JPS6129362A - 血漿中の蛋白質成分の分離除去装置 - Google Patents
血漿中の蛋白質成分の分離除去装置Info
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- JPS6129362A JPS6129362A JP14931184A JP14931184A JPS6129362A JP S6129362 A JPS6129362 A JP S6129362A JP 14931184 A JP14931184 A JP 14931184A JP 14931184 A JP14931184 A JP 14931184A JP S6129362 A JPS6129362 A JP S6129362A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
10発明の背景
(1)技術分野
本発明は血漿中の蛋白質成分、詳しく言えシ免疫複合体
、免疫グロブリン、ブイプリノーゲン、他の可溶性高分
子蛋白質成分、の分離除去装置に関するものである。
、免疫グロブリン、ブイプリノーゲン、他の可溶性高分
子蛋白質成分、の分離除去装置に関するものである。
本発明の分離除去装置は大量の自己採取血液から病原物
質を除去して再輸注するのに利用される。
質を除去して再輸注するのに利用される。
また本発明の分離除去装置は大量の原料血漿から病原物
質を除去して血漿を浄化するのに利用される。
質を除去して血漿を浄化するのに利用される。
(2)先行技術およびその問題点
自己免疫疾患や、リウマチ、他の抗原病の原因として血
液中に含まれる免疫グロブリン、免疫複合体、補体、そ
の他の可溶性高分子物質が関与することが明らかとなり
つつある。血漿交換療法は患者血液中よりこれらの原因
、有害物・質を含む血漿を除去し、血漿に代る置換液を
補給することによって治療を行なおうとするもので、1
963年にマクログロブリン血症に用いられて以来、多
くの疾患に試みられてきた。特に近年、脱型血漿分離器
が各社で開発され、より簡便に実施できるようになった
ことから急速に広まった。しかしながら、療法の拡大に
伴って交換に使用される置換液(FFP、アルブミン製
剤、他)の消費が増大して供給が逼迫してきており、ま
た大量のヒトJh・漿の輸注による肝炎、血清病等の副
作用、費用の増大、といった問題が生じている。
液中に含まれる免疫グロブリン、免疫複合体、補体、そ
の他の可溶性高分子物質が関与することが明らかとなり
つつある。血漿交換療法は患者血液中よりこれらの原因
、有害物・質を含む血漿を除去し、血漿に代る置換液を
補給することによって治療を行なおうとするもので、1
963年にマクログロブリン血症に用いられて以来、多
くの疾患に試みられてきた。特に近年、脱型血漿分離器
が各社で開発され、より簡便に実施できるようになった
ことから急速に広まった。しかしながら、療法の拡大に
伴って交換に使用される置換液(FFP、アルブミン製
剤、他)の消費が増大して供給が逼迫してきており、ま
た大量のヒトJh・漿の輸注による肝炎、血清病等の副
作用、費用の増大、といった問題が生じている。
これらの問題に対処する方法として自己血漿を浄化処理
して再輸注する方法が検討されている。
して再輸注する方法が検討されている。
現在までに知られている血漿浄化法としては血漿分離膜
よりも孔径が小さい膜を用いて、血漿中の大分子量の蛋
白質を除去する方法、あるいは該蛋白質を吸着剤に吸着
させる方法がある。前者はすでに臨床に使用されて一応
の効果をあ□げ、治療法の1つとしての地位を確立しつ
つある。後者については基礎研究の段階であり、一部臨
床に使用されたとの報告がみられる。しかしながら、い
ずれの方法も処理量や浄化対象物の選択性等において未
だ十分とはいい難く、より効果的、効率的な処理装置の
開発が望まれている。
よりも孔径が小さい膜を用いて、血漿中の大分子量の蛋
白質を除去する方法、あるいは該蛋白質を吸着剤に吸着
させる方法がある。前者はすでに臨床に使用されて一応
の効果をあ□げ、治療法の1つとしての地位を確立しつ
つある。後者については基礎研究の段階であり、一部臨
床に使用されたとの報告がみられる。しかしながら、い
ずれの方法も処理量や浄化対象物の選択性等において未
だ十分とはいい難く、より効果的、効率的な処理装置の
開発が望まれている。
■0発明の目的
本発明は、血漿中の各種蛋白質を溶解度の差により選択
的かつ大量に分別せ□しめる構造的1機能−的に改良さ
れた処理装置を一提供し、もって血漿交換療法における
置換液供給の問題を解決ないし軽減し、療法の実施を容
易ならしめることを目的とする。
的かつ大量に分別せ□しめる構造的1機能−的に改良さ
れた処理装置を一提供し、もって血漿交換療法における
置換液供給の問題を解決ないし軽減し、療法の実施を容
易ならしめることを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、下記の構成からな
る。
る。
(1)血漿を送液すると共に該送液した血漿と等量の処
理済みの血漿を返送する血漿ポンプと、前記血漿中の所
定の蛋白質成分を沈澱させるための沈澱剤溶液と、前記
血漿ポンプに連動し一定の送液比率で前記沈澱剤溶液を
送液する沈澱剤溶液ポンプと、送液された前記血漿と前
記沈澱剤溶液を混合する混合器と、該混合器内で生成さ
れた沈澱物質を除去する血漿濾過器と、濾過された血漿
中の沈澱剤を除去すると共に水分量及び電解質の調整を
行なって前記処理済みの血漿を生成する血漿゛1 成分調整器と、前記血漿ポンプ及び前記沈澱剤溶液ポン
プを駆゛動制御する制御部を備えることを特徴とする血
漿中の蛋白質成分の分離除去装置。
理済みの血漿を返送する血漿ポンプと、前記血漿中の所
定の蛋白質成分を沈澱させるための沈澱剤溶液と、前記
血漿ポンプに連動し一定の送液比率で前記沈澱剤溶液を
送液する沈澱剤溶液ポンプと、送液された前記血漿と前
記沈澱剤溶液を混合する混合器と、該混合器内で生成さ
れた沈澱物質を除去する血漿濾過器と、濾過された血漿
中の沈澱剤を除去すると共に水分量及び電解質の調整を
行なって前記処理済みの血漿を生成する血漿゛1 成分調整器と、前記血漿ポンプ及び前記沈澱剤溶液ポン
プを駆゛動制御する制御部を備えることを特徴とする血
漿中の蛋白質成分の分離除去装置。
(2)血漿成分調整器は、血漿ポンプに連動し該血漿ポ
ンプの送液流量以下の流量で動作する第1の血漿ポンプ
と、該第1の血漿ポンプと連動し添加された沈澱剤溶液
量以上の除水を行なう血漿濃縮器と、濃縮された血漿中
の沈澱剤の除去及び電解質の調整を行なう沈澱剤除去器
より成ることを特徴とする第1項記載の血漿中の蛋白質
成分の分離除去装置。
ンプの送液流量以下の流量で動作する第1の血漿ポンプ
と、該第1の血漿ポンプと連動し添加された沈澱剤溶液
量以上の除水を行なう血漿濃縮器と、濃縮された血漿中
の沈澱剤の除去及び電解質の調整を行なう沈澱剤除去器
より成ることを特徴とする第1項記載の血漿中の蛋白質
成分の分離除去装置。
(3)沈澱剤溶液が各種無機塩類溶液であることを特徴
とする第1項又は第2項記載の血漿中の蛋白質成分の分
離除去装置。
とする第1項又は第2項記載の血漿中の蛋白質成分の分
離除去装置。
(4)沈澱剤溶液が各種有機容媒溶液であることを特徴
とする第1項又は第2項記載の血漿中の蛋白質成分の分
離除去装置。
とする第1項又は第2項記載の血漿中の蛋白質成分の分
離除去装置。
(5)沈澱剤溶液が5411又は有機酸溶液であること
を特徴とする第1項又は第〉項記載の血漿中の蛋白質成
分の分離除去装置。
を特徴とする第1項又は第〉項記載の血漿中の蛋白質成
分の分離除去装置。
(6)血液の導入部導出部間に血漿分離器と血漿血液混
合器を有する本管部と、前記血漿分離器により分離され
た血漿を側管に導出して送液すると共に該送液した血漿
と等量の処理済みΦ血漿を前記血漿血液混合器に送液す
る血漿ポンプと、前記血漿中の所定の蛋白質成分を沈澱
させるための沈澱剤溶液と、前記血漿ポンプに連動し一
定の送液比率で前記沈澱剤溶液を送液する沈澱剤溶液ポ
ンプと、送液された前記血漿と前記沈澱剤溶液を混□合
する混合器と、該混合器内で生成された沈澱物質を除去
する血漿濾過器と、濾過された血漿中の沈澱剤を除去す
ると共に水分量及び電解質の調整を行なって前記処理済
みの血漿を生成する血漿成分調整器と、前記血漿ポンプ
及び前記沈澱剤溶液ポンプを駆動制御する制御部を備え
ることを特徴とする血漿中の蛋白質成分の分離除去装置
。
合器を有する本管部と、前記血漿分離器により分離され
た血漿を側管に導出して送液すると共に該送液した血漿
と等量の処理済みΦ血漿を前記血漿血液混合器に送液す
る血漿ポンプと、前記血漿中の所定の蛋白質成分を沈澱
させるための沈澱剤溶液と、前記血漿ポンプに連動し一
定の送液比率で前記沈澱剤溶液を送液する沈澱剤溶液ポ
ンプと、送液された前記血漿と前記沈澱剤溶液を混□合
する混合器と、該混合器内で生成された沈澱物質を除去
する血漿濾過器と、濾過された血漿中の沈澱剤を除去す
ると共に水分量及び電解質の調整を行なって前記処理済
みの血漿を生成する血漿成分調整器と、前記血漿ポンプ
及び前記沈澱剤溶液ポンプを駆動制御する制御部を備え
ることを特徴とする血漿中の蛋白質成分の分離除去装置
。
■1発明の詳細な説明及び作用
血漿中には免疫複合体、免疫グロブリン、フィブリノー
ゲン等の大分子量の蛋白質とアルブミン等の比較的小分
子量の蛋白質が存在し、血漿製剤の製造や自己血漿浄化
療法においては大分子量の蛋白質のみを選択的に除去し
、アルブミンのような小分子量の有用な蛋白質は血漿中
に残存させることが望まれる。本発明者等は血漿中の蛋
白、質沈澱剤について鋭意研究を重ねた結果、例えばア
ルカリ金属塩化物、特に塩化ナトリウムは比較的塩析効
果が弱く溶解度も低いため、血漿中に飽和量以上の塩化
ナトリウムを加えてもアルブミンは殆ど沈澱せず、フィ
ブリノーゲン、免疫グロブリン等大分子量の蛋白質のみ
が特異的に沈澱することを知った。即ち、血漿中に沈澱
剤を混合させて析出した沈澱物を分離除去する場合に添
加する塩化ナトリウムの量は血漿中に飽和量以上が保た
れていれば厳密にコントロールする必要はなく、この場
合にも沈澱効果、沈澱組成には変化がなく、蛋白質の変
性も起きることがないということである。かかる研究の
成果に着目し、血漿分離、沈澱生成、沈澱除去、処理血
漿の再生からなる各工程をオンラインで実施することに
より、大量の血漿中の大分子量の蛋白質のみを分離、浄
化することが可使な本装置を完成させた。
ゲン等の大分子量の蛋白質とアルブミン等の比較的小分
子量の蛋白質が存在し、血漿製剤の製造や自己血漿浄化
療法においては大分子量の蛋白質のみを選択的に除去し
、アルブミンのような小分子量の有用な蛋白質は血漿中
に残存させることが望まれる。本発明者等は血漿中の蛋
白、質沈澱剤について鋭意研究を重ねた結果、例えばア
ルカリ金属塩化物、特に塩化ナトリウムは比較的塩析効
果が弱く溶解度も低いため、血漿中に飽和量以上の塩化
ナトリウムを加えてもアルブミンは殆ど沈澱せず、フィ
ブリノーゲン、免疫グロブリン等大分子量の蛋白質のみ
が特異的に沈澱することを知った。即ち、血漿中に沈澱
剤を混合させて析出した沈澱物を分離除去する場合に添
加する塩化ナトリウムの量は血漿中に飽和量以上が保た
れていれば厳密にコントロールする必要はなく、この場
合にも沈澱効果、沈澱組成には変化がなく、蛋白質の変
性も起きることがないということである。かかる研究の
成果に着目し、血漿分離、沈澱生成、沈澱除去、処理血
漿の再生からなる各工程をオンラインで実施することに
より、大量の血漿中の大分子量の蛋白質のみを分離、浄
化することが可使な本装置を完成させた。
以下、図面に示す実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
第1図は本発明の血漿中の蛋白質成分の分離除去装置の
一実施例に係る血液浄化装置の構成図で ゛ある0
図において、lは脱血した血液を例えば塩化ビニール製
の木パ管101に導入し送液する血液ポンプ、2は導入
された血液を血漿と血球の成分に分離する遠心型又は脱
型の血漿分離器、3は分離された血漿を同じく塩化ビニ
ール製の側管102に導出して送液し、同時に該送液し
た血漿と等量の処理済みの血漿をもとに送液返還するダ
ブルローラ方式の血漿ポンプ、4は沈殿剤溶液を格納し
ている容器、5は血漿ポンプ3に連動し一定の送液比率
で容器4内の沈殿剤溶液を送液する沈澱剤溶液ポンプ、
6は送液された血漿と沈殿剤溶液を混合する混合器、7
は混合器6内で沈澱させられた蛋白質成分を除去する血
漿濾過器、8は謹過された血漿中の沈澱側除去、及び水
分量、電解質の調整を行なう血漿成分調整器、9は調整
後の処理済みの血漿を血球成分からなる濃縮された血液
に混合する血液血漿混合器、lOは血漿ポンプ3および
沈澱剤溶液ポンプ5を介して血漿と沈殿剤溶液の送液量
を制御する制御部である。
一実施例に係る血液浄化装置の構成図で ゛ある0
図において、lは脱血した血液を例えば塩化ビニール製
の木パ管101に導入し送液する血液ポンプ、2は導入
された血液を血漿と血球の成分に分離する遠心型又は脱
型の血漿分離器、3は分離された血漿を同じく塩化ビニ
ール製の側管102に導出して送液し、同時に該送液し
た血漿と等量の処理済みの血漿をもとに送液返還するダ
ブルローラ方式の血漿ポンプ、4は沈殿剤溶液を格納し
ている容器、5は血漿ポンプ3に連動し一定の送液比率
で容器4内の沈殿剤溶液を送液する沈澱剤溶液ポンプ、
6は送液された血漿と沈殿剤溶液を混合する混合器、7
は混合器6内で沈澱させられた蛋白質成分を除去する血
漿濾過器、8は謹過された血漿中の沈澱側除去、及び水
分量、電解質の調整を行なう血漿成分調整器、9は調整
後の処理済みの血漿を血球成分からなる濃縮された血液
に混合する血液血漿混合器、lOは血漿ポンプ3および
沈澱剤溶液ポンプ5を介して血漿と沈殿剤溶液の送液量
を制御する制御部である。
以上の構成より、血液導入部aから導入された患者の血
液は自動的かつ連続的に浄化されて血液導出部すから患
者に返還される。即ち、患者血液は血液ポンプ1により
血漿分離器2に導入され血球成分と血漿成分とに分離さ
れる。分離された血漿は血漿ポンプ3により側管102
に導出され混合器6に送液される。また容器4の沈殿剤
溶液は血漿ポンプ3と連動し一定比率で回転する沈澱剤
溶液ポンプ5により混合器6に送液され、混合器6内に
おいて血漿と混合される。混合器6内で生成された沈i
#(主にフィブリノーゲン、グロブリン分画)は沈澱除
去用の血漿濾過器7により濾別され、沈澱剤を含む血漿
は血漿成分調整器8に導かれる。さらに血漿成分調整器
8において除水、沈澱剤の除去及び電解質等の調整をう
けた処理済みの血漿はダブルローラ方式の血漿ポンプ3
により採取血漿量と等量が血液血漿混合器9に送線され
、血液血漿混合器9において血漿分離器2より送られて
きた濃厚な血液と混合され、血液導出部すから患者に返
還される。
液は自動的かつ連続的に浄化されて血液導出部すから患
者に返還される。即ち、患者血液は血液ポンプ1により
血漿分離器2に導入され血球成分と血漿成分とに分離さ
れる。分離された血漿は血漿ポンプ3により側管102
に導出され混合器6に送液される。また容器4の沈殿剤
溶液は血漿ポンプ3と連動し一定比率で回転する沈澱剤
溶液ポンプ5により混合器6に送液され、混合器6内に
おいて血漿と混合される。混合器6内で生成された沈i
#(主にフィブリノーゲン、グロブリン分画)は沈澱除
去用の血漿濾過器7により濾別され、沈澱剤を含む血漿
は血漿成分調整器8に導かれる。さらに血漿成分調整器
8において除水、沈澱剤の除去及び電解質等の調整をう
けた処理済みの血漿はダブルローラ方式の血漿ポンプ3
により採取血漿量と等量が血液血漿混合器9に送線され
、血液血漿混合器9において血漿分離器2より送られて
きた濃厚な血液と混合され、血液導出部すから患者に返
還される。
沈殿剤溶液としては種々の塩類、例えば塩化ナトリウム
、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、リン酸カリウム、ク
エン酸ナトリウムといったアルカリ金属塩、あるいは硫
酸アンモニウム等のアンモニウム塩等、多くのものの溶
液が使用可能である。特にアルカリ金属塩を使用した場
合は添加量を厳密にコントロールする必要はなく、血漿
中から高分子蛋白質を沈澱析出させるに必要な機具上を
維持できるようにコントロールすればよい。またエタノ
ール等の有機溶媒、または塩酸、硫酸といった無機酸類
、若しくはアスコルビン酸等の有機酸類も応用可能であ
るが、これらの場合には蛋白変性の可能性があるので、
混合時の温度の検出、及びPH等の制御に注意をはらう
構成が必要である。
、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、リン酸カリウム、ク
エン酸ナトリウムといったアルカリ金属塩、あるいは硫
酸アンモニウム等のアンモニウム塩等、多くのものの溶
液が使用可能である。特にアルカリ金属塩を使用した場
合は添加量を厳密にコントロールする必要はなく、血漿
中から高分子蛋白質を沈澱析出させるに必要な機具上を
維持できるようにコントロールすればよい。またエタノ
ール等の有機溶媒、または塩酸、硫酸といった無機酸類
、若しくはアスコルビン酸等の有機酸類も応用可能であ
るが、これらの場合には蛋白変性の可能性があるので、
混合時の温度の検出、及びPH等の制御に注意をはらう
構成が必要である。
制御部10はこれら沈殿剤溶液の濃度及び血漿中の除去
したい蛋白質に応じてポンプ3とポンプ5の回転比率を
設定調整し、各所定の量が血漿量に応じて混合される0
例えば、硫酸アンモニウムを沈殿剤溶液として用いる場
合、血漿中濃度が10g/dl血漿前後でフィブリノー
ゲンがほぼ沈澱し、20g/dl血漿前後でフィブリノ
ーゲン、γ−グロブリンがほぼ沈澱するので、飽和溶液
(約54g/dl)の場合それぞれ血漿量100s+1
に対し7323 ml、 flJ 59 ml(7)l
l*ff1lllJJ。t 6 ヨウt: R’?−”
すれば各々の蛋白質を沈澱、分離することができる。
したい蛋白質に応じてポンプ3とポンプ5の回転比率を
設定調整し、各所定の量が血漿量に応じて混合される0
例えば、硫酸アンモニウムを沈殿剤溶液として用いる場
合、血漿中濃度が10g/dl血漿前後でフィブリノー
ゲンがほぼ沈澱し、20g/dl血漿前後でフィブリノ
ーゲン、γ−グロブリンがほぼ沈澱するので、飽和溶液
(約54g/dl)の場合それぞれ血漿量100s+1
に対し7323 ml、 flJ 59 ml(7)l
l*ff1lllJJ。t 6 ヨウt: R’?−”
すれば各々の蛋白質を沈澱、分離することができる。
血漿成分調整器8は通常透析に用いられる透析装置が応
用される。この点をさらに詳しく述べる□と、使用可能
圧力以下に於て添加した沈澱剤溶液量を除去し得る除水
能と、沈澱剤を規定濃度以下にし得る透析能を有するも
のであればどの〒なも、。
用される。この点をさらに詳しく述べる□と、使用可能
圧力以下に於て添加した沈澱剤溶液量を除去し得る除水
能と、沈澱剤を規定濃度以下にし得る透析能を有するも
のであればどの〒なも、。
のでも良い。
第2図は本発明の他の実施例に係る血液浄化装置の構成
図である。第1図と同等の構成には同一の符号を附して
説明を省略する0本実施例装置は第1図の血漿成分調整
器8で行なわれていた除水と透析の処理を分けて行なう
タイプのものである。即ち、沈澱除去用の血漿症過器7
で濾過、された血漿は血漿濃縮器11において添加され
た沈澱剤溶液量以上の除水が行なわれる。除水は血漿ポ
□ンプ3と連動し、且つ血漿ポンプ3と同量以下の流
量で制御される第2の血漿ポンプ13の作用によって行
なわれる6次に、濃縮された血漿は沈澱剤除去器12に
よって残存する沈澱剤の除去、電解質等の調整が行なわ
れ、ダブルローラ方式の血漿ポンプ3により採取血漿量
と等量が血液血漿混合器9に送液され、血液血漿混合器
9において血漿分離器2より送られてきた濃厚な血液と
混合され、血液導出部すから患者に返還される。
図である。第1図と同等の構成には同一の符号を附して
説明を省略する0本実施例装置は第1図の血漿成分調整
器8で行なわれていた除水と透析の処理を分けて行なう
タイプのものである。即ち、沈澱除去用の血漿症過器7
で濾過、された血漿は血漿濃縮器11において添加され
た沈澱剤溶液量以上の除水が行なわれる。除水は血漿ポ
□ンプ3と連動し、且つ血漿ポンプ3と同量以下の流
量で制御される第2の血漿ポンプ13の作用によって行
なわれる6次に、濃縮された血漿は沈澱剤除去器12に
よって残存する沈澱剤の除去、電解質等の調整が行なわ
れ、ダブルローラ方式の血漿ポンプ3により採取血漿量
と等量が血液血漿混合器9に送液され、血液血漿混合器
9において血漿分離器2より送られてきた濃厚な血液と
混合され、血液導出部すから患者に返還される。
■0発明の作用効果
以上述べた如く本発明によれば、血漿中に含まれる免疫
グロブリン、フィブリノーゲン等の高分子蛋白質を効率
良く分離し、除去する装置を提供できる。好ましくは、
塩化ナトリウムまたは塩化カリウムのようなアルカリ金
属塩化物が蛋白質沈澱剤として使用される。これら沈澱
剤は大量に添加しても沈澱効果に変化はなく、血漿中の
蛋白質を変性させることもないので大量の血漿を浄化処
理しても安−全件が高い、また沈澱剤は免疫グロブリン
、フィブリノーゲン等大分子量の蛋白質のみを選択的に
沈澱させ、アルブミン等の有用な小分子量の蛋白質は殆
ど沈澱させないから、自己血液の浄化処理後に有用成分
(アルブミン他)を本人に返還でき、血漿交換治療にお
ける置換液が不要と”なり、肝炎、アレルギー等の副作
用、費用、供給不足等の問題が解決される。
グロブリン、フィブリノーゲン等の高分子蛋白質を効率
良く分離し、除去する装置を提供できる。好ましくは、
塩化ナトリウムまたは塩化カリウムのようなアルカリ金
属塩化物が蛋白質沈澱剤として使用される。これら沈澱
剤は大量に添加しても沈澱効果に変化はなく、血漿中の
蛋白質を変性させることもないので大量の血漿を浄化処
理しても安−全件が高い、また沈澱剤は免疫グロブリン
、フィブリノーゲン等大分子量の蛋白質のみを選択的に
沈澱させ、アルブミン等の有用な小分子量の蛋白質は殆
ど沈澱させないから、自己血液の浄化処理後に有用成分
(アルブミン他)を本人に返還でき、血漿交換治療にお
ける置換液が不要と”なり、肝炎、アレルギー等の副作
用、費用、供給不足等の問題が解決される。
また本発明によれば血漿中の蛋白質成分の分離除去工程
がオンラインで一括しそ実施されるので、全体としての
処理時間が短縮され、且つ細菌感染の危険性が少ない。
がオンラインで一括しそ実施されるので、全体としての
処理時間が短縮され、且つ細菌感染の危険性が少ない。
第1図は本発明の一実施例に係る血液浄化装置の構成図
、 第2図は本発明あ他の実施例に係る血液浄化装置の構成
図である。 主要部分の符号の説明 l・・・血液ポンプ、2・・・血漿分離器、3・・・血
漿ポンプ、4・・・容器、5・・・沈澱剤溶液ポンプ、
6・・・混合器、7・・・血漿濾過器、訃・・血漿成分
調整器、9・・・血漿層液混合器、1o・・・制御部、
11・・・血漿濃縮器、12・・・沈澱剤除去器、13
・・・第2の血漿ポンプ
、 第2図は本発明あ他の実施例に係る血液浄化装置の構成
図である。 主要部分の符号の説明 l・・・血液ポンプ、2・・・血漿分離器、3・・・血
漿ポンプ、4・・・容器、5・・・沈澱剤溶液ポンプ、
6・・・混合器、7・・・血漿濾過器、訃・・血漿成分
調整器、9・・・血漿層液混合器、1o・・・制御部、
11・・・血漿濃縮器、12・・・沈澱剤除去器、13
・・・第2の血漿ポンプ
Claims (6)
- (1)血漿を送液すると共に該送液した血漿と等量の処
理済みの血漿を返送する血漿ポンプと、前記血漿中の所
定の蛋白質成分を沈澱させるための沈澱剤溶液と、前記
血漿ポンプに連動し一定の送液比率で前記沈澱剤溶液を
送液する沈澱剤溶液ポンプと、送液された前記血漿と前
記沈澱剤溶液を混合する混合器と、該混合器内で生成さ
れた沈澱物質を除去する血漿濾過器と、濾過された血漿
中の沈澱剤を除去すると共に水分量及び電解質の調整を
行なって前記処理済みの血漿を生成する血漿成分調整器
と、前記血漿ポンプ及び前記沈澱剤溶液ポンプを駆動制
御する制御部を備えることを特徴とする血漿中の蛋白質
成分の分離除去装置。 - (2)血漿成分調整器は、血漿ポンプに連動し該血漿ポ
ンプの送液流量以下の流量で動作する第1の血漿ポンプ
と、該第1の血漿ポンプと連動し添加された沈澱剤溶液
量以上の除水を行なう血漿濃縮器と、濃縮された血漿中
の沈澱剤の除去及び電解質の調整を行なう沈澱剤除去器
より成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
血漿中の蛋白質成分の分離除去装置。 - (3)沈澱剤溶液が各種無機塩類溶液であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の血漿中の
蛋白質成分の分離除去装置。 - (4)沈澱剤溶液が各種有機容媒溶液であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の血漿中の
蛋白質成分の分離除去装置。 - (5)沈澱剤溶液が無機又は有機酸溶液であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の血漿中
の蛋白質成分の分離除去装置。 - (6)血液の導入部導出部間に血漿分離器と血漿血液混
合器を有する本管部と、前記血漿分離器により分離され
た血漿を側管に導出して送液すると共に該送液した血漿
と等量の処理済みの血漿を前記血漿血液混合器に送液す
る血漿ポンプと、前記血漿中の所定の蛋白質成分を沈澱
させるための沈澱剤溶液と、前記血漿ポンプに連動し一
定の送液比率で前記沈澱剤溶液を送液する沈澱剤溶液ポ
ンプと、送液された前記血漿と前記沈澱剤溶液を混合す
る混合器と、該混合器内で生成された沈澱物質を除去す
る血漿濾過器と、濾過された血漿中の沈澱剤を除去する
と共に水分量及び電解質の調整を行なって前記処理済み
の血漿を生成する血漿成分調整器と、前記血漿ポンプ及
び前記沈澱剤溶液ポンプを駆動制御する制御部を備える
ことを特徴とする血漿中の蛋白質成分の分離除去装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14931184A JPS6129362A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 血漿中の蛋白質成分の分離除去装置 |
US06/753,713 US4678566A (en) | 1984-07-20 | 1985-07-10 | Apparatus for separating proteins from blood plasma |
DE3587888T DE3587888T2 (de) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Mittel zum Abtrennen von Proteinen aus Blutplasma. |
DE8585108830T DE3586832T2 (de) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Vorrichtung zum abtrennen von blutplasma-eiweiss. |
EP90113273A EP0399572B1 (en) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Apparatus for separating proteins from blood plasma |
DE3587989T DE3587989T2 (de) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Vorrichtung zur Trennung der Proteine vom Blutplasma. |
EP90113272A EP0404202B1 (en) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Agent for separating proteins from blood plasma |
EP85108830A EP0168801B1 (en) | 1984-07-20 | 1985-07-15 | Apparatus for separating proteins from blood plasma |
US07/026,995 US4774019A (en) | 1984-07-20 | 1987-03-17 | Agent for precipitative separation of proteins from blood plasma |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14931184A JPS6129362A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 血漿中の蛋白質成分の分離除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6129362A true JPS6129362A (ja) | 1986-02-10 |
JPH0114788B2 JPH0114788B2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=15472349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14931184A Granted JPS6129362A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 血漿中の蛋白質成分の分離除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6129362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62266071A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-18 | テルモ株式会社 | 血漿蛋白質分離装置 |
JPH0323866A (ja) * | 1989-06-21 | 1991-01-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 体外循環回路 |
JP2011002679A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP14931184A patent/JPS6129362A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62266071A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-18 | テルモ株式会社 | 血漿蛋白質分離装置 |
JPH0323866A (ja) * | 1989-06-21 | 1991-01-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 体外循環回路 |
JP2011002679A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0114788B2 (ja) | 1989-03-14 |
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