JPS6132975B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6132975B2
JPS6132975B2 JP53008438A JP843878A JPS6132975B2 JP S6132975 B2 JPS6132975 B2 JP S6132975B2 JP 53008438 A JP53008438 A JP 53008438A JP 843878 A JP843878 A JP 843878A JP S6132975 B2 JPS6132975 B2 JP S6132975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
mold
resin
winding
wound
Prior art date
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Expired
Application number
JP53008438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54101872A (en
Inventor
Koichi Mizuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
Priority to JP843878A priority Critical patent/JPS54101872A/ja
Publication of JPS54101872A publication Critical patent/JPS54101872A/ja
Publication of JPS6132975B2 publication Critical patent/JPS6132975B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変圧器等の電気機器に用いられる樹脂
モールドコイルの製造方法に関するもので、その
目的とするところはコイルに樹脂を効率よく、経
済的に含浸せしめて小型軽量で電気的特性に優れ
た樹脂モールドコイルを提供することにある。
従来から、コイルに合成樹脂を注型することに
よつて得られるいわゆる樹脂モールドコイルは、
ガラス繊維やアスベスト等の基材に樹脂を含浸硬
化させて設けたボビンを巻芯としてコイルを作る
か、又はプレスボードを筒状に成型してその一部
を接着剤で接着して設けたボビンによりコイルを
製作した後、樹脂を含浸させ硬化させて樹脂モー
ルドコイルを製作していた。然るに、ボビンを樹
脂注型して作る場合は機械的、電気的に優れたボ
ビンが得られるが、コスト高となる欠点があつ
た。又、プレスボード製のボビンは安価に製作出
来るがコイルの注型時樹脂が含浸されにくく内部
にボイドを多く残し電気的特性が悪くなる欠点が
あつた。又、樹脂注型は従来から樹脂を充満させ
た槽内にコイルを浸漬して樹脂含浸させた後、コ
イルを取り出して樹脂を硬化させるか、あるいは
コイル金型に入れて樹脂を上記金型内に圧入して
成型する方法等があるが、前者は樹脂含浸したコ
イルの下部に雫による垂れが生じて商品価置を低
下させるばかりでなく、コイル内に気泡が生じる
恐れもあつてコイルの絶縁性、耐湿性に問題があ
つた。又、後者は金型自体が高価であると共に、
樹脂モールドするコイルは定格によつて大きさが
異なる関係上、多数の異種の金型を必要とするた
め非常に不経済であつた。しかもコイルはその内
外周面に樹脂絶縁層を形成するために金型内に余
裕をもつて収納されるので、コイル周面の樹脂絶
縁層は必然的に肉厚となつてモールドコイル自体
が大型化すると共に、多量の樹脂を圧入しなけれ
ばならないので非常に不経済であつた。
本発明は上述の欠点を除いて、金属薄板を筒状
に複数層巻回形成した内側コイル金型にコイルを
直接巻回した後、このコイルの外周にも金属薄板
を筒状に複数層巻付けて外側コイル金型を形成
し、この状態でコイルに樹脂含浸させて加熱硬化
させ、この後コイルから外側、内側の各コイル金
型を除去してコイルのモールドを行うと共に、上
記各コイル金型を大きさの異なる数種のコイルに
繰り返し使用可能となした樹脂モールドコイルの
製造方法を提供するもので、以下本発明の実施例
を図により説明すると、1は巻線機2の巻軸で、
この巻軸1は両側開口端を末広がり状に形成した
円筒管を周方向に等間隔で軸方向に沿つて4分割
した横長な各管片3を分割前と同様に筒状に配設
してコイルパネル4により互いに掛止して形成
し、巻線機2の回転軸5への取付けは上記巻軸1
の一方端を、回転軸5に固着した台形状の固定金
具6の頭部テーパー部に係合し、他方端を回転軸
5に挿通した台形状の固定金具6′の頭部テーパ
ー部に係合させてこの固定金具6′をナツト7に
より巻線機2側に押動すると、上記巻軸1は両側
の開口端が固定金具6,6′に挾持されて回転軸
5と共動可能に取付られる。8は巻軸1に嵌着し
た筒状の内側コイル金型で、このコイル金型8は
鉄、銅、アルミニユーム等の金属薄板(約0.2mm
程度)を予め図示しない円筒形の型材により1回
半〜2回の範囲で筒状になじみ巻きしてこれを巻
軸1に遊合した後、上記なじみ巻きした筒状体を
樹脂モールドするコイルの内径寸法と同径となる
まで巻き込んでその巻終端を接着テープ9で止着
し、このあと回転軸5上の固定金具6.6′を互
いに近接させてその頭部テーパー部により各管片
3を放射方向に押し広げて内側コイル金型8の内
周面に当接させて内側コイル金型8を固定する。
10は上記内側コイル金型8に巻回されたコイル
で、このコイル10は先ず第2図ロに示すよう
に、内側コイル金型8の外周面と接着テープ9を
一部はがして該テープ9をはがした部分の内側コ
イル金型8にも離型剤11を塗布したあと、接着
テープ9をはがした位置を基点としてガラスクロ
スあるいはガラステープからなる絶縁材料の巻始
端を接着テープ9に止着して上記内側コイル金型
8の外周面に複数層巻回して絶縁層12を形成し
てからコイル素線をガラスクロスからなる層間絶
縁材料を介して所定回数巻回して形成する。13
はコイル10の外側に形成した外側コイル金型
で、内側コイル金型8と同様に鉄、銅、アルミニ
ユーム等の金属薄板を型材により1回半〜2回の
範囲で筒状になじみ巻きしておき、使用時その内
周面と重合部分に離型剤を塗布した後、巻軸1か
ら外したコイル10の外周に嵌合巻付けてその外
周を締付バンド等の締付部材14により強固に巻
締めしてコイル10に固定される。15はコイル
10の支持枠で、第3図に示すように内側コイル
金型8と外側コイル金型13の両側開口端に、コ
イル10の端面と対応する面に離型剤を塗布した
シリコンゴムや四弗化塩化エチレン等耐熱性の樹
脂シート材等よりなる緩衝材16を介して上板1
7と下板17′とを被覆してこれら板体17,1
7′をボルト締めして固定する。18は支持枠1
5の上板17にコイル10上端の間隙部と連通す
るように植設された樹脂剥離性に富む樹脂注入用
パイプで、19は同じく上板17にコイル10の
間隙部と連通可能に植設された排気用パイプであ
る。コイル10を樹脂モールドする場合は、先ず
予じめ金属薄板を筒状になじみ巻きして設けた内
側コイル金型8を巻軸1に遊合してこの金型8を
その外径寸法が巻回するコイルの内径と同径とな
るように巻締め又は巻き戻しを行つてその巻終端
を軸方向に接着テープ9によつて止着した後、巻
軸1の各管片3を固定金具6.6′により拡開し
て上記内側コイル金型8を巻軸1に固定する。こ
のあと内側コイル金型8の外周面に離型剤11を
塗布してからガラスクロス等の絶縁材料をその巻
始端を接着テープ9の1部に止着して数層巻回し
て絶縁層12を設けこの上記絶縁層12の外周に
コイル素線を適当回数層間絶縁材料を介して巻回
して樹脂モールド用のコイル10を作る。この
際、該コイル10の最外層は最内層と同様の絶縁
層を形成する。コイル10の作成後これを巻軸1
から外し、金属薄板を数回筒状に巻回して設けた
外側コイル金型13をその内側面に離型剤を塗布
して上記コイルの外周に嵌合巻付けて締付バンン
ド等の締付部材によりコイル10に締着する。次
いで、各金型8,13の開口端にコイル10の端
面と対向する面に離型剤を塗布した緩衝材16を
介して支持枠15を挾着する。このあと、コイル
10を支持枠15により持ち上げて図示しない真
空加熱槽内に収納し、該真空加熱槽内が一定の減
圧下に達したあと樹脂注入用パイプ18から樹脂
をコイル10に送つて含浸させる。この際真空加
熱槽内は減圧されているため、樹脂はコイル10
内の各間隙に気泡を生じせしめることなく含浸さ
れる。樹脂の注入はコイル10全体によく滲透し
た時点で中止する。この後、真空加熱槽内を常圧
に戻して該槽内に設けた加熱装置により含浸樹脂
を硬化させる。樹脂の硬化後、樹脂モールドされ
たコイル10を真空加熱槽から引き出して先ず、
外側コイル金型13を締着する締付バンド14を
解いて外側コイル金型13をコイル外周面から取
り外し、次いで内側コイル金型8の巻始端をペン
チ等の挾着具により挾みこれを内方に巻き込んで
内側コイル金型8をコイル10の内周面から引き
抜き、このあと接着テープ9を絶縁層12の巻始
端から引き離して該テープ9と接続されていた絶
縁層12の巻始端を図示しないカツターにより切
除して樹脂モールドコイルを製造する。
又、第4図は第3図のコイル10より大きなコ
イル10′を樹脂モールドする例を示すもので、
この場合はコイル10′の内径および外径寸法に
合せてコイル10′の内外周面に前記コイル10
に使用した金属薄板を筒状に巻回してなる内側コ
イル金型8と外側コイル金型13を前記コイル1
0のモールド時と同様にして形成した後樹脂を必
要量真空含浸させればよい。
本発明は上述のように、樹脂モールドするコイ
ルの内周面と外周面とをそれぞれ金属薄板を筒状
に数層巻回して形成してコイル周面と対応する面
に離型剤を塗布した内側コイル金型と外側コイル
金型とにより包囲せしめ、このあと樹脂注入パイ
プと排気用パイプとを上方に向つて植設した支持
枠を上記金型の軸方向端面に挾着してからこのコ
イルを真空加熱槽内において減圧下のもとに樹脂
をコイルに含浸させ、この含浸樹脂を加熱硬化せ
しめた後内側コイル金型と外側コイル金型とをコ
イルからそれぞれ除去して繰り返し使用可能とし
たコイルの樹脂モールドを行うようにしたもの
で、樹脂モールドするコイルはボビンを全く使用
せず、内側コイル金型にガラスクロス等よりなる
絶縁層を介して巻回されるので樹脂は従来のよう
に、コイルとボピンとの間にボイドを生じせしめ
ることなくコイル内のすみずみまで滲透するので
電気的特性にすぐれたモールドコイルを簡易にし
かも安価に製造することが出来る。又、コイルの
モールド時その外周面と内周面とに包囲せしめた
外側コイル金型と内側コイル金型は共に鉄板等の
金属薄板を数回程度巻回して形成したもので、定
格によつてコイルの径方向の寸法が異つても上記
本方法に使用する金型はコイルの径方向の寸法に
応じて金属薄板の巻回数を増減することにより同
種のコイルを始め大きさの異なる複数種類のコイ
ルへの繰り返し使用が可能となるので、従来のよ
うに定格が異なる毎に金型を準備しなければなら
ないものとは全く異なり、使用する金型は内側コ
イル金型と外側コイル金型を1種類用意すればよ
いので非常に経済的である。しかもこれら金型は
コイルの内周面や外周面に密着して取付けられる
ため、コイルの内外両周面には従来の如く肉厚な
樹脂絶縁層は全く形成されないので使用する樹脂
は必要最少限でよく、この結果、金型の経済的な
使用と相俟つて樹脂モールドコイルを小型軽量に
且つ経済的に製作することが出来る。しかもコイ
ルに含浸する樹脂はコイルと密着する金型および
この金型の軸方向開口端を被覆する緩衝材によつ
て外表面に垂れることは全くないため、コイルは
外観形状を優美に仕上げることが出来る等、本発
明の樹脂モールドコイルの製造方法には実用上幾
多の著しい特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する際に使用する
コイルの巻回状態を示す縦断面図、第2図イは本
発明の方法を実施した内側コイル金型と外側コイ
ル金型との間に挾持された樹脂モールドするコイ
ルの横断平面図、第2図ロは第2図イのP部にお
ける拡大断面図、第3図はコイルに樹脂を注入す
る状態を示す縦断面図、第4図は本発明の方法を
実施した内側コイル金型と外側コイル金型を大型
のコイルに装着して樹脂の注入状態を示す縦断面
図である。 8…内側コイル金型、9…接着テープ、10…
コイル、13…外側コイル金型、14…締付部
材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属薄板を筒状に複数層巻回してその巻終端
    を接着テープにより止着して内側コイル金型を形
    成し、この内側コイル金型の外周面に離型剤を塗
    布してコイルを巻装した後、上記コイルの外周面
    に離型剤を内側面に塗布した金属薄板を複数層巻
    付けて外側コイル金型を形成してこの外側コイル
    金型を締付バンド等の締付部材によつて固定し、
    この状態で上記コイルに樹脂を真空含浸させ、こ
    の含浸樹脂を加熱硬化させた後、上記締付部材を
    解離して外側コイル金型をコイル外周面から除去
    し、次いで内側コイル金型をその巻始端を内方に
    巻き込んでコイル内周面から引き抜いて繰り返し
    使用することを特徴とする樹脂モールドコイルの
    製造方法。
JP843878A 1978-01-27 1978-01-27 Production of resin molded coil Granted JPS54101872A (en)

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JP843878A JPS54101872A (en) 1978-01-27 1978-01-27 Production of resin molded coil

Applications Claiming Priority (1)

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JP843878A JPS54101872A (en) 1978-01-27 1978-01-27 Production of resin molded coil

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JPS54101872A JPS54101872A (en) 1979-08-10
JPS6132975B2 true JPS6132975B2 (ja) 1986-07-30

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JP843878A Granted JPS54101872A (en) 1978-01-27 1978-01-27 Production of resin molded coil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5147966B2 (ja) * 2011-03-28 2013-02-20 本田技研工業株式会社 ボビンレスコイル及びボビンレスコイルの製造方法

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JPS54101872A (en) 1979-08-10

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