JPS6129545A - 自動見当合せ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、多色グラビア輪転機や多色オフセット輪転印
−刷機に用いられる自動見当合せ装置に関する。

従来技術と問題点 一般に、輪転機により印刷物に多色の絵柄を印刷する場
合、１色づつ色を重ねて１つの絵柄を構成する。この場
合、各色あ見当ずれが生じないように各色の印刷のとき
、印刷物の余白にレジスタマークな同蒔に印刷し、この
マークを電気信号として検出して見当ずれを修正制御す
ることが行なわれている。しかるに、上記レジスタマー
クの検出は光電検出器であるスキャニングヘッドによっ
て行なわれるため、絵柄もレジスタマークも区別のつか
ない連続的な電気信号として検出してしまい、適正な見
当合せ制御をすることができない。

そのため、上記電気信号からレジスタマークのみを抽出
し制御できるようにする必要がある。代表的多色印刷機
の概略構成を第１図に示す。４対の版胴１，２，３．４
と圧胴５，６，７．８を有する４色刷印刷機において、
印刷物９に印刷したレジスタマークを絵柄とともにスキ
ャニングヘッド１０．１１．１２により検出し、コント
ローラ１３゜１４．１５に入力する。一方、版胴駆動シ
ャフト１６に取付けたパルス発生器１７は、内蔵する回
転コード板及び光電検出器によって版胴の回転に応じて
版胴１回転当り１個のパルス及び数百のパルスを発生し
、上記コントローラに入力する。がかる多色印刷機の自
動見当合せ装置において、従来、コントローラ１３，１
４．１５は、各コントローラに内蔵するゲート設定器１
ｇ、１９．２０によりパルス発生器１７より出力する上
記パルスを１周期ごとにカウンタにより計数して、所定
のパルス数に至るやレジスタマークパルスを抽出するに
充分な幅を有するゲートパルスを設定し、前記スキャニ
ングヘッドによる検出信号をゲート処理して所望のレジ
スタマークパルスを抽出し、あらかじめ設定したレジス
タマークの間隔と比較してコレクンョンモータ２１，２
２．２３を適宜調整作動し、コンペンセイタローラ２４
，２５．２６を移動して見当ずれを修正制御することに
よっているものである。なお、第１図において、２７は
各版胴１．２，３．４を駆動するメインモータである。

しかるに、上記従来の自動見当合せ技術によれば、レジ
スタマークパルスを抽出するゲートパルスを設定するゲ
ート設定器、１８　、１９　、２０は、−例を第２図７
に示す如く、パルス発生器１７の出力するパルス信号を
１周期ごとに繰返し計数するカウンタからなる計数手段
２８と、その計数出力に対し所定の幅のゲートパルス３
０を出力するスイッチ回路等よりなる設定部２９より構
成され、パルス発生器の出力するパルス信号をカウント
して所定のカウント数に至った時点からゲートパルスを
立上げ、そのパルス幅の設定は前記パルス発生器１７の
出力するパルス信号を更にカウントして所望”のパルス
幅を設定することによっているため、ゲートパルスの精
度は、前記パルス発生器１７の発生するパルス間隔に制
゛約されることとなる。

今、仮りに、印刷物の１リピート長しを１２００ｍ。

前記パルス発生器の発生パルス数を１周期当り４００パ
ルスとすると、最小ゲートパルス１１ｇ１−相当する長
さは３ｍとなり、レジスタマークの検出精度も３＋ｍ単
位の粗いものとなってしまう。従って、絵柄と絵柄との
間の余白部分にレジスタマークを印刷する場合、前記最
小ゲートパルス幅の精約となっている。かかる問題点の
解決にあたって高精度のデジタルロータリエンコーダを
用いる案も提案されているが、ロータリエンコーダは高
速回転に耐えるものが少なく、かつ、極めて高価であり
汎用性に欠ける等の使い難くさを有し、完全な解決を見
出すに至ってはいないのが現状である。

発明の目的 本発明は、上記した問題に鑑み、高精度でレジスタマー
クパルスを抽出することができる簡便な自動見当合せ装
置を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明は、上記目的を達成するために、印刷物に所定の
間隔で印刷されたレジスタマークをレジスタマークパル
スとして抽出し、該レジスタマークパルスにより印刷物
における印刷位置を自動的に制御する自動見当合せ装置
において、前記レジスタマークパルスの′１周期に対し
て少なくとも１種類のパルスを発生するパルス発生器と
、少なくとも１種類の基準クロックパルスを発生するク
ロックパルス発生手段と、前記パルス発生器の出力する
パルスにより基準クロックパルスを所望に論理演算処理
してレジスタマークパルスの１周期ごとに所定の時間に
所定のパルス幅のゲートパルスを出力するゲートパルス
設定回路手段とを備え、該ゲートパルスにより前記レジ
スタマークのパルスを抽出するようにしたものである。

実　　施　　例 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。

なお、以下の説明において第１図Ｃ二示す部分と同一の
都々には、同一符号を付し、その説明を省略する。

第３図は、本発明になる見当合せ装置の一実施例の要部
を示すブロック図で、第４図、第５図はその各部の動作
波形図である。

第３図において、１０，１１．１２はスキャニングヘッ
ドで、検出信号をゲートノ（ルス設定回路手段を内蔵す
るコントローラ１３，１４．１５に個別に入力する。１
７はパルス発生器でレジスタマークパルスの１周期に対
して少なくとも１種類のパルスを発生し各コントローラ
に入力する。３１はマイクロプロセンナやクロックパル
ス発生回路を内蔵する制御部で、基準クロックパルスを
各コントローラに出力するとともに、各コントローラと
の間で制御情報をやりとりするように接続されている。

上記構成により、コントローラ１３゜１４．１５は、パ
ルス発生器１７の出力パルス（第４図ＰＲ信号）を入力
するとともに制御部３１の出力する基準クロックパルス
（第４図ＣＲ信号）を入力して、前記パルス発生器の出
力パルスの周期を基準クロックパルスを基準尺度として
高精度に計数するもので、第４図において、版胴の回転
速度に応じたパルス発生器の出力パルスであるＰＲ信号
の周期ＬＰ　、　Ｌ’Ｐを基準クロックパルスＣＲを尺
度として正確に計数する。もので、更に、前記ＰＲ信号
のパルスの発生から、レジスタマークパルスが発生する
までの間の間隔ＬＭ　、　Ｌ’Ｍをも基準クロックパル
スＣＲ信号を尺度として正確に計数して得るものである
。なお、第４図においてＡは版胴の回転が低速の場合、
Ｂは版胴の回転が高速の場合を示しており、上記ＬＰ　
、、Ｌ’Ｐ　、　ＬＭ及びＬ’Ｍの間には次式が成立す
る。

ＬＭ　　　Ｌ’Ｍ ＬＰ　　　Ｌ’Ｐ 第５図は、前記パルス発生器が出力するパルスＰＲ信号
により基準クロックパルスを所望に論理演算処理してレ
ジスタマークパルスの１周期ごとニ所定の時間に所定の
パルス幅のゲートパルスを出力する動作を説明する波形
図で、基準クロックパルスＣＲを尺度として計数したパ
ルス発生器の出力パルスＰＲ信号の周期ＬＰ及びＬ′Ｐ
に相当し印刷物上に印刷されるレジスタマークの周期的
な間隔であるリピート長し、基準クロックパルスＣＲを
基準尺度としたゲートパルスの開始点ＧＤ及びパルス幅
ＷＢに対応する印刷物上での位置Ｇ及び幅Ｗを示し、上
記ＧＤ及びＷＢは下式により求められるものである。

Ｗ１３　＝　−Ｘ　ＬＰ　　　・・・・・・・・・・・
・・・・　（２）即ち、（１）式は、予め設定されるリ
ピート長りに対して長さＧの位置にゲートパルスを発生
せしめる基準クロックパルス上でのタイミングＧＤを設
定する計算式、（２）式は、上記リピート長しに対して
幅Ｗのゲートパルスを発生せしめる基準クロックパルス
上でのタイミングＷＢを設定する計算式゛を表わし、Ｇ
Ｄ及びＷＢをリピート長の周゛期ごとに毎回演算して求
めることによって、版胴の速度の変化にかか゛わらず、
正確なゲートパルスを得ることができることを示してい
る。なお、第５図において、ＷＡはクロックパルスに基
づいて所定のゲートパルスの幅を設定する信号、ＧＷは
ゲートパルス、レジスタマーク信号はゲートパルスニヨ
り抽出されたレジスタマ：りのパルスをそれぞ′れ示す
。

以上、要するに、本発明は、版胴１回転当り１パルスを
発生するパルス発生器の出力パルスであるＰＲ信号を、
基準クロックパルスＣＲによって計数して版胴の回転速
度を検出し、次の周期における版胴の回転速度を予測し
て、高精度に所定のゲートパルスを出力するものである
。

第６図は、本発明の他の実施例の動作波形図である。本
実施例では、上記第１の実施例におけるパルス発生器を
２種類のパルス出力を発生するも”のにより構成したも
ので、該パルス発生器は、しジスタマークパルスの１周
期に対して１パルスを周期的に発生する２相パルス出力
と、上記１周期に対して１例として１００パルスを周期
的に発生するＡ相パルス出力の２相のパルス信号を出力
し、版胴の１回転なＡ相によって１００分割するもので
ある。今、レジスタマークのパルスを抽出するゲートを
開く位置をＧとすれば、Ａ相中での前記Ｇの位置に最近
接した直前のパルスＰＢは次の（３）。

（４）式により求めることができる。

ＰＢ＝Ｘ　　−１・・・・・・・・・・・・・・・　（
４）ここで、Ｌはリピート長、Ｇはゲート・を設定する
位置、Ｘは小数点を切捨てした自然数である。

上記ＰＢに相当する位置をＹとすれば、Ｙ、Ｌ。

ＰＢの関係は（５）式で示される。

ここで、リピート長しに相当する基準クロックパルスＬ
Ｐに着目し、前記第１の実施例の（１）式にならいＧＤ
は（６）式により求められる。

即ち、（４）式は、ゲートを開く位置Ｇに対して最近接
した直前の、版胴回転速度を検出するパルスとして最適
なパルスＰＲを示している。当然のことながら、かかる
ＰＢ番目のパルスは、ゲート開設位置Ｇの直前になる。

又、（６）式は、前記ＰＢ番目のＡ相パルスを基点とし
て基準クロックパルスＣＲを計数した場合にゲートパル
スを立上げるタイミングＧＤを示すこととなる。ここで
、ゲートパルス幅の設定は、前記（２）式のＷＢと同様
にして求めることができる。

上記第２の実施例によれば、ゲートパルスは、ゲートを
開く位ｔＧの最近接した直前のＡ相パルスＰＲを基点と
して基準クロックパルスを計数して設定されるので、版
胴回転数が加減速時等において変化した場合にも絵柄と
絵柄との間に設けられたレジスタマークをレジスタマー
クのパルスとして適正に抽出することができるものであ
る。

第７図は、上記第２の実施例の１例としての回路構成図
である。パルス発生器１１は版胴の回転に応じてＡ相及
び２相の２種類のパルスを発生し第１のカウンタ８０の
クロック端子及びクリア端子に入力する。８１は第１の
コンパレータで、Ａ入力端子に前記力ワンタ８０の出力
を入力し、Ｂ入力端子には第１のＩ１０インタフェース
８２を介してマイクロＣＰＵ　８３のデータを入力する
。

一方、水晶発振器等による基準クロックパルス発生手段
８４の出力するクロックパルスは第２のカウンタ８５を
介してＤタイプフリップフロップ８６及び第２のコンパ
レータ８７に入力し、Ｄタイプフリップフロップ８６の
出力Ｑ及び第２のコア／＜１／−３ｙ　９７のＳ端子は
第２のＩ１０インタフェース８８を介して前記マイクロ
ＣＰＵ　８３に接続するとともに前記第１のコンパレー
タ８１のＡ＝Ｂ端子の出力信号は前記Ｄタイプフリップ
７０ツブのクロック端子に入力するとともに遅延回路８
９を介して前記第２のカウンタ８５のクリア端子に入力
する。９０はＳＲタイプフリップフロップでＳ端子に前
記第２のコンパレータ８７のＡ＝Ｂ端子出力信号を入力
しその出力であるゲートパルスＱは前記基準クロックパ
ルス発生手段８４の出力するクロックパルスとＡＮＤゲ
ート９１を介してＡＮＤ操作をし、その出力を第３のコ
ンパレータ９２のＡ端子に入力する。第３のコンパレー
タｌ１１２のＢｉ子には前記第２のＩ１０インタフェー
スを介して前記マ・イクｐ　ＣＰＵ　８３と接続すると
ともにコンパレータのＡ＝Ｂ端子出力を前記ＳＲタイプ
フリップフロップのＲ端子に入力するように接続されて
いる。

以下、本実施例の作用を説明する。第１のカウンタ８０
はパルス発生器の出力するＡ相パルス及び２相パルスを
入力して、版胴の１回転に応じて１００分割したパルス
の計数を行いその計数出力ＰＡを第１のコンパレータ８
１に入力しマイクロＣＰＵの設定値ＰＢと比較して一致
したときにＰＲ信号を出力する。従ってＰＲ信号は第７
図に示す如く版胴１回転につき１度、ゲートパルスが設
定される直前に出力される。一方、第２のカウンタ８５
はＰＲ信号を受けてＰＲ信号の１周期の基準クロックパ
ルスを計数しその出力ＣＤをＤタイプフリップ７０ツブ
８６に入力し、ゲートパルス設定の直前における版胴の
回転速度データＬＰを正確に計数して第２のインタフェ
ース８２を介してマイクロＣＰＵに入力する。マイクロ
ＣＰＵ　８３は予め設定入力されるリピート長し、ゲー
トを開く位ＮＧ、及び計算されたＹ値と前記計数したＬ
Ｐ値とから（６）式に従って演算しゲートパルスを開く
べきタイミングＧＤを得て第２のコンパレータ８７に入
力し前記第２のカウンタ８５の出力ＣＤと比較し、ＣＤ
とＧＤが一致したときＳＲフリップフロップをセットし
該出力Ｑをｎ１ｍの状狸にする。

更に、マイクロＣＰＵ　８３は予め設定して入力するゲ
ート幅に相当するデータＷ及び前記リピート長しと計数
値ＬＰより前記（２）式に従ってゲートパルス幅に相当
するタイミングＷＢを得て第３のコンパレータ９２に入
力しゲートパルスと基準クロックパルスＣＲのＡＮＤ回
路出力と比較し一致したときに前記５Ｒ＝７リツプフロ
ツブ９０をリセットし前記Ｑ出力な′０”とし所定のパ
ルス幅のゲ　　−−トパルスを発生することができるも
のである。

なお、以上の実施例の説明において、コントローラと別
に、マイクロＣＰＵやクロック発生回路を内蔵する制御
部を設ける例を説明したが、本発明はこれに限定される
ことなく、各コントローラに個別にマイクロＣＰＵを配
設したり、版胴の回転速度の変化に応じた複数種類の基
準クロックパルスを発生するパルス発生回路を備えるな
どの改変は、本発明の技術的範囲内で容易になすことが
できるもので何らその範囲を逸脱するものではないこと
勿論である。

発明の効果 以上の如く、本発明によれば、少なくとも１種類のパル
スを発生するパルス発生器と、少なくとも１種類の基準
クロックパルスの発生手段と、前記パルス発生器の出力
するパルスと基準クロックパルスとを所望に論理演算し
てレジスタマークのパルスを抽出するゲートパルスを発
生ずるので、高精度かつ正確なゲートパルスを得ること
ができ、印刷物上の絵柄と絵柄との間のレジスタマーク
を印刷する余白部分を狭小となすことができ印刷用紙の
有効利用率を改善できる効果を有する。

また、本発明による見当合せ装置によれば版胴の回転速
度の計数をパルス発生回路による基準パルスによって行
うため、高価なデジタルロータリエンコーダを使用する
必要がないと同時に、ロータリエンコーダの有する許容
回転速度による制約をうけることがなく、印刷機の版胴
回転速度を高速変に設定することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動見当合せ装置を有する多色印刷機の全体構
成を示す図、第２図は従来のゲートパルス発生装置のブ
ロック構成図、第３図は本発明の一実施例の要部を示す
ブロック構成図、第４図。 第５図は本発明の実施例の要部の動作波形図、第６図は
本発明の他の実施例の動作波形図、第７図は実施例の１
例としての回路構成図である。 １　．２，３．４　　　・・・　版目同９　・・・・・
・・・・・・・・・・印刷物１０．１１．１２・・・ス
キャニングヘッド１３．１４．１５・・・コントローラ １７・・・・・・・・・・・・・・・パルス発生器３１
・・・・・・・・・・・・・・・制御部８０．８５・・
・・・・・・・カウンタ８１．８７．９２・・・コンパ
レータ ８３・・・・・・・・・・・・・・・　マイク・口ＣＰ
Ｕ８４・・・・・・・・・・・・・・・基準クロックパ
ルス発生手段第６図 特許庁長官　　若　杉　和　夫　殿 １．事件の表示 昭和５９年特許願第１４４０３４号 ２、発明の名称 自動見当合せ装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所東京都八王子市石川町２９５４番地４４、代理人 ６、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明ヨの欄 ７、補正の内容 （１）明細書第１５頁第６行目に記載する１インタフエ
ース８２Ｊを「インタフェース８８．と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）印刷物に所定間隔で印刷されたレジスタマークを
   レジスタマークパルスとして抽出し、該レジスタマーク
   パルスにより印刷物における印刷位置を自動的に制御す
   る自動見当合せ装置において、前記レジスタマークパル
   スの１周期に対して少なくとも１種類のパルスを発生す
   るパルス発生器と、少なくとも１種類の基準クロックパ
   ルスを発生するクロックパルス発生手段と、前記パルス
   発生器の出力するパルスにより基準クロックパルスを所
   望に論理演算処理して前記レジスタマークパルスの１周
   期ごとに所定の時間に所定のパルス幅のゲートパルスを
   出力するゲートパルス設定回路手段とを備え、該ゲート
   パルスにより前記レジスタマークのパルスを抽出するこ
   とを特徴とする自動見当合せ装置。