JPS61293805A - 耐水性パ−テイクルボ−ドの製造方法 - Google Patents
耐水性パ−テイクルボ−ドの製造方法Info
- Publication number
- JPS61293805A JPS61293805A JP13662385A JP13662385A JPS61293805A JP S61293805 A JPS61293805 A JP S61293805A JP 13662385 A JP13662385 A JP 13662385A JP 13662385 A JP13662385 A JP 13662385A JP S61293805 A JPS61293805 A JP S61293805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paraffin
- particle board
- heating
- emulsion
- paraffin wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はパーティクルボードの耐水性を向上させる方
法に関する。
法に関する。
[従来の技術]
従来、木材チップと接着剤を混合し、熱圧成型して製造
されるパーティクルボードは水分の吸湿、脱湿による寸
法変化が激しく他の木質材料と比較して水に弱い欠点を
有していた。 そこで、その対策として従来は、パラフ
ィンワックスエマルジョン中にパーティクルボードを浸
漬後、乾燥して水分を蒸発させて、パラフィンの被膜を
ボードの表面に形成する方法や加熱溶融したパラフィン
ワックス中にパーティクルボードを浸漬し、液切り後、
冷却してボード表面に被膜を形成する方法などが提案さ
れている。
されるパーティクルボードは水分の吸湿、脱湿による寸
法変化が激しく他の木質材料と比較して水に弱い欠点を
有していた。 そこで、その対策として従来は、パラフ
ィンワックスエマルジョン中にパーティクルボードを浸
漬後、乾燥して水分を蒸発させて、パラフィンの被膜を
ボードの表面に形成する方法や加熱溶融したパラフィン
ワックス中にパーティクルボードを浸漬し、液切り後、
冷却してボード表面に被膜を形成する方法などが提案さ
れている。
[発明の解決すべき問題点]
所で、上記の方法の内、パラフィンワックスエマルジョ
ンを用いる方法は、パラフィン粒子がボード表面に魚の
鯖の様に層状に重なって付着し、乾燥後均一な被膜を形
成することは困難で、凹凸の多い不均一な被膜しか形成
できず、防水、防湿性能に部分的な差を生じる欠点があ
った。
ンを用いる方法は、パラフィン粒子がボード表面に魚の
鯖の様に層状に重なって付着し、乾燥後均一な被膜を形
成することは困難で、凹凸の多い不均一な被膜しか形成
できず、防水、防湿性能に部分的な差を生じる欠点があ
った。
また、加熱溶融したパラフィンワックスを用いる方法は
、パラフィンワックスを少なくとも85〜135℃の高
温で加熱しなければならないが、パラフィンワックスは
消防法で定められた準危険物であり、加熱による出火の
危陰性や作業中の臭気、やけどなど様々な問題点を有し
ている。
、パラフィンワックスを少なくとも85〜135℃の高
温で加熱しなければならないが、パラフィンワックスは
消防法で定められた準危険物であり、加熱による出火の
危陰性や作業中の臭気、やけどなど様々な問題点を有し
ている。
[問題点を解決するための手段]
そこで、この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、パーティクルボードにパラフィンワックスエマル
ジョンを塗布又は浸透させた後、加熱処理して水分を蒸
発させると共にパラフィンを溶融させ、その後冷却する
耐水性パーティクルボードの製造方法に係る。
ので、パーティクルボードにパラフィンワックスエマル
ジョンを塗布又は浸透させた後、加熱処理して水分を蒸
発させると共にパラフィンを溶融させ、その後冷却する
耐水性パーティクルボードの製造方法に係る。
以下、この発明を詳述する。
この発明に用いるパーティクルボードは木材チップに接
着剤を塗布して熱圧成型した常用の物である。
着剤を塗布して熱圧成型した常用の物である。
そのパーティクルボードに精製パラフィンワックス(融
点66.1℃)を乳化剤や界面活性剤などの添加剤と混
入してエマルジョンとしたもので、エマルジョンに対す
るパラフィンワックスの呼加量としては、20〜60重
量%程度である。
点66.1℃)を乳化剤や界面活性剤などの添加剤と混
入してエマルジョンとしたもので、エマルジョンに対す
るパラフィンワックスの呼加量としては、20〜60重
量%程度である。
パーティクルボードに対するエマルジョンの塗布方法と
してはスプレーコーターやフローコーターなどの塗布装
置や容器中のエマルジョン中にボードを浸漬するなどの
方法により、パーティクルボードの表面全面や木口面に
塗布する。
してはスプレーコーターやフローコーターなどの塗布装
置や容器中のエマルジョン中にボードを浸漬するなどの
方法により、パーティクルボードの表面全面や木口面に
塗布する。
パーティクルボードにパラフィンワックスエマルジョン
を塗布または浸透させて後は100〜110℃程度の温
度で加熱してエマルジョン中の水分を蒸発させると共に
、加熱を継続して表面に塗布されているパラフィンを溶
融させて塗布面にパラフィンの被膜を形成させる。 加
熱時間としては、30秒〜20分間程度で、熱風を吹き
付けるか遠赤外線、あるいは直接に加熱し、その後室温
まで冷却して処理を完了する。
を塗布または浸透させて後は100〜110℃程度の温
度で加熱してエマルジョン中の水分を蒸発させると共に
、加熱を継続して表面に塗布されているパラフィンを溶
融させて塗布面にパラフィンの被膜を形成させる。 加
熱時間としては、30秒〜20分間程度で、熱風を吹き
付けるか遠赤外線、あるいは直接に加熱し、その後室温
まで冷却して処理を完了する。
この発明において、パラフィンワックスエマルジョンを
パーティクルボードに塗布または浸透させてから加熱溶
融するのは、パラフィンを直接加熱する方法に比べてボ
ードに対するパラフィンの浸透性を良くし、かつ発火な
どの危険性を除き、作業環境を良くするためである。
パーティクルボードに塗布または浸透させてから加熱溶
融するのは、パラフィンを直接加熱する方法に比べてボ
ードに対するパラフィンの浸透性を良くし、かつ発火な
どの危険性を除き、作業環境を良くするためである。
以下、実施例を記す。
[実施例1
実施例−1
35重量%の精製パラフィンを含有したエマルジョンを
厚さ15mmのパーティクルボードの側面部にスプレー
塗布(固形分 約50g/m″)した後、約110°C
のホットプレスで1分間加熱処理して水分を蒸発させて
パラフィンの被膜を作ると共にさらに加熱してパラフィ
ンを溶融させて被膜を作り、その後プレスより取り出し
て室温で冷却し、耐水処理を完了した実施例−2 30重量%の精製パラフィンを含有したエマルジョンを
いれた容器中に厚さ12mmのパーティクルボードを浸
漬した後、取り出して100℃の熱風乾燥機によって板
面に熱風を1o分間吹き付けて水分を蒸発させパラフィ
ンの被膜を形成させると共に、その被膜を溶融させてボ
ードの表面層に均一なパラフィン被膜を作り、ついで冷
風を吹き付けて表面を冷却した[発明の効果] この発明では、上記の様にパーティクルボードにエマル
ジョンタイプのパラフィンワックスを塗布または含浸さ
せてから加熱処理して溶融被膜を形成するから、従来の
エマルジョンタイプのパラフィンワックスを塗布して水
分を飛ばし、パラフィン被膜を形成させる方法に比べて
均一で平坦なパラフィンの被膜を形成することができる
。
厚さ15mmのパーティクルボードの側面部にスプレー
塗布(固形分 約50g/m″)した後、約110°C
のホットプレスで1分間加熱処理して水分を蒸発させて
パラフィンの被膜を作ると共にさらに加熱してパラフィ
ンを溶融させて被膜を作り、その後プレスより取り出し
て室温で冷却し、耐水処理を完了した実施例−2 30重量%の精製パラフィンを含有したエマルジョンを
いれた容器中に厚さ12mmのパーティクルボードを浸
漬した後、取り出して100℃の熱風乾燥機によって板
面に熱風を1o分間吹き付けて水分を蒸発させパラフィ
ンの被膜を形成させると共に、その被膜を溶融させてボ
ードの表面層に均一なパラフィン被膜を作り、ついで冷
風を吹き付けて表面を冷却した[発明の効果] この発明では、上記の様にパーティクルボードにエマル
ジョンタイプのパラフィンワックスを塗布または含浸さ
せてから加熱処理して溶融被膜を形成するから、従来の
エマルジョンタイプのパラフィンワックスを塗布して水
分を飛ばし、パラフィン被膜を形成させる方法に比べて
均一で平坦なパラフィンの被膜を形成することができる
。
また、直接加熱溶融したパラフィン中にパーティクルボ
ードを浸漬する方法に比べて、この方法ではエマルジョ
ンタイプのパラフィンワックスを用いるためボードに対
するパラフィンの浸透が良く、かつパラフィンワックス
を直接加熱しないから発火などの危険性もほとんどない
し、作業環境も良いなどの効果を有している。
ードを浸漬する方法に比べて、この方法ではエマルジョ
ンタイプのパラフィンワックスを用いるためボードに対
するパラフィンの浸透が良く、かつパラフィンワックス
を直接加熱しないから発火などの危険性もほとんどない
し、作業環境も良いなどの効果を有している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、パーティクルボードにパラフィンワックスエマルジ
ョンを塗布又は浸透させた後、 加熱処理して水分を蒸発させると共にパラ フィンを溶融させ、その後冷却することを 特徴とした耐水性パーティクルボードの製 造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13662385A JPS61293805A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 耐水性パ−テイクルボ−ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13662385A JPS61293805A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 耐水性パ−テイクルボ−ドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61293805A true JPS61293805A (ja) | 1986-12-24 |
JPH0467489B2 JPH0467489B2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=15179626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13662385A Granted JPS61293805A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 耐水性パ−テイクルボ−ドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61293805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081177A (ja) * | 2017-02-08 | 2017-05-18 | 永大産業株式会社 | 木質ボードの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60196304A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-04 | Kemikooto:Kk | パ−テイクルボ−ドの耐水処理方法 |
-
1985
- 1985-06-22 JP JP13662385A patent/JPS61293805A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60196304A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-04 | Kemikooto:Kk | パ−テイクルボ−ドの耐水処理方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081177A (ja) * | 2017-02-08 | 2017-05-18 | 永大産業株式会社 | 木質ボードの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467489B2 (ja) | 1992-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |