JPS6128444B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細断すべきスクラツプの剪断口を有す
るカツター・フレーム内においてその長手方向に
駆動される少くとも１つの刃担持体を有し、この
刃担持体に対向刃と共働する刃を装着し、切断平
面の手前にスクラツプ押え付け部署を設けたスク
ラツプ・カツターに関する。

この種のスクラツプ・カツターは独国特許第
1402382号から公知であり、固定カツター・フレ
ーム内に該フレームに固設した下刃によつて下縁
が画定されるスクラツプ剪断口が設けられてい
る。刃担持体が刃旦持体に取付けた上刃と共にフ
レーム内を案内される。刃担持体の上下動は一
端、特にシリンダをフレームに連結し、他端、特
にピストンを切断時に下刃と交差する刃担持体に
接続したシリンダ駆動機構によつて行われる。

スクラツプ片が剪断口内に絡みついたり詰まつ
たりしないように切断平面の手前にスクラツプ押
え付け部署を設け、これを刃担持体とは独立に油
圧駆動機構によつて上下動させ得るようにする。

この公知構成は所期の課題を達成できるが油圧
駆動機構全体が提供する力は切断作業の遂行に必
要な力以上の力を必要とするので駆動設備の経費
が比較的高いと言う欠点を持つ。

本発明の目的は比較的低い油圧力でもつて従来
と同じかあるいは従来よりも高い切断力を得るこ
とのできる冒頭に述べたようなスクラツプ・カツ
ターを提供することにある。この目的を本発明で
はカツター・フレームの長手方向に移動自在な刃
担持体に切断を行う下刃を取付け、押え付け部に
支持された上刃カツター・フレームの長手方向に
移動自在な刃担持体に取付け、一方の刃担持体を
カツター・フレーム内に、他方の刃担持体を前記
一方の刃担持体内にそれぞれ支持することによつ
て解決するものである。本発明では押え付け部を
構造的にも駆動上でも上刃と一体化することによ
りスクラツプの押え付け動作及び切断を単一の構
造部材で達成できるようにしたから、押え付け部
のための補助油圧設備または従来必要とされた特
別な駆動機構を設ける必要はない。

細断すべきスクラツプが下刃担持体を上昇させ
るために上刃担持体の下降運動を阻止するストツ
パの作用を果すようにシリンダ駆動動機構を介し
て一対の刃担持体を互に咬合させると言う着想に
基づいて本発明では特に２つの実施例が考えら
れ、その１つは下刃を刃担持体に取付ける一方、
押え付け部及び上刃をシリンダ駆動機構を介して
刃担持体と接続し、押え付け部及び上刃が刃担持
体内を長手方向に移動可能に案内されるように構
成したことを特徴とするものである。従つてこの
実施例では刃担持体と押え付け部及び上刃とがシ
リンダ駆動機構を介して外見上互に保持し合つて
おり、シリンダ駆動機構のシリンダが刃担持体
に、ピストンが押え付け部にそれぞれ接続されて
いる。

他の実施例として上刃及び押え付け部を上刃担
持体に取付ける一方、下刃担持体をシリンダ駆動
機構を介して上刃担持体と接続して上刃担持体内
において下刃担持体を長手方向に移動自在に案内
し、シリンダ駆動機構のシリンダを上刃担持体に
接続し、ピストンを下刃担持体に接続する方式が
可能である。この実施例ではシリンダ駆動機構が
カツター・フレームの下方域に移されるがこれに
伴なつて後述する動作経過に根本的な変化は生じ
ない。場合によつてはスペース上の理由からこの
実施例の方が好ましい。

第１実施例ではシリンダ駆動機構の圧力が作用
すると先ず押え付け部及び上刃が、次いで刃担持
体及び下刃が互に反対方向に駆動され、第２実施
例では先ず上刃担持体及び上刃が、次いで下刃担
持体及び下刃が互に反対方向に駆動される。

第１実施例では押え付上限位置に対応する制止
片及び担持体のカ下位置に対応する別の制止片が
フレームに設けられる。このようにすれば、シリ
ンダ駆動機構が後退したときに押え付け部が上方
制止片と、刃担持体が下方制止片とそれぞれ当接
し、特に下刃が前方に設けられたカツター台と整
列してスクラツプ剪断口が形成される。本発明で
はシリンダ駆動機構により刃担持体を介して上下
の刃を連動させることで、従来なら個々に順次制
御しなければならないスクラツプの押え付け動作
及び切断を自動的に簡単に達成できる。また、本
発明によれば刃担持体に保持シンダを作用させた
場合にはスクラツプの予備圧縮完了後、保持シリ
ンダの圧力がシリンダ駆動機構に切換えられるこ
とにより予備圧縮の程度を簡単にできる。

この保持シリンダを採用する代りに刃担持体に
摩擦力を加え、シリンダ駆動機構に作動油圧が作
用したときに先ず押え付け部がスクラツプ圧縮を
行うようにすることも可能である。上記の２つの
方法を採用すれば、所期のスクラツプ圧縮が達成
されると、即ちシリンダ駆動機構がスクラツプに
対して保持シリンダの力よりも大きい力または刃
担持体とカツター・フレームとの摩擦力よりも大
きい力を加えると下刃が駆動されて押え付け部に
取付けられた上刃当接する。

多くの用途に於いては、シリンダを刃担持体に
接続すると共にピストンを互に間隔を隔てて押え
付け部または下刃担持体にヒンジ接続して２つの
シリンダ駆動機構を設けるのが好ましい。このよ
うに構成すれば、一方のシンダ駆動機構へ異なる
圧力を作用させることによつて上刃または下刃を
傾斜状態で、また双方のシリンダ駆動機構への圧
力を交互に変化させることによつて上刃或いは下
刃を揺動させつつ降下または上昇させることがで
きる。従つて切断すべきスクラツプの抵抗変化に
対して動作経過を正しく適応させることができ
る。

以下添付図面に従つて本発明の好ましい実施例
を詳述する。

第１図に於いて、固設のカツター・フレーム１
内に上下方向へ移動自在な刃担持体２を設けると
共に、下端が下刃４によつて画定されたスクラツ
プ剪断口３を設ける。第１図では刃担持体２は下
限位置にあり、フレーム１の制止片５と当接して
いる。

刃担持体２にはシリンダ駆動機構６のシリンダ
７が固接されている。シリンダ駆動機構６のピス
トン８には刃担持体９が装着され、刃担持体９の
下端に位置する押え付け部９ａに上刃１０が取付
けられる。この押え付け部９ａに対向して固設の
カツター台４０が配置される。第１図では押え付
け部９ａが上限位置にあり、この位置において刃
担持体９が制止片１１と当接する。刃担持体９は
刃担持体２内を移動自在に案内され、スクラツプ
が圧縮し難に金属スクラツプの場合にはシリンダ
駆動機構６に作動油圧が作用するとまず押え付け
部９ａが細断すべきスクラツプに突当るまで下降
し、次いで刃担持体９の重力によるスクラツプの
押え付け動作が完了すると押え付け部９ａを介し
てスクラツプと当接しているシリンダ駆動機構６
が今度は刃担持体２を下刃４と共に持ち上げ、そ
の結果、この下刃４が上刃１０と交差する。一
方、スクラツプが圧縮しやすい金属スクラツプの
場合にはシリンダ駆動機構６に作動油圧が作用す
るとまず押え付け部９ａが細断すべきスクラツプ
に突当るまで下降し、次いで刃担持体９の重力等
により所定のスクラツプ圧縮が行なわれた後に刃
担持体２が上昇する。

フレーム１に保持シリンダ１２を取付けこれを
負荷として刃担持体２に作用させ、押え付け部９
によつ所定のスクラプ圧縮が行われた後初めて刃
担持体２が上昇するように構成することも可能で
ある。この場合には保持シリンダ１２が押え付け
部とカツター台４０間で狭持されたスクラツプの
圧縮時に下刃４の上昇運動を阻止する上昇運動阻
止装置を形成する。保持シリンダ１２はプランジ
ヤとして形成すればよく、押え付け部９ａによる
スクラツプ圧縮及び切断時の押え動作に際して反
力を維持するのに利用されるだけである。

第３図に於けるように刃担持体２がシリンダ１
３及び１４により摩擦力が加えられた状態でフレ
ーム１上に支持される場合には第１図に示す保持
シリンダ１２の作用に似た作用が現われる。この
場合には上昇運動阻止装置がシリンダ１２，１４
からなり、これらシリンダ１３，１４が刃担持体
２と摩擦係合する手段を形成する。

次に第９図から第１１図を参照して圧縮し難い
金属スクラツプを切断する場合の作用経過を説明
する。第９図図示の状態では押え付け部９ａが固
設制止片１１によつて定められる上限位置を取
り、一方刃担持体２は制止片５と当接する下限位
置を取る。

この状態で細断すべきスクラツプが矢印１６の
方向に左方へ移動せしめられる。次いでシリンダ
駆動機構６が作動されると押え付け部９ａは第１
０図のようにスクラツプ１５上へ降下する。この
ときスクラツプ１５は押え付け部９ａによつて押
え付けられる。次いで刃担持体２が第１１図のよ
うにシリンダ駆動機構６によつて矢印１７の方向
に引上げられて下刃４が上刃１０と交差し、スク
ラツプ１５が切断される。スクラツプが圧縮し難
い金属スクラツプからなる場合には第１０図に示
すように押え付け部９ａがスクラツプ１５上に降
下したときにスクラツプ１５の圧縮作用を行なわ
れない。

これに対して圧縮しやすい金属スクラツプを切
断する場合には押え付け部９ａがスクラツプ１５
上に降下したときにスクラツプ１５が圧縮され、
次いで刃担持体２が引上げられてスクラツプ１５
が切断される。

次に第４図から第６図を参照してスクラツプ・
カツターが保持シリンダ１２を具えている場合作
用径過を説明する。この場合、第４図図示の状態
では押え付け部９ａが固設制止片１１によつて定
められる上限位置を取り、一方刃担持体２は制止
片５と当接する下限位置を取る。

この状態で細断すべきスクラツプが矢印１６の
方向に左方へ移動せしめられる。次いでシリンダ
駆動機構６が作動されると押え付け部９ａは第５
図のようにスクラツプ１５へ降下する。次いで保
持シリンダ１２の力によつて決定される所与のス
クラツプ圧縮またはこれに相当するシリンダ駆動
機構６内の圧力増大が得られると刃担持体２が第
６図のようにシリンダ駆動機構６によつて矢印１
７の方向に引上げられて下刃４が上刃１０と交差
し、スクラツプ１５が切断される。刃担持体２を
持上げる量が多い場合にはピストン１８が保持シ
リンダ１２内へもつと深く進入する。

第７図の実施例では刃担持体２０が下刃２１と
共にフレーム１９内を上下に案内される。上刃２
３の上方延長部分２２には上方に延びる案内溝が
形成され、この案内溝内に摺動ブロツク２４が挿
入される。この摺動ブロツク２４はピン２５を介
してフレーム１９に回動可能に取付けられる。従
つてシリンダ駆動機構２６および２７が作動する
と上刃２３は摺動ブロツク２４により案内されつ
つ上下動する。

上刃２３を傾斜させて切断力を高めたければ、
両シリンダ駆動機構２６，２７のいずれか一方に
作用する力を高くするか低くするかによつて上刃
２３を傾斜させればよい。

両シリンダ駆動機構２６，２７に作用する圧力
を交互に変化させることにより上刃２３が揺動し
ながら降下し、スクラツプ切断時の抵抗変化に正
しく適応できるように構成することも可能であ
る。

第８図のようにシリンダ駆動機構２８のピスト
ン３１を下刃３０が取付けられている下刃担持体
２９に直接連結し、シリンダ３２を上刃及び押え
付け部３４が取付けられている刃担持体３５に接
続することも可能である。刃担持体３５は第１図
の実施例と同様にフレーム３６内を上下方向に移
動することができる。シリンダ２８によつて下刃
担持体２９を傾斜させ、それによつて上刃３３と
下刃３０とをその長手方向に相対移動させつつ切
断することもできる。

ピストンロツド３９と下刃担持体２９と当接せ
しめて第１図の保持シリンダ１２と同様に作用す
る２つの保持シリンダ３８がカツター壁開口部３
７の側方に位置するようにフレーム３６に設けら
れる。保持シリンダ３８によつて得られる作用は
第３図のシリンダ１３及び１４で示されるように
下刃担持体２９に摩擦力を与えることによつても
得られる。第８図に示す実施例では下刃担持体２
９が図示しない制止片と当接して下刃３０が非傾
斜状態でカツター台４０と整列している。シリン
ダ駆動機構２８に圧力が作用しても最初は下刃担
持体２９が保持シリンダ３８によつて上昇を妨げ
られ従つて上刃３３及び押え付け部３４がスクラ
ツプ４１に保持シリンダ３８の力以上の力を作用
させるまで刃担持体３５が降下する。次いでピス
トンロツド３９が保持シリンダ内へ進入するのに
伴なつて下刃担持体２９はスクラツプ４１が下刃
３０と上刃３３との間で切断されるまで上昇す
る。

このように本発明によればスクラツプの押え付
け動作又は圧縮動作およびスクラツプの切断を単
一の構造部材で行なえるようにしたから押え付け
部のための補助油圧設備または従来必要とされて
いた特別な駆動機構を設ける必要がない。

その結果、駆動設備を簡素化できると共に駆動
設備に対する経費を低減することができる。ま
た、駆動機構全体が提供する油圧力を従来に比べ
て低くしても従来と同じか従来よりも高い切断力
を得ることができるのでこの意味からも駆動設備
の簡素化と経費低減が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はスクラツプカツターの縦断面図、第２
図は第１図の一部断面平面図、第３図は刃担持体
に摩擦力を与える装置と共に第２図の左側部分を
示す第２図と同様の図、第４乃至６図は切断工程
の説明図、第７図は上刃駆動機細の他の実施例を
示す図、第８図はシリンダ駆動機構の他の実施例
を示す第１図と同様の図、第９図乃至第１１図は
切断工程の説明図である。 １，１９，３６……カツター・フレーム、２，
９，２０，２９，３５……刃担持体、３……スク
ラツプ剪断口、４，２１，３０……下刃、６，２
６，２７，２８……ピスン駆動機構、１０，２
３，３３……上刃。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ スクラツプ・カツターのフレーム内にスクラ
   ツプを押え付けるための押え付け部署と、該押え
   付け部署と整列配置されたスクラツプ剪断口とを
   設けたスクラツプ・カツターにおいて、スクラツ
   プ切断用下刃４，３０をカツター・フレーム１，
   ３６の長手方向に移動可能な刃担持体２，２９に
   取付け、カツター・フレーム１，３６の長手方向
   に移動可能な刃担持体９，３５の押え付け部９
   ａ，３４に上記下刃４，３０と噛合可能な上刃１
   ０，３３を取付けて該下刃４，３０と上刃１０，
   ３３間にスクラツプ剪断口を形成し、該押え付け
   部９ａ，３４に対向して固設のカツター台４０を
   設け、一方の刃担持体２，３５をカツター・フレ
   ーム１，３６により上下方向に摺動可能に支持す
   ると共に他方の刃担持体９，２９を上記一方の刃
   担持体２，３５により上下方向に摺動可能に支持
   し、上記一方の刃担持体２，３５と他方の刃担持
   体９，２９とを、駆動機構６，２８により互いに
   連結して該駆動機構６，２８により該一方の刃担
   持体２，３５と他方の刃担持体９，２９とを上下
   方向に相対移動せしめるようにしたスクラツプ・
   カツター。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のスクラツプ・カ
   ツターにおいて、シリンダからなる駆動機構６の
   シリンダ７を下刃担持体２に連結し、該駆動機構
   ６のピストン８を押え付け部９ａに接続したこと
   を特徴とするスクラツプ・カツター。 ３ 特許請求の範囲第１項記載のスクラツプ・カ
   ツターにおいて、シリンダからなる駆動機構２８
   のシリンダ３２を上刃担持体３５に連結し、該駆
   動機構２８のピストン３１を下刃担持体前２９に
   接続したことを特徴とするスクラツプ・カツタ
   ー。 ４ 特許請求の範囲第１項から第３項のいずれか
   １項記載のスクラツプ・カツターにおいて、押え
   付け部９ａの上限位置を決定する制止片１１及び
   下刃担持体２の下限位置を決定する他の制止片５
   をフレーム１に設け、上記押え付け部９ａが上限
   位置をとりかつ下刃担持体２が下限位置をとつた
   ときに上刃１０と下刃４がスクラツプ剪断口を形
   成することを特徴とするスクラツプ・カツター。 ５ 特許請求の範囲第１項、第２項および第４項
   のいずれか１項記載のスクラツプ・カツターにお
   いて、２つのシリンダ駆動機構２６，２７を設
   け、それらのシリンダを下刃担持体２０に連結す
   ると共にそれらのピストンを押え付け部または上
   刃担持体に互に間隔を距ててヒンジ連結したこと
   を特徴とするスクラツプ・カツター。 ６ 特許請求の範囲第５項記載のスクラツプ・カ
   ツターにおいて、上記上刃担持体が上方延長部分
   ２２を有し、該上方延長部分２２に案内溝を形成
   し、該案内溝内に摺動可能に挿入した摺動ブロツ
   ク２４をフレーム１９に回動可能に取付けたこと
   を特徴とするスクラツプ・カツター。 ７ スクラツプ・カツターのフレーム内にスクラ
   ツプを押え付けるための押え付け部署と、該押え
   付け部署と整列配置されたスクラツプ切断口とを
   設けたスクラツプ・カツターにおいて、スクラツ
   プ切断用下刃４，３０をカツター・フレーム１，
   ３６の長手方向に移動可能な刃担持体２，２９に
   取付け、カツター・フレーム１，３６の長手方向
   に移動可能な刃担持体９，３５の押え付け部９
   ａ，３４に上記下刃４，３０と噛合可能な上刃１
   ０，３３を取付けて該下刃４，３０と上刃１０，
   ３３間にスクラツプ剪断口を形成し、一方の刃担
   持体２，３５をカツター・フレーム１，３６によ
   り上下方向に摺動可能に支持すると共に他方の刃
   担持体９，２９を上記一方の刃担持体２，３５に
   より上下方向に摺動可能に支持し、上記一方の刃
   担持体２，３５と他方の刃担持体９，２９とを、
   駆動機構６，２８により互いに連結して該駆動機
   構６，２８により該一方の刃担持体２，３５と他
   方の刃担持体９，２９とを上下方向に相対移動せ
   しめ、上記押え付け部９ａ，３４に対向して固設
   のカツター台４０を設け、該押え付け部９ａ，３
   ４とカツター台４０で狭持されたスクラツプの圧
   縮時に下刃４，３０の上昇運動を阻止する上昇運
   動阻止装置を設けたスクラツプ・カツター。 ８ 特許請求の範囲第７項記載のスクラツプ・カ
   ツターにおいて、上記上昇運動阻止装置が下刃担
   持体２，２９に作用するピストンロツド１８，３
   ９を具えた保持シリンダ１２，３６からなること
   を特徴とするスクラツプ・カツター。 ９ 特許請求の範囲第７項記載のクラツプ・カツ
   ターにおいて、上記上昇運動阻止装置が下刃担持
   体２，２９と摩擦係合する手段からなることを特
   徴とするスクラツプ・カツター。 １０ 特許請求の範囲第７項から第９項のいづれ
   か１項記載のスクラツプ・カツターにおいて、シ
   リンダからなる駆動機構６のシリンダ７を下刃担
   持体２に連結し、該駆動機構６のピストン８を押
   え付け部９ａに接続したことを特徴とするスクラ
   ツプ・カツター。 １１ 特許請求の範囲第７項から第９項のいづれ
   か１項記載のスクラツプ・カツターにおいて、シ
   リンダからなる駆動機構２８のシリンダ３２を上
   刃担持体３５に連結し、該駆動機構２８のピスト
   ン３１を下刃担持体２９に接続したことを特徴と
   するスクラツプ・カツター。 １１ 特許請求の範囲第７項から第１１項のいず
   れか１項記載のスクラツプ・カツターにおいて、
   押え付け部９ａの上限位置を決定する制止片１１
   及び下刃担持体２の下限位置を決定する他の制止
   片５をフレーム１に設け、上記押え付け部９ａが
   上限位置をとりかつ下刃担持体２が下限位置をと
   つたときに上刃１０と下刃４がスクラツプ剪断口
   を形成することを特徴とするスクラツプ・カツタ
   ー。 １３ 特許請求の範囲第７項から第１０項および
   第１２項のいずれか１項記載のスクラツプ・カツ
   ターにおいて、２つのシリンダ駆動機構２６，２
   ７を設け、それらのシリンダを下刃担持体２０に
   連結すると共にそれらのピストンを押え付け部ま
   たは上刃担持体に互に間隔を距ててヒンジ連結し
   たことを特徴とするスクラツプ・カツター。 １４ 特許請求の範囲第１３項記載のスクラツ
   プ・カツターにおいて、上記上刃担持体が上方延
   長部分２２を有し、該上方延長部分２２に案内溝
   を形成し、該案内に摺動可能に挿入した摺動ブロ
   ツク２４をフレーム１９に回動可能に取付けたこ
   とを特徴とするスクラツプ・カツター。