JPS61295149A - 車輌用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発光ダイオードを光源として使用する車輌用灯
具に関する。

〔従来の技術〕

近年、半導体技術の発達によシ輝度の高い、発光ダイオ
ードが開発され、しかも安価に入手できるようになった
ことから、車輌用灯具、例えば制動灯１尾灯さらには通
常車体の後部外側に設置され通称ハイマウントストップ
ランプと呼ばれている灯具などの光源として検討されて
いる。その太き々理由は上述した高い輝度のものが安価
に入手できるようになったこと以外にも、一般の電球と
異なシフィラメントを有していないため半永久的寿命を
有する。フィラメントの断線がないため交換を必要とせ
ず灯具自体および取付位置に対する制約が少ない、灯具
を薄型軽量化でき取付加工が容易である。電球と比較し
て発熱が著しく少なくかつ小型化が可能となる等の優れ
た特徴を備えていることによるもので、今後の灯具の方
向を指し示すものと云える。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、車体外部に設置されるハイマウントストップラ
ンプ等の灯具は灯具全体が雨水に晒されるため、灯体を
ガスケット等でシールし防水構造にする必要があるが、
そうすると構造が複雑化し、高価になったシ重量増加を
きたすばかシか、発光ダイオードは一般の電球と比較し
て発熱量が少ないとれ云え、防水構造にすると熱が内部
にともシ灯体内の温度が上昇すると、発光ダイオードの
発光効率が低下し、暗くなるという不都合があった。

そのため通気孔等によシそれなシの放熱対策を施す必要
があるが、通気孔を設けるとそこから雨水等が浸入し、
防水構造を採ることができなくなる。

また、灯具が車体外に突出していると、外観上体裁が悪
い。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る車輌用灯具は上述したような問題を解決す
べくなされたもので、車体に設けられた照明窓に対応し
て車体内に配設された灯体と、この灯体内に配設された
多数の発光ダイオードと。

前記照明窓を気密に閉塞し車外と車内とを隔絶するレン
ズフィルターと、前記発光ダイオードから出た光を前記
照明窓方向に反射させる反射鏡とで構成したものである
。

〔作用〕 本発明においては灯体を車体内に配置し、照明窓をレン
ズフィルターで気密に閉塞しているので、灯体自体を防
水構造にしなくとも灯体内への雨水の浸入を確実に防止
でき、また雨水が浸入しなければ放熱構造の採用が容易
である。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明をハイマウントストップランプに適用し
た場合の第１実施例を示す断面図、第２図は同ランプを
備えた自動車の外観斜視図である。

これらの図において、１は自動車、２は自動車１の後部
、例えばリヤウィンド３の上端に沿って左右方向に長く
形成され車体５の後方に向って開放する照明窓、６は照
明窓２に対応して車体５内に配設されたハイマウントス
トップランプで、このランプ６は、ブラケット７．８を
介して車体５内に配設され上面が開放する箱形の灯具ボ
ディ９と、灯具ボディ９の上面開口部を閉塞し該ボディ
９と共に灯体１０を形成する表面レンズ１１と、灯体１
０内に配設されたインナーレンズ１２および多数の発光
ダイオード１３と、前記照明窓２にガスケット１４を介
して配設され該照明窓２を気密に閉塞するレンズフィル
ター１５と、前記発光ダイオード１３から出てインナー
レンズ１２および表面レンズ１１を透過した上方に向う
光を車体後方、すなわち前記照明窓２方向に反射させる
反射鏡１６等で構成されている。

前記灯具ボディ９は、アルミニウム等の放熱特性に優れ
た材料で製作されて一方のブラケット７に複数個の止め
ねじ１８によシ強固に固定され、底面には複数個の通気
孔１Ｔが形成されている。

また、灯具ボディ９は他方のプラテン）８．２０を介し
て車体５に固定保持されている。前記通気孔１７は発光
ダイオード１３の発熱等による灯体１０内の温度上昇を
防止する上で有効とされる。

前記表面レンズ１１は透明もしくは赤色に着色された透
光性を有する樹脂、ガラス等で形成され、その内側面に
は多数の小さ々凸レンズ２４が密集して形成されている
。

前記インナーレンズ１２は透明もしくは透光性を有する
樹脂によって形成され、表面には多数の魚眼集光レンズ
２５が密集して一体に形成されている。魚眼集光レンズ
２５は発光ダイオード１３から出た光を屈折させ略平行
光線となるように制御するもので、第３図に示すように
底部の各辺が略等しい方形の輪郭形状を有する半球状の
球面レンズで構成されている。

前記発光ダイオード１３は前記インナーレンズ１２の各
魚眼集光レンズ２５にそれぞれ対応して発光ダイオード
１３の端子脚を介してプリント基板２６の表面にマトリ
ックス状に実装されている。

一方、プリント基板２６の裏面には複数個のダイオード
点灯用抵抗体２７が各発光ダイオード１３に対応して実
装されている。

前記反射鏡１６は上端が前記照明窓２の上縁でガスケッ
ト１４の内側に固定され、下端が前記ブラケット８によ
って保持固定されることによシ、前記灯体１０の上方に
略４５°傾斜して配設されている。したがって、インナ
ーレンズ１２および表面レンズ１１を透過して上方に向
う発光ダイオード１３からの光は反射＠！１６によって
車体後方向に反射され、レンズフィルター１５を照射ス
ル。

かくして、このような構成からなるハイマウントストッ
プランプ６によれば、照明窓２とレンズフィルター１５
との隙間をガスケット１４でシールしているので、照明
窓２から車体５内に雨水が浸入するのを確実に防止でき
、したがって灯体１０を防水構造にする必要がなく、灯
体１０の構造が簡単である。また防水構造にする必要が
なければ、灯具ボディ９に通気孔１Ｔを自由に設けるこ
とができるので、発光ダイオード１３の点灯時における
ダイオード点灯用抵抗体２７の発熱を通気孔１Ｔから放
熱することができ、灯体１０内の温度上昇を防止し得る
。したがって、発熱による発光ダイオード１３への影響
が少なく、その光量低下を防止することができる。また
、単に通気孔１７を設けるだけでなく、ファンを灯体内
または灯体外に配設すれば、灯体１０内の空気を強制的
に排出することができ、一層数熱効果を向上させること
ができる。また、灯体１０を車体５内に配設しているの
で、自動車１の外観を損うこともない。

また、ハイマウントストップランプ６は制動灯。

尾灯３０等とは異なシ通常ドライバーの目の高さ位置付
近に設置され、ブレーキ時に制動灯と共に明るく点灯さ
れるととから、後続車のドライバーに注意をよシ一層喚
起させることができる。したがって、追突事故を未然に
防止でき、道路交通上の安全確保に効果大である。

第４図は本発明の第２実施例を示す断面図である。本実
施例は、レンズフィルター１５の内側面に多数の小さな
凸レンズ２４を密集して一体に形成し、灯具ボディ９の
開口部を閉塞する表面レンズを省略した点、灯具ボディ
９を反射鏡１６を略平行になるよう前下シに略４５°傾
斜させて車体５内に配設した点および反射鏡１６の下端
に湾曲反射部１６Ａを延設した点において上記実施例と
異なシ、他の構成は大略同一である。

このような構成においては、レンズフィルター１５を透
過し車体外部に出射する光量を上記実施例と比較して増
大させることができ、照明効果を向上させる利点を有す
る。すなわち、上記第１実施例においては、灯体１０が
ほぼ水平上向きで、レンズフィルター１５がほぼ垂直で
、反射鏡１６が略４５°傾斜しているため、レンズフィ
ルター１５の高さ方向全幅を有効に利用して光を後方に
出射させるためには照明窓２の有効高さＨと、最前列と
最後列のダイオード間の間隔りとをほぼ等しく設定（Ｈ
＝Ｄ　）する必要があるのに対して、本実施例において
は灯具ボディ９を反射鏡１６とほぼ平行に々るよう略４
５°傾斜させているので、ダイオード間の間隔Ｄ１を照
明窓２の有効高さＨより大きく（Ｉｈ＞Ｈ）設定するこ
とができる。したがって、プリント基板２６によシ多く
の発光ダイオード１３を実装することができ、照明に有
効な光量を増大させ得るものである。

第５図は本発明の第３実施例を示すものである。

この実施例はリアウィンド３の下端に治って配設したも
ので、反射鏡１６を湾曲形成し、レンズフィルター１５
の傾斜角度を小さくすると共に該フィルター１５の内側
面に凹レンズからなる多数の拡散レンズ４０を密集して
一体に形成し、第４図実施例と同様発光ダイオード１３
から出た直射光と、反射鏡１６によって反射した反射光
とでレンズフィルター１５を照射するようにしたもので
ある。このような構成においても、直射光と反射光を利
用しているので、第１図に示した実施例と比較して発光
ダイオード１３の数を増やすことなく車体外部に出射す
る光量を増大させ得ることは明らかであろう。

第６図は本発明の第４実施例を示す断面図である。この
実施例はＤとＨとの寸法関係をよシ効果的にするため、
すなわちＤに比べてＨな十分小さくするため、プリント
基板２６をその中間部において略逆への字状に屈曲させ
、一方の屈曲片２６Ａ上に配設された発光ダイオード１
３から出た光を反射鏡１６の湾曲反射部１６Ａによって
レンズフィルター１５方向に反射させ、他方の屈曲片２
６Ｂ上に配設された発光ダイオード１３から出た光を反
射鏡１６の直線部１６Ｂによって同じくレンズフィルタ
ー１５方向に反射させるように構成したものである。そ
の他の構成は、灯具ボディ９の設置角度を除いて第４図
に示した第２実施例と大略同じである。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明に係る車輌用灯具は、車体に設
けた照明窓をレンズフィルターで気密に閉塞し、照明窓
に対応して灯体を車体内に配設し、灯体内に配設された
発光ダイオードからの光を反射鏡によって照明窓方向に
反射させるようにしたので、灯体を防水構造にしなくと
も雨水が灯体内に浸入することがなく、そのため灯体の
構造が簡単で、放熱対策のための通気孔を積極的に設け
ることが可能である。また、車体内に配設しているので
、自動車の外観を損うととも少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をハイマウントストップランプに適用し
た場合の第１実施例を示す断面図、第２図は同ランプを
備えた自動車の外観斜視図、第３図はインナーレンズの
斜視図、第４図は本発明の第２実施例を示す断面図、第
５図は本発明の第３実施例を示す断面図、第６図は本発
明の第４実施例を示す断面図である。 ２・・・・照明窓、５・・・・車体、６・・・・ハイマ
ウントストップランプ、９・・・・灯具ボディ、１０・
・・・灯体、１１・・・・表面レンズ、１２・・・・イ
ンナーレンズ、１３１１・拳・発光ダイオード、１４・
・・・ガスケット、１５・・・・レンズフィルター、１
６・・・・反射鏡、１γ・・・・通気孔、２６・・・・
プリント基板。 特許出願人　株式会社小糸製作所 代理人　山川政樹（を丘か２名） 第３図 第４図 １扇「娶、 特開口ＲＧＩ−２９５１４９（５） 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体に設けられた照明窓に対応して車体内に配設された
   灯体と、この灯体内に配設された多数の発光ダイオード
   と、前記照明窓を気密に閉塞し車外と車内とを隔絶する
   レンズフィルターと、前記発光ダイオードから出た光を
   前記照明窓方向に反射させる反射鏡とを備えたことを特
   徴とする車輌用灯具。