JPS645834B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS645834B2 JPS645834B2 JP27444884A JP27444884A JPS645834B2 JP S645834 B2 JPS645834 B2 JP S645834B2 JP 27444884 A JP27444884 A JP 27444884A JP 27444884 A JP27444884 A JP 27444884A JP S645834 B2 JPS645834 B2 JP S645834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer paper
- printing
- moisture content
- water
- cobalt chloride
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M3/00—Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
- B41M3/12—Transfer pictures or the like, e.g. decalcomanias
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、陶磁器類にスライド転写する際に
使用するスライド転写紙に関するものであり、特
に、その含水率を外部より直ちに見知できる転写
紙に関する。
使用するスライド転写紙に関するものであり、特
に、その含水率を外部より直ちに見知できる転写
紙に関する。
従来の技術
従来スライド転写紙は外部より、その含水率を
見知できるように加工された転写紙はない。
見知できるように加工された転写紙はない。
発明が解決しようとする問題点
スライド転写紙は、含水率は50％程度が最も適
正なものと云われている。もしも、この適正含水
率より当該含水率が低いときは、転写紙がちじん
で糊面にカールを起し易く、従つて印刷不可能と
なる。又、逆に、含水率が当該適正含水率より高
いときは、糊面が膨腸して反対側にカールする現
象が生じ、この場合も印刷不適格となる。即ち、
転写紙の含水率は該転写紙に対する印刷に重大な
影響を及ぼすので、この含水率の適正さを維持す
る為に人為的に種々の困難な保存法が講じられな
ければならなかつた。
正なものと云われている。もしも、この適正含水
率より当該含水率が低いときは、転写紙がちじん
で糊面にカールを起し易く、従つて印刷不可能と
なる。又、逆に、含水率が当該適正含水率より高
いときは、糊面が膨腸して反対側にカールする現
象が生じ、この場合も印刷不適格となる。即ち、
転写紙の含水率は該転写紙に対する印刷に重大な
影響を及ぼすので、この含水率の適正さを維持す
る為に人為的に種々の困難な保存法が講じられな
ければならなかつた。
問題点を解決する為の手段
この発明は、前述せる従来の欠陥に鑑みて之を
解消せんとして提案せられたものであり、塩化コ
バルト等、水性の黄色染料又は螢光染料（有機
系）デキストリン粉末並びに水とを混合して印刷
インキを製造し、このインキによつて転写紙に標
章或はメーカー名等の印刷を行うことを特徴とす
る含水率を見知できるスライド転写紙を提供せん
とするものである。
解消せんとして提案せられたものであり、塩化コ
バルト等、水性の黄色染料又は螢光染料（有機
系）デキストリン粉末並びに水とを混合して印刷
インキを製造し、このインキによつて転写紙に標
章或はメーカー名等の印刷を行うことを特徴とす
る含水率を見知できるスライド転写紙を提供せん
とするものである。
実施例及び作用
以下、この発明の一実施例を説明する。
１ 塩化コバルト 50ｇ
２ 水性の黄色染料
（又は有機系の螢光染料） 少量
３ デキストリン粉末 40ｇ
４ 水 100ｇ
上記原料をよく混合して印刷インキを得た。こ
の原料のうち塩化コバルトは極めて水に溶けやす
い性質があり、印刷インキとして何らの支障を来
すものではない。而して、この塩化コバルトの水
溶液を浸潤した紙片は湿気を帯びているときは紅
色となり、乾燥すれば青色となる性質を有する。
更に、前記塩化コバルトによる色の変化は双方と
もに極めて薄いので、この変化を外部より明確に
識別できるようにする為に、水溶性の黄色の染料
（又は有機系の螢光染料）を原料として水に溶か
したのである。従つて、この黄色の染料を混入す
ることによつて前記の塩化コバルトの作用によつ
て生じる色の変化は一層鮮明となる。即ち、湿気
を多く含んだときは濃色の赤色となり、乾燥した
ときは、濃色の緑色となるのである。又、デキス
トリン粉末も水に溶け易く、溶解して渾然一体と
なるのである。このデキストリンはバインダーと
して作用するのである。このようにして製造した
印刷インキによつてスライド転写紙に適宜の印刷
を施す。例えば、スライド転写紙の標章を印刷し
たり、或は製造者名等を印刷する。斯くして印刷
されたスライド転写紙は所定の保管場所に保管せ
られる。この保管場所に於ては当然に室内温度並
びに湿度は調整せられているが、この保管場所よ
り該スライド転写紙を取出して印刷を行わんとす
るときは、当該スライド転写紙は適正湿度を有
し、印刷可能なものでなければならないことも当
然である。このとき、該スライド転写紙に印刷さ
れている標章等が濃色の赤色又は緑色になつてい
るときは印刷不適正であり、淡いピンク色の場合
は適正な印刷が可能となるものである。実験の結
果、最も適正な湿度は50％であり、このときは淡
いピンク色を呈していた。更に、湿度80％のとき
は濃色の赤色となり、反対に湿度が30％のときは
濃色の緑色を呈していた。淡いピンク色のスライ
ド転写紙はカールしたり、ちじんだり等の現象は
全く見当らず、正に印刷可能な状態にあつた。濃
色の赤色のときは糊面が膨脹して転写紙の反対側
にカールしており、全く印刷不適格なのであつ
た。又、濃色の緑色の場合は転写紙はちじんで、
糊面にカール現象を来し、印刷不適格なものであ
つた。
の原料のうち塩化コバルトは極めて水に溶けやす
い性質があり、印刷インキとして何らの支障を来
すものではない。而して、この塩化コバルトの水
溶液を浸潤した紙片は湿気を帯びているときは紅
色となり、乾燥すれば青色となる性質を有する。
更に、前記塩化コバルトによる色の変化は双方と
もに極めて薄いので、この変化を外部より明確に
識別できるようにする為に、水溶性の黄色の染料
（又は有機系の螢光染料）を原料として水に溶か
したのである。従つて、この黄色の染料を混入す
ることによつて前記の塩化コバルトの作用によつ
て生じる色の変化は一層鮮明となる。即ち、湿気
を多く含んだときは濃色の赤色となり、乾燥した
ときは、濃色の緑色となるのである。又、デキス
トリン粉末も水に溶け易く、溶解して渾然一体と
なるのである。このデキストリンはバインダーと
して作用するのである。このようにして製造した
印刷インキによつてスライド転写紙に適宜の印刷
を施す。例えば、スライド転写紙の標章を印刷し
たり、或は製造者名等を印刷する。斯くして印刷
されたスライド転写紙は所定の保管場所に保管せ
られる。この保管場所に於ては当然に室内温度並
びに湿度は調整せられているが、この保管場所よ
り該スライド転写紙を取出して印刷を行わんとす
るときは、当該スライド転写紙は適正湿度を有
し、印刷可能なものでなければならないことも当
然である。このとき、該スライド転写紙に印刷さ
れている標章等が濃色の赤色又は緑色になつてい
るときは印刷不適正であり、淡いピンク色の場合
は適正な印刷が可能となるものである。実験の結
果、最も適正な湿度は50％であり、このときは淡
いピンク色を呈していた。更に、湿度80％のとき
は濃色の赤色となり、反対に湿度が30％のときは
濃色の緑色を呈していた。淡いピンク色のスライ
ド転写紙はカールしたり、ちじんだり等の現象は
全く見当らず、正に印刷可能な状態にあつた。濃
色の赤色のときは糊面が膨脹して転写紙の反対側
にカールしており、全く印刷不適格なのであつ
た。又、濃色の緑色の場合は転写紙はちじんで、
糊面にカール現象を来し、印刷不適格なものであ
つた。
発明の効果
この発明は叙述せる一実施例に於て詳述せる如
く、塩化コバルトの有する特性を利用し、更に、
この特性を助成する為に水性の黄色染料又は有機
系の螢光染料を利用し、双方の互助作用によつて
外部より明確に識別できる塩化コバルトの色変化
をキヤツチし、淡いピンク色のスライド転写紙は
印刷適正であり、濃色の赤色又は緑色の転写紙は
印刷不適正である為に、この印刷条件を迅速適格
に決定できるものである。勿論、塩化コバルトの
混合割合によつては、色変化の状態を任意にコン
トロールできることは当然であり、更に、保管場
所に当該スライド転写紙を保管している場合に於
ては、この含水率が外部より直ちに識別できるの
で、室内温度を任意に調整できる。従つて温度セ
ンサーとしての役目を果すことになる。更に、前
述せる通り、転写紙に印刷せられているマークに
より転写紙の含水率を知ることができるので、含
水センサーとしての機能をも有するのである。而
も、この印刷せられた標章その他のマーク等は、
転写紙に対する模様その他のスライド転写用の印
刷並びに転写操作等には全く支障を来さないこと
も当然である。
く、塩化コバルトの有する特性を利用し、更に、
この特性を助成する為に水性の黄色染料又は有機
系の螢光染料を利用し、双方の互助作用によつて
外部より明確に識別できる塩化コバルトの色変化
をキヤツチし、淡いピンク色のスライド転写紙は
印刷適正であり、濃色の赤色又は緑色の転写紙は
印刷不適正である為に、この印刷条件を迅速適格
に決定できるものである。勿論、塩化コバルトの
混合割合によつては、色変化の状態を任意にコン
トロールできることは当然であり、更に、保管場
所に当該スライド転写紙を保管している場合に於
ては、この含水率が外部より直ちに識別できるの
で、室内温度を任意に調整できる。従つて温度セ
ンサーとしての役目を果すことになる。更に、前
述せる通り、転写紙に印刷せられているマークに
より転写紙の含水率を知ることができるので、含
水センサーとしての機能をも有するのである。而
も、この印刷せられた標章その他のマーク等は、
転写紙に対する模様その他のスライド転写用の印
刷並びに転写操作等には全く支障を来さないこと
も当然である。
この発明は叙述せる通り、諸種の著大なる工業
的発明を構成するものである。
的発明を構成するものである。
Claims (1)
- １ 塩化コバルト等と水性の黄色染料又は螢光染
料（有機系）とデキストリン粉末並びに水とを混
合して印刷インキを製造し、このインキによつて
転写紙に標章或はメーカー名等の印刷を行うこと
を特徴とする含水率を見知できるスライド転写
紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27444884A JPS61154986A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 含水率を見知できるスライド転写紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27444884A JPS61154986A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 含水率を見知できるスライド転写紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61154986A JPS61154986A (ja) | 1986-07-14 |
| JPS645834B2 true JPS645834B2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=17541827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27444884A Granted JPS61154986A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 含水率を見知できるスライド転写紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61154986A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0345323U (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-26 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4990284A (en) * | 1989-10-11 | 1991-02-05 | Brown & Williamson Tobacco Corporation | Moisture indicating ink and package having same |
| ATE548648T1 (de) | 2009-12-24 | 2012-03-15 | Sued Chemie Ag | Halogen- und schwermetallfreie zusammensetzung für eine feuchtigkeitsanzeigende karte und eine diese enthaltende feuchtigkeitsindikatorkarte |
| US8585983B2 (en) | 2011-06-22 | 2013-11-19 | Sud-Chemie Ip Gmbh & Co. Kg | Halogen and heavy metal-free composition for a humidity indicating device and humidity indicating device containing the same |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27444884A patent/JPS61154986A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0345323U (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61154986A (ja) | 1986-07-14 |
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