JPS61289034A - イソカルバサイクリン類脂肪乳剤 - Google Patents

イソカルバサイクリン類脂肪乳剤

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JPS61289034A
JPS61289034A JP60129920A JP12992085A JPS61289034A JP S61289034 A JPS61289034 A JP S61289034A JP 60129920 A JP60129920 A JP 60129920A JP 12992085 A JP12992085 A JP 12992085A JP S61289034 A JPS61289034 A JP S61289034A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はプロスタグランジンエ2類を含有する脂肪乳剤
に関する。
さらに詳しくは抗血栓剤をはじめとする循環器系用剤と
して有用なグロスタグランジン!、類を活性成分として
含有する新しい脂肪乳剤に関する。
〈従来技術〉 プロスタグランジン(PGJ類は種々の幅広い生理活性
を示し、末梢循環改善、血管拡張。
抗潰瘍、降圧、妊娠調節、抗血栓、抗喘息など種々の有
用な生理作用により医薬として利用されつつある。最近
では、制ガン、骨代謝改@、抗ウィルス、肝臓保護、利
尿等の新しい分野への適用も検討されている。
しかしながら、これら有用なPG類を医薬として利用す
る場合、PG類の持つ生体内での不安定性および生理作
用の幅広さから(るなかでも天然プロスタサイクリンは
、生体において、主として動脈の血管内壁で産出される
局所ホルモンであり、その強力な生理活性、例えば血小
板凝集抑制活性、血管拡張活性等により生体の細胞機能
を調節する重要な因子であり、このものな直接医薬品と
して供する試みが行なわれている〔ビー・ジェー・ルイ
ス、ジエー嗜オー・グラディー(P、J。
Lswi m + J、Q、Grady)ら、“クリニ
カル・7ア一マコロジイーΦ才プ・プロスタサイクリン
(Cl1nlcal Pharmacol*gy of
 Prostacyalin)”sラベン・プレス(R
av二ax Press)sニュー・コーク(N、Y、
 )(19s l) )。
しかし天然プロスタサイクリンは分子内に非常に加水分
解されやすいエノールエーテル結合な有するため、中性
又は酸性条件では容易に失活し、医薬品とL″Cはその
化学的不安定性のため好ましい化合物とはいえない。こ
のため天然プロスタサイクリンと同様の生理活性を有す
る化学的に安定な合成ブースタサイクリン誘導体が内外
で鋭意検討されている。
一方において、化学的に不安定なプロスタサイクリンを
製剤として安定化させ、しかも薬効の改善を1指した工
夫うtなされている。
例えば、シクロデキストリンを用いて覧接化合物として
安定化させる方法(ジョセフ、スセシトリら、@開昭5
4−56685号公報参照)表面活性剤で安定化させる
方法(ムー、ヤン。
チョウら、特開昭55−15470号公報参照)。
1pスタ1イン1.ンの脂溶性が高められた新規エステ
ル!!J4体を?b、このニスフル誘導体ヲ脂肪乳剤と
し、活性かもとのプロスタサイクリンと同じようKm持
された呉剤(深谷ら。
特開昭6O−13779)などが提案さ幻ている。
一方、プルスタブランジン類を脂肪製剤として安定化さ
せたものとして、近年P G E、やP G A1を含
有する脂肪乳剤が白雪拡張作用。
血小板凝集抑制及び降圧作用を目的に提案されている〔
水島ら、特開F158−222014号公報2%開昭5
9−141518号公報及び水島ら、7ナルス・オプ・
リューマブイック・ディズイーズ(Ann、 Rheu
m、 Diseases L 41 書263(198
2);ジャーナルeオフ舎ファーマシイー〇7ンド・フ
ァーマフpシイ−(J。
Pharm、 Pharmacol、 ) 、−、LL
、398(1983)参照〕。この手法は制ガン剤へも
適用され、制ガン剤のターゲット臓器への選択的到達性
をあげる提案もなされている(開本ら1%開昭59−1
22423号公覧参照)。
〈発明の目的〉 本発明者らはかかる事実Kfk目し、安定な特定の10
スタグランジンI、Mで、その作用を持続させ、その臨
床効果増強を計るべく、鋭意研究した結果、該安定なブ
ースタグランジン1m1lを、LMK封入することによ
る製剤発明の目的は従来から知られている化学的に安定
な1aスタグランジンI、J1+を含有する新規な脂肪
乳剤を提供することKある。この脂肪乳剤は作用持続性
な有し静脈内投与用製剤として有用な製剤である。
〈発明の構成及び効果〉 本発明は下記式〔I〕 δH で表わされるプロスタグランジンエ、類を含有する脂肪
乳剤である。
上記式〔I〕のプロスタグランジンエ、類は安定化プロ
スタグランジンエ、類として知られた化合物である(特
開昭58−150583号公報。
特開昭57−32981号公報)。
上記式(D において、X )2酸素原子またはメチン
基、Yは炭素原子、2はメチレン基またはメチン基を表
わり、Xが酸素原子の時はY−2の結合様式は炭素−炭
素2重結合でib、Xはメチン基の時はX−Yの結合様
式は炭素−炭素2重結合でありzはメチレン基でおる。
これらの定義から、本発明では下記式(Ia)H で表わされるインカルバサイクリン類、あるいは下記式
(Tb) 品 で表わされる7−フルオロプロスタサイクリン類が好ま
しい。
上記式CD において、R′は水素原子またはアルギル
基を表わす。かかるフルキル基としては、例えばメチQ
、エチル!プロピル!ブチル、ペンチル、ヘキシル、オ
クチル、テシルなどの炭素数1−10のアルキル基が挙
げろれる。R1は水素原子またはメチル基が好まし−・
上記式〔I〕において、R1は炭素数1−10の置換も
しくは非置換のアルキル基、または置換もしくは非置換
のジクロフルキル基を表わす。フルキル基としては例え
はメチル、エチル、プロピル、フチル、ペンチル、ヘキ
シル。
オクチル、デシル基叫が挙げら4る。シクロアルキル基
としては1例えばシクロペンチル。
シクロヘキシル基などが挙げられる。これらのアルキル
基、ジクロフルキル基のIf換基としては、例えば、メ
チル、エチル、 7 qピルpヘキシル基等の炭素数1
〜6のフルキル基;フッ素、塩素などのハpグン原子;
メトキシ。
エトキシ、11ポキシ、ブトキシ基などの低級アルコキ
シ基;トリフルオーメチル基などのハロゲン化アルキル
基等が挙げろわる。
式〔0のフーロスタグランジン■8類は、例えば特開昭
58−150583号公報、特開昭57−32981号
公報記載の方法によって製造することができる。
上記式1:Dで表わされる安定なグロスタグランジンI
、類を具体的に例示すれば以下の通りである。
(1)  インカルバサイクリン (2)  16117.18.19.20−ペンタノル
ー15−シクロペンチルイソカルバサイクリン(3) 
 16117118.19.20−ペンタノルー15−
シクロヘキシルイソカルバサイクリン(’)  171
20− ジメチルイソカルバサイクリン (5)  7−フルオロプロスタサイクリン(6)7−
フルオロ−16,i7t tal 19.20−ペンタ
ノルー15−シクロペンチルプロスタサイクリン (η 7−フルオー−16+ 17.18.19+ 2
0−ペンタノルー15−シクロヘキシルプロスタサイク
リン (8)7−フルオロ−17,20−ジメチルプロスタサ
イクリン (9)7−フルオに+−16,16−ジメチルプロスタ
サイクリン Ql)7,16−ジフルオープロスタサイクリンα1)
  (1)〜αqのメチルエステル。
部に対して1〜50部、好ましくは5〜30部のリン脂
質および適量の水から主としてなる。
大豆油は高純度の精製大豆油であり、好ましくは、精製
大豆油をたとえば水蒸気蒸留法により更に精製して得た
高純度の精製大豆油(純度ニトリグリセリド、ジグリセ
リドおよびモノグリセリドとして99.9 %以上含有
)である。
リン脂質は卵黄レシチン、大豆レシチンなどの精製リン
脂質であめ1通常の方法である有機溶媒による分画法に
よって調製することができる。すなわち、たとえば粗卵
黄リン脂質を冷n−ヘキサン−アセトンに溶解し、攪拌
下、徐々にアセトンを添加し、不溶物を戸別回収し、こ
の操作を更にもう1回繰返した後溶媒を留去することK
よって精製リン脂質を得ることができる。これは主とし
てホスファチジルコリン會ホスファチジルエタノールア
ミンからなる。他のリン脂質として、ホスファチジルイ
ノシトール、ホス、7アチジルセリン、スフィンゴミエ
リンなども挙げられる。
本発明の脂肪乳剤におい℃は、必要に応じて更に乳化補
助剤、安定化剤、高分子物質等張化剤などを添加するこ
ともできる。
乳化補助剤としては5例えば0.3 w/v%  まで
の量の炭素数6〜22、好ましくは12〜20の脂肪酸
またはその生理的に受入れられる塩などがある。この炭
素数6〜22の脂肪!!!け、医薬に添加可能なもので
あればいずれも使用できる。かかる脂肪酸は直鎖状1分
岐状のいずれでもよく、直鎖状のステアリン酸。
オレイン酸、11ノール酸、パルミチン酸、リルン酸、
ミリスチン酸などが好ましい。これらの塩としては、生
理的に受は入れられる#i、たとえばナトリウム塩、カ
リウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩などのフ
ル′カリ土類金属などを用いることができる。
安定化剤としては9例えば0,5w/v% 以下。
好ましくは0 、1 w/v%以下のコレステロール類
または5 w/マチ以下、好ましくは1w/v%以下の
量のホスファチジン酸などがある。
;レスナロールやホスファチジン酸は医薬用に使用が可
能なものであれば使用できる。
高分子物質としては例えば、プロスタグランジン■、類
41重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.
5〜1重量部のフルプミン;テキストラン、ビニル重合
体、非イオン性界面活性剤、ゼラチン、ヒドロキシエチ
ル澱粉などがある。
フルブミン、ビニル重合体、非イオン性界面活性剤とし
ては次のものが好ましい。すなわち、アルブミンとして
は、抗厚性の問題からヒト由来のものな用いる。ビニル
重合体としては、ポリビニルピロリドンなどを挙げるこ
とができる。非イオン性界面活性剤としては、ポリフル
キレングリコール(たとえば、平均分子量1000〜t
oooo 、野ましくは4000〜6000のポリエチ
レングリコール)。
ポリオキシアルキレン共重合体(たとえば、平均分子量
1000〜2(JOOO、好ましくは6000〜LOυ
OOのポリオキシエチレン−ポリオキシ1pピレン共重
合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導体(た
とえば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40)−
エーテル、同一(20ン一エーテル、同一(100)−
エーテルなど)、ヒマシ油ポリオキシアルキレン綺導体
(たとえば、ヒマシ油ポリオキシエチレン−(20) 
−x−Tル。
同一(40)−エーテル、同一(100ンーエーテルな
どを用いることができる。
プロスタグランジンエ、類の脂肪乳剤中の含有量は、乳
剤の形態および用途によって適宜増減できるが、一般に
は肖該乳剤中に極微量たとえは1.0■〜υ、2μi 
/!/含有させることで充分である。
本発明の脂肪乳剤は、たとえは次の方法なよって製造さ
れる。すなわち、所定量の大豆油、リン脂質、グロスタ
グランジン工、類その他の添加剤などを混合、加勢して
m液とし、常用のホモジナイザー、たとえば、加圧噴射
型ホモジナイザー、超音波ホモジナイザーなどを用いて
均質化処理をし5次いで必要量の水を加え、再び前記ホ
モジナイザーで均質化を行なって、本発明の脂肪乳剤を
製造することができる。製造上の都合によっては、脂肪
乳剤の生成後に安定化剤9等張化剤などの添加剤を加え
てもよい。
本発明の脂肪乳剤は注射など非経口で投与することがで
き、I?!FK静脈投与が好ましい。
たとえば、その投与はプロスタグランジンI。
類として1〜1000 Pglゆ、0.02〜2000
n、?/kg/分の割合で1日1回静脈内に持続注入す
ることにより行なう。本発明の脂肪乳剤は、その作用が
強力で徐放性を有し、病巣選択性があるため、少量投与
によって効果的な治療が可能で6る。
静脈内投与が可能であるため速効性が期待でき、薬効が
安定し、しかも投与量も少なくてよいので副作用の発生
が少ない。
更Kまた、その粒子はきわめて倣細で、その平均粒子径
は1.0μ以下であり、その保存安定性はきわめて良好
でちる。
〈実施例〉 以下に、本発明の製剤の調製例とヒト血lh板での作用
持続性の実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 大豆油に繭解し、既述の方法で該化合物を封入LM(脂
肪乳剤I)を作製し、最終濃度10μfl/IIIの1
0%大豆油含有LMを調製した。
実施例2〜4 16.1?、18119.20−ペンタノルー 15−
シクロ化合物(■)、(2)、及び(財)をそれぞれ実
施例1と同様にして封入LMを作製し、最終濃度がそt
ぞれs pg/rl e 5 pli/ml I I 
Opl//ltlのto1大豆油含有LMを調製した。
実施例5〜16 ヒト血小板による薬物活性評価 本発明の脂肪乳剤のサイクリックAMP(Cyclic
 A M P )生成の経時変化をヒト血小板を用いて
測定し、脂肪乳剤化されていない化合物のそれと比較し
た。3.8%クエン酸 ナトリウムl容に対して血液9
容の割合でヒト血液5011/を採取し、130Ofl
o分間遠心した。
上層部をPRP(富血小板血漿)として取υ分け300
0季20分間遠心し得られた沈殿(血小板)をトリス緩
衝液−生食水−グルフースーEDTA(pH7,4)2
i1に浮遊させた。
あらかじめ、プラスチック製チューブKTSG−EDT
A  350plと血小板浮遊′wi50pjを入れて
37℃に加温した後脂肪乳徊を加え、決められた時間(
0〜120分の間で)で生理食塩水に溶解した5mlイ
ンブチルメチルキサンチン50μjを添加し、2分径K
IO%トリクロー酢ilI 0.5 mで反応を停止さ
せた。凍結融解によプ細胞を破壊し、細胞内Cycli
c AMPを遊離させ。
TCAを水飽和エーテルで除いた後 放射線免疫測定法
によりc AMPilを定量した。
結果を表1K示した。これから明らかなように脂肪乳剤
のC−AMP生成能は時間が経過してもその生成能がよ
く維持されていることが判った。
化合物(I):イソカルバサイクリン 化合物(I9 : 16,17.18119#2G−ペ
ンタノルーis −シクロペンチルイソカルバサイクリ ン 化合物(至)ニア−フルオー−16,t7s18+19
*20−ペンタノルー15−シクロペンチルプ ロスタサイクリンメチルエステル 化合物−:イソ力ルパサイクリンメチルエステル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、Xは酸素原子またはメチン基、Yは炭素原子、
    Zはメチレン基またはメチン基 を表わし、Xが酸素原子の時はY−Zの結 合様式は炭素−炭素2重結合であり、Xが メチン基の時はX−Yの結合様式は炭素− 炭素2重結合でありZはメチレン基である R^1は水素原子またはアルキル基であり、R^2は水
    素原子またはフッ素原子であり、R^1は炭素数1〜1
    0の置換もしくは非置換のア ルキル基、または置換もしくは非置換のシクロアルキル
    基を表わす。〕 で表わされるプロスタグランジン I _2類を含有する
    脂肪乳剤。 2、上記式〔 I 〕で表わされるプロスタグランジン I
    _2類がインカルバサイクリン類またはそのメチルエ
    ステルである特許請求の範囲第1項記載のプロスタグラ
    ンジン I _2類を含有する脂肪乳剤。 3、上記式〔 I 〕で表わされるプロスタグランジン I
    _2類が7−フルオロプロスタサイクリン類またはそ
    のメチルエステルである特許請求の範囲第1項記載のプ
    ロスタグランジン I _2類を含有する脂肪乳剤。 4、R^3がペンチル基、2−メチルヘキシル基、また
    はシクロペンチル基である特許請求の範囲第1項から第
    3項のいづれか1項記載のプロスタグランジン I _2
    類を含有する脂肪乳剤。
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