JPS61286438A - 天井パネル布設構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、可動間仕切りにおける天井パネルの布設技
術に属し、又、がなりな重量物を釣り下げ且つ均一に並
べて横設する技術と、清浄乃至気密保持を要請される清
浄室等における天井面に関わる技術に属する。

従来、可動間仕切りにおいて天井パネルを布設するには
、梁（ハリ）等から下げた釣り棒に舒縁をとりつけ、こ
ねに天井パネルを釘やネジ等で順に打ちつけていくのが
基本である。即ち天井は懸架状態にあり、元々の意味の
とおり、屋根裏等室内上部の小屋組み等を隠す効果を持
たせている。　懸架状態の天井パネルの上に人がのる（
体重を預ける）ことは危険とされている。

しかるに近時、室内に対する設備工事、例えば新しい機
械等のための配線や配管、或は室内に設置せず天井裏へ
設備すわばより有効であると考えらねる装置の存在など
、懸架状態の天井パネルの上面を、所謂キャットウオー
クトｌ／Ｎ　ウような歩き方をせず普通の歩き方で、し
かも作業員の体重、機械、器具の重量及び作業震動に耐
え得る天井パネルの要請がある。　なお以下天井パネル
の下面を天井面、上面を天井裏面とする。

又、このような要請を充たす堅固な天井パネル布設装置
であっても、前記のような作業をするための空間を充分
とることが出来るものでなげねばならない。　即ち細か
く釣り棒（以下釣りボルトとする）が立てられている密
林のような状態ではだめであり、疎らな釣りボルトであ
っても肝心な前記器械類を設置したり、作業をしたりす
る場所にあっては困るので、釣りボルトは移動可能且つ
上下の高さ調整が可能であることが望ましいとされる。

更に近時、前記のような堅固な天井パネル布設装置に対
し、清浄効果即ち気密性があり、汚ねなどの耐着し難く
、或は洗浄、清掃が完全に且つ容易に出来るという効果
の要請が、当業界において強い。

更には又、このような堅固な可動間仕切りの天井パネル
は、重量が極めて重く、又一般に大型（例えば１０００
ｍｍＸ２０１００Ｏなど）のものが用いられるので、取
りつけの安定と作業の安全及び容易さが、至上命令とし
て求められるところである。

本発明は、天井パネルの固定枠例えば縦枠である梁（鉄
骨下地）に、大型のスチール利二つを背中合わせに結合
して用い、一方何としての横枠として、この縦枠を固定
するものにはアルミニウム等の軟らかい金属を用いて、
天井パネルを収容する枠を正しく形成するとともに、鉄
骨下地から上下、左右（又は前後以下同じ）へ摺動可能
に釣設されるシステムバーを、同じくスチール族にし、
断面四角形の安定した形状のものに、掛は連結用のＬ枠
突出を左右に備えさせ、更にこねに気密部品を加え、一
方天井パネルはスチール製の堅固なものとし、システム
バーに連結するその端面の上下対称に鉤状のフック枠を
設け、片方のフック枠側を高めに斜めに持ち上げながら
、前記収容枠内へ嵌め人ね平らに保持しなおして、その
ま＼少し下げ、Ｌ枠突出にフック枠を掛は止めし、天井
裏面がらパネル押えを嵌め込んで、前記諸要請全べてに
応えるものとしたのである。

即ち本発明は、天井面を、釘やネジ等の突出物を用いる
ことなく、且つ隙間を露呈することのない清浄、気密効
果の高いものとするとともに、天井裏面を、人や質相の
歩行や移動、器械などの設置を可能なものにするもので
あり、床などの方から天井パネルを持ち上げ、掛は止め
する容易さでなされる、可動間仕切りの天井パネル布設
装置である。

本発明をより詳細に述べるために、以下添付図面によっ
てこわを説明する。

第１図はこの発明を構成する一つである、システムバー
１であり、システムバー１は、断面は！四角形の中空横
長側で、スチール族である。　システムバー１は、断面
四角形の底辺外方に左右対称にＬ枠突出２をそなえる。

　Ｌ枠突出２は、断面り字形を主体とする横長の溝枠で
あり、外壁において、上、下部より、外方へ直角に小突
出を横長に突出した形で、凹所３を形成する。　又、断
面四角形の左右辺の上端を上方へ垂直に少しのばして、
横長の係止壁４．４とし、上辺をこの係止壁４の高さに
上方に突出させ、横長の直角（箱状）突起である上部突
出５とし、係止壁４と上部突出５の間の角溝を嵌め溝６
とする。　上部突出５には、大孔７とそねに続いている
横長孔８を開口させ、複数箇所設ける。

第２図は、同じく本発明を構成するパネル押え９である
。　パネル押え９は、金属製の横長側の、断面コ字形に
おいて、一方の側辺の開放端部を直角に内方へ少し折り
曲げてパネル当て片１０とし、他方の側辺をＡ嵌め片１
１として、Ａ嵌め片１１の外壁面において前記上部突出
５の高さを開放端よりとって、小さく外方へ直角に突出
させて上部光て片１２となし、又、前記断面コ字形の底
辺内壁からＢ嵌め片１３を、Ａ嵌め片１１の高さより少
し低くして直角に突出させた形状で、Ａ、Ｂ嵌め片１１
．１３は嵌め溝乙にピッタリ内嵌される大きさである。

第６図は、同じく本発明を構成する天井パネル１４であ
る。　天井パネル１４は、スチール板で囲まね、内部に
は補強材や断熱拐又は遮音利１５を充填しており、前記
システムバー１に接触する左右の端面に、上下対称に内
方へ向って垂ねるフック枠１７．１７をそなえる。　フ
ック枠１７はパネル表面１６のスチール板ヲ、端面に沿
って断面直角鉤形に折り曲げ形成し、前記り枠突出２に
隙間なくかけ止めとなり、このとき、パネル表面１６と
システムバー１の底面との面を一線に揃えるものとする
。

次に第４図は、同じく本発明を構成する鉄骨下地２０と
釣りボルト２２を示している。

鉄骨下地２０は、スチール製の大型横長の角Ｃ拐二本を
、釣りボルト２２の中厚を余して、背合わせに部分接合
して一体としたもので、釣りホル）　２２の中厚で中央
に貫通開口している部分を、スライド溝２１とする。

釣りボルト２２は、スチール製の大型ボルト材であり、
ネジを全面又は一部を余して施してあり、ナツト２３を
装着できる。

更に第７図は、同じく本発明を構成する気密材２４が示
さねている。　気密材２４は気密用充填側であって、実
施例では発泡ゴム材を用い１システムバー１の凹所６に
−バイに内嵌貼着される。

第６図には又、本発明の構成の一つであるアルミ利２５
が示されている。　アルミ拐２５はアルミニウム等の軟
質の枠材で、システムバー１．１間に直角にとりつけら
ねる。

以上の構成による本発明を用いて、その目的とする天井
を造出するには、例えば縦方向に（第６図における）、
天井パネル１４巾又はその倍巾の間隔で、梁等の役をす
る鉄骨下地２０を平行に並列して固定する。　第６図は
、天井パネル横巾穴の間隔である。　次に第５図の如く
釣りボルト２２を、鉄骨下地２０のスライド溝２１の中
に挿入し、ナラ）２５．２５をその鉄骨下地２０の上、
下面に配して締めつけ固定する。　一本の鉄骨下地２０
に少くとも二ヶ以上の釣りボルト２２を同様とりつける
。　更に釣りボルト２２の下方先端にナツト２３を装着
し、その少し上方に少し間隔をおいて他のナツト２６を
装着しておく。

次にシステムバー１を、鉄骨下地２０の上下平行の位置
にもたらし、釣りボルト２２の先端のナツト２３を、シ
ステムバー１の上部突出５における大孔７内に通し、そ
のま−横長孔８壁をスライドさせ、釣りボルト２２が垂
直になる位置において他のナツト２６を締めつけ、シス
テムバー１を固定する。　この場合、鉄骨下地２０から
釣りボルト２２の下方先端のナツト２３迄の長さは大略
均一に調整さねている。　調整は、鉄骨下地２０を締め
つけている上、下のナツト２３．２３をゆるめることで
上下の調整ができ、又そのま一スライド溝２１内を左右
に摺動可能にして、釣りボルト２２の位置の調整ができ
る。　なお微調整は、システムバー１の横長孔８や釣り
ボルト２２の下方先端のナツト２３の位置を変えること
によってもできる。

このようにして、鉄骨下地２０の下方に水準（レベル）
を揃えて例えば縦並列にシステムバー１，１．、、が固
定されるが、アルミ拐２５をもって、第６図の場合天井
パネル１４の縦中大の間隔に、システムバー１，１間を
横直角に固定し、収容枠２６を井げた状に形成する。

アルミ拐２５は、システムバー１、ｌの間隔を正しく保
持するためのものであり、そのため微調整の効くアルミ
ニウム等の軟質金属のものを用いた。　又、説明の都合
上、収容枠２６を当初から全部形成されるように述べた
が、当初は大まかにアルミ拐２５をとりつけ、次に述べ
る方法で天井パネル１４が少しずつとりつけらねるに従
い、第６図の如き全面の井げた状の収容枠２６．２６．
、、となるのである。

システムバー１の凹所３に、気密材２４を一バイに充填
し貼着する。　勿論予めとりつけておいてもよい。

次に、天井パネル１４をもたらし、その左右端部の７ツ
ク枠１７．１７を、システムバーｌのＬ枠突出２．２に
向わせ、その片方側を少し高くして下（例えば床）から
斜めに持ち上げ収容枠２６又はシステムバー１．１間に
入ねたところで、天井パネル１４を平衡に保って、その
ま−下方へ下げると、左右のフック枠１７．１７は、シ
ステムバー１のＬ枠突出２．２にピッタリかけ止めされ
る（第８図）。　この場合天井パネル１４とシステムバ
ー１の接触部分は、固いスチールで正確な端面を保って
いる上に、気密材２４の介在があるので、隙間なく、気
密状態に接合する（第７図）。　又、天井面のパネル表
面１６は、システムバー１の底面１９と面を一線に揃え
、天井面には何の突出も凹みも見られない（第５図及び
第７図）。　天井面の全面隙間のない平らな仕上りは、
前記の他に、釣りボルト２２やシステムバー１の上下、
左右摺動可能で、レベル調節が容易且つ正確になされる
ことによる。

次に、天井裏面に上って、パネル押え９をシステムバー
ｌのＬ枠突出２に沿うてもたらし、Ａ、Ｂ嵌め片１１．
１３を嵌め溝６に内嵌させ、パネル当て片１０を天井パ
ネル１４のパネル表面１６に当接させ、上部光て片１２
を上部突出５に外接させるよう押圧嵌め込みをして、天
井パネル１４とシステムバー１の上部を連結し固定する
。　かくて天井パネル１４の上下動は規制され、次々と
隙間なくシステムバー１にかけ止めされるにおいて、前
後動が規制され、安定した堅固な天井面、そして天井裏
面が造出されるのである。

以上により、本発明の実施例による天井パネル１４の布
設は完了し、その目的とした所期のものは、全べて果た
さねた。　第５図は本発明の各構成の関わりを示してい
る。

かくの如くして得られた天井裏面は、極めて堅固であり
、足場板やキャツトウオークなどを必要とせず、又重量
のある或は大型の器械器具の設置や移動も可能である。

　天井パネル１４は重く大型であっても、床等の、下の
方から持ち上げられてとりつけるので、取扱いは容易で
ある。　釘やネジを用いることなく、天井面は隙間なく
気密性を保ち、清浄と美的効果を見せている。　天井パ
ネル１４の取りはずしは、どの部位においてでも、前記
取りつけ作業を逆に行なえばよく、極めて簡単になしう
る。

更に、天井パネル１４の強度を増す等のために、パネル
中厚を増したり、或は逆に減らしたりすることに対して
も、極めて適応性に富んでいる。　天井裏には、天井パ
ネル１４の内部に補強拐や断熱拐又は遮音利１５が充填
さねているので、別に断熱装置等を施す必要がなく、天
井裏空間は広くとることができ、空気の流動性をよくし
うる。　又、釣りボルト２２の数は、前記密林の如きは
勿論々外で、第６図に見る如く矢井パネル１４の倍巾の
間隔で設けられているように、従来のものに比べ格別に
少くてすむことも大きな特徴である。

このような構成、効果を有する本発明は、清浄効果を所
期する病院や電子産業関係の天井装置として用いられる
ばかりでなく、可動間仕切りにおける天井裏利用の効果
を、多方面にもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例におけるシステムバー１の斜
視図であり、第２図は同、パネル押え９の斜視図であり
、第３図は同、天井パネル１４の斜視図であり、第４図
は同、鉄骨下地２０と釣りボルト２２の関わりを示す一
部切欠き斜視図であり、第５図は同、各構成部品の連結
状態を示す一部切欠き断面図であり、第６図は同、鉄骨
下地２０から下へ見おろす一部切欠き平面図であり、第
７図は同、システムバー１と天井パネル１４及び気密材
２４との関わりを示す一部切欠き断面図であり、第８図
は同、天井パネル１４のシステムバー１への取りつけ状
態を示す一部切欠き斜視図である。 符号　１．、、、システムバー ９、、、、パネル押え １４、、、、天井パネル ２０、、、、鉄骨下地 ２２、、、、釣りボルト ２５、、、、アルミ利 以　　　　上 特許出願人の名称　　コマニー株式会社第　　　　　　
　７　　　　　　　　図第　　　　　　　　１　　　　
　　　　図第　　　　　　２　　　　　　図 第　　　　　５　　　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 清浄或は気密性を有する天井面と、歩行や作業が出来且
   つ容易である堅固な天井裏面をもたらす可動間仕切りの
   天井装置において、 （イ）梁等として、例えば縦並列に固定される鉄骨下地
   ２０は、スチール製の大型横長の角Ｃ形材を、スライド
   溝２１を開口状態に余して、背合わせに部分接合して一
   体となし、 （ロ）スライド溝２１に貫通して挿入されるスチール製
   の大型の釣りボルト２２は、ネジを施され、ナット２３
   、２３を上下に介して、鉄骨下地２０に固定され、 （ハ）釣りボルト２２貫通部分の下方先端にナット２３
   を、そしてその少し上方に他のナット２３を装着し、レ
   ベル調節をなし、 （ニ）スチール製横長材のシステムバー１の上部突出５
   に開口している大孔７の中に、釣りボルト２２の先端の
   ナット２３を挿入し、横長孔８壁をスラトドさせて釣り
   ボルト２２を垂直に保ち、他のナット２３を回わして釣
   りボルト２２にシステムバー１を固定するにおいて、シ
   ステムバー１は、断面ほゞ四角形の中空形において、そ
   の底辺より左右外方に断面Ｌ字形を主体とするＬ枠突出
   ２を横長に張り出し、Ｌ字形の外壁の上下部より外方へ
   直角に小突出を横長になして凹所３を形成し、凹所３に
   は気密材２４を一パイに充填貼装し、断面四角形の左右
   辺を垂直に上方へ少しのばして横長の係止壁４、４とし
   、断面四角形の上辺を係止壁４の高さに直角に上方へ突
   出させて上部突出５となして、係止壁４と上部突出５の
   間に嵌め溝６を形成するものとし、 （ホ）このシステムバー１に、スチール板で囲んだ天井
   パネル１４を、片側を少し高くして斜めに下方から、シ
   ステムバー１、１の間に持ちあげ、平衡にもどしてシス
   テムバー１にかけ止めするにおいて、天井パネル１４は
   、内部に補強材や断熱材又は遮音材１５を充填し、シス
   テムバー１に接触する左右端面において、パネル表面１
   ６のスチール板を内方へ向けて上下対称の断面直角鈎形
   をなすフック枠１７、１７を外方横長に折り曲げ形成し
   、フック枠１７を前記Ｌ枠突出２に隙間なくかけ止めし
   、パネル表面１６とシステムバー１の底面１９との面を
   一線に揃えるものとし、 （ヘ）天井パネル１４の天井裏面から、アルミニウム等
   の軟質金属の横長枠であるアルミ材２５を、システムバ
   ー１、１に天井パネル１４巾で直角に固定して収容枠２
   ６を形成し、 （ト）同じく天井裏面から、横長金属材のパネル押え９
   でもつてシステムバー１と天井パネル１４を上方から連
   結するにおいて、パネル押え９は、断面コ字形の一方の
   側辺の開放端部を直角に内方へ少し折り曲げてパネル当
   て片１０とし、他方の側辺をＡ嵌め片１１として、Ａ嵌
   め片１１の外壁面において前記上部突出５の高さを開放
   端よりとつて、小さく外方へ直角に突出させて上部当て
   片１２となし、前記断面コ字形の底辺内壁より、Ａ嵌め
   片１１より少し突出を低くしてＢ嵌め片１３を横長に突
   出させ、Ａ、Ｂ嵌め片１１、１３を前記システムバー１
   の嵌め溝６にピツタリ内嵌させ、又上部当て片１２を同
   、上部突出５に外接させ、他方パネル当て片１０を天井
   パネル１４のパネル表面１６に当接させる、 構成及び特徴をとるところの、天井パネル布設装置。