JPS6131160B2 - - Google Patents

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JPS6131160B2
JPS6131160B2 JP5367883A JP5367883A JPS6131160B2 JP S6131160 B2 JPS6131160 B2 JP S6131160B2 JP 5367883 A JP5367883 A JP 5367883A JP 5367883 A JP5367883 A JP 5367883A JP S6131160 B2 JPS6131160 B2 JP S6131160B2
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JP
Japan
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foam
surfactants
amino acid
skin
acyl
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JP5367883A
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Tsugio Wakui
Takako Hama
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、液体洗浄剤に係り、特に泡立ち性お
よび泡の感触に優れ、かつ皮膚および毛髪に対す
る刺激が緩和された液体洗浄剤に関する。 従来、シヤンプー、洗顔石ケン、台所用洗剤等
の液体洗浄剤としては、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、高
級脂肪酸塩等の陰イオン性界面活性剤、および脂
肪酸ジエタノールアマイド等の非イオン性界面活
性剤を主要成分とするものが用いられている。 近年、毛髪の仕上り性を改善し、肌に対する作
用を温和にするために、上記液体洗浄剤に、タン
パク加水分解物、アシル化タンパク加水分解物、
およびアミノ酸等を配合することが試みられてい
る。しかし、これらタンパク質誘導体は、臭気が
強いため香粧品への適用が困難であるばかりでな
く、肌に対する作用を温和にする効果は不十分で
ある。 皮膚刺激の少ない界面活性剤としては、グリセ
リン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルフエノール、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、シヨ糖高級脂肪酸エステル、ソルビタ
ン高級脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤
があげられるが、これら界面活性剤は低刺激性で
はあるものの泡立ちが悪く、洗浄剤としての要求
を満足できない。 泡立ちが良く、かつ低刺激性を有する界面活性
剤として、最近、アミノ酸のアシル化物が注目さ
れている。 一般に、アミノ酸系の界面活性剤は、酵素によ
つて長鎖脂肪酸とアミン酸とに分解されることか
ら、たとえ口に入つても体内にそのまま蓄積され
ることがないと言われており、従つて台所用洗剤
やシヤンプーに適した界面活性剤と考えられる。
代表的なアミノ酸系界面活性剤としてN−アシル
グルタミン酸塩があるが、この界面活性剤は汚垢
存在下において泡立ちが劣り、またシヤンプーに
適用した場合には基本性能である泡の感触および
クリーミイ感が劣るため、これまで種々の改良が
試みなれている。例えば、特開昭47−42809号公
報には、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩と脂肪酸
ジアルカノールアマイドとの混合物は、汚垢存在
下においても泡立ちが改良されるとの記載があ
る。しかし、本発明者らの実験によると、脂肪酸
ジアルカノールアマイドの増泡効果はPH7以上で
顕著であるが、毛髪や皮膚に対して温和なPH5〜
6では十分な増泡効果は認められなかつた。ま
た、特開昭50−22803号公報には、N−長鎖アシ
ル酸性アミノ酸塩と脂肪酸系非イオン性界面活性
剤とを混合することにより洗浄力が向上すること
が記載されている。更に、特開昭54−120610号公
報には、N−アシルグルタミン酸塩とアルキルリ
ン酸エステル又はポリオキシアルキルリン酸エス
テルとを混合することにより油汚垢の存在下でも
良好な洗浄力および起泡力が発揮されることが記
載されている。しかし、本発明者らがこれらの結
論について種々検討を行なつたところによると、
シヤンプーとしての泡性能および泡のクリーミイ
感はいまだ十分ではなかつた。 なお、毛髪や皮膚に対しマイルドなアミノ酸系
界面活性剤としては、これらの他にN−アシルN
−アルキルアミノ酸塩があるが、N−アシルグル
タミン酸塩と同様に油汚垢の存在下で泡立ちが劣
り、かつ泡のクリーミイ性も劣つており、特公昭
50−33684号公報に示すような改良の試みがある
ものの、前述の説明と同様、それらの改良は十分
でなく、特に泡のクリーミイ性の改良は不十分で
あつた。 以上説明したように、アミノ酸系界面活性剤
は、その安全性の高さ、皮膚や毛髪に対する作用
の温和なこと等の利点を有するが、泡立ちおよび
泡のクリーミイ感といつたシヤンプーや洗顔石ケ
ンに必要な基本性能を十分満さないという欠点が
あり、従つてそのような商品への応用が困難であ
つた。 本発明の目的は、安全性が高く、皮膚および毛
髪に対して温和な作用を示し、かつ優れた起泡力
を有する液体洗浄剤を提供することにある。 本発明者らは、アミノ酸系界面活性剤の長所を
生かしつつ泡性能を改良するための研究を精力的
に行なつた結果、N−アシルアミノ酸塩とサポニ
ンとを混合することにより、上記目的を達成し得
ることを見出した。即ち、本発明の液体洗浄剤の
特徴は、N−アシルアミノ酸塩3〜30重量%とサ
ポニン0.01〜10重量%とを配合したことにある。 本発明の液体洗浄剤によると、アミノ酸系界面
活性剤の長所である安全性と皮膚および毛髪に対
する温和な作用を損なうことなく、泡立ちや泡の
クリーミイ感等の泡性能が大幅に改善された。 以下、本発明の液体洗浄剤について詳細に説明
する。 本発明の液体洗浄剤に配合されるN−アシルア
ミノ酸塩のアシル塩は、ラウロイル基、ミリスト
イル基、パルミトイル基等であり、アミノ酸はグ
ルタミン酸、グリシン、ベータアラニン等であ
り、またこれらN−アシルアミノ酸の塩は、ナト
リウム、リチウム、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等の各塩
である。なお、N−アシルN−アルキルアミノ酸
塩も本発明のN−アシルアミノ酸塩に含めること
ができる。この場合、アルキル基はメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基等である。 好ましいN−アシルアミノ酸塩としては、N−
ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグル
タミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、N−
ミリストイルベータアラニン、N−パルミトイル
ベータアラニン等のN−アシルアミノ酸、および
N−ラウロイルN−エチルグリシン、N−ラウロ
イルN−イソプロピルグリシン、N−ラウロイル
ザルコシン、N−ミリストイルザルコシン、N−
パルミトイルザルコシン、N−ラウロイルN−メ
チルベータアラニン等のN−アシルN−アルキル
アミノ酸のナトリウム、リチウム、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンの各塩がある。 N−アシルアミノ酸塩の配合量は洗浄剤組成物
全体3〜30重量%であり、より好ましくは5〜20
重量%である。このような範囲内では、特に顕著
な効果が発揮される。 本発明の液体洗浄剤に配合されるサポニンは、
植物界に広く分布する配糖体で、その糖成分はグ
ルコース、ガラクトース、アラビノース、ウロン
酸等であり、その非糖質部分(アグリコン)は多
環式化合物で通常サポゲニンと称されているもの
である。サポゲニンには、トリテルペノイドに属
するものとステロイドに属するものの2種類があ
る。前者の代表的なものとして、セイヨウキズタ
に含まれるヘデラゲニンおよびセイヨウトチノキ
に含まれるエスシン等があり、後者の代表的なも
のとして、ジギタリスに含まれるジギトゲニンお
よびギトゲニン等がある。 従来、サポニンについては、発泡性、粘膜に対
する刺激作用、溶血作用等を有することが知られ
ているが、洗浄剤に添加して泡性能を改良する作
用を有することは知られていなかつた。 市販されているサポニンは、サポニンを含む植
物組織を水および/または他の有機溶媒例えばア
ルコールやポリエチレングリコールで抽出し、沈
殿および再結晶等を経て得られている。サポニン
を含む植物としては、甘草、セネガ、キラヤサポ
ナリア、朝鮮ニンジン、サボンソウ、キキヨウ、
アケビ、マリーゴールド等がある。 サポニンの配合量は、洗浄剤組成物全体の0.01
〜10重量%、より好ましくは1.0〜10重量%であ
る。このような範囲内では、特に顕著な効果が発
揮される。 前述のように、アミノ酸系界面活性剤の泡性能
の改良は大きな問題であり、その特徴である安全
性、皮膚および毛髪に対する作用の温和なことな
どの長所を生かしつつ泡特性を改良することは困
難であつたが、本発明によつてこのような問題は
解決され、アミノ酸系界面活性剤のシヤンプー等
の液体洗浄剤への適用が可能となつた。本発明の
洗浄剤によるこの泡特性の改良は、N−アシルア
ミノ酸塩とサポニンとの混合ミセル化によるもの
と考えられる。 本発明の液体洗浄剤には、他に任意成分とし
て、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性
の各界面活性剤を配合してもよい。そのような界
面活性剤としては、例えば高級アルコール硫酸エ
ステル類、アルキルベンゼンスルホン酸塩、直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、アルキルホスフエート、ポリ
オキシエチレンサルフエート、α−オレフインサ
ルフエート等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフエノールエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル
等の非イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、
第4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性
剤、アルキルベタイン等の両性界面活性剤があ
る。これらの界面活性剤は、単独で或いは適当な
2種以上の組合せで配合可能である。 更に、本発明の液体洗浄剤には、他に添加成分
として、例えばトリポリ燐酸ソーダ、メタケイ酸
ソーダ、芒硝等の無機ビルダー、CMC、低級ア
ルコール、制泡剤、螢光染料、着色剤、香料等を
配合することも可能である。 次に、本発明の液体洗浄剤を以下の実験例に基
づいて更に具体的に説明する。なお、それに先立
つて実験例で採用した試験方法、評価方法の概要
を説明する。 皮膚の刺激性 下記の(1)、(2)の2つの方法により評価を行なつ
た。 (1) 官能評価 液体洗浄剤組成物1%水溶液(35℃)を用い
て、テスター10名の手による浸漬試験による評
価である。即ち、1分毎の浸漬−乾燥操作を15
回行ない、24時間後の手の皮膚荒れの程度を以
下の基準で視覚判定する。 〇:皮膚荒れ殆んどなし △:皮膚の角質表層に一部乾燥落屑性変化あり ×:3割以上に乾燥落屑性変化あり (2) BSA分子楕円率 牛血清アルブミンの分子楕円率(BSA分子
楕円率)をインジケーターとする評価である。
BSA分子楕円率の測定法は次の通りである。
即ち、牛血清アルブミン100ppmと液体洗浄剤
組成物を混合した後、50mMとなるように燐酸
ナトリウム緩衝液を添加し、25℃において
JASCOCD Spectropolarimeterにより円偏光
二色性を測定し、分子楕円率(θ)を求める。
ちなみに未変性の牛血清アルブミンの分子楕円
率は−11.3×106deg・cm2/decimolである。な
お、分子楕円率が牛血清アルブミンと同等であ
り、変性を示さないものは、皮膚刺激が殆んど
ないことが確認されている。(表中の数値単位
は−〔θ〕×10-6である。) 起泡力 液体洗浄剤組成物の6%水溶液20ml(25℃)を
100mlのシリンダーに採取し、これに人工汚垢と
して液体ラノリン0.2gを加え、10秒間に20回振
盪し、1分後の泡容積(ml)を測定する。 泡の感触(官能評価) 頭髪を2分し、左右にそれぞれ3gの比較試料
と試験試料を施して泡立てた後、泡の感触を10名
のテスターにより以下の基準で評価判定する。な
お、比較試料としてポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウム(平均EO付加モル数
=3、アルキル基:C12/C13=1/1)−AES−
Naを用いた。 ++:明らかにAES−Naより泡の感触が優れ
る。 +:AES−Naよりやや泡の感触が優れる。 ±:AES−Naと同程度の泡の感触である。 −:AES−Naより泡の感触が劣る。 −−:AES−Naより非常に泡の感触が劣る。 試験例 下記表に示す組成の21種の液体洗浄剤組成物を
調製し、それらの性能を評価した。その結果を同
表に示す。なお、表中の配合量は重量%である。 表から明らかなように、N−アシルアミノ酸塩
とサポニンの両方を含有する洗浄剤組成物(実施
例1〜6)はいずれも優れた性能を示すのに対
し、いずれか一方の成分を含まない洗浄剤組成物
(比較例1〜15)は、いずれも性能が劣つてい
る。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 N−アシルアミノ酸塩3〜30重量%とサポニ
    ン0.01〜10重量%とを配合してなる液体洗浄剤。
JP5367883A 1983-03-31 1983-03-31 液体洗浄剤 Granted JPS59179597A (ja)

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JP5367883A JPS59179597A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 液体洗浄剤

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JP5367883A JPS59179597A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 液体洗浄剤

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JPS59179597A JPS59179597A (ja) 1984-10-12
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ID=12949476

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JP5367883A Granted JPS59179597A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 液体洗浄剤

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JP3079158B2 (ja) * 1991-12-04 2000-08-21 味の素株式会社 洗浄剤組成物
WO1999057236A1 (en) * 1998-05-04 1999-11-11 The Procter & Gamble Company Application of semi-synthetic saponins in the reduction of shrinkage on fine fabrics
JP4934254B2 (ja) * 2001-09-25 2012-05-16 株式会社バスクリン 弱酸性洗浄剤組成物
JP4560597B2 (ja) * 2008-12-19 2010-10-13 正治 阿部 ナナカマド・トチ含有石鹸

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