JPS61206104A - 車輛用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発光ダイオードを光源として使用する車輌用灯
具に関し、特に車体外部に設置される灯具において灯具
の大きさ、ダイオードの数および輝度を変えることなく
点灯時の眩光を防止するようにしたものである。

〔従来の技術〕

近年、半導体技術の発達によシ輝度の高い発光ダイオー
ドが開発され、・しかも安価に入手できるようになった
ことから、車輌用灯具１例えば制動灯２尾灯さらには車
体の後部外側に設置され通称ハイマウントストップラン
プと呼んでいる灯具などの光源として検討されている。

その大きな理由は、上述した高い輝度のものが安価に入
手できるようになったこと以外にも、一般の電球と異な
シフィラメントを有さないため半永久的寿命を有する。

フィラメントの断線による交換を必要とせず灯具自体お
よび取付位置に対する制約が少々い。

灯具を薄型化でき取付加工が容易である。電球に比べて
発熱が著しく少なく且つ小型化が可能となる等の多くの
優れた特徴を備えていることによるもので、今後の灯具
の方向を指し示すものと云える。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、ハイマウントストップランプは制動灯９尾灯
などの一般の灯具とは異なシ、通常ドライバーの目の高
さ位置付近に設置され、ブレーキ時に制動灯と共に明る
く点灯されることから、後続車のドライバーに注意をよ
シ一層喚起し、追突事故等を未然に防止するものである
。しかし、目の高さ付近であるが故に、後続車ドライバ
ーにとって眩しく、目がくらみ思わぬ事故を誘発するこ
とがあった。そこで、このような問題を解決する方法と
しては、ランプ自体を小さくしたシ、発光ダイオードの
輝度を下げることも考えられるが１そうすると今度は逆
に後続車ドライバーの目にとまシずらく、′また何のた
めに点滅するのか迷ったシして本来の機能を果さなくな
るという不都合があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る車輌用灯具は上述したような点に鑑みて表
されたもので、多数の発光ダイオードを光源として使用
し車体外部に設置された灯具でおって、灯具ボディと、
この灯具ボディの前面開口部を塞ぎ表面にマスキング塗
装が施されることにより光透過部と光不透過部とを有す
る前面レンズと、前記灯具ボディ内に配設され表面に多
数の発光ダイオードが前記光透過部に対応して実装され
た基板と、前記各発光ダイオードにそれぞれ対応して該
ダイオードの前方に配設された多数の集光レンズとで構
成したものである。

〔作用〕

本発明においては、前面レンズに光透過部と光不透過部
とを設け、外部に出射する光の量を制御。

換言すれば光透過部のみを照明しているので、灯具自体
を小型化する必要がなく、また各発光ダイオードの輝度
自体は変らず灯具全体としての平均輝度が低下するため
、後続車ドライバーへの眩光を防止する。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明をハイマウントストップランプに適用し
た場合の一実施例を示す断面図、第２図は同ランプを備
えた自動車の外観斜視図、第３図は前面レンズの一部破
断斜視図、第４図はレンズ体とダイオード画成部材の一
部破断斜視図である。

これらの図において、１は自動車２の後部外側。

例えばリヤウィンド３の主部中央に設置され九ノ・イマ
ウ／トストップランプで、このランプ１は車体後方に向
って開放する箱形の灯具ボディ４と。

この灯具ボディ４の開口部を塞ぐ前面レンズ５と。

前記灯具ボディ４内に配設されたレンズ体６．基板Ｔお
よびダイオード画成部材８と、前記基板６０表面に所定
の間隔をおいてマトリックス状に実装された多数の発光
ダイオード９と、基板６の裏面に実装されたダイオード
点灯用抵抗体１０と。

この抵抗体１０をモールドする樹脂１１等で概ね構成さ
れている。

前記灯具ボディ４はアルミニウム等の放熱特性に優れた
材料で製作され、リヤウィンド３の枠体１２に取付はボ
ルト１３およびナツト１４を介して固定されるもので、
その上面には表面積を大きくし放熱効果を増大させるた
め鋸歯状の凹凸部１５が形成され、また背面上部には外
気を該ボディ内に取入れる２つの空気孔１６ｍ、１６ｂ
が、下面の車体前方寄シには排水孔１１がそれぞれ形成
されている。

前記前面レンズ５は透明または赤色に着色された透光性
を有する樹脂もしくはガラスからなシ、その表面を車体
色と同一色の遮光膜１８でマスキング塗装されることに
より、光透過部２０と光不透過部２１を有している。光
透過部２０は第３図に示すように前面レンズ５のほぼ全
幅に亘ってそれぞれ電在する帯状に形成され、高さ方向
に所定の間隔をおいて複数２例えば６つ設けられている
。

そして、前面レンズ５はその内側面に多数の小さな凸レ
ンズ２２が密集して形成され、前記レンズ体６と共に前
記灯具ボディ４の前面開口部に気密に嵌合固定されてい
る。前記レンズ体６はアクリ。

ル樹脂等の透明な合成樹脂によって形成され、前記ダイ
オード画成部材Ｔの表直に密接して配設されるもので、
該レンズ体６の表面には第１図に示すように各発光ダイ
オード９にそれぞれ対応する多数の集光レンズ２３が一
体に形成されている。

また、この集光レンズ２３ｔｉ前記前面レンズ５の各光
透過部２０にその幅において対応して形成されるもので
あシ、そのため第４図に示すようにランプ１の幅方向に
対しては互いに密接し、高さ方向に対しては所定の間隔
、すなわち隣接する光透過部２０．２０間の光不透過部
２１０幅寸法だけ離間して６列に形成されている。そし
て、各集光レンズ２３は、底部が略方形の輪郭形状を有
する略半球状の球面レンズからなシ、その焦点位置もし
くはその近傍に前記発光ダイオード９が配置され、該ダ
イオード９から出た光を集光し前面レンズ５に導いてい
る。

前記ダイオード画成部材８は不透明な合成樹脂によって
一体に形成され、前記各集光レンズ２３にそれぞれ対応
する多数のダイオード収納部２６を有している。各ダイ
オード収納部２６は第４図に示すようにダイオード画成
部材８０表裏面に貫通する略角錐形の孔からなシ、その
壁面が反射面２Ｔを形成し、表面側開口部が前記集光レ
ンズ２３の輪郭形状とほぼ等しく、裏面側開口部よシ大
きく形成されている。そして、各ダイオード９はダイオ
ード収納部２６内にその裏面側開口部より挿入位置され
、これによって隣接するもの同士が互いに隔離されてい
る。なお、前記反射面２Ｔはダイオード画成部材８自体
を光の反射特性に優れた色１例えば白色の合成樹脂材料
で製作されることにより、特別な処理を施すことなく反
射面を形成している。また、ダイオード画成部材８は基
板Ｔの表面に接着剤等により固着されている。

前記樹脂１１としてはエポキシ樹脂等の熱伝導特性に優
れたものが使用され、前記ダイオード点灯用抵抗体１０
および基板Ｔの裏面全体を被っている。この樹脂１１は
各ダイオード点灯用抵抗体１０をモールドし、該抵抗体
１０による発熱を灯具ボディ４に伝達し、ランプ１の放
熱効果を向上させる上で有効とされる。

すなわち、多数の発光ダイオードを使用した灯具におい
ては、灯具自体の温度が上昇すると、発光ダイオードの
発光効率が低下し、光量が減少することから、ダイオー
ド点灯用抵抗体１００発熱を無視することができず、こ
の発熱を樹脂１１を介して灯具ボディ４に伝達し、その
表面全体から放熱することで２ンプ１の放熱対策を図っ
ている。

同時に、前述した空気孔１６ａ％１６ｂよシ外気を取入
れ樹脂１１を空冷することで、よシ一層放熱効果を高め
ている。このため、灯具ボディ４の内部には前記各空気
孔ｔｅａ、１６ｂおよび排水孔１Ｔと連通する空間３０
が形成されている。空間３０に入った外気および用水は
前記排水孔１Ｔより排出される。前記各空気孔１６１．
１６ｂには雨水の侵入を防止する庇３１＆、３１ｂが設
けられ、排水孔１Ｔは下方からの雨水の侵入を防止する
ため迷路状に形成されている。

かくして、このようなハイマウントストップランプ１に
よれば、遮光膜１８のマスキング塗装によシ光透過部２
０と光不透過部２１を設け、発光ダイオード９によって
照明される前面レンズ５の表面積を少なくしているので
、各ダイオード９の輝度は変らずとも、ランプ全体とし
ての平均輝度が低下し、後続車ドライバーへの眩光を防
止することができる。すなわち、光透過部２０および光
不透過部２１が視認される近い距離では、人間は灯具の
明るさを輝度として見、遠い距離（ストップランプとし
ての機能が求められる距離内）になると、明るさと輝度
として見る視覚特性を有するため、本発明はランプ全体
としての平均輝度を低下させることによシ、眩光を防止
しようとするものである。しかも各発光ダイオード９の
輝度は下げていないため、配光規格を満足し、ランプと
しての機能を損うことはない。

また、ダイオード画成部材８によシ各発光ダイオード９
を画成し、その光を反射面２７で前方に反射させている
ので、光の損失が少なく、光透過部２０を明るく照明で
きる。

また、ダイオード点灯用抵抗体１Ｇは樹脂１１によって
モールドされているので、耐振、耐水性に優れ、ランプ
１の耐久性を向上させる。

第５図および第６図は本発明の他の実施例を示す要部の
断面図および斜視図である。この実施例は前面し／ズ５
の各光透過部２０毎に、基板７と、発光ダイオード９と
、ダイオード画成部材８と、レンズ体６と、樹脂１１と
を一体的に結合してユニット化した光源構成体４０を製
作し、これを灯具ボディ４の内部に突設した取付壁４１
に固定するようにしたものである。

このような構成においては光源構成体４ｏの灯具ボディ
４内への取付けが簡単であシ、また、光不透部部２１０
幅が広い場合には隣接する光源構成体４０間に隙間を設
けることができるため、灯具ボディ４内に取入れた空気
をレンズ体６の表面および前面し／ズ５の内側面にまで
導くことができることから、より一層放熱効果を向上さ
せることができるという効果を期待し得る。

第７図は本発明のさらに他の実施例を示す要部断面図で
ある。本実施例は第５図および第６図に示した実施例と
同様、前面し／ズ５の光透過部２０毎に、基板Ｔと、発
光ダイオード９と、ダイオード画成部材８と、レンズ体
６と、樹脂１１とを一体的に結合して光源構成体４０を
製作し、さらに前記樹脂１１の表面にアルミニウム等か
らなるヒートシンク５０を固定したもので、このような
光源構成体４０を灯具ボディ４の内部に設けた仕切壁５
１に配設し、空気孔１６より空間３０内に取入れ九空気
で前記ヒートシンク５０を空冷し、かつファン５２によ
シ前記空間３０内の空気を強制的に外部に排気するよう
にしたものである。

このような構成においても、第５図および第６図に示し
た実施例と同様灯具ボディ４への取付けが簡単であり、
また第１図実施例と比較して放熱効果が優れていること
は明らかであろう。

なお、本発明は上記実施例に何ら特定されるものではな
く、例えば第８図に示すように前面レンズ５の光透過部
２０を格子状に形成したシ、あるいはまた各発光ダイオ
ードにそれぞれ対応して設けられる不連続なものであっ
てもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る車輌用灯具によれば、
前面レンズに光透過部と光不透過部を設け、明るく照明
される面積を小さくしたので、個々のダイオードの輝度
を下げることなく、灯具全体としての平均輝度を低下さ
せることができ、したがって眩光を防止することができ
る。また、構造が簡単で、製作も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をハイマウントストップランプに適用し
た場合の一実施例を示す断面図、第２図は同ランプを設
置した自動車の外観斜視図、第３図は前面レンズの一部
破断斜視図、第４図はレンズ体とダイオード画成部材の
一部破断斜視図、第５図および第６図は本発明の他の実
施例を示す要部断面図および斜視図、第７図は本発明の
さらに他の実施例を示す要部断面図、第８図は前面レン
ズの他の実施例を示す一部破断斜視図である。 １・・・・ハイマウントストップランプ、４・・・・・
灯具ボディ、６・拳・・レンズ体、７・・・・基板、８
・・・・ダイオード画成部材、９・拳・・発光ダイオー
ド、１０・・−拳ダイオード点灯用抵抗体、１１・・・
・樹脂、１８１１・−・遮光膜、２０・・・・光透過部
、２１・・・・光不透過部、２３・・・・集光レンズ、
２６・・・・ダイオード収納部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体の後部外側に設置された灯具ボディと、この灯具ボ
   ディの前面開口部を塞ぎ表面にマスキング塗装が施され
   ることにより光透過部と光不透過部とを有する前面レン
   ズと、前記灯具ボディ内に配設され表面に多数の発光ダ
   イオードが前記光透過部に対応して実装された基板と、
   前記各発光ダイオードにそれぞれ対応して該ダイオード
   の前方に配設された多数の集光レンズを備えたことを特
   徴とする車輌用灯具。