JPH01101881A - アルカリプロテアーゼ産生微生物 - Google Patents

アルカリプロテアーゼ産生微生物

Info

Publication number
JPH01101881A
JPH01101881A JP25860387A JP25860387A JPH01101881A JP H01101881 A JPH01101881 A JP H01101881A JP 25860387 A JP25860387 A JP 25860387A JP 25860387 A JP25860387 A JP 25860387A JP H01101881 A JPH01101881 A JP H01101881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
properties
positive
bacillus
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25860387A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nishino
西野 隆司
Motoyasu Odera
大寺 基靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP25860387A priority Critical patent/JPH01101881A/ja
Publication of JPH01101881A publication Critical patent/JPH01101881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は土壌より分離して得られたバチルス属に属する
新規微生物に関する。更に、詳しくは洗浄剤に配合し、
アルカリ性条件下、低温洗浄(15℃付近)での洗浄力
向上に寄与しうる新規のアルカリプロテアーゼを産生ず
る新規微生物に関する。
〔従来技術とその問題点コ 洗浄力の向上を企る為に、各種の加水分解酵素を洗浄剤
に配合することが種々検討されてきており、中でも蛋白
質分解酵素は洗浄剤単独では落し難い蛋白質汚垢を効率
良く分解する事から、洗浄剤への配合が広く行なわれて
おり、近年ではアルカリプロテアーゼの需要が増大して
いる。これらの内で洗浄剤添加酵素として実用に供され
ているものは、バチルス リケニフォルミス(Baci
lluslicheniformis)、バチルス ズ
ブチリス(Bacillus3ubtilis)等に由
来するアルカリプロテアーゼであり、例えばアルカラー
ゼ(ノボ社)、マキサタ−ゼ(ギスト社)等が使用され
ている。一方、我国では水道水を直接洗浄に用いる習慣
がある為、年間を通しての国内での平均洗浄温度は15
℃前後である。しかしながらこれらの酵素を温度〜作用
特性の面から見ると、至適温度を60℃近辺に持つ高温
・高活性型であり、低温(15℃前後)ではその作用は
極めて限定されている。即ち、実際の洗浄は、酵素が十
分にその作用を発揮し得ない温度領域で行なわれている
。その他ストレプトマイセス属(Streptomyc
es) 、アスペルギルス属(Aspergillus
) 、アースロバフタ−属(Arthro−bacte
r) 、フサリウム属(Fusarium)等の微生物
により産生されるアルカリプロテアーゼも知られている
が、同じく低温での洗浄では十分に酵素の特性は発揮さ
れない。それ故我国の洗浄習慣に鑑みて、低温(15℃
前後)でも高い活性が発現される酵素が見い出されれば
、その実用的価値は極めて高くそのような酵素の開発が
要望されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 したがって本発明の目的は、洗浄剤溶液中で安定であり
且つ低温洗浄でも優れた酵素活性を発現し洗浄力改善に
寄与しうるアルカリプロテアーゼを産生ずる能力を有す
る新規な微生物を提供することである。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するため広く自然界より
アルカリプロテアーゼ産生微生物をスクリーニングした
結果、バチルス属に属する下記の菌学的性質を有する微
生物が、上記目的に合致した、公知のアルカリプロテア
ーゼには無い特徴を備えた、優れたアルカリプロテアー
ゼを産生ずる事を見い出し本発明を完成した。
菌学的性質の試験及び分類法はBergey’ sMa
nual of Systematic Bacter
iology (1986)に基づいて行なった。本発
明の微生物は、中性の培地での生育は概して良好でない
為に以下に述べる試験には炭酸ナトリウム1%を加えp
Hを10に調整した培地を用いた。
A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃、2日間培養した時、以下の形
態的特徴が観察される。
1)細胞の形、大きさ:桿菌 0.6〜1.0μmx3
.0〜5.0μm 2)多形性:無 し 3)運動性:周鞭毛を有し運動性有り 4)胞 子=0.6〜1.0μmX1.0〜2.0μm
の楕円形の胞子を中央からやや末端寄り の拠に形成する。胞子嚢の膨潤はほ ぼ認められない。
5)グラム染色性:陽 性 6)抗 酸 性:陰性 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養 円形、扁平状、全縁のコロニーを形成する。
該コロニーの表面は滑らかで光沢があり、やや黄っぽい
クリーム色を呈する。
2)肉汁寒天斜面培養 拡帯状に生育し、光沢のあるやや黄っぽいクリーム色の
コロニーを形成する。
3)肉汁液体培養 生育良好で菌膜は形成しない。
4)肉汁ゼラチン穿刺培養 生育良好で液化する。
5)リトマスミルク 生育するが凝固は認められない。培地がアルカリ性の為
リトマスの変色は不明。
C1生理的性質 1)硝酸塩の還元:陽 性 2)脱窒反応:陰性 3)MRテスト :培地がアルカリ性の為明らかでない
4) V Pテスト :陽 性 5)インドール生成:陰 性 6)硫化水素生成:陰 性 7)#!9加水加水分解:性 8)クエン酸の利用:陽 性 9)無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩を利用
する。
10〉色素の生成:陰 性 11)ウレアーゼ :陰 性 12)オキシダーゼ:陽 性 13)カタラーゼ :陽 性 14)生育の温度範囲:47℃以下 15)生育のpH範囲:7〜12 16)酸素に対する態度:好気性 17) OFテスト :弱いが醗酵 18)糖類からの酸及びガスの生成 L−アラビノース   +    − D−キシロース    十    − D−フルクトース   十    − D−グルコース    十    − D−マンノース    十    − D−ガラクトース   +    − マルトース      十    − シュークロース    ±    − ラクトース      +    − トレハロース      十    −澱粉    十
  − ソルビット      −− イノシフト      −− マンニット       −− グリセリン     −− +:生成する ±:僅かに生成する 一:生成しない り、その他の性質 1)塩化す) IJウム耐性:10%NaCβ下で生育
する。
2)洗浄剤溶液中で安定であり且つ低温洗浄(15℃付
近)に於いても優れた酵素活性を発現し、洗浄力改善に
寄与しうるアルカリプロテアーゼを産生ずる。
上記菌学的性質を有する微生物の具体例として、バチル
ス エスピー(Bacillus sp、 ) T N
 K −2株(微工研菌寄第9565号)を挙げること
ができる。
本TNK−2株は上述の如く、好気性有胞子細菌であり
、バチルス属に属する事は明らかである。
本菌株の特徴的性状としてpH7以下及びpH12以上
では生育出来ず最適pHが10付近にある事が挙げられ
る。即ち本菌株は好アルカリ性細菌であると判断される
。本菌株は公知の好アルカリ性バチルス属細菌とその菌
学的性状に於いて一部一致する点もあるが、主要な性状
に於いて異っており、総体的に判断するならば別異の菌
株としげ新菌種に位置付けるべきである。
以下に本菌株と公知の好アルカリ性バチルス属細菌との
主要な菌学的性質の比較を詳述する。対比株としてはま
ずアルカリプロテアーゼを産生ずる公知の好アルカリ性
バチルス属細菌として理研、掘越らのバチルス アル力
ロフィラスNα221”株(ATCC21522) 、
N(1581)株及びNcLD−62)株、ライt’/
@(DX、Y、P及びKa3)nびに昭和電工■のNK
S−21株4)又文献記載の好アルカリ性バチルス属細
菌として理研、掘越らのアルカリカタラーゼ生産株N(
LKIJ−1株5)、シクロデキストリングルコシルト
ランスフェラーゼ(以下CDGTと略す)生産株6)並
びにアルカリペクチナーゼ生産株NαP−4−N株7)
を取り挙げた。
本菌株とこれら対比株との菌学的性質の差異について主
だった項目を第1表に要約した。
バチルス属の種間分類の重要な要件である胞子形成につ
いては、まず本菌株が中央から末端帯りに胞子を形成す
るのに対してNa D −6株、Y、X、P及びに株は
末端に形成し、又、CDGT生産株は中央に胞子を形成
する点で明確に異なり、更に本菌株は胞子嚢はほとんど
膨潤しないのに対して、N(1221株、No、 D 
−6株、YSXSP及びに株、No、 P −4−N株
には明白な膨潤が認められ明らかに異っており、本菌株
と魔221株、kD−6株、YSX、PRびに株、CD
GT生産株並びに魔P−4−N株とは胞子形成特性に於
いて明確に区別される。
生育特性については、本菌株の生育温度上限が47℃で
あるのに対しNo、2’21株、NIIKu −1株並
びにNo、 P −4−N株が55℃であり、又Nに5
−21株が41tである点、又、生育pH範囲に於いて
も本菌株が7〜12であるのに対し、Nα221株、N
aKu −1株及びkP  4−N株が7〜11、N1
58株、No、D−6株及びCDGT生産株が7.5〜
11、又Y、X、P及びに株が6〜12と明確に異って
おり、生育特性に於いても本菌株は上記の全公知菌株と
容易に区別される。
さらに、生理的特質に於いても本菌株が硝酸塩を還元す
るのに対しNα58株、NKS−21株が還元しない点
、本菌株がVPテスト陽性であるのに対し、N(122
1株、No、D−6株、XSY、P及びに株、NKS−
21株、並びにNo、Ku −1株が陰性であり、又、
cDar生産株並びにNo、P−4−N株が不明瞭であ
る点、本菌株がクエン酸塩を利用するのに対しNo、K
u −1株並びにNaP−4−N株は利用せず、更にN
aD=6株並びにYSX。
P及びに株はほとんど利用しない点、本菌株がウレアー
ゼ陰性であるのに対してNaD−6株、YlX、P及び
に株は陽性である点に於いて異なっており、本菌株と上
記全公知株とは明確に区別される。更に、糖からの酸生
成に於いても本菌株がグリセリン、マンニット、ソルビ
ット、イノシフトの糖Tルコールから酸を生成しないの
に対してNα221株並びにNα58株はマンニットと
ソルビットより、NaD−6株はグリセリン、マンニッ
トよリ、Y、XSP及びに株はマンニットより、更にN
KS−21株はクリセリン、マンニット、ソルビット、
イノジットより酸を生成する点に於いて区別される。
以上述べたように、本菌株は、菌学的性質において公知
の好アルカリ性バチルス属細菌とは明瞭に区別され、パ
ージェーズマニニアル記載の既知の種のいずれとも、特
徴的性質に於いて全く相違し、明らかに既知の菌種中に
一致する種を見い出し得ない。よって本菌株は新菌種と
して設定する事が妥当である。
本発明の微生物には、前記バチルス属TNK−2株のほ
か、その天然または人為的変異株であって1.アルカリ
性条件下、低温洗浄での洗浄力向上に寄与するアルカリ
プロテアーゼLの産生能を有するものも含まれる。
次に本発明の微生物を培養して、培養物より新規アルカ
リプロテアーゼLを採取する方法について説明する。
使用される培地としては、通常の微生物の培養に用いら
れるもので、本菌株に利用可能なものであれば何でも良
く、例えば有機炭素源及び窒素源としては澱粉、デキス
トリン、糖蜜、乾燥酵母、大豆粉、ペプトン等が良く、
無機塩としてはリン酸二カリウム、硫酸マグネシウムの
添加が有効であり、更に炭酸塩を加えたアルカリ性培地
が好ましい。その他、必要に応じて菌の生育、酵素の産
生に必要な各種有機物、無機物を添加する事が出来る。
培養形態については液体又は固体培養のいずれでも良い
。本発明のバチルス エスピーTNK−2株の培養の具
体例を以下に示す。
まず、上記成分を含む培地を通常の方法で滅菌し、本菌
株を接種し、振盪培養又は通気撹拌培養等を行なう。例
えば20〜35℃で40〜100時間培養する。培養終
了後、培養物より菌体を分離し、上滑を得る。この上清
液を硫安塩析にかける事によりアルカリプロテアーゼを
得る。得られたアルカリプロテアーゼの酵素活性はアン
ソン−萩原の変法に従って測定する。即ち、酵素と0.
6%カゼイン基質溶液(pH10,5)とを35℃、1
0分間反応させトリクロロ酢酸混液を用いて反応を停止
させた後、濾過し、濾液の吸光度を275nmで測定す
る。前記条件下で1分間にチロシン1μg相当量を遊離
させる酵素量を1単位(A P U)とする。
〔実施例〕
本発明者らが自然界より分離採取した本菌株のスクリー
ニング方法を詳述する。
1)好アルカリ性プロテアーゼ産生菌の分離1%炭酸ナ
トリウムを含むブイヨン培地5rnlを分注した試験管
(φ16.5X165mm)にサンプル土壌約10■を
入れ20℃にて2日間振盪培養を行なった。その培養液
の一部を上記培地に寒天1.5%を含むプレート上に接
種し、20℃にて2日間培養を行ない、好アルカリ性菌
の分離を行なった。得られた分離菌をスキムミルク1%
、酵母エキス0.025%、ペプトン0.05%、炭酸
水素ナトリウム1%、寒天1.5%を含むプレートに穿
刺し、20℃、2日間培養後、コロニー周縁部にハロを
形成するものを好アルカリ性プロテアーゼ産生菌として
分離した。
2)界面活性剤耐性を有するアルカリプロテアーゼ産生
菌の選別 溶性澱粉2%、酵母エキス0.5%、ペプトン0.5%
、リン酸二カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.0
2%、炭酸す) IJウム1%を含む液体培地50dを
50〇−容坂ロフラスコにて滅菌調製後、1)で得られ
た分離株を接種し、20℃、3日間振盪培養を行なった
。得られた培養液を8.00 Orpm 、 5分間の
遠心分離に供し、得られた培養上清に洗浄剤を0.5%
になるように配合した後、pHを10.5に調整し、4
0℃、4時間保温した。残存活性を測定する事により界
面活性剤耐性を有するアルカリプロテアーゼの産生菌を
選別した。
3)低温洗浄での洗浄力向上に寄与しろるアルカリプロ
テアーゼ産生菌の選定 上記2)の培地培養条件を経て得られた培養上清を70
%飽和硫安塩析後、透析する事により洗浄力評価用粗酵
素液を調製した。洗浄力試験は油化学30.432〜(
1981)に示された方法に準じて行ない、洗浄の対象
となる布は蛋白質配合人工湿式汚垢布を使用した。低温
(15℃)洗浄で公知のアルカリプロテアーゼより高い
洗浄力寄与を示すアルカリプロテアーゼ産生菌を選定し
た。
上記のスクリーニング法により自然界より分離、採取さ
れた微生物が本発明のバチルス属に属し、洗浄剤に安定
配合可能で且つアルカリ性条件下低温洗浄での洗浄力向
上に寄与しろる新規のアルカリプロテアーゼLを産生ず
る能力を有するバチルス エスピーTNK−2株である
。本菌株は神奈川県山北町の土壌より分離された。
〔参考例〕
溶性澱粉20g1ペプトン5g1酵母エキス5g1リン
酸二カリウム1g1硫酸マグネシウム0.2gを水80
0mlに溶解し、これを、500ml容坂ロフラスコに
80mjiずつ分注し、121℃、20分間滅菌後、別
途滅菌した5%炭酸ナト’Jウム水溶液を各20m1加
え、培養液とした。この培地にバチルス エスピーTN
K  2株(微工研菌寄第9565号)を−白金耳接種
して20℃で72時間振盪培養すると210APU/−
のプロテアーゼ活性を有する培養液が得られた。800
0rpm 、 5分間の遠心上清900m1に対し、冷
アセトン2倍容を加えてアルカリプロテアーゼを沈澱さ
せた。これを遠心分離し、アセトン脱水したところアル
カリプロテアーゼLの粗酵素粉末(39,000APU
/g) 4.4 gを得た。本菌株の産生ずるアルカリ
プロテアーゼを洗浄剤に配合して低温洗浄力の改善度を
調べた。
すなわち、第2表に示した洗浄剤組成物を調製し、各酵
素を0.5%配合のとき、2000APU/g洗浄剤組
成物(A酵素40万APU/gのものを0.5%配合し
た場合に相当)、1.5%配合のとき6.000APU
/g洗浄剤組成物(A酵素4a万APU/gのものを1
.5%配合した場合に相当)となるように添加し、洗浄
力を評価した。
AO5: C14−+s α−オレフィンスルホン酸ナ
トリウム LΔS:アルキル基の炭素数が10〜14の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリ ウム ゼオライト=A型合成ゼオライト ケイ酸Na  : Na2O: S 10x = 1 
: 2.2炭酸Na  : Na2CO3(試薬品)P
EG  :ポリエチレングリコール平均分子量亜硫曹 
: Na2S 03  (試薬品)結果を第3表に示す
第   3   表 *公知酵素であるAn素の25℃、0.5%の洗浄力を
100としたときの相対値で示す。
〔発明の効果〕
本発明の微生物は、洗浄剤溶液中で安定であり、低温洗
浄でも優れた酵素活性を発現し、洗浄力改善に寄与しう
るアルカリプロテアーゼを産生ずる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の菌学的性質を有する、バチルス属に属する
    アルカリプロテアーゼ産生微生物。 A、形態的性質 肉汁寒天培地上で35℃、2日間培養した 時、以下の形態的特徴が観察される。 1)細胞の形、大きさ:桿菌0.6〜1.0μm×3.
    0〜5.0μm 2)多形性:無し 3)運動性:周鞭毛を有し運動性有り 4)胞子:0.6〜1.0μm×1.0〜2.0μmの
    楕円形の胞子を中央からやや末端 寄りの拠に形成する。胞子嚢の膨 潤はほぼ認められない。 5)グラム染色性:陽性 6)抗酸性:陰性 B、培養的性質 1)肉汁寒天平板培養 円形、扁平状、全縁のコロニーを形成する。 該コロニーの表面は滑らかで光沢があり、 やや黄っぽいクリーム色を呈する。 2)肉汁寒天斜面培養 拡帯状に生育し、光沢のあるやや黄っぽい クリーム色のコロニーを形成する。 3)肉汁液体培養 生育良好で菌膜は形成しない。 4)肉汁ゼラチン穿刺培養 生育良好で液化する。 5)リトマスミルク 生育するが凝固は認められない。培地がア ルカリ性の為リトマスの変色は不明。 C、生理的性質 1)硝酸塩の還元:陽性 2)脱窒反応:陰性 3)MRテスト:培地がアルカリ性の為明かでない。 4)VPテスト:陽性 5)インドール生成:陰性 6)硫化水素生成:陰性 7)澱粉加水分解:陽性 8)クエン酸の利用:陽性 9)無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩を利用
    する。 10)色素の生成:陰性 11)ウレアーゼ:陰性 12)オキシダーゼ:陽性 13)カタラーゼ:陽性 14)生育の温度範囲:47℃以下 15)生育のpH範囲:7〜12 16)酸素に対する態度:好気性 17)OFテスト:弱いが醗酵 18)糖類からの酸及びガスの生成 ▲数式、化学式、表等があります▼ D、その他の性質 1)塩化ナトリウム耐性:10%NaCl下で生育する
    。 2)洗浄剤溶液中で安定であり且つ低温洗浄(15℃付
    近)に於いても優れた酵素活性 を発現し、洗浄力改善に寄与しうるアルカ リプロテアーゼを産生する。
  2. (2)バチルスエスピーTNK−2(Bacillus
    sp. TNK−2)(微工研菌寄第9565号)である特許請
    求の範囲第(1)項記載の微生物。
JP25860387A 1987-10-14 1987-10-14 アルカリプロテアーゼ産生微生物 Pending JPH01101881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25860387A JPH01101881A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 アルカリプロテアーゼ産生微生物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25860387A JPH01101881A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 アルカリプロテアーゼ産生微生物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01101881A true JPH01101881A (ja) 1989-04-19

Family

ID=17322567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25860387A Pending JPH01101881A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 アルカリプロテアーゼ産生微生物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01101881A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5258297A (en) Proteinase-resistant cellulase, microorganism producing the same and process for producing the same
EP0495401B1 (en) Novel alkaline proteinase and process for producing the same
US4480037A (en) Alkaline protease and preparation method thereof
US4962030A (en) Alkaline cellulases and microorganisms capable of producing same
EP0496361A2 (en) Detergent composition
US4797362A (en) Alkaline proteases and microorganisms producing same
JPH01273587A (ja) アルカリセルラーゼおよびその製造法
US5387518A (en) Alkaline protease having stability in solution with anionic surfactant, method for producing the same, use thereof and microorganism producing the same
EP0270974A2 (en) Alkali-resistant cellulases and microorganisms capable of producing same
AU615661B2 (en) Acid urease and production thereof
US4943532A (en) Alkali-resistant cellulases and microorganisms capable of producing same
JPH0525492A (ja) 洗浄剤組成物
JPH01101881A (ja) アルカリプロテアーゼ産生微生物
JP2882652B2 (ja) アルカリプロテアーゼ及びその生産性微生物
JPH0379987B2 (ja)
JPH07236482A (ja) アルカリプロテアーゼ、その製造方法、およびそのプロテアーゼを生産する微生物
JPS63109776A (ja) アルカリセルラ−ゼk
WO1998040473A1 (en) Keratinolytic protease ek3 and xanthomonas maltophilia ek3
JP2509539B2 (ja) 新規アルカリプロテア―ゼを産生する新規微生物
JP2985018B2 (ja) 新規微生物
JPH02195868A (ja) プロテアーゼ生産菌およびそれを用いたプロテアーゼの製造法
JPH0416186A (ja) 新規アルカリプロテアーゼm及びその製造方法
JPS63279782A (ja) アルカリプロテア−ゼ産生微生物
JPS63109778A (ja) Cmcア−ゼ2
KR0150917B1 (ko) 신균주 잔토모나스 말토필리아 yl-37과 이로부터 생산되는 신규 알칼리성 단백질 분해효소