JPS612952A - 変速機の操作機構 - Google Patents

変速機の操作機構

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JPS612952A
JPS612952A JP12330084A JP12330084A JPS612952A JP S612952 A JPS612952 A JP S612952A JP 12330084 A JP12330084 A JP 12330084A JP 12330084 A JP12330084 A JP 12330084A JP S612952 A JPS612952 A JP S612952A
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JP
Japan
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gear
shift
sleeve
output member
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Pending
Application number
JP12330084A
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English (en)
Inventor
Takayuki Miyao
隆之 宮尾
Kenji Takeuchi
武内 賢二
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の対象及び利用分野] 本発明は、自動車における変速機の操作機構に関する。
[従来技術] 従来、特にトラック用等において、多段変速を可能とす
る主変速機と、高低の2段変速を可能とする副変速機と
を結合した変速機を使用している。
この変速機の特徴は、副変速機の存在によって、変速機
全体の変速範囲が主変速機における変速段数の2倍とな
り、変速段数の広さに比し、変速機全体を小型軽量にす
ることができる利点を有している。
第1図はこの種変速機における従来技術の変速パターン
であり、LおよびHはそれぞれ副変速機における減速お
よび直結の変速位置を示し、R1およびR2はそれぞれ
後退の第1速および第2速の変速位置を示し、Fl、F
2、F3、F4、F5およびF6はそれぞれ前進の第1
速から第6速までの各変速位置を示している。
このように、第1図における変速パターンは、左側のA
パターンと右側のBパターンがらなっている。
[従来技術の問題点及びその技術的分析]このようなパ
ターンにおいて、自動車が坂路を登板している状態を想
定すると、その変速を行なうときは、その変速操作を素
早く行なわないとその車速が落ち、その変速が行なえな
い場合がある。
このようなとき、第1図における変速パターンで変速を
行なうと次のようになる。
例えば、今その変速位置が第4速F4で走行していると
き、これを第3速にシフトダウン(5hift  do
wn)Lようとするときは、第1図において、Bパター
ンのF4の変速位置から、−HlHおよびLの変速位置
を経由して後、AパターンのF3の変速位置に設定する
ことになる。
そのため、その変速経路が非常に複雑になって、その変
速を行なうことが非常に困難になってしまう。
このような困難は、上述のように、その変速パターンか
ら生ずるものであるが、その変速パターンは下記の第2
図に示す構成から生じているものである。
第2図において、シャフトlOは副変速機におけるシフ
トフォークを操作するものであり、シャフト11および
12は、主変速機におけるそれぞれのシフトフォークを
操作するものである。
また、爪10a、lla、llb、12aおよび12b
は、シフトレバ−がそれぞれ係合するための部分である
上記第2図の構成において、その作用を説明すると下記
のようになる。
シフトレバーが爪lOaに係合してシャフト10を図示
の位置に設定すると、これは、第1図におけるHの位置
に設定したことになる。
すなわち、副変速機が高にシフトされたことになる。
この位置から、シフトレバ−をセレクト方向に滑らせて
爪11aに係合させ、シフトレバ−によってシャフト1
1をその軸方向に操作すると、これは、第1図において
、R2−F2のシフトをすることになる。
また更に、シフトレバ−を爪11aから爪12aに移行
させて、シャフト12をその軸方向に操作すると、これ
は第1図において、F4〜F6のシフトをすることにな
る。
上記BパターンからAパターンに移行するときは、シフ
]・し八−を爪10aの位置までもどし、シフトレバ−
はその爪10aを10bの位置までシフトさせると、そ
れは第1図において、Lの変速位置に設定されたことに
なる。
すなわち、副変速機が低にシフトされたことになる。
この位置から、シャツ)11あるいは12を操作すると
きは、シフトレバ−を爪llbあるいは12bに滑らせ
てゆき、その爪11bあるいは12bを操作することに
よって、シャフト11あるいは12がその軸方向に操作
される。
このシャフト11あるいは12の操作は、第1図におけ
るAパターンにおいて、R1−FlあるいはF3〜F5
のシフトを行なったことになる。
このように第1図におけるパターンは、副変速機におけ
るシャツ)10が主変速機におけるシャツ)11あるい
は12と独立して存在していることから生じていると言
うことが分る。
[技術的課題] 本発明は、変速操作の簡単な変速パターンを提供するこ
とをその技術的課題とする。
[技術的手段] 本発明は、下記のように構成している。
入力軸から分岐した第1番から第n番目までの各歯車列
は、前記第1番から順次、隣接し合う奇数番目と偶数番
目の両歯車列ごとに一つの組を構成させた第1から第n
 / 2までのn 72組の組を形成し、 前記奇数番目の歯車列における最終歯車と前記偶数番目
の歯車列における他の最終歯車との軸方向の間には、そ
れぞれ前記組ごとに、常時トルク伝達を可能に中間軸へ
嵌合しているスリーブを介設し、 前記スリーブは、前記軸方向における中立位置から前記
軸方向の一方あるいは他方へ択一的にシフトすることに
よって、前記最終歯車あるいは前記能の最終歯車におけ
る回転が択一的に前記スリーブを介して前記中間軸へ伝
動する、上記構成からなる主変速機と、 前記中間軸と、前記中間軸から分岐した歯車列における
一の最終歯車との前記軸方向の間には、常時トルク伝達
を可能に出力軸へ嵌合している他のスリーブが介設し、 前記他のスリーブは、前記軸方向における中立位置から
前記軸方向の一方あるいは他方ヘシフトすることによっ
て、前記−の最終歯車あるいは前記中間軸の回転が択一
的に前記スリーブを介して前記出力軸へ伝動する、 一■−記構成からなる副変速機との、 前記両変速機からなる歯車変速機において、シフトレバ
−がそのシフト方向における中立位置を中心としてその
シフト方向における一方あるいは他方へ択一的に操作さ
れたとき、前記他のスリーブおよび切換弁がそれぞれ前
記軸方向における中立位置からその一方あるいは他方へ
択一的にシフトされる関係をなし、 前記切換弁は、 a:前記軸方向における中立位置に設定されているとき
、流体圧力源と出口孔との連通を閉じ、且つ該出口孔を
大気に連通し、 b:前記軸方向における中立位置からその一方あるいは
他方ヘシフトされたとき、前記流体圧力源と前記出口孔
とを連通し、且つ該出口孔と大気との連通を閉じる、 上記構成をなし。
前記出口孔は、アクチュエータにおけるポートに連通し
、 前記アクチュエータは、 a:前記出口孔が前記大気に連通しているとき、前記ア
クチュエータにおける流体が前記ポートから前記出口孔
を介して大気に排出されることによって、一方の出力部
材と他方の出力部材が前記軸方向における中立位置に設
定され、b=前記出口孔が前記流体圧力源に連通したと
き、前記流体圧力源における圧力流体が前記出口孔およ
び前記ポートを介して前記アクチュエータへ圧送される
ことによって、前記軸方向において、前記一方の出力部
材が一方へ、および前記他方の出力部材が他方ヘシフト
する、上記構成をなし、 前記各スリーブと、前記一方の出力部材あるいは前記他
方の出力部材との間には、前記シフトレバ−におけるセ
レクト方向の動きと連動して前記軸方向と直交する方向
に動くセレクト部材を介設し、 前記セレクト部材は、 前記シフトレバ−が1番目のセレクト位置からn番目の
セレクト位置に設定されてゆくときa:前記1番目のセ
レクト位置から順次、セレクI・位置ごとに、前記一方
の出力部材あるいは前記他方の出力部材へ交互にその軸
方向の動きの関係における係合を切換え、 且つ、 b:前記1番目のセレクト位置からその隣接し合った2
つのセレクト位置ごとに、順次、前記第1番目の組にお
けるスリーブから前記第n/2番目の組におけるスリー
ブへと、その軸方向の動きの関係における保合を切換え
てゆく、以上の構成からなっている。
[技術的手段の作用] 上記本発明の構成における作用は下記のとおりである。
シフトレバ−が任意のセレクト位置に設定している場合
において、シフトレバ−がその中立位置の状態からその
シフト方向における一方あるいは他方にシフトされると
、そのシフト方向の動きに他のスリーブが連動している
ため、副変速機においては下記の作用が生ずる。
他のスリーブがその中立位置から軸方向における一方あ
るいは他方ヘシフトされて、−の最終歯車の回転が出力
軸へ伝動する状態に設定され、あるいは中間軸の回転が
出力軸へ伝動する状態に設定されることとなって、その
状態は副変速機における低あるいは高の変速比に設定さ
れることになる。
これに対し、主変速機の側においては下記の作用となる
切換弁とアクチュエータにおける作用:シフトレバ−が
任意のセレクト位置に設定している場合において、シフ
トレバ−がその中立位置の状態からそのシフト方向にお
ける一方あるいは他方にシフトされるとき、そのシフト
方向の動きに切換弁が連動しているため、切換弁および
アクチュエータにおいては下記の作用が生ずるa:シフ
トレバ−がシフト方向における中立位置へ設定されてい
るときは、そのことによって切換弁が軸方向における中
立位置に設定され、その切換弁においては、流体圧力源
と出口孔との連通な閉じ、且つ該出口孔を大気に連通し
ている。
その結果、アクチュエータにおいては、アクチュエータ
における流体がポートから出口孔を介して大気に排出さ
れることによって、一方の出力部材と他方の出力部材が
軸方向における中立位置に設定される。
b:シフトレバ−がシフト方向における中立位置の状態
からそのシフト方向における一方あるいは他方のいずれ
の方向にシフトされたときも、そのシフトによって切換
弁が軸方向における中立位置からその一方あるいは他方
へシフトされ、その切換弁においては流体圧力源と前記
出口孔とを連通し、且つ該出口孔と大気との連通を閉じ
る。
その結果、流体圧力源における圧力流体が出口孔および
ポートを介してアクチュエータへ圧送され、その圧送に
よってアクチュエータにおいては、軸方向において一方
の出力部材が一方へ、および他方の出力部材が他方へそ
れぞれシフトする。
各スリーブの作用:各スリーブと、一方の出力部材ある
いは他方の出力部材との間には、シフトレバ−における
セレクト方向の動きと連動して軸方向と直交する方向に
動くセレクト部材を介設し、 そのセレクト部材は、 シフトレバ−が1番目のセレクト位置からn番目のセレ
クト位置に設定されてゆくとき、al1番目のセレクト
位置から順次、セレクト位置ごとに、一方の出力部材あ
るいは他方の出力部材へ交互にその軸方向の動きの関係
における係合を切換え、 且つ、 b=1番目のセレクト位置からその隣接し合った2つの
セレクト位置ごとに、順次、第1番目の組におけるスリ
ーブから第n / 2番目の組におけるスリーブへと、
その軸方向の動きの関係における係合を順次切換えてゆ
く、 以上の関係となっている。
また各スリーブは、それぞれ軸方向における中立位置か
ら軸方向の一方あるいは他方へ択一的にシフトすること
によって、各歯車列の組における最終歯車あるいは他の
最終歯車における回転が択一的に該スリーブを介して中
間軸へ伝動する関係となっている。
したがって、シフトレバ−から各スリーブまでの動きに
ついて、これを各セレクト位置ごとのシフト作用につい
て具体的に説明すると、l)シフトレバ−が1番目のセ
レクト位置に設定されたときは、セレクト部材がセレク
ト部材自身を介して、その軸方向における動きについて
、一方の出力部材を第1番の組におけるスリーブに連接
し、このとき他方の出力部材は遊びの状態となり、 その結果、セレクト位置が1番目に設定しているときは
、第1番目の歯車列における回転のみが中間軸に伝えら
れる態勢となり、 2)シフトレバ−が2番目のセレクト位置に設定された
ときは、セレクト部材がセレクト部材自身を介して、そ
の軸方向における動きについて、他方の出力部材を第1
番の組におけるスリーブに連接し、このとき一方の出力
部材は遊びの状態となっている。
その結果、セレクト位置が2番目に設定しているときは
、第2番目の歯車列における回転のみが中間軸に伝えら
れる態勢となり。
3)シフトレバ−が3番目のセレクト位置に設定された
ときは、セレクト部材がセレクト部材自身を介して、そ
の軸方向における動きについて、一方の出力部材を第2
番の組におけるスリーブに連接し、このとき他方の出力
部材は遊びの状態となり、 その結果、セレクト位置が3番目に設定しているときは
、第3番目の歯車列における回転のみが中間軸に伝えら
れる態勢となり、 4)シフトレバ−が4番目のセレクト位置に設定された
ときは、セレクト部材がセレクト部材自身を介して、そ
の軸方向における動きについて、他方の出力部材を第2
番の組におけるスリーブに連接し、このとき一方の出力
部材は遊びの状態となり、 その結果、セレクト位置が4番目に設定しているときは
、第4番目の歯車列における回転のみが中間軸に伝えら
れる態勢となり、 この順序がn番目のセレクト位置まで選択できる。
このように、上記主変速機と副変速機は共に単一のシフ
トレバ−によって操作されるため、l)シフトレバ−が
1番目のセレクト位置に設定されると、主変速機の側に
おいてはシフトレバ−が中立位置からいずれの方向にシ
フトされたときにおいても第1番目の歯車列が伝動経路
として選択され、その選択の状態において、シフトレバ
−をその中立位置からシフト方向における一方あるいは
他方ヘシフトすると、副変速機においては低あるいは高
の変速比を選択することができ、 2)2番目のセレクト位置においては、主変速機の側に
おいてシフトレバ−が中立位置からいずれの方向にシフ
トされたときにおいても第2番目の歯車列が主変速機に
おける伝動経路として選択され、その選択の状態におい
て、シフトレバ−をその中立位置からシフト方向におけ
る一方あるいは他方ヘシフトすると、副変速機において
低あるいは高の変速比を選択することができ、 3)3番目のセレクト位置においては、主変速機の側に
おいてシフトレバ−が中立位置からいずれの方向にシフ
トされたときにおいても第3番目の歯車列が主変速機に
おける伝動経路として選択され、その選択の状態におい
て、シフトレバーをその中立位置からシフト方向におけ
る一方あるいは他方ヘシフトすると、副変速機において
は低あるいは高の変速比を選択することができる。
このように、本発明の変速機の操作機構はシフトレバ−
の1番目のセレクト位置からn番目のセレクト位置まで
のセレクト方向の操作と、各セレクト位置におけるシフ
ト方向の一方あるいは他方の操作からなるシフトパター
ン、すなわち単一のH型のシフトパターンによって、す
べての変速比を選択することができる。
なお−に記作用説明においてはセレクト位置が1番目か
らn番目へシフトアップ(Shiftup)する場合を
説明したが、逆にシフトダウン(shift  dow
n)する場合の作用は、−h述の作用がn番目から1番
目にもどってゆくことになる。
また、シフトレバ−が各セレクト位置においてそのシフ
ト方向の中立位置に設定しているときは、各スリーブも
その軸方向において中立位置に設定している。
E本発明によって生じた特有の効果] 上記本発明の説明から明らかなように、本発明における
変速機の操作機構は、主変速機と副変速機を直結した従
来の変速機であっても、シフトレバ−のシフトパターン
を単一のH型とすることが可能となったため、シフトレ
バ−を1番目のセレクト位置からn番目のセレクト位置
へ、あるいはn番目のセレクト位置から1番目のセレク
ト位置へ連続的に操作しながら、変速機における各変速
比を連続的に選択してゆくことが可能となるものである
その結果、その連続的に選択できる変速操作は、登板走
行のような素早い変速操作が要求される場合に非常に適
したものとなる。
このことは、主変速機と副変速機を直結した従来の変速
機の小型軽量にしてその変速段数を大きくできる特徴を
そのまま活しながら、更にその変速操作においては、変
速操作の容易な単一のH型シフトパターンの操作を可能
としたものである。
また、主変速機と副変速機を直結した従来の小型軒擾の
変速機に本発明における変速機の操作機構を使用するこ
とができるということは、その変速機を自動車に装着し
た場合、副変速機を有しない従来の変速機と同じH型シ
フトパターンの操作を可能としながら、変速機自体を軽
楢のままとすることが可能となって、その自動車の軽量
化に貢献できることとなるものである[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第3図は、主変速機lと副変速機2を直結した従来形式
の変速機を側断面図によって示したものであり、且つ、
第3図はそのまま、本発明における実施例の変速機本体
部分ともなっている。
第3図において、入力軸1a、中間軸thおよび出力軸
2fのそれぞれは、主変速機lおよび副変速機2のケー
シング(図示せず)に軸支している。
入力軸1a、中間軸1hおよび出力軸2fは直列に配設
し、副軸1cおよび副軸2bは、これら入力軸1a等に
対して平行に併設している歯車1bは入力軸1aに、歯
車1d、le、IfおよびIgは副軸1cに、歯車2a
は中間軸1hに、また歯車2Cおよび2dは副軸2bに
それぞれ嵌着または固着し、それぞれの軸と歯車は同回
転するようになっている。
歯車11.1jおよびのlkは中間軸ihに自由回転を
可能に嵌合しており、また歯車2eは出力軸2fに自由
回転を可能に嵌合している歯車ibと歯車1d、歯車1
iと歯車1e、および歯車1jと歯車1fは、それぞれ
常時噛合いの状態にあり、歯車1にと歯車1gは図示し
ていない遊び歯車を介して常時噛合いの状態にある。
また、歯車2aと歯車2Cおよび歯車2dと歯車2eも
それぞれ常時噛合いの状態にある。
中間軸1hには、ハブ1mおよびipのそれぞれが互い
に同回転するように嵌着し、出力軸2fにはハブ2hが
互いに同回転するように嵌着しており、in、lqおよ
び2gのそれぞれはハブim、ipおよび2hのそれぞ
れにスプライン嵌合し軸方向に摺動可能なスリーブであ
る。
スリーブ1n、1qおよび2gのそれぞれの外周には軸
に対し垂直方向の凹溝(図示略)が形成され、該溝には
1、第4図におけるフォーク3D、3Bおよび4Dのそ
れぞれが嵌合している。
第4図は、第3図におけるスリーブin、1qおよび2
gの操作装置を側断面図によって示したものである。
第4図において、シフトレバ−4Aは支点部4Aaに枢
着し、その先端4Abはシフトレバ−ハウジング4Bに
おける穿孔4Baに嵌合している。
シフ)し八−ハウジング4Bにおける溝4 Bdは、そ
の軸方向へ一体的に摺動するようにフォーク4Dのボス
4Daを挟設し、シャフト4Eはフォーク4Dの穿孔4
Dbおよびシフトレバ−ハウジング4Bの穿孔4Bcを
通して嵌合している。
ビン4Bbはシフトレバーノ\ウジング4Bとシャフト
4Eへ一体的に嵌着し、シャフト4Eはフォーク4Dに
おける穿孔4Dbに対してその軸まわりの摺動回転を可
能としている。
フォーク4Dは、第4図におけるそのイ矢視を第5図に
示すように、腕4Dcおよび4Ddを有し、腕4Dcお
よび4Ddはそれぞれ爪4Deおよび4Dfを有してお
り、爪4Deおよび4Dfは第3図におけるスリーブ2
gの溝内に嵌合している。
ここでシフトし/<−4Aは、支点4 A a ヲ中心
とし第4図における図示の面内で、d方向あるいはe方
向に姪動されることが可能となっており、この動きの方
向を以後「シフト方向1と呼ぶ。
才たシフトレバ−4Aは、支点4Aaを中心とし第5図
における図示の面内で時計回り方向あるいは反時計回り
方向に揺動されることにより、セレクト位置Sel、S
e2、Se3およびSe4の各セレクト位置に傾斜設定
することが可能となっており、この動きの方向を以後1
セレクト方向1と呼ぶ。
第5図において、シフトレバ−4Aを図示のセレクト位
1iselからセレクト位置Se4のセレクト方向へ揺
動させてゆくと、先端4Abが左方へ揺動してゆくため
、このときシフトレバ−ハウジング4Bはシャフト4E
を中心として、反時計まわり方向に揺動する関係となっ
ている。
この場合、シャフト4Eはフォーク4Dにおける穿孔4
Db内を摺動しながらシフトレバ−ハウジング4Bとと
もに揺動する関係となっている。
第4図において、フォーク3Bあるいは3Dを操作する
アクチュエータ5Bは第6図における切換弁5Aによっ
て操作される構成となっており、アクチュエータ5Bと
切換弁5Aからなる油圧制御回路5の構成は第6図に示
すようになっている。
第6図において、切換弁5Aはシリンダ5Aa内に軸方
向への摺動を可能にスプール弁5Abが嵌合し、スプー
ル弁5Abは第4図におけるシャツ)4Eに連接し、油
圧源5Acはボー)5Aeに連通し、ポート5Afおよ
び5Agは共にリザーバ5Adに連通し、ポートとなっ
ている出口孔5Ahおよび5Aiは共に7クチユエータ
5Bにおけるポート5Bdに連通している。
アクチュエータ5Bにおいては、シリンダ5Baに軸方
向への摺動を可能にピストン5Bbおよび5Bcが対向
して嵌合し、ピストン5Bbには軸となっている出力部
材5Bgが、ピストン5Bcには軸となっている出力部
材5Bhがそれぞれ固着し、出力部材5Bgあるいは5
Bhには溝5Biあるいは5Bjを削設し、スプリング
5Beおよび5Bfはピストン5Bbおよび5Bcをw
IJ6図に図示する中立位置へ附勢するためのリターン
スプリングとなっている第4図において、セレクト部材
となっているフォークヘッド3Aにおける穿孔3Acは
、軸方向への摺動を可能にシャフト4Eへ嵌合し、フォ
ークヘッド3Aに螺着したねじ3Adの先端は、シャツ
)4Hに削設した溝4Ea内に突き出している。
そのため、フォークヘッド3Aとシャフト4Eとの関係
は、シャフト4Eに対してフォークへラド3Aがその軸
方向へ自由に摺動できる構成となっているが、シャツ)
4Eがその軸心を中心に周方向へ揺動すると、フォーク
ヘッド3Aも溝4Eaおよびねじ3Adを介して、シャ
フト4Eとともに揺動しうる構成になっているここで該
揺動は、第5図、第7図および第8図に示すセレクト位
置Sel、Se2、Se3およびSe4の4位置に設定
できる構成となっている。
$7図および第8図のそれぞれは、第4図におけるイイ
断面およびロロ断面を示し、フォークヘッド3Aには突
起3Ae、3Af、3Agおよび3Ahのそれぞれが固
着し、11つ溝3Aaおよび3Abを削設している。
第4図において、スリーブ操作装置3はフォーク3Bお
よび3Dからなっており、フォーク3Bおよび3Dは、
それぞれシャフト4Eにその軸方向および周方向への摺
動を可能に嵌合し、第7図に示すように、フォーク3D
は突起30aと腕3Dbおよび3Dcを有し、腕3Db
および3Dcにはそれぞれ爪3Deおよび3Ddを有し
、爪3Ddおよび3Deは第3図におけるスリーブin
の溝内に嵌合し、第8図に示すように、フォーク3Bは
突起3Baと腕3Bbおよび3Bcを有し、腕3Bbお
よび3Bcはそれぞれ爪3Beおよび3Bdを有し、爪
3Bdおよび3Beは第3図におけるスリーブ1qの溝
内に嵌合している。
第4図、第7図あるいは第8図において、アクチュエー
タ5Bとフォークヘッド3Aとの関係は下記のようにな
っている。
l)フォークヘッド3Aがセレクト位置Selに設定し
ているとき、出力部材5Bhの側において溝5Bjへ突
起3Aeがその軸方向への動きにおいて係合する関係に
あり、このとき出力部材5Bgはフォークヘッド3Aと
非保合状態となる関係にある。
2)フォークへラド3Aがセレクト位置Se2に設定し
ているとき、出力部材5Bgの側において溝5Biへ突
起3Afがその軸方向への動きにおいて係合する関係に
あり、このとき出力部材5Bhはフォークヘッド3Aと
非保合状態となる関係にある。
3)フォークヘッド3Aがセレクト位置Se3に設定し
ているとき、出力部材5Bhの側において溝5Bjへ突
起3Agがその軸方向への動きにおいて係合する関係に
あり、このとき出力部材5Bgはフォークヘッド3Aと
非保合状態となる関係にある。
4)フォークヘッド3Aがセレクト位置Se4に設定し
ているとき、出力部材5Bgの側において溝5B+へ突
起3Ahがその軸方向への動きにおいて係合する関係に
あり、このとき出力部材5Bhはフォークヘッド3Aと
非係合状態となる関係にある。
なおこの場合において、フォークへラド3Aノセレクト
位置Set、Se2、Se3およびSe4は、フォーク
ヘラF3Aがシャフト4Eとともに揺動することによっ
て、その揺動位置におけるフォークヘッド3Aの突起3
Agの位置が第8図における各セレクト位置Set、S
e2、Se3あるいはSe4に設定したその位置に相当
しているものである。
また、フォークヘッド3Aとフォーク3Dあるいは3B
との関係は、第7図および第8図に示すように下記のよ
うな関係になっている。
1)フォークへ・ラド3Aがセレクト位置Selおよび
Se2の隣接した両セレクト位置に設定しているとき、
フォーク3Bの側において突起3Baにフォークヘッド
3Aの溝3Aaがその軸方向の動きにおいて係合し、こ
のときフォークヘッド3Aはフォーク3Dと非保合状態
となる関係にある。
2)フォークへラド3Aがセレクト位置Se3およびS
e4の隣接した両セレクト位置に設定しているとき、フ
ォーク3Dの側において突起3Daにフォークヘッド3
Aの溝3Abがその軸方向の動きにおいて係合し、この
ときフォークヘッド3Aはフォーク3Bと非係合状態と
なる関係にある。
以上の本発明における実施例の構成において、以下その
作用を説明する。
第3図における図示は、スリーブIn、1qおよび2g
のそれぞれが、その軸方向における中立位置に設定して
いる状態を示している。
また、第4図においてもシフトレバ−4Aが図示のよう
にシフト方向における中ケ位置に設定していることより
、第6図におけるスプール弁5Abもシフトレバ−4A
、先端4.Ab、シフトレバ−ハウジング4B、ビン4
Bbおよびシャツ)4Eを介して中立位置に設定され、
この状態において切換弁5Aは第6図に図示する状態に
設定し、アクチュエータ5Bにおけるボー)5Bdは出
口孔5Ahおよび5Aiからボー)5Afおよび5Ag
を介して、大気圧となっているリザーバ5Adに開放さ
れている。
その結果、アクチュエータ5Bにおけるピストン5Bb
および5Bcに挟設されたシリンダ5Ba内の作動油は
、スプリング5Beおよび5Bfの附勢力によって、ボ
ー)5Bdから切換弁5Aを介してリザーバ5Adに押
し出され、ピストン5Bbあるいは5Bcに固着してい
る出力部材5Bgと出力部材5Bhは、図示の中立位置
に設定し、フォーク3Dおよび3Bもその軸方向におけ
る中立位置に設定している。
したがって第3図および第4図におけるこの状態におい
て、エンジン(図示せず)からの動力は入力軸1aから
主変速機lおよび副変速機2を介して、出力軸2fに伝
動することがないものとなっている。
この状態から、第3図におけるスリーブtqあるいは1
nのみが操作された場合の主変速機1における作用につ
いて説明する。
主変速機lにおいて、第3図に図示の状態からスリーブ
1qのみを右方へ操作して、歯車lkとハブtpを結合
状態とすると、動力の流れは、入力軸1a、歯車lbお
よびld、副軸lC1歯車1g、遊び歯車(図示せず)
および歯車1k、スリーブlqおよびハブipを介して
中間軸ihに伝動する。
この場合の伝動は、歯車tgと歯車1にとの間に遊び歯
車を介設していることより、中間軸lhの回転は入力軸
1aの回転に対して逆転する関係となる。
また、第3図の図示の状態からスリーブ1qのみを左方
へ操作して、歯車1jと/\ブIPを結合状態とすると
、動力の流れは、人力軸1a、歯車1bおよびld、副
軸1c、歯1(1fおよびlj、スリーブIqおよびハ
ブlpを介して中間軸1hに伝動する。
この場合における伝動は、その歯車比から、入力軸1a
の回転を減速して中間軸1hに伝え、その中間軸1hお
ける回転を前進運転の低速状態に設定したことになる。
第3図に図示の状態からスリーブ1nのみを右方へ操作
して、歯車1iとハブ1mを結合状態とすると、動力の
流れは、入力軸1a、歯車lbおよびld、副軸1c、
歯車1eおよびli、スリーブinおよびハブ1mを介
して中間軸1hに伝動する。
この場合における伝動は、その歯車比から、入力軸1a
の回転を減速して中間軸1hに伝え、その中間軸ihお
ける回転を前進運転の中速状態に設定したことになる。
更に、第3図に図示の状態からスリーブ1nのみを左方
へ操作して、歯車1bとハブ1mを結合状態とすると、
動力の流れは、入力軸1a、歯車ib、スリーブ1nお
よびハブ1mを介して中間軸1hに伝動する。
この場合における伝動は、入力軸1aにおける回転が副
軸1cを介さずして、直接中間軸lhに伝動しているた
め、中間軸1hの回転は入力軸1aと直結の状態となる
すなわち、主変速機lにおいては下記の変速運転を可能
としている。
l)歯車1k、1gの第1番の歯車列における後退運転
2)歯車IJ、lfの第2番の歯車列における低速運転
3)141I車11、leの第3#iの歯車列における
中速運転。
4)歯車1bと中間軸ihとの直結運転。
1;記のような主変速機lの変速操作は、シフトレバ−
4Aのシフト方向の操作とセレクト方向の操作によって
行なうことができる。
シフト方向の操作:各セレクト位置Sel、Se2、S
e3あるいはSe4において、シフトレバ−4Aを第4
図における中立の位置からd 方向ヘシフトすると、シ
フトレバ−4Aは、支点4Aaを中心として反時計まわ
りに方向へ揺動し、その結果、その揺動による先端4A
bの動きはシフトレバ−ハウジング4B、ビン4Bbお
よびシャツ)4Eを介して、スプール弁5Abを第6図
の中立位置から右方ヘシフトさせ、そのシフトした状態
の切換弁5Aは第9図の状態となる。
このように、スプール弁5Abが第9図の状態に設定さ
れると、出口孔5Ahおよび5Aiのそれぞれは、大気
圧となっているボー1−5Afおよび5Agから遮断さ
れ、油圧源5Acと連通した状態となる。
その結果、油圧源5Acの圧油は出「1孔5Ahを介し
てアクチュエータ5Bのボー)5Bdに圧送され、該圧
送された圧油はピストン5Bbおよび5Bcを第4図あ
るいは第6図において左右方向に押圧し、そのことによ
って、出力部材5Bgはピストン5Bbと共に最左端に
移行し、出力部材5Bhはピストン5Bcと共に最右端
に移行する。
1−記d方向のシフトに対し、各セレクト位置において
、シフトレバ−4Aを第4図における中立位置からe方
向ヘシフトすると、シフトレバ−4Aは、支点4Aaを
中心として時計まわり方向へ揺動し、その結果、その揺
動による先端4Abの動きはシフトレバ−ハウジング4
B、ビン4Bbおよびシャフト4Eを介して、スプール
弁5Abを第6図の中立位置から左方ヘシフトさせ、そ
のシフトした状態の切換弁5Aはf810図の状態とな
る。
このように、スプール弁5Abが第1O図の状態に設定
されると、出口孔5Ahおよび5AIのそわぞれが大気
圧となっているポート5Afおよび5Agから遮断され
Hつ油圧源5Acが出「1孔5Aiに連通し、その第1
O図の状態は、油圧源5Acが出[1孔5Ahあるいは
5AIを介してアクチュエータ5Bのポート5Bdに連
通ずる状態となる機能において、第9図とまったく同一
となる。
すなわち、シフトレバ−4Aがd方向あるいはe方向の
いずれの方向にシフトされても、そのシフトされた状態
における切換弁5Aとアクチュエータ5Bとの間の機能
は同一となる。
したがって、シフトレバ−4Aのe方向へのシフト時も
、アクチュエータ5Bにおける出力部材5Bgおよび5
Bhの作用は、シフトレバ−4Aがd方向ヘシフトされ
たときと同一となる。
このようなシフト方向の作用に対し、セレクト方向の作
用と、そのセレクト位置におけるスリーブIQあるいは
inの操作は下記のように行なわれる。
セレクト位置Selの作用:シフトレバ−4Aをシフト
方向における申立位置に設定した状態において、第5図
に示すように、シフトレバ−4Aをセレクト位置Set
の位置に設定すると、その設定する動きは先端4Ab、
シフトレバーハウジング4B、ビン4Bb、シャフト4
E、溝4Eaおよびねじ3Adを介して、フォークヘッ
ド3Aを第7図あるいは第8図の位置に設定する。
この状態は、上述の本発明の実施例の構成において説明
したように、フォークヘッド3Aがその軸方向の動きに
おいて、出力部材5Bhおよびフォーク3Bと係合する
状態になる。
この状態において、シフトレバ−4Aを第4図において
d方向あるいはe方向のいずれかヘシフトすると、−上
述のシフト操作の作用説明のように、そのいずれのシフ
ト方向の操作においても出力部材5Bgが最左端へ移行
し、出力部材5Bhが最右端へ移行する。
その結果、そのシフト操作によるIB力部材5Bhの右
端への移行は、溝5Bj、突起3Ae、b*3Aaおよ
び突起3Baを介して、フォーク3Bを第4図の右方ヘ
シフトさせ、そのシフトは第3図におけるスリーブ1q
を歯車1にの側にシフトさせることになる。
すなわち、主変速機の側においては、シフトレバ−4A
がセレクト位1iselに設定されている状態において
、シフトレバ−4Aがその中立位置からいずれのシフト
方向へシフトされた場合であっても、主変速機1におい
て動力の流れる経路は上述の rl)歯車1に、Igの第1番の歯車列における後退運
転1 に設定されることになる。
なお、この場合において出力部材5Bgの上記左端への
移行は遊びの状態となっている。
セレクト位置Se2の作用:第5図において、シフトレ
バ−4Aをセレクト位1tselの位置からセレクト位
置Se2の位置に設定すると、その設定する動きは支点
4Aaを中・らにシフトレバ−4Aが反時計まわり方向
に揺動し、その揺動によって先端4Abは、シフトレバ
−ハウジング4B、ビン4Bb、シャツl−4E 、溝
4Eaおよびねじ3Adを介して、フォークヘッド3A
を第7図あるいは第8図の位置におけるセレクト位置S
e2に設定する。
この状態は、」−述の本発明の実施例の構成において説
明したように、フォークヘッド3Aがその軸方向の動き
において、出力部材5Bgおよびフォーク3Bと係合す
る状態になる。
この状態において、セレクト位置Selにおけると同様
シフトレバ−4Aを第4図においてd方向あるいはe方
向のいずれかヘシフトすると、そのいずれのシフト方向
の操作においても出力部材5Bgが最左端へ移行し、出
力部材5Bhが最右端へ移行する。
その結果、そのシフト操作による出力部材5Bgの左端
への移行は、溝5B +、突起3Af、溝3Aaおよび
突起3Baを介して、フォーク3Bを第4図の左方へシ
フトさせ、そのシフトは第3図におけるスリーブtqを
歯車1jの側にシフトさせることになる。
すなわち、シフトレバ−4Aがセレクト位置Se2に設
定されている状態において、シフトレバ−4Aがその中
立位置からいずれのシフト方向ヘシフトされた場合であ
っても、主変速機lにおいて動力の流れる経路は上述の r2)歯車IJ、Ifの第2番の歯車列における低速運
転j に設定されることになる。
なお、この場合において、出力部材5Bhの上記右端へ
の移行は遊びの状態となっている。
セレクト位置Se3の作用:同様にW45図において、
シフトレバ−4Aがセレクト位置Se3に設定されると
、上述の本発明の実施例の構成において説明したように
、フォークへラド3Aがその軸方向の動きにおいて、出
力部材5Bhおよびフォーク3Dと係合する状態になる
この状態において、上記と同様シフトレバ−4Aを第4
図においてd方向あるいはe方向のいずれかヘシフトす
ると、そのいずれのシフト方向の操作においても出力部
材5Bgが最左端へ移行し、出力部材5Bhが最右端へ
移行するその結果、そのシフト操作による出力部材5B
hの右端への移行は、溝5BJ、突起3Ag、溝3Ab
および突起3Daを介して、フォーク3Dを第4図の右
方ヘシフトさせ、そのシフトは第3図におけるスリーブ
1nを歯車1iの側にシフトさせることになる。
すなわち、シフトレバ−4Aがセレクト位置Se3に設
定されている状態において、シフトレバ−4Aがその中
立位置からいずれのシフト方向ヘシフトされた場合であ
っても、主変速機lにおいて動力の流れる経路は上述の r3)歯車1i、1eの第3番の歯車列における中速運
転j に設定されることになる。
なお、この場合において、出力部材5Bgの上記左端へ
の移行は遊びの状態となっている。
セレクト位置Se4の作用:同様に第5図において、シ
フトレバ−4Aがセレクト位置Se4に設定されると、
上述の本発明の実施例の構成において説明したように、
フォークヘッド3Aがその軸方向の動きにおいて、出力
部材5Bgおよびフォーク3Dと係合する状態になる。
この状態において、上記と同様シフトレバ−4Aを第4
図においてd方向あるいはe方向のいずれかヘシフトす
ると、そのいずれのシフト方向の操作においても出力部
材5Bgが最左端へ移行し、出力部材5Bhが最右端へ
移行するその結果、そのシフト操作による出力部材5B
gの左端への移行は、溝5Bi、突起3Ah、溝3Ab
および突起3Daを介して、フォーク3Dt−第4図の
左方へシフトさせ、そのシフトは第3図におけるスリー
ブ1nt−歯車1bの側にシフトさせることになる。
すなわち、シフトレバ−4Aがセレクト位置Se4に設
定されている状態において、シフトレバ−4Aがその中
立位置からいずれのシフト方向ヘシフトされた場合であ
っても、主変速機lにおいて動力の流れる経路は上述の r4)歯車1bと中間軸1hとの直結運転Jに設定され
たことになる。
なお、この場合において、出力部材5Bhの」二記右端
への移行は遊びの状態となっている。
L記の主変速機1における作用に対して、次に副変速機
2の作用を説明する。
第3図における中立の状態から、スリーブ2gを右方へ
操作して、ハブ2hと歯車2eとを結合すると、中間軸
ihからの動力の流れは、歯車2aおよび2c、副軸2
b、歯車2dおよび2e、スリーブ2gおよびハブ2h
を介して出力軸2fに伝動する。
これに対して、第3図における中立の状態からスリーブ
2gを左方へ操作して、ハブ2hと歯車2aとを結合す
ると、中間軸1hからの動力の流れは、歯車2a、スリ
ーブ2gおよびハブ2hを介して、出力軸2fに伝動す
る状態になる。
すなわち、副変速機2における変速運転は、1)低速運
転。
2)直結運転。
の2通りとなる。
上記第3図における副変速機2の作用説明に対し、第3
図におけるスリーブ2gの操作は下記のシフト操作によ
って行なわれる。
d方向のシフト:シフトレバ−4Aが任意のセレクト位
置に設定している状態において、シフトレバ−4Aが第
4図の中立位置の状態からそのシフト方向における矢印
d方向にシフトされると、下記の作用が生ずる。
先端4Abがハウジングレバー4Bを右方向にシフトさ
せ、そのシフトによってシフトレバ−ハウジング4Bは
、溝4Bdを介してフォーク4Dを、現在の中立位置か
ら第4図において右方向にシフトさせ、そのシフトは、
フォーク4Dが第3図においてスリーブ2gを右方向に
シフトさせる。
このことは、第3図における副変速機2の説明において
、 「1)低速運転1 に設定されたことになる。
e方向のシフト:また逆に、任意のセレクト位置におい
て、シフトレバ−4Aが第4図の中立位置のから矢印e
方向にシフトされたときは、先端4Abがハウジングレ
バー4Bを左方向にシフトさせ、そのシフトによってシ
フトレバ−ハウジング4Bは、溝4Bdを介してフォー
ク4Dを、現在の中立位置から第4図において左方向に
シフトさせ、そのシフトは、フォーク4Dが第3図にお
いてスリーブ2gを左方向にシフトさせる。
このことは、第3図における副変速機2の説明において
、 r2)直結運転1 の状態に設定されたことになる。
このように、主変速Ia1と副変速機2とは、それぞれ
独立して変速を可能としているが、主変速機lと副変速
機2とは中間軸thによって直結しているため、主変速
機lと副変速機2とからなる本変速機の総合変速の範囲
は、主変速機lの変速範囲に副変速機2における2通り
の変速範囲をかけあわせたものとなる。
結局、その総合変速範囲は下記のようになるl)セレク
ト位置Selの設定によって、主変速機lの側の伝動経
路を歯車1に、1gの第1番の歯車列に選択し、副変速
機2の側において低高のシフト操作をした後退の第1速
および第2速の運転。
この場合、セレクト位置Selにおいてシフトレバ−4
Aがd方向ヘシフトされたことによって、後退の第1速
が設定されたとき、その動力の流れは第11図における
1点破線によって示す流れとなり、同じくセレクト位置
Selにおいてシフトレ/<−4Aがe方向ヘシフトさ
れたことによって、後退の第2速が設定されたとき、そ
の動力の流れは第11図において破線によって示す流れ
となる。
なお、第11図は第3図のスケルトン図を示したもので
ある。
2)セレクト位置Se2の設定によって、主変速機lの
側の伝動経路を歯車IJ、ifの第2番の歯車列に選択
し、副変速機2の側において低高のシフト操作をした前
進の第1速および第2速の運転。
この場合の第11図における動力の流れは、1−配給1
のセレクト位置Selにおける歯車lkと歯車1gを流
れている破線および一点破線の部分が、歯車1jおよび
ifの部分を流れることになる。
3)セレクト位置Se3の設定によって、主変速機lの
側の伝動経路を歯車1i、leの第3番の歯車列に選択
し、副変速機2の側において低高のシフト操作をした前
進の第3速および884速の運転。
この場合の第11図における動力の流れは、上記第1の
セレクト位置Selにおける歯車lkと歯車1gを流れ
ている破線および一点破線の部分が、歯車1jおよび1
eの部分を流れることになる。
4)セレクト位置Se4の設定によって、主変速機1の
側の伝動経路を歯車1bの第4番の歯車列に選択して、
副変速4112の側において低高のシフト操作をした前
進の第5速および第6速の運転。
この場合の第11図における動力の流れは、上記第1の
セレクト位置Setにおける歯車1にと歯車1gを流れ
ている破線および一点破線の部分が、歯車1bから直接
中間軸ihに流れることになる。
以上の説明から、本発明における実施例の作用を整理す
るとw41表のようになる。
すなわち、第1表を使用して、変速機全体の変速操作を
説明すると下記のようになる。
1)シフトレバ−4Aがセレクト位2tselに設定さ
れると、フォークヘッド3Aはその軸方向への動きにお
いて出力部材5Bhとフォーク3Bに係合する。
このとき、出力部材5Bgは単に遊びの状態となってお
り、またフォーク3Dはフォークへラド3Aと係合しな
い状I島となっている。
a:この状態において、シフトレバ−4Aを第1表 第4図の中立位置から矢印d力向へシフ]・すると、−
上述した作用説明のように後退の第1速(第1表におけ
るR1)に設定される。
b:上記aの操作に対し、このセレクト位置Selにお
ける中立位置から、シフトレバ−4Aを第4図の矢印e
方向ヘシフトすると、L述した作用説明のように後退の
第2速(第1表におけるR2)に設定される。
すなわち、セレクト位置Selが選択された場合は、主
変速4m!lにおいてその伝動経路が歯車列1g、lk
からなる第1の歯車列に選択され、そのセレクト位置に
おいてシフトレバ−4Aをd力向とe方向へ順次選択シ
フトしてゆくと、後退の第1速と後退の第2速が選択で
きることになる。
2)シフトレバ−4Aがセレクト位lSe2に設定され
ると、フォークヘッド3Aはその軸方向への動きにおい
て出力部材5Bgとフォーク3Bに係合する。
このとき、出力部材5Bhは単に遊びの状態となってお
り、またフォーク3Dはフォークヘッド3Aと係合しな
い状態となっている。
a:この状態において、シフトレバ−4Aを第4図の中
立イ装置から矢印d方向ヘシフトすると、上述した作用
説明のように前進の第1速に設定される。
b:」−記aの操作に対し、このセ[/クト位置Se2
における中立位置から、シフトレバ−4Aを第4図の矢
印e方向ヘシフトすると、−上述した作用説明のように
前進の第2速に設定される。
すなわち、セレクト位置Se2が選択された場合は、主
変速機lにおいてその伝動経路が歯車列1f、1jから
なる第2の歯車列に選択され、そのセレクト位置におい
てシフトレバ−4Aをd方向とe方向へ順次選択シフト
してゆくと、前進の第1速ど第2速が選択できることに
なる。
上記WS1表におけるセレクト位置SelおよびSe2
の説明から理解できるように、セレクト位置Setとセ
レクト位置Se2との隣接し合った2つのセレクト位置
においてはフォークヘッド3Aが常にフォーク3Bに係
合し、その保合状態においてフォークヘッド3Aがセレ
クト位置Selにおいて出力部材5Bhに係合し、その
次のセレクト位置Se2においてはフォークヘッド3A
が出力部材5Bgに係合し、それらの係合順序に従い、
セレクト位置Selからセレクト位置Se2においてそ
れぞれシフトレバ−4Aを第4図のd方向とeブ」向ヘ
シフトさせてゆくことによって、第1表に示す後退の第
1速(R1)、後退の第2速(R2)、前進の第1速お
よび前進の第2速を順次得ることができるものとなって
いる。
更に上記変速操作に続いて、セレクトイhiがSe3お
よびSe4に選択されてゆく場合は、フォークへラド3
Aがフォーク3Dに係合し、フォークヘッド3Aとフォ
ーク3Bとの係合が解除され、フォーク3Dが第3図に
おいてスリーブinを操作することになる。
この場合において、第3図の第1の歯車列(歯車1にお
よびIgの列)と第2の歯車列(歯車1jおよびIfの
列)によって構成するスリーブtqを含めた第1の組と
、第3の歯車列(歯車1iおよびleの列)と第4の歯
車列(歯車ibおよびldの列)によって構成するスリ
ーブ1nを含めたwS2の組とを比較すると、その第1
の組と第2の組はそのスリーブが軸方向ヘシフトする構
成についてまったく同一の構成となっている。
また、第1表に示すようにフォークヘッド3Aと各出力
部材との保合順序はセレクト位置SelおよびSe2の
場合(すなわち上記第1の組における変速操作の場合)
とセレクト位置Se3およびSe4の場合(すなわち上
記第2の組における変速操作の場合)とが全く同一の保
合順序となっている。
従って、第2の組における変速操作においても、シフト
レバ−4Aをセレクト位置Se3からセレクト位置Se
4へ選択してゆく過程において、そのシフト方向の操作
を第1の組における場合と同様にシフトアップ(shi
ft  up)してゆけば、その変速は主変速機1にお
ける一上記第3の歯車列と第4の歯車列を使用した第1
表に示す前進の第3速から前進の第6速までの各変速比
を選択することができることになる。
また、上記第3図における実施例において一ト変速機l
には上記第1の組と第2の組の歯車列の組のみが存在す
るが、第3図において今、仮に仮想のフォーク3Xと仮
想の第3の組を更に設け、且つそのフォーク3Xによっ
て第3の絹における変速操作を希望するならば、第1表
の説明から理解できるように、その第3の組の変速操作
においては、新たにセレクト位MSe5およびSe6を
設けることが可能となる。
またこの場合において、そのセレクト位置Se5あるい
はSe6におけるフォークヘッド3Aと各出力部材との
係合順序は、第1表における第1の組と第2の組におけ
る係合順序からして、第1表の仮想線によって囲まれた
保合順序とすればよいことは明らかであり、その係合順
序によって新たに87速から第10速までの各変速比を
選択することができることになる。
このように、これらの組は第1表の係合順序に従って、
第nの歯車列から構成する歯車列の組を第n / 2の
組まで設けることができることになる。
ここで」二記シフトアップの作用に対し、そのシフトダ
ウン(shift  down)の変速操作は、上記操
作と逆の順序の操作を行なえばよいことは容易に理解で
きるであろう。
以−にのごとく、」二記本発明の実施例は第12図にそ
の変速パターンを示すように、単一のシフトレバ−4A
をセレクト方向の各セレクト位置Sel、Se2、Se
3あるいはSe4へ任意に選択し、それら各セレクト位
置においてシフトレバ−4Aをdあるいはeのシフト方
向へシフトする、いわゆるH型のシフトパターンによっ
てその変速操作をすることができるものとなっている。
この場合、第12図においてR1,R2、l、2.3.
4.5および6のそれぞれは、後退の第1速、第2速、
前進の第1速、第2速、第3速、第4速、第5速および
WIJ6速の変速位置を示している。
また、この変速パターンは、」二配給1表に説明したよ
うに、第n / 2の組までの歯車列の組を設けたとき
は、理論上、セレクト位@Se。
nまでを有したH型パターンを構成させることができる
ものである。
なお、上記実施例においては、シフトレバ−4Aが直接
シフトレバ−ハウジング4Bを操作する構成となってお
り、且つそのシフト方向の動きがフォーク4D等の軸方
向の動きと一致したものとなっている。
しかし、この構成はシフトレバ−4Aとシフトレバ−ハ
ウジング4Bとの間にリンク機構を介設し、シフトレバ
−4Aのシフト方向の動きとフォーク4D等の軸方向と
の動きが異なった方向のものとなってもよい。
要するに本発明としては、シフトレバ−4Aのシフト方
向の動きがシフトレバ−ハウジング4Bの軸方向の動き
となり、シフトレバ−4Aのセレクト方向の動きがシャ
フト4Eのその軸心まわりの揺動となる関係になってい
ればよいことになる。
また、第6図における油圧制御回路5の実施例において
は、その使用流体を作動油としているが、作動油に替え
て圧縮空気等の気体を作動流体としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、副変速機2を有した従来の変速機におけるシ
フトレバ−のシフトパターンを示したものであり、 第2図は、第1図におけるシフトパターンを形成させて
いる従来の変速機におけるシフトシャフトの正面図を示
したものであり、 第3図は、主変速機lと副変速4+12を直結した従来
形式の変速機における歯車部分を側断面図によって示し
たものであり、1つ、第3図はそのまま、本発明におけ
る実施例の変速機本体部分ともなっているものであり、 第4図は、第3図におけるスリーブIn、1qおよび2
gを操作する本発明における一実施例としての変速機の
操作機構を側断面図によって示したものであり、 第5図は、第4図におけるイ矢視を示し、第6図は、第
4図におけるフォークヘッド3Aを操作する油圧制御回
路5のシステム図を示し、 第7図は、第4図におけるイイ断面図を示し第8図は、
第4図におけるロロ断面図を示し第9図および第1O図
のそれぞれは、pltJ6図における切換弁5Aの作動
説明図を示し、第11図は、第3図におけるギアートレ
イン(gear  train)をスケルトン図によっ
て示したものであり、 第12図は、第4図におけるシフトレバ−4Aのシフト
パターンを示したものである。 実施例に使用した主な符合は下記のとうりである。 l二主変速機、 la:入力軸、 lh:中間軸、  
1nおよびlq;スリーブ、  1mおよび1p:ハブ
。 2:副変速機、 2f;出力軸、 2g;スリーブ、 
 2h;ハブ。 3A:フォークヘッド(セレクト部材)、3Bおよび3
D:フォーク。 4A:シフトレバ−、4B:シフトレバーハウジング、
  4D:フォーク、 4E:シャフト。 5:油圧制御回路、 5A:切換弁、  5B=7クチ
ユエータ、 5ngおよび5Bh:出力部材。 特許出願人  アイシン精機株式会社 代表者 中井令夫 第1図 第2図 第9図 第10 FA

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力軸から分岐した第1番から第n番目までの各歯
    車列は、前記第1番から順次、隣接し合う奇数番目と偶
    数番目の両歯車列ごとに一つの組を構成させた第1から
    第n/2までのn/2組の組を形成し、 前記奇数番目の歯車列における最終歯車と 前記偶数番目の歯車列における他の最終歯車との軸方向
    の間には、それぞれ前記組ごとに、常時トルク伝達を可
    能に中間軸へ嵌合しているスリーブを介設し、 前記スリーブは、前記軸方向における中立 位置から前記軸方向の一方あるいは他方へ択一的にシフ
    トすることによって、前記最終歯車あるいは前記他の最
    終歯車における回転が択一的に前記スリーブを介して前
    記中間軸へ伝動する、 上記構成からなる主変速機と、 前記中間軸と、前記中間軸から分岐した歯 車列における一の最終歯車との前記軸方向の間には、常
    時トルク伝達を可能に出力軸へ嵌合している他のスリー
    ブが介設し、 前記他のスリーブは、前記軸方向における 中立位置から前記軸方向の一方あるいは他方へシフトす
    ることによって、前記一の最終歯車あるいは前記中間軸
    の回転が択一的に前記スリーブを介して前記出力軸へ伝
    動する、 上記構成からなる副変速機との、 前記両変速機からなる歯車変速機において、シフトレバ
    ーがそのシフト方向における中 立位置を中心としてそのシフト方向における一方あるい
    は他方へ択一的に操作されたとき、前記他のスリーブお
    よび切換弁がそれぞれ前記軸方向における中立位置から
    その一方あるいは他方へ択一的にシフトされる関係をな
    し、 前記切換弁は、 a:前記軸方向における中立位置に設定さ れているとき、流体圧力源と出口孔との連通を閉じ、且
    つ該出口孔を大気に連通し、 b:前記軸方向における中立位置からその 一方あるいは他方へシフトされたとき、前記流体圧力源
    と前記出口孔とを連通し、且つ該出口孔と大気との連通
    を閉じる、 上記構成をなし、 前記出口孔は、アクチュエータにおけるポ ートに連通し、 前記アクチュエータは、 a:前記出口孔が前記大気に連通している とき、前記アクチュエータにおける流体が前記ポートか
    ら前記出口孔を介して大気に排出されることによって、
    一方の出力部材と他方の出力部材が前記軸方向における
    中立位置に設定され、 b:前記出口孔が前記流体圧力源に連通し たとき、前記流体圧力源における圧力流体が前記出口孔
    および前記ポートを介して前記アクチュエータへ圧送さ
    れることによって、前記軸方向において、前記一方の出
    力部材が一方へ、および前記他方の出力部材が他方へシ
    フトする、 上記構成をなし、 前記各スリーブと、前記一方の出力部材あ るいは前記他方の出力部材との間には、前記シフトレバ
    ーにおけるセレクト方向の動きと連動して前記軸方向と
    直交する方向に動くセレクト部材を介設し、 前記セレクト部材は、 前記シフトレバーが1番目のセレクト位置 からn番目のセレクト位置に設定されてゆくとき、 a:前記1番目のセレクト位置から順次、 セレクト位置ごとに、前記一方の出力部材あるいは前記
    他方の出力部材へ交互にその軸方向の動きの関係におけ
    る係合を切換え、 且つ、 b:前記1番目のセレクト位置からその隣 接し合った2つのセレクト位置ごとに、順次、前記第1
    番目の組におけるスリーブから前記第n/2番目の組に
    おけるスリーブへと、その軸方向の動きの関係における
    係合を切換えてゆく、 以上の構成からなる変速機の操作機構。
JP12330084A 1984-06-14 1984-06-14 変速機の操作機構 Pending JPS612952A (ja)

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