JPS61289086A - コウジ酸リン酸エステル化合物 - Google Patents

コウジ酸リン酸エステル化合物

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JPS61289086A
JPS61289086A JP13078385A JP13078385A JPS61289086A JP S61289086 A JPS61289086 A JP S61289086A JP 13078385 A JP13078385 A JP 13078385A JP 13078385 A JP13078385 A JP 13078385A JP S61289086 A JPS61289086 A JP S61289086A
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phosphoric acid
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なコウジ酸化合物、その製造法およびこ
れを含有してなる皮膚外用剤に関する。
更に詳1.<は、本発明は熱、光、PRなどに対する安
定性に極めて優れ、且つコウジ酸に由来するメラニン抑
制効果ならびに色素沈着症などに著効を有する新規な=
ウジ酸すン酸エステル化合物と、これを基剤中に含有I
−てなる皮膚外用剤を提供せんとするものである。
従来、コウジ酸は例えばアスペルギルス属、ペニシリウ
ム属、アセトバクター属などのコウジ酸生産能を有する
菌株をブドウ糖などを炭素源とする液体培地中で静置培
養乃至は振盪培養することによシ生成される物質として
知られてい友。そして、このコウジ酸については、その
薬理的な研究や安全性についても評価がなされ、その結
果、コウジ酸には優れた紫外線防止効果、抗酸化能やチ
ロシナーゼ活性阻害に基ずくメラニン生成抑制作用及び
色素沈着症の改善効果などを有L、且つ皮膚に対する副
作用も殆どないことが明らかとなった(特開昭53−3
538号、特開昭53−6432号、特開昭53−18
739号、特開昭55−157509号公報ほか参照)
i−か(7、コウジ酸の物質自体は熱、光、pHなどに
対する抵抗性は弱く、分解による着色、効果の減殺など
を引き起こし、またコウジ酸は鉄、銅等多くの金属イオ
ンと錯体を形成(主と1−でコウジ酸の5位の水酸基が
関与)して着色1−でしまうなど、保存性においても、
また実際的な使用上においても多くの問題を抱えていた
これに対して、コウジ酸の5位乃至#′i7位の水酸基
の何れかも1.<は両方をアシ1化(−て・その保存安
定性を改善することも行われていた(特開昭54−92
632号、特開昭56−7710号、特開昭56−77
76号、特開昭56−77272号、特開昭56−79
616号公報等参照)。これらのコウジ酸アシルエステ
ル化合物は、元来水溶性であるコウジ酸を脂溶性化する
とともに、保存安定性に影響を与える5位乃至は7位の
水酸基を封鎖することを目的としていた。I−かL %
 コウジ酸の7位−モノアシル化物の場合には、5位水
酸基によるキレート形成が防げない(着色)ばか)か、
5位−モノアシル化物更には5,7位−ジアシル化物に
おいてさえも、キレート形成、各種pH下における保存
安定性は未だ不充分であり、着色、分解などを起こl/
 、未だ実際における使用において満足し得ないもので
あった。
そこで、本発明者らは、この希有な活性を有り工業的に
も有用なコウジ酸に着目し、上記従来の問題点を解決l
−で価値の高いコウジ酸化合物を得んと種々実験研究を
重ねた結果、少なくとも5位の水酸基部分をリン酸エス
テル化1−た誘導体が前記問題点を解決し得ること、ま
た7位の水酸基部分には必要に応じて各種の官能基を導
入することによシ保存安定性の更なる向上と溶解能の幅
拡大とが図れること、1−かも生体中ではコウジ酸に由
来する活性も充分圧発揮され得ることなどを見い出し、
本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)(式中、Rは水
素又は直鎖状、分岐状、環状、多環状のアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、及びアルカリ金属、アルカリ
土類金属、第4級アミンよシ選ばれる1種または2種、
Xは水素又は飽和・不飽和アシル基、リン酸基及びその
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、第4級アミン塩
を表わす。) で示されるコウジ酸リン酸エステル化合物であり、また
7位の水酸基が保護された又はされていないコウジ酸と
リン酸ハロゲン化物とを有機溶媒中、有機塩基の存在下
に、室温以下で反応させて得られるコウジ酸リン酸エス
テル誘導体を、中性乃至は酸性条件下で加水分解するこ
とを特徴とする一般式(I)で示されるコウジ酸すン酸
エステル化合物の製造法であり、更には一般式(1)で
示されるコウジ酸すン酸エステル化合物を含有すること
を特徴とする皮膚外用剤に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のコウジ酸すン酸エステル化合物は、一般式(I
)に示1−た如く、コウジ酸の5位の水酸基部分にリン
酸基を導入(−たリン酸モノエステル化合本 物を基体骨格とL、これを必要に応じてリン酸基部分を
更にアルキル乃至はアルケニル、アリールエステル化、
または塩の形と1−たものである。一方、2位のオキシ
メチル基言い換えると7位の水酸基については、これを
そのまま残すことも可能であるし、またはアシルエステ
ル化、リン酸エステル化及びその塩などと1−九もので
も良い。これらのコウジ酸すン酸エステル化合物の具体
例としては、コウジ酸−5−0−リン酸、コウジ酸−5
−〇−リン酸ジナトリウム、コウジ酸−5−〇−リン酸
モノカリウム、コウジ酸−5−〇−リン酸マグネシウム
、コウジ酸−5,7−0,0−シリン酸、コウジ酸−5
,7−0,0−シリン酸テトラナトリウム、コウジ酸−
5.7−0.0−シリン酸テトラカリウム、コウジ酸−
5,7−0,0−シリン酸シカルシウム、コウジ酸−7
−0−アセチル−5−0−リン酸、コウジ酸−7−〇−
バルミトイル−5−〇−リン酸、コウジ酸−7−0−オ
レオイル−5−〇−リン酸、コウジ酸−7−0−2−エ
チルヘキサノイル−5−0−リン酸、コウジ酸−7−〇
−バルミトイル−5−0−リン酸モノナトリウム、コウ
ジ酸−7−0−オレオイル−5−0−’、lン酸マグネ
シウム、コウジ酸−7−0−オクタノイル−5−0−リ
ン酸ジトリエタノールアミン、コウジ酸−5−0−リン
酸ジメチル、コウジ酸−5−〇 −17ン酸ジフエニル
、コfyジ酸−5−0−!jン酸メチルナトリウム、コ
ウジ酸−5−〇−リン酸モノオクチル、コウジ酸−5−
〇−リン酸オクチルマグネシウム、コウジ酸−7−0−
ラウロイル−5−0−リン酸ジエチル、コウジ酸−7−
〇−ミリストイル−5−0−リン酸エチルナトリウム、
コウジ酸−7−0−オレオイル−5−0−リン酸オレイ
ルマグネシウム、コウジ酸−5−0−+、Iン酸オレイ
ル、コウジ酸−5−〇−リン酸コレステリル、コウジ酸
−7−〇−ステアロイル−5−0−リン酸メンチルカル
シウムなどの、一般式(r) 中のRが水素又は炭素数
1〜32の直鎖状、分岐状、環状、多環状のアルキル基
、アルケニル基、アリール基、及びナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属、及びモノエタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、アルギニン、リジ
ン、ヒスチジン等よ勺成る第4級アミンなどよ〕選択さ
れる1種または2種が挙げられるが、この中ではRが水
素、低級アルキル基、アルカリ金属、アルカリ土類金属
の単独乃至は組合せたものがよシ好ま1−い。一方、X
については、水素又は炭素数2〜22の飽和・不飽和ア
シル基、リン酸基及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩、第4級アミン塩などが挙げられ、更に必要で
あるならばそのリン酸基部分をアルキル乃至はアルケニ
ル、アリールリン酸基と1.たものでも構わない。
以上、これら本発明のコウジ酸すン酸エステル化合物は
、これまで全く知られていなかった新規な化合物であシ
、j2かも従来のコウジ酸、コウジ酸アシル化物と比べ
て、金属イオン存在下でも全くキレート形成を引き起こ
さず、且つ熱や光に対1−すこぶる安定な優れた保存安
定性を有1.ている。
更に、製剤化を考慮l−た場合でも、特に酸性〜中性領
域においては分解、着色などの経時変化を殆んど起こさ
ず、また各種外用基剤に容易に配合し得るなどの優れた
特性を有している。一方、毒性や皮膚に対する副作用の
心配のない安全なものでもある。
これら本発明のコウジ酸すン酸エステル化合物の一般的
な性状は、導入される官能基の種類や大きさなどにょシ
各種の態様を取るが、性状と[−では無色〜微黄色の液
状〜粘稠液状のものが多く、また塩の形と(7た場合に
は結晶化するものもある。
一方、溶解性については基本骨格の状態では水溶あるO 尚、本発明のコウジ酸リン酸エステル化合物に類似する
ものと1−で、7位の水酸基をリン酸エステル化し、5
位の水酸基をそのまま、乃至はアシル化したもの例えば
コウジ酸−7−〇−リン酸やコウジ酸−5−0−バルミ
トイル−7−0−!Jン酸なども検討1〜たが、これら
の場合には安定性特に金属イオンとのキレート形成にお
いて、本発明のものに比べて見劣シするものであった。
次に、本発明のコウジ酸リン酸エステル化合物の製造法
について述べる。
本発明の製造法においては、先ずコウジ酸もL〈は7位
の水酸基を保護1.たコウジ酸にリン酸ハロゲン化物を
作用させる。7位の水酸基の保護基とI−ては、トリチ
ル基、アセチル基、プロピオニル基、アクリル基、バリ
ル基、カプリル基、ラウリル基、バルミトイル基、オレ
イル基、ステアリル基などが例示されるが、これらに限
られるものではない。また、方法と1〜では、例えばト
リチル基についてはピリジン溶液中で塩化トリチルを作
用させた沙、各種アシル基については特開昭54−92
632号の方法を用いたり、その他の保護基については
保護基の種類に応じた文献等記載の既知の方法で行なえ
ばよい。
一方、リン酸ハロゲン化物とi−ては、具体的には例え
ばオキシ塩化リン、オキシ臭化リン、オキシフッ化リン
、テトラクロロピロリン酸、メチルリン酸ジクロライド
、ジメチルリン酸クロライド、エチルリン酸ジクロライ
ド、ジエチルリン酸クロライド、エチルリン酸ジブロマ
イド、アリルリン酸ジクロライド、ジフェニルリン酸ク
ロライド、オレイルリン酸ジクロライド、ステアリルリ
ン酸ジクロライド、ジオクチルリン酸クロライドなどが
挙げられるが、これらの他でも通常リン酸エステル化反
応に適用I7得るものは何れも使用し得る。
また、アルキルリン酸ジクロライドなどの場合にル は、充分に脱水したアルコ−奔と46−ルチジン等の有
機塩基とともに低温下、オキシ塩化リン等とを反応させ
ることによって得られ、これを取シ出すことなくコウジ
酸のリン酸エステル化反応に用いることもできる。
このコウジ酸のリン酸エステル化反応については、目的
とする化合物例えば5−0−モノリン酸もL <は5,
7−0.0〜シリン酸の違いなどに応じて適宜に保護基
の有無を選択すれば良い。また、リン酸ハロゲン化物の
使用量は、溶媒の種類、反応温度、リン酸ハロゲン化物
の種類などによ如異なる為−概には規定できないが、通
常は例えば保護基を有するコウジ酸に対1−て等モル乃
至はそれ以上、好ま1〜くは等モル−倍モル程度使用す
るのが良い。尚、保護基を有1.ないコウジ酸を用い5
゜7−0.0−シリン酸エステル化を図る場合には倍モ
ル以上のリン酸ハロゲン化物を用いることは言うまでも
ない。
リン酸エステル化反応は、有機溶媒中で、有機塩基の存
在下に、室温以下の温度条件下で容易に進行j−てコウ
ジ酸リン酸エステル誘導体を与える。
この時用いられる有機溶媒と1.ては、具体的にはベン
セン、トルエン、テトラヒドロフラン、アセトン、トリ
メチルフォスフェート、トリメチルフォスフェートなど
が例示され、これらを単独もしくは混合して用いる。但
し、ピリジンやジメチルホルムアミドなどはリン酸〕・
ロゲン化物と反応し、複雑な生成物を与え、収率を低下
させるため、避けた方が良い。一方、有機塩基と1−で
は、例えばトリエチルアミン、トリオクチルアミン等の
脂肪族アミン、ジメチルアニリン、ピリジン、N−、t
チルモルホリン、N−エチルピペリジン、ルチジン、コ
リジン、キノリン等の芳香族アミンカ用イられる。また
使用量は、モノリン酸エステル化に際しては使用するコ
ウジ酸に対j2て等モル、シリン酸エステル化に際]−
ては倍モルが必要である。
この場合、その後の加水分解に際1−過剰の有機塩基が
残存l−ているとコウジ酸リン酸エステル化合物の最終
収率が低下するため、等モル(モノ)、倍モル(ジ)を
超える有機塩基の使用は避けた方がよい。更に、反応温
度は、比較的低温下、具体的には室温以下好ましくは0
℃以下の条件下で行なわれ、30分〜数時間の短時間で
反応は完了する。高温下、乃至は加熱は余分な副反応を
誘発するばかシか、コウジ酸自体の分解、変質を伴なう
ので避けるべきである。
次に、得られたコウジ酸すン酸エステル鰐導体を中性乃
至は酸性条件下で加水分解することによυ、目的のコウ
ジ酸すン酸エステル化合物が得られる。但し、コウジ酸
リン酸エステル誘導体が、例えばコウジ酸−5−0−リ
ン酸ジアルキルの如きものである場合は、以降の加水分
解工程は不要となる。(−か1−、コウジ酸リン酸エス
テル誘導体は、通常コウジ酸ハロリン酸エステルである
ことが普通であシ、斯る場合には加水分解反応は、一般
に上記の反応によって得られるコウジ酸リン酸エステル
誘導体を含む反応液に、水を加°えるだけで速やかに進
行する。加水分解は水塊外の酸性条件下でも進行L、塩
酸、硫酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸等の有機酸の
水溶液又は含水アルコール溶液を用いることができる。
但1〜、アルカリ条件下における加水分解はリン酸エス
テル結合の解離を伴なう恐れがあるので避けた方がよい
また、コウジ酸すン酸エステル化合物を塩の形で取シ出
す時は、遊離酸の形のコウジ酸リン酸エステルに対l〜
て、アルカリ水酸化物やアルカリ土類水酸化物などで中
和するか、よ〃好it、<は有機塩例えば酢酸ナトリウ
ムや酢酸マグネシウム等を加えた後、アルコール等を加
えて、塩の形で析出させることが有利である。
以下、更に本発明のコウジ酸すン酸エステル化合物及び
その製造法を詳細に説明するため実施例を示す。
実施例1. コウジ酸−5−0−リン酸オキシ塩化リン
1.539(0,01モル)ヲベンゼント(JR1/T
HF40ゴ混合溶媒に溶解し、これにコウジ酸1.42
p(0,01モル)、2,6−ルチジン1.079 (
0,01モル)をトリエチルフォス7−− ト5d/T
HF50Mの混合溶媒に溶解させたものを、−20℃下
、約1時間かけて滴下反応させる。滴下終了後、更に0
℃以下で2時間反応させろ。析出1.た2、6−ルチジ
ン塩酸塩を濾別後、0、729 (0,04モル)の水
を加えて加水分解する。2時間後、溶媒を留去すると粘
稠淡黄色液体を得る。シリカゲルカラムに投入し、クロ
ロホルムでトリエチルフォスフェートを、クロロホルム
/アセトン(8/2)で未反応コウジ酸を、そt。
て水でコウジ酸−5−0−リン酸を溶離する。その後4
0℃以下で水を留去すると微黄色液体として1.39 
(収率60チ)を得た。
O元素分析値 CHP 実験値 32.40 3.1214.02理論値 32
.43 3.15 、13.960赤外線吸収スペクト
ル (第1図参照) ONMRJ値(CDC13−CD30D)(第2図参照
) 4.4(3)  −CH20H。
8.2(d) ム オキシ塩化リン1.539(0゜01モル)をT501
に溶解冷却lまたものに、7−トリチルコウジ酸3.6
8.9 (0,01モル)−、ピリジン0゜799(0
,01モル)、THFsomJの混合溶液を、−10℃
下、約1時間かけて滴下反応させる。滴下終了後、更K
O℃以下で2時間攪拌反応させる。
析出Iまたピリジン塩酸塩を濾別後、水約19を加えて
トリチル基及びリン酸クロライドを加水分解する。40
℃以下で溶媒留去後、シリカゲルカラムで精製する。得
られたコウジ酸−5−0−リン酸を水に溶解(−1等量
の酢酸マグネシウム水溶液を加えた後、エタノールを加
えてコウジ酸−5−〇−リン酸マグネシウム塩を析出さ
せる。濾過L、エタノールで洗浄jまた後、乾燥させる
と白色結晶z29(収率72壬)を得た。
0融 点  205℃(分解) ○元素分析値(C,H2O,PMg−4H20)CHP
   Mg 実験値 22.66 4.22 9.78 7.61理
論値 22.78 4.11 9.81 7.59ON
MRδ値(D20)  (第3図参照)4.6 (s 
)  −CH20H。
8.4(d) 実施例3. コウジ酸−5−0−リン酸エチル無水エタ
ノール0.429(0,01モル)、オキシ塩化リン1
゜539 (0,01モル)をTHE’50dに溶解し
、−20℃に冷却しなから2,6−ルチジン1.079
(0,01モル)のベンゼン溶液101を滴下反応させ
てエチルフオスフオロジクロリデートを生成させた。次
に、この反応溶液に7−トリチルコウジ酸3.68.9
 (0,01モル)、2,6−ルチジン1.07g(0
,01モル)をTHF20dに溶解I−たものを、−2
0℃以下で滴下反応させる。その後、約19の水を加え
て加水分解l−た後、シリカゲルカラム精製して微黄色
液体のコウジ酸−5−0−リン酸エチル2.0.9 (
収率80チ)を得た。
○元素分析値 HP 実験値 39.01 4.32 12.01理論値 3
8.40 4.40 12.40ONMRδ値(CDC
13−CD30D)1.2〜t、5(d−t)  −P
−OCH2CH3、H 3,8〜4.4(d−q)  −P−QCい■3 、占
H 4,5< d )   −C4−oH18,2(d) Uh    U 実施例4. コウジ酸−5−0−リン酸エチルカリウム 実施例3で得られたコウジ酸−5−0−リン酸エチルを
エタノールに溶解L 、これに水酸化カリウムのエタノ
ール溶液を徐々に溶液のPHが中性になるまで滴下させ
ると、かすかに黄色を帯びた白色結晶を析出する。これ
を濾過L、水−エタノール−アセトンから再結晶させて
白色粉末結晶を得た。
○融 点  195℃(分解) O元素分析値(C8H,oO□PK−H2O)HP 実験値 31.93 3.80 12.78理論値 3
1.37 3.92 13.07実施例5. コウジ酸
−5−0−リイ酸シフーニルシアーニルリン酸クロライ
ド2.699(0,01モル)をトルエン20rrLl
Vc溶解し、これにトリチルコウジ酸3.689(0,
01モル)、2,6−ルチジン1.079 (0,01
モル)のTHF溶液20rILlを、−10℃〜−20
℃に冷却(−ながら滴下反応させる。滴下終了後、−1
0℃以下に保ちながら2時間攪拌を続ける。析出1−た
2、6−ルチジン塩酸塩を濾別後、0.05N塩酸エタ
ノール溶液101を加えて加水分解1.トリチル基を除
いた。溶媒を留去後、シリカゲルカラムに投与し、クロ
ロホルム次いテクロロホルム/メタノールで溶離シてコ
ウジ酸−5−0−リン酸ジフェニルの微黄色透明性結晶
3.3.9 (収率87チ)を得た。
○融 点  74.5°C O元素分析値 HP 実験値 58.03 3.94 8.37理論値 57
.75 4.01 8.29o NMRa 値(CDC
13) 4.4 (s )  −CH20H。
h 実施例6. コウジ酸−7−〇−アセチル−5−〇−リ
ン酸ジフェニル 実施例5で得られたコウジ酸−5−0−リン酸ジフェニ
ル1.87.!ii’(0,005モル)を、ベンゼン
50Illに溶解1−1これK O,05モル無水酢酸
−ビリジンでアセチル化後、溶媒を留去し、これをシリ
カゲルカラムに投入1−、クロロホルム/メタノール(
9/1 )で溶離すると、コウジ酸−7−〇−アセチル
−5−〇−リン酸ジフェニルの白色結晶1.979(収
率95%)を得た。
Q融 点  76.0℃ ○元素分析値 CHP 実験値 57.65 4.11 7.39理論値 57
.69 4.09 7.45ONMRδ値(CDC13
)(第4図参照)2.2 (s )  −CH20CO
CH,,5,0(s )  −CH20Ac 実施例7. コウジ酸−7−〇−オレイル−5−0−リ
ン酸エチルナトリウム 実施例3の如くj−で生成せしめたエチル7オスフオロ
ジクロリデートに、コウジ酸−7−0−オレエート4.
069(0,01モル)、N−エチルモルホリン1.1
59 (0,01モル)のトルエン溶液20ILtを、
−10℃に冷却下、滴下反応させる。
更に2時間攪拌反応させた後、水を加えて加水分解する
。溶媒を留去後、エタノールに溶解し、これに水酸化ナ
トリウムのエタノール溶液を徐々に溶液のPHが中性に
なるまで滴下させると、かすかに黄色を帯びた白色結晶
を析出する。これを濾取し、水−エタノール−アセトン
から再結晶させて白色粉末結晶3.09(収率55俤)
を得た。
○融 点 210℃以上で徐々に炭化分解O元素分析値
(C26H,08PNa −H2O)CHP 実験値 56.01 8.09 5.53理論値 56
.32 7.94 5.60o NM RJ 値(C’
I)C’l 3−CD30D )0.90(t)  部
、− 1,3〜2.4 (m )  −CH2,−CH2−C
H=CH2゜4.9(S)−CH20−COC17H3
3s、3(t)  −CH=CH− 実施例8. コウジ酸−7−0−オクタノイル−5−〇
−リン酸マグネシウム オキシ塩化リン1.539(0,01モル)のTHF溶
液5(1!!を一10℃に冷却下、これVζζタウ酸−
7−0−オクタネート2.68.9(0,01モル)、
トリエチルアミン1.019(0,01モル)、TI(
F20IILtの混合溶液を滴下反応させる。これに水
を加えて加水分解後、溶媒を留去し、水−エタノール混
合溶媒に溶解L、酢酸マグネシウム水溶液を加え、更に
エタノールを加えて沈殿を析出させ、コウジ酸−7−0
−オクタノイル−5−0−リン酸マグネシウムの白色結
晶2.29(収率49チ)を得た。
O融 点  200℃(分解) O元素分析値(C,、H,,0,P、’1句−H20)
CHP   Mg 実験値 37.986.017.135.40理論値 
38.016.117.015.43oNMRδ値(C
D30D−D20) 2.2(t)−C■馬(CH2)5α。
4.9 (s )  −CH20CO一実施例9. コ
ウジ酸−5,7−0,0−シリン酸ジマグネシウム オキシ塩化リン3.069(0,02モル)をTHF5
0dに溶解したものへ、コウジ酸1.429(0,01
モル)、キノリン2.589(0,02モル)、トリメ
チルフオスフー−) 5 Qmの混合溶液をドライアイ
ス/アセトンで−20〜−30°Cに冷却下、滴下反応
させる。滴下終了後、更に同温度下で2時間攪拌反応さ
せる。析出1.たキノリン塩酸塩を低温下濾別後、1.
44.9(0,08モル)の水を加えて加水分解する。
40℃以下で溶媒留去後、水素イオン型強酸性カチオン
交換樹脂を用いて精製した。得られたコウジ酸−5,7
−0,0−シリン酸を水に溶解1−1倍等量の酢酸マグ
ネシウム水溶液を加えた後、エタノールを加えてコウジ
酸−5゜7−0.0−シリン酸ジマグネシウム塩を析出
させる。濾過1−、エタノールで洗浄1〜た後、乾燥さ
せると白色結晶1.19 (収率32チ)を得た。
○融 点  250℃以上で分解 ○元素分析値 CHP   Mg 実験値 15.35 4.15 12.98 10.0
2理論値 15.]、7 4.21 13.06 10
.24ONMRδ値(D20) 5.1(d)  −CH2−0−P− 次に上記の如< して得られた本発明のコウジ酸すン酸
エステル化合物が如何に優れた保存安定性を有1−てい
るかを評価1−た結果を示す。
これまで、コウジ酸は鉄、銅など多くの金属イオンとキ
レート化合物を作ることが文献等で知られ、特に鉄イオ
ンとのキレート形成ではsppm穆度で4赤褐色を呈す
。これが為、コウジ酸は鉄(財)イオンの検出用試薬と
1−で用いられている程である。然るに、このコウジ酸
を、薬理的活性を期待1−で、皮膚外用剤特には化粧料
に用いようと1゜た場合、配合基剤中の必須原料例えば
水、カオリン雲母、染料、顔料などに混入1−でくる鉄
イオンによって、経時的に着色してくるため商品価値を
著しく損なってしまう問題があった。そこで、本発明の
コウジ酸すン酸エステル化合物と、比較品として従来か
らのコウジ酸及びコウジ酸アシルエステルとを用いて、
鉄イオンによる経時下における着色度の比較実験を行な
った。方法は、各試料を水/エタノールー号混合液に溶
解1−ておき、104 FeCl3溶液をピペットで一
滴落と1−1色の変化を室温下、経時的に観察した。そ
の結果を表−1に示1−だ。
表−19着色度 (評 価)変化なl−←)ぐ−−う赤褐色(−1444
−)表−1の結果より明らかな様に、本発明のコウジ酸
すン酸エステル化合物は何れも、従来のコウジ酸やコウ
ジ酸アシルエステルに比べて、鉄イオンKJる呈色が全
くみられないことが示された。
このことは、皮膚外用剤や化粧料ほかの製造において、
極微量の鉄イオンを排除することは現実的に不可能なこ
とから鑑みて、その有用性は極めて高いものと言える。
更に本発明者らは、本発明のコウジ酸すン酸エステル化
合物の保存安定性を確認するため、本発明のコウジ酸す
ン酸エステル化合物の一つであるコウジ酸−5−0−リ
ン酸マグネシウムを用い、その熱ならびに光に対する安
定性について、コウジ酸を対照品と1−で評価1.た。
方法は、各試料物質を所定のM/10クエン酸緩衝液に
0.5係濃度となるように溶解後、1Mクエン酸も1.
りはIN水酸化ナトリウム溶液で再度PHp整を行なっ
た。P)f調整後のPH値は、本発明品については、4
.17.5.08.5.91.6.97.7.47であ
り、また比較品については4.11.5.06.5.9
9.6.94.7.47であった。
次に、これらの試料液を、100℃、3時間処理(熱安
定性)するか、もしくは太陽光に5時間暴射(光安定性
)した後、淡黄〜黄褐色に着色17た試料液の4 Q 
Q nmの吸光度を測定j2、その数値から変質度を評
価j7た。その結果は第5図に示l−た。
第5図に示された如く、本発明のコウジ酸−5−〇−リ
ン酸マグネシウムは、対照品のコウジ酸と比較1.て、
先ず熱に対j7ては中性〜弱アルカリ性領域の範囲にお
いて、一方、光に対しては全てのPH領領域おいて明ら
かに着色(変質)が抑えられてお夛、優れた化学的保存
安定性を有I−ていることが判明した。
次に、本発明のコウジ酸すン酸エステル化合物を必須成
分とj−て含有I7た皮膚外用剤について説明する。
本発明に係るコウジ酸すン酸エステル化合物は、前述の
如く、基本的には水溶性のものが中心をなし、これらは
、他の賦型剤、希釈剤、補助剤などと共に、クリーム、
ローン1ン、粉末剤、軟膏などの形で剤型化される。こ
れら医薬用及び化粧用の皮膚外用剤は、乳化、分散、溶
解、混合などの涜 手伝を用いて、常法により製造できる。
また、皮膚外用剤中におけるコウジ酸すン酸エステル化
合物の含有量は凡そ0.01〜5重量係の範囲であり、
この中では皮膚の黒化を予防することを目的とする化粧
料の如き皮膚外用剤にあっては0.1〜1重量係の範囲
が好適には選択され、またメラニン色素の脱色等を目的
とする治療剤の如き皮膚外用剤にあっては1重量係以上
の範囲が好適には選択される。上記範囲よ)少ない含有
量の場合には、例えば経皮吸収性の悪い剤型などを用い
た時に、皮膚外用剤を塗布j−ても、コウジ酸すン酸エ
ステル化合物の経皮吸収量が皮膚の黒化を防止する至適
量に至らない場合があ〃、逆に多くなシすぎた場合には
、効果そのものは発現1−得るものの、過度のチロシナ
ーゼ活性阻害による不自然な脱色効果を皮膚に与える場
合がある。
これらコウジ酸すン酸エステル化合物を皮膚外用剤に含
有させる際には、これらを単独で、あるいは併用1−て
も−1またはその他の還元性物質、紫外線吸収・散乱剤
などと共に用いても良い。
ここで、本発明の皮膚外用剤が、発明の目的たる皮膚の
メラニン抑制効果や色素沈着症の改善をなすためには、
皮膚外用剤中のコウジ酸すン酸エステル化合物が経皮吸
収にょシ皮膚内に取込まれた後、酵素等の働きによりコ
ウジ酸を遊離することが、作用効果を発現する上での技
術的なポイントとなる。すなわち、遊離j7たコウジ酸
を生成り得ることによ)、従来知られたコウジ酸の著効
が期待される訳である。
そこで、本発明者らは、本発明に係るコウジ酸すン酸エ
ステル化合物の一つであるコウジ酸−5−〇−リン酸マ
グネシウム塩を用い、肝ホモジネートにより遊離のコウ
ジ酸が生成するか否かの実験を、ラット肝を使用L、コ
ウジ酸への変換率とチロシナーゼ阻害をメルクマールと
12で調べた。
方法は、コウジ酸−5−0−リン酸マグネシウム溶液(
5m9/R1) 2. Orntにラット肝ホモジネー
トを6.0尼、0.1M酢酸緩衝液(PH4,7)を2
.0d加えた後、37℃下で1時間反応させた。次に、
反応液の0.2 mを採取17、これに0.5 % F
eCl3溶液3.Odを添加j〜た後、5 Q Q n
mの吸光度を測定j−た。一方、ラット肝ホモジネート
のみを同様に1−て発色させたものの吸光度を測定1−
1これをブランクと1−て上記測定値を補正1−た後、
コウジ酸単独の検量線よ)コウジ酸量を求め、コウジ酸
−5−〇−リン酸マグネシウムからコウジ酸への変換率
を算出した。
また、チロシナーゼ阻害活性は、Harding −p
assay マウスメラノーマから抽出したチロシナー
ゼ酵素を使用1−1その酵素活性をドーパ−クロームの
475 nmの吸光度を測定するフォトメトリー法によ
って調べた。
上記ホモジネート反応液0.2dを採取1−、ドーパ溶
液C〜/d)ld、0.1Mリン酸緩衝液(PHas)
x、6R1を加えた後、チロシナーゼ酵素液0.2罰を
添加I−で反応を開始する。37℃、10分間インキュ
ベート1−た後、475mmの吸光度を測定(Dl)l
−た。一方、肝−ホモジネートのみを同様に1−で反応
させたものの吸光度を対照とl−て測定(D2)l−た
後、次の式からチロシナーゼ活性阻害率を算出した。
以上の結果、コウジ酸−5−〇−リン酸マグネシウムは
、ラット肝ホモジネートと反応させると、1時間の時点
で既に58.41がコウジ酸に変換されて1.まうこと
、及び肝ホモジネートのみを添加1、たときのチロシナ
ーゼ活性を68係(無添加系に対(〜ては71.1)も
阻害することが判BAI−た。
これらのことよシ、コウジ酸リン酸エステル化合物は、
生体内に取シ込まれた後は、酵素の働きによシ速やかに
加水分解されてコウジ酸を生成j7、例えばチロシナー
ゼ活性阻害等の効果を強力に発現し得ることが実証され
た。
更に、本発明者らは、本発明の皮膚外用剤の実使用系に
おける評価を確認するため、本発明のクリーム(後記実
施例10)と従来公知のコウジ酸乃至はコウジ酸ジアセ
テートを含有する比較品のクリーム(後記実施例10中
のコウジ酸−5−〇−リン酸マグネシウムを夫々コウジ
酸、またはコウジ酸ジアセテートに置換したもの)とを
用いて、皮膚に対する色黒、シミ、ソバカスの防止の使
用テスト(30名女性パネラーによる1ケ月長期連用テ
スト)を行なったが、ここにおいても本発明の皮膚外用
剤は、効果上は比較品のクリームと比べて同等及型はそ
れ以上であることが確認された。
また、比較品のクリームはテスト期間中に黄変が進行(
−で商品価値の著L <低いものになってしまったのに
対し、本発明のクリームはテスト終了時においても、何
ら変化を示さないか、あっても僅かに微黄色を呈するに
留まシ、本発明の皮膚外用剤の優秀性が証明された。
以上、詳述1−た如く、本発明はコウジ酸のもつ薬理効
果を維持1−ながら、安定性面及び鉄イオン等の金属イ
オンとの錯体形成を起こさないなどの、優れた特性を有
する新規なコウジ酸リン酸エステル化合物を得たこと、
及びその製造法を確立したことであり、また、この優れ
たコウジ酸リン酸エステル化合物を基剤中に含有させる
ことによ殴、メラニン生成を抑制し皮膚の黒化やシミ、
ソバカスを予防j−たシ、色素沈着症を改善したシし得
、且つ製品品質面でも優れた皮膚外用剤を得たことであ
る。
以下に、本発明の皮膚外用剤の実施例を示す。
尚、配合割合は重量部である。
実施例10.  クリーム (8) セタノール            7.0鯨
   ロ   ウ                 
          3.0ラノリン        
     2.0流動パラフイン         2
0.0抗酸化剤             0.1ソル
ビタンモノオレート           2.0ポリ
オキシエチレンモノオレート3.5(至)グリセリン 
          5.0コウジ酸−5−0−リン酸
マグネシウム       1.0精製水      
 56.2 (q 香   料                 
 0,2(方法) (8)と■を個別に80℃で溶解1−1両者を混合乳化
し、冷却l−て(qを加えてクリームを得た。
実施例11.クリーム (5) セタノール            5.0ミ
ツロウ             5.0マイクロクリ
スタリンワツクス        5.0ワセリン  
            5.0スクワラン     
      10.0グリセリルモノステアレート2.
、O P、O,E(20)ソルビタンモノステアレートz。
@1,3−ブチレングリコール         5.
0グリセリン           4.0エチルパラ
ベン          0.1コウジ酸−5、7−0
、O−シリン酸        1.5精製水    
    55.2 (Q 香   料                 
 0.2(方法) 実施例10と同様にj2てクリームを得た。
実施例1z 乳 液 (8)セタノール           1.5ワセリ
ン              2.0ミツロウ   
          25スクワラン        
   10.0PQE(20)ソルビタンモノステアレ
ート3.0ソルビタンモノステアレート       
  1.5@1,3−ブチレングリコール      
    8.0メチルパラベン          0
.1アスコルビン酸リン酸マグネシウム       
 1.0精製水        69.6 (Q 香   料                 
 0.2(方法) 実施例10と同様K して乳液を得た。
実施例13.乳 液 cA)  P、0.K(so)硬化?−vシ油    
      185ヤシ油脂肪酸モノグリセライド  
      1.0オレイン酸トリグリセライド   
      8.0(2)グリセリン        
   2.5コウジ酸−5−0−リン酸ジエチル   
   1.0精製水        85.8 (q 香   料                 
 0.2(方法) 実施例10と同様にして乳液を得た。
実施例14、 ローシSン (8)エタノール           10.0プロ
ピレングリコール            5.OP、
0.E (50) 硬化ヒマシ油         0
.5香   料                  
 0.2(ト) クエン酸            0
.15クエン酸ナトリウム             
 0.1メチルパラベン              
0,05コウジ酸−5−0−リン酸エチル      
   0.1精  製  水            
   80.9(方法) (5)及び■を室温で溶解(−1(至)に(6)を加え
可溶化1−でローシ四ンを得た。
実施例15.  ローシ画ン (5)エタノール           7.01.3
−ブチレングリコール          3.0グリ
セリン                2.0P、0
.E (40)硬化ヒマシ油         0.5
香   料                  0.
1■ クエン酸            0.01クエ
ン酸ナトリウム        0.1メチルパラベン
          0.05コウジ酸−5−〇−リン
酸           0.5精  製  水   
             86.74(方法) 実施例14と同様にj−でローシ習ンを得た。
実施例16.軟 責 (8) ミツロウ             2.5ス
クワラン            7.5固  パ  
ラ                   7.5流動
パラフイン         10.0ワセリン   
          22.5ソルビタンモノオレート
3.5 P、O,Eンルビタンモノオレート       1.
5(ハ)メチルパラベン          o、i精
製水     43.4 (方法) (8)を70℃で加熱溶解し、これに別に70°Cで溶
解Iまた■を加え、混合攪拌後冷却して軟膏を得た。
実施例17.軟 膏 (A)   P、0.E(30)−1fA−C−チル2
.0グリセリルモノステアレート        10
0流動パラフイン              10.
0セタノール           7.0ワセリン 
             6.0ブチルパラベン  
        0.1■ プロピレングリコール  
    10.0メチルパラベン          
01コウジ酸−5−〇−リン酸ジナトリウム    3
.0精  製  水               5
0.0(方法) 実施例16と同様にl−で軟膏を得た。
実施例18.パウダー い) アスコルビン酸ナトリウム      10.0
コウジ酸−5−0−リン酸マグネシウム    5.0
(E)D−グルコース         83.50 
スクワラン            1.5(方法) ■をヘンシールで混合し、これK (C1を加えて混合
した後、(8)を加えて混合(−1次にパルベライザー
で粉砕してパウダーを得た。
実施例19.  パウダー (5)  タ  ル  り             
        73.0カオリン         
    8.0微粒子酸化チタン         5
.0球状ポリエチレン         5.0ステア
リン酸亜鉛        4.5コウジ酸−5−〇−
リン酸エチルカリウム   1.0■ ジメチルポリシ
ロキサン            2.0流動パラフイ
ン                1.3香   料
                  0.2(方法) (5)をヘンシェルで混合後、パルベライザーで粉砕[
また後、ヘンシールに移1−@を加えて混合(−た後、
パルベライザーで粉砕してパウダーを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られたコウジ酸−5−〇−リン
酸の赤外線吸収スペクトルである。第2図、第3図、第
4図はそれぞれ実施例1,2.6で得られたコウジ酸−
5−0−リン酸、コウジ酸−5−0−リフ酸マクネシウ
ム、コウジ酸−7−0−アセチル−5−0−リン酸ジフ
ェニルの核磁気共鳴吸収(NMR)スペクトルである。 第5図は各PH条件下における熱安定性試験(100℃
=3時間)及び光安定性試験(太陽光−5時間)後の着
色度の結果を示1,1もので1L図中、に)は熱安定性
試験後のコウジ酸、■は光安定性試験後のコウジ酸、(
qは熱安定性試験後のコウジ酸−5−〇−リン酸マグネ
シウム、0は光安定性試験後のコウジ酸−5−0−リン
酸マグネシウムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素又は直鎖状、分岐状、環状、多環状の
    アルキル基、アルケニル基、アリール基、及びアルカリ
    金属、アルカリ土類金属、第4級アミンより選ばれる1
    種または2種、Xは水素又は飽和・不飽和アシル基、リ
    ン酸基及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
    第4級アミン塩を表わす。) で示されるコウジ酸リン酸エステル化合物。 2)7位の水酸基が保護された又はされていないコウジ
    酸とリン酸ハロゲン化合物とを有機溶媒中、有機塩基の
    存在下に、室温以下で反応させて得られるコウジ酸リン
    酸エステル誘導体を、中性乃至は酸性条件下で加水分解
    することを特徴とする一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素又は直鎖状、分岐状、環状、多環状の
    アルキル基、アルケニル基、アリール基、及びアルカリ
    金属、アルカリ土類金属、第4級アミンより選ばれる1
    種または2種、Xは水素又は飽和・不飽和アシル基、リ
    ン酸基及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
    第4級アミン塩を表わす。) で示されるコウジ酸リン酸エステル化合物の製造法。 3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素又は直鎖状、分岐状、環状、多環状の
    アルキル基、アルケニル基、アリール基、及びアルカリ
    金属、アルカリ土類金属、第4級アミンより選ばれる1
    種または2種、Xは水素又は飽和・不飽和アシル基、リ
    ン酸基及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
    第4級アミン塩を表わす。) で示されるコウジ酸リン酸エステル化合物を含有するこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5095123A (en) * 1990-11-30 1992-03-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the preparation of glycosyl phosphate triesters
KR100376088B1 (ko) * 2001-03-09 2003-03-28 주식회사 태평양 3-아미노프로필코질포스페이트 및 그의 염을 함유한미백화장료 조성물

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EP1372594A4 (en) * 2001-03-09 2004-04-07 Amorepacific Corp KOJINIC ACID DERIVATIVES STABLE IN WATER AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF, AND THE LIGHTENING COSMETIC COMPOSITIONS CONTAINING THE SAME

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JPH0655747B2 (ja) 1994-07-27

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