JPS61282479A - 導電性繊維製品およびその製法 - Google Patents
導電性繊維製品およびその製法Info
- Publication number
- JPS61282479A JPS61282479A JP2027885A JP2027885A JPS61282479A JP S61282479 A JPS61282479 A JP S61282479A JP 2027885 A JP2027885 A JP 2027885A JP 2027885 A JP2027885 A JP 2027885A JP S61282479 A JPS61282479 A JP S61282479A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iodine
- pyrrole
- textile product
- treated
- conductive
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成重合体から成る繊維製品の表層部に沃素化
したピロール重合物を付着させることによシ導電性の良
好な該製品を得る発明に関するものである。
したピロール重合物を付着させることによシ導電性の良
好な該製品を得る発明に関するものである。
従来からあるものとしては繊維製造のときにカーボンブ
ラックを繊維中に入れたり、金属又は金属化合物を複合
繊維の繊維外層部に混ぜたシ、繊維表面に付着させると
いった方法があるが、これらの方法状生産コストが非常
に高くなったシ、生産上の問題などがある。
ラックを繊維中に入れたり、金属又は金属化合物を複合
繊維の繊維外層部に混ぜたシ、繊維表面に付着させると
いった方法があるが、これらの方法状生産コストが非常
に高くなったシ、生産上の問題などがある。
本発明は洗濯耐久性があると共にポリエステル繊維の場
合の染色条件である１３０℃Ｘ６０分の熱水処理にも耐
え、且つ高性能の導電性を有し、更に生産工程も簡略で
コストの安い導電性繊維製品を提供せんとするものであ
る。
合の染色条件である１３０℃Ｘ６０分の熱水処理にも耐
え、且つ高性能の導電性を有し、更に生産工程も簡略で
コストの安い導電性繊維製品を提供せんとするものであ
る。
本発明では合成重合物質から成る繊維製品にまずピロー
ルを含浸させ、次いでピロールの酸化重合を行うと共に
沃素置換を行って沃素化されたビローμの重合物を繊維
表層部に付着させてなるものおよびその製法である。
ルを含浸させ、次いでピロールの酸化重合を行うと共に
沃素置換を行って沃素化されたビローμの重合物を繊維
表層部に付着させてなるものおよびその製法である。
該繊維品にピロールを含浸させる方法については何ら規
制するものではないが、常温浸漬法、加温浸漬法、パッ
ド及びスプレー後の蒸熱法などいづれの方法でも良い。
制するものではないが、常温浸漬法、加温浸漬法、パッ
ド及びスプレー後の蒸熱法などいづれの方法でも良い。
しかしピロールは水に難溶性でエチルアルコールやエー
テルに可溶性であシ、空気中の酸素でも極く微量ずつ酸
化重合を起すため密閉容器内で浸漬法で処理するのがピ
ロールの安定性の面からも好ましい。
テルに可溶性であシ、空気中の酸素でも極く微量ずつ酸
化重合を起すため密閉容器内で浸漬法で処理するのがピ
ロールの安定性の面からも好ましい。
処理濃度、温度及び付着量は被処理物質の重合体の組成
、繊度及び要求される性能によって異るが、被処理物質
に対してピロールが１．０％（ｏ８ｗ、ｆ）以上含有さ
れていることが性能上好ましい。因にテレフタル酸とエ
チレングリコールから成る通常のポリエステル繊維を浴
比ｌ：３で常温×２４時間、１００％ピロール液に浸漬
処理した場合、３０％位の吸尽率（吸尽率＝繊維上のピ
ロー／Ｉ／／ピロール使用量Ｘ １００ ）を示す。
、繊度及び要求される性能によって異るが、被処理物質
に対してピロールが１．０％（ｏ８ｗ、ｆ）以上含有さ
れていることが性能上好ましい。因にテレフタル酸とエ
チレングリコールから成る通常のポリエステル繊維を浴
比ｌ：３で常温×２４時間、１００％ピロール液に浸漬
処理した場合、３０％位の吸尽率（吸尽率＝繊維上のピ
ロー／Ｉ／／ピロール使用量Ｘ １００ ）を示す。
しかしピロールの処理濃度をあげて繊維内部に入れても
導電性はほとんど変らないことから導電性に寄与してい
るのは繊維の極〈表層部のピロー〜であると思われる。
導電性はほとんど変らないことから導電性に寄与してい
るのは繊維の極〈表層部のピロー〜であると思われる。
次にピロー〃の重合法については、ピローμは酸化剤に
よって容易に酸化重合を起す。これはピローｐの単体は
透明な液であるが重合するに従って序々に着色して褐色
から、青黒色に変化することから容易に観察することが
出来る。
よって容易に酸化重合を起す。これはピローｐの単体は
透明な液であるが重合するに従って序々に着色して褐色
から、青黒色に変化することから容易に観察することが
出来る。
又極くわずか硬化することからも重合が進んでいること
がわかる。
がわかる。
そして繊維に付着したピロー〃は重合によって洗濯や高
温の水浴処理による脱落性が少くなると共に導電性能が
出て来る。
温の水浴処理による脱落性が少くなると共に導電性能が
出て来る。
本発明では沃素と沃素の溶解助剤の沃化カリ溶液でピロ
ー〃を含浸した繊維製品を処理することによシピロール
の酸化重合を行うと共にピロー〜の沃素置換も同時に行
うことを特徴としている。又この沃素は一部ドーピング
された状態で存在しているものと思われる。更にピロー
〃を含浸した繊維品を沃素溶液で処理することにより著
しく導電性能の良好なものを作ることが出来るといふこ
とかわかった。
ー〃を含浸した繊維製品を処理することによシピロール
の酸化重合を行うと共にピロー〜の沃素置換も同時に行
うことを特徴としている。又この沃素は一部ドーピング
された状態で存在しているものと思われる。更にピロー
〃を含浸した繊維品を沃素溶液で処理することにより著
しく導電性能の良好なものを作ることが出来るといふこ
とかわかった。
沃素の使用量は繊維製品の重合体組成の種類及びピロー
ルの付着量によって異るが、あまシ過剰に使用すると沃
素で被処理物が被覆されるため導電性能が低下して来た
り、被処理物質に付着した過剰の沃素が他の物質に付着
して整置を供ふことがある。又あまシ少な過ぎると酸化
及び置換が不十分なためピロー〃の付着量に相応した導
電性能が出て来ない。それ改番繊維品のピローμの付着
量に応じて最高の導電性能を示す様に沃素処理濃度を設
定しなければならない。
ルの付着量によって異るが、あまシ過剰に使用すると沃
素で被処理物が被覆されるため導電性能が低下して来た
り、被処理物質に付着した過剰の沃素が他の物質に付着
して整置を供ふことがある。又あまシ少な過ぎると酸化
及び置換が不十分なためピロー〃の付着量に相応した導
電性能が出て来ない。それ改番繊維品のピローμの付着
量に応じて最高の導電性能を示す様に沃素処理濃度を設
定しなければならない。
通常のレギュラーポリエステル繊維にピロー〜を含浸層
、沃素と溶解助剤の沃化カリ溶液で処理した場合、電気
抵抗値は最高１０Ω／ｃＩＩまでの導電性能が出る。
、沃素と溶解助剤の沃化カリ溶液で処理した場合、電気
抵抗値は最高１０Ω／ｃＩＩまでの導電性能が出る。
処理条件は６０〜８０℃で２０〜４０分間沃素と溶解助
剤として沃化カリを加えた水溶液で処理すれば良い。
剤として沃化カリを加えた水溶液で処理すれば良い。
この沃素の溶解助剤は他の沃化物でも良い。
例えば沃化ナトリウム、沃化アンモニウム、沃化水素酸
などが使用出来る。又この沃素処理条件は被処理物質に
よって適宜変えることが出来る。
などが使用出来る。又この沃素処理条件は被処理物質に
よって適宜変えることが出来る。
この様にして沃素処理した被処理繊維品は乾燥后、必要
に応じて使用に供することが出来る。
に応じて使用に供することが出来る。
又、この沃素処理后、被処理物質に固着性の良い樹脂を
導電性能に差しつかえのない程度に付着させてやると更
に摩耗や洗［Ｋ対する耐久性が向上する。
導電性能に差しつかえのない程度に付着させてやると更
に摩耗や洗［Ｋ対する耐久性が向上する。
この様にして出来た導電性繊維品は摩耗や屈曲に対する
耐久性があるばかりでなく、通常の洗濯条件やその繊維
の染色条件にも耐えうる程竪牢に付着している。
耐久性があるばかりでなく、通常の洗濯条件やその繊維
の染色条件にも耐えうる程竪牢に付着している。
本発明で使用する被処理物質としてはポリエステル系繊
維、ポリアミド系繊維、ポリビニル系繊維及びこれらの
フィラメントヤーン、紡糸ヤーンその他の繊維製品に適
用出来る。 。
維、ポリアミド系繊維、ポリビニル系繊維及びこれらの
フィラメントヤーン、紡糸ヤーンその他の繊維製品に適
用出来る。 。
次に実施例及び比較例に基いて説明する。
実施例及び比較例
ポリエステ〃フィラメントレギュラー糸（繊度１５０デ
ニール・フィラメント数４８本）を１＝３の浴比のピロ
ール溶液１ｃ２４時間浸漬后、１：３の浴比で沃素と沃
素と同量の沃化カリを混合溶解した溶液で７０℃×３０
分処理して脱水層、１００℃×５分間乾燥した。
ニール・フィラメント数４８本）を１＝３の浴比のピロ
ール溶液１ｃ２４時間浸漬后、１：３の浴比で沃素と沃
素と同量の沃化カリを混合溶解した溶液で７０℃×３０
分処理して脱水層、１００℃×５分間乾燥した。
この結果を表−１に示す。
又比較例として未処理系、ピロールのみの処理系及びピ
ロール処理層クロム酸でピロールの酸化重合した処理系
についても表−１に示す。
ロール処理層クロム酸でピロールの酸化重合した処理系
についても表−１に示す。
以下余白
表−１
注）Ｉｔ 電気抵抗値（ルー）の測定はテスター（１
５Ｖ）を使用した。
５Ｖ）を使用した。
ｉｌ ＭＬとは、家庭洗濯の意味で通常の家庭用洗濯
機によって二ニービーズ（花王洗剤＋２．０ｆｒ／／、
４０’ＣＸＳ分で洗濯し、５分間水洗２＠。
機によって二ニービーズ（花王洗剤＋２．０ｆｒ／／、
４０’ＣＸＳ分で洗濯し、５分間水洗２＠。
脱水１０を）Ｉｔ１回とする。
比較例のピロール処理によシ極＜わずか導電性が上り、
これを重合することによ）電気抵抗値が１０８（Ω／Ｃ
１１）程度まで導電性が向上している。
これを重合することによ）電気抵抗値が１０８（Ω／Ｃ
１１）程度まで導電性が向上している。
実施例の沃素処理によシミ気抵抗値１０３（Ω／ｃｍ）
単位の高い導電性能を示している。
単位の高い導電性能を示している。
又性能保持するための最も厳しい外的条件であるポリエ
ステル繊維の染色条件である１３０℃×６０分の熱水処
理でも電気抵抗値ｌＯ（Ω／ｃｍ）程度低下するだけで
１０４（Ω／Ｃａ１）の導電性能は維持出来る。家庭洗
濯の場合はこれよシ更に耐久性は良好である。
ステル繊維の染色条件である１３０℃×６０分の熱水処
理でも電気抵抗値ｌＯ（Ω／ｃｍ）程度低下するだけで
１０４（Ω／Ｃａ１）の導電性能は維持出来る。家庭洗
濯の場合はこれよシ更に耐久性は良好である。
通常のポリエステル繊維で上記条件で処理したとき、ピ
ロー／Ｌ’ｌＯ％溶液で処理し、又沃素７０９ｒ／ｌの
処理条件で初期１０３（Ω／α）、染色層１０４（Ω／
ｃｒＲ）単位の導電性繊維製品を作ることが出来る。
ロー／Ｌ’ｌＯ％溶液で処理し、又沃素７０９ｒ／ｌの
処理条件で初期１０３（Ω／α）、染色層１０４（Ω／
ｃｒＲ）単位の導電性繊維製品を作ることが出来る。
Claims (3)
- （１）合成重合体から成る繊維製品の表層部に沃素置換
されたピロール重合物を有することを特徴とする導電性
繊維製品 - （２）合成重合体から成る繊維製品にピロールを含浸後
、沃素溶液を作用させピロールの酸化重合と沃素置換を
同時に行うことを特徴とする導電性繊維製品の製法 - （３）沃素溶液が、沃素と沃素の溶解助剤からなる溶液
であることを特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載
の導電性繊維製品の製法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2027885A JPS61282479A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 導電性繊維製品およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2027885A JPS61282479A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 導電性繊維製品およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61282479A true JPS61282479A (ja) | 1986-12-12 |
| JPS6360154B2 JPS6360154B2 (ja) | 1988-11-22 |
Family
ID=12022698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2027885A Granted JPS61282479A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 導電性繊維製品およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61282479A (ja) |
-
1985
- 1985-02-04 JP JP2027885A patent/JPS61282479A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360154B2 (ja) | 1988-11-22 |
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