台30から離れた位置に位置され
ている。そしてシユート23の先端部分を通過し
て口栓Bが回転台30と押圧部材42との間にば
ね46の力で挾持されると、上記係合爪55はカ
ム板60およびばね61によつて口栓Bの接着部
7に弾接されるようになる。これとほぼ同時に、
回転台30と一体の摩擦デイスク53の外周が摩
擦カム板54に接触し、両者の摩擦力により摩擦
デイスク53が、したがつてこれと一体となつて
いる回転台30、口栓Bおよび押圧部材42が共
に回転される。
上記係合爪55の口栓Bとの接触部分は、特に
第9図Cで示すように、長方形の板状部分に、接
着部7の一方の突部7aとこれに連続する円孤部
とを含む外周形状に一致する係合凹部62が形成
されており、かつこの係合凹部62の先端部側は
上記一方の突部7aに当接して口栓Bの回転を停
止させるストツパ部分62aとなり、また末端部
分は他方の突部7a′がそのストツパ部分62aに
係合するのを防止するための逃がし部分62bと
なつている。すなわち、第9図aで示すように、
口栓Bが回転されて他方の突部7a′がストツパ部
分62aに近接してきたときは、前述の一方の突
部7aを逃がし部分62bに当接させて係合爪5
5を第9図aにおいて時計方向に回動させ、上記
他方の突部7a′とストツパ部分62aとが係合す
るのを防止する。そして各突部7a′,7aがスト
ツパ部分62aと逃がし部分62bとをそれぞれ
越え(第9図b)、更に口栓Bが回転されると上
記一方の突部7aがストツパ部分62aに当接し
て、それ以上の口栓Bの回転が阻止される。
このような突部7aとストツパ分62aとの係
合、すなわち口栓Bの方向の位置決めは、少なく
とも口栓Bが一回転する間に行なわれる。図示実
施例では、口栓Bの両突部7a,7a′が回転テー
ブル29の半径方向外方に向いた状態に揃えられ
ることになる。なお、回転台30と口栓Bとの一
体的な回転の際中に口栓Bが係合爪55によつて
強制的に回転を阻止されることになるが、この口
栓Bは上記ばね46によつて回転台30に押圧さ
れているだけなので、以後は口栓Bと回転台30
との間に容易にスリツプが生じて回転台30側の
みが回転する。
以上のようにして方向の位置決めが行なわれた
口栓Bは、シユート23の先端部から約3/4回転
移送されたところで、前述した次の口栓般送円板
25が受渡される。第3図、第5図、第10図に
示すように、この円板25の外周等間隔5箇所に
は、位置決めされて上記回転テーブル29の外方
に向けられた一対の突部7a,7a′を受入れる切
欠部63が形成されている。そして上記回転テー
ブル29から円板25への口栓受渡し位置と、こ
の円板25から次の円板26への口栓受渡し位置
との間には、口栓Bの蓋部材4両側を案内する一
対のガイド64,65を設けてあり、また両円板
25,26の間にはそのガイド64,65の下部
に口栓Bの底面を支持する受渡し板66を設けて
いる。
前記回転台30上にあつて位置決めが行なわれ
た口栓Bが円板25への口栓受渡し位置に接近す
ると、これ以前に既に摩擦デイスク53と摩擦カ
ム板54の接触が解かれて回転台30はその自転
が停止されており、係合爪55は上記カム板60
によつて口栓Bの接着部7外周より離隔される。
なお、この係合爪55は上記蓋部材4の両側を案
内する一対のガイド64,65よりも低位置に設
けられているのでこれらガイド64,65に干渉
することはなく、前述のシユート23先端と干渉
しない位置まで円滑に後退される。係合爪55と
の係合が解かれた口栓Bは、その直後に上記円板
25の切欠部に係合されて自由な回転が阻止さ
れ、これと同時に上記昇降枠体43はカム部材5
2およびばね50によつて上昇されて、押圧部材
42による口栓Bの押圧を解放させる。この後、
押圧部材42はシユート23の先端部と干渉しな
い上昇位置まで上昇される。
一方、円板25の切欠部63に係合した口栓B
は、一対のガイド64,65間で案内され、上記
回転台30上から回転テーブル29および受渡し
板66を介して次の口栓搬送円板26に受渡され
る。この円板26はその外周部上面等間隔位置に
複数個の口栓受部材67を備えている。各口栓受
部材67は、第11図に示すように、一対のピン
68により円板26の上面に昇降自在に取付けら
れ、かつばね69により通常は上昇位置に保持さ
れている。この口栓受部材67にはそれぞれ口栓
Bの接着部7と同一形状の係合穴70を穿設して
あり、各係合穴70は、接着部7の両突部7a,
7a′が共に円板26の外方に向いた状態のとき、
その接着部7を受入れることができるような向き
に形成してある。そして上記円板26には口栓受
部材67の昇降により上記係合穴70内を相対的
に摺動する支持台71を取付け、この支持台71
の高さは、口栓受部材67が下降位置となつたと
きに実質的にその表面に一致するように設定され
ている。さらに各口栓受部材67の表面側にはカ
ムフオロア72を取付けるとともに、固定された
固定枠73には上記カムフオロア72に係合して
口栓受部材67をばね69に抗して降下させるカ
ム部材74を取付けている。このカム部材74
は、次に述べる前記回転体22に設けた口栓保持
具への口栓受渡し位置P(第10図参照)の近傍
に設けられている。
上記口栓受部材67は、その上昇端位置にある
ときに、上面が前記受渡し板66の上面と等しく
なるように設けられており、したがつて前記切欠
部63および一対のガイド64,65によつて受
渡し板66上を滑動してきた口栓Bは、口栓受部
材67の上面を滑動して係合穴70内に落し込ま
れる。この状態では口栓Bは自由に自転すること
はできず、一対の突部7a,7a′を外方として円
板26により移送されることになる。そして口栓
Bが次の回転体22への受渡し位置Pに近接する
と、カム部材74により口栓受部材67が降下さ
れ、口栓Bを支持する支持台71の上面とその口
栓受部材67の上面とが等しくなる。これによ
り、後述する回転体22の口栓保持具は上記支持
台71上の口栓Bを把持してここから円滑に搬出
することができる。
なお、第3図に示すように、口栓Bを回転体3
22内に供給する円板26は、前述した紙容器A
を回転体22内に供給するスターホイール19の
上部にこれと一体に設けてあり、かつ円板26の
口栓受部材69とスターホイール19のポケツト
20との数および上下位置を一致させることによ
り、紙容器Aとその上方の口栓Bとを実質的に同
時に回転体22内に供給できるようにしている。
然して、第12図は第3図の―線に沿つて
切断した回転体22の断面図を示し、この回転体
22は垂直な固定軸80に対して回転自在に設け
た3枚の回転円板81,82,83を備えてお
り、各回転円板81,82,83は相互に連結さ
れて一体に構成されている。第3図、第12図か
ら理解されるように、下方の回転円板81の外周
部には等間隔位置に合計9個の紙容器保持具84
を設けている。一方、上方の2枚の円板82,8
3には各紙容器保持具84の直上位置にそれぞれ
前述の口栓保持具85を昇降自在に設けてあり、
更に隣接する円周方向の口栓保持具85の中間位
置において、下端にヒータ86を取付けた操作杆
87を昇降かつ回転可能に設けている。
上記紙容器保持具84は垂直状態において前記
スターホイール19からの紙容器Aを受取つた
後、これを保持爪で脱落しないよう保持し、しか
る後紙容器Aを傾斜させて前記開口2を形成した
傾斜面1を水平状態とする。口栓保持具85はス
ターホイール19の上部に設けた前記円板26か
ら口栓受渡し位置Pにおいて口栓Bを受取る。こ
の口栓Bは、水平状態となつた傾斜面1の開口2
に対して直上位置となつている。ヒータ86はア
ーム88により操作杆87の回転中心から偏心し
た位置に設けられており、このヒータ86は口栓
Bと紙容器Aの開口2とが上下位置で対向する
と、上記操作杆87の回転により口栓Bと紙容器
Aとの間に挿入位置され、次に紙容器Aの傾斜面
1とヒータ80の下面との間隔、およびヒータ8
6の上面と口栓Bの接着部7との間隔がそれぞれ
狭められ、ヒータ86によつてその傾斜面1と接
着部7とがそれぞれ加熱される。
ヒータ86による加熱が終了したら上記間隔が
それぞれ拡げられた後、ヒータ86は口栓Bと紙
容器Aとの間から外方へ抜取られ、次に口栓保持
具85が降下されて口栓Bの接着部7が紙容器A
の傾斜面1に圧接される。かくして口栓Bが紙容
器Aに接着されると、口栓保持具85は口栓Bを
解放して上昇し、一方紙容器保持具84は垂直状
態に戻るとともに爪による紙容器Aの把持を解放
する。そしてこの紙容器Aは、上記供給側のスタ
ーホイール19と同様に構成された排出側のスタ
ーホイール89により回転体22内から外部に排
出され、コンベア90によつて次工程に移送され
る。
第13〜17図は上記紙容器保持具84の具体
的構成を示したものである。第15図の平面図か
ら理解されるように、上記回転円板81の外周に
は概略台形状の切欠き91が形成され、この切欠
き91の円周方向両側位置に一対のブラケツト9
2を固定している。そしてこの一対のブラケツト
92間に、コ字形断面のメインボデイ93をピン
94により揺動可能に軸支している。このメイン
ボデイ98の両角部には切欠き95が形成されて
上記台形状の切欠き91との干渉を避けるように
している。
上記メインボデイ93の下端面にはプレート9
6を固定し、このプレート96の下部にはスペー
サ97により所定の間隔をあけてプレート98と
紙容器Aの支持板99とを固定している。紙容器
Aの支持板99はコ形断面のメインボデイ93の
下側面を閉鎖するような形状を有しており、その
メインボデイ93内に挿入された紙容器Aの底部
を保持する。一方、この支持板99より上方の2
枚のプレート96,98は、メインボデイ93内
に挿入される紙容器Aと干渉しないように、ほぼ
メインボデイ93の内面形状に一致した切欠き1
00,101を有している。
メインボデイ93の背面中央部には垂直方向に
配設した筒状軸102が回転自在に軸支され、こ
の筒状軸102内には更に軸103を回転自在に
嵌合している。筒状軸102の上端はメインボデ
イ93の上面より、下端はプレート96の下面よ
りそれぞれ突出し、各突出端にL字形の腕10
4,105を同位相で取付けている。また、軸1
03の上下端はそれぞれ筒状軸102の末端より
突出しており、各突出端に上記L字形の腕10
4,105とは対称形に形成したL字形の腕10
6,107を取付けている。したがつて腕10
4,105は筒状軸102を介して、腕106,
107は軸103を介してそれぞれ一体に回転作
動し、かつ上方の腕104と106、並びに下方
の腕105と107とは、それぞれ組となつて紙
容器Aの三つの外周面を上部と下部とにおいて支
持することとなる。そして各腕104〜107の
先端には、紙容器Aの他の1つの外周面を保持す
る保持爪104a,105a,106a,107
aをそれぞれ設けている。
第14図、第16図に示すように、下方の一対
の腕105,107の各隅部にはそれぞれピン1
08を垂直方向に取付けてあり、各ピンの上端と
プレート96の両側先端部分の下面に取付けた各
ピン109との間にはそれぞれ引張りばね110
を設けている。これにより腕105およびこれと
筒状軸102を介して一体の腕104は第16図
において筒状軸102の回転中心を中心として反
時計方向に附勢され、腕107およびこれと軸1
03を介して一体の腕106は第16図において
軸103の回転中心として時計方向に附勢され、
したがつて腕104〜107および保持爪104
a〜107aは、通常の状態ではそれらの中に紙
容器Aを抱え込むことができるようになつてい
る。
一方、一対の下方の腕105,107に設けた
ピン108の下端は、これと干渉を避けるために
プレート98および支持板99に形成した穴11
1内を自由に貫通して下方に突出しており、かつ
この下方への突出部にローラ112をそれぞれ回
転自在に軸支している。各ローラ112は、特に
第17図に示すように、一枚の可動プレート11
3の両側に形成した長穴114内に係合してお
り、この可動プレート113およびこれと一体の
方形のスライダ115は両ローラ112を結ぶ直
線と直交する方向に進退動され、上記腕104〜
107および保持爪104a〜107aをばね1
10とは逆方向に回動させて、これらによる紙容
器Aの保持を解放させる。上記スライダ115の
両側を案内するガイド116は支持板98の底面
に固定され、各ガイド116には可動プレート1
13との干渉を避ける溝117を形成している。
またスライダ115の下面を支持するプレート1
18は一対のガイド116の下面に固定してあ
り、このプレート118の所要位置にはスライダ
115の作動方向に沿つて長穴119を形成し、
スライダ115に取付けたピン120をこの長穴
119を介して下方に突出させ、かつその突出端
にカムフオロア121を設けている。さらに上記
ガイド116およびプレート118の前端に設け
たプレート122にはストツパボルト123を設
け、このストツパボルト123のスライダ115
側への突出量を調整することにより、スライダ1
15がストツパボルト123に当接して停止する
位置、つまりは上記腕104〜107による紙容
器Aの把持位置を規制できるようにしている。
さらに上記メインボデイ93の背面には一対の
ブラケツト124が一体的に形成され、このブラ
ケツト124間にメインボデイ93を前記ピン9
4を中心として傾斜させるためのピン125を水
平に設けている。前記回転円板81およびこの円
板の下方にこれと一体に設けたリング状の回転板
126には、メインボデイ93の背部において一
対のロツド127(第16図参照)を昇降自在に
設け、両ロツド127の上端に連結部材128を
固定している。この連結部材128はメインボデ
イ93側の端面部に水平方向の横溝129を有
し、この横溝129内に上記メインボデイ93の
ピン125が係合している。上記連結部材128
と回転板126との間には、回転円板81に突設
した穴130を通して引張りばね131を張設し
てあり、第13図の想像線で示すように、通常は
連結部材128を回転円板81上に接触させてい
る。この状態では、連結部材128に係合してい
るピン125も降下されるので、メインボデイ9
3はこれを回転円板81に軸支するピン94を中
心として回転され、保持しているメインボデイA
の開口2を有する側の傾斜面1を水平状態とす
る。このとき、設計上は、メインボデイAの両傾
斜面1,1間の垂直平面Vと、傾斜面1に垂直で
かつ開口2の中央を通る軸Xとの交点をYとした
とき、メインボデイ93の回転中心となるピン9
4をその交点Yおよび垂直平面V内を通る水平線
上に位置させることが好ましい。そして上記ロツ
ド127の下端間には支持板132を取付け、こ
の支持板132の中央部にカムフオロア133を
設けている。
前述した説明から明らかなように、容器保持具
84のメインボデイ93が垂直状態となつている
のは紙容器Aへの口栓Bの取付作業が終了した紙
容器Aが排出側スターホイール89に近接した位
置から、供給側スターホイール19より新たな紙
容器Aを完全に受取るまでの回転範囲であり、ま
た腕104〜107および保持爪104a〜10
7aが解放状態にあるのも同様な範囲である。こ
のため第12図に示す。カムフオロア133に係
合してメインボデイ93を直立させるカム部材1
34、およびカムフオロア121に係合して上記
腕104〜107を解放させるカム部材135
は、共にそのような範囲だけに設けてある。
これを更に詳細に説明すると、両カムフオロア
133,121がカム部材134,135にそれ
ぞれ係合していない自由状態では、メインボデイ
93はばね131の引張力により傾斜しており、
また腕104〜107および保持爪104a〜1
07aはばね110の引張力により紙容器Aを把
持している。この状態で紙容器保持具84が排出
側スターホイール89に近接してくると、まずカ
ムフオロア133がカム部材134に係合し、ば
ね131に抗してロツド127および連結部材1
28を予め定めた所定量だけ上昇させる。これに
より連結部材128に係合しているピン125が
上昇されてメインボデイ93を垂直状態に回動さ
せる。このとき、回転板126に設けたアジヤス
トボルト136は、正確に、メインボデイ93が
垂直状態となつたときに、これと一体のプレート
98の背面に当接するよう調整してある。
このようにしてメインボデイ93が垂直状態と
なると、次にカムフオロア121がこの状態にお
ける移動軌跡上に設けた上記カム部材135に係
合し、スライダ115および可動プレート113
を回転円板81の半径方向内方に移動させる。こ
れにより腕104〜107および保持爪104a
〜107aによる紙容器Aの把持を解放し、口栓
Bが取付けられた紙容器Aは排出側スターホイー
ル89によりコンベア90上に排出される。紙容
器Aが排出されて空となつた紙容器保持具84は
この状態のまま供給側スターホイール19に接近
し、このスターホイール19から新しい紙容器A
を受渡される。紙容器保持具84内に紙容器Aが
搬入されると、これと同時に、上記カム部材13
5のカム形状並びに引張りばね110によりカム
フオロア121は回転円板81の半径方向外方に
移動され、腕104〜107および保持爪104
a〜107aは上記ばね110の引張力により紙
容器Aを把持する。
腕104〜107が新たな紙容器Aを把持する
と、カムフオロア121はカム部材135との係
合が解かれる。そして更に回転が進むと、カム部
材134はカムフオロア133、ロツド127お
よび連結部材128を降下させ、メインボデイ9
3を傾斜させて紙容器Aの開口2を形成した傾斜
面1を水平面に一致させる。以後、紙容器保持具
84および紙容器Aは、上記した排出側スターホ
イール89に近接して垂直状態に起こされるまで
は、この状態のまま回転移送される。
次に、口栓保持具85は垂直方向に配設した中
空の昇降杆140を備えており、この昇降杆14
0を上方の2枚の回転円板82,83に昇降自在
に設けている。昇降杆140には、第18図に示
すように、ブラケツト141を固定し、このブラ
ケツト141にカムフロア142を取付けてあ
る。第18図に示すガイドロツド143は上記昇
降杆140と平行に配設して2枚の回転円板8
2,83間に固定したもので、ブラケツト141
に突設した一対の平行な突起144をそのガイド
ロツド143の両側に摺接させることにより、ブ
ラケツト141が昇降杆140を中心として回動
することがないようにしている。そして上記カム
フロア142は、2枚の回転円板82,83間に
配設して前記固定軸80に連結固定した筒状カム
部材145のカム溝146に係合させている。
昇降杆140の下端の口栓保持部分は、第19
図に示すように、上部を昇降杆140の軸孔内に
摺動自在に嵌合した保持部材147を備えてお
り、この保持部材147と昇降杆140との間に
圧縮ばね148が弾装されている。このばね14
8の周囲を覆う筒状のカバー部材149は下端が
保持部材147に螺着され、また上端が昇降杆1
40の外周に昇降自在に嵌装されており、かつ、
昇降杆140に設けたストツパリング150によ
り下方への抜止めが図られている。上記保持部材
147の下端面には口栓Bの蓋部材4を受入れる
穴151を形成し、この穴151の周囲には、第
20図に示すように、3箇所の連結部147aを
除いてその穴151に連通する環状溝152を形
成している。そしてこの環状溝152内に、両端
を連結して無端状としたコイルスプリング153
を係合させている。このコイルスプリング153
は、通常は上記連結部147a間に直線に張られ
てその一部が穴151内に突出しており(第12
図の点線)、口栓Bの蓋部材4が穴151内に挿
入されるとこの穴151内に突出していたコイル
スプリング153の一部が蓋部材4の外周面に弾
接されて、口栓Bを保持するようになる。
上記保持部材147の軸部には孔154が形成
され、この孔154内に固定ロツド155が相対
的に上下動可能に嵌合されている。この固定ロツ
ド155の上端は昇降杆140内を貫通して、第
12図に示すように、回転円板83と一体の回転
板156に固定されている。固定ロツド155の
下端面の高さは、口栓保持具85が両スターホイ
ール19,89間で最大高さ位置となつたときに
穴151内に相対的に突出し、万一口栓Bが残存
している際にはこれを強制的に落下させることが
できるように設定されている。
口栓保持具85の昇降杆140が昇降のみを行
うのに対して、ヒータ86を支持する操作杆87
には昇降運動と回転運動とが与えられる。第12
図において、昇降運動を与えるために、操作杆8
7にはブラケツト161が設けられ、このブラケ
ツト161にカムフロア162が設けられてい
る。このブラケツト161回りの構成は、基本的
に上記昇降杆140のブラケツト141回りの構
成と一致しており、ブラケツト161もガイドロ
ツドによつて自由な回動を阻止され、またカムフ
ロオア162はカム部材163に係合している。
ただし、上述のように操作杆87は回転できなけ
ればならないので、操作杆87はブラケツト16
1に対して回転可能となつている。このために
は、例えば操作杆87の外周に環状溝を形成し、
ブラケツト161に設けたピン若しくはカムフオ
ロアをその環状溝内に係合させる等の構成を採用
することができる。
操作杆87の上端には略L字状のレバー164
の中央部が取付けられ、このレバー164の一端
上面にはカムフオロア165が、他端下面にはピ
ン166がそれぞれ設けられている。そしてこの
ピン166と回転円板83の上面に立設したピン
167との間には引張りばね168を設け、この
ばねにより上記カムフオロア165を筒状のカム
部材169に弾接させている。このカム部材16
9は回転体22の外部に設けた固定枠170によ
つて支持され、かつそのカム面は操作杆87の昇
降を考慮してあることは勿論である。
操作杆87の下端にアーム88を介して取付け
られたヒータ86は、第19図、第21図から理
解されるように方形状の絶縁材から成る本体17
1を備えており、上記アーム88の先端はこの本
体171の上面一側に重ねられて、図示しないボ
ルトにより相互に連結されている。上記本体17
1の上面他側には口栓Bの接着部7を加熱するた
めの加熱要素172を絶縁体173を挾んで取付
けている。この加熱要素172は平板状の電気抵
抗体を所定形状に打抜いて形成したもので、第2
1図に示すように、中央部に口栓Bの接着部7の
形状に合わせてリング状部分174を形成し、こ
れの両側を接続部分175としている。そしてリ
ング状部分174の中央には、口栓Bに当接して
その接着部7と加熱要素172との間隔を一定に
保つ段付円柱状の間隔保持部材176を設けてい
る。
上記本体171の下面には紙容器Aの傾斜面1
に形成した開口2の周囲を加熱するための加熱要
素177を絶縁体178を介して取付けている。
この加熱要素177はその中央部に上記リング状
部分174とほぼ同じ大きさのリング状部分又は
円板状部分179を、またこの円板状部分179
の両側に接続部分180を有しており、かつその
円板状部分179は、接続部分180に対して下
方に突出されている。
本体171の上下面に配置された一対の加熱要
素172,177は、それらのリング状部分17
4と円板状部分179との軸芯を一致させた状態
で、両側の2本のボルト181およびこれが螺合
するナツト部分182により共締めされて本体1
71に固定されている。そして下方の加熱要素1
77の円板状部分179と本体171との間に
は、ほぼその円板状部分の外周形状に一致させた
円柱状の支持部材183を介在させてあり、この
支持部材183の軸部に上記間隔保持部材176
と一体のねじ部184を螺着して、支持部材18
3と間隔保持部材176とを同時に本体171に
固定している。また上記ナツト部材182はそれ
ぞれ直方体形状に形成してその下面を紙容器Aの
傾斜面1との接触面185とし、かつこの接触面
185と加熱要素177の円板状部分179の下
面との間に所定の間隔ができるようにしている。
上記2本のボルト181は下方の加熱要素17
7への導電路として利用され、この加熱要素17
7は両ボルト181および各ボルトの上部に接続
した導電線186を介して電源に接続されてい
る。これに対し上方の加熱要素172は、ボルト
181の外周に嵌装した絶縁筒体187によりそ
のボルト181から絶縁されており、かつ導体1
88および導電線189を介して電源に接続され
ている。この導電線189は上記絶縁筒体187
の外周に嵌装した複数個の絶縁材190の中間位
置に配設されて上記導電線186とは絶縁されて
おり、また導体188はその導電線189と加熱
要素172とを電気的に接続している。なお各一
対の導電線186,189は回転体22の回転に
よつてねじれることがないように従来公知のロー
タリー式の接続機構を介して電源に接続されてい
ることは勿論である。また必要に応じて、本体1
71或いはナツト部材182等に冷却水通路を設
けてそれらの冷却を行なえるようにしてもよい。
前述したように、紙容器保持具84は供給側ス
ターホイール19から紙容器Aを受取るとこれを
把持して紙容器Aを傾斜させ、傾斜面1を水平面
とする。この傾斜面1に形成された開口2の直上
位置に位置している口栓保持具85はこのときま
でには既に口栓Bを保持している。すなわち口栓
保持具85は前述の口栓受渡し位置Pに近接され
るとカム部材145のカム溝146の軌跡に従つ
て降下され、その位置Pにおいて、口栓搬送円板
26の支持台71上に載置されている口栓Bの蓋
部材4を相対的に保持部材147の穴151内に
嵌合させ、保持部材147に設けたコイルスプリ
ング153で口栓Bを支持する。口栓保持具85
が口栓Bを保持する寸前に、上記支持台71上の
口栓Bの接触部7外周を支持する口栓受部材97
はカム部材74によつて押下げられてその接触部
7外周の支持を解放しているので、口栓保持具8
5は支持台71上の口栓Bを円滑に受取ることが
できる。この間、ヒータ86は口栓保持具85の
軸線から回転体22の半径方向内方に移動した後
退位置に位置している(第3図参照)。
そして紙容器Aが傾斜されて開口2と口栓Bと
が所定の間隔をあけて対向されるようになると、
ヒータ86はカム部材169による操作杆87お
よびアーム88の回動に伴なつて上記後退位置か
ら回動し、その開口2と口栓Bとの間に挿入され
る。次に、カム部材163による操作杆87およ
びアーム88の降下に伴つてヒータ86が降下さ
れ、第19図に示すように、ナツト部材12の接
触面185が紙容器Aの傾斜面1に軽く接触され
て下方の加熱要素177の円板状部分179を紙
容器Aの被加熱部分とが適宜の間隔で対向する。
上記ヒータ86の降下と同時に口栓保持具85も
降下され、降下の停止されたヒータ86の間隔保
持部材176に口栓Bと接触させた状態でその降
下が停止される。これにより口栓Bの接着部7も
上方の加熱要素172のリング状部分174に所
定の間隔で対向する。
上下の加熱要素172,177は回転体22の
作動中は常時電源に接続され、或いは図示しない
検出スイツチにより上記後退位置から作動された
際に電源に接続されて赤熱状態となつている。こ
れにより上記紙容器Aおよび口栓Bは、それぞれ
通常は異なる最適な温度で加熱される。次に口栓
保持具85およびヒータ86が共に上昇されて紙
容器Aとヒータ86およびヒータ86と口栓Bと
がそれぞれ離隔されると、ヒータ86は上昇しつ
つ紙容器Aと口栓Bとの間から後退され、ついに
は前述の後退位置に復帰されて次の新たな紙容器
が供給されるまでその位置を待機する。一方、口
栓保持具85はヒータ86が後退されると直ちに
再び降下され、口栓Bの接触部7を紙容器Aの傾
斜面1の所定位置に圧縮させて両者を接着させ
る。
この後、口栓保持具85は再び上昇され、口栓
Bは紙容器Aとの接着力によりコイルスプリング
153のばね力に抗して保持部材147の穴15
1内から相対的に引出される。そして空になつた
口栓保持具85は両スターホイール19,89間
で最大高さ位置となつた後に、新たな口栓Bを保
持するために降下される。その最大高さ位置で
は、前述したように固定ロツド155が上記穴1
51内に突出し、万一、紙容器Aが存在しない。
加熱要素172,177に通電されない等の理由
により口栓Bが残存していた際にはこれを強制的
に上記穴151内から落下回収させて次の新たな
口栓Bの把持を可能としている。このようにして
口栓Bの取付けが終了した紙容器Aは、前述した
ように、直立されて把持が解放された後、排出側
スターホイール89によりコンベア90上に排出
される。
上記実施例はロータリー式の口栓取付装置に本
発明に係るヒータ86を適用した例を示したもの
であるが、これに限定されるものではなく、直線
式の口栓取付装置に適用することも可能である。
以上のように、本発明はヒータの本体の一側面
に紙容器を加熱する加熱要素を備えるとともに、
その本体の他側面に口栓を加熱する加熱要素を備
えたものであるから、一体の小型のヒータで紙容
器と口栓とをそれぞれに応じた好適な加熱条件で
加熱することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は相互に接着される紙容器と口栓とを示
す斜視図、第2図は口栓の平面図、第3図は本発
明の一実施例を示す概略平面図、第4図は第3図
の―線に沿う拡大縦断面図、第5図、第6図
および第7図はそれぞれ第4図の―線、―
線および―線に沿う横断面図、第8図は第
4図の―線に沿う縦断面図、第9図a,b,
cは第4図ないし第8図に示した位置決め機構の
主要部のそれぞれ異なる作動状態を示す概略平面
図、第10図は第3図に示す要部の拡大平面図、
第10図は第3図に示す要部の拡大平面図、第1
1図は第10図のXI―XI線に沿う縦断面図、第1
2図は第3図のXII―XII線に沿う拡大縦断面図、第
13図は第12図の要部の拡大図、第14図は第
13図の正面図、第15図は第13図の平面図、
第16図および第17図はそれぞれ第13図のX
―X線およびX―X線に沿う横断面図、
第18図は第12図のX―X線に沿う横断面
図、第19図はヒータによる紙容器と口栓との加
熱状態を拡大して示す縦断面図、第20図は第1
9図のXX―XX線に沿う横断面図、第21図はヒ
ータの平面図である。 A…紙容器、1…傾斜面、2…開口、B…口
栓、3…注口部材、4…蓋部材、7…接着部、8
6…ヒータ、171…本体、172,177…加
熱要素、181…ボルト、186,189…導電
線、188…導体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙容器の所定位置と口栓の接着部とを加熱し
    て両者を接着させる口栓取付装置のヒータであつ
    て、このヒータはその本体の一側面に紙容器を加
    熱する加熱要素を備えるとともに、本体の他側面
    に口栓を加熱する加熱要素を備え、上記一側面と
    他側面に備えた両加熱要素は、それぞれ紙容器お
    よび口栓を加熱するに適した異なる加熱容量を具
    備させたことを特徴とする口栓取付装置のヒー
    タ。
JP10198080A 1980-07-25 1980-07-25 Heater for tap-attaching device Granted JPS5746855A (en)

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JP10198080A Granted JPS5746855A (en) 1980-07-25 1980-07-25 Heater for tap-attaching device

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JP (1) JPS5746855A (ja)

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JPH0579151B2 (ja) * 1987-03-30 1993-11-01 Kanegafuchi Chemical Ind

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US5556497A (en) * 1995-01-09 1996-09-17 Essef Corporation Fitting installation process

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JPS5746855A (en) 1982-03-17

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