JPS6128542A - 透明な鉛含有材料の製造方法 - Google Patents
透明な鉛含有材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS6128542A JPS6128542A JP59148947A JP14894784A JPS6128542A JP S6128542 A JPS6128542 A JP S6128542A JP 59148947 A JP59148947 A JP 59148947A JP 14894784 A JP14894784 A JP 14894784A JP S6128542 A JPS6128542 A JP S6128542A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- thermoplastic resin
- carboxylic acid
- acrylic acid
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- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は放射線遮蔽材料として、良好に使用できる透明
な鉛含有材料を効率良く得ることが出来る製造方法に関
する。
な鉛含有材料を効率良く得ることが出来る製造方法に関
する。
(従来の技術)
従来、かかる透明な鉛含有材料の製造方法としては、メ
タクリレート及びスチレンからなる基体樹脂モノマーと
アクリル酸鉛の様な重合性を有する台船モノマーとを混
合してキャスト重合する方法や、同様に上記の基体樹脂
モノマーとオクチル酸鉛の様な非重合性の鉛化合物とを
混合してキャスト重合する方法等が知られている。
タクリレート及びスチレンからなる基体樹脂モノマーと
アクリル酸鉛の様な重合性を有する台船モノマーとを混
合してキャスト重合する方法や、同様に上記の基体樹脂
モノマーとオクチル酸鉛の様な非重合性の鉛化合物とを
混合してキャスト重合する方法等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記のキャスト重合による方法では、重
合が完了するまで時間がかかるという問題や、非重合性
の鉛化合物の使用は雄刃0部数が増すと、透明性が極端
に低下したり、最終製品の表面から吹き出す(ブリード
〕という問題がある。
合が完了するまで時間がかかるという問題や、非重合性
の鉛化合物の使用は雄刃0部数が増すと、透明性が極端
に低下したり、最終製品の表面から吹き出す(ブリード
〕という問題がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、特定の鉛化合物と特定の官能基を有する
熱可塑性樹脂とを溶融混練することによシ、上記問題点
を解決できることを見出したものであって、その要旨と
するところは、酸化鉛、炭酸鉛、水酸化鉛、有機酸鉛ニ
ジなる群から選ばれた少なくとも一種の鉛化合物と分子
内にカルボン酸又は無水カルボン酸を有する熱可塑性樹
脂とを混合し、溶融混練後、成形することを特徴とする
透明な鉛含有材料の製造方法におる。
熱可塑性樹脂とを溶融混練することによシ、上記問題点
を解決できることを見出したものであって、その要旨と
するところは、酸化鉛、炭酸鉛、水酸化鉛、有機酸鉛ニ
ジなる群から選ばれた少なくとも一種の鉛化合物と分子
内にカルボン酸又は無水カルボン酸を有する熱可塑性樹
脂とを混合し、溶融混練後、成形することを特徴とする
透明な鉛含有材料の製造方法におる。
本発明に用いられる鉛化合物は、酸化鉛、炭酸鉛及び水
酸化鉛の無機系鉛化合物と有機酸鉛から選ばれる。
酸化鉛の無機系鉛化合物と有機酸鉛から選ばれる。
特に、鉛含有量が高く、樹脂への分散性が良好な点で、
酸化鉛と脂肪酸鉛との混合物である塩基性脂肪酸鉛が好
ましい。
酸化鉛と脂肪酸鉛との混合物である塩基性脂肪酸鉛が好
ましい。
また、上記鉛化合物中の鉛含有率は最終製品の用途に応
じて決めれば良いが、3重量係以下では実質的な放射線
遮蔽効果がなく、35重量%を越えるものは1機械的強
度に劣るという問題が生じ易くなる。
じて決めれば良いが、3重量係以下では実質的な放射線
遮蔽効果がなく、35重量%を越えるものは1機械的強
度に劣るという問題が生じ易くなる。
次に、本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、分子内にカ
ルボン酸、又は無水カルボン酸を有スルモので6D、α
−オレ′フィン、アクリル酸エステル、メククリル酸エ
ステル、スチレンよりなる群から選ばれた少なくとも一
種のモノマーを必須成分とした共重合体が、透明性や機
械的強度の点から好ましく、エチレン−アクリル酸共重
合体、メチルメタクリレート−アクリル酸−ブチルアク
リレート共重合体等が好適に使用できる。
ルボン酸、又は無水カルボン酸を有スルモので6D、α
−オレ′フィン、アクリル酸エステル、メククリル酸エ
ステル、スチレンよりなる群から選ばれた少なくとも一
種のモノマーを必須成分とした共重合体が、透明性や機
械的強度の点から好ましく、エチレン−アクリル酸共重
合体、メチルメタクリレート−アクリル酸−ブチルアク
リレート共重合体等が好適に使用できる。
カルボン酸としては、上記アクリル酸以外に、メタクリ
ル酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、無水カルボ
ン酸としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
ノ・イミツク酸等が挙げられる。このようなカルボン酸
又は無水カルボン酸は、熱可塑性樹脂中3重量%〜5o
重量%の範囲でグラフト重合等の手段により含有さ−。
ル酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、無水カルボ
ン酸としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
ノ・イミツク酸等が挙げられる。このようなカルボン酸
又は無水カルボン酸は、熱可塑性樹脂中3重量%〜5o
重量%の範囲でグラフト重合等の手段により含有さ−。
せる。3重量%未満では、透明性を損わずに含有させ得
る鉛化合物の量が少なくなり、最終製品の放射線遮蔽効
果が得られにくく、50重量%を越えるものでは、熱安
定性に劣る等の問題が生じ易くなる。
る鉛化合物の量が少なくなり、最終製品の放射線遮蔽効
果が得られにくく、50重量%を越えるものでは、熱安
定性に劣る等の問題が生じ易くなる。
次に、上述した鉛化合物と熱可塑性樹脂は、十分に混合
した後、熱可塑性樹脂の融点以上の温度で溶融混練する
必要がある。溶融混練することによって、鉛イオンによ
る中和反応が起こシ、いわゆるアイオノマー樹脂として
の性能が発現し、透明性や機械的強度の向上が図れる。
した後、熱可塑性樹脂の融点以上の温度で溶融混練する
必要がある。溶融混練することによって、鉛イオンによ
る中和反応が起こシ、いわゆるアイオノマー樹脂として
の性能が発現し、透明性や機械的強度の向上が図れる。
溶融混練後、各種形状に成形されるが、通常のプラスチ
ック成形装置を使用でき、押出機等によシシートや板材
を成形できる。
ック成形装置を使用でき、押出機等によシシートや板材
を成形できる。
ペレットを作成して、射出成形機によシ種々形状の成形
品を得ることも可能である。
品を得ることも可能である。
さらに、本発明方法では溶融混練時−中和反応のため揮
発成分(水蒸気、炭酸ガス、有機酸等〕が発生するため
、上記押出機はベント付のものが好ましい。
発成分(水蒸気、炭酸ガス、有機酸等〕が発生するため
、上記押出機はベント付のものが好ましい。
以下、本発明を、実施例にニジ説明する。
(実施例)
実施例−l
アクリル酸を20重量%含有したエチレン−アクリル酸
共重合体700重量部と酸化鉛、20重量部を混合後、
単軸押出機(30am にl、L/D=25)を用い押
出温度200℃でシートを押出成形した。得られたシー
トを熱プレスにより、1i’tan厚のサンプルとした
(鉛含有量、/4重量%)。このサンプルは全光線透過
率が6r%。
共重合体700重量部と酸化鉛、20重量部を混合後、
単軸押出機(30am にl、L/D=25)を用い押
出温度200℃でシートを押出成形した。得られたシー
トを熱プレスにより、1i’tan厚のサンプルとした
(鉛含有量、/4重量%)。このサンプルは全光線透過
率が6r%。
鉛当量が0.07tnxPbであった。、なお、全光線
透過率はASTMD1003に準拠して測定した数値で
あシ、鉛当量は、X線吸収能に関する既知のデータを用
いて、鉛板相当の厚みを計算によ)求めた数値である。
透過率はASTMD1003に準拠して測定した数値で
あシ、鉛当量は、X線吸収能に関する既知のデータを用
いて、鉛板相当の厚みを計算によ)求めた数値である。
実施例−2
アクリル酸を20重量%含有した、メチルメタクリレー
ト−アクリル酸−ブチルアクリレート共重合体100重
量部と酸化鉛20重量部を混合後、実施例ノと同一方法
で弘簡厚のサンプルを得た。(鉛含有量、/を重量%〕 サンプルの全光線透過率73%、鉛当量は0.07 m
mPbであった。
ト−アクリル酸−ブチルアクリレート共重合体100重
量部と酸化鉛20重量部を混合後、実施例ノと同一方法
で弘簡厚のサンプルを得た。(鉛含有量、/を重量%〕 サンプルの全光線透過率73%、鉛当量は0.07 m
mPbであった。
実施例−3
アクリル酸を20重量%含有した。エチレン−アクリル
酸共重合体100重量部と二塩基性ステアリン酸鉛/3
グ重量部を混合後、実施例/、2と同一方法でV■厚の
サンプルを得た。
酸共重合体100重量部と二塩基性ステアリン酸鉛/3
グ重量部を混合後、実施例/、2と同一方法でV■厚の
サンプルを得た。
(鉛含有量、30重量%)
サンプルの全光線透過率70%、鉛当量はo、iψff
1IllPbであった。
1IllPbであった。
(発明の効果)
本発明は従来のキャスト重合による方法に比較して、透
明性等の性能に優れた鉛含有材料を効率よく生産できる
という利点を有し、また得られた透明な鉛含有材料は、
工業、医学分野における放射線遮蔽材料等に好適に使用
できるものである。
明性等の性能に優れた鉛含有材料を効率よく生産できる
という利点を有し、また得られた透明な鉛含有材料は、
工業、医学分野における放射線遮蔽材料等に好適に使用
できるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)酸化鉛、炭酸鉛、水酸化鉛、有機酸鉛よりなる群か
ら選ばれた少なくとも一種の鉛化合物と分子内にカルボ
ン酸又は無水カルボン酸を有する熱可塑性樹脂とを混合
し、溶融混練後、成形することを特徴とする透明な鉛含
有材料の製造方法。 2)カルボン酸又は無水カルボン酸を有する熱可塑性樹
脂が、α−オレフイン、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル、スチレンよりなる群から選ばれた少なく
とも一種のモノマーを必須成分として含む重合体である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59148947A JPS6128542A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 透明な鉛含有材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59148947A JPS6128542A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 透明な鉛含有材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128542A true JPS6128542A (ja) | 1986-02-08 |
Family
ID=15464212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59148947A Pending JPS6128542A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 透明な鉛含有材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128542A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277696A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-16 | Fujimori Kogyo Kk | X線防御用ケース |
JPH04228365A (ja) * | 1990-05-03 | 1992-08-18 | Ecia Equip & Composants Pour Ind Automob | シャフトを構造体内に軸線方向に一時的に不動化する装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49110732A (ja) * | 1973-02-23 | 1974-10-22 | ||
JPS541797A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-08 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | Radiation shielding material and making method thereof |
JPS5649320A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Remedy for cardiovascular disease |
JPS5711439A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Thermo switch |
-
1984
- 1984-07-18 JP JP59148947A patent/JPS6128542A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49110732A (ja) * | 1973-02-23 | 1974-10-22 | ||
JPS541797A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-08 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | Radiation shielding material and making method thereof |
JPS5649320A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Remedy for cardiovascular disease |
JPS5711439A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Thermo switch |
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JPH04228365A (ja) * | 1990-05-03 | 1992-08-18 | Ecia Equip & Composants Pour Ind Automob | シャフトを構造体内に軸線方向に一時的に不動化する装置 |
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