JPS61280268A - アルカリプロテア−ゼ産生微生物 - Google Patents
アルカリプロテア−ゼ産生微生物Info
- Publication number
- JPS61280268A JPS61280268A JP12302185A JP12302185A JPS61280268A JP S61280268 A JPS61280268 A JP S61280268A JP 12302185 A JP12302185 A JP 12302185A JP 12302185 A JP12302185 A JP 12302185A JP S61280268 A JPS61280268 A JP S61280268A
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- Japan
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- strain
- grows
- strains
- colonies
- cream
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、土壌より分離して得られた、バチルス属に属
する新規微生物に関する。更に詳しくは、洗剤に安定配
合できる新規のアルカリグロチアーゼを産生ずる新規微
生物に関する。
する新規微生物に関する。更に詳しくは、洗剤に安定配
合できる新規のアルカリグロチアーゼを産生ずる新規微
生物に関する。
近年、洗浄剤の洗浄力を更に向上させるために、蛋白質
、糖質、脂質等を分解する6稽の加水分解酵素の配合が
検討されている。特に、蛋白質分解酵素は洗浄剤のみで
は落ちづらい蛋白汚垢を分解し、洗浄力の改善に寄与す
るため、洗浄剤にアルカリプロテアーゼを配合すること
が不可欠である。一般的には、バチルス・υヶニフォル
ミス、バチルス・ズブチリス等が生産するアルカラーゼ
(ノブ社)、マキサターゼ(ギスト社)、ナガーゼ(長
瀬産業)が使用されている。しかし、これら酵素は高−
の洗浄剤溶液中で直ちに失活するため、液体洗浄剤に配
合することは困難である。その他、ストレプトマイセス
属、アスペルギルス属、アースロパクター属、フデリウ
ム属等の微生物により産生されるアルカリグロチアーゼ
も知られているが、前述と同様、安定性に問題があるた
め利用できない。
、糖質、脂質等を分解する6稽の加水分解酵素の配合が
検討されている。特に、蛋白質分解酵素は洗浄剤のみで
は落ちづらい蛋白汚垢を分解し、洗浄力の改善に寄与す
るため、洗浄剤にアルカリプロテアーゼを配合すること
が不可欠である。一般的には、バチルス・υヶニフォル
ミス、バチルス・ズブチリス等が生産するアルカラーゼ
(ノブ社)、マキサターゼ(ギスト社)、ナガーゼ(長
瀬産業)が使用されている。しかし、これら酵素は高−
の洗浄剤溶液中で直ちに失活するため、液体洗浄剤に配
合することは困難である。その他、ストレプトマイセス
属、アスペルギルス属、アースロパクター属、フデリウ
ム属等の微生物により産生されるアルカリグロチアーゼ
も知られているが、前述と同様、安定性に問題があるた
め利用できない。
本発明者らは、洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件にお
いて優れた安定性を有し、尚且つ洗浄力の改善に寄与す
るアルカリプロテアーゼを産生ずる菌を広く自然界より
検索した結果、バチルス属に属するY株、P株、K株お
よびK株が公知のアルカリグロチアーゼより性質に優れ
たアルカリプロテアーゼを培地中に産生ずることを見出
し、本発明を完成した。
いて優れた安定性を有し、尚且つ洗浄力の改善に寄与す
るアルカリプロテアーゼを産生ずる菌を広く自然界より
検索した結果、バチルス属に属するY株、P株、K株お
よびK株が公知のアルカリグロチアーゼより性質に優れ
たアルカリプロテアーゼを培地中に産生ずることを見出
し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はバチルス属に属し、洗浄剤成分共存
下の高アルカリ条件において浸れた安定性を有し、尚且
つ洗浄力の改善に寄与するアルカリプロテアーゼを生産
する能力を有する新規ナバチルス・エスピーY株(微工
研菌寄第8088号)、同P株(第8090号)、同に
株(第8091号)、同X株(第8092号)を提供す
ることを目的とする。
下の高アルカリ条件において浸れた安定性を有し、尚且
つ洗浄力の改善に寄与するアルカリプロテアーゼを生産
する能力を有する新規ナバチルス・エスピーY株(微工
研菌寄第8088号)、同P株(第8090号)、同に
株(第8091号)、同X株(第8092号)を提供す
ることを目的とする。
次に、本発明者らが自然界より分離採取した本菌株の菌
学的性質を詳述する。
学的性質を詳述する。
問、菌学的性質および分類方法は、Bargey’aM
anual of Determinativ@Bac
teriology第8版(1974) t R,E、
Gorrlonの検索表(1972)K準じて行なった
。pH10の培地は、炭酸ナトリウム1チを加えて調製
した。温度および声に関する生育最適範囲の測定は、温
度勾配バイオフォトレコーダーで行なった。
anual of Determinativ@Bac
teriology第8版(1974) t R,E、
Gorrlonの検索表(1972)K準じて行なった
。pH10の培地は、炭酸ナトリウム1チを加えて調製
した。温度および声に関する生育最適範囲の測定は、温
度勾配バイオフォトレコーダーで行なった。
さて、ここで本発明が提供するバチルス・エスピー(B
acillus sp ) ’Y株(微工研菌寄第80
88号)、バチルス・エスピーPa(微工研菌寄第80
90号)、/Jチルス、エスピーに株(微工研菌寄第8
091号)およびバチルス・エスピーY株(微工研菌寄
8092号)の菌学的性質を列挙する。
acillus sp ) ’Y株(微工研菌寄第80
88号)、バチルス・エスピーPa(微工研菌寄第80
90号)、/Jチルス、エスピーに株(微工研菌寄第8
091号)およびバチルス・エスピーY株(微工研菌寄
8092号)の菌学的性質を列挙する。
A、形態的性質
肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。
の形態的特徴が観察される。
1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株: 0.4−0.5μm Xl、7−1.9μmP
株:0.4−0.5μmX1.7−2.0μmK株:0
゜4−0.5μm xi、5−1.8μmX株:084
−0.5μmX1.8−2.0μm02)多形性:いず
れの株もなし。
は、 Y株: 0.4−0.5μm Xl、7−1.9μmP
株:0.4−0.5μmX1.7−2.0μmK株:0
゜4−0.5μm xi、5−1.8μmX株:084
−0.5μmX1.8−2.0μm02)多形性:いず
れの株もなし。
3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あり。
4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。成熟 した胞子はレモン型であり、大きさは、Y株:0.7−
0.9μmxl0−1.2μmP株: 0.8−1.O
itm x 1.0μm×1.5 μmK株:0.8−
1.0μmxl、5−1.LμmX株: 0.9−1.
0 μm ×1.0−1.2 am a5)グラム染色
性:いずれの株も陽性。
は先端近くから膨張する。成熟 した胞子はレモン型であり、大きさは、Y株:0.7−
0.9μmxl0−1.2μmP株: 0.8−1.O
itm x 1.0μm×1.5 μmK株:0.8−
1.0μmxl、5−1.LμmX株: 0.9−1.
0 μm ×1.0−1.2 am a5)グラム染色
性:いずれの株も陽性。
6)抗酸性:いずれの株も陰性。
B、培養的性質
1)肉汁寒天平板培養:
Y株: pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部は淡褐色、該中心部は半透明の淡褐 色。
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部は淡褐色、該中心部は半透明の淡褐 色。
pH10,0にて生育して、円形、偏平状。
全綴のコロニーを形成する。該コロニ
ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ
ーム色。
2株: pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、半透明 なりリーム色。
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、半透明 なりリーム色。
pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ ーム色。
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ ーム色。
Y株:、 pH7,0にて生育して、円形、中心凹状、
波状のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、透明。
波状のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、透明。
pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ ーム色。
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ ーム色。
Y株: pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部はクリーム色、該中心部は淡褐色。
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部はクリーム色、該中心部は淡褐色。
pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ −ム色ないし淡褐色。
ニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、クリ −ム色ないし淡褐色。
2)肉汁寒天斜面培養:
Y株: pH7,0およびp)flo、0にて波帯状に
生育し、光沢のあるクリーム色ないし淡 褐色のコロニーを形成する。赤褐色の 色素を僅かに生成する。
生育し、光沢のあるクリーム色ないし淡 褐色のコロニーを形成する。赤褐色の 色素を僅かに生成する。
2株: pH7,0およびpH10,0にて帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色の半透明な コロニーを形成する。色素は生成しな い。
し、光沢のあるクリーム色の半透明な コロニーを形成する。色素は生成しな い。
X株: pH7,Oにて帯状に生育し、光沢のある透明
なコロニーを形成する。色素は生 成しない。
なコロニーを形成する。色素は生 成しない。
pH10,0にて波帯状に生育し、光沢のあるクリーム
色のコロニーを形成する。
色のコロニーを形成する。
色素は生成しない。
X株: pH7,0およびpi−110,0にて波帯状
に生育し、光沢のあるクリーム色のコロニ ーを形成する。色素は生成しない。
に生育し、光沢のあるクリーム色のコロニ ーを形成する。色素は生成しない。
3)肉汁液体培養:
Y、P、に、X株:…7,0にていずれも生育するが、
菌膜は形成しない。
菌膜は形成しない。
pH10,0にていずれも生育が良
好で、菌膜は形成しない。
4)肉汁ゼラチン穿刺培養:
Y、P、に、X株: pH7,0にていずれも僅かに液
化する。
化する。
pH10,0にていずれも液化する。
5)リドマス・ミルク:
Y、P、に、X株:pH7,0にていずれも生育が非常
に悪い。
に悪い。
pH10,0にていずれも生育する。
ミルクの凝固は見られない。培
地がアルカリ性のため、IJ )マ
スの変色は不明。
1)硝酸塩の還元:陽性。
2)脱窒反応:陰性。
3)MRテスト:陰性。
4)V Pテスト:陰性。
5)インドールの生成:陰性。
6)硫化水素の生成:陰性。
7)デンプンの加水分解:陽性。
8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い。
い。
Christanaenの培地では僅かに利用する。
9)無機窒素源の利用;硝酸塩は利用しない。
アンモニウム塩は利用し
ない。
10)色素の生成:Y株は、水溶性の赤褐色の色素を菌
体外に生産する。
体外に生産する。
PtKtX株は、色素を生産しない。
11)ウレアーゼ二階性
12)オキシダーゼ:陽性
13)カタラーゼ:陽性
14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が良好。
いし47℃)が良好。
15)生育の声範囲:10.0付近(6,0ないし12
.0)が良好。
.0)が良好。
16)酸素に対する態度:好気性下でも嫌気性下でも生
育する。
育する。
17) O−’F’テスト:陰性。
18)糖類から酸およびガスの生成:(+:生成する一
;生成しない) D、その他の性質 2)Y株、P株、K株およびK株は、いずれも至適−が
10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件において
優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与するア
ルカリ7°e!テアーゼを産生ずる。
;生成しない) D、その他の性質 2)Y株、P株、K株およびK株は、いずれも至適−が
10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件において
優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与するア
ルカリ7°e!テアーゼを産生ずる。
以上の性質を総括すると、まず、本菌株らは、いずれと
もカタラーゼ陽性、通性好気性で耐熱胞子を有するグラ
ム陽性の桿菌であることにより、バチルス属の細菌であ
る。
もカタラーゼ陽性、通性好気性で耐熱胞子を有するグラ
ム陽性の桿菌であることにより、バチルス属の細菌であ
る。
更に、本菌株らは、周鞭毛を有する桿菌である。また、
胞子形成途上で細胞は、先端の近くから膨張してくる。
胞子形成途上で細胞は、先端の近くから膨張してくる。
成熟した胞子は、レモン型である。
Y株およびその胞子の電子顕微鏡写真を第4図に示す。
P株およびその胞子の電子顕微鏡写真を第5図に示す。
K株およびその胞子の電子顕微鏡写真を第6図に示す。
K株およびその胞子の電子顕微鏡写真を第7図に示す。
伺、本菌株らは、20℃以下および50℃以上では生育
できず、最適生育温度が33ないし35℃付近にある中
温性細菌(masophile )である(第1図)。
できず、最適生育温度が33ないし35℃付近にある中
温性細菌(masophile )である(第1図)。
また、本菌株らは、pH6以下およびpHIZ5以上で
は生育できず、最適生育−が10.0付近にある好アル
カリ性細菌(alkaliphile )である(第2
図)。
は生育できず、最適生育−が10.0付近にある好アル
カリ性細菌(alkaliphile )である(第2
図)。
更に、本菌株らは、単糖類のなかでもチルドヘキソース
系統のものから、三糖類は乳糖以外のものから、また、
糖アルコール類ではマンニットだけから酸を生成する性
質がある。ガスは発生しない。
系統のものから、三糖類は乳糖以外のものから、また、
糖アルコール類ではマンニットだけから酸を生成する性
質がある。ガスは発生しない。
尚更に、本菌株らが、バチルス・アルカロフイケスに属
すると思われるため、連灯、堀越らV のバチルス・アルカロフイルスA 221 (ATCC
21522) 、扁58 (*a ) 、および屋D−
6(柿)と菌学的性質を比較した。本菌株らとバチルス
・アルカロフィルスA 221 、 A 58 、屋D
−6とは、アルカリ性の培地(pH10)で良く生育す
る点で一致するが、無機窒素源の利用に関して、本菌株
もが、硝酸塩およびアンモニウム塩を利用できないのに
対して、上記公知の°菌株らは、利用できる。また、生
育声の範囲において1本菌株らがpH6からpH12で
あるのに対して、扁221は、pE(7からPHIIで
あり、屋5B、AD−6は、pH7,5からpi−Il
lであり、上記公知の菌株は、pH7,0以下では生育
できない点で異なる。生育温度の範囲においても、本菌
株らが20℃から47℃であり、最適温度範囲が33℃
から35℃であるのに対して、屋221は55℃、扁5
8は45℃まで生育でき、最適温度が37℃から40℃
であり、AD−6も最適温度が35℃から40℃と高く
、本菌株らとは異なる。また、本菌株らと、糖類からの
酸の生成をA D−6と比較すると、本菌株らがL−ア
ラビノース、D−キシロース、D−ガラクトース、グリ
セリンから酸を生成しないのに対して、AD−6は生成
する。更に、本菌株らは、10%食塩下でも生育し、上
記公知の菌株とは区別される。
すると思われるため、連灯、堀越らV のバチルス・アルカロフイルスA 221 (ATCC
21522) 、扁58 (*a ) 、および屋D−
6(柿)と菌学的性質を比較した。本菌株らとバチルス
・アルカロフィルスA 221 、 A 58 、屋D
−6とは、アルカリ性の培地(pH10)で良く生育す
る点で一致するが、無機窒素源の利用に関して、本菌株
もが、硝酸塩およびアンモニウム塩を利用できないのに
対して、上記公知の°菌株らは、利用できる。また、生
育声の範囲において1本菌株らがpH6からpH12で
あるのに対して、扁221は、pE(7からPHIIで
あり、屋5B、AD−6は、pH7,5からpi−Il
lであり、上記公知の菌株は、pH7,0以下では生育
できない点で異なる。生育温度の範囲においても、本菌
株らが20℃から47℃であり、最適温度範囲が33℃
から35℃であるのに対して、屋221は55℃、扁5
8は45℃まで生育でき、最適温度が37℃から40℃
であり、AD−6も最適温度が35℃から40℃と高く
、本菌株らとは異なる。また、本菌株らと、糖類からの
酸の生成をA D−6と比較すると、本菌株らがL−ア
ラビノース、D−キシロース、D−ガラクトース、グリ
セリンから酸を生成しないのに対して、AD−6は生成
する。更に、本菌株らは、10%食塩下でも生育し、上
記公知の菌株とは区別される。
このように本菌株らは公知のバチルス・ブルカロフイル
スの菌株とは異なるが、上述の菌学的性質からバチルス
・アルカロフイルス類縁菌と判断することが妥当である
。以上の結果を総括して第1表に示す。
スの菌株とは異なるが、上述の菌学的性質からバチルス
・アルカロフイルス類縁菌と判断することが妥当である
。以上の結果を総括して第1表に示す。
本発明者らが自然界より分離採取した本菌株のスクリー
ニング方法を詳述する。
ニング方法を詳述する。
1)好アルカリ性菌の分離
イーストエキス0.5%、ポリペプトン0.05チ、リ
ン酸二カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.02
%、炭酸ナトリウム1%を含む−11の液体培地5dを
分注した試験管(φ16,5X16511DI)に各地
の土壌的100rn9を入れ、37℃にて5日間培養し
た。その培養液を上記培地に寒天1.5%含むグレート
に接種後、37℃にて3日間イ/キーベートし、グレー
ト上に生育した好アルカリ性細菌を得た。
ン酸二カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.02
%、炭酸ナトリウム1%を含む−11の液体培地5dを
分注した試験管(φ16,5X16511DI)に各地
の土壌的100rn9を入れ、37℃にて5日間培養し
た。その培養液を上記培地に寒天1.5%含むグレート
に接種後、37℃にて3日間イ/キーベートし、グレー
ト上に生育した好アルカリ性細菌を得た。
2)アルカリグロチアーゼ生産菌の分離1)の方法で得
た好アルカリ性細菌をスキムミルク1%、イーストエキ
ス0.025%、啄プトン0.05 %、炭酸ナトリウ
ム1%、寒天1.5%を含むpHIQのスキムミルク培
地プレート上に穿刺した。37℃にて24時間インキュ
ベート後、ノ・ローを形成するものをアルカリプロテア
ーゼ生産菌として得た。
た好アルカリ性細菌をスキムミルク1%、イーストエキ
ス0.025%、啄プトン0.05 %、炭酸ナトリウ
ム1%、寒天1.5%を含むpHIQのスキムミルク培
地プレート上に穿刺した。37℃にて24時間インキュ
ベート後、ノ・ローを形成するものをアルカリプロテア
ーゼ生産菌として得た。
l)の培地、培養条件で得られた培養液を800Orp
mにて5分間遠心分離し、培養上清を得た。
mにて5分間遠心分離し、培養上清を得た。
その培養上清およびその培養上清に洗浄剤を300 p
pmになるように添加し、40℃にて1時間処理したも
のを、抗生物質検定用ペーパーディスク(φ8胡)に2
0μを加え、更に上記pi(10のスキムミルク培地上
にのせた。これを37℃にて24時間インキュベートし
、ハローの径を測定した。ハローの径が洗浄剤未処理、
処理品とも同じものを、界面活性剤に耐性があるアルカ
リゾロチアーゼ生産菌として採取した。
pmになるように添加し、40℃にて1時間処理したも
のを、抗生物質検定用ペーパーディスク(φ8胡)に2
0μを加え、更に上記pi(10のスキムミルク培地上
にのせた。これを37℃にて24時間インキュベートし
、ハローの径を測定した。ハローの径が洗浄剤未処理、
処理品とも同じものを、界面活性剤に耐性があるアルカ
リゾロチアーゼ生産菌として採取した。
酵素は、可溶性デンプン2%、イーストエキス0.5%
、ポリペプトン0.5%、す/酸二カリウム0.1%、
硫酸マグネシウム0.02%、炭酸ナトリウム1%を含
む液体培地で30℃にて3日間培養後、遠心分離、70
チ硫安塩析、透析し調製した。高声洗浄剤原液中での安
定性試験は、市販の液体洗浄剤100gに対して、グリ
シンを6.6g、NaOHを3.3g加え(pH11)
、更に上記酵素液を約10ゴ(カゼイン基質で3000
00 APU)加え、40℃にて1週間保存後残存活性
を評価した。50%以上活性が残存したものを選んだ。
、ポリペプトン0.5%、す/酸二カリウム0.1%、
硫酸マグネシウム0.02%、炭酸ナトリウム1%を含
む液体培地で30℃にて3日間培養後、遠心分離、70
チ硫安塩析、透析し調製した。高声洗浄剤原液中での安
定性試験は、市販の液体洗浄剤100gに対して、グリ
シンを6.6g、NaOHを3.3g加え(pH11)
、更に上記酵素液を約10ゴ(カゼイン基質で3000
00 APU)加え、40℃にて1週間保存後残存活性
を評価した。50%以上活性が残存したものを選んだ。
また、洗浄力試験は、油化学、301432(1981
)に示された方法に準じて行ない、洗浄の対象となる布
は、蛋白質配合人工湿式汚垢布を使用した。評価は、酵
素無添加品を基準にして、それ以上の洗浄力を有するも
のを選定した。以上のスクリーニング工程によりふるい
分けられた菌株数を第2表に示す。
)に示された方法に準じて行ない、洗浄の対象となる布
は、蛋白質配合人工湿式汚垢布を使用した。評価は、酵
素無添加品を基準にして、それ以上の洗浄力を有するも
のを選定した。以上のスクリーニング工程によりふるい
分けられた菌株数を第2表に示す。
第2表
上記のスクリーニングにより、自然界から分離採取され
た微生物が本発明のバチルス属に属し、洗浄剤成分共存
下の高アルカリ条件において優れた安定性を有し、尚且
つ洗浄力の改善に寄与するアルカリプロテアーゼを産生
ずる能力を有する新規なバチルス・エスピーK株(微工
研菌寄第8088号)、同P株(第8090号)。
た微生物が本発明のバチルス属に属し、洗浄剤成分共存
下の高アルカリ条件において優れた安定性を有し、尚且
つ洗浄力の改善に寄与するアルカリプロテアーゼを産生
ずる能力を有する新規なバチルス・エスピーK株(微工
研菌寄第8088号)、同P株(第8090号)。
同に株(第8091号)、同X株(第8092号)であ
る。
る。
問、これらの菌の採取場所は、Y株が千葉市内、P株が
岐阜県坂祝町の農地、K株が静岡県伊東市、K株が東京
都多摩市の農地である。採取は、57年から58年にか
けて実施した。
岐阜県坂祝町の農地、K株が静岡県伊東市、K株が東京
都多摩市の農地である。採取は、57年から58年にか
けて実施した。
〔効果〕
Y株、P株、K株およびK株が産生ずるアルカリグロテ
アーぜの高−洗浄剤原液(pH11)中での安定性を第
3図に示す。
アーぜの高−洗浄剤原液(pH11)中での安定性を第
3図に示す。
また、上記本菌株らの産生ずるアルカリプロテアーゼを
洗浄剤に配合させて、その洗浄力の改善度を調べた。そ
の結果を第3表に示す。洗浄力試験は、油化学、巳、
432 (1981)に示された方法に準じて行ない、
洗剤の対象となる布は、蛋白質配合人工汚垢布を使用し
た。
洗浄剤に配合させて、その洗浄力の改善度を調べた。そ
の結果を第3表に示す。洗浄力試験は、油化学、巳、
432 (1981)に示された方法に準じて行ない、
洗剤の対象となる布は、蛋白質配合人工汚垢布を使用し
た。
第 3 表
これらの結果から、本菌株らは洗浄剤成分共存下の高ア
ルカリ条件において優れた安定性を有し同かつ洗浄力の
向上に寄与するアルカリプロテアーゼを産生ずるという
点で有効であることが示された。
ルカリ条件において優れた安定性を有し同かつ洗浄力の
向上に寄与するアルカリプロテアーゼを産生ずるという
点で有効であることが示された。
第1図は、本菌株らの生育温度を示すグラフ図。
第2図は、本菌株らの生育PI−It示すグラフ図。
第3図は、本菌株らの産生ずるアルカリプロテアーゼの
高−洗浄剤原液(pH11)中での安定性を示す図。 第4図はY株およびその胞子←嚢#の電子顕微鏡写真図
。 第5図はP株およびその胞子傘34の電子顕微鏡写真図
。 第6図はに株およびその胞子七七寸の電子顕微鏡写真図
。 第7図はK株およびその胞子を士ヰの電子顕微鏡写真図
。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第 3 図 イL q ’B T−Z (E)Y′僕、 Y)″冬メ)ト18、÷ P休 P(冬クルー) 8、;・ 6 丙 に1不〜 ■<琢・i目りl ・;に7 i゛乏 ゛!木 XI本′・〉l・、\ 手続補正書 昭和 印0.7月−5日 特願昭60−123021号 2゜発明の名称 アルカリグロチアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (676、) ライオン株式会社 4、代理人 7、補正の内容 (11特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書第11頁第6行目の「生産」を「産生」と
訂正する。 (3) 明細書第24頁第14行目の「生産」を「産
生」と訂正する。 (4)明細書第25頁第1行目、第14行目、第17行
目の「生産」を「産生」と訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を有するバチルス°エスピー (Ba
cHIus sp ) Y株(微工研菌寄第8088号
)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第5o90号
)、バチルス・エスピーに&(微工研菌寄第8091号
)およびバチルス・エスピーX株(微工研菌寄第809
2号)からなる群から選択されたアルカリグロチアーゼ
産生微生物。 人、形態的性質 肉汁寒天I8地上で35℃にて2日間培養したとき、以
下の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株: 0.4−0.5 pyn X 1.7−1.9
pmP株: 0.4−0.5 prn x 1.7−
2.0 prnK株: 0.4−0.5 pm x 1
.1.6−1.8 pmX株: 0.4−0.5 py
n X 1.8−2.0 prn2)多形性:いずれの
株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あリ。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。成熟 した胞子はレモン型であり、大きさは、7株: 0.7
−0.9 pm X 1.0−1.2 pm2株: o
、 s −1.0PX 1.0μm×1.5μmK株二
0.8−1.Q pm X 1.5−1.81nnX株
二〇、9−1.0 pm X 1.0−1.2 pm5
)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養: 7株:pH7,0にて生育し′て、円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部は淡褐色、該中心部は半透明の淡褐 色。 pH1.o、oにて生育して、円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢が有り、ク リーム色。 2株:pH7,0にて生育して、円形・偏平状・全縁の
コロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、半透明 なりリーム色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 K抹:pH7,0にて生首して、円形、中心凹状、波状
のコロニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 X株:pH7,oにて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、該周 辺部はクリーム色、該中心部は淡褐色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 7株:pH7,0およびpH10,0にて拡帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色ない し淡褐色のコロニーを形成する。赤福 。 色の色素を僅かに生成する。 2株:pH7,0およびpH100にて帯状に生育し、
光沢のあるクリーム色の半透明 なコロニーを形成する。色素は生成し ない。 X株:pH7,0にて帯状に生暫し、光沢のある透明な
コロニーを形成する。色素は 生成しない。 pH10,0にて拡帯状に生育し、光沢のあるクリーム
色のコロニーを形成す る。色素は生成しない。 X株:pH7,0および100にて拡帯状に生育し、光
沢のあるクリーム色のコロニ ーを形成する。色素は生成しない。 3)肉汁液体培養: y、p、x、X株:pH7,0にていずれも生育するが
菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が 良好で、菌膜は形成しない。 1)肉汁ゼラチン芽刺培養: Y、P、に、X株: pH7,0にていずれも僅かに液
化する。 pH10,0にていずれも液化す る。 :)リドマス・ミルク: Y、P、に、X株: pH7,0にていずれも生育が非
常に悪い。 pH10,0にていずれも生育す る。ミルクの凝固は見られない、 培地がアルカリ性のため、リド マスの変色は不明。 C1生理的性質C10) JJ、外Y 、 I) 、
K 、 X株とも同じ〕 1)硝酸塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3、)M Rテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い。l::hristensenの培地では僅かに利用
する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。アンモニ
ウム塩は利用しな い。 10)色素の生成:7株は、水溶性の赤褐色の色素を菌
体外に生産する。P。 K、X株は、色素を生産しな い。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ二陥性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生々の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育のpH範囲:10.0付近(6,0ないし1
2.0)が良好。 16)酸素に対する態v、:好気性下でも鎌気性下でも
生育する。 17)0−Fテスト:陰性。 18)糖類から酸およびガスの生成:(+:生成する
−;生成しない) D、その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10%
NaCJ 下で生育する。 2)7株、2株、に株およびX株は、いずれも至適pH
が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件におい
て優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与する
アルカリグロチアーゼを産生ずる。 手続補正書 昭和 撃O・IQ、−B日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 特願昭60−123021号 2、発明の名称 アルカリグロチアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (676)ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通シ訂正する。 (2) 明細書第16頁第16行目の「10)以外y
、p、i、x株とも同じ」をrY、P、K。 に X株とも同じ」と訂正する。 (3)明細書簡17頁第10ないし13行目の「Y株は
、水溶性の赤褐色の色素を菌体外に生産する。P、に、
X株は、色素を生産しない。」を「色素は生成しない。 」と訂正する。 (4) 明細書第17頁第21行ないし第18頁第1
行目の「好気性下でも嫌気性下でも生育する。」を「好
気性」に訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を有するバチルス・エスピー (Ba
clllus gp ) Y株(微工研菌寄第8088
号)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第8090
号)、バチルス・エンビーに株(微工研菌寄第8091
号)およびパ讐ルス・エスピーX株(微工研菌寄第80
92号)からなる群から選択されたアルカリプロテアー
ゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株:0.4−0.5.μmX 1.7−1.9ttm
P株: 0.4−0.5.μmX1.7 2.0μmK
株: 0.4−0.5μmX1.6 1.8μmX株:
0.4−0.5μm X 1.8 2. OAm。 2)多形性:いずれの株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性シ。 4〕 胞子;いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細
胞は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは、 Y 株 二 0. 7 − 0. 9 μm X
1. 0 − 1. 2 μmP株:0.8 1.
0μmX1.0μm×1.5/jmK株:0.8−1.
0μmX 1.5−1.8AmX株: 0.9−1.O
jjmXl、0−1.2μm05)グラム染色性:いず
れの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 全縁のコロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有υ、該 周辺部は淡褐色、該中心部は半透明 の淡褐色◎ PH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁コロニ
ーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 2株:pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全綴の
コロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有シ、半 透明なりリーム色。 pH10,0Kで生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 K株:pH7,0にて生育して、円形、中心凹状、波状
のコロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、クリーム色。 X株:pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全綴の
コロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有り、該 周辺部はクリーム色、該中心部は淡 褐色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 7株:pH7,0およびpH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色ない し淡褐色のコロニーを形成する。赤 褐色の色素を僅かに生成する。 2株:pH7,0およびpH10,0にて帯状に生育し
、光沢のあるクリーム色の半透 明なコロニーを形成する。色素は生 成しない。 K株:1f(7,0にて帯状に生育し、光沢のある透明
なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 410.0にて波帯状に生育し、光沢 のあるクリーム色のコロニーヲ形成 する。色素は生成しない。 X株:pI(7,0および10.0にて波帯状に生育し
、光沢のあるクリーム色のコロ ニーを形成する。色素は生成しない。 3)肉汁液体培養: Y、P、に、X株:pH7,0にていずれも生育するが
、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が 良好で、菌膜は形成しない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養: Y、P、に、X株:H7,Oにていずれも僅かに液化す
る。 pH10,0にていずれも液化す る。 5) リドマス・ミルクニ Y、P、に、X株:pH7,0にていずれも生育が非常
に悪い。 pf(10,0にていずれも生育す る。ミルクの凝固は見られな い。培地がアルカリ性のため、 リドマスの変色は不明。 C0生理的性質(Y、P、に、X株とも同じ〕1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koaerの培地では利用しな
い@Christenaenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育の声範囲:10.0付近(6,0ないし12
.0)が良好。 16)酸素に対する態度:好気性。 17) O−Fテスト:陰性。 18)糖類から酸およびガスの生成:(+;生成する一
;生成しな い) L−アラ(メース −−−−−−−−D−キシワース
−−一一一一一−D−〉ス +−+−+−+− D−マろ一タ +−+−+−+− D−7ラクト1ス 十 −+−+−+−D−ガヲク
ト七ス − −一一一一一一麦芽糖 +−+
−+−+− ショ糖 十 −+−+−+− 乳糖 −一 トい、。ッ 十 −+−+−+−D−ソAイfッ
ト −−一一一一一−D−ッヵット 十
−+−+−+−イノジット −− グリセリン −−一一一一一一 デンデン +−+−+−+− D、その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10
l NaC1下で生育する。 2) Y株、2株、に株およびX株は、いずれも至適
声が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件にお
いて優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善く寄与す
るアルカリプロテアーゼを産生ずる。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和 祁0. IIノ、 150 特願昭60−123021号 2゜発明の名称 アルカリグロチアーゼ、産生微生物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (6761ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 74補正の内容 +1) 特許請求の範囲を別紙の通多訂正する。 (2) 明細書第16頁第16行目の「lO)以外Y
、P、に、X株とも同じ」をrY、P、K。 X株とも同じ」と訂正する。 (3)明細書第17頁第10ないし12行目の「Y株は
、水溶性の赤褐色の色素を菌体外に生産する。P、に、
X株は1色素を生産しない。」を[色素は生成しない、
」と訂正する。 (4) 明細書第17頁第20行ないし第18頁第1
行目の「好気性下でも嫌気性下でも生育する。」を「好
気性」に訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を存するバチルス・エスピー (Ba
cillus ap )Y株(微工研菌寄第8088号
)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第8090
号)、バチルス・エスピーKml&工研菌寄第8091
号)およびバチルス・エスピーX株(微工研菌寄第80
92号)からなる群から選択されたアルカリプロテアー
ゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 l)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌。 大きさは。 Y株: 0.4−0.5 p !n X 1.7−1.
9μmP株:0゜4−0.5 fi m X 1.7−
2゜QpmK株二0.4−0.5 p rn X 1.
6−1.8 p mX株: 0.4−0.5μmX1.
8−2.0pm2)多形性:いずれの株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あシ。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上でm胞
は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは。 Y株: 0.7−0.9pmx 1.、o−12pmP
株: 0.8−1.0μmX1.0μm×1.5μmK
a:0.8−1.0μmX1.5−1.8μmX株:
0.9−1.0μmX 1.0−1.2μm。 5)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 l)肉汁寒天培地上#:: Y株:pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ。 該周辺部は淡褐色、該中心部は半透 明の淡褐色。 p)(10.oにて生育して1円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 2株:pH7,Qにて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有)。 半透明なりリーム色。 pHIQ、oにて生育して1円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は−滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 X株:pl(7,Qにて生育して1円形、中心凹状、波
状のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、透明。 pH10,0にて生育して1円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有り。 ゛クリーム色。 X株:pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有り。 該周辺部はクリーム色、該中心部は 淡褐色。 pH10,0にて生育して1円形、偏 平状、全縁のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 X株:pH7,0およびPH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色 ないし淡褐色のコロニーを形成する。 赤褐色の色素を僅かに生成する。 P株: I)H7,OおよびpH10.oにて帯状に生
育し、光沢のあるクリーム色の 半透明なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 X株:pH7,Qにて帯状に生育し、光沢のある透明な
コロニーを形成する1色 素は生成しない。 pH10.oにて波帯状に生育し、光 沢のあるクリーム色のコロニーヲ形 成する。色素は生成しない。 XtI : pH7,0オヨび10..0にて波帯状に
生育し、光沢のあるクリーム色のコ ロニーを形成する。色素は生成しな い。 3)肉汁液体培養 Y、 P、 K、 X株: pH7,0にていずれも生
育するが、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が良 好で、菌膜は形成しない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養: Y、 P、 K、 X株:pl−i7.Qにていずれも
僅かに液化する。 pH10,0にていずれも液化 する。 5)リドマス・ミルク: Y、P、、に、X株:pH7,0にていずれも生育が非
常に悪い。 pH10,0にていずれも生育 する。ミルクの凝固は見られ ない。培地がアルカシ性のた め、リドマスの変色は不明。 C1生理的性質[Y、P、に、X株とも同じ]1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い、 Christensenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 111 ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育OpH範囲:10.0付近(6,Onいし1
2、(lが良好。 161 酸素に対する態度:好気性。 17’)O−Fテスト:陰性。 181 糖類から酸およびガスの生成:(+:生成す
るー;生成しな−) D9その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10憾
Na C/下で生育する。 2)Y株、P株、に株およびX株は、いずれも至適pH
が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件におい
て優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与する
アルカリプロテアーゼを産生する。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和 91.−2tB 持・許庁長官 宇 賀 道 部 殿1、事件の表示 特願昭60−123021号 2、発明の名称 アルカリプロテアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (676) ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 乙補正の内容 (1] 特許請求の範囲を別紙の通シ訂正する。 (2)明細書筒12頁第1ないし2行目の「微工研菌寄
第8088号」を 「微工研条寄第1029号」と訂正する。 (3) 明細書筒12頁第2ないし3行目の「微工研
菌寄第8090号」を 「微工研条寄第1030号」と訂正する。 (4) 明細書第12頁第4行目の 「微工研菌寄第8091号」を 「微工研条寄第1031号」と訂正する。 (5) 明細書第12頁第5行目の 「微工研菌寄第8092号」を 「微工研条寄第1032号」と訂正する。 (6)明細書第27頁下から第3ないし4行目の「微工
研菌寄第8088号」を 「微工研条寄第1029号」と訂正する。 (7) 明細書第27頁下から第3行目の「第809
0号」を「第1030号」と訂正する。 (8) 明細書第27頁下から第2行目の「第809
1号」を「第】031号」と訂正する。 (9) 明細書第27頁下から第2行目の「第809
2号」を「第1032号」と訂正する。 α〔別紙の通シ受託証4通補正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質−を有するバチルス・エスピー (B
aeillus sp ) Y株(微工研ゑ寄第102
9号)、z4チルス・エスピー2株(微工研条寄第二立
30号)、バチルス・エスピーに株(微工研、癒、寄第
1031号)およびバチルス・エスピーY株(微工研ゑ
寄第1032号)からなる群から選択式れたアルカリグ
ロチアーゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きて:いずれの株も桿菌。 大きさは、 Y株: 0.4−0.5 p m X 1゜7−1.9
p m1株: 0.4−0.5 p m X 1.7
−2. Op mK株:0.4−0゜5 p m X
1−6−1.8 p mX株: 0.4−0.5 p
m X 1.8−2.0 μm2)多形性:いずれの株
もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あり。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは。 Y株: 0.7−0.9 p m X 1.0−1.2
p m1株: 0.8−1.0 p m X 1.0
μm×1.5 p mK株:0.8−10p m X
1.5−1.8μmX株: 0.9−1.0μmX1.
0−1.2μm5)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養: Y株:pH7゜Oにて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ。 該周辺部は淡褐色、該中心部は半透 明の淡褐色。 pT(10,0にて生育して1円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、クリーム色。 2株: pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ、 半透明なりリーム色。 p)(10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコ
ロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 Y株:pT(’7.oにて生育して1円形、中心凹状、
波状のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏 平状、全縁のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、クリーム色。 Y株: pH7,0にて生育して、円形、偏平状。 全縁のコロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有り、該 周辺部はクリーム色、該中心部は淡 褐色。 pH1.0,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコ
ロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 X株:pH7,0およびpH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色 ないし淡褐色のフロニーを形成する。 赤褐色の色素を僅かに生成する。 2株:I)H7,0およびp)(10,0にて帯状に生
育し、光沢のあるクリーム色の 半透明なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 X株:pH7,0にて帯状に生育し、光沢のある透明な
コロニーを形成する。色 素は生成しない。 pH10,0にて波帯状に生育し、光 沢のあるクリーム色のコロニーヲ形 成する。色素は生成しない。 X株:pH7,0>よび10.0にて波帯状に生育し、
光沢のあるクリーム色のコ ロニーを形成する。色素は生成しな い。 3)肉汁液体培養 Y、P、に、X株:pH7,oにていずれも生育するが
、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育 が良好で、菌膜は形成しな い。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養 Y、P、に、X株:PH7゜0にていずれも僅かに液化
する。 pH10,0にていずれも液 化する。 5)リドマスeミルク Y、P、に、X株:p)I7.OKていずれも生育が非
常に悪い。 p)(10,0にていずれも生 育する。ミルクの凝固は見 られない。培地がアルカリ 性のため、リドマスの変色 は不明。 C6生理的性質〔Y、P、に、X株とも同じ〕1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い@Christensenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシグーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育OpH範囲:10.O付近(6,0ないし1
2.0)が良好。 16)酸素に対する態度:好気性。 17)O−Fテスト:陰性。 L8) 糖類から酸およびガスの生成:(+:生成す
る一;生成しない) D、その他の性質 l)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10%
NaCe下で生育する。 λ)Y株、P株、に株およびY株は、いずれも至適pT
(が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件にお
いて優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与す
るアルカリグロチアーゼを産生ずるつ
高−洗浄剤原液(pH11)中での安定性を示す図。 第4図はY株およびその胞子←嚢#の電子顕微鏡写真図
。 第5図はP株およびその胞子傘34の電子顕微鏡写真図
。 第6図はに株およびその胞子七七寸の電子顕微鏡写真図
。 第7図はK株およびその胞子を士ヰの電子顕微鏡写真図
。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第 3 図 イL q ’B T−Z (E)Y′僕、 Y)″冬メ)ト18、÷ P休 P(冬クルー) 8、;・ 6 丙 に1不〜 ■<琢・i目りl ・;に7 i゛乏 ゛!木 XI本′・〉l・、\ 手続補正書 昭和 印0.7月−5日 特願昭60−123021号 2゜発明の名称 アルカリグロチアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (676、) ライオン株式会社 4、代理人 7、補正の内容 (11特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書第11頁第6行目の「生産」を「産生」と
訂正する。 (3) 明細書第24頁第14行目の「生産」を「産
生」と訂正する。 (4)明細書第25頁第1行目、第14行目、第17行
目の「生産」を「産生」と訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を有するバチルス°エスピー (Ba
cHIus sp ) Y株(微工研菌寄第8088号
)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第5o90号
)、バチルス・エスピーに&(微工研菌寄第8091号
)およびバチルス・エスピーX株(微工研菌寄第809
2号)からなる群から選択されたアルカリグロチアーゼ
産生微生物。 人、形態的性質 肉汁寒天I8地上で35℃にて2日間培養したとき、以
下の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株: 0.4−0.5 pyn X 1.7−1.9
pmP株: 0.4−0.5 prn x 1.7−
2.0 prnK株: 0.4−0.5 pm x 1
.1.6−1.8 pmX株: 0.4−0.5 py
n X 1.8−2.0 prn2)多形性:いずれの
株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あリ。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。成熟 した胞子はレモン型であり、大きさは、7株: 0.7
−0.9 pm X 1.0−1.2 pm2株: o
、 s −1.0PX 1.0μm×1.5μmK株二
0.8−1.Q pm X 1.5−1.81nnX株
二〇、9−1.0 pm X 1.0−1.2 pm5
)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養: 7株:pH7,0にて生育し′て、円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、該周辺 部は淡褐色、該中心部は半透明の淡褐 色。 pH1.o、oにて生育して、円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢が有り、ク リーム色。 2株:pH7,0にて生育して、円形・偏平状・全縁の
コロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢有り、半透明 なりリーム色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 K抹:pH7,0にて生首して、円形、中心凹状、波状
のコロニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 X株:pH7,oにて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該コロニ ーの表面は滑らかで光沢が有り、該周 辺部はクリーム色、該中心部は淡褐色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 7株:pH7,0およびpH10,0にて拡帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色ない し淡褐色のコロニーを形成する。赤福 。 色の色素を僅かに生成する。 2株:pH7,0およびpH100にて帯状に生育し、
光沢のあるクリーム色の半透明 なコロニーを形成する。色素は生成し ない。 X株:pH7,0にて帯状に生暫し、光沢のある透明な
コロニーを形成する。色素は 生成しない。 pH10,0にて拡帯状に生育し、光沢のあるクリーム
色のコロニーを形成す る。色素は生成しない。 X株:pH7,0および100にて拡帯状に生育し、光
沢のあるクリーム色のコロニ ーを形成する。色素は生成しない。 3)肉汁液体培養: y、p、x、X株:pH7,0にていずれも生育するが
菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が 良好で、菌膜は形成しない。 1)肉汁ゼラチン芽刺培養: Y、P、に、X株: pH7,0にていずれも僅かに液
化する。 pH10,0にていずれも液化す る。 :)リドマス・ミルク: Y、P、に、X株: pH7,0にていずれも生育が非
常に悪い。 pH10,0にていずれも生育す る。ミルクの凝固は見られない、 培地がアルカリ性のため、リド マスの変色は不明。 C1生理的性質C10) JJ、外Y 、 I) 、
K 、 X株とも同じ〕 1)硝酸塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3、)M Rテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い。l::hristensenの培地では僅かに利用
する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。アンモニ
ウム塩は利用しな い。 10)色素の生成:7株は、水溶性の赤褐色の色素を菌
体外に生産する。P。 K、X株は、色素を生産しな い。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ二陥性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生々の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育のpH範囲:10.0付近(6,0ないし1
2.0)が良好。 16)酸素に対する態v、:好気性下でも鎌気性下でも
生育する。 17)0−Fテスト:陰性。 18)糖類から酸およびガスの生成:(+:生成する
−;生成しない) D、その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10%
NaCJ 下で生育する。 2)7株、2株、に株およびX株は、いずれも至適pH
が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件におい
て優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与する
アルカリグロチアーゼを産生ずる。 手続補正書 昭和 撃O・IQ、−B日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 特願昭60−123021号 2、発明の名称 アルカリグロチアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (676)ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通シ訂正する。 (2) 明細書第16頁第16行目の「10)以外y
、p、i、x株とも同じ」をrY、P、K。 に X株とも同じ」と訂正する。 (3)明細書簡17頁第10ないし13行目の「Y株は
、水溶性の赤褐色の色素を菌体外に生産する。P、に、
X株は、色素を生産しない。」を「色素は生成しない。 」と訂正する。 (4) 明細書第17頁第21行ないし第18頁第1
行目の「好気性下でも嫌気性下でも生育する。」を「好
気性」に訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を有するバチルス・エスピー (Ba
clllus gp ) Y株(微工研菌寄第8088
号)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第8090
号)、バチルス・エンビーに株(微工研菌寄第8091
号)およびパ讐ルス・エスピーX株(微工研菌寄第80
92号)からなる群から選択されたアルカリプロテアー
ゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株:0.4−0.5.μmX 1.7−1.9ttm
P株: 0.4−0.5.μmX1.7 2.0μmK
株: 0.4−0.5μmX1.6 1.8μmX株:
0.4−0.5μm X 1.8 2. OAm。 2)多形性:いずれの株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性シ。 4〕 胞子;いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細
胞は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは、 Y 株 二 0. 7 − 0. 9 μm X
1. 0 − 1. 2 μmP株:0.8 1.
0μmX1.0μm×1.5/jmK株:0.8−1.
0μmX 1.5−1.8AmX株: 0.9−1.O
jjmXl、0−1.2μm05)グラム染色性:いず
れの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 全縁のコロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有υ、該 周辺部は淡褐色、該中心部は半透明 の淡褐色◎ PH10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁コロニ
ーを形成する。該コ ロニーの表面は滑らかで光沢が有り、 クリーム色。 2株:pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全綴の
コロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有シ、半 透明なりリーム色。 pH10,0Kで生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 K株:pH7,0にて生育して、円形、中心凹状、波状
のコロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、クリーム色。 X株:pH7,0にて生育して、円形、偏平状、全綴の
コロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有り、該 周辺部はクリーム色、該中心部は淡 褐色。 pH10,0にて生育して、円形、偏平状、全綴のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 7株:pH7,0およびpH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色ない し淡褐色のコロニーを形成する。赤 褐色の色素を僅かに生成する。 2株:pH7,0およびpH10,0にて帯状に生育し
、光沢のあるクリーム色の半透 明なコロニーを形成する。色素は生 成しない。 K株:1f(7,0にて帯状に生育し、光沢のある透明
なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 410.0にて波帯状に生育し、光沢 のあるクリーム色のコロニーヲ形成 する。色素は生成しない。 X株:pI(7,0および10.0にて波帯状に生育し
、光沢のあるクリーム色のコロ ニーを形成する。色素は生成しない。 3)肉汁液体培養: Y、P、に、X株:pH7,0にていずれも生育するが
、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が 良好で、菌膜は形成しない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養: Y、P、に、X株:H7,Oにていずれも僅かに液化す
る。 pH10,0にていずれも液化す る。 5) リドマス・ミルクニ Y、P、に、X株:pH7,0にていずれも生育が非常
に悪い。 pf(10,0にていずれも生育す る。ミルクの凝固は見られな い。培地がアルカリ性のため、 リドマスの変色は不明。 C0生理的性質(Y、P、に、X株とも同じ〕1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koaerの培地では利用しな
い@Christenaenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育の声範囲:10.0付近(6,0ないし12
.0)が良好。 16)酸素に対する態度:好気性。 17) O−Fテスト:陰性。 18)糖類から酸およびガスの生成:(+;生成する一
;生成しな い) L−アラ(メース −−−−−−−−D−キシワース
−−一一一一一−D−〉ス +−+−+−+− D−マろ一タ +−+−+−+− D−7ラクト1ス 十 −+−+−+−D−ガヲク
ト七ス − −一一一一一一麦芽糖 +−+
−+−+− ショ糖 十 −+−+−+− 乳糖 −一 トい、。ッ 十 −+−+−+−D−ソAイfッ
ト −−一一一一一−D−ッヵット 十
−+−+−+−イノジット −− グリセリン −−一一一一一一 デンデン +−+−+−+− D、その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10
l NaC1下で生育する。 2) Y株、2株、に株およびX株は、いずれも至適
声が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件にお
いて優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善く寄与す
るアルカリプロテアーゼを産生ずる。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和 祁0. IIノ、 150 特願昭60−123021号 2゜発明の名称 アルカリグロチアーゼ、産生微生物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (6761ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 74補正の内容 +1) 特許請求の範囲を別紙の通多訂正する。 (2) 明細書第16頁第16行目の「lO)以外Y
、P、に、X株とも同じ」をrY、P、K。 X株とも同じ」と訂正する。 (3)明細書第17頁第10ないし12行目の「Y株は
、水溶性の赤褐色の色素を菌体外に生産する。P、に、
X株は1色素を生産しない。」を[色素は生成しない、
」と訂正する。 (4) 明細書第17頁第20行ないし第18頁第1
行目の「好気性下でも嫌気性下でも生育する。」を「好
気性」に訂正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質を存するバチルス・エスピー (Ba
cillus ap )Y株(微工研菌寄第8088号
)、バチルス・エスピー2株(微工研菌寄第8090
号)、バチルス・エスピーKml&工研菌寄第8091
号)およびバチルス・エスピーX株(微工研菌寄第80
92号)からなる群から選択されたアルカリプロテアー
ゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 l)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌。 大きさは。 Y株: 0.4−0.5 p !n X 1.7−1.
9μmP株:0゜4−0.5 fi m X 1.7−
2゜QpmK株二0.4−0.5 p rn X 1.
6−1.8 p mX株: 0.4−0.5μmX1.
8−2.0pm2)多形性:いずれの株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あシ。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上でm胞
は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは。 Y株: 0.7−0.9pmx 1.、o−12pmP
株: 0.8−1.0μmX1.0μm×1.5μmK
a:0.8−1.0μmX1.5−1.8μmX株:
0.9−1.0μmX 1.0−1.2μm。 5)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 l)肉汁寒天培地上#:: Y株:pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ。 該周辺部は淡褐色、該中心部は半透 明の淡褐色。 p)(10.oにて生育して1円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 2株:pH7,Qにて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有)。 半透明なりリーム色。 pHIQ、oにて生育して1円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は−滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 X株:pl(7,Qにて生育して1円形、中心凹状、波
状のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、透明。 pH10,0にて生育して1円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有り。 ゛クリーム色。 X株:pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有り。 該周辺部はクリーム色、該中心部は 淡褐色。 pH10,0にて生育して1円形、偏 平状、全縁のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 X株:pH7,0およびPH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色 ないし淡褐色のコロニーを形成する。 赤褐色の色素を僅かに生成する。 P株: I)H7,OおよびpH10.oにて帯状に生
育し、光沢のあるクリーム色の 半透明なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 X株:pH7,Qにて帯状に生育し、光沢のある透明な
コロニーを形成する1色 素は生成しない。 pH10.oにて波帯状に生育し、光 沢のあるクリーム色のコロニーヲ形 成する。色素は生成しない。 XtI : pH7,0オヨび10..0にて波帯状に
生育し、光沢のあるクリーム色のコ ロニーを形成する。色素は生成しな い。 3)肉汁液体培養 Y、 P、 K、 X株: pH7,0にていずれも生
育するが、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育が良 好で、菌膜は形成しない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養: Y、 P、 K、 X株:pl−i7.Qにていずれも
僅かに液化する。 pH10,0にていずれも液化 する。 5)リドマス・ミルク: Y、P、、に、X株:pH7,0にていずれも生育が非
常に悪い。 pH10,0にていずれも生育 する。ミルクの凝固は見られ ない。培地がアルカシ性のた め、リドマスの変色は不明。 C1生理的性質[Y、P、に、X株とも同じ]1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い、 Christensenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 111 ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育OpH範囲:10.0付近(6,Onいし1
2、(lが良好。 161 酸素に対する態度:好気性。 17’)O−Fテスト:陰性。 181 糖類から酸およびガスの生成:(+:生成す
るー;生成しな−) D9その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10憾
Na C/下で生育する。 2)Y株、P株、に株およびX株は、いずれも至適pH
が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件におい
て優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与する
アルカリプロテアーゼを産生する。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和 91.−2tB 持・許庁長官 宇 賀 道 部 殿1、事件の表示 特願昭60−123021号 2、発明の名称 アルカリプロテアーゼ産生微生物 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (676) ライオン株式会社 4、代理人 5、自発補正 乙補正の内容 (1] 特許請求の範囲を別紙の通シ訂正する。 (2)明細書筒12頁第1ないし2行目の「微工研菌寄
第8088号」を 「微工研条寄第1029号」と訂正する。 (3) 明細書筒12頁第2ないし3行目の「微工研
菌寄第8090号」を 「微工研条寄第1030号」と訂正する。 (4) 明細書第12頁第4行目の 「微工研菌寄第8091号」を 「微工研条寄第1031号」と訂正する。 (5) 明細書第12頁第5行目の 「微工研菌寄第8092号」を 「微工研条寄第1032号」と訂正する。 (6)明細書第27頁下から第3ないし4行目の「微工
研菌寄第8088号」を 「微工研条寄第1029号」と訂正する。 (7) 明細書第27頁下から第3行目の「第809
0号」を「第1030号」と訂正する。 (8) 明細書第27頁下から第2行目の「第809
1号」を「第】031号」と訂正する。 (9) 明細書第27頁下から第2行目の「第809
2号」を「第1032号」と訂正する。 α〔別紙の通シ受託証4通補正する。 2、特許請求の範囲 以下の菌学的性質−を有するバチルス・エスピー (B
aeillus sp ) Y株(微工研ゑ寄第102
9号)、z4チルス・エスピー2株(微工研条寄第二立
30号)、バチルス・エスピーに株(微工研、癒、寄第
1031号)およびバチルス・エスピーY株(微工研ゑ
寄第1032号)からなる群から選択式れたアルカリグ
ロチアーゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きて:いずれの株も桿菌。 大きさは、 Y株: 0.4−0.5 p m X 1゜7−1.9
p m1株: 0.4−0.5 p m X 1.7
−2. Op mK株:0.4−0゜5 p m X
1−6−1.8 p mX株: 0.4−0.5 p
m X 1.8−2.0 μm2)多形性:いずれの株
もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あり。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。 成熟した胞子はレモン型であシ、大 きさは。 Y株: 0.7−0.9 p m X 1.0−1.2
p m1株: 0.8−1.0 p m X 1.0
μm×1.5 p mK株:0.8−10p m X
1.5−1.8μmX株: 0.9−1.0μmX1.
0−1.2μm5)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養: Y株:pH7゜Oにて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ。 該周辺部は淡褐色、該中心部は半透 明の淡褐色。 pT(10,0にて生育して1円形、偏平状、全縁コロ
ニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 シ、クリーム色。 2株: pH7,0にて生育して1円形、偏平状、全縁
のコロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢有シ、 半透明なりリーム色。 p)(10,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコ
ロニーを形成する。該 コロニーの表面は滑らかで光沢が有 り、クリーム色。 Y株:pT(’7.oにて生育して1円形、中心凹状、
波状のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、透明。 pH10,0にて生育して、円形、偏 平状、全縁のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有シ、クリーム色。 Y株: pH7,0にて生育して、円形、偏平状。 全縁のコロニーを形成する。該コロ ニーの表面は滑らかで光沢有り、該 周辺部はクリーム色、該中心部は淡 褐色。 pH1.0,0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコ
ロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢が 有り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 X株:pH7,0およびpH10,0にて波帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色 ないし淡褐色のフロニーを形成する。 赤褐色の色素を僅かに生成する。 2株:I)H7,0およびp)(10,0にて帯状に生
育し、光沢のあるクリーム色の 半透明なコロニーを形成する。色素 は生成しない。 X株:pH7,0にて帯状に生育し、光沢のある透明な
コロニーを形成する。色 素は生成しない。 pH10,0にて波帯状に生育し、光 沢のあるクリーム色のコロニーヲ形 成する。色素は生成しない。 X株:pH7,0>よび10.0にて波帯状に生育し、
光沢のあるクリーム色のコ ロニーを形成する。色素は生成しな い。 3)肉汁液体培養 Y、P、に、X株:pH7,oにていずれも生育するが
、菌膜は形成しない。 pH10,0にていずれも生育 が良好で、菌膜は形成しな い。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養 Y、P、に、X株:PH7゜0にていずれも僅かに液化
する。 pH10,0にていずれも液 化する。 5)リドマスeミルク Y、P、に、X株:p)I7.OKていずれも生育が非
常に悪い。 p)(10,0にていずれも生 育する。ミルクの凝固は見 られない。培地がアルカリ 性のため、リドマスの変色 は不明。 C6生理的性質〔Y、P、に、X株とも同じ〕1)硝酸
塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用: Koserの培地では利用しな
い@Christensenの培 地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。 アンモニウム塩は利用 しない。 10)色素の生成二色素は生成しない。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシグーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が 良好。 15)生育OpH範囲:10.O付近(6,0ないし1
2.0)が良好。 16)酸素に対する態度:好気性。 17)O−Fテスト:陰性。 L8) 糖類から酸およびガスの生成:(+:生成す
る一;生成しない) D、その他の性質 l)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10%
NaCe下で生育する。 λ)Y株、P株、に株およびY株は、いずれも至適pT
(が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件にお
いて優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与す
るアルカリグロチアーゼを産生ずるつ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 以下の菌学的性質を有するバチルス・エスピー(Bac
illus sp)Y株(微工研菌寄第8088号)、
バチルス・エスピーP株(微工研菌寄第8090号)、
バチルス・エンピーK株(微工研菌寄第8091号)お
よびバチルス・エスピーX株(微工研菌寄第8092号
)からなる群から選択されたアルカリプロテアーゼ産生
微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形および大きさ:いずれの株も桿菌、大きさ
は、 Y株:0.4−0.5μm×1.7−1.9μmP株:
0.4−0.5μm×1.7−2.0μmK株:0.4
−0.5μm×1.6−1.8μmX株:0.4−0.
5μm×1.8−2.0μm。 2)多形性:いずれの株もなし。 3)運動性:いずれの株も周鞭毛を有し運動性あり。 4)胞子:いずれの株も胞子を形成し、形成途上で細胞
は先端近くから膨張する。成熟 した胞子はレモン型であり、大きさは、 Y株:0.7−0.9μm×1.0−1.2μmP株:
0.8−1.0μm×1.3−1.5μmK株:0.8
−1.0μm×1.5−1.8μmX株:0.9−1.
0μm×1.0−1.2μm。 5)グラム染色性:いずれの株も陽性。 6)抗酸性:いずれの株も陰性。 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養: Y株:pH7.0にて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢
有り、該周辺部は淡褐色、該中心部は半透明の淡褐色。 pH10.0にて生育して、円形、偏平状、全縁コロニ
ーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢が有り
、クリーム色。 P株:pH7.0にて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢
有り、半透明なクリーム色。 pH10.0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢が有
り、クリーム色。 K株:pH7.0にて生育して、円形、中心凹状、波状
のコロニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光
沢が有り、透明。 pH10.0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢が有
り、クリーム色。 X株:pH7.0にて生育して、円形、偏平状、全縁の
コロニーを形成する。該コロニの表面は滑らかで光沢有
り、該周辺部はクリーム色、該中心部は淡褐色。 pH10.0にて生育して、円形、偏平状、全縁のコロ
ニーを形成する。該コロニーの表面は滑らかで光沢が有
り、クリーム色ないし淡褐色。 2)肉汁寒天斜面培養 Y株:pH7.0およびpH10.0にて拡帯状に生育
し、光沢のあるクリーム色ないし淡褐色のコロニーを形
成する。赤褐色の色素を僅かに生成する。 P株:pH7.0およびpH10.0にて帯状に生育し
、光沢のあるクリーム色の半透明なコロニーを形成する
。色素は生成しない。 K株:pH7.0にて帯状に生育し、光沢のある透明な
コロニーを形成する。色素は生成しない。pH10.0
にて拡帯状に生育し、光沢のあるクリーム色のコロニー
を形成する。色素は生成しない。 X株:pH7.0および10.0にて拡帯状に生育し、
光沢のあるクリーム色のコロニーを形成する。色素は生
成しない。 3)肉汁液体培養: Y、P、K、X株:pH7.0にていずれも生育するが
、菌膜は形成しない。 pH10.0にていずれも生育が良好で、菌膜は形成し
ない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養: Y、P、K、X株:pH7.0にていずれも僅かに液化
する。 pH10.0にていずれも液化する。 5)リトマス・ミルク: Y、P、K、X株:pH7.0にていずれも生育が非常
に悪い。 pH10.0にていずれも生育する。 ミルクの凝固は見られない。培地がアルカリ性のため、
リトマスの変色は不明。 C、生理的性質〔10)以外Y、P、K、X株とも同じ
〕 1)硝酸塩の還元:陽性。 2)脱窒反応:陰性。 3)MRテスト:陰性。 4)VPテスト:陰性。 5)インドールの生成:陰性。 6)硫化水素の生成:陰性。 7)デンプンの加水分解:陽性。 8)クエン酸の利用:Koserの培地では利用しない
。Christensenの培地では僅かに利用する。 9)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用しない。アンモニ
ウム塩は利用しない。 10)色素の生成:Y株は、水溶性の赤褐色の色素を菌
体外に生産する。P、K、X株は、色素を生産しない。 11)ウレアーゼ:陽性。 12)オキシダーゼ:陽性。 13)カタラーゼ:陽性。 14)生育の温度範囲:33ないし35℃付近(20な
いし47℃)が良好。 15)生育のpH範囲:10.0付近(6.0ないし1
2.0)が良好。 16)酸素に対する態度:好気性下でも嫌気性下でも生
育する。 17)O−Fテスト:陰性。 18)糖類から酸およびガスの生成:(+;生成する
−;生成しない) D、その他の性質 1)塩化ナトリウムに対する耐性:いずれの株も10%
NaCl下で生育する。 2)Y株、P株、K株およびX株は、いずれも至適pH
が10以上で洗浄剤成分共存下の高アルカリ条件におい
て優れた安定性を有し、尚かつ洗浄力の改善に寄与する
アルカリプロテアーゼを産生する。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12302185A JPS61280268A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | アルカリプロテア−ゼ産生微生物 |
US06/870,018 US4797362A (en) | 1985-06-06 | 1986-06-03 | Alkaline proteases and microorganisms producing same |
CA000510910A CA1297821C (en) | 1985-06-06 | 1986-06-05 | Alkaline proteases, microorganisms producing same and detergents |
DK268686A DK268686A (da) | 1985-06-06 | 1986-06-06 | Alkalisk protease, mikroorganisme og fremgangsmaade til fremstilling af samme, samt detergent indeholdende proteaser |
EP86107708A EP0204342B1 (en) | 1985-06-06 | 1986-06-06 | Alkaline proteases, microorganisms producing same and detergents |
DE8686107708T DE3683802D1 (de) | 1985-06-06 | 1986-06-06 | Alkalische proteasen, diese produzierende mikroorganismen und reinigungsmittel. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12302185A JPS61280268A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | アルカリプロテア−ゼ産生微生物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61280268A true JPS61280268A (ja) | 1986-12-10 |
JPH0379987B2 JPH0379987B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=14850260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12302185A Granted JPS61280268A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | アルカリプロテア−ゼ産生微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61280268A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6455179A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 | Kao Corp | Production of isocitric dehydrogenase |
EP2284251A1 (en) | 2002-03-22 | 2011-02-16 | Kao Corporation | Alkaline protease |
US8309339B2 (en) | 2007-03-06 | 2012-11-13 | Kao Corporation | Alkaline protease |
WO2013154201A2 (en) | 2012-04-10 | 2013-10-17 | Kao Corporation | Method for improving solubility of alkaline protease |
-
1985
- 1985-06-06 JP JP12302185A patent/JPS61280268A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6455179A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 | Kao Corp | Production of isocitric dehydrogenase |
EP2284251A1 (en) | 2002-03-22 | 2011-02-16 | Kao Corporation | Alkaline protease |
US8309339B2 (en) | 2007-03-06 | 2012-11-13 | Kao Corporation | Alkaline protease |
WO2013154201A2 (en) | 2012-04-10 | 2013-10-17 | Kao Corporation | Method for improving solubility of alkaline protease |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0379987B2 (ja) | 1991-12-20 |
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