JPS61294116A - 内燃機関用消音器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動二輪車等の内燃機関に用いられる消音器に
関するものである。

（従来の技術） 自動二輪車等の消音器は、消音器Ｊ−流原端排気管を連
通接続し、内部を複数のチャンバに区画してこの間の連
通管で連通接続し、下流端にテイルパイプを接続して排
気を大気に放出し、排気管から排出される排気をチャン
バ内で減衰し、消音を図っている。

（発明が解決しようとする技術課題） ところで従来の消音器で内・該二重構造のものが実用に
供され、内・外の箱間に断熱吸音材を介装し、排気音の
低減と外箱温度低減を図っているが更なる排気音の低減
と温度低減が望まれる。

本発明は以上の技術課題を解決すべくなＸれたもので、
その目的とする処は、排気音の更なる低減と表面温度の
更なる低減を図り得るようにした内燃機関用消音器を提
供するにある。

（技術課題を解決するための手段） 以−Ｌの技術課題を解決するための手段は、内・該−重
の箱体からなり、内箱内に排気導入管を介して排気を導
入し、大気に排気排出管を介して排気を排出するように
した消音器において、内・外の箱間に空間を形成すると
ともに、内箱内表面を門突状にし、好ましくは前記空間
は内箱の全周を囲んで真空に維持するようにしたことに
ある。

（上記手段による作用） 上記手段によれば、導入管から内箱内に導入された排気
に伴なう騒音成分は、内箱内壁が門突で形成されている
ため内壁に当る反射が乱反射となり、音波成分が互いに
干渉し合って減衰し、チャンバ内での減衰が効率良くな
され、排気音低減効果が向１−シ、又内箱が真空の空間
で囲まれているため空気層による音の伝播が抑制され外
箱を通して放射される騒音が低減し、トータルとして高
い騒汗防１１二効果が得られる。そして亦真空空間層に
よって内箱の熱の外箱への伝達が抑制され、表面温度の
低い消音器が実現できる。

（実施例） 次に本発明の好適一実施例を添付図面を参照し−）つ詳
述する。

第１図は本発明の第１実施例に係る消音器（１）の縦断
側面図を、第２図は第１図２−２線断面図である。

消音器（１）は内箱（２）、これの全表面を隙間をもっ
て囲むように設けられた外箱（３）からなり、夫々円筒
系で軸方向両端が塞がっている。

内箱（２）の円筒部内には前後にセパレータ（４）。

（５）が設けられて図中左から上流チャンバ（Ａ）、下
流チャンバ（Ｂ）、中間チャンバ（Ｃ）に画成され、セ
パレータ（４）、（５）には連通管（８）、（７）が軸
方向に貫設され、連通管（６）は−に流チャンバ（Ａ）
と中間チャンバ（Ｂ）とを連通させる如くセパレータ（
４）、（５）を貫通して設けられ、連通管（７）は右の
中間チャンバ（Ｂ）と中間の下流チャンバ（Ｃ）とを連
通させている。

内箱（２）の軸方向両端壁（２ａ）　、　（２ｂ）の中
央部には筒状に成形された取付孔（２ｃ）　、（２ｄ）
を形成し、前端壁（２ａ）の取付孔（２Ｃ）に排気導入
管（８）を嵌装してロー付等で接合し、一方、後端壁（
２ｂ）には排出管をなすテイルパイプ（８）を嵌装し、
テイルパイプ（９）はチャンバ（Ｂ）を縦通してその先
端部（９ａ）をセパレータ（５）に貫通して開口部（８
ｂ）をチャンバ（Ｃ）に臨ませ、後端部（９）は後外方
に突出して大気に連通せしめる。導入管（８）は先端部
（８ａ）を前外方に突出び８口して不図示の排気管に連
通接続せしめ、後端部（８ｂ）は−Ｌ流チャンバ（Ａ）
内に開口する。

内箱（２）の外側は外箱（３）で囲まれ、外箱（３）は
内箱（２）の外周と隙間を保持し、その全面を囲むよう
に設けられる。外箱（３）の両端壁（３ａ）。

（３ｂ）の中央部には筒状の取付孔（３ｃ）　＋’　（
３ｄ）が形成され、取付項（３ｃ）　、　（３ｄ）を内
箱（２）の取付項をなすインロ一部（２ｃ）　、　（２
ｄ）外周から嵌合し、ロー付等で接合一体化する。外箱
（３）の前後の端壁（３ａ）。

（３ｂ）と内箱（２）の前後の端壁（２ａ）、（２ｂ）
　、そして円筒状の胴部（２ｅ）、（３ｅ）との間には
所定隙間の空間（Ｓ）が形成され、空間（Ｓ）は内箱（
２）の全面を覆う。かかる隙間（Ｓ）は真空、例えば大
気圧に対して１０−３程度の真空とし、真空断熱遮音層
（Ｓ）とする。かかる真空は真空炉中の炉中ろう付で形
成する。

以上の内箱（２）の胴部（２ｅ）　１前後端壁（２ａ）
、（２ｂ）の全てに亘りその内表面（２ｆ）に回文（２
ｇ）・・・を形成し、内箱（２）を波板等で成形するこ
とにより得られる。

以−１−において、排気は導入管（８）からチャンバ（
Ａ）内に導入され、連通管（６）を通ってチャンバ（Ｂ
）内に流入し、連通管（７）を通ってチャンバ’（Ｃ）
内に流入し、テイルパイブ（９）から大気に流される。

ところで排気とともに排気音がチャンバ（Ａ）内に流入
するが、流入した音波成分はチャンバ（Ａ）内で１ＩＩ
Ｉｌ！、拡散し、内箱（２）の内表面（２ｆ）に衝突す
る。衝突した音波成分は内表面（２ｆ）が回文（２ｇ）
・・・であるため指向性を乱されてチャンバ（Ａ）内で
乱反射し、相互に干渉し合って減衰され、各チャンバ（
Ｂ）、（Ｃ）も同様であるため順次減衰されることとな
り、騒音レベルは低減され、テイルパイプ（９）から大
気に放射される。かくして従来に比し騒音レベルは大幅
に低減し、高い消音効果が得られる。

ところで、内・外箱（２）、（３）間に真空の空間（Ｓ
）が設けられ、音は空気の振動で内箱、外箱へ空気伝播
により伝えられることからこの間に空気層がなく、真空
のため内箱壁面を伝わる音は外箱に伝わることが少なく
、従って消音器自体から放射される排気音は低減され、
消音効果は前記と併せて更に高まる。

−方、熱は空気の温度）［によって伝わるが、空間（Ｓ
）が真空なため内箱からの対流熱、伝動熱が少なく、そ
して放射熱は発生しないことから外箱（３）の表面の温
度−Ｉ−昇は抑制され、低温に維持されてカバー等を必
要とせず、熱的にも有利である。

第３図は消音器の第２実施例を示す。

本実施例に係る消音器（１１）は、排気導入管（１８）
を図中右側の端壁（１３ｂ）　、（＋２ｂ）側から内箱
（１２）内にセパレータ（１４）、（１５）を貫通させ
て上澄チャンへ（Ａ）内の奥迄導入し、チャンバ（Ａ）
内の端壁（１２ａ）に先端部（１８ａ）を対向させ、セ
パレータ（１４）、（１５）に連通管（１Ｂ）　、（＋
７）を設けてチャンバ（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）相互を連
通させ、導入管（１８）導入側の端壁（１２ｂ）、（１
３ｂ）を貫通する如くティルパイプ（１９）を配設した
もので、内・外箱（１２）、（１３）間の空間（Ｓ）を
前記と同様に真空とし、内箱（１２）の内表面（１２ｆ
）を回文（１２ｇ）・・・とじた。

本実施例によれば前記と同様に内箱（１２）の回文によ
り排気騒音レベルを大幅に低減させ、又真空層（Ｓ）に
よって外への放射音の低減を図り、又断熱効果も高いも
のが得られる。

ところで本実施例では排気排出管（１８）が内箱（１２
）内を軸方向に縦通し、ティルパイブ（１９）が胴方向
に導出されているため排気管長が消音器内での往復によ
り長く設定でき、エンジン出力を向上させることができ
、パワーユニットスイング式の機構を採用する小型二輪
車に用いて制約のある排気系の外形をコンパクト化しつ
つ排気管長を長く設定でき、これらのエンジンの性能向
−１−をも図ることができる。

第４図及び第５図は第１図、第３図の各消音器の変更実
施前例を示し、本実施例は前記空間（Ｓ）内にグラスウ
ール等の断熱吸音材（１０）及び（２ｏ）を充填したも
ので、他の部分は前記実施例と同一のため同一部分には
同一符号を付して詳細な説明は省略する。

本実施例は前記実施例の真空層に比して断熱と放射音抑
制効果において若干劣るも従来に比し騒音低減効果に優
れる。

（発明の効果） 以−１−で明らかな如く本発明によれば、消音器内に導
入される排気騒音の減衰、騒音レベルの低下が門突によ
り効果的に図られ、消音効果に優れた消音器が得られる
とともに、内争外箱間に真空空間層を設けることにより
外箱を通しての放射音、透過音が抑制でき、トータルと
して消音効果の極めて高い消音器が得られる細断熱効果
にも優れ、表面温度の低い消音器が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例の縦断側面図、第２図は第１図２−２線断面図、第
３図は同第２実施例の同様の図、第４図、第５図、は第
１、第２実施例の変更実施例の図である。 尚、図面中（１）　、（１１）（１１）は消音器、（２
）、（１２）は内箱、（２ｇ）　、　（１２ｇ）は門突
、（３）、（１３）は外箱、（８）。 （１８）は排気排出管、（Ｓ）は空間、（１０）　、（
２０）は断熱吸音材である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内・外二重の箱体からなり、内箱内に排気導入管を
   介して排気を導入し、排気排出管を介して大気に排気を
   排出するようにした消音器において、内・外の箱間に空
   間を形成するとともに、内箱の内表面を凹突状にしたこ
   とを特徴とする内燃機関用消音器。 ２、前記空間は前記内箱の全面を囲んで形成され、且つ
   該空間は真空である特許請求の範囲第１項の内燃機関用
   消音器。 ３、前記空間に断熱吸音材を充填した前記特許請求の範
   囲第１項の内燃機関用消音器。