JPS6131327Y2 - - Google Patents

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JPS6131327Y2
JPS6131327Y2 JP8413777U JP8413777U JPS6131327Y2 JP S6131327 Y2 JPS6131327 Y2 JP S6131327Y2 JP 8413777 U JP8413777 U JP 8413777U JP 8413777 U JP8413777 U JP 8413777U JP S6131327 Y2 JPS6131327 Y2 JP S6131327Y2
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JP
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paper
hidden
sodium
ink
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JP8413777U
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JPS5410729U (ja
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光発色性隠し印刷紙に関するものであ
る。
従来、不可視状態から可視状態へ変化させるも
のとして、いわゆるあぶり出しなど種々のものが
知られている。これらは毒性を考慮していないな
ど、おもちやとして危険性を有するものが多い。
本考案は極めて安全性に優れ、単に、日光に一
定時間以上さらすことにより、文字や絵等が発色
顕現してくる隠し印刷紙を提供することを目的と
するものである。
すなわち、本考案は、1−ナフトール−4−ス
ルホン酸ナトリウム0.5〜30wt%、硝酸カリウム
及び/又は硝酸ナトリウム0.5〜50wt%、水もし
くはエチルアルコール又はこれらの混合液30〜
99wt%を含むインキ(以下、隠しインキと言
う)による不可視印刷部を全面ないし部分的に有
する光発色性隠し印刷紙を要旨とするものであ
る。
以下、上記の本考案について詳細に説明する。
まず、第1図は本考案の光発色性隠し印刷紙の
一例を示す平面図であり、該隠し印刷紙は、紙1
の任意の箇所に隠しインキによる不可視印刷部2
を有する構成を持つ。このような隠し印刷紙を日
光に当てると、2〜10分程で上記不可視印刷部2
は第2図に示す如く、黄色に発色する。
第1図に於いては隠しインキによる不可視印刷
部を紙1の一方の面にパターン状に有する隠し印
刷紙を示したが、本考案では紙の一方の面の全面
あるいは一定領域に隠しインキによる不可視印刷
部をベタに設けておく(図示せず)こともでき
る。この場合、写真原版の如き光透過部と光不透
過部とを有するマスクパターンを隠し印刷紙に重
ねて日光に当てると、該パターンに応じて黄色に
発色させることができる。
上記において、紙としては各種のものが使用で
きるが、紙表面に白土が塗布されている塗被紙は
印刷されるインキがあまり吸収されず、紙表面に
かすかに跡がついて見えるためあまり好ましくな
く、更紙、中質紙、上質紙、模造紙、クラフト紙
等の非塗被紙は印刷されたインキが吸収され光が
当たる前には全く印刷跡が見えないので好適であ
る。
上記紙に隠しインキを用いて、文字、柄状もし
くは全面に不可視印刷部を設けるには、ロールコ
ート、グラビアコート、エアーナイフコート、グ
ラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印
刷などの塗布ないし印刷法が好ましく用いられ
る。
上記の隠しインキは、1−ナフトール−4−ス
ルホン酸ナトリウムと硝酸カリウム及び/又は硝
酸ナトリウムとの反応は反応速度が遅いが、その
反応は光により促進され、1−ナフトール−4−
スルホン酸ナトリウムの水酸基が酸化される結
果、黄色に発色することを利用するものである。
このインキを構成する1−ナフトール−4−スル
ホン酸ナトリウムは、毒性の低い染料中間体であ
り、インキ中に0.5〜30wt%添加されるが、0.5wt
%未満であると、日光発色濃度が低くて見にく
く、また、30wt%より多いと完全溶解しにく
く、不経済であるので好ましくないからである。
また、硝酸カリウム又は硝酸ナトリウムは、食
品添加物(厚生省370号告示による)中、上記1
−ナフトール−4−スルホン酸ナトリウムを酸化
しうるものであり、インキ中に0.5〜50wt%添加
されるが、0.5wt%未満であると、日光発色濃度
が低くて見にくく、また、50wt%より多いと、
完全溶解しにくく、不経済であるので好ましくな
いからである。また、この硝酸カリウム及び/又
は硝酸ナトリウムは上記1−ナフトール−4−ス
ルホン酸ナトリウムに対してモル比1以上程度用
いられる。
尚、上記インキにおいて溶剤として水とエチル
アルコールの混合液を用いる場合、その割合は、
発色物質を溶解する限り多くのアルコールを含有
する事が望ましい。アルコールは紙への浸透性が
良いからである。
上記の説明で明らかな如く、本考案の光発色性
隠し印刷紙は、用いる隠しインキの構成材料を食
品添加物等の低毒性のものから選択することによ
り、おもちやとしての安全性を高めたものであ
り、最初不可視状態であつた文字や絵等が日光に
一定時間当てるだけで発色顕現するのでおもちや
として非常に趣向性に富むものである。
以下、実施例を示して上記本考案についてさら
に具体的に説明する。
実施例 インキ 1−ナフトール−4−スルホン酸ナトリウム
5g 硝酸ナトリウム 2g エチルアルコール 33g 水 60g 上記インキを上質紙にグラビア印刷にて柄状に
印刷した。
日光に10分照射した所印刷部が黄色に発色し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光発色性隠し印刷紙の一例を
示す平面図であり、第2図は第1図の隠し印刷紙
が光発色した状態を示す平面図である。 1……紙、2……不可視印刷部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1−ナフトール−4−スルホン酸ナトリウム
    0.5〜30wt%、硝酸カリウム及び/又は硝酸ナト
    リウム0.5〜50wt%、水もしくはエチルアルコー
    ル又はこれらの混合液30〜99wt%を含むインキ
    による不可視印刷部を全面ないし部分的に有する
    光発色性隠し印刷紙。
JP8413777U 1977-06-25 1977-06-25 Expired JPS6131327Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8413777U JPS6131327Y2 (ja) 1977-06-25 1977-06-25

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JP8413777U JPS6131327Y2 (ja) 1977-06-25 1977-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5410729U JPS5410729U (ja) 1979-01-24
JPS6131327Y2 true JPS6131327Y2 (ja) 1986-09-11

Family

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JPS5410729U (ja) 1979-01-24

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