JPS6130513A - 活性物質徐放性膜容器及びその製造方法 - Google Patents

活性物質徐放性膜容器及びその製造方法

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JPS6130513A
JPS6130513A JP15189084A JP15189084A JPS6130513A JP S6130513 A JPS6130513 A JP S6130513A JP 15189084 A JP15189084 A JP 15189084A JP 15189084 A JP15189084 A JP 15189084A JP S6130513 A JPS6130513 A JP S6130513A
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JP
Japan
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layer
active substance
inner layer
membrane
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP15189084A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Iwama
昭男 岩間
Isao So
宗 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS6130513A publication Critical patent/JPS6130513A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J4/00Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices
    • B01J4/04Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices using osmotic pressure using membranes, porous plates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性物質徐放性膜容器及びその製造方法に関す
る。
表面に緻密な多孔質層を有し、内部層としてこの多孔質
層を一体的に支持する粗な多孔質層を有する非対称異方
性膜は、例えば逆浸透性膜や限外濾過膜等として既に知
られており、更に、かかる異方性膜の内部層に酵素のよ
うな活性物質を含有させ、表面の緻密層からこの活性物
質を徐放させるようにした徐放性膜容器も既に知られて
いる。
例えば、特公昭59−3962号公報には、内部層に活
性物質を含有させた多孔質膜の2枚を、この内部層を対
面させつつその周縁で接合し、表面の緻密層から活性物
質を徐放させるようにした活性物質徐放性膜容器や、ま
た、内部層に酵素を含有させ、この内部層の裏面に活性
物質不透過性のフィルムを接合した膜容器が記載されて
いる。
しかし、前者の膜容器においては、これを所要の寸法に
裁断したときに側面の裁断面から活性物質が失なわれ、
また、後者においても、僅かとはいえ、常時、側面から
活性物質が非徐放的に放出されるので、膜容器からの活
性物質の徐放性が損なわれる。また、その使用に際して
、例えば、壁等に貼着するには、フィルムに新たに接着
剤を塗布する必要があり、簡便な使用性に欠ける憾みも
ある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので
あって、所要の寸法に裁断する際に裁断面から活性物質
が失なわれることがないうえに、その使用に際して任意
の場所に容易に貼着することができる活性物質徐放性膜
容器を提供することを目的とする。
本発明による活性物質徐放性膜容器は、緻密な多孔質層
からなる表面層と、この表面層を一体的に支持すると共
に、裏面に連続する粗な多孔質層を形成する内部層とか
らなる非対称異方性多孔質膜の上記内部層に活性物質が
含有されていると共に、上記内部層の裏面に熱溶融性樹
脂からなる活性物質不透過性層が少なくとも部分的に内
部層に浸入して接合形成されていることを特徴とし、か
かる膜容器は本発明に従って、緻密な多孔質層からなる
表面層と、この表面層を一体的に支持すると共に、裏面
に連続する粗な多孔質層を形成する内部層とからなる非
対称異方性多孔質膜の上記内部層に活性物質を含有させ
た後、上記内部層の裏面に熱溶融性樹脂からなるフィル
ムをその溶融温度若しくは軟化温度以上の温度にて熱圧
着し、又は熱溶融性樹脂の溶液を塗布し、乾燥して溶剤
を蒸発除去して、上記内部層の裏面に熱溶融性樹脂から
なる活性物質不透過層を少なくとも部分的に内部層に浸
入させて形成することによって得られる。
本発明において用いる多孔質膜は、緻密な多孔質膜層を
表面層として有し、この表面層を一体的に支持する粗な
多孔質膜層を内部層として有すると共に、表面層の微孔
が内部層の多孔質膜層に連なって貫通孔を形成している
非対称異方性多孔質膜であって、用いる活性物質に応じ
て、その徐放性が確保されるように、最適の孔径の微孔
を有する異方性膜が選ばれる。このような異方性膜は、
既に限外濾過膜や逆浸透膜として種々のものが知られて
いる。
本発明においては、一般に、緻密な多孔質層からなる表
面層が厚み約0.01〜5μmであって、孔径約(1,
OO1〜0.5μmの微孔を有し、異方性膜全体として
の厚みが約50〜5000μm、空孔率が50〜90%
である非対称異方性多孔質膜が好適に用いられる。更に
、本発明においては、かかる異方性膜は、150℃以上
の耐熱性を有するものが好ましく、例えば、酢酸セルロ
ース、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリビ
ニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体
、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレート、
アクリロニトリル−メチルメタクリレート共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレン、パーフルオロエチレン−パ
ーフルオロプロピレン共重合体等からなる異方性膜が好
ましく用いられる。
本発明の活性物質徐放性膜容器によれば、上記のような
非対称異方性膜の内部層に活性物質を含有させ、この活
性物質の放出を緻密な表面層で制御することによって、
活性物質を徐放させる。従って、活性物質としては、表
面層により放出を制御し得る揮発性活性物質や、表面層
により表面層上への浸出を制御し得る難揮発性活性物質
を好ましい例として挙げることができる。これら活性物
質は固体でも、液体でもよく、また、必要に応じて溶液
や縣濁液、糊状物とされてもよい。このような活性物質
を異方性膜の内部層に含有させるには、活性物質が固体
の場合には、粉末や顆粒として直接に内部層裏面に散布
してもよく、また、液体、溶液、縣濁液、糊状物等の場
合には、これらを内部層裏面に塗布し、或いは内部層を
液体、溶液縣濁液等に浸漬してもよい。更に、活性物質
を溶液や縣濁液として内部層に適用した後、必要に応じ
て溶剤を蒸発させてもよい。
本発明において、上記活性物質は、薬理活性、農薬活性
、誘引活性、忌避活性、防錆活性、芳香活性等の化学的
或いは生理学的活性を有する物質を含み、具体的には、
例えば、各種医薬品、殺虫剤、殺菌剤、忌避剤、誘引剤
、防錆剤、芳香剤等を挙げることができる。
本発明による膜容器においては、活性物質を含有する内
部層の裏面に熱溶融性樹脂からなる活性物質不透過層が
形成されている。
上記熱溶融性樹脂は、50〜150℃の温度で溶融若し
くは軟化する樹脂が好ましく、例えば、ポリビニルホル
マール、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソブチレン、ポリア
ミド、特に所謂66ナイロン等が好適に用いられる。本
発明において、このような熱溶融性樹脂は、これから形
成される非多孔質層が内部層に含有させた活性物質を透
過させないように選ばれる。
上記熱溶融性樹脂からなる活性物質不透過層は、好適に
は例えば次の方法によって形成される。即ち、第一の方
法は、上記のような熱溶融性樹脂からなるフィルムを予
め調製し′、このフィルムをその溶融温度又は軟化温度
以上の温度で異方性膜の内部層に熱圧着するものである
。第二の方法は、熱溶融性樹脂の溶液を調製し、この溶
液を異方性膜の内部層に塗布した後、必要に応して加熱
して、溶剤を蒸発除去して、フィルムを形成するもので
ある。従って、第一の方法によれば、熱溶融性樹脂は融
解し、又は軟化されて、異方性膜の内部層に圧着される
ので、少なくとも部分的に内部層を構成する粗な多孔質
層に浸′大して接合され、かくして、熱溶融性樹脂層に
は所謂投錨効果が生じる。
また、第二の方法によれば、熱溶融性樹脂は溶液として
内部層に塗布されるので、少なくとも一部が内部層内に
浸入し、かくして溶剤を除去したとき、少なくとも一部
が内部層に投錨された樹脂層が形成される。
このように、本発明の活性物質徐放性膜容器によれば、
異方性膜の内部層に含有された活性物質ば表面層によっ
てその放出を制御されて徐放されると共に、内部層の裏
面に熱溶融性樹脂からなる活性物質不透過層が少なくと
も部分的に内部層に浸入し、投錨効果を有するようにし
て接合形成されるので、更に、内部層裏面からの活性物
質の放出が阻止され例えばアイロン等によって裏面を適
宜温度に加熱することにより、任意の被貼着面、例えば
壁、床等の建築物の任意の場所、各種物品の内外壁のほ
か、衣服等にも容易に貼着することができ、その使用が
便利である。上記のように被貼着面に貼着したとき、熱
溶融性樹脂層は異方性膜の内部層から容易に剥離しない
更に、本発明の膜容器によれば、加熱裁断機、例えば、
加熱刃を有する裁断機にて裏面の熱溶融性樹脂層から加
熱しつつ裁断すれば、この裁断時に熱溶融性樹脂が裁断
部分において溶融又は軟化すると共に、裁断による剪断
力を受けて、裁断面を被覆することとなるので、膜容器
を所要の寸法に裁断しても、裁断面から内部層の活性物
質が失なわれることがない。更に、通常は、前記したよ
うに、異方性膜を構成する樹脂は、熱熔融性樹脂よりも
高い溶融温度又は軟化温度を有するように選ばれるが、
反対に、異方性膜を構成する樹脂が膜容器を加熱裁断時
に溶融又は軟化するように選ぶことにより、加熱裁断時
に異方性膜の内部層も溶融又は軟化し、自らその多孔質
構造を閉塞するので、熱溶融性樹脂による被覆と相俟っ
て裁断面の被覆を一層完全にすることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)緻密な多孔質層からなる表面層と、この表面層を
    一体的に支持すると共に、裏面に連続する粗な多孔質層
    を形成する内部層とからなる非対称異方性多孔質膜の上
    記内部層に活性物質が含有されていると共に、上記内部
    層の裏面に熱溶融性樹脂からなる活性物質不透過性層が
    少なくとも部分的に内部層に浸入して接合形成されてい
    ることを特徴とする活性物質徐放性膜容器。
  2. (2)緻密な多孔質層からなる表面層と、この表面層を
    一体的に支持すると共に、裏面に連続する粗な多孔質層
    を形成する内部層とからなる非対称異方性多孔質膜の上
    記内部層に活性物質を含有させた後、上記内部層の裏面
    に熱溶融性樹脂からなるフィルムをその溶融温度若しく
    は軟化温度以上の温度にて熱圧着し、又は熱溶融性樹脂
    の溶液を塗布し、乾燥して溶剤を蒸発除去して、上記内
    部層の裏面に熱溶融性樹脂からなる活性物質不透過層を
    少なくとも部分的に内部層に浸入させて形成することを
    特徴とする活性物質徐放性膜容器の製造方法。
JP15189084A 1984-07-20 1984-07-20 活性物質徐放性膜容器及びその製造方法 Pending JPS6130513A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5686090A (en) * 1993-01-28 1997-11-11 Ethicon, Inc. Multi-layered implant
JP2012143706A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Central Research Institute Of Electric Power Industry 電子供与体供給装置及び脱窒バイオリアクター
WO2020008695A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 日東電工株式会社 構造体

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