JPS61293861A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はボールペン等の筆記具をキャリッジ上に載置
し、その筆記具を記録用紙に対して相対的に上下及び左
右方向に移動させつつ記録用紙上に記録を行う記録装置
において、記録用紙の装着状態に関して文字データ等を
横方向へ順次記録する通常の横方向記録と、縦方向へ順
次記録する縦方向記録とを切換可能とした記録装置に関
する。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点］従来、
この種の横方向記録と縦方向記録とを切換えて記録する
ものとしては、記録文字等をドツトマトリックス文字と
して記録するシリアルプリンタが提案されている。この
ようなシリアンプリンタでは、どちらの印字方向記録に
設定した場合でも、特にキー操作を行なわない限り、印
字ヘッドは移動しない。このため、スペニスキーあるい
は用紙送りキー等を操作して、指定した印字方向記録に
応じた印字開始位置に印字ヘッドを移動させる必要があ
った。

しかしながら、印字ヘッドを短時間に所定の印字開始位
置に移動させることは非常に困難であり、また、そのキ
ー操作も非常に面倒であった。

［発明の目的］ この発明は、前記問題点を解決するためになされたもの
であり、横方向記録及び縦方向記録が可。

能であると共に、各記録方式を指定すると自動的に筆記
具が記録用紙の記録開始位置に移動する記録装置を提供
しようとするものである。

［問題点を解決するための手段及び作用］この発明は、
前記目的を達成するために、文字パターンデータに応じ
て用紙送り装置、キャリッジ駆動装置及び筆記具付勢装
置を駆動制御する記録装置において、横方向記録と縦方
向記録とを選択的に切換可能な切換手段と、その切換手
段の動作に基いて、指定された各方向記録に応じた記録
開始位置に筆記具を移動させるために、前記用紙送り装
置及びキャリッジ駆動装置を駆動制御する記録位置制御
手段とを具備したことにより、特別にキー操作を行うこ
となく、筆記具を自動的に所定の記録開始位置に移動さ
せることができるものである。

［実施例］ この発明の一実施例を以下に図面を参照して詳細に説明
する。

第１図はこの実施例に係る記録装置の要部斜視図であり
、左右側枠（図示せず）には横断面円形のプラテン１を
固着したプラテン軸２が回転可能に支持されている。プ
ラテン軸２の右端にはプラテンギヤ３が固着され、この
プラテンギヤ３は用紙送り用のステップモータ４のモー
タ軸５に固着されたモータギヤ６が噛合っている。用紙
支持装置としてのプラテン１には記録用紙７が支持され
、ステップモータ４の時計方向あるいは反時計方向への
回転により正方向（上方向）あるいは逆方向（下方向）
に送られる。

プラテン１の前方にはプラテン１の軸線と平行に横断面
円形の案内軸８が左右側枠に支持されている。案内軸８
にはキャリッジ９が案内軸８に案内されて左右方向に移
動可能に支持されている。

キャリッジ９には例えばボールペンのような液状インク
により記録を行う筆記具１０が固定されている。

前記キャリッジ９にはキャリッジ駆動用のワイヤ１１が
固着され、そのワイヤ１１の中間部は中間プーリ１２に
巻回されると共に、両端部は駆動プーリ１３に固定され
ている。駆動プーリ１３はキャリッジ駆動用のステップ
モータ１４に連結ざ゛　れている。

キャリッジ９の前方下部には案内溝１５が形成され、こ
の案内溝１５には両端アーム部１６ａ（一方のみ図示）
の後端で枢支された案内板１６が嵌合されている。この
案内板１６はばね１７により常に時計方向に付勢されて
いる。左アーム部１６ａには左側枠（図示せず）に固定
されたペンソレノイド１８に対向して作動片１９が形成
されている。このペンソレノイド１８が励磁されると案
内板１６がばね１７に抗して揺動され、キャリッジ９上
に支持された筆記具１０が記録用紙７に当接され、記録
可能な状態となる。

第２図はこの記録装置による記録モードを示し、（ａ）
は通常の横方向記録モード、（ｂ）及び（Ｃ）は縦方向
記録モードを示す。第３図はこの記録装置の制御回路を
示すブロック図であり、制御回路２０にはキーボード２
１が接続され、キーボード２１上のキーが操作されるこ
とにより、そのキーに対応する記録データが文字コード
として制御回路２０に供給される。また、切換スイッチ
２２はキーボード２１あるいは操作パネル上に設けられ
た切換ボタン（図示せず）により上記横方向記録モード
及び２種類の縦方向記録モードのうちのいずれかを選択
するものであり、検出部２３により設定モードが検出さ
れ、制御回路２０にモード指定信号が供給される。メモ
リ２４はキーボ−ド２１から供給されるタブ、マージン
等の書き換え可能な情報を一時記憶したり、キーボード
２１のファンクションキーの操作時に記録装置に所要の
動作をさせるためのプログラム等が記憶されている。

キーボード２１から供給されるデータが文字。

記号等の記録データの場合には、制御装置２０は文字パ
ターン発生装置２５からその文字コードに対応する文字
パターンデータを読み出し、文字方向データ変換部２６
及びＸ−Ｙデータ（動作量）変換部２７を介してドライ
バ２８．２９．３０に出力し、ペンソレノイド１８．ス
テップモータ４゜１４をそれぞれ駆動制御する。

前記文字パターンデータには第４図に文字ｒＡＪの一例
を示すように、文字を描くためのＸデータ。

Ｙデータ及び筆記具制御データが含められている。

この文字パターンデータの各ステップはＸデータ及びＹ
データがそれぞれ４ビツトよりなるため、それぞれ１バ
イトで構成されている。Ｘデータ。

Ｙデータのそれぞ灯のＭＳＢはキャリッジ駆動用のステ
ップモータ１４及び用紙送り用のステップモータ４の駆
動方向を示し、「１」のとき第４図（ａ）にあける正方
向、ｒＯＪのとき逆方向を示す。また、Ｘデータ、Ｙデ
ータの下３桁は各ステップモータ１４，４の動作量を示
す。

なお、文字キーを含み、スペースキー、マージンセット
キー、タブセットキー、タブキー、バックスペースキー
、正ラインフィードキー、逆ラインフィードキー及びリ
ターンキー等のファンクションキー操作時の各ステップ
モータ４，１４の動作は第１表の通りである。

次に、第７図に基いてこの実施例に係る記録装置の記録
動作について説明する。

記録を行う場合には、まず、機能３１に示すように記録
装置の電源スィッチを入れる。電源スィッチのＯＮによ
り機能３２として、ステップモータ１４が制御回路２０
により駆動されてキャリッジ９をホームポジションへ移
動させる。ここで操作者はセットされた記録用紙７のサ
イズにあわせてマージン、タブ等の初期設定をすると共
に、記録モードを選択するために切換スイッチ２２を操
作する。切換スイッチ２２の状態は検出部２３によりモ
ード指定信号として検出されてその情報が制御回路２０
に出力される。制御回路２０が判定３３により第２図（
ｂ）及び第５図に示すような第１の縦方向記録モードで
あるかを判定し、判定結果がＹＥＳであれば機能３４に
より制御回路２０がステップモータ１４を所定量駆動し
てキャリッジ９を第２図（ｂ）に示すように記録用紙７
の右上位置（文字ｒＡＪが印字されている位置）に移動
させる。次いで、機能３５によりタブキー。

マージンキー等の各ファンクションキーが操作された場
合のための両モータ４，１４の動作方向を第１表右欄に
示すように切換え、機能３６により文字パターン発生装
置２５から第４図（ｂ）に示すような文字パターンデー
タを読み出す。読み出された文字パターンデータは文字
方向データ変換部２６にて機能３７によりＸデータ４ビ
ツトのうちのモータ駆動方向を示すＭＳＢのみを反転し
、Ｘ−Ｙデータ変換部２７に出力される。ここで方向を
反転されたＸデータを機能３８により第一５図（ｂ）に
示すようにＹデータとして用紙送り用のステップモータ
４に供給し、元のＹデータはＸデータとしてキャリッジ
駆動用のステップモータ１４に供給される。このように
文字パターンデータに従って機能３９により記録動作を
開始し、所要の記録データの記録終了後、機能４０によ
り電源を切ることによりすべての記録動作を終了する。

また、上記判定３３がＮＯの場合、判定４１により第２
図（Ｃ）及び第６図に示すような第２の縦方向印字モー
ドであるかを判定し、判定結果がＹＥＳのとき、機能４
２により制御回路２０がステップモータ４を所定量駆動
して記録用紙７を紙送りし、第２図（Ｃ）に示すように
キャリッジ９を記録用紙７の左下位置に移動させる。次
いで、機能４３により各ファンクションキーが操作され
た場合のための両ステップモータ４，１４の動作方向を
切換える。第１表には第１の縦方向記録に関する動作方
向が示されているのみであるが、第２の縦方向記録はこ
の第１の縦方向記録の動作方向において、ステップモー
タ４の動作方向を反転させたものである。次に、機能４
４により文字パターン発生装置２５から所要の文字パタ
ーンデータが読み出されると、機能４５により文字方向
データ変換部２６にてＹデータ４ビットのうちモータ駆
動方向を示すＭＳＢのみを反転して、Ｘ−Ｙデータ変換
部２７に出力される。ここで方向を反転されたＹデータ
を機能４６により第６図（ｂ）に示すようにＸデータと
してキャリッジ送り用のステップモータ１４に供給し、
元のＸデータはＹデータとして用紙送り用のステップモ
ータ４に供給し、機能３９に示す記録動作を開始する。

また、上記判定４１の判定結果がＮｏの場合は、キャリ
ッジ９は前記機能３２においてホームポジション（横方
向記録の記録開始位置）に移動されているので、キャリ
ッジ９は移動しない。そして、機能４７により各ファン
クション機能の動作方向は切換えないで、文字パターン
発生装置２５から所要の文字パターンデータを読み出し
、Ｘデータ及びＹデータの方向支持ビットを反転させる
ことなく、機能４８によりＸデータをキャリッジ駆動用
のステップモータ１４に、Ｙデータを用紙送り用ステッ
プ４に供給して記録動作を開始する。

以上説明したように、この実施例では文字パターンデー
タに含まれる用紙送り用のステップモータ４とキャリッ
ジ駆動用のステップモータ１４との駆動方向及び駆動量
を示す駆動信号を切換可能とし、切換スイッチ２２の操
作状態の検出信号に応じて文字方向データ変換部２６及
びＸ−Ｙデータ変換部２７によりそれらの駆動信号を切
換えるようしたものである。

尚、前記実施例においては電源投入時にキャリッジをホ
ームポジションに移動させていたが、切換スイッチ操作
時にホームポジションへの移動を行った後、キャリッジ
を所定の記録開始位置に移動させてもよい。また、第２
図（ｂ）に示すような場合には、ホームポジションに移
動させることなく、所定の記録開始位置へ直接移動させ
てもよい。

［発明の効果コ 以上詳述したように、この発明は、横方向記録及び縦方
向記録が可能であり、且つその各記録方式を指定すると
自動的に筆記具が記録用紙の記録開始位置に移動し、す
ぐに記録することができる記録装置を提供できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第１図は
記録装置の要部斜視図、第２図（ａ）。 （ｂ）、（ｃ）は各種記録モードを示す説明図、第３図
は全体ブロック図、第４図（ａ＞、（ｂ）は文字ｒＡＪ
の文字パターン及び文字パターンデータ、第５図（ａ＞
、（ｂ）及び第６図（ａ）。 （ｂ）はそれぞれ文字ｒＡＪを縦方向記録した場合の文
字パターン及び変換された文字パターンデータを示す説
明図、第７図は動作を説明するフローチャートである。 図中、１はプラテン、４は用紙送り用のステップモータ
、７は記録用紙、９はキャリッジ、１０は筆記具、１４
はキャリッジ駆動用のステップモータ、１８はペンソレ
ノイド、２０は制御回路、２２は切換スイッチ、２５は
文字パターン発生装置、２６は文字方向データ変換部、
２７はＸ−Ｙデータ変換部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、用紙支持装置上に支持された記録用紙を正逆方向へ
   送る用紙送り装置と、 筆記具を支持すると共に前記記録用紙の送り方向と直交
   する方向に移動可能なキャリッジと、そのキャリッジを
   駆動するキャリッジ駆動装置と、 前記筆記具を前記記録用紙方向へ付勢するための筆記具
   付勢装置と、 文字パターンを発生する文字パターン発生装置と、 記録データに基いて対応する文字パターンデータを読み
   出し、その文字パターンデータに応じて前記用紙送り装
   置、キャリッジ駆動装置及び筆記具付勢装置をそれぞれ
   駆動制御する制御装置とを有する記録装置において、 横方向記録と縦方向記録とを選択的に切換可能な切換手
   段と、 その切換手段の動作に基いて、指定された各方向に応じ
   た記録開始位置に筆記具を移動させるために、前記用紙
   送り装置及びキャリッジ駆動装置を駆動制御する記録位
   置制御手段と を具備したことを特徴とする記録装置。