JPS612953A - 変速機の操作機構 - Google Patents

変速機の操作機構

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JPS612953A
JPS612953A JP12392984A JP12392984A JPS612953A JP S612953 A JPS612953 A JP S612953A JP 12392984 A JP12392984 A JP 12392984A JP 12392984 A JP12392984 A JP 12392984A JP S612953 A JPS612953 A JP S612953A
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JP
Japan
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actuator
sleeve
gear
shift lever
shift
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Pending
Application number
JP12392984A
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English (en)
Inventor
Takayuki Miyao
隆之 宮尾
Kenji Takeuchi
武内 賢二
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の対象及び利用分野] 本発明は、自動車における変速機の操作機構に関する。
[従来技術] 従来、特にトラック用等において、多段変速を可能とす
る主変速機と、高低の2段変速を可能とする副変速機と
を結合した変速機を使用している。
この変速機の特徴は、副変速機の存在によって、変速機
全体の変速範囲が主変速機における変速段数の2倍とな
り、変速段数の広さに比し、変速機全体を小型軽量にす
ることができる利点を有している。
第1図はこの種変速機における従来技術の変速パターン
であり、LおよびHはそれぞれ副変速機における減速お
よび直結の変速位置を示し、R1およびR2はそれぞれ
後退の第1速および第2速の変速位置を示し、Fl、F
2、F3、F4、F5およびF6はそれぞれ前進の第1
速から第6速までの各変速位置を示している。
このように、第1図における変速パターンは、左側のA
パターンと右側のBパターンからなっている。
[従来技術の問題点及びその技術的分析]このようなパ
ターンにおいて、自動1(が坂路を登板している状態を
想定すると、その変速を行なうときは、その変速操作を
素?〈行なわないとその車速が落ち、その変速が行なえ
ない場合がある。
このようなとき、第1図における変速パターンで変速を
行なうと次のようになる。
例えば、今その変速位置が第4速F4で走行していると
き、これを第3速にシフトダウン(shift  do
wn)l、ようとするときは、第1図において、Bパタ
ーンのF4の変速位置から、一旦、HおよびLの変速位
置を経由して後、AパターンのF3の変速位置に設定す
ることになる。
そのため、その変速経路が非常に複雑になって、その変
速を行なうことが非常に困難になってしまう。
このような困難は、−F述のようにその変速パターンか
ら生ずるものであるが、その変速パターンは下記の第2
図に示す構成から生じているものである。
第2図において、シャツ)10は副変速機におけるシフ
トフォークを操作するものであり、シャツl−11およ
び12は、主変速機におけるそれぞれのシフトフォーク
を操作するものである。
また、爪10a、lla、11b、12aおよび12b
は、シフトレバ−がそれぞれ係合するための部分である
1−配給2図の構成において、その作用を説明すると下
記のようになる。
シフトレバ−が爪lOaに係合してシャフトlOを図示
の位置に設定すると、これは、第1図におけるHの位置
に設定したことになる。
すなわち、副変速機が高にシフトされたことになる。
この位置から、シフトレバ−をセレクト方向に滑らせて
爪11aに係合させ、シフトレバ−によってシャフト1
1をその軸方向に操作すると、これは、第1図において
、R2−F2のシフトをすることになる。
また更に、シフトレバ−を爪11aから爪12aに移行
させて、シャフト12をその軸方向に操作すると、これ
は第1図において、F4〜F6のシフトをすることにな
る。
上記BパターンからAパターンに移行するときは、シフ
トレバ−を爪10aの位置までもどし、シフトレバ−は
その爪10aをlObの位置までシフトさせると、それ
は第1図において、Lの変速位置に設?されたことにな
る。
すなわち、副変速機が低にシフトされたことになる。
この位置から、シャフトllあるいは12を操作すると
きは、シフトレバ−を爪11bあるいは12bに滑らせ
てゆき、その爪11bあるいは12bを操作することに
よって、シャツI・11あるいは12がその軸方向に操
作される。
このシャツ)11あるいは12の操作は、第1図におけ
るAパターンにおいて、R1〜FlあるいはF3〜F5
のシフトを行なったことになる。
このように第1図におけるパターンは、副変速機におけ
るシャフトlOが主変速機におけるシャフト11あるい
は12と独立して存在していることから生じていると言
うことが分る。
[技術的課題] 本発明は、変速し易い変速パターンを提供することをそ
の技術的課題とする。
[技術的手段] 本発明は、下記のように構成している。
入力軸から分岐した第1番から第n番目までの各歯車列
は、前記第1番から順次、隣接し合う奇数番目と偶数番
目の両歯車列ごとに一つの組を構成させた第1から第n
 / 2までのn / 2組の組を形成し、 前記奇数番[Iの歯車列における最終歯車と前記偶数番
目の歯車列における他の最終歯車との軸方向の間には、
それぞれ前記組ごとに、常時トルク伝達を可能に中間軸
へ嵌合しているスリーブを介設し、 前記スリーブは、前記軸方向における中el(存置から
前記軸方向の一方あるいは他〕Jへ択一的にシフトする
ことによって、前記最終歯車あるいは前記他の最終歯車
における回転が択・的に前記スリーブを介して前記中間
軸へ伝動する、下記構成からなる主変速機と、 前記中間軸と、前記中間軸から分岐した歯巾列における
ーの最終歯車との前記軸方向の間には、常時トルク伝達
を可能に出力軸へ嵌合している他のスリーブが介設し、 前記他のスリーブは、前記軸方向における中立位置から
前記軸方向の一方あるいは他方ヘシフトすることによっ
て、前記中間軸あるいは前記一の最終歯車の回転が択一
的に前記スリーブを介して前記出力軸へ伝動する、 上記構成からなる副変速機との、 前記再変速機からなる歯車変速機において、シフトレバ
一のシフト方向の動きは前記他のスリーブに連動し、該
連動は前記シフトレバ−がそのシフト方向における中立
位置を中心としてそのシフト方向における一方あるいは
他方へ択一的に操作されたとき、前記能のスリーブが前
記軸方向における中立位置からその一方あるいは他方へ
択一的にシフトされる関係をなし、11つ、前記シフト
レバ一のセレクト方向の動きは切換弁に連動し、該連動
は、前記シフトレバ−における前記セレクト方向の動き
によって前記切換弁が前記軸方向と直交する方向に作動
する関係をなし、 前記各スリーブにはそれぞれアクチュエータが連接し、
該アクチュエータは、その中立位置から一方あるいは他
方に作動するとき、前記スリーブを前記軸方向において
その中立位置から−・方あるいは他方に操作する構成を
なし、11j記切換弁は、 前記シフトレバ−が1番目のセレクト位置から0番1]
のセレクト位置に順次設定されてゆくとき、 a:前記1番目のセレクト位置からその隣接し合った2
つのセレクト位置ごとに、順次2前記第1番目の組のス
リーブに連接したアクチュエータから前記第n / 2
番目の組のスリーブに連接したアクチュエータへと、圧
力流体を択・的に圧送する態勢を設定し、 b;該アクチュエータへ圧力流体を択一的に圧送する態
勢の設定においては、各アクチュエータへの該設定ごと
に、奇数番目のセレクト位置においては該アクチュエー
タをそのΦヶ位置から一方に操作する態勢に設定し、偶
数#【]のセレクト位置においては、該アクチュエータ
をその中立位置から他方に操作する態勢に設定しC:該
アクチュエータへ圧力流体を択一的に圧送するその態勢
において、該アクチュエータ以外の他の各アクチュエー
タは、それぞれその中立位置に設定されるようになって
いる、以上の構成からなっている。
[技術的手段の作用] 上記本発明の構成における作用は下記のとおりである。
シフトレバ−が任意のセレクト位置に設定している場合
において、シフトレバ−がその中立位置の状態からその
シフト方向における一方あるいは他方にシフトされると
、そのシフト方向の動きに他のスリーブが連動している
ため、副変速機においては下記の作用が生ずる。
他のスリーブがその中立位置から軸方向における一方あ
るいは他方ヘシフトされて、一の最終歯!Iiの101
転が出力軸へ伝動する状態に設定され、あるいは中間軸
の回転が出力軸へ伝動する状態に設定されることとなっ
て、その状態は副変速機における低あるいは高の変速比
に設定されることになる。
これに対し、主変速機の側においては下記の作用となる
シフトレバ−が1番目のセレクト位置から5番11のセ
レクト位置に順次設定されてゆくとき切換弁は、 a:1番[1のセレクト位置からその隣接し合った2つ
のセレクト位置ごとに、順次、ff11番目の組のスリ
ーブに連接したアクチュエータから第n 72番目の組
のスリーブに連接したアクチュエータへと、圧力流体を
択一的に圧送する態勢を設定し、 b=該アクチュエータへ圧力流体を択一的に圧送する態
勢の設定においては、各アクチュエータへの該設定ごと
に、奇数番目のセレクト位置においては該アクチュエー
タをその中立位置から一方に操作する態勢に設定し、偶
数#目のセレクト位置においては、該アクチュエータを
その中立位置から他方に操作する態勢に設定しC:該ア
クチュエータへ圧力流体を択一的に圧送するその態勢に
おいて、該アクチュエータ以外の他の各アクチュエータ
は、それぞれその中立位置に設定されるようになってい
る。
また、アクチュエータは、その中立位置から一方あるい
は他方に作動するとき、スリーブを軸方向においてその
中立位置から一方あるいは他方に操作するようになって
いる。
その結果、これを各セレクト位置の作用について具体的
に説明すると、 1)シフトレバ一のセレクト位置が1番目に設定してい
るとき、切換弁は第1の組におけるアクチュエータに圧
力流体を圧送する態勢を設定し、その圧送は該アクチュ
エータが第1の組におけるスリーブを、その中立位置か
ら軸方向の一方に操作する方向へ圧送し、 1つこのときその他のアクチュエータは中立位置のまま
としている。
したがって、この場合、主変速機の側は、第1番l−1
の南東列における回転のみが中間軸に伝えられ、 2)シフトレバ一のセレクト位置が2番目に設定してい
るとき、切換弁は第1の組におけるアクチュエータに圧
力流体を圧送する態勢を設定し、その圧送は該アクチュ
エータが第1の組におけるスリーブを、その中立位置か
ら軸方向の他方に操作する方向へ圧送し、 且つこのときその他のアクチュエータは中立位置のまま
としている。
したがって、この場合、主−ト変速機の側は、1$2番
目の歯車列における回転のみが中間軸に伝えられ、 3)シフトレバ一のセレクト位置が3番[1に設定して
いるとき、切換弁は第2の組におけるアクチュエータに
圧力流体を圧送する態勢を設定し、その圧送は該アクチ
ュエータが第2の組におけるスリーブを、その中−7位
置から軸方向における一方に操作する方向へ圧送し、且
つこのときその他のアクチュエータは中〜“f位置のま
まとしている。
したがって、この場合、主変速機の側は、第3番目の歯
車列における回転のみが中間軸に伝えられ、 4)シフトレバ一のセレクト位とが4番11に設定して
いるとき、切換trは第2の組におけるアクチュエータ
に圧力流体を圧送する態勢を設定し、その圧送は該アク
チュエータが第2の組におけるスリーブを、その中立位
置から軸方向における他方に操作する方向へ圧送し、H
つこのときその他のアクチュエータは中立位置のままと
している。
したがって、この場合、主変速機の側は、第4番目の歯
車列における回転のみが中間軸に伝えられることになり
、 この順序がn番目のセレクト位置まで選択できることに
なる。
このように、」―記主変速機と副変速機は共に単一のシ
フトレバ−によって操作されるため、l)シフトレバ−
が1番目のセレクト位置に設定されると、第1番目の歯
車列が主変速機における伝動経路として選択され、その
選択の状態において、シフトレバ−をその中立位置から
シフト方向における一方あるいは他方ヘシフトすると、
副変速機においては低あるいは高の変速比を選択するこ
とができ、 2)2番目のセレクト位置においては、第2番目の歯車
列が主変速機における伝動経路として選択され、その選
択の状態において、シフトレバーをその中立位置からシ
フト力向における一方あるいは他方ヘシフトすると、副
変速機において低あるいは高の変速比を選択することが
でき、 3)3番目のセレクト位置においては、第3番目の歯車
列が主変速機における伝動経路として選択され、その選
択の状態において、シフトレバ−をその中立位置からシ
フト方向における一方あるいは他方ヘシフトすると、副
変速機においては低あるいは高の変速比を選択すること
ができる。
このように、本発明の変速機の操作機構はシフトレバ一
の1番目のセレクト位置からn番]1のセレクト位置ま
でのセレクト方向の操作と、各セレクト位置におけるシ
フト方向の一方あるいは他方の操作からなるシフトパタ
ーン、すなわち単一のH型のシフトパターンによって、
すべての変速比を選択することができる。
なお上記作用説明においてはセレクト位置が1番1]1
からn#目へシフトアップ(shiftup)する場合
を説明したが、逆にシフトダウン(shift  do
wn)する場合の作用は、1−述の作用がn#目から1
番目にもどってゆくことになる。
[本発明によって生じた特有の効果] (−配本発明の説明から明らかなように、本発明におけ
る変速機の操作機構は、主変速機と副変速機を直結した
従来の変速機であっても、シフトレバーのシフトパター
ンを単一のH型とすることが可能となったため、シフト
レバ−をl#[1のセレクト位置からn番目のセレクト
位置へ、あるいはn番[Iのセレクト位置から1番目の
セレクト位置へ連続的に操作しながら、変速機における
各変速比を連続的に選択してゆくことがrrr能となる
ものである。
その結果、その連続的に選択できる変速操作は、登板走
行のような素早い変速操作が要求される場合に非常に適
したものとなる。
このことは、主変速機と副変速機を直結した従来の変速
機の小型軽量にしてその変速段数を大きくできる特徴を
そのまま活しながら、更にその変速操作においては、変
速操作の容易な中一のH型シフトパターンの操作を可能
としたものである。
また、主変速機と副変速機を直結した従来の小型軽量の
変速機に本発明における変速機の操作機構を使用するこ
とができるということは、その変速機を自動車に装着し
た場合、副変速機を有しない従来の変速機と同じH型シ
フトパターンの操作を可能としながら、変速機自体を軽
量のままとすることが可能となって、その自動車の軽量
化に貢献できることとなるものである[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第3図は、主変速機lと副変速機2を直結した従来形式
の変速機を側断面図によって示したものであり、且つ第
3図はそのまま、本発明における実施例の変速機本体部
分ともなっている第3図において、人力軸1a、中間軸
1hおよび出力軸2fのそれぞれは、主変速機lおよび
副変速機2のケーシング(図示せず)に軸支している。
人力軸1a、中間軸thおよび出力軸2fは直列に配設
し、副軸1cおよび2bは、これら入力軸1a等に対し
て平行に併設している。
歯IILlbは入力軸1aに、歯車1d、1e、1fお
よびIgは副軸1cに、歯車2aは中間軸1hに、また
歯車2Cおよび2dは副軸2bにそれぞれ嵌着または固
着している。
歯車1i、ljおよびlkは中間軸1hに自由回転を可
能に嵌合しており、また歯車2eは出力軸2fに自由回
転を可能に嵌合している。
歯車ibと歯車1d、歯車11と歯車1e、および歯$
 l jと歯車1fは、それぞれ常時噛合いの状態にあ
り、歯車1にと歯車1gは図示していない遊び歯車を介
して常時噛合いの状態にある。
また、歯車2aと歯車2cおよび歯車2dと歯車2eも
それぞれ常時噛合いの状態にある。
中間軸thには、ハブ1mおよび1pのそれぞれが互い
に同回転するように嵌着し、出力軸2fにはハブ2hが
写いに同回転するように嵌着しており、in、lqおよ
び2gのそれぞれはハブ1m、ipおよび2hのそれぞ
れにスプライン嵌合し軸方向に摺動可能となっているス
リーブである。
スリーブln、1qおよび2gのそれぞれの外周には軸
に対し垂直方向の凹溝(図示略)が形成され、線溝には
、第4図におけるフォーク3D、3Bおよび4Dのそれ
ぞれが嵌合している。
以下、第4図の構成を説明する。
第4図は、第3図におけるスリーブin、1qおよび2
gの操作装置を側断面図によって示したものである。
第4図において、シフトレバ−4Aは支点部4Aaに枢
着し、その先端4Abはシフトレバ−ハウジング4Bに
おける穿孔4Baに嵌合している。
シフトレバ−ハウジング4Bにおける溝4Bdは、その
軸方向へ一体的に摺動するようにフォーク4Dのボス4
Daを挟設し、シャフト4Eはフォーク4Dの穿孔4D
bおよびシフトレバ−ハウジング4Bの穿孔4Bcを通
して嵌合している。
シフトレバーハウジング4Bに嵌着したピン4Bbは、
シャツ)4Hに削設した溝4Eaへ突出し、その突出は
シフトレバ−ハウジング4Bがシャフト4Hに対して軸
方向への摺動を可能とし、11゜つシャフト4Eの軸心
まわりにおけるシフトレバ−ハウジング4Bの揺動が、
ピン4Bbおよび溝4Eaを介してシャフト4Eも一体
に揺動させる構成をなし、且つシャフト4Eはフォーク
4Dにおける穿孔4Dbに対してその軸まわりの摺動回
転を可能としている。
フォーク4Dは、第4図におけるそのイ矢視を第5図に
示すように、腕4Dcおよび4Ddを有し、腕4Dcお
よび4Ddはそれぞれ爪4Deおよび4Dfを有してお
り、爪4Deおよび4Dfは第3図におけるスリーブ2
gの溝内に嵌合している。
ここでシフトレバ−4Aは、支点4Aaを中心とし第4
図における図示の面内で、d方向あるいはe方向に揺動
されることが可能となっており、この動きの方向を以後
rシフト方向」と呼ぶ。
またシフトレバ−4Aは、支点4Aaを中心とし第5図
における図示の面内で時計回り方向あるいは反時計回り
方向に揺動されることにより、前述したSet、Se2
、Se3およびSe4の各セレクト位置に傾斜設定する
ことが可能となっており、この動きの方向を以後rセレ
クト方向1と呼ぶ。
第5図において、シフトレバ−4Aを図示のセレクト位
置Selからセレクト位置、Se4のセレクト方向へ揺
動させてゆくと、先端4Abが左方へ揺動してゆくため
、このときシフトレバーハウジング4Bはシャフト4E
を中心として、反時atまわり方向に揺動する関係とな
っている。
この場合、シャフト4Eはフォーク4Dにおける穿孔4
Db内を摺動しながらシフトレバ−ハウジング4Bとと
もに揺動する関係となっている。
第4図において、回転弁形式の切換弁5A、アクチュエ
ータ5Bおよび5Cの関係は、第6図に示すシステム図
の関係になっている。
第6図における切換弁5Aにおいて、シリンダ5Abに
は回転摺動を可能に弁5Aaが嵌合し、第4図における
シャフト4Eはその軸心まわりの回転が、第6図におけ
る弁5Aa中心まわりの弁5Aaの回転に連動し、穿孔
5Adには油圧源5Acが連通し、穿孔5Adはボート
5Aeに連通している。
弁5Aaと各ボー)5Ah、5AI、5Aj、5Ak、
5Amおよび5Anとの関係は、弁5Aaがシャフト4
Eによって回転させられることによって、下記のように
作動する関係になっている。
l)ボート5Aeがボート5Ahに連通する態勢となっ
たとき、ボー)5Ai、5Ajおよび5Akは溝5Af
およびボート5Amを介してリザーバ5Apに開放し、 2)ボート5Aeがボート5Alに連通ずる態勢となっ
たとき、ボート5Ajおよび5Akは溝5Afおよびボ
ー)5Amを介し、ボート5Ahは溝5Agおよびボー
ト5Anを介してそれぞれリザーバ5Apに開放し、 3)ボート5Aeがボート5AJに連通する態勢となっ
たとき、ボート5Akは溝5Afおよびボート5Amを
介し、ボート5AIおよび5Ahは溝5Agおよびボー
)5Anを介してそれぞれリザーバ5Apに開放し、 4)ボート5Aeがボート5Akに連通する態勢となっ
たとき、ボート5Aj、5AIおよび5Ahは溝5Ag
およびボー)5Anを介してそれぞれリザーバ5Apに
開放する。
アクチュエータ5Bにおけるボー)5Bdはボート5A
hと、ボート5Bcはボート5Aiと、アクチュエータ
5Cにおけるボート5Cdはボー)5Ajと、ボート5
Ccはボート5Akとそれぞれ連通している。
シリンダSBa内にはピストン5Bbが軸方向への摺動
を可能に嵌合し、ピストン5Bbの軸方向両側にはリタ
ーンスプリングとしてのスプリング5Beおよび5Bf
が内股し、シリンダ5Ca内にはピストン5Cbが軸方
向への摺動を可能に嵌合し、ピストン5Cbの軸方向両
側にはリターンスプリングとしてのスプリング5Ceお
よび5Cfが内股している。
第4図において、ピストン5Bbはその軸方向の動きに
おいて軸5Biおよび連結材5Bgを介してフォーク3
Bに連接し、ピストン5Cbはその軸方向の動きにおい
て軸5Ciおよび連結材5Cgを介してフォーク3Dに
連接している。
スリーブ操作装置3はフォーク3Bおよび3Dからなっ
ており、フォーク3Bおよび3Dは、それぞれシャツ)
4Hにその軸方向および円周方向への摺動を可能に嵌合
している。
第7図は第4図におけるイイ断面を示したものであり、
フォーク3Dは突起3Daと腕3Dbおよび3Dcを有
し、腕3Dbおよび3Dcには、それぞれ爪3Deおよ
び3Ddを有している。
第8図は第4図におけるロロ断面を示したものであり、
フォーク3Bは突起3Baと腕3Bbおよび3Bcを有
し、腕3Bbおよび3Bcは、それぞれ爪3Beおよび
3Bdを有している。
また第7図および第8図において、爪3Ddおよび3D
eは第1図におけるスリーブ1nの溝内に嵌合し、爪3
Edおよび3Beは第1図におけるスリーブlqの溝内
に嵌合しているため、シャツ)4Eがセレクト位置Se
t〜Se4のそれぞれの角度に揺動しても、フォーク3
Dおよび3Bがシャフト4Eの揺動につれまわることは
ない。
以1一の本発明における実施例の構成において、以下そ
の作用を説明する。
第3図における図示は、スリーブin、lqおよび2g
のそれぞれが、その軸方向における中立位置に設定して
いる状態を示しており、且つ第4図も第6図における油
圧源5Acに未だ油圧が発生していない状態において、
アクチュエータ5Bおよび5Cがフォーク3Bおよび3
Dを軸方向における中立位置に設定し、またシフトレバ
−4Aもフォーク4Dを中立位置に設定させている状態
を示している。
したがって第3図および第4図におけるこの状態におい
て、エンジン(図示せず)からの動力は入力軸1aから
主変速411および副変速機2を介して、出力軸2fに
伝動することがないものとなっている。
この状態から、スリーブlqあるいは1nのみが操作さ
れた場合の主変速機lにおける作用について説明する。
主変速機lにおいて、第3図に図示の状態からスリーブ
lqのみを右方へ操作して、歯車lkとハブtpを結合
状態とすると、動力の流れは、入力軸1a、歯車1bお
よびld、副軸lC1歯車1g、遊び歯車(図示せず)
および歯車1k、スリーブlqおよびハブ1pを介して
中間軸1hに伝動する。
この場合の伝動は、歯車1gと歯車1にとの間に遊び歯
車を介設していることより、中間軸lhの回転は入力軸
1aの回転に対して逆転する関係となる。
また、第3図の図示の状態からスリーブ1qのみを左方
へ操作して、歯車1jとハブIPを結合状態とすると、
動力の流れは、入力軸1a、歯車1bおよびld、副軸
1c、歯車ifおよびlj、スリーブtqおよびハブ1
pを介して中間軸ihに伝動する。
この場合における伝動は、図示の歯車比から、前進運転
における入力軸1aの回転を低速とした状態となる。
第3図に図示の状態からスリーブlnのみを右方へ操作
して、歯車1+とハブ1mを結合状態とすると、動力の
流れは、入力軸1a、歯車lbおよびld、副軸1c、
歯車1eおよび11、スリーブInおよびハブ1mを介
して中間軸1hに伝動する。
この場合における伝動は、図示の歯車比から、前進運転
における入力軸1aの回転を中速とした状態となる。
更に、第3図に図示の状態からスリーブlnのみを左方
へ操作して、歯車1bとハブ1mを結合状態とすると、
動力の流れは、入力軸1a、歯車1b、スリーブInお
よびハブ1mを介して中間軸1hに伝動する。
この場合における伝動は、入力軸1aにおける回転が副
軸1cを介さずして、直接中間軸1hに伝動しているた
め、中間軸1hの回転は入力軸1aと直結の状態となる
すなわち、主変速機lにおいては下記の変速運転を可能
としている。
1)歯車1k、1gの第1番の歯車列における後退運転
2)歯車IJ、ifの第2番の歯車列における低速運転
3)歯車1i、leの第3番の歯車列における中速運転
4)歯車1bと中間軸1hとの直結運転。
上記のような主変速機1の変速操作は、第6図に示すシ
フト伝達機構5によって行なわれるセレクト位置Set
の作用:第6図の状態は、シフトレバ−4Aがセレクト
位ii! S e 1 ニ設定されたことによって、ボ
ート5Aeがボート5Ahに連通した状態を示し、且つ
図示していないエンジンが駆動されることによって、油
圧源5Acにも油圧が発生している状態を示している。
このような状態においては、ボート5BCがボート5A
 i、溝5Afおよびボート5Amを介してリザーバ5
Apに開放し、油圧源5Acからの油圧が穿孔5Ad、
ボー)5Aeおよび5Ahを介して、ボー)5Bdに圧
送され、その油圧がピストン5Bbを右方へ押圧するた
め、ピストン5Bbは軸5B+、連結材5Bg、溝5B
h、突起3Baおよびフォーク3Bを介して、スリーブ
tqを右方ヘシフトした状態に設定している。
このとき、ボート5CCおよび5Cdはそれぞれ溝5A
fおよびボート5Amを介してリザーバ5Apに開放し
ているため、ピストン5Cbはスプリング5Caおよび
5Cfのリターン作用によって中立位置に設定され、そ
のピストン5Cbの中立位置はフォーク3Dを中立位置
のままとさせている。
この状態は、主変速機1において−F記のfl)歯車1
に、Igの第1番の歯車列における後退運転1 に設定されたことになる。
セレクト位置Se2の作用:上記の状態に対し、シフト
レバ−4Aがセレクト位1se2に設定されると、その
動きは先端4Ab、シフトレバ−ハウジング4B、ビン
4Bb、溝4Eaおよびシャツ)4Eを介して、第6図
における弁5Aaを反時計まわり方向へ回転させ、ボー
ト5Aeがボート5Aiに連通するように設定される。
この状態になると、ボー)5Bdがボート5Ah、tI
II5Agおよびボート5Anを介シテリザーバ5Ap
に開放し、油圧源5Acからの油圧が穿孔5Ad、ボー
ト5Aeおよび5Aiを介して、ボート5BCに圧送さ
れ、その油圧がピストン5Bbを左方へ押圧するため、
ピストン5Bbは軸5B1、連結材5Bg、溝5Bh、
突起3Baおよびフォーク3Bを介して、スリーブ1q
を左方ヘシフトした状態に設定するこのとき、ボート5
CCおよび5Cdはそれぞれ溝5Afおよびボー)5A
mを介してリザーバ5Apに開放しているため、ピスト
ン5Cbはスプリング5Ceおよび5Cfのリターン作
用によって中立位置に設定され、そのピストン5Cbの
中立位置はフォーク3Dを中立位置のままとさせている
この状態は、主変速機1において上記の12)歯車1j
、lfの第2番の歯車列における低速運転1 に設定されたことになる。
セレクト位置Se3の作用:上記の状態に対し、シフト
レバ−4Aがセレクト位jls e 3に設定されると
、シフトレバ−4Aの動きは先端4Ab、シフトレバ−
ハウジング4B、  ピン4Bb、溝4Eaおよびシャ
フト4Eを介して、PfIJ6図における弁5Aaを反
時計まわり方向へ回転させ、ボー)5Aeがボート5A
jに連通するように設定される。
この状態になると、ボート5CCがボート5Ak、溝5
Afおよびポー)5Amを介してリザーバ5Apに開放
し、油圧源5Acからの油圧が穿孔5Ad、ボート5A
eおよび5AJを介して、ボー)5Cdに圧送され、そ
の油圧がピストン5Cbを右方へ押圧するため、ピスト
ン5Cbは軸5Ci、連結材5Cg、溝5Ch、突起3
Daおよびフォーク3Dを介して、スリーブinを右方
ヘシフトした状態に設定するこのとき、ボート5Bcお
よび5Bdはそれぞれ溝5Agおよびボート5Anを介
してリザ−/< 5 A Pに開放しているため、ピス
トン5Bbはスプリング5Beおよび5Bfのリターン
作用によって中立位置に設定され、そのピストン5Bb
の中立位置はフォーク3Bを中立位置に設定させる。
この状態は、主変速機lにおいてh記のr3)歯車1i
、leの第3番の歯車列における中速運転1 に設定されたことになる。
セレクト位置Se4の作用:」−記の状態に対し、シフ
トレバ−4Aがセレクト位@Se4に設定Sれると、そ
の動きは先端4Ab、シフトレバ−ハウジング4B、ビ
ン4Bb、溝4Eaおよびシャフト4Eを介して、第6
図における弁5Aaを反時計まわり方向へ回転させ、ボ
ート5Aeがボート5Akに連通するように設定される
この状態になると、ボート5Cdがボート5Aj、溝5
Agおよびポー)5Anを介してリザーバ5Apに開放
し、油圧源5Acがらの油圧が穿孔5Ad、ボート5A
eおよび5Akを介して、ボート5ccに圧送され、そ
の油圧がピストン5Cbを左方へ押圧するため、ピスト
75Cbは軸5Ci、連結材5Cg、溝5Ch、突起3
Daおよびフォーク3Dを介して、スリーブInを左方
ヘシフトした状態に設定するこのとき、ボート5Bcお
よび5Bdはそれぞれ溝5Agおよびボート5Anを介
してリザ−/< 5 A Pに開放しているため、ピス
トン5Bbはスプリング5Beおよび5Bfのリターン
作用によって中立位置に設定され、そのピストン5Bb
の中立位置はフォーク3Bを中立位置のままとさせてい
る。
この状態は、主変速1111において」二記の14)歯
車ibと中間軸1hとの直結運転」に設定されたことに
なる。
すなわち、シフトレバ−4Aが1番目のセレクト位置か
ら4番目のセレクト位置に順次設定されてゆくとき。
切換弁5Aは、 a:1番目のセレクト位11selからその隣接し合っ
た2つのセレクト位置SelとSe2あるいはSe3と
Se4ごとに、順次、第1番目の組のスリーブlqに連
接したアクチュエータ5Bから第2番目の組のスリーブ
Inに連接したアクチュエータ5Cへと、圧力油を択一
的に圧送する態勢を設定し、 b:該アクチュエータへ圧力油を択一的に圧送する態勢
の設定においては、各アクチュエータへの該設定ごとに
、奇数番目のセレクト位置(Selあるいは5e3)に
おいては該アクチュエータをその中立位置から右方に操
作する態勢に設足し、偶数番[1のセレクト位置(Se
2あるいは5e4)においては、該アクチュエータをそ
の中立位置から左方に操作する態勢に設定し、 C:該アクチュエータへ圧力油を択一的に圧送するその
態勢において、該アクチュエータ以外の他のアクチュエ
ータは、それぞれその中立位置に設定されるようになっ
ている。
]−記の主変速機lにおける作用に対して、次に副変速
a2の作用を説明する。
第3図における中立の状態から、スリーブ2gを右方へ
操作して、ハブ2hと歯車2eとを結合すると、中間軸
1hからの動力の流れは、歯車2aおよび2c、副軸2
b、歯車2dおよび2e、スリーブ2gおよびハブ2h
を介して出力軸2fに伝動する。
これに対して、第3図における中立の状態からスリーブ
2gを左方へ操作して、ハブ2hと歯車2aとを結合す
ると、中間軸1hからの動力の流れは、歯車2a、スリ
ーブ2gおよびハブ2hを介して、出力軸2fに伝動す
る状態になる。
すなわち、副変速機2における変速運転は、l)低速運
転。
2)直結運転。
の2通りとなる。
上記第3図における副変速機2の作用説明に対し、以下
においては第3図におけるスリーブ2gの操作をする操
作機構の作用説明をする。
d方向のシフト:シフトレバ−4Aが任意のセレクト位
置に設定している場合において、シフトレバ−4Aが第
4図の中立位置の状態からそのシフト方向における矢印
d方向にシフトされると、下記の作用が生ずる。
先端4Abがハウジングレバー4Bを右方向にシフトさ
せ、そのシフトによってシフトレバ−ハウジング4Bは
、溝4Bdを介してフォーク4Dを、現在の中立位置か
ら第4図において右方向にシフトさせ、そのシフトは、
フォーク4Dが第3図においてスリーブ2gを右方向に
シフトさせる。
このことは、第3図における副変速機2の説明において
、 rl)低速運転1 に設定されたことになる。
e方向のシフト二また逆に、シフトレバ−4Aが第4図
の中立位置の状態からそのシフト方向における矢印e方
向にシフトされたときは、先端4Abがハウジングレバ
ー4Bを左方向4.:シフトさせ、そのシフトによって
シフトレバ−ハウジング4Bは、溝4Bdを介してフォ
ーク4Dを、現在の中立位置から第4図において左方向
にシフトさせ、そのシフトは、フォーク4Dが第3図に
おいてスリーブ2gを左方向にシフトさせる。
このことは、第3図における副変速機2の説明において
、 r2)直結運転1 の状態に設定されたことになる。
このように、主変速機lと副変速機2とは、それぞれ独
立して変速を可能としているが、ト変速機1と副変速機
2とは中間軸1hによって直結しているため、主変速機
lと副変速機2とからなる本変速機の総合変速の範囲は
、−1−変速機1の変速範囲に副変速機2における2通
りの変速範囲をかけあわせたものとなる。
結局、その総合変速範囲は下記のようになる1)セレク
ト位置Setの設定によって、1゜変速機lの側の伝動
経路を歯+1に、1gの第1番の歯車列に固定し、副変
速機2の側において低高のシフト操作をした後退の第1
速および282速の運転。
この場合、セレクト位置Selにおいてシフトレバ−4
Aがd方向ヘシフトされたことによって、後退の第1速
が設定されたとき、その動力の流れは第9図における1
点破線によって示す流れとなり、同じくセレクト位wS
81においてシフトレバ−4Aがe方向ヘシフt4tt
J:ことによって、後退の第2速が設定されたとき、そ
の動力の流れは同図において破線によって示す流れとな
る。
なお、第9図は第3図のスケルトン図を示したものであ
る。
2)セレクト位置Se2の設定によって、主変速41!
Ilの側の伝動経路を歯車1j、lfの第2番の歯車列
に固定し、副変速@2の側において低高のシフト操作を
した前進の第1速および第2速の運転。
この場合の第9図における動力の流れは、上記i1のセ
レクト位置Setにおける歯車1にと歯車tgを流れて
いる破線および−・点破線の部分が、歯車ljおよびI
fの部分を流れることになる。
3)セレクト位置Se3の設定によって、主変速機lの
側の伝動経路を歯車1i、leの第3番の歯車列に固定
し、副変速機2の側において低高のシフト操作をした前
進の第3速および第4速の運転。
この場合の第9図における動力の流れは、上記第1のセ
レクト位置Selにおける歯車1にと歯車1gを流れて
いる破線および一点破線の部分が、歯車1iおよびle
の部分を流れることになる。
4)セレクト位置Se4の設定によって、主変速機1の
側の伝動経路を歯車1bの第4番の歯車列に固定して、
副変速@2の側において低高のシフト操作をした前進の
第5速および第6速の運転。
この場合の第9図における動力の流れは、L配給1のセ
レクト位置Setにおける歯車1にと歯車1gを流れて
いる破線および一点破線の部分が、歯車ibから直接中
間軸1hに流れることになる。
以上の説明から、本発明における実施例の作用を整理す
ると第1表のようになる。
上記第1表におけるセレクト位1selおよびSe2か
ら理解できるように、セレクト位置Setとセレクト位
置Se2との隣接し合った2つのセレクト位置において
は、フォーク3B第1表 に連接したアクチュエータ5Bのみが常に使用され、そ
の使用においてアクチュエータ5Bは奇数番目のセレク
ト位置Selにおいて右方に作動し、偶数番目のセレク
ト位置Se2において左方に作動し、セレクト位置Se
lあるいはSe2のそれぞれのセレクト位置において、
それぞれシフトレバ−4Aを第4図のd方向とe方向ヘ
シフトさせてゆくと、第1表に示す後退の第1速(R1
)、後退の第2速(R2)、前進の第1速および前進の
第2速を順次得ることができるものとなっている。
更に上記第1表の変速操作において、セレクト位置がS
e3およびSe4に選択されてゆく場合は、フォーク3
Dに連接したアクチュエータ5Cのみが常に使用され、
その使用においてアクチュエータ5Cは奇数番目のセレ
クト位置Se3において右方に作動し、偶数番口のセレ
クト位置Se4において左方に作動し、セレクト位置S
e3あるいはSe4のそれぞれのセレクト位置において
、それぞれシフトレバ−4Aを第4図のd方向とe方向
ヘシフトさせてゆくと、第1表に示す前進の3速、前進
の第4速、前進の第5速および前進の第6速を順次得る
ことができるものとなっている。
この場合において、第3図における第1の歯車列(歯車
1におよびIgの列)と第2の歯車列(歯車ljおよび
ifの列)によって構成するスリーブtqを含めた第1
の組と、第3の歯車列(tM車1iおよびleの列)と
第4の歯車列(歯車1bおよびldの列)によって構成
するスリーブInを含めた第2の組とを比較すると、そ
の第1の組と第2の組はそのスリーブが軸方向ヘシフト
する構成についてまったく同一の構成となっている。
また、第1表に示すように各アクチュエータの作動方向
の順序は、セレクト位置SelおよびSe2の場合(す
なわち上記第1の組における変速操作の場合)とセレク
ト位置Se3およびSe4の場合(すなわち上記第2の
組における変速操作の場合)とが全く同一の作動順序と
なっている。
また、上記第3図における実施例において主変速機lに
は上記第1の組と第2の組の歯車列の組のみが存在する
が、第3図において今、仮に仮想のフォーク3Xと仮想
の第3の組を更に設け、且つそのフォーク3xに連接し
た仮想のアクチュエータ5xによって第3の組における
変速操作を希望するならば、第1表の説明から理解でき
るように、その第3の組の変速操作においては、新たに
セレクト位11se5およびSe6を設けることが可能
となる。
またこの場合において、そのセレクi・位置Se5ある
いはSe6におけるアクチュエータ5Xの作動方向は、
第1表における第1の組と第2の組における作動方向順
序からして、第1表の仮想線によって囲まれた作動方向
の順序とすればよいことは明らかであり、その順序にし
たがって新たに第7速から第10速までの各変速比を選
択することができることになる。
このように、これらの組は更に第1表の保合順序に従っ
て第nの組まで設けることができることになる。
ここで1−記シフトアップの作用に対し、そのシフi・
ダウンの変速操作は、上記操作と逆の順序の操作を行な
えばよいことは容易に理解できるであろう。
以−1〕のごとく、上記本発明の実施例は第1O図にそ
の変速パターンを示すように、単一のシフトレバ−4A
をセレクト方向の各セレクト位1lse1.Se2、S
e3あるいはS84へ任意に選択し、それら各セレクト
位置においてシフトレバ−4Aをdあるいはeのシフト
方向へシフトする、いわゆるH型のシフトパターンによ
ってその変速操作をすることができるものとなっている
この場合、第10図においてR1、R2、l、2.3.
4.5および6のそれぞれは、後退の第1速、第2速、
前進の第1速、第2速、第3速、第4速、第5速および
第6速の変速位置を示している。
以上の本発明における実施例は、各セレクト位置の設定
をしたとき、主変速機1においてスリーブtqあるいは
lnが第1の歯車列から第4の歯車列のいずれかに係合
して、そのいずれかの歯車列に動力が流れる態勢を設定
し、そのセレクト位置においてシフトレバ−4Aをシフ
ト方向ヘシフトすると、各変速比が得られるものとなっ
ていた。
これに対し、第11図は、主変速機1側と副変速II2
側とがそのシフト時において同時に動力の流れる態勢を
設定する場合の本発明における他の実施例を示したもの
である。
第11図が第6図と異なる点は、第6図における油圧源
5Acと切換弁5Aとの間に切換弁5Dを介設している
点であり、他の部分はすべて第3図から第10図までの
構成と同一となっている。
第11図において、切換弁5Dの構成は下記のようにな
っている。
シリンダ5Dbにはその軸方向への摺動を可能にスプー
ル弁5Daが嵌合し、スプール弁5Daはその軸方向へ
の動きが第4図におけるシフトレバ−ハウジング4Bの
シフト方向への動きに連動する関係を有し、油圧源5A
cはボート5Dcに連通し、ボート5Deおよび5Df
はリザーバ5Apに連通し、ボー)5Dgおよび5Dh
は共に穿孔5Adに連通している。
スプール弁5Daと各ボート5Dc等との関係は下記の
ようになっている。
シフトレバ−4Aが第4図の中立位置に設定していると
き、スプール弁5Daは図示の位置となって、ボート5
Dcが閉じ、ボート5Dgおよび5Dhがボート5De
あるいは5Dfを介してリザーバ5Apに連通している
シフトレバ−4Aがd方向ヘシフトされたときは、スプ
ール弁5Daは第11図の右方ヘシフトしてボート5D
hとボート5Deを閉じ、ボート5Dcとボート5Dg
を連通する。
シフトレバ−4Aがe方向ヘシフトされたときは、スプ
ール弁5Daは第11図の左方ヘシフトしてボート5D
gとボート5Dfを閉じ、ボート5Dcとボート5Dh
を連通する。
以上の第11図の構成において、その作用は下記のよう
になっている。
切換弁5Aの各セレクト位置5el−5e4までにおけ
る作動は第6図において説明したものと同一である、し
かし第6図に対し、シフトレバ−4Aが中立位置にある
第11図の状態においては、ボート5Dcが閉じ、■、
つボート5Dgおよび5Dhがリザーバ5Apに開放し
て、油圧源5Acの圧油がアクチュエータ5Bあるいは
5Cへ圧送されない状態となっているため、切換弁5A
がいかなるセレクト位置に設定していてもアクチュエー
タ5Bおよび5Cはその中立位置に設定したままとなっ
て、いずれの方向にも作動しない状態にある。
この中立の位置からシフトレバ−4Aがいずれかのシフ
ト方向ヘシフトしたとき、スプール弁5Daは油圧源5
Acの圧油をボート5Dcからボート5Dhあるいは5
Dgを介して穿孔5Adに圧送するようになる。
すなわち、シフトレバ−4Aが第4図のd方向あるいは
e方向ヘシフトして副変速機2を低あるいは高の変速比
に設定すると同時に、穿孔5Adに油圧が発生すること
になる。
このことは、シフトレバ−4Aが中立位置にあるときは
、アクチュエータ5Bおよび5Cが共にその中立位置に
保持され、シフトレバ−4Aかその中立位置からいずれ
かのシフト方向ヘシフトされたときは、そのシフトと同
時にアクチュエータ5Bあるいは5Cがその中立位置か
ら作動して、主変速機lに動力の流れが生じうる態勢を
設定することになる。
このように、本発明はシフトレバ−4Aのシフト時に主
変速Jalと副変速機2を同時にシフトする構成とする
ことも可能となっている。
なお、以−にの実施例においては、シフトレバ−4Aが
直接シフトレバ−ハウジング4Bを操作する構成となっ
ており、且つそのシフト力向の動きがフォーク4D等の
軸方向の動きと一致したものとなっている。
しかし、この構成はシフトレバ−4Aとシフトレバ−ハ
ウジング4Bとの間にリンク機構を介設し、シフトレバ
−4Aのシフト力向の動きとフォーク4D等の軸方向の
動きが異なった方向のものとなってもよい。
要するに本発明としては、シフトレバ−4Aのシフト方
向の動きがシフトレバ−ハウジング4Bの軸方向の動き
となり、シフトレバ−4Aのセレクト方向の動きがシャ
ツ)4Hのその軸心まわりの揺動となる関係になってい
ればよいことになる。
また、上記実施例におけるシフト伝達機構5の作動流体
は作動油を使用しているが、圧縮空気のような作動流体
を使用してもよい。
要するに、その作動流体は圧力エネルギーを有した圧力
流体であればよいことは容易に理解することができるで
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、副変速機2を有した従来の変速機におけるシ
フトレバ一のシフトパターンを示したものであり、 第2図は、第1図におけるシフトパターンを形成させて
いる従来の変速機におけるシフトシャフトの正面図を示
したものであり、 第3図は、主変速機1と副変速機2を直結した従来形式
の変速機における歯車部分を側断面図によって示したも
のであり、且つ、第3図はそのまま、本発明における実
施例の変速機本体部分ともなっているものであり、 第4図は、第3図におけるスリーブin、1qおよび2
gを操作する本発明における一実施例としての変速機の
操作機構を側断面図によって示したものであり、 第5図は、第4図におけるシフトレバ−4A、シフトレ
バ−ハウジング4Bおよびフォーク4Dのイ矢視図を示
し、 第6図は、第4図における切換弁5A、アクチュエータ
5Bおよび5Cの関係をシステム図によって示し、 第7図は、第4図におけるイイ断面図を示し第8図は、
第4図におけるロロ断面図を示し第9図は、第3図にお
けるギアートレイン(gear  train)をスケ
ルトン図によって示し。 第1O図は、第4図におけるシフトレバ−4Aのシフト
パターンを示したものであり、第11図は、第6図に対
する本発明の他の実施例をシステム図によって示したも
のである。 実施例に使用した主な符合は下記のとうりである。 l:主変速機、 1a:入力軸、 1h:中間軸、  
1nおよび1qニスリーブ、  1mおよびlp:ハブ
・ 2:副変速機、 2f:出力軸、 2g=スリーブ、 
 2h:ハブ。 3Bおよび3D:フォーク。 4A:シフトレバ−、4B:シフトレノ九−ハウジング
、  4D:フォーク、  4E:シャフト。 5:シフト機構、 5A:切換弁、  5Bおよび5C
:アクチュエータ、 5D:切換弁。 特許出願人  アイシン精機株式会社 代表者 中井令夫 第1図 s2図 第5図 第6図 s9図 11110図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力軸から分岐した第1番から第n番目までの各歯
    車列は、前記第1番から順次、隣接し合う奇数番目と偶
    数番目の両歯車列ごとに一つの組を構成させた第1から
    第n/2までのn/2組の組を形成し、 前記奇数番目の歯車列における最終歯車と 前記偶数番目の歯車列における他の最終歯車との軸方向
    の間には、それぞれ前記組ごとに、常時トルク伝達を可
    能に中間軸へ嵌合しているスリーブを介設し、 前記スリーブは、前記軸方向における中立 位置から前記軸方向の一方あるいは他方へ択一的にシフ
    トすることによって、前記最終歯車あるいは前記他の最
    終歯車における回転が択一的に前記スリーブを介して前
    記中間軸へ伝動する、 上記構成からなる主変速機と、 前記中間軸と、前記中間軸から分岐した歯 車列における一の最終歯車との前記軸方向の間には、常
    時トルク伝達を可能に出力軸へ嵌合している他のスリー
    ブが介設し、 前記他のスリーブは、前記軸方向における 中立位置から前記軸方向の一方あるいは他方へシフトす
    ることによって、前記中間軸あるいは前記一の最終歯車
    の回転が択一的に前記スリーブを介して前記出力軸へ伝
    動する、 上記構成からなる副変速機との、 前記再変速機からなる歯車変速機において、シフトレバ
    ーのシフト方向の動きは前記他 のスリーブに連動し、該連動は前記シフトレバーがその
    シフト方向における中立位置を中心としてそのシフト方
    向における一方あるいは他方へ択一的に操作されたとき
    、前記他のスリーブが前記軸方向における中立位置から
    その一方あるいは他方へ択一的にシフトされる関係をな
    し、 且つ、前記シフトレバーのセレクト方向の 動きは切換弁に連動し、該連動は、前記シフトレバーに
    おける前記セレクト方向の動きによって前記切換弁が前
    記軸方向と直交する方向に作動する関係をなし、 前記各スリーブにはそれぞれアクチュエー タが連接し、該アクチュエータは、その中立位置から一
    方あるいは他方に作動するとき、前記スリーブを前記軸
    方向においてその中立位置から一方あるいは他方に操作
    する構成をなし、 前記切換弁は、 前記シフトレバーが1番目のセレクト位置 からn番目のセレクト位置に順次設定されてゆくとき、 a:前記1番目のセレクト位置からその隣 接し合った2つのセレクト位置ごとに、順次、前記第1
    番目の組のスリーブに連接したアクチュエータから前記
    第n/2番目の組のスリーブに連接したアクチュエータ
    へと、圧力流体を択一的に圧送する態勢を設定し、 b:該アクチュエータへ圧力流体を択一的 に圧送する態勢の設定においては、各アクチュエータへ
    の該設定ごとに、奇数番目のセレクト位置においては該
    アクチュエータをその中立位置から一方に操作する態勢
    に設定し、偶数番目のセレクト位置においては、該アク
    チュエータをその中立位置から他方に操作する態勢に設
    定し、 c:該アクチュエータへ圧力流体を択一的 に圧送するその態勢において、該アクチュエータ以外の
    他の各アクチュエータは、それぞれその中立位置に設定
    されるようになっている、 以上の構成からなる変速機の操作機構。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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