JPS6132058Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6132058Y2
JPS6132058Y2 JP1868879U JP1868879U JPS6132058Y2 JP S6132058 Y2 JPS6132058 Y2 JP S6132058Y2 JP 1868879 U JP1868879 U JP 1868879U JP 1868879 U JP1868879 U JP 1868879U JP S6132058 Y2 JPS6132058 Y2 JP S6132058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
separator
cup
plate
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1868879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55118843U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1868879U priority Critical patent/JPS6132058Y2/ja
Publication of JPS55118843U publication Critical patent/JPS55118843U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6132058Y2 publication Critical patent/JPS6132058Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属板を円形カツプ状に成形した型
枠板位置決め用座金と、折り溝部の先端側に隣接
して座金ストツパーを設けた棒状セパレーター本
体との組み合わせから成り、前記カツプ形座金を
前記セパレーター本体の先端連結部と前記座金ス
トツパーとの間に嵌着して成るコンクリート型枠
用セパレーターに関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 上記のようなカツプ形座金を嵌着したコンクリ
ート型枠用セパレーターは、例えば特開昭51−
90720号公報等に於いて知られている。しかしこ
の公知例に開示されているような従来のカツプ形
座金は、素材である金属板として板厚が相当分厚
いものを使用しなければ、型枠組み立て時に前記
カツプ形座金に作用する大きな軸方向圧縮力によ
つて、セパレーター本体に設けられている座金ス
トツパーに当接する座金中心孔の周縁部が内側に
変形破断し、当該座金が前記座金ストツパーを越
えて移動し得る状態となり、座金としての機能を
発揮し得なくなる。
このような欠点を解消するために例えば実開昭
51−139935号公報に記載されたカツプ形座金のよ
うに、中心孔の周縁部に内方に突出する短い筒状
部を形成する所謂バーリング加工を施すことも考
えられるが、このように中心孔の周縁部に形成さ
れた筒状部の存在は、コンクリート打設養生後の
型枠解体時に座金から突出するセパレーター先端
部を前記折り溝部から破断させて除去する作業を
極めて困難にする結果となる。
即ち、コンクリート打設養生後に型枠を解体除
去すると、前記カツプ形座金はその開口周縁部が
コンクリート面と略面一の状態でコンクリート内
に埋まつており、このカツプ形座金の内部からセ
パレーターの先端部が突出している。このセパレ
ーターの先端部を任意の方向に反復曲げ運動させ
て、カツプ形座金よりも外側のコンクリート内に
位置している前記折り溝部でセパレーターを破断
させ、セパレーター先端部をカツプ形座金と共に
除去しなければならないが、前記のようにカツプ
形座金の中心孔周縁部から内方に突出する筒状部
が存在すると、前記のようにセパレーター先端部
を横方向に曲げようとした時、その力を前記筒状
部及びカツプ形座金本体を介してカツプ形座金周
辺のコンクリートが受け止める結果となり、セパ
レーターを前記折り溝部で折るためには前記筒状
部を拡径変形させるか又は破断させなければなら
ない。即ち、セパレーター先端部に与える曲げ力
を効率良く前記折り溝部に集中させて容易に折り
取ることが非常に困難となり、折り取り作業に大
きな力を必要とする結果になる。しかもカツプ形
座金にも無理な運動力を与えることになるので、
座金周辺のコンクリートを崩す恐れもある。
又、前記公知例の構成は、中心孔周縁の筒状部
の弾性的な拡径機能を利用して、当該筒状部の最
小内径よりも若干大径のセパレーター先端連結部
を無理に通過させ、当該先端連結部と座金ストツ
パーとの間のセパレーター軸部に座金を嵌着し得
るように構成している。このような構成では、前
記筒状部の基部を板厚寸法よりも十分に大きな曲
率半径でラツパ状に湾曲せしめなければ、弾性的
な拡径機能を有せしめることは出来ない。従つ
て、ラツパ状に広がつた筒状基部がセパレーター
本体の座金ストツパーに当接することになり、こ
の座計ストツパーの張り出し量を十分大ならしめ
なければ、座金に作用する軸方向圧縮力で座金ス
トツパーが前記ラツパ状の筒状基部内に食い込む
ことになり、やはり座金中心孔の変形破断につな
がる。又、前記のように座金ストツパーの張り出
し量を大ならしめることは、小経の棒状セパレー
ター本体であるから加工が困難となるばかりでな
く、セパレーター先端部の折り取り作業にも支障
を来す恐れがある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し得
るセパレーターを提案するものであつて、その特
徴は、棒状のセパレーター本体には折り溝部の先
端側に隣接して座金ストツパーを設け、金属板を
円形カツプ状に成形した型枠板位置決め用座金を
前記セパレーター本体の先端連結部と前記座金ス
トツパーとの間に嵌着して成るセパレーターであ
つて、前記カツプ形座金の前記座金ストツパーに
当接する中心孔周縁部を、当該周縁板部を折り返
してその板縁を前記座金の板面に当接させて成る
折り返し二重構造とした点にある。
(実施例) 第1図及び第2図に於いて、1は棒状のセパレ
ーター本体であり、両端には型枠締め付け金具と
の連結部2が設けられ、この本体1の端部から所
定距離内方の位置には小径の折り溝部11が形成
され、当該折り溝部11の先端側に隣接して膨径
つば状の座金ストツパー3が一体に形成されてい
る。前記連結部2は、セパレーター本体1を転造
加工して形成した雄ねじ軸部から成るものを示し
たが、本体端部に一体に成形した膨径頭部から成
るものでも良い。又、座金ストツパー3は、前記
連結部2と同様に転造加工より形成された、全周
にわたつて突出するつば状のものを示したが、部
分的に突出するものでも良く、その成形方法も限
定されない。
4はカツプ形座金であり、ストツパー3と連結
部2との間でセパレーター本体1に嵌着されてい
る。この座金4は、薄い金属板、例えば厚さ0.6
mm又はこれに近い薄鉄板からプレス加工で成形さ
れた円形カツプ状のもので、その外周縁部5は板
切断面が座金軸心6に対して略直交する横外方に
指向するように湾曲され周方向複数箇所(図では
4箇所)には座金軸心6と平行で座金内側に突曲
するリブ7が形成されている。このリブ7は外周
縁部5に近づく程深くなり、その最深端8は外周
縁部5に達している。
9は座金中心部を貫通する中心孔で、これにセ
パレーター本体1が貫通しているが、その周縁部
10は、当該周縁板部10aをこのカツプ形座金
4の内側に折り返してその板縁を当該座金4の内
側板面に当接させて成る折り返し二重構造として
いる。尚、第3図に示す折り返し周縁板部10b
のように、中心孔9の周縁板部をカツプ形座金4
の外側に折り返すことも出来る。又、内外何れに
折り返す場合でも、第4図及び第5図に示す折り
返し周縁板部10c,10dのように、折り返し
周縁板部を座金板面に完全に加圧密着させて内部
に空洞が残らないように構成することが出来る。
更に外側に折り返す場合は、第4図に示すよう
に、座金4の本体表面と前記折り返し周縁板部1
0cの表面との間に段差が生じないように成形す
るのが望ましい。
使用方法は従来のセパレーターと同様であり、
型枠解体後には、カツプ形座金4の内部から突出
しているセパレーター本体1の先端部を横方向に
反復曲げ運動させて前記折り溝部11から折り、
前記カツプ形座金4と共に除去する。そしてこの
座金除去跡に形成された凹部にセメントモルタル
等の充填材を詰めてコンクリート表面を平滑に仕
上げる。
尚、カツプ形座金4は、連結部2が座金ストツ
パー3を転造成形する前、若しくは座金ストツパ
ー3のみを転造成形した状態に於いてセパレータ
ー本体1に嵌合し、この後で連結部2及び座金ス
トツパー3、若しくは連結部2を転造成形するこ
とにより、セパレーター本体1にセツトし得る。
勿論、折り返し二重構造の中心孔周縁部10の厚
さが十分薄ければ、雄ねじ軸状の連結部2に対し
て座金4を螺合させて、この連結部2と座金スト
ツパー3との間の軸部に嵌着することも可能であ
るし、中心孔9の内周にねじ切り加工を施してお
いて同様にセツトすることも可能である。
(考案の作用及び効果) 以上のように実施し得る本考案のセパレーター
によれば、従来のものよりも十分に薄い板厚の金
属板を使用してカツプ形座金を構成することによ
つてコストダウンを図つても、中心孔周縁部は折
り返し二重構造となつているので中心孔周縁の強
度が著しく増し、中心孔を広げるような外力に対
しても十分に対抗することが出来、中心孔周縁か
ら亀裂が入つて破断されるような恐れが極減す
る。しかも折り返し周縁板部の板縁はカツプ形座
金の板面に当接させているので、座金の中心孔周
縁部がセパレーター本体側の座金ストツパーによ
つて軸方向に押圧されて当該中心孔周辺部が座金
の内方へ変形(雨傘が所謂オチヨコとなるのと同
様の変形)しようとする場合、その折曲支点が中
心孔周縁から離れた前記折り返し周縁板部の板縁
当接位置となり、このような折り返し周縁板部を
持たない場合と比較して前記オチヨコ形変形を生
じる部分(円錐環状部分)の面積が大きくなるこ
とと、前記オチヨコ形変形を生じる部分の板が二
重であることとによつて、中心孔周辺部の軸方向
の圧縮に対する強度が著しく向上する。従つて、
使用状態に於いてセパレーター本体側の座金スト
ツパーが、中心孔を広げるように変形破断させた
り中心孔周辺部に前記オチヨコ形変形を生ぜしめ
たりする恐れが殆んどなくなり、安全確実に所期
の座金機能を発揮させ得る。
更に、従来のように中心孔周縁から内方に突出
する筒状部を形成したものと比較して、型枠解体
後のセパレーター突出先端部の折り取り時にセパ
レーター先端部に与える曲げ力を当該カツプ形座
金の外側(コンクリート側)に隣接する折り溝部
に効率良く集中させることが出来、折り取り作業
を小さな力で簡単容易に行える。勿論、カツプ形
座金にも無理な運動力を与えることがないので、
座金周辺のコンクリートを崩す恐れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案セパレーターの一端部を示す一
部縦断側面図(他端部も同一構造)、第2図はカ
ツプ形座金の一部切り欠き背面図、第3図乃至第
5図は夫々カツプ形座金の変形例を示す要部の一
部縦断側面図(リブは省略)である。 1……セパレーター本体、2……連結部、3…
…座金ストツパー、4……カツプ形座金、7……
リブ、9……中心孔、10……中心孔周縁部、1
0a〜10d……折り返し周縁板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状のセパレーター本体には折り溝部の先端側
    に隣接して座金ストツパーを設け、金属板を円形
    カツプ状に成形した型枠板位置決め用座金を前記
    セパレーター本体の先端連結部と前記座金ストツ
    パーとの間に嵌着して成るセパレータであつて、
    前記カツプ形座金の前記座金ストツパーに当接す
    る中心孔周縁部を、当該周縁板部を折り返してそ
    の板縁を前記座金の板面に当接させて成る折り返
    し二重構造としたことを特徴とするコンクリート
    型枠用セパレーター。
JP1868879U 1979-02-16 1979-02-16 Expired JPS6132058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1868879U JPS6132058Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1868879U JPS6132058Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55118843U JPS55118843U (ja) 1980-08-22
JPS6132058Y2 true JPS6132058Y2 (ja) 1986-09-18

Family

ID=28846403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1868879U Expired JPS6132058Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6132058Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55118843U (ja) 1980-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100316091B1 (ko) 클램핑가능한 파이프 커플링
JP2002201641A (ja) 固定素子
JPS6024979Y2 (ja) 引抜き型盲リベット組立体
JP2002201717A (ja) アンカー
JPS6132058Y2 (ja)
JPH1143937A (ja) 杭の継手部構造
JPH0240194Y2 (ja)
US7140826B2 (en) Shaped anchor
JPH0333889Y2 (ja)
JPH0249673A (ja) ゴルフクラブ
JPH044938A (ja) 保持器のリベット加締め方法
JPS6132059Y2 (ja)
JP2741331B2 (ja) 差筋アンカー並びにその製造方法及び製造装置
JPS6132003Y2 (ja)
JPH0752806Y2 (ja) アンカー用カラー
JPS6220590Y2 (ja)
JPH0122855Y2 (ja)
JPS6113840Y2 (ja)
JPS6117120Y2 (ja)
JP2518870Y2 (ja) 連結具
JPH10292626A (ja) 梁貫通スリーブの固定構造及び固定具
JPH0752889Y2 (ja) 合成樹脂製パイプキャップ
JPS6329935Y2 (ja)
JPH0173246U (ja)
KR200179706Y1 (ko) 원통상 지주용 축간 연결구