JP2764124B2 - プリンタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遊園地、ゲームセンタ等で用いられるプ
リペイドカードの印字マーク読取装置及び、印字された
か否かのモニター装置に関する。 〔発明の概要〕 この発明は、プリンタの印字マーク読取装置におい
て、モータの回転角に同期した信号を受け、印字後の印
字マークを、該信号に同期し、光検出することにより、
モータ回転速度の変動による誤検出を防止したものであ
る。 〔従来の技術〕 従来、プリンタの印字マークの読取りは、キャリアの
移動時間にともなう光電出力の変化をとらえ、印字マー
クのスペース、マークの時間比率で情報を読み取ってい
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし従来の検出方法は、スペース、マークの時間比
率で情報を読み取るため、駆動モータの電圧変動又は、
負荷バラツキによる速度変動により誤検出をする欠点が
あった。 そこで、この発明は従来の欠点を解決するためモータ
の回転に同期した信号応により光検出し、モータ速度パ
ラツキによらず正確に光検出を行うことを目的としてい
る。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するため、この発明はCDモータと同
期して回転するタコジェネレータを備えモータの回転角
に応じた同期信号を得られるようにし、該信号に同期し
光検出を行う構成とした。 〔作用〕 上記のように構成された、印字マーク読取装置におい
て、電圧変動又は負荷変動によりモータ速度が変動して
も、それに応じタコジェネレータの同期信号周期が変化
し、該同期信号により光検出電圧をサンプリングするこ
とにより、モータ速度に関わらず、正確に光検出電圧を
諸み取ることができる。 〔実施例〕 以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。この図において、DCモータ１は同期信号発生器であ
るタコジェネレータ２に直結されており、DCモータ１の
回転角に同期し信号を発生するような構成となってい
る。又、該DCモータ１は歯車3,4,5を介し、送りねじ６
を回転させ、キャリア７を左右に移動させる構造とし、
該キャリア７に固着されたサーマルヘッド８にタコジェ
ネレータ２に同期したパルス電流を与えることにより、
感熱紙を発色せしめ、ドットの集合により文字及び図形
を表示する。 一方、キャリア７に固定された、LED9、ホトトランジ
スタ10により、感熱紙にドットの集合で書かれた文字、
図形情報を光電検出し、該電圧値をタコジェネレータ２
に同期しＡ−Ｄコンバータ15でデジタル情報に変換さ
れ、メモリ16に記憶される。 以上本発明の実施例においては、印字マークをタコジ
ェネレータの信号に同期し、読み取り記憶することがで
き、DCモータの回転速度のバラツキに依存せず、正確に
印字マークをドット単位で検出することができる。又ド
ット有無に応じた光電出力情報を１行分メモリへ記憶す
るため、感熱紙の背景色、反射率の差によるバックグラ
ンドの補正が容易に行える特徴がある。 本実施例ではサーマルプリンタ及び発光ダイオード、
ホトトランジスタによる例を説明したが、ドットインパ
クトプリンタによる印字、CCDによる光電検出でも同様
な効果があることはは云うまでもない。 〔発明の効果〕 この発明は、以上説明したように、感熱紙等の記録紙
に記録されたドットを光電検出素子で電圧に変換し、そ
の電圧をタコジェネレータに同期しＡ−Ｄコンバージョ
ンし、メモリに記憶することにより、モータ速度変化に
追従し正確なドット読み取りができ、かつバックグラン
ドの補正を容易にする効果がある。

【図面の簡単な説明】 図面は、この発明にかかるプリンタの印字マーク読取装
置の実施例を示すブロックダイヤグラムである。 １……DCモータ ２……タコジェネレータ 3,4,5……歯車 ６……送りネジ ７……キャリア ８……サーマルヘッド ９……LED 10……ホトトランジスタ 14……ADコンバータ 15……メモリ 17……感熱紙

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．記録紙に印字を行うプリンタヘッドと、プリンタヘ
   ッドに駆動信号を供給する制御回路と、前記プリンタヘ
   ッドを記録方向に移動するモータと、前記モータの回転
   角に同期して同期信号を発生する同期信号発生器と、前
   記同期信号に同期して印字後の印字状態情報を検出する
   検出装置と、前記同期信号に同期して前記検出装置の検
   出した印字状態情報を記憶する記憶手段を備えるととも
   に、 前記制御回路が前記記憶手段に記憶された印字状態情報
   に基づいて記録紙のバックグラウンド補正を行うことを
   特徴とするプリンタ。