JPH09201009A - 交流発電機 - Google Patents

交流発電機

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Publication number
JPH09201009A
JPH09201009A JP501496A JP501496A JPH09201009A JP H09201009 A JPH09201009 A JP H09201009A JP 501496 A JP501496 A JP 501496A JP 501496 A JP501496 A JP 501496A JP H09201009 A JPH09201009 A JP H09201009A
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JP
Japan
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fan
cooling fan
blades
curved
curved blade
Prior art date
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Application number
JP501496A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
武司 山本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤファン7の吸入抵抗が大きくても、三相
整流装置12、電圧調整装置13およびブラシ14等の
被冷却部品の冷却に必要な風量を確保し、且つリヤファ
ン7の風量を増加してもファン騒音を最小限に抑えるこ
とが可能なファン形状を得る。 【解決手段】 リヤファン7の曲面ブレード7aの入口
側端部での接線と軸心を中心とした円周に対する接線と
が成す入口角を60°から70°までの範囲に設定し、
リヤファン7の曲面ブレード7aの出口側端部での接線
と軸心を中心とした円周に対する接線とが成す出口角を
50°から65°までの範囲に設定した。さらに、曲面
ブレード7aの外径をφ108mmとした時に、曲面ブレ
ード7aの内径と外径との比を0.70から0.85ま
での範囲に設定した。これにより、リヤファン7の風量
が増加しても、複数枚の曲面ブレード7a付近で乱流が
発生しないので、ファン騒音が最小騒音となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転子の回転に
伴って電機子巻線に交流出力が発生する交流発電機に関
するもので、特に車両に搭載されたバッテリの充電およ
び電気装置へ電力を供給する車両用交流発電機に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両用交流発電機は、
図6に示したように、界磁コイル(図示せず)が巻装さ
れるランデル型のポールコア101を、エンジンに回転
駆動される回転軸102の略中央部に固定している。そ
して、そのポールコア101の軸方向の一端面には、軸
方向に複数の曲面ブレード103を突設した環状の支持
板104よりなる遠心式ファン105が溶接等の接合手
段を用いて接合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用交流発電機においては、整流装置、ブラシ、電圧調整
装置等の被冷却部品が遠心式ファン105の吸込側に設
けられている。このため、吸入抵抗が大きくなり、冷却
に必要な風量を確保できないという問題が生じている。
そこで、遠心式ファン105の風量を増加して冷却性能
を向上することが考えられるが、遠心式ファン105の
風量が増加するに従ってファン騒音も増加してしまう。
このため、図6に示したように、遠心式ファン105の
風量を必要最小限に抑え、更に曲面ブレード103のピ
ッチ(周方向のブレード形成間隔)を不等ピッチ化して
ピッチノイズを分散させ騒音増加を抑制していた。しか
しながら、近年の小型、高出力化の要望および車外騒音
規制に対応するには、更なる高冷却と低騒音化が必要と
なり、従来の車両用交流発電機での対応は限界にきてい
る。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記問題点に鑑み、冷却フ
ァンの吸入抵抗が大きくても、被冷却部品の冷却に必要
な風量を確保し、且つ冷却ファンの風量を増加しても騒
音を最小限に抑えることができるファン形状を得ること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、冷却ファンの曲面ブレードを回転方向に凸形状
となるようにある曲率半径で設けると共に、曲面ブレー
ドの入口側端部での接線と軸心を中心とした円周に対す
る接線とがなす入口角β1 を60°から70°までの範
囲に設定し、曲面ブレードの出口側端部での接線と軸心
を中心とした円周に対する接線とがなす出口角β2 を5
0°から65°までの範囲に設定することにより、冷却
ファンに吸引された冷却風が剥離することなく、また渦
流を生じることなく、隣接する曲面ブレード間を半径方
向にスムーズに流れて、曲面ブレードの出口側端部から
吹き出される。
【0006】したがって、冷却ファンよりも吸込側に被
冷却部品が設けられていることで冷却ファンの吸入抵抗
が大きくても、被冷却部品を冷却するのに必要な風量を
充分確保できる。また、冷却ファンの回転速度を増加し
たり、曲面ブレードの個数を増加したりすることで、冷
却ファンの風量を増加しても、冷却風が大きく乱れるこ
とを防止できるので、冷却ファンを回転させることによ
り発生する騒音を最小限に抑制できるという効果が得ら
れる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、冷却ファ
ンの曲面ブレードの内径D1 と外径D2 との比(D1 /
D2 )を0.70から0.85までの範囲に設定するこ
とにより、冷却ファンの風量を最大した時の最小騒音が
可能な冷却ファン形状が得られる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、冷却ファ
ンを界磁極の軸方向の端面に機械的に接合することによ
り、冷却ファンを直接回転軸に固定するものと比較して
回転軸の軸方向寸法を短縮できるので、交流発電機の軸
長を短縮できる。これにより、交流発電機の小型、軽量
化を達成できるという効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔実施例の構成〕図1ないし図5はこの発明の交流発電
機を自動車用オルタネータに適用した実施例を示したも
ので、図1はその自動車用オルタネータの全体構造を示
した図である。
【0010】自動車用オルタネータ1は、回転動力を受
けて発電を行う発電機であって、車両に搭載された車載
バッテリ(図示せず)の充電および車載電気装置(図示
せず)へ電力を供給する車両用オルタネータである。こ
の自動車用オルタネータ1は、ハウジング2の内周面に
固定されたステータ3と、このステータ3と相対回転す
ると共にシャフト4を一体的に回転するロータ5と、こ
のロータ5のフロント側に取り付けられたフロントファ
ン6と、ロータ5のリヤ側に取り付けられたリヤファン
7等から構成されている。
【0011】ハウジング2は、ドライブフレーム8、リ
ヤフレーム9およびリヤカバー10により構成されてい
る。なお、ドライブフレーム8とリヤフレーム9は、ス
テータ3を保持固定すると同時に、エンジン側のブラケ
ット(図示せず)への取り付けを行うケースである。ま
た、ドライブフレーム8とリヤフレーム9は、複数本の
スタッドボルトおよび複数個のナット等の締結具(図示
せず)により締付け固定されている。
【0012】リヤカバー10は、アルミニム合金等の金
属板をプレス加工することにより所定の形状に一体成形
したもので、リヤフレーム9に複数本のボルトおよび複
数個のナット等の締結具(図示せず)を用いて締付け固
定されている。また、リヤカバー10には、シャフト4
の軸方向と略平行な方向から内部に冷却風を吸い込むた
めの多数の吸込口(図示せず)が形成されている。
【0013】なお、リヤカバー10とリヤフレーム9と
の間には、ブラシホルダ11、三相整流装置12および
電圧調整装置13が収容されている。ブラシホルダ11
は、三相整流装置12および電圧調整装置13と電気的
に接続させるためのターミナルをインサート成形した樹
脂製箱体である。このブラシホルダ11内には、2個の
ブラシ14が収容されている。これらのブラシ14は、
本発明の被冷却部品であって、スプリング15等の付勢
手段により後記するスリップリングの外周面に押圧され
て摺動することによりスリップリングと電気的に接続さ
れている。
【0014】三相整流装置12は、本発明の被冷却部品
であって、後記する三相のステータコイルで発生した交
流出力を整流して直流出力に変換するレクチファイヤ
(ダイオード)12a、12bからなる三相全波整流ブ
リッジ回路(図示せず)、および直流出力を車載バッテ
リに供給するための直流出力端子16を有している。電
圧調整装置13は、本発明の被冷却部品であって、後記
するロータコイルに供給する励磁電流を制御して三相の
ステータコイルの出力電圧を調整するレギュレータであ
る。
【0015】ドライブフレーム8は、アルミニウムダイ
キャストにより一体成形したフロントハウジング(第1
ハウジング)であって、内周側にベアリング17を保持
する円筒形状のベアリングホルダ(軸受保持部)18を
一体成形している。また、ドライブフレーム8は、シャ
フト4の軸方向と略平行な方向に向かって開口した多数
の吸込口19、およびシャフト4の略半径方向に向かっ
て開口した多数の排出口20をそれぞれ所定の間隔で形
成している。
【0016】そして、ドライブフレーム8は、フロント
ファン6の複数枚の曲面ブレード6aの先端部との間に
所定の空隙(エアギャップ:例えば1.0mm程度)を形
成する環状のシュラウド21を一体成形している。シュ
ラウド21は、フロントファン6の複数枚の曲面ブレー
ド6aの吸込側端部から吹出側端部に向かう冷却風の第
1通風路を形成する風路形成手段である。
【0017】なお、ドライブフレーム8の上端側には、
エンジンの上側ブラケット(図示せず)にボルトやナッ
ト等の締結具(図示せず)により締付け固定されるステ
ー部22が一体成形されている。また、ドライブフレー
ム8の下端側には、エンジンの下側ブラケット(図示せ
ず)にボルトやナット等の締結具(図示せず)により締
付け固定されるステー部23が一体成形されている。こ
れらのステー部22、23には、締結具が挿通する円形
状の挿通穴22a、23aが貫通している。
【0018】リヤフレーム9は、アルミニウムダイキャ
ストにより一体成形したリヤハウジング(第2ハウジン
グ)であって、内周側にベアリング24を保持する円筒
形状のベアリングホルダ(軸受保持部)25、およびこ
のベアリングホルダ25より後方(リヤ)側に延長され
たスリップリングカバー26を一体成形している。な
お、スリップリングカバー26は、ブラシホルダ11と
共に、2個のブラシ14と後記する2個のスリップリン
グとの摺動部分を覆ってその摺動部分への水等の異物の
浸入を防止している。また、リヤフレーム9は、シャフ
ト4の軸方向と略平行な方向に向かって開口した多数の
吸込口27、およびシャフト4の略半径方向に向かって
開口した多数の排出口28をそれぞれ所定の間隔で形成
している。
【0019】そして、リヤフレーム9は、リヤファン7
の複数枚の曲面ブレード7aの先端部との間に所定の空
隙(エアギャップ:例えば1.0mm前後)を形成する環
状のシュラウド29を一体成形している。シュラウド2
9は、リヤファン7の複数枚の曲面ブレード7aの吸込
側端部から吹出側端部に向かう冷却風の第2通風路を形
成する風路形成手段である。
【0020】なお、リヤフレーム9の下端側には、ドラ
イブフレーム8のステー部23と共に、エンジンの下側
ブラケットにボルトやナット等の締結具により締付け固
定されるステー部30が一体成形されている。このステ
ー部30には、締結具が挿通する円形状の挿通穴30a
が貫通している。
【0021】ステータ3は、ドライブフレーム8の内周
面に圧入されて固定されたステータコア31、およびこ
のステータコア31に巻装された三相のステータコイル
32等から構成された固定子である。ステータコア31
は、磁性材料製の薄板を複数積層した電機子鉄心(固定
子鉄心)である。このステータコア31は、ロータ5か
ら出た磁束が三相のステータコイル32と有効に交差す
るように作られた磁束通路を形成する。そして、ステー
タコア31の内周側には、多数のスロット(図示せず)
が等間隔で形成されている。三相のステータコイル32
は、ロータ5の回転に伴って三相の交流出力が誘起する
電機子巻線(固定子巻線)であって、Y結線またはΔ結
線により接続されている。
【0022】シャフト4は、本発明の回転軸であって、
ハウジング2の内周側でベアリング(軸受)17、24
を介して回転自在に支持されている。そして、シャフト
4の先端部には、Vプーリ(Vベルト用プーリ)33が
座付きナット33aとベアリング17との間に締付け固
定されている。このVプーリ33は、Vベルト等の伝動
手段(図示せず)を介してエンジン(駆動源)の出力軸
に装着されたVベルト用プーリ(図示せず)に連結され
ている。なお、シャフト4をエンジンの出力軸に直接連
結しても良く、またシャフト4とエンジンの出力軸との
間に一段以上の歯車変速機やVベルト式三段変速機等の
伝動手段を連結しても良い。
【0023】ロータ5は、界磁として働く部分で、ステ
ータコア31の内周面に対向して配されたランデル型の
ポールコア34、このポールコア34に巻装されたロー
タコイル35、およびこのロータコイル35に給電を行
う2個のスリップリング36等から構成された回転子で
ある。
【0024】ポールコア34は、本発明の界磁極であっ
て、中心部をシャフト4が貫通している。このポールコ
ア34は、ロータコイル35に励磁電流が流れると、一
方の爪状磁極部37が全てN極になり、他方の爪状磁極
部38が全てS極になるロータコア(回転子鉄心)であ
る。ロータコイル35は、励磁電流が流れるとポールコ
ア34を磁化する界磁巻線(フィールドコイル)であっ
て、ポールコア34の中央部に樹脂製のコイルボビン3
9を介して巻装されている。このロータコイル35の端
末線は、半田付け等の接続手段を用いて2個のコネクシ
ョンバー40に電気的に接続されている。なお、コイル
ボビン39は、ロータコイル35とポールコア34とを
電気的に絶縁する樹脂部材で作られている。
【0025】2個のスリップリング36は、シャフト4
の後端部(他端部)の外周に圧入等により固定されてい
る。これらのスリップリング36は、円環形状の導電性
金属(例えば銅合金)よりなり、半田付け等の接続手段
を用いて2個のコネクションバー40に電気的に接続さ
れている。2個のスリップリング36は、外周面を2個
のブラシ14が摺動することにより、ロータコイル35
に励磁電流を供給するものである。
【0026】ここで、この自動車用オルタネータ1で
は、図2に示したように、ロータコイル35の端末線と
コネクションバー40とを、絶縁被覆部材としての絶縁
チューブ41より露出した端末線の先端部をコネクショ
ンバー40の穴部内に差し込んだ後にフュージング溶接
等の抵抗溶接により結線している。そして、車両振動や
自動車用オルタネータ1の回転変動によりロータコイル
35の端末線の先端部とコネクションバー40との結線
部分や、スリップリング36とコネクションバー40と
の結線部分が共振することにより、それらの両結線部分
の接続強度が低下することを防止するために、絶縁チュ
ーブ41の先端部および端末線とコネクションバー40
との結線部分を図示しない含浸剤(エポキシ系樹脂)に
より覆っている。
【0027】フロントファン6は、鉄系金属板をプレス
加工することにより所定の形状に一体成形されている。
そして、フロントファン6は、ハウジング2内に冷却風
を発生させる複数枚の曲面ブレード6a、およびこれら
の曲面ブレード6aを略環板形状の支持板6bを有して
いる。
【0028】複数枚の曲面ブレード6aは、支持板6b
の外周端縁より前方側に約60°〜90°だけ折り曲げ
られている。支持板6bは、ポールコア34の一方の爪
状磁極部37の前側壁面にプロジェクション溶接等の接
合手段を用いて複数箇所で固定されている。さらに、フ
ロントファン6は、複数枚の曲面ブレード6aから支持
板6bにかけて、フロントファン6の剛性を向上させる
ための補強用リブ(図示せず)が多数形成されている。
これらの補強用リブは前方側に凸状に突出している。
【0029】なお、フロントファン6には、シャフト4
の軸方向と略平行な方向(図示左方向)から吸い込んだ
一部の空気をシャフト4の軸方向と略平行な方向(図示
右方向)に向かって送風すると共に、シャフト4の軸方
向と略平行な方向(図示左方向)から吸い込んだ残部の
空気をシャフト4の略半径方向(図示上方向)に向かっ
て送風する軸流式ファンが利用されている。
【0030】リヤファン7は、本発明の冷却ファンであ
って、フロントファン6と同様にして、鉄系金属板をプ
レス加工することにより所定の形状に一体成形されてい
る。そして、リヤファン7は、ハウジング2内に冷却風
を発生させる複数枚の曲面ブレード7a、およびこれら
の曲面ブレード7aを環状の支持板7bを有している。
複数枚の曲面ブレード7aは、支持板7bの外周端縁よ
り後方側に略90°だけ折り曲げられている。そして、
曲面ブレード7aは、外径がφ65mm〜φ110mm、内
径がφ64mm〜φ93mmで、曲率半径を持つように回転
方向に凸形状となるよう円弧形状に形成されている。
【0031】さらに、リヤファン7は、複数枚の曲面ブ
レード7aから支持板7bにかけて、リヤファン7の剛
性を向上させるための補強用リブ7cが多数形成されて
いる。そして、支持板7bの接合部7dは、ポールコア
34の他方の爪状磁極部38の後側壁面にバッフルプレ
ート42を介してプロジェクション溶接等の接合手段を
用いて複数箇所(本例では6箇所)で固定されている。
なお、フロントファン6には、シャフト4の軸方向と略
平行な方向(図示左方向)から吸い込んだ空気をシャフ
ト4の略半径方向(図示上方向)に向かって送風する遠
心式ファンが利用されている。
【0032】バッフルプレート42は、フロントファン
6の曲面ブレード6aから吐出された軸方向の冷却風と
リヤファン7の曲面ブレード7aより吐出される半径方
向(遠心方向)の冷却風とがスムーズに半径方向へ向か
うように区分する冷却風ガイド板である。このバッフル
プレート42は、アルミニウム合金等の金属板をプレス
成形することにより略円環板形状に一体成形されたもの
で、内周にリヤファン7にかしめ固定するための2個の
突起爪部43を形成している。なお、このバッフルプレ
ート42は設けなくても良い。
【0033】次に、図3において、リヤファン7の曲面
ブレード7aの入口側端部(吸込側端部)での接線vと
軸心Oを中心とした円周に対する接線wとがなす入口角
をβ1 、曲面ブレード7aの出口側端部(吹出側端部)
での接線xと軸心Oを中心とした円周に対する接線yと
がなす出口角をβ2 、曲面ブレード7aの内径をD1、
曲面ブレード7aの外径をD2 、曲面ブレード7aの内
径と外径との比を(D1 /D2 )、曲面ブレード7aの
高さをHとしたときに、特性がどのように変化するかに
ついて、種々の実験を行ったので、その結果を説明す
る。
【0034】第1の実験は、リヤファン7の曲面ブレー
ド7aの入口角β1 を30°から90°の範囲で変化さ
せ、且つ出口角β2 を30°から90°の範囲で変化さ
せたときのリヤファン7の吸入風量Qの変化を調査した
もので、その結果を図4(a)のグラフに示した。この
実験では、リヤファン7の板厚tを1.2mm、曲面ブレ
ード7aの内径D1 をφ88mm、曲面ブレード7aの外
径D2 をφ108mm、曲面ブレード7aの高さHを1
6.8mm、リヤファン7の周速(回転速度)Vを120
00rpmという条件下で調査を行った。
【0035】この図4(a)はリヤファン7の曲面ブレ
ード7aの出口角β2 を横軸に、リヤファン7の吸入風
量Qを縦軸に示したものである。この第1の実験から曲
面ブレード7aの入口角β1 が60°、70°、90°
のとき吸入風量Qが増加し、出口角β2 は角度が大きく
なればなる程吸入風量Qが増加することが分かる。
【0036】第2の実験は、リヤファン7の曲面ブレー
ド7aの入口角β1 を30°から90°の範囲で変化さ
せ、且つ出口角β2 を30°から90°の範囲で変化さ
せたときのリヤファン7のファン騒音の変化を調査した
もので、その結果を図4(b)のグラフに示した。この
実験では、第1の実験と同様な条件下で調査を行った。
【0037】この図4(b)はリヤファン7の曲面ブレ
ード7aの出口角β2 を横軸に、リヤファン7のファン
騒音を縦軸に示したものである。この第2の実験から曲
面ブレード7aの入口角β1 が90°、70°、60
°、50°、30°の順にファン騒音が大きく、出口角
β2 は30°から65°まではファン騒音が緩やかに増
加するが、70°を過ぎるとファン騒音が急激に増大す
ることが分かる。
【0038】第3の実験は、リヤファン7の曲面ブレー
ド7aの入口角β1 を30°から90°の範囲で変化さ
せ、且つ出口角β2 を30°から90°の範囲で変化さ
せたときのリヤファン7の比騒音レベルの変化を調査し
たもので、その結果を図5(a)のグラフに示した。こ
の実験では、第1の実験と同様な条件下で調査を行っ
た。
【0039】この図5(a)はリヤファン7の曲面ブレ
ード7aの出口角β2 を横軸に、リヤファン7の比騒音
レベルを縦軸に示したものである。この第3の実験から
曲面ブレード7aの入口角β1 が90°、30°、50
°、70°、60°の順に比騒音レベルが大きく、出口
角β2 は30°から50°までは比騒音レベルが緩やか
に減少するが、50°から70°の範囲では逆に比騒音
レベルが緩やかに上昇し、更に70°を過ぎると比騒音
レベルが急激に上昇することが分かる。以上の3つの実
験から、リヤファン7の曲面ブレード7aの入口角β1
は、60°から70°の範囲が最適範囲となり、曲面ブ
レード7aの出口角β2 は、50°から65°の範囲が
最適範囲となる。
【0040】第4の実験は、リヤファン7の曲面ブレー
ド7aの入口角β1 を70°に固定し、出口角β2 を6
0°、50°、曲面ブレード7aの外径D2 をφ108
mmに固定し、曲面ブレード7aの内径D1 を変化させて
リヤファン7の風量の変化を調査したもので、その結果
を図5(b)のグラフに示した。この実験では、リヤフ
ァン7の板厚tを1.2mm、曲面ブレード7aの外径D
2 をφ100mm、曲面ブレード7aの高さHを16.8
mm、リヤファン7の周速(回転速度)Vを12000r
pmという条件下で調査を行った。
【0041】この図5(b)は曲面ブレード7aの内径
D1 と外径D2 との比である内外径比(D1 /D2 )を
横軸に、リヤファン7の風量を縦軸に示したものであ
る。この第4の実験から、風量最大で且つ最小騒音が可
能な範囲は内外径比(D1 /D2 )が0.7から0.8
5の範囲であることが分かる。なお、内外径比が0.5
の場合には内径D1 はφ50mm、内外径比が0.7の場
合には内径D1 はφ70mm、内外径比が0.85の場合
には内径D1 はφ85mm、内外径比が0.9の場合には
内径D1 はφ90mmとなる。
【0042】〔第1実施例の作用〕次に、上記のよう
に、曲面ブレード7aの入口角β1 を60°から70°
の範囲に設定し、出口角β2 を50°から65°の範囲
に設定し、内外径比(D1 /D2 )を0.7から0.8
5の範囲に設定したリヤファン7をポールコア11に組
み付けた自動車用オルタネータ1の作用を図1および図
3に基づいて簡単に説明する。
【0043】エンジンの回転動力がVベルト等の伝動手
段を介してVプーリ33に伝達されると、シャフト4が
回転することによりロータ5が回転する。すなわち、シ
ャフト4と一体的にポールコア34、ロータコイル35
および2個のスリップリング36が回転する。そして、
電圧調整装置13内の半導体スイッチがオンすることに
より2個のブラシ14、2個のスリップリング36を介
してロータコイル35に励磁電流が流れる。したがっ
て、ロータコイル35に励磁電流が流れることによりポ
ールコア34が励磁される。これにより、ポールコア3
4の一方の爪状磁極部37が全てN極になり、他方の爪
状磁極部38が全てS極になる。
【0044】そして、ロータ5と相対回転するステータ
3のステータコア31に巻装された三相のステータコイ
ル32に順次交流電流が誘起する。この三相の交流電流
は、三相整流装置12で整流されて直流電流に変換され
直流出力端子16から車載バッテリに供給される。これ
により、車載バッテリに充電電流が流れることによって
車載バッテリが充電される。
【0045】ここで、自動車用オルタネータ1の三相整
流装置12、電圧調整装置13、ブラシ14、ロータコ
イル35、三相のステータコイル32およびスリップリ
ング36等の各電気部品が通電されることにより発熱す
る。この熱は、ポールコア34が回転することにより、
一対の爪状磁極部37、38に取り付けられたフロント
ファン6およびリヤファン7が回転することにより、ハ
ウジング2内に冷却風が吸い込まれることにより冷却さ
れる。
【0046】具体的には、フロントファン6の複数枚の
曲面ブレード6aの回転により、多数の吸込口19から
ドライブフレーム8内に吸い込まれた一部の冷却風は、
図1に示したように、フロントファン6の複数枚の曲面
ブレード6aの吸込側端部から吹出側端部を通ってシャ
フト4の軸方向と略平行な方向に流れる。
【0047】この冷却風は、ロータコイル35、および
このロータコイル35の熱がコイルボビン39を介して
伝熱されるポールコア34の各爪状磁極部37、38に
当たってロータコイル35および各爪状磁極部37、3
8を冷やす。これにより、ロータコイル35および各爪
状磁極部37、38の熱が放熱されることによりロータ
コイル35およびポールコア34が冷却される。
【0048】また、フロントファン6の複数枚の曲面ブ
レード6aの回転により、多数の吸込口19からドライ
ブフレーム8内に吸い込まれた残部の冷却風は、シャフ
ト4の軸方向から複数枚の曲面ブレード6aの吸込側端
部に侵入した後に複数枚の曲面ブレード6aとハウジン
グ2側のシュラウド21の作用により徐々にシャフト4
の半径方向に偏向して複数枚の曲面ブレード6aの吹出
側端部から吹き出される。そして、冷却風は、三相のス
テータコイル32の表面を通過して多数の排出口20か
らドライブフレーム8の外部に排出される。これによ
り、三相のステータコイル32の熱が放熱されることに
より三相のステータコイル32が冷却される。
【0049】さらに、リヤファン7の複数枚の曲面ブレ
ード7aの回転により、多数の吸込口からリヤカバー1
0内に吸い込まれた冷却風は、三相整流装置12、電圧
調整装置13、ブラシ14およびスリップリング36を
冷却した後に、多数の吸込口27からリヤフレーム9内
に吸い込まれる。このリヤフレーム9内に吸い込まれた
冷却風は、シャフト4の軸方向から複数枚の曲面ブレー
ド7aの吸込側端部に侵入した後に複数枚の曲面ブレー
ド7aとハウジング2側のシュラウド29の作用により
徐々にシャフト4の半径方向に偏向して複数枚の曲面ブ
レード7aの吹出側端部から吹き出される。
【0050】そして、上記のロータコイル35およびポ
ールコア34を冷却した冷却風も、冷却風の半径方向へ
の偏向に従って同様に吹き出される。これらの冷却風
は、三相のステータコイル32の表面を通過して多数の
排出口28からリヤフレーム9の外部に排出される。こ
れにより、三相のステータコイル32の熱が放熱される
ことにより三相のステータコイル32が冷却される。
【0051】〔実施例の効果〕以上のように、自動車用
オルタネータ1は、リヤファン7の曲面ブレード7aの
入口角β1 を60°から70°の範囲に設定し、且つ曲
面ブレード7aの出口角β2 を50°から65°の範囲
に設定することにより、リヤファン7の略中心部の軸方
向の外方から吸引された冷却風が徐々に半径方向に偏向
した後に曲面ブレード7aに衝突することなく、また渦
流を生じることなく、曲面ブレード7aの凹形状の内側
面に沿ってスムーズに流れて、曲面ブレード7aの吹出
側端部から吹き出される。
【0052】したがって、リヤファン7よりも風上側に
三相整流装置12、電圧調整装置13、ブラシ14およ
びスリップリング36等の被冷却部品が設けられている
ことでリヤファン7に吸入される冷却風の吸入抵抗が大
きくても、被冷却部品を冷却するのに必要な風量を充分
確保できる。これにより、三相整流装置12、電圧調整
装置13、ブラシ14およびスリップリング36を充分
に冷却でき、また三相のステータコイル32の冷却効果
も向上するので、自動車用オルタネータ1の小型、高出
力化を達成することができる。
【0053】また、リヤファン7の回転速度を増加した
り、曲面ブレード7aの個数を増加したりすることで、
リヤファン7の風量を増加しても、リヤファン7の回転
により発生する冷却風が大きく乱れることを防止できる
ので、ファン騒音が大きくならない。これにより、自動
車の車室内、車室外に伝わる騒音を最小限に抑えること
ができる。
【0054】そして、リヤファン7の曲面ブレード7a
の内径D1 と曲面ブレード7aの外径D2 との比を、
0.70から0.85までの範囲に設定することによ
り、リヤファン7の曲面ブレード7aの入口角β1 を6
0°から70°の範囲に設定し、且つ曲面ブレード7a
の出口角β2 を50°から65°の範囲に設定してリヤ
ファン7の風量を最大した時の最小騒音が可能なファン
形状を得ることができる。
【0055】さらに、フロントファン6の支持板6bを
ポールコア34の一方の爪状磁極部37の前側壁面に機
械的に固定し、且つリヤファン7の支持板7bをバッフ
ルプレート42を介して他方の爪状磁極部38の後側壁
面に機械的に固定することにより、リヤファン7を直接
シャフト4の外周に固定するものと比較してシャフト4
の軸方向寸法を短縮できるので、自動車用オルタネータ
1の軸長を短縮できる。これにより、自動車用オルタネ
ータ1の小型、軽量化を達成できるので、狭いエンジン
ルーム内での自動車用オルタネータ1の取付作業性を向
上することができる。
【0056】〔変形例〕この実施例では、本発明を車両
搭載用エンジンに回転駆動される車両用交流発電機とし
ての自動車用オルタネータ1に適用したが、本発明を車
両搭載用エンジンを除く内燃機関、電動モータ、水車ま
たは風車等の駆動源により回転駆動されるその他の交流
発電機に適用しても良い。
【0057】この実施例では、フロントファン6および
リヤファン7を鉄系金属板により製作したが、フロント
ファン6およびリヤファン7を樹脂により一体成形して
も良い。また、スリップリング36とシャフト4とを絶
縁する絶縁部材を樹脂により製作した場合に、その樹脂
とリヤファン7を成形する樹脂とを同一にして一体成形
しても良い。
【0058】この実施例では、被冷却部品として三相整
流装置12、電圧調整装置13、ブラシ14およびスリ
ップリング36等を設けたが、被冷却部品として三相整
流装置12、電圧調整装置13またはブラシ14のいず
れか1つを設けておけば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用オルタネータの全体構造を示した断面
図である(実施例)。
【図2】リヤファンをポールコアに組み付けた状態を示
した正面図である(実施例)。
【図3】(a)はリヤファンを示した断面図で、(b)
はリヤファンの曲面ブレードを示した正面図である(実
施例)。
【図4】(a)は吸入風量と出口角との関係を示したグ
ラフで、(b)はファン騒音と出口角との関係を示した
グラフである(実施例)。
【図5】(a)は比騒音レベルと出口角との関係を示し
たグラフで、(b)は風量と内外径比との関係を示した
グラフである(実施例)。
【図6】車両用交流発電機のリヤファンを示した正面図
である(従来例)。
【符号の説明】
1 自動車用オルタネータ(空冷式の交流発電機) 2 ハウジング 3 ステータ(固定子) 4 シャフト(回転軸) 5 ロータ(回転子) 6 フロントファン 7 リヤファン(冷却ファン) 8 ドライブフレーム 9 リヤフレーム 10 リヤカバー 11 ブラシホルダ 12 三相整流装置(被冷却部品) 13 電圧調整装置(被冷却部品) 14 ブラシ(被冷却部品) 34 ポールコア(界磁極) 35 ロータコイル(界磁巻線) 36 スリップリング(被冷却部品) 6a 曲面ブレード 6b 支持板 7a 曲面ブレード 7b 支持板 7c 補強用リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ハウジングの内面に固定された固定
    子と、 (b)この固定子と相対回転する回転子と、 (c)この回転子と共に一体的に回転する冷却ファン
    と、 (d)この冷却ファンよりも吸込側に設けられ、前記冷
    却ファンの回転により発生する冷却風によって冷却され
    る被冷却部品とを備えた交流発電機であって、 前記冷却ファンは、回転方向に凸形状の曲面ブレードを
    複数有し、 前記曲面ブレードの入口側端部での接線と軸心を中心と
    した円周に対する接線とがなす入口角をβ1 、前記曲面
    ブレードの出口側端部での接線と軸心を中心とした円周
    に対する接線とがなす出口角をβ2 としたとき、 60°≦β1 ≦70°、 50°≦β2 ≦65° の関係を満足することを特徴とする交流発電機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の交流発電機において、 前記冷却ファンは、前記曲面ブレードの内径をD1 、前
    記曲面ブレードの外径をD2 、前記曲面ブレードの内径
    と外径との比を(D1 /D2 )としたとき、 0.70≦(D1 /D2 )≦0.85 の関係を満足することを特徴とする交流発電機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の交流発電
    機において、 前記回転子は、界磁巻線が巻装され、前記界磁巻線が通
    電されることにより磁化する界磁極を有し、 前記冷却ファンは、前記界磁極の軸方向の端面に機械的
    に接合されていることを特徴とする交流発電機。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の交流発電機において、 前記冷却ファンは、回転軸の径方向に配され、外周より
    複数の曲面ブレードが軸方向に突設された環状の支持
    板、および前記複数の曲面ブレードから前記支持板に亘
    って一体的に設けられ、前記冷却ファンを補強する複数
    の補強用リブを有することを特徴とする交流発電機。
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