JPS6130432Y2 - - Google Patents

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JPS6130432Y2
JPS6130432Y2 JP18021979U JP18021979U JPS6130432Y2 JP S6130432 Y2 JPS6130432 Y2 JP S6130432Y2 JP 18021979 U JP18021979 U JP 18021979U JP 18021979 U JP18021979 U JP 18021979U JP S6130432 Y2 JPS6130432 Y2 JP S6130432Y2
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JP
Japan
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rotor
stator
fan
pole core
pole
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JP18021979U
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JPS56100067U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用交流発電機に関し、特にロータ
のポールコア等の共振によるいわゆる磁気音およ
び冷却フアンの騒音を低減した車両用交流発電機
に関する。
最近における車両騒音の規制強化あるいはより
良い居住性を求めるユーザの要求等により、年々
車両騒音に対する関心が高まり、車両用交流発電
機においてもその宿命とされる磁気音およびフア
ン騒音の低減が強く要求されている。この磁気音
の発生原因は、主としてステータとロータとの空
隙間の高調波磁束によつて生ずる多角形変形力に
よりステータコア、ロータあるいはフレームが振
動するためであり、前記空隙間の高調波磁束はス
テータおよびロータの溝および極数、巻線ピツチ
磁束密度、スキユーの有無などの要因により決定
される。特に、前記高調波磁束の周波数と、ロー
タの様に一般的に鍛造により成形され比較的に単
純な形状のものの固有振動数とが一致した場合に
は、著しい磁気音を発生することがある。
従来、上述の磁気音を低減する方法として、ス
テータまたはロータの形状を工夫しあるいは極数
等を適切に選定することにより前記高調波磁束を
少なくし、また前記高調波磁束の周波数とロータ
等の固有振動数とが一致しないようにしていた。
しかしながら前記従来形におけるようなステー
タまたはロータの形状等の工夫、あるいは極数等
の選定においては、車両用交流発電機本来の機能
を果すための性能を犠性にしない載囲でのみ可能
であるため自ら制限があり、最近における車両用
交流発電機の低騒音化の要求に充分応えることは
できなかつた。
本考案の目的は、前記従来形における問題点に
かんがみ、車両用交流発電機において、ロータ端
面に弾性を有する樹脂シート等を介して冷却用遠
心フアンを取付けるという構想にもとづき、ロー
タの固有振動に起因する磁気音およびフアン騒音
を低減することにある。
以下添付の図面により本考案の実施例を説明す
る。図面において、発電機外殼をなす1対のフレ
ーム1,1′は共に概略椀状で、開口部どうしを
直接当接させて、図では1個のみを示す複数個の
ボルト2により相互に固定されている。このフレ
ーム1,1′はダイカスト加工によりそれぞれ一
体的にアルミ鋳造されている。上記フレーム1の
内周にはステータ3が圧入等の方法で固定されて
いる。ステータ3は周知の如くステータコア3a
およびこれに巻かれたステータコイル3bから構
成されている。両フレーム1,1′の側面部中央
には発電機内側に向つて突出する円筒状のベアリ
ングボツクス30,30′が形成され、該ベアリ
ングボツクス30,30′にはそれぞれベアリン
グ4,4′が取付けられ、これらのベアリング
4,4′によりシヤフト5が回転自在に支持され
ている。シヤフト5には、前記固定子3の内側に
位置する様に1対の爪付ポールコア6,6′が機
械的に固定されており、該ポールコア6,6′の
内壁には従来周知のロータコイル巻線7が挾持さ
れている。このポールコア6,6′はいわゆるラ
ンデル型ポールコアである。
前記ポールコア6,6′の両外側面にはステー
タ内径よりも小さい径の遠心型冷却フアン8,
8′がシヤフト5と同心に、かつ各フアン8,
8′のブレード8a,8′aをポールコアの外側方
向に向けてボルト25により複数箇所で固着され
ている。この遠心型冷却フアンのうちプーリ側の
遠心型冷却フアン8は軸方向および径方向に風を
送る斜流フアンである。冷却フアン8,8′の径
をステータ内径よりも小としたのは、各々のフア
ンをステータコイルエンド3bの内周側に配置で
きるようにして該コイルエンド3bに内周側から
風を当て冷却できるようにするためであり、冷却
フアンの径がステータコア内径よりも小さくない
とロータを組み付けることができないという不都
合が生じる。
前記一方のフアン8のブレード8aはポールコ
ア6の爪数と同数形成され、他方のフアン8′の
ブレード8′aは風量に応じて任意に複数枚形成
されている。このようにブレード8a,8′aの
数を選定したのは、次の理由による。すなわち、
ブレード8aについては、吸入窓1bから吸い込
んだ風を吸入してポールコア6の爪間を通つて軸
方向(図では矢印○ロ方向)に流し込んでロータコ
イル巻線7を冷却するためには、ブレード8aの
枚数をポールコア6の爪数と同数にすれば、ロー
タコイル巻線7の冷却効率が最も高くなるからで
ある。また、遠心型冷却フアン8′は径方向に風
を流してステータコイル3bを冷却するので、ポ
ールコア6の爪数に関係なく必要風量に応じて任
意に枚数を設定すればよい。
また、前記フアン8,8′とポールコア6,
6′の両側面との間には、弾性を有する樹脂シー
ト26,26′が介在されている。前記1対のエ
ンドフレーム1,1′の両側面には、前記フアン
8,8′のブレード8a,8′aと適宜なギヤツプ
を介して対向した、フアンの通風ガイド板の役目
を果すシユラウド(遮板)1a,1′aが、アル
ミ鋳造で一体成形されたフレーム1,1′の側面
として形成されている。また、両エンドフレーム
1,1′の両側面のベアリング4,4′近傍にはフ
アン8,8′により冷却風○イ,○ロ,○ハ,○ニが発

機内部に吸入されるよう、吸入窓1b,1′bが
形成されており、かつステータコイル3bの外周
に位置する部分には冷却を終えた熱風○イ′,○ロ′,
○ハ′,○ニ′を吐出するように吐出窓1c,1′cが
形成されている。
スリツプリング9はシヤフト5に設けた1対の
溝5a,5′a内に配線された導体10,10′に
より前記ロータコイル7と電気的接続されてお
り、さらに該スリツプリング9、導体10,1
0′はシヤフト5に電気的に絶縁されて固定され
ている。スリツプリング9は前記ベアリング4′
に対してポールコアと反対側に、かつ前記エンド
フレーム1,1′により形成された発電機外殼の
外側に位置するように配置されている。
ベアリング4とポールコア6との間、および、
ベアリング4とエンドフレーム1の外側に配置さ
れたプーリ11との間には各々シヤフト5に同軸
にカラー12,12′がはめ込まれる。このカラ
ー12,12′は筒形状をしており、カラー12
はベアリング4とポールコア6との間の、またカ
ラー12′はベアリング4とプーリー11との間
の軸方向の位置決用のスペーサとしての役目をそ
れぞれ持つ。また前記プリー11はナツト13お
よびワツシヤ14によりシヤフト5に結合されて
いる。さらに、前記プーリ11を介し、シヤフト
5は図示しないエンジンにより回転されるように
なつている。
エンドフレーム1,1′により形成された外殼
のプーリ11と反対側の外側には、図示されない
ダイオードを備えたダイオードフイン15、およ
び前記スリツプリング9に摺動し、ロータコイル
7に励磁電流を供給するブラシ16aを内部に保
持するブラシホルダ16、さらには発電機の出力
電圧を調整するICレギユレータ17等の電気機
能部品が図では1個のみを示す複数個のボルト1
8によりリアカバー19と共にフレーム1′に固
定されている。ここで、リアカバー19は前記ダ
イオードフイン15、ブラシホルダ16および
ICレギユレータ17をとり囲むように形成され
ており、またリアカバー19の側面にはレギユレ
ータ冷却穴19a、ダイオードフイン冷却穴19
bが適宜設けられている。
次に、上述の発電機の動作を説明する。ブラシ
16a、スリツプリング9を介しロータコイル7
に電流が供給され、かつ図示しないエンジンによ
りプーリ11を介してロータが回転されると、ス
テータコイル3bに交流電流が誘起される。誘起
された交流電流がダイオードフイン15に取付け
られたダイオードにより整流されまたその電圧が
ICレギユレータ17により調整されて出力され
る。
上述の動作において、ブラシ16a、スリツプ
リング9を介してロータコイル7に電流が供給さ
れると、1対のポールコアの爪は異なる極性に磁
化され、磁束は図面に示すように正の磁極から出
て、エアギヤツプを通り、該磁極に対向するステ
ータコアに流れ、さらにエアギヤツプを通り負の
磁極にもどる閉サークルを作る。
ここで、ロータは爪を交互に配置した1対のラ
ンデル型ポールコア8,8′であり、その表面は
爪と、隣接する爪間に形成される空間とからな
り、したがつて周方向に不連続形状となつてい
る。またステータコア3aはスロツトを有し、こ
のスロツトにステータコイルを巻装する必要によ
りポールコアに対向する側が開口し、複数のテイ
ースが設けられる形状となつており、したがつて
不連続形状である。
このようにロータのポールコアの爪およびステ
ータコアの歯は必然的に有限数の不連続形状をな
しているため、ポールコアの爪とステータコアの
歯が対向している部分の磁束密度が高くなり、し
たがつてエアギヤツプに存在する磁束は歪んだ形
となる。この歪のために高調波磁束が発生しポー
ルコアが爪開閉多角形屈曲運動をおこし、この共
振振動により著しい騒音を発生するが本考案にお
いてはフアン8,8′とポールコア6,6′間に樹
脂シート26,26′が介在させてあるため、前
記屈曲運動が固有振動数の異なるフアンとの間に
介在した樹脂によりまさつ熱に変換されたポール
コアの振動が減衰する。
なお、上述においてはシート状の樹脂を介在さ
せてフアンをロータのポールコアに固定したが、
ペースト状の樹脂系接着剤を介在させて熱硬化さ
せるか、あるいはフアンをあらかじめ粉体塗装等
により樹脂コーテイングした後ロータに固定する
か、またはポールコアの少なくとも遠心型冷却フ
アン8,8′の装着部分をあらかじめ粉体塗装等
により樹脂コーテイングした後に該フアン装着部
分にフアンを固定するようにしても同様の効果が
得られる。
このように本考案によれば、フアンとロータと
の間に樹脂シート、樹脂系接着剤、あるいは樹脂
コーテイング等で形成可能な弾性を有するシート
状部材を介在させたため、ステータとロータとの
空隙に存在する高調波磁束の変動により発生する
ロータのポールコアの共振振動が減衰され、また
ロータの回転時、ロータの端面に取付けられたフ
アンの羽根が空気をたたく時に発生するわゆるフ
アンの「ビビリ音」が防止できる。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案の一実施例の車両用交流発
電機を示す断面図である。 1,1′……エンドフレーム、1a,1′a……
シユラウド、1b,1′b……吸入窓、1c,
1′c……吐出窓、2……ボルト、3……ステー
タ、3a……ステータコア、3b……ステータコ
イル、4,4′……ベアリング、5……シヤフ
ト、5a,5′a……溝、6,6′……ポールコ
ア、7……ロータコイル、7a……ボビン、8,
8′……冷却フアン、8a,8′a……ブレード、
9……スリツプリング、10,10′……導体、
11……プーリ、12,12′……カラー、13
……ナツト、14……ワツシヤ、15……ダイオ
ードフイン、16……ブラシホルダ、16a……
ブラシ、17……レギユレータ、18……ボル
ト、19……リアカバー、19a……レギユレー
タ冷却穴、19b……ダイオードフイン冷却穴、
25……ボルト、26,26′……樹脂シート、
30,30′……ベアリングボツクス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発電機外殼をなすフレームの内周に沿つて略円
    筒形状に配設されたステータ、該ステータの内側
    位置に該ステータと同心に回転可能に取付けられ
    たランデル型ポールコアにより構成されるロー
    タ、および、該ロータの軸方向端面に固着されて
    該フレームに設けられた通風窓を介して該発電機
    内部に対して冷却風の吸引および吐出を行う遠心
    型冷却フアンを具備する車両用交流発電機におい
    て、前記冷却フアンと前記ロータの端面との間に
    弾性を有するシート状部材を介在させたことを特
    徴とする車両用交流発電機。
JP18021979U 1979-12-27 1979-12-27 Expired JPS6130432Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18021979U JPS6130432Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18021979U JPS6130432Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS56100067U JPS56100067U (ja) 1981-08-06
JPS6130432Y2 true JPS6130432Y2 (ja) 1986-09-05

Family

ID=29690672

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18021979U Expired JPS6130432Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27

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