JPS61281870A - 堆積膜形成法 - Google Patents

堆積膜形成法

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Publication number
JPS61281870A
JPS61281870A JP12272885A JP12272885A JPS61281870A JP S61281870 A JPS61281870 A JP S61281870A JP 12272885 A JP12272885 A JP 12272885A JP 12272885 A JP12272885 A JP 12272885A JP S61281870 A JPS61281870 A JP S61281870A
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JP
Japan
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film
halogen
compound
gas
oxygen
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Pending
Application number
JP12272885A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ishihara
俊一 石原
Masahiro Kanai
正博 金井
Yukihiko Onuki
大貫 幸彦
Toshimichi Oda
小田 俊理
Isamu Shimizu
勇 清水
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS61281870A publication Critical patent/JPS61281870A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/40Oxides
    • C23C16/407Oxides of zinc, germanium, cadmium, indium, tin, thallium or bismuth

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は酸素を含有する堆積膜、とシわけ機能性膜、殊
に半導体ディバイス、電子写真用の感光ディバイス、画
像入力用のラインセンサー、撮像ディバイス、光起電力
素子などに用いる非晶質乃至は結晶質の酸素を含有する
堆積膜を形成する方法に関する。
〔従来技術の説明〕
従来、半導体ディバイス、電子写真用感光ディバイス、
画像入力用ラインセンサー、撮像ディバイス、光起電力
素子等に使用する素子部材として、幾種類かの酸素含有
アモルファスゲルマニウム(以後単にra−GeOJと
表記する。)膜が提案され、その中のいくつかは実用に
付されている。そして、そうしAa−GeO膜とともに
それ等a −GeO膜の形成法についてもいくつか提案
されていて、真空蒸着法、イオンブレーティング法、い
わゆるCVD法、プラズマCVD法、光CVD法等があ
り、中でもプラズマCVD法は至適なものとして実用に
付され、一般に広く用いられている。
ところで従来のa −GeQ膜は、例えばプラズマCV
D法により得られるものは特性発現性に富み一応満足の
ゆくものとされてはいるものの、それであっても、確固
比る当該製品の成立に要求される、電気的、光学的、光
導電的特性、繰返し使用についての耐疲労特性、使用環
境特性の点、経時的安定性および耐久性の点、そして更
に均質性の点の全ての点を総じて満足せしめる、という
課題を解決するには未だ間のある状態のものである。
その原因は、目的とするa −QeQ膜が、使用する材
料もさることながら、単純な層堆積操作で得られるとい
う類のものでなく、就中の工程操作に熟練的工夫が必要
とされるところが大きい。
因みに、例えば、いわゆるCVD法の場合、Ge系及び
0不猟体材料を希釈した後いわゆる不純物を混入し、つ
いで500〜650℃といった高温で熱分解することか
ら、所望のa −QeQ膜を形成するについては緻密な
工程操作と制御が要求され、九めに装置も複雑となって
可成りコスト高のものとなるが、そうしたところで均質
にして前述したような所望の特性を具有するa −Qe
Q膜製品を定常的に得ることは極めてむずかしく、シた
がって工業的規模には採用し難いものである。
また、前述したところの、至適な方法として一般に広く
用いられているプラズマCVD法であっても、工程操作
上のいくつかの問題、そしてまた設備投資上の問題が存
在する。工程操作については、その条件は前述のCVD
法よりも更に複雑であり、−膜化するには至難のもので
ある。即ち、例えば、基体温度、導入ガスの流量並びに
流量比、層形成時の圧力、高周波電力、電極構造、反応
容器の構造、排気速度、プラズマ発生方式の相互関係の
パラメーターをとってみても既に多くのパラメーターが
存在し、この他にもパラメーターが存在するわけであっ
て、所望の製品を得るについては厳密なパラメーターの
選択が必要とされ、そして厳密に選択されたパラメータ
ーであるが故に、その中の1つの構成因子、とシわけそ
れがプラズマであって、不安定な状態になりでもすると
形成される膜は著しい悪影響を受けて製品として成立し
得ないものとなる。そして装置については、上述したよ
うに厳密なパラメーターの選択が必要とされることから
、構造はおのずと複雑なものとなり、装置規模、種類が
変れば個々に厳選されたパラメーターに対応し得るよう
に設計しなければならない。こうしたことから、プラズ
マCVD法については、それが今のところ至適な方法と
されてはいるものの、上述したことから、所望のa −
QeQ膜を)量産するとなれば装置に多大の設備投資が
必要となシ、そうしたところで尚量産のための工程管理
項目は多く且つ複雑であシ、工程管理許容幅は狭く、そ
してまた装置調整が微妙であることから、結局は製品を
かなシコスト高のものにしてしまう等の問題がある。
また一方には、前述の各種ディバイスが多様化して来て
おシ、そのための素子部材即ち、前述した各種特性等の
要件を総じて満足すると共に適用対象、用途に相応し、
そして場合によってはそれが大面積化されたものである
、安定なa −GeQ膜製品を低コストで定常的に供給
されることが社会的要求としてあり、この要求を満たす
方法、装置の開発が切望されている状況がある。
これらのことは、他の例えば窒化ゲルマニウム膜、炭化
ゲルマニウム膜等の素子部材についてもまた然シである
〔発明の目的〕
本発明は、半導体ディバイス、電子写真用感光ディバイ
ス、画像入力用ラインセンサー、撮像ディバイス、光起
電力素子等に使用する従来の素子部材及びその製法につ
いて、上述の諸問題を解決し、上述の要求を満たすよう
にすることを目的とするものである。
すなわち、本発明の主たる目的は、電気的、光学的、光
導電的特性が殆んどの使用環境に依存することなく実質
的に常時安定しており、優れた耐光疲労性を有し、繰返
し使用にあっても劣化現像を起さず、優れた耐久性、耐
湿性を有し、残留電位の問題を生じない均一にして均質
な改善されたa −QeQ膜素子部材?提供することに
ある。
本発明の他の目的は、形成される膜の諸特性、成膜速度
、再現性の向上及び膜品質の均一化、均質化を図りなが
ら、膜の大面積化に適し、膜の生産性の向上及び量産化
を容易に達成することのできる前述の改善されたa −
QeQ膜素子部材の新規な製造法を提供することにある
〔発明の構成〕
本発明の上述の目的は、基体上に堆積膜を形成する為の
成膜空間内に、ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物と
、該化合物と化学的相互作用をする、成膜用の酸素含有
化合物より生成される活性種と?夫々導入し、これらに
光エネルギーを照射して化学反応させることによって、
前記基体上に堆積膜を形成することにより達成される。
本発明の方法は、プラズマ?生起させることなくして、
ゲルマニウムとハロゲンき含む化合物と、成膜用の酸素
含有化合物より生成される活性種との共存下において、
これ等に光エネルギーを作用させることにより、これ等
による化学的相互作用を生起させ、或いは更に促進、増
幅させることによシ所望の堆積膜を形成せしめるという
ものであって、本発明の方法により形成される堆積膜は
、エツチング作用、或いはその他の例えば異常放電作用
などによる悪影響?受けることはない。
又、本発明の方法は、成膜空間の雰囲気温度、基体温度
を所望に従って任意に制御することによシ、より安定し
たCVD法たり得るものである。
更に、本発明の方法は、励起エネルギーは成膜用の基体
近傍に到達し比容活性種に一様にあるいは選択的制御的
に付与されるが、光エネルギーを使用するが故に、適宜
の光学系を用いて基体の全体に照射して堆積膜企形成す
ることができるし、あるいは所望部分のみに選択的制御
的に照射して部分的に堆積膜を形成することができ、ま
友レジスト等を使用して所定の図形部分のみに照射し堆
積膜を形成できるなどの便利さを有しているため、有利
に用いられる。
本発明の方法が従来のCVD法と区別される点の1つは
、あらかじめ成膜空間とは異なる空間(以下、活性化空
間という)に於いて活性化された活性種を使うところで
あシ、このことにより、従来のCVD法工り成膜速度を
飛躍的に伸ばすことができ、加えて堆積膜形成の際の基
体温度も一層の低温化を図ることが可能になり、膜品質
の安定した堆積膜を工業的に大量に、しかも低コストで
提供できる。
本発明の方法においては、堆積膜形成の原料となる酸素
含有化合物を活性化空間において活性化し、活性種を生
成せしめる。そして、生成した活性種を活性化空間から
成膜空間へ導入し、成膜空間において堆積膜を形成する
ものである。
従って、該活性種の構成要素が、成膜空間で形成される
堆積膜?構成する成分を構成するものとなる。本発明の
方法においては、所望に従って活性種を適宜選択して使
用するものであシ、生産性及び取扱い易さなどの点から
、通常はその寿命が0.1秒以上のものを用いるが、よ
シ好ましくは1秒以上、最適には10秒以上のものを用
いるのが望ましい。
又、本発明の方法において用いるゲルマニウムとハロゲ
ンを含む化合物は、成膜空間に導入され、光エネルギー
の作用により励起されて、活性化空間から成膜空間へ同
時に導入される前述の活性種と化学的相互作用を起して
、例えばエネルギーを付与し次り、化学反応を起こした
シして、堆積膜の形成を促す作用?系中で呈する。
従って、ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物の構成要
素は、形成される堆積膜の構成要素と同一であってもよ
<、マた異なっていてもよい。
本発明の方法で使用する酸素含有化合物は、活性化空間
に導入する以前に既に気体状態となっているか、あるい
は気体状態とされていることが好ましい。例えば液体状
及び固体状の化合物を用いる場合、化合物供給源に適宜
の気化装置を接続して化合物を気化してから活性化空間
に導入することができる。
酸素含有化合物としては、酸素(02)、オシ。
(03)等の酸素単体成分の化合物、並びに酸素と酸素
以外の原子の1種又は2種以上とを構成原子とする化合
物が挙げられる。前記酸素以外の原子としては、水素(
H)、ノ・ロゲン(X=F、CL、 Br又はI)、イ
オウ(S)、炭素(C)、ゲルマニウム(Ge )等が
あり、この他周期律表各族に属する元素の原子のうち酸
素と化合し得る原子であって、本発明の目的を達成し得
る化合物を構成する原子であるならば大概のものを使用
することができる。
因みに、例えばOとHe含む化合物としては、I(20
、HsOz等、0とSを含む化合物としては、S02.
803等の酸化物類、0とCL含む化合物としては、C
01CO,等の酸化物等、0とsi ft含む化合物と
しては、ジシロキサン(HaS iOS 1Hs)、ト
リシロキサン(HaSiO8iHtO8iHs)等のシ
ロキサン類、(CHa)tsi (OCOCHa)t、
C迅5L(OCOC迅)3等のオルガノアセトキシシラ
ン、(CHa)asiOcHs 。
(C)Ta)zsi (OCHs)z、CHsS i 
(0CHs )s等のアルキルアルロキシシラン、(C
Hs)、5iOH1CCHs)2CCJB )SiOH
,(CzH5)zsj(OH)z等のオルガノシラノー
ル等、0とGe k含む化合物としては、Geの酸化物
類、水酸化物類、ゲルマニウム酸類、H3GeOGeH
3、HsGeOGeH,0GeH,等の有機ゲルマニウ
ム化合物等が挙げられる。
これらの酸素含有化合物は、1種を使用しても、あるい
は2種以上を併用してもよい。
本発明の方法において、成膜空間に導入するゲルマニウ
ムとノ・ロゲン?含む化合物としては、例えば鎖状又は
環状水素化ゲルマニウム化合物の水素原子の一部乃至全
部を710ゲン原子で置換した化合物を用いることがで
きる。具体的には、例えば、GeuY2u+2 (uは
1以上の整数、YはF、 CL、 Br及び工のうちか
ら選択される少なくとも1種である。)で示される鎖状
ノ・ロゲン化ゲルマニウム、Ge、Y2. (vは3以
上の整数、Yは前述の意味を有する。)で示される環状
ハロゲン化ケルマニウム、GeuH8Yy(u及びYは
前述の意味を有する。x + y = 2u又は2u+
2である。)で示される鎖状又は環状化合物などが挙げ
られる。
具体的には例えばG e F4、(GeF2)s、  
(GeFz)a、(GeF2)4、G% F6、Gea
Fs s GeHF5、Ge)& Ft、GeC4、(
GeC4)s、 GeBr、、(GeBrt)s −、
Ge2C4+、G e2 B ra、G eHC4、G
eHBr、、GeHIs、Ge2CLsFsなどのガス
状態の又は容易にガス化し得るものが挙げられる。
ま九、本発明においては、前記ゲルマニウムとハロゲン
?含む化合物に加えて、ケイ素とハロゲンを含む化合物
及び/又は炭素とハロゲンを含む化合物?併用すること
ができる。
このケイ素とハロゲンを含む化合物としては、例えば鎖
状又は環状シラン化合物の水素原子の一部乃至全部をハ
ロゲン原子で置換した化合物が用いられ、具体的には、
例えば、5iuY2u+2(Uは1以上の整数、YはF
、CLSBr及び工の中から選択される少なくとも1つ
の元素である。)で示される鎖状ハロゲン化ケイ素、s
 i、y2゜(Vは3以上の整数、Yは前述の意味を有
する。)で示される環状ノ・ロゲン化ケイ素、5iuH
xYy(U及びYは前述の意味を有する。x十y=2u
又は2u+2である。)で示される鎖状又は環状化合物
などが挙げられる。
具体的には例えばSiFイ(SfFz)s、(SiFz
)a、(SiFt)い5jtFe、SiJ’s、SiH
F3、SiH2F2.5iCt4、(SiC4)s、 
5i13rイ(SiBrt)s、5i2Ct6.3 i
、Bra、SiH2F2.5iHBrs、5iH1,、
Si、CA、F。
などのガス状態の又は容易にガス化し得るものが挙げら
れる。
これらのケイ素化合物は、1種を用いてもあるいは2種
以上を併用してもよい。
また、炭素とノ・ロゲンを含む化合物としては、例えば
鎖状又は環状炭化水素化合物の水素原子の一部乃至全部
をハロゲン原子で置換した化合物が用いられ、具体的に
は、例えば、CuY2u+2(Uは1以上の整数、Yは
F、CL、Br及び工の中から選択される少なくとも1
つの元素である。)で示される鎖状ノ・ロゲン化炭素、
CvY2v(Vは3以上の整数、Yは前述の意味を有す
る。)で示される環状ハロゲン化ケイ素、CuH工Y。
(U及びYは前述の意味を有する。x+y=2u又は2
u+2である。)で示される鎖状又は環状化合物などが
挙げられる。
具体的には例えばCF、、(CF! )s、(CFg)
a、(CF2)4、C,F6、C5Fa、CHF、、C
H,F2、CCl2、(CC4)s、CBr、 、  
(CBrt )s、C2C45,CtBr、、CHCt
s、CHBr3、CHl、、C* CAs Fsなどの
ガス状態の又は容易にガス化し得るものが挙げられる。
これらの炭素含有化合物は、1種を用いてもあるいは2
種以上を併用してもよい。
更に、前記ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物(ある
いは更にケイ素とハロゲンを含む化合物及び/又は炭素
とハロゲンを含む化合物)に加えて、必要に応じてゲル
マニウム単体等地のゲルマニウム化合物、水素、ハロゲ
ン化合物(例えばF2ガス、C4ガス、ガス化したB”
t 、I2等)などを併用することができる。
本発明の方法において、活性化空間で活性種を生成させ
るについては、各々の条件、装置全考慮してマイクロ波
、RF、低周波、DC等の電気エネルギー、ヒーター加
熱、赤外線加熱等による熱エネルギー、光エネルギーな
どの活性化エネルギーが使用できる。即ち、上述の酸素
含有化合物に、活性化空間で熱、光、電気などの活性化
エネルギーを加えることにより、活性種を生成する。
本発明の方法において、成膜空間に導入せしめる酸素含
有化合物より生成される活性種の量と前記ゲルマニウム
とハロゲンを含む化合物の量との割合は、成膜条件、活
性種の種類などで適宜所望に従って決めるが、好ましく
は10:1〜1 : 10 (導入流量比)とするのが
適当であり、よシ好ましくは8:2〜4:6とするのが
望ましい。
本発明の方法において、酸素含有化合物の他に、成膜の
ための原料として水素ガス、ハロゲン化合物(例えばF
2ガス、C4ガス、ガス化したBrt、xs4>、ヘリ
ウム、アルゴン、ネオン等の不活性ガス、また堆積膜形
成用の化学物質としてケイ素含有化合物、炭素含有化合
物、ゲルマニウム含有化合物などを活性化空間に導入し
て用いることもできる。これら複数の化学物質を用いる
場合には、予め混合して活性化空間内に導入することも
できるし、あるいはこれらの化学物質を夫々独立した供
給源から各個別に供給し、活性化空間に導入することも
できるし、又、個々に個別の活性化空間に導入して夫々
、活性化することもできる。
前記堆積膜形成用のケイ素含有化合物としては、ケイ素
に水素、ハロゲン、あるいは炭化水素基などが結合した
シラン類及びハロゲン化シラン類等を用いることができ
る。とりわけ鎖状及び環状の7ラン化合物、この鎖状及
び環状のシラン化合物の水素原子の一部又は全部をハロ
ゲン原子で置換した化合物などが好適である。
具体的には、例えば、SiH4、Si2H6,5faH
a、5i4HI。、st、u、、、5iaa、、等o 
5ipH2p+2 (1)は1以上好ましくは1〜15
、よシ好ましくは1〜10の整数である。)で示される
直鎖状シラン化金物、5iHsSiH(SiH3)Si
Hs、5fLSiH(SfHa) 5jsHq、5iz
HsSIH(SIHs)ShHs等の5ipH2p+2
(pは前述の意味を有する。)で示される分岐を有する
鎖状シラン化合物、これら直鎖状又は分岐を有する鎖状
のシラン化合物の水素原子の一部又は全部をハロゲン原
子で置換した化合物、5tsHa、5i4H8、S ’
 5Hto s S f aH12等のSi、[2,(
(lは3以上、好ましくは3〜6の整数である。)で示
される環状シラン化合物、該環状シラン化合物の水素原
子の一部又は全部を他の環状シラニル基及び/又は鎖状
シラニル基で置換し素化合物、上記例示したシラン化合
物の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換した
化合物の例として、5iHsF、 5iLCz、 5i
LBrSSiHsI等の5irH,Xt(Xはハロゲン
原子、rは1以上、好ましくは1〜10、より好ましく
は3〜7の整数、s 十t = 2 r+2又は2rで
ある。)で示されるハロゲン置換鎖状又は環状シラン化
合物などである。これらの化合物は、1種を使用しても
2種以上を併用してもよい。
また、前記堆積膜形成用の炭素含有化合物としては、鎖
状又は環状の飽和又は不飽和炭化水素化合物、炭素と水
素を主構成原子とし、この他ケイ素、ハロゲン、イオウ
等の1種又は2種以上を構成原子とする有機化合物、炭
化水素基を構成成分とする有機ケイ素化合物及びケイ素
と炭素との結合を有する有機ケイ素化合物などのうち、
気体状態のものか、容易に気化し得るものを用いるのが
好ましい。このうち、炭化水素化合物としては、例えば
、炭素数1〜5の飽和炭化水素、炭素数2〜5のエチレ
ン系炭化水素、炭素数2〜4のアセチレン系炭化水素等
、具体的には、飽和炭化水素としてはメタン(CH,)
、エタン(02H6)、プロパ7((4H1)、n−ブ
py(n −Cd(to)、ペンタン(Ca Htt 
)、エチレン系炭化水素としてはエチレン(C2H4)
、プロピレン((4H6)、ブテン−i (C4HL)
、ブテン−2(04H8)、インブチレン(C4Ha)
、ペンテン(06HIO)、アセチレン系炭化水素とし
てはアセチレンc C2pb )、メチルアセチレン(
C8H4)、シラン(C4H6)等が挙げられる。
ハロゲン置換炭化水素化合物としては、前記した炭化水
素化合物の構成成分である水素の少なくとも1つをF、
CL、Br、Iで置換した化合物を挙げることが出来、
殊に、F、 C1で水素が置換された化合物が有効なも
のとして挙げられる。
水素を置換するハロゲンとしては、1つの化合物の中で
1種であってもまた、2種以上であってもよい。
有機ケイ素化合物として、本発明に於いて使用される化
合物としてはオルガノシラン、オルガノハロゲンシラン
等を挙げることができる。
オルガノシラン、オルガノハロゲンシランとしては、夫
々一般式;R,5iH4−11、RmS iX4+m(
但し、R:アルキル基、アリール基、X:FゎCL、B
r、Ln=1.2,3,4、m=1.2.3)で表わさ
れる化合物であシ、代表的には、アルキルシラン、アリ
ールシラン、アルキルハロゲンシラン、アルキルハロゲ
ンシランヲ挙ケることができる。
具体的には、 オルガノクロルシランとしては、 トリクロルメチルシラン   CHsSiCz3ジクロ
ルジメチルシラン   (CH3)tsict2クロル
トリメチルシラン   (CHs)sstctトリクロ
ルエチルシラン   C2′HsSiC43ジクロルジ
エチルシラン   (CzH5)2stcz。
オルガノクロルフルオルシランとしては、−クロルジク
ルオルメチルシランCH3S i F2 Ctジクロル
フルオルメチルシランCHsSiFC42クロルフルオ
ルジメチルシラン(CL ) 2 S t F Ctク
ロルエチルジフルオルシランC2Hll S I F2
 CLジクロルエチルフルオルシランC2H,5iF(
、t2クロルジフルオノーーーブロビルシランC3H7
51F2CL ジクロルフルオルプロピルシランC3H75iFCt2
オルガノシシンとしては、 テトラメチルシラン      (CH3)、S iエ
チルトリメチルシラン    (CH3)5sic2H
5トリメチルプロピルシラン   (CHs)sSiC
sHフトリエチルメチルシラン   C’Hs S i
(Ct H5) sテトラエチルシラン      (
C2H,)4Siオルガノヒドロゲノシランとしては、 メチルシラン         C)(3siHsジメ
チルシラン       (CI(3)2SiH2トリ
メチルシラン       (CH3)3SiHジエチ
ルシラン        (C2H5) 2 S iH
tトリエチル7ラン       (CzHs)s S
 I Hトリプロピルシラン      (C5H7)
 2 S i Hジフェニル7ラン       (C
nH2)*siH。
オルガノフルオルシランとしては、 トリフルオルメチルシラン  CHsSiFzジフルオ
ルジメチルシラン   (CH3)2SiF2フルオル
トリメチルシラン   (CH3)5siFエチルトリ
フルオルシラン  C2H55iF3ジエチルジフルオ
ルシラン  (C2H5)2S iF2トリエチルフル
オルシラン   (C2Hs)ssiFトリフルオルプ
ロピルシラン (C3H?) S i Fsオルガノグ
ロムシランとしては、 ブロムトリメチルシラン    (CH3)5siBr
ジブロムジメチルシラン   (CH3)25IBrz
等が挙げることができ、この他に オルガノポリシランとして、 ヘキサメチルジシラン    ((CHs)ssi)z
ヘキサプロピルジシラン   ((CzH2)ssi)
z等も使用することができる。
これらのケイ素含有化合物は、1種を用いてもあるいは
2種以上を併用してもよい。
また堆積膜形成用のゲルマニウム含有化合物としては、
ゲルマニウムに水素、ノ・ロゲンあるいは炭化水素基な
どが結合した無機乃至は有機のゲルマニウム化合物を用
いることができ、例えばGe、Hb(aは1以上の整数
、b=2a+2又は2aである。)で示される鎖状乃至
は環状水素化ゲルマニウム、この水素化ゲルマニウムの
重合体、前記水素化ゲルマニウムの水素原子の一部乃至
は全部をハロゲン原子で置換した化合物、前記水素化ゲ
ルマニウムの水素原子の一部乃至は全部を例えばアルキ
ル基、アリール基φ等の有機基及び所望によりノ・ロゲ
ン原子で置換した化合物等の有機ゲルマニウム化合物、
その他ゲルマニウム化合物等を挙げることができる。
具体的には、例えばGeH4、c82Ha 、 Qe、
Ha、n−Ge4H1,、tert −Ge4Hto、
Ge5Hs、Ge5H1o、GeHaF、 GeHsC
z、 GeHtFz、He□Gea Fa、Ge (C
Hs )4、Ge (CzHs )4、Ge (C6H
6)4. Ge (CHs)tFz 、CHsGe&、
(CHs)zGeH2、(CHs)sGeHl(CtH
ll)zGeHz 、 GeFz、GeF4等が挙げら
れる。これらのゲルマニウム化合物は1種を使用しても
あるいは2種以上を併用してもよい。
また本発明の方法によシ形成される堆積膜は成膜中又は
成膜後に不純物元素でドーピングすることが可能である
。使用する不純物元素としては、p型不純物として、周
期律表第1族Aの元素、例えばB、 Ar1.、 Ga
、 In、 TL等が好適なものとして挙げられ、n型
不純物としては、周期律表第■族Aの元素、例えばP、
As、Sb。
Bi等が好適なものとして挙げられるが、特にB、Ga
、P、Sb等が最適である。ドーピングせしめる不純物
の量は、所望の電気的・光学的特性に応じて適宜決定す
る。
かかる不純物元素を成分として含む物質(不純物導入用
物質)としては、常温常圧でガス状態であるか、あるい
は少なくとも堆積膜形成条件下で気体であシ、適宜の気
化装置で容易に気化し得る化合物を選択するのが好まし
い。この様な化合物としては、PH3、P2H4、BF
8、PF5、PCLs 、AsI(s 、 ABFs 
、AsF5 、A9C1s 、S k)Hs 、5bF
s、5tH3、BF3 、BC4、BBrs 、B2H
1l 、B4H1G% B6HQ、BsHu、BaH+
。、P6H12、AtCt3等を挙げることができる。
不純物元素を含む化合物は、1種を用いてもあるいは2
種以上を併用してもよい。
これ等の不純物導入用物質は、ガス状態で直接にか、ま
たは、前記のゲルマニウムとハロゲンを含む化合物(あ
るいは更に炭素とハロゲンを含む化合物及び/又はケイ
素とハロゲンを含む化合物)と混合して成膜空間に導入
してもよいし、或いは、活性化空間で活性化し、その後
成膜空間内に導入することもできる。不純物導入用物質
を活性化するについては、活性種を生成する前述の活性
化エネルギーを適宜選択して採用することができる。不
純物導入用物質を活性化して生成される活性種は、前記
活性種と予め混合されてか、又は、単独に成膜空間に導
入する。
次に、本発明の方法の内容?、具体例として、電子写真
用像形成部材及び半導体ディバイスの典型的な場合をも
って説明する。
第1図は、本発明の方法によって得られる典型的な電子
写真用像形成部材としての光導電部材の構成例を説明す
るための模式図である。
第1図に示す光導電部材10は、電子写真用像形成部材
として適用し得るものであって、光導電部材用としての
支持体11の上に、必要に応じて設ける中間層12、及
び感光層13で構成される層構成を有している。
光導電部材10の製造にあたっては、中間層12又は/
及び感光層13ヲ本発明の方法によって作成することが
できる。更に、光導電部材10が感光層13の表面を化
学的、物質的に保護する為に設けられる保護層、或いは
電気的耐圧力を向上させる目的で設けられる下部障壁層
又は/及び上部障壁層を有する場合には、これ等の層を
本発明の方法で作成することもできる。
支持体11としては、導電性のものであっても、また電
気絶縁性のものであってもよい。導電性支持体としては
、例えば、NiCr、ステンレス、At、 Cr、 M
o、Au、Ir、Nl)、’l’a、V、Ti、 pt
、 pd等の金属又はこれ等の合金が挙げられる。
電気絶縁性支持体としては、例えばポリエステル、ポリ
エチレン、ポリカーボネート、セルローズアセテート、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン
、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルム又
はシート、ガラス、セラミック、紙等が挙げられる。こ
れらの電気絶縁性支持体は、好適には少なくともその一
方の表面を導電処理し、該導電処理された表面側に他の
層を設けるのが望ましい。
例えばガラスであれば、その表面がNiCr、At%C
r、Mo、Au、Ir1Nb1TaSV、Ti。
pt 、 pa 、 In2O5、Sno□、ITO(
In2O3+5n02 )等の薄膜を設けることによっ
て導電処理し、あるいはポリエステルフィルム等の合成
樹脂フィルムであれば、NiCr、 kl、 Ag、P
b、 Zn。
Ni、 All、 cr、 MOlIr、Nb、Ta、
V、Ti。
pt等の金属で真空蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリ
ング等で処理し、又は前記金属でラミネート処理して、
その表面を導電処理する。
支持体の形状は、円筒状、ベルト状、板状等、任意の形
状とすることができる。用途、所望によって、その形状
は適宜に決めることのできるものであるが、例えば、第
1図の光導電部材10を電子写真用像形成部材として使
用するのであれば、連続高速複写の場合には、無端ベル
ト状又は円筒状とするのが望ましい。
中間層12は、例えば支持体11の側から感光層13中
へのキャリアの流入を効果的に阻止し且つ電磁波の照射
によって感光層13中に生じ、支持体11の側に向って
移動するフォトキャリアの感光層13の側から支持体1
1の側への通過を容易に許す機能を有する。
この中間層12は、例えば、シリコン原子(Si)、ゲ
ルマニウム原子(Ge)必要に応じて水素(H)及び/
又はハロゲン(X)、並びに酸素(0)を構成原子とす
るアモルファスシリコンゲルマニウム〔以下、r a−
8iGe (H,X、 O) Jと記す。〕で構成され
ると共に、電気伝導性を支配する物′質として、例えば
ホウ素(B)等のp型不純物あるいはリン(P)等のn
型不純物を含有している。
本発明の方法に於て、中間層12中に含有せしめるB、
P等の伝導性を支配する物質の量は、好適には、I X
 10−3〜5 X 10’ atomic ppm 
より好適には0.5〜I X 10’ atomic 
ppm 、最適には1〜5 X 103103ato 
ppmとするのが望ましい。
中間層12の構成成分と感光層13の構成成分とが類似
、或いは同じである場合には、中間層12の形成に続け
て、感光層13の形成まで連続的に行なうことができる
。その場合には、中間層形成用の原料として、ゲルマニ
ウムとハロゲンを含む化合物あるいは更にケイ素とハロ
ゲンを含む化合物と、活性化空間に導入された成膜用の
化学物質である酸素含有化合物よシ生成される活性種と
、必要に応じて水素、ハロゲン化合物、不活性ガス、ケ
イ素含有化合物、炭素含有化合物、ゲルマニウム含有化
合物、及び不純物元素を成分として含む化合物のガス等
より生成される活性種とを、夫々態別に、或いは、適宜
必要に応じて混合して、支持体11の設置しである成膜
空間に導入する。導入されたゲルマニウムとハロゲンを
・含む化合物及び活性種の共存雰囲気に光エネルギーを
作用させることにより、前記支持体11上に中間層12
ヲ形成せしめる。
中間層12の層厚は、好ましくは、3 X 10”−3
〜10μ、よシ好適には4 X 10−3〜8μ、最適
には5×10〜5μとするのが望ましい。
感光層13は、例えばシリコンを母体とし、必要に応じ
て水素、ハロゲン、ゲルマニウム’4を構成原子とする
アモルファスシリコン〔以下、r a−8t (H,X
、Ge)Jと記す。〕又は、シリコン原子とゲルマニウ
ムを母体とし、必要に応じて、水素、ハロゲン等を構成
原子とするアモルファスゲルマニウム〔以下、r a 
−5iGe(H。
X)Jと記す。〕で構成され、レーザー光の照射によっ
てフォトキャリアを発生する電荷発生機能と、該電荷?
輸送する電荷輸送機能の両機能を有する。
感光層13の層厚は、好ましくは、1〜100A。
より好適には1〜80μ、最適には2〜50μとするの
が望ましい。
感光層13は、ノンドープのa−8t(H,X)又はa
 −5iGe (H,X)で構成されるが、所望によシ
中間層12に含有される伝導特性を支配する物質の極性
とは別の極性(例えばn型)の伝導特性を支配する物質
を含有せしめてもよいし、あるいは、中間層12に含有
される実際の伝導特性を支配する物質の量が多い場合に
は、該量よシも一段と少ない量にし同極性の伝導特性を
支配する物質を含有させてもよい。
感光層13ヲ、本発明の方法によつ゛て形成する場合、
中間層の場合と同様にして行なわれる。
即ち、ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物およびケイ
素とハロゲンを含む化合物あるいは更に炭素とハロゲン
を含む化合物と、成膜用の酸素含有化合物から生成され
た活性種と、さらに必要に応じて不活性ガス、不純物元
素を成分として含む化合物のガス等を、支持体11の設
置しである成膜空間に導入し、光エネルギーを照射して
、支持体11上に形成され友中間層12の上に感光層1
3ヲ形成せしめる。
第2図は、本発明の方法により作製される不純物元素で
ドーピングされたa−8i堆積膜を利用したPIN型ダ
イオード・ディバイスの典型例を示した模式図である。
図中、21は基体、22及び27は薄膜電極、23は半
導体膜であシ、n型の半導体層24、i型の半導体層2
5、p型の半導体層26に工って構成される。28は外
部電気回路装置と結合される導線である。
これ等の半導体層24.25.26は、a−8i(0,
H,X)、a−8iQe (0、H,X)、a −S 
iGe。
(H,X)等で構成され、本発明の方法はいずれの層の
作成に於いても適用することができるが、殊に半導体層
26ヲ本発明の方法で作成することによシ、その変換効
率を高めることができる。
基体21としては導電性のもの、半導電性のもの、或い
は、電気絶縁性のものを用いることができる。基体21
が導電性である場合には、薄膜電極22は省略しても差
支えない。半導電性基板としては、例えば、Sl 、 
Ge −、GaAs5ZnO,ZnS等の半導体が挙げ
られる。薄膜電極22.27は例えば、NiCr 、 
At、 Cr 、 MO、Au 。
Ir、Nb、Ta 1V、 Ti 、 Pt 、 Pd
 、 In2O,、I To (I n2o2 + 5
n02 )等の薄膜を、真空蒸着、電子ビーム蒸着、ス
パッタリング等の処理で基体21上に設けることによっ
て得られる。電極22.27の層厚は、好ましくは30
〜5X10’A、  より好ましくは102〜5 X 
103Aとするのが望ましい。
前記の半導体層を構成する膜体を必要に応じてn型又は
p型とするには、層形成の際に、不純物元素のうちn型
不純物又はp型不純物、あるいは両不純物を形成される
層中にその量を制御し乍らドーピングせしめることによ
って形成する。
本発明の方法によシn型、i型及びp型の半導体層を形
成する場合、何れか1つ乃至は全部の層を本発明の方法
により形成することができる。その際の操作は、例えば
つぎの工うにして行なわれる。即ち、ゲルマニウムとハ
ロゲンを含む化合物あるい、は更にケイ素とハロゲンを
含む化合物を、基体21の設置しである成膜空間に導入
する。また、これとは別に、気体状態の酸素含有化合物
あるいは更に炭素含有化合物、ケイ素含有化合物と、必
要に応じて不活性ガス及び不純物元素?成分として含む
化合物のガス等を夫々活性化エネルギーによって励起し
分解して、夫々の活性種を生成し、夫々を別々に又は適
宜混合して基体21の設置しである成膜空間に導入し、
光エネルギーを用いることにより形成せしめればよい。
成膜空間に導入された活性種に、化学的相互作用を生起
せしめ、又は更に促進或いは堆載せしめて、基体21上
に堆積膜を形成する。n型及びp型の半導体層の層厚は
、好ましくは102〜104A、よシ好ましくは3×1
02〜2 X 103Aの範囲とするのが望ましい。
また、i型の半導体層の層厚は、好ましくは5×102
〜10’A、よシ好ましくは103〜104Aの範囲と
するのが望ましい。
また、本発明の方法社、この例のほか、IC。
トランジスタ、ダイオード、光電変換素子等の半導体デ
ィバイスを構成するCVD法によるS iOx絶縁体膜
、部分的に酸化されたSi膜などを形成するのに好適で
あシ、また例えば成膜空間への酸素含有化合物より生成
された活性種の導入時期、導入量等を制御することによ
シ層厚方向に酸素濃度の分布をもった3i膜を形成する
ことができる。あるいは、酸素含有化合物のほかにケイ
素含有化合物、ゲルマニウム含有化合物、炭素含有化合
物等を必要により適宜組合せることにより、Oとこれら
Si、Ge、C等との    □・、1′ 結合を構成単位とする所望の特性を有する膜体を形成す
ることも可能である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に従ってよシ詳細に説明するが、
本発明はこれ等によって限定されるものではない。
実施例1 第3図に示した装置を用い、以下の如き操作によってi
型、p型及びn型の酸素含有アモルファス堆積膜を形成
した。
第3図において、101は成膜室であシ、内部の基体支
持台102上に所望の基体103 e載置する。
104は基体加熱用のヒーターであシ、導線105を介
して給電し、発熱せしめる。該ヒーター104は、成膜
処理前に基体104ヲ加熱処理したシ、成膜後に形成さ
れた膜の特性を一層向上させる為にアニール処理し九シ
する際に使用するものであシ、成膜中は該ヒーター10
4は駆動しない。
106乃至109は、ガス供給源であシ、酸素含有化合
物、及び必要に応じて用いられる水素、ハロゲン化合物
、不活性ガス、ケイ素含有化合物、炭素含有化合物、ゲ
ルマニウム含有化合物、不純物元素を成分とする化合物
等の数に応じて設けられる。これらのガスが標準状態に
おいて液体状のものを使用する場合には、適宜の気化装
置を具備せしめる。図中ガス供給源106乃至109の
符号にaft付したのは分岐管、b?付したのは流量計
、cf付したのは各流量計の高圧側の圧力を計測する圧
力計、d又はef付したのは各気体流量を調整するため
のバルブである。
123は活性種を生成する為の活性化室であシ、活性化
室123の周りには、活性種を生成させる為の活性エネ
ルギーを発生するマイクロ波プラズマ発生装置122ヲ
設ける。ガス導入管110より供給される活性種生成用
の原料ガスは活性化室内において活性化し、生じた活性
種を導入管124を通じて成膜室101内に導入する。
111はガス圧力計である。図中112はゲルマニウム
とハロゲンを含む化合物供給源であり、112の符号に
付したa乃至eは、前述の106乃至109の場合と同
様のものを示している。
ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物は導入管113ヲ
介して成膜室101内に導入する。
117は光エネルギー発生装置であって、例えば水銀ラ
ンプ、キセノンランプ、炭酸ガスレーサー、アルゴンイ
オンレーザ−、エキシマレーザ−等を用いる。
光エネルギー発生装置117から適宜の光学系を用いて
基体全体・あるいは基体の所望部分に向けられた光11
8は、矢印116.119の向きに流れているゲルマニ
ウムとハロゲンを含む化合物及び酸素含有化合物等に照
射され、これ等の成膜原料のガス等を励起し反応させる
ことによって基体103の全体あるいは所望部分に酸素
含有アモルファス堆積膜を形成する。ま次、図中、12
0は排気パルプ、121は排気管である。
先ス、ポリエチレンテレフタレートフィルム製の基体1
03ヲ支持台102上に載置し、排気装置(不図示)を
用いて成膜室101内を排気し、IF”l’orrに減
圧した。ガス供給源106 e用いテ02カス(Heで
10Vo1%に希釈)1508CCM。
あるいはこれとPH3ガス又はB2Hsガス(何れも1
1000pp水素ガス希釈)408CCMとを混合した
ガスをガス導入管110を介して活性化室123に導入
した。
活性化室123内に導入された02ガス等はマイクロ波
プラズマ発生装置122により活性化して、活性酸素等
とし、導入管124ヲ通じて該活性酸素等を成膜室10
1に導入した。
また、他方、供給源112工fi GeF4ガスを導入
管113ヲ経て、成膜室101へ導入した。
成膜室1旧内の圧力t O,4Torrに保ちつつIK
Wのxeランプから基体に光を垂直に照射して、ノンド
ープあるいはドーピングされた酸素含有アモルファス堆
積膜(膜厚700A)を形成した。
成膜速度は18A/secであつ九。
次いで、得られたノンドープのあるいはドーピングされ
た各試料を蒸着槽に入れ、真空度10 ’ Torrで
クシ型のAtギャップ電極(ギャップ長さ250μ、巾
5 m ) f形成した後、印加電圧10Vで暗電流を
測定し、暗導電率σdを求めて、各試料の膜特性を評価
した。結果を第1表に示した。
実施例2〜4 0□ガスCI(eで10Vo1%に希釈)と、5flF
aガス、Ge2F、ガス及び02H6ガスのそれぞれと
を使比率1:9で活性化室に導入した以外は、実施例1
と同様にして酸素含有アモルファス堆積膜を形成した。
得られ比容試料の暗導電率を測定し、結果を第1表に示
した。
第1表から、本発明の方法によると電気特性に優れ、ド
ーピングが十分に行なわれた酸素含有アモルファス堆積
膜が得られることがわかった。
実施例5〜8 02ガスの代りに1.各々H3SiO8i迅ガス、LG
eOGeH3ガス、CO2ガス又はOF、ガスを用い次
以外は実施例1と同様にして、酸素含有アモルファス堆
積膜を形成した。
かくして得られた酸素含有アモルファス堆積膜は電気的
特性に優れ、またドーピングが十分に行なわれた堆積膜
であった。
実施例9 第4図に示す装置を使い、以下の如き操作によって第1
図に示し危如き層構成のドラム状電子写真用像形成部材
を作成した。
第4図において、201は成膜室、202はゲルマニウ
ムとハロゲンを含む化合物供給源、206はガス導入管
、207はモーター、208は第3図のヒータ104と
同様に用いられる加熱ヒーター、209.210は吹き
出し管、211はAtシリンダー、212ハ排気パルプ
を示している。また、213乃至216は第1図中10
6乃至109と同様の原料ガス供給源であり、217−
1はガス導入管である。
成膜室201にAtシリンダー状基体211ヲつり下げ
、その内側に加熱ヒーター208 e備え、モーター2
07により回転できる様にする。218は光エネルギー
発生装置であって、Atシリンダー211の所望部分に
向けて光219ヲ照射する。
まず、供給源202からGeFaガス?導入管206を
経て、成膜室201へ導入した。
一方、導入管217−1よシ02ガスと5ftFaガス
と迅ガスの各ガスを活性化室220内に導入した。
導入されたOtガス、Si2F6ガス、H2ガスに活性
−化量220において、マイクロ波プラズマ発生装置2
21によりプラズマ化等の活性化処理を施こし、活性化
酸素及び活性化水素、活性化ケイ素等となし、導入管2
17−2を通じて、成膜室201内に導入し友。この際
必要に応じてPH3、B2H6等の不純物ガスも活性化
室220内に導入して活性化した。
成膜室2旧内の気圧t 1.0 ’l’orrに保ちつ
つ、I KWのXeランプ218からAtシリンダー2
11の周面に対し垂直に光を照射した。
Atシリンダー状基体211 f!:回転せしめ、排ガ
スを排気パルプ212の開口を適宜に調節して排気した
。このようにして感光層13ヲ形成した。
また、中間層12を形成する場合には感光層の形成に先
立って中間層を形成する。導入管217−1より5jt
Faガス、0□ガス(5hF6 : a□=1 : 1
O−5) : [eガス及びBtHaガス(容量チでB
、H,、ガスが帆2%)の混合ガスを導入し、それ以外
は感光理工3の場合と同様にして中間層を形成した。そ
の結果、膜厚が200OAのものを形成した。
比較例I GeF’4とS It Fa、02、He及びBtus
の各ガスを使用して成膜空間201と同様の構造の成膜
室を用意して13.56 MHzの高周波装置を備えて
、一般的なプラズマCVD法により第1図に示す層構成
のドラム状電子写真用像形成部材を形成し九。
実施例9及び比較例1で得られ友ドラム状の電子写真用
像形成部材の製造条件と性能を第2表に示した。
実施例10 酸素化合物としてO,ガスを用い第3図の装置を用いて
、第2図に示したPIN型ダイオードを作製した。
まず、1000AのITO膜22ft蒸着したポリエチ
レンナフタレートフィルム21 f 支持台に載置し、
10−”l’orrに減圧した後、実施例1と同様に、
供給源112よシG6F4ガスを成膜室101内に導入
した。ま之、st、F、ガス、PHaガス(11000
pp水素ガス希釈)の夫々を活性化室123に導入し、
活性化した。
次いでこの活性化したガスを導入管124ヲ介して成膜
室101内に導入し、成膜室内の圧力をQ−3Torr
に保ちながらI KWのXeランプで光照射してpでド
ーピングされ−fI:、n型a−8iGe(H。
X)膜24(膜厚700A)を形成した。
次いで、PHaガスの導入を停止し九以外はn型a−8
iGe (H、X) Ill、の場合と同一の方法でノ
ンドープのa −S t Ge (Ht X )膜25
(膜厚5000A)を形成し友。
次いで、5j2Feガスと共に02ガス、B2H6ガス
(11000pp水素ガス希釈)を用い次以外はn型と
同じ条件でBでドーピングされたp型酸素含有a −5
iGeO(Hs X )膜26(膜厚700A) lt
影形成た。更に、このp型膜上に真空蒸着によシ膜厚1
000AのM電極27を形成し、PIN型ダイオードを
得た。
がくして得られたダイオード素子(面積1d)のI−V
特性を測定し、整流特性及び光起電力効果を評価した。
結果を第3表に示し九。
また、光照射特性においても、基体側から光を導入し、
光照射強度AMI(約100 mW/al )で、変換
効率8.0%以上、開放端電圧0.95 V、短絡電流
9.6mA/c11が得られた。
実施例11〜13 酸素化合物として0□ガスの代りに、各々HsSi03
iH3ガス、H,Ge0GeH,ガス、又はOF2ガス
を用いた以外は、実施例10と同様にして実施例10で
作成したのと同様のPIN型ダイJ−L” 4 j/e
 1IIIl 4 7− /F% e fl Irm 
l −r & 冶M m及び光起電力効果を評価し、結
果を第3表に示した。
第3表から、本発明の方法によれば、従来に比べて良好
な光学的・電気的特性を有する酸素含有a−3iGe 
(H,X) P I N型ダイオードが得られることが
判った。
〔発明の効果の概略〕
本発明の堆積膜形成法によれば、形成される膜に所望さ
れる電気的、光学的、光導電的及び機械的特性が向上し
、しかも基体を高温に保持することなく高速成膜が可能
となる。また、成膜における再現性が向上し、膜品質の
向上と膜質の均一化が可能になると共に、膜の大面積化
に有利であシ、膜の生産性の向上並びに量産化を達成す
ることができる。更に、成膜空間において励起エネルギ
ーとして光エネルギーを用いるので、例えば耐熱性に乏
しい基体、プラズマエツチングの影響を受は易い基体上
にも成膜できる。低温処理によって工程の短縮化を図れ
るといった効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を用いて製造される電子写真用像
形成部材の構成例を説明するための模式図である。第2
図は本発明の方法を用いて製造されるPIN型ダイオー
ドの構成例?説明するための模式図である。 第3図及び第4図はそれぞれ実施例で用いた本発明の方
法を実施するための装置の構成を説明するための模式図
である。 10・・・電子写真用像形成部材  11・・・支持体
12・・・中間層  13・・・感光層  21・・・
基 体22.27・・・薄膜電極  24・・・n型半
導体層25・・・i型半導体層   26・・・p型半
導体層101.201・・・成膜室 112.202・・・ゲルマニウムとハロゲン’It 
含tr化合物供給源 123.220・・・活性化室 106.107.108.109.213.214.2
15.216・・・ガス供給源 103.211・・・基 体 117.218・・・光エネルギー発生装置102・・
・某体古椿台 104.208・・・基体加熱用ヒーター105・・・
導 線 110.113.124.206.217−1.217
−2・・・導入管 111・・・圧力計  120.212・・・排気パル
プ121・・・排気管 122.221・・・活性化エネルギー発生装置209
.210・・・吹き出し管 207・・・モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基体上に堆積膜を形成する為の成膜空間内に、ゲルマニ
    ウムとハロゲンを含む化合物と、該化合物と化学的相互
    作用をする成膜用の酸素含有化合物より生成される活性
    種とを夫々導入し、これらに光エネルギーを照射して化
    学反応させることによって、前記基体上に堆積膜を形成
    することを特徴とする堆積膜形成法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015007279A (ja) * 2013-04-11 2015-01-15 エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated 多成分膜の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007279A (ja) * 2013-04-11 2015-01-15 エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated 多成分膜の製造方法
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