JPS6127946B2 - - Google Patents

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JPS6127946B2
JPS6127946B2 JP52121880A JP12188077A JPS6127946B2 JP S6127946 B2 JPS6127946 B2 JP S6127946B2 JP 52121880 A JP52121880 A JP 52121880A JP 12188077 A JP12188077 A JP 12188077A JP S6127946 B2 JPS6127946 B2 JP S6127946B2
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Japan
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signal
frequency
signals
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frequency modulated
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JP52121880A
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Haruo Sakata
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Japan Broadcasting Corp
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Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Publication of JPS5455318A publication Critical patent/JPS5455318A/ja
Publication of JPS6127946B2 publication Critical patent/JPS6127946B2/ja
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、広帯域映像信号により周波数変調し
た信号を分割し、等しい特性を有する複数の狭帯
域伝送回線により伝送する分割伝送方式に関する
ものである。
従来は、広帯域映像信号を、第1図cに示す回
路構成においてほぼ等しい通過帯域幅を有する複
数個のフイルター11〜4により、第1図aに示す
ように、ほぼ等しい帯域幅を有する複数個の狭帯
域信号(1)〜(4)に分割し、周波数変換器21〜3によ
りそれぞれ周波数変換して、第1図bに示すよう
に、いずれも0〜の周波数帯域を有する低周
波数信号に変換し、FM変調器31〜4によりそれ
ぞれ周波数変調信号を形成し、等しい特性を有す
る複数の狭帯域伝送回線を介して伝送し、それら
の周波数変調信号を受信してFM復調器41〜4
よりそれぞれもとの低周波信号に復調したうえで
周波数変換器51〜3によりそれぞれもとの狭帯域
信号(1)〜(4)に戻したのち、それらの狭帯域信号を
加算器6により合成して、もとの広帯域映像信号
に復元していたが、複数伝送路による総合の伝送
特性における周波数分割の境目の特性を合成の際
に平坦にすることが困難であり、不連続的特性が
それら周波数分割の境目に生じやすく、合成して
復元した映像信号に波形歪みを生ずる欠点があつ
た。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、広帯域映像信号を周波数変調信号に変換して
複数の狭帯域伝送回線により分割伝送してもこれ
を受信して平坦な特性を有する広帯域映像信号に
復元し得るようにした周波数変調信号の分割伝送
方式を提供することにある。
すなわち、本発明分割伝送方式は、映像信号に
よる周波数変調信号から対のフリツプフロツプに
それぞれフリツプフロツプ対を縦続させて順次に
接続した複数段のフリツプフロツプ対よりなるデ
イジタル分割回路を用いて複数個の周波数変調信
号成分を形成し、それら複数個の周波数変調信号
成分において前記映像信号の帰線消去期間に対応
する部分に、前記映像信号における所定の基準信
号に対して所定の位相関係を有する参照信号をそ
れぞれ挿入し、それら参照信号をそれぞれ挿入し
た複数個の周波数変調信号成分を複数個の伝送路
によりそれぞれ伝送し、それら伝送した複数個の
周波数変調信号成分を受信してそれぞれに挿入さ
れている前記参照信号をそれぞれ抽出し、それら
抽出した参照信号の相互間における位相差に応じ
て前記受信した複数個の周波数変調信号成分の位
相をそれぞれ補正し、それら位相を補正した複数
個の周波数変調信号成分における信号波形の立上
りおよび立下りにそれぞれ対応して同一極性を有
するパルス信号をそれぞれ形成し、それらのパル
ス信号を合成して低域濾波することにより前記映
像信号を再生するようにしたことを特徴とするも
のである。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
本発明分割伝送方式は、広帯域映像信号をその
まま周波数変調信号に変換し、所望のほぼ等しい
伝送帯域を有する狭帯域伝送路の数に合わせて複
数個の狭帯域に分割した周波数変調信号によりフ
リツプフロツプ回路をそれぞれ駆動して複数個の
狭帯域周波数変調信号に変換し、それらの周波数
変調信号を複数の狭帯域伝送路を介して伝送し、
それらの伝送信号を合成して広帯域の周波数変調
信号を復元し、それを周波数復調して広帯域映像
信号に復元するものであり、かかる本発明分割伝
送方式の原理を、第2図につき、伝送路を4個と
した場合を例にとつて説明する。
周知のように、周波数変調信号すなわちFM信
号により表わす映像情報は、そのFM信号の波形
の立上りおよび立下りの位相情報に置換されてい
る。したがつて、狭帯域のFM伝送回路を用いる
ためには、かかる位相情報のサンプリング数を減
少させればよいことになる。第2図示の原理図に
おいて、FM信号は映像信号v(t)の定積分値を一
定レベルΔでレベル・サンプルした位相がFM信
号の零交叉の位相となる。
第2図aはかかるFM信号発生の原理を示すも
のであり、信号レベルすなわち振幅を表わす垂直
軸に沿つて微小レベルΔでサンプルすると、時間
を表わす水平軸の#0レベルにおけるFM信号I
(t)の零交叉点の位相を求めることができる。し
かしこのままでは広帯域伝送路によつてかかる零
交叉点の位位相情報を伝送する必要があることに
なるので、第2図b〜eに示す4個の位相情報群
に分解し、原理的には4Δのレベル毎にFM信号
(t)をレベル・サンプリングしたレベル差Δ毎
の4個のFM信号b〜eに変換し、これらの狭帯
域信号FM信号を各狭帯域伝送路#1〜4を介し
て伝送したのち、それらの狭帯域FM信号b〜e
を合成して第2図aにおけるレベル#0の位相情
報群が表わす広帯域FM信号を復元し、その広帯
域FM信号を復調すれば、広帯域映像信号v(t)
求めることができる。
かかる本発明方式による周波数変調信号の分割
伝送を行なうための原理的回路構成を第3図に示
すが、第3図aは送信側、第3図bは受信側をそ
れぞれ示し、4個の狭帯域伝送路25〜28によ
りFM信号を分割伝送する場合の例についてこれ
らの回路構成を、第4図乃至第6図の各部信号波
形とともに説明する。
第3図aに示す送信側においては、入力端子2
9に広帯域映像信号を加え、エンフアシス回路8
を介してFM変調器9に導く。このFM変調器9
のFM信号出力31の波形の一例を第4図aに示
す。第4図aにおいては、FM信号波形を、説明
の便宜上、正弦波とはせず、方形波をもつて表わ
してある。かかるFM信号を極性反転回路10に
導いてその位相を180゜反転させ、第4図bに示
す波形とし、さらに、第4図aおよびbに示した
両極性のFM信号をフリツプフロツプ11および
12に印加してそれぞれの周波数を1/2に低減さ
せ、第4図c〜fにそれぞれ示す波形を形成す
る。例えば、フリツプフロツプ11の出力からは
第4図cとdとに示す互に極性が異なるFM信号
出力31の1/2周波数のFM信号が得られる。そ
れらの1/2周波数のFM信号をさらにフリツプフ
ロツプ13〜16に導いて、第4図g〜jに示す
ようにFM信号出力31の1/4周波数のFM信号に
変換する。
なお、FM信号出力31は、第4図aのt1で示
すその前縁のみに映像情報を含ませる場合と、t2
で示す後縁にも映像情報を含ませる低搬送波型と
する場合とがあるが、ここでは後者について説明
することとし、前者のみに適用すれば前者となる
こと勿論とする。
フリツプフロツプ13〜16の出力は、第2図
に示した動作原理から明らかなように、当然サン
プリング間隔が原FM信号出力31の4倍になる
ので、その周波数帯域は1/4で済むことになる。
したがつて、伝送路25〜28が安定である場合
にはフリツプフロツプ13〜16の出力の狭帯域
FM信号を直接にそれらの伝送路25〜28に供
給してもよいが、それらの伝送路25〜28で細
かい遅延誤差を生ずる場合には、基準信号を送出
側でそれらのFM信号に付加しておき、その基準
信号によつて、後述するように、伝送路で生じた
遅延誤差を補正するようにし、場合によつては、
映像入力信号29から水平同期分離回路17を用
いてその基準信号を発生させることができる。
上述した基準信号の発生について、第5図aに
水平同期信号HDの波形を示す。
第3図aの構成における水平同期信号に位相結
合した発振器18の発振出力信号は、第5図bに
示すように、同図aの水平同期信号HDに対して
位相が揃つている。なお、この位相結合発振器1
8の発振周波数pについては受信側の説明とと
もに詳細に述べることとする。
ついで、発振器18の発振出力を振幅制御回路
20に導いてその信号レベルを調整し、その信号
レベルをフリツプフロツプ13〜16の出力の狭
帯域FM信号の信号レベルに揃える。一方、同じ
く水平同期信号HDを印加してあるスイツチパル
ス発生器19からのスイツチパルスをスイツチヤ
ー21〜24にそれぞれ印加し、フリツプフロツ
プから導いた狭帯域FM信号と振幅制御器20か
らの発振出力基準信号とを、そのスイツチパルス
に応じてスイツチヤー21〜24により切り換え
る。第5図dは、このようにして挿入する周波数
pの査準信号の波形を示し、第5図eはスイツ
チヤー21〜24の切り換え出力信号の波形を示
す。なお第5図eの波形は、同図a〜dに比べて
その時間軸を圧縮して示してあり、その時間軸圧
縮の割合は、第5図dとeとの間の矢印で示すと
おりとする。このようにして結局、第5図eの波
形を有する基準信号を挿入した狭帯域FM信号が
伝送路25〜28により伝送されることになる。
つぎに、第3図bに示す受信側についてその回
路構成および動作を説明する。
送信側で付加する基準信号の周波数pは、伝
送路25〜28の伝送帯域の下端もしくは上端の
近傍に選び、フリツプフロツプ13〜16の出力
FM信号中におけるその周波数の成分のレベルが
小さくなるような周波数に選定する。第3図bの
構成における帯域通過振幅制限増幅器32〜35
は、周波数pの信号成分を選択抽出し、かつ、
低レベルの信号成分を除去するように動作し、そ
の帯域波出力信号を位相比較回路36,38,
40に導く。それらの位相比較回路は、例えば位
相比較回路36についていえば、伝送路25と2
6との遅延時間差を基準信号を比較することによ
つて検出し、その位相比較出力により可変遅延線
3を制御して、伝送路間の遅延時間差を打消すよ
うにする。他の位相比較回路38,40について
も同様であり、伝送路25と27,25と28と
の間の遅延時間差を補正するように動作する。な
お、これらの時間誤差補正回路は、磁気録画装置
(VTR)に用いられているとおりの構成とするこ
ともでき、また、例えば電荷結合素子(CCD)
を用いて構成することもできる。
つぎに、第3図bの回路構成における一連のブ
ロツク42〜45からなる回路46は、受信した
狭帯域FM信号から広帯域映像信号による原広帯
域FM信号に対応するパルス列を発生させる回路
である。この回路46の入力信号波形を第6図a
に示すとおりとする。回路46中の遅延素子43
は遅延時間τを有し、その遅延出力は第6図bと
なる。また引算回路44は、第6図aとbとに示
した波形の信号の引算を行なつて、その差信号パ
ルスを形成するが、第6図cに示すその差信号の
両極性パルスが、入力FM信号波形aの立上りお
よび立下りにそれぞれ生ずることになる。さら
に、整流回路45は、かかる両極性パルスの極性
を統一し、例えば正極性に統一したときには第6
図dに示す波形となる。
上述の整流回路45は、第7図aに示すよう
に、極性転回路57により極性を反転させたパル
ス信号と原両極性パルス信号とを、それぞれ整流
素子59および58に加えて正極性パルスのみを
取り出し、それらの正極性パルス信号を加算器6
0により加算し、もしくは、第7図bに示すよう
に、原両極性パルス信号を極性を異にする整流素
子61および62に加えて正負各極性のパルス信
号をそれぞれ取出して差動増幅器63により合成
するようにすることができる。なお、第3図bの
構成における回路47〜79は、上述した回路4
6と全く同様に構成したものであり、これらの整
流回路47〜49の各整流出力パルス列は第6図
e〜gに示すとおりとなる。これらの整流出力パ
ルス列d〜gを加算する加算器50の加算出力信
号は第6図hのようなり、第3図aの構成におけ
る原FM信号31である第4図aに示したパルス
信号の立上り、立下りに相当したパルス列とな
る。
上述のパルス列hを振幅クリツプ回路51に導
いて各パルスの振幅を揃えたのち、低域フイルタ
−52に加えて第6図iに示すような映像信号を
取出すが、その映像信号iをデイエンフアシス回
路53に導いて、第3図aに示した送信側回路に
おけるエンフアシス回路8とは逆の特性の補正を
施す。また、基準信号部は不要となるので、デイ
エンフアシス出力信号から、水平同期信号部を基
準にして、ゲートパルス発生器54からのゲート
信号によりゲート回路55を制御してその基準信
号部を除去し、出力映像信号56を取出す。
なお、基準信号周波数pを、例えば第3図a
の回路構成におけるFM信号出力31の同期信号
部分よりも低い信号レベルの部分に対応する周波
数に選んでおけば、デイエンフアシス回路53か
ら復調出力信号は、水平同期信号部分を中心にし
て示すと第8図のとおりとなり、単なるクリツパ
ーによつて同期信号の先端を除去して成形すれば
よいことになる。
なお、第3図bの回路構成においては、各伝送
路25〜28からのそれぞれの狭帯域FM信号の
信号波形における立上りおよび立下りにそれぞれ
対応するパルスを個々に発生させたが、可変遅延
線37,39,41の出力信号および伝送路25
から帯域通過振幅制限増幅器32に加る狭帯域
FM信号を高速度で動作する論理回路に供給して
第4図g〜jに示す1/4周波数のFM信号から同
図aに示す広帯域FM信号波形を発生させて復調
回路46に供給するようにすることもできる。か
かる場合の構成例を第9図に示すが、第9図示の
回路構成においては、4入力フリツプフロツプ6
4に第4図g〜jに示した4伝送路入力のFM信
号、基準信号によりそれぞれの伝送時間誤差の補
正を施したうえで供給し、所要の広帯域FM信号
aを取出すようにする。
また、第3図aに示した送信側の回路構成にお
いては、FM信号に挿入する基準信号を映像信号
中における水平同期信号に位相結合させて形成し
ているが、同じく映像信号中に含まれるカラーバ
ースト信号に対して位相結合した基準信号を形成
してFM信号に挿入するようにすることもでき
る。
すなわち、本発明分割伝送方式においては、広
帯域の周波数変調信号を複数の狭帯域信号に分割
して複数個の狭帯域伝送路により分割伝送すると
ともに、それらの伝送路相互間における伝送時間
誤差を補正するための参照信号として、広帯域周
波数変調信号を形成する画像信号に含まれている
基準の信号周波数成分に位相結合した信号を当該
周波数変調信号に挿入して伝送するようにする。
つぎに、上述した本発明周波数変調信号分割伝
送方式の作用の態様を解析式を用いて一層明確に
説明する。
まず、周波数は、すべて、角周波数ω(=2π
)をもつて表示することとして、映像信号周波
数をωv、搬送周波数をωc、周波数偏移をΔωc
とし、FM信号の振幅をAcとすると、映像信号に
より周波数変調して形成したFM信号M(t)はつぎ
の式で表わせる。
(t)=Accos〔ωct+Δω/ωcosωv・t〕(1
) この(1)式は、ベツセル関数であつて、周波数成
分の和に展開するとつぎのようになる。
ここでωvnax=ωとすると、狭帯域FM信号
においては、その帯域幅Bはつぎのようになる。
B=Δωc+2ω (3) このような条件のもとにおけるFM信号の形は
つぎの式によつて表わされる。
(t)=Acp(Δω/ω)cosωct+AcJ-1(Δω/ω)cos〔(ωc−ω)t−π/2〕 +AcJ+1(Δω/ω)cos〔(ωc+ω)t+π/2〕 (4) したがつて、周波数偏移Δωcの外側にω
けの帯域を設けることが必要であることが上述の
(4)式における第2項および第3項によつて示され
る。
さて、周波数変調においては、信号の振幅によ
らず、位相情報によつて情報伝達を行なつている
のであるから、(1)式の零交叉点もしくはピーク値
が、その伝送すべき情報を表わすことになるが、
解析の便宜上、ピーク値を用いて情報を表わすも
のとして、(1)式からM(t)=Acとなる時間tを求
めると、その時間tはつぎの(5)式の条件を満足す
ることになる。
ωct+Δω/ωcosωvt=2mπ (5) (m=0、1、2、………∞) 本発明分割伝送方式においては、上述の(5)式を
満足するピーク値を規則的にサンプルした信号を
伝送に用いる。一応、そのサンプルにより周波数
を1/4にした場合、すなち、(5)式の表わすピーク
値の4個毎にピークが生ずる信号を求めると4個
の信号になり、つぎの(6)式で表わされる。
ωct+Δω/ωcosωvt=8mπ (6−1) =(1+4m)2π
(6−2) =(2+4m)2π
(6−3) =(3+4m)2π
(6−4) ついで、(6−1)式について、上述した(5)式
におけると同様に、2π毎に順次にピークをとる
条件を求めるのであるが、その際のピークをとる
整数をm′とすると、(5)式におけるω・tの項を
1/4にすればよいことがかる。かかる条件をつぎ
の(7)式に示す。
ωt/4+Δω/ωcosω/4・t=2m′π(
7) この(7)式を満足するtの値は(6−1)式をも
満足していることになる。したがつて、フリツプ
フロツプ等による周波数逓降回路を用いて1/4の
周波数にした信号は、搬送波ωc、周波数偏移Δ
ωc、映像周波数ωvのいずれをも1/4にしたもの
と等しくなり、上述の(7)式を満足するFM信号
M′(t)はωvnax=ωの(4)式に対応して、つぎの
(8)式となる。
M′(t)=Acp(Δω/ω)cosω/4t+AcJ-1(Δω/ω)cos〔(ω−ω)/4・t−π/2〕 +AcJ+1(Δω/ω)cos〔(ω+ω)/4t+π/2〕 (8) この(8)式の表わすFM信号の所要帯域幅B′は、
明らかに B′=Δω/4+1/2ω (9) となる。したがつて、 B′=1/4B (10) となり、周波数逓降したFM信号の周波数帯域幅
は原信号の周波数帯域幅1/4となる。なお、(6−
2)〜(6−4)式についても全く同様である。
また、ω=ωcと設定し、周波数分周により
変調信号の側帯域をωc/2以下とするものとす
る。
以上のようにして広帯域映像信号による周波数
変調信号の周波数帯域幅を狭くすることにより、
広帯域周波数変調信号を多数の狭帯域伝送回路に
分割して伝送することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明を実施
することにより、広帯域の周波数変調信号を複数
個の狭帯域周波数変調信号に分割して狭帯域伝送
路により伝送することができる。
したがつて、第1の適用例として、通常のテレ
ビジヨン信号を低品位の例えばテレビジヨン電話
回線などに分割して伝送することができるので、
テレビジヨン電話回線を広帯域テレビジヨン信号
の伝送に容易に使用することができるようにな
る。
つぎに、第2の適用例として、放送衛星のチヤ
ネル割当てのように、わが国で使用し得る伝送チ
ヤネルが1つおきに割当てられている場合に、通
常のテレビジヨン信号による周波数変調信号は各
チヤネル毎に容易に伝送し得るが、数倍の帯域幅
を有する高精細度テレビジヨン信号の伝送には複
数チヤネルを使用しなければならない。例えば、
前掲第3図の原理的回路構成における複数伝送路
25〜28が衛星放送のチヤネルに該当するもの
とすれば、標準方式テレビジヨン信号の4倍の帯
域幅を有する広帯域の高精細度テレビジヨン信号
を容易に伝送し得ることになる。
また、第3の適用例として、磁気録画装置
(VTR)に適用することもできる。すなわち、周
知のように、VTRはFM信号の記録再生を行なつ
ているが、そのテープ走行速度、ヘツド特性、テ
ープ特性などから、従来よりも著しく広帯域のテ
レビジヨン信号の記録再生を行なうことは困難で
ある。かかる場合に、例えば4台の標準VTRを
使用し、それらのVTRの同期系を4倍の周波数
にて制御するようにすれば、4倍の帯域幅を有す
る広帯域テレビジヨン信号の記録再生を、上述し
た本発明分割伝送方式を適用することによつて遂
行することができる。なお、その際には、通常の
映像信号に対する時間誤差補償(TEC)にはよ
らず、第3図bに示した可変遅延線37等を用い
たのと同様の可変遅延線を用いて記録再生すべき
FM信号の時間誤差補正を行なう必要がある。
さらに、第4の適用例として、上述したVTR
の替わりに磁気シートメモリーを用いる場合にも
適用することができる。すなわち、1回転が広帯
域映像信号の1フレームに相当する回転の磁気シ
ートメモリーの複数チヤネル用いて広帯域映像信
号の記録再生を、上述の例におけると同様にして
行なうことができる。
さらにまた、第5の適用例としては、従来は十
分な周波数帯域をとり得なかつた狭帯域の記録再
生系を用いても、標準方式テレビジヨン信号を、
本発明方式の適用により、十分な特性をもつて記
録再生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bおよびcは従来の広帯域映像信号
分割伝送方式における帯域分割の態様および回路
構成をそれぞれ示す特性曲線図およびブロツク線
図、第2図aおよびb〜eは本発明周波数変調信
号分割伝送方式の動作原理をそれぞれ示す特性曲
線図および信号波形図、第3図aおよびbは同じ
くその送信側および受信側の原理的回路構成をそ
れぞれ示すブロツク線図、第4図a〜jは同じく
その各部信号波形をそれぞれ示す波形図、第5図
a〜eは同じくその送信側信号形成の態様をそそ
れぞれ示す信号波形図、第6図a〜iは同じくそ
の受信側信号形成の態様をそれぞれ示す信号波形
図、第7図a,bは同じくその受信側回路構成に
使用する整流回路の構成例をそれぞれ示すブロツ
ク線図、第8図は同じくその受信側回路構成にお
ける信号クリツプの態様を示す信号波形図、第9
図は同じくその受信側回路の他の構成例一部を示
すブロツク線図である。 11〜4……フイルター、21〜3……周波数変換
器、31〜4……FM変調器、41〜4……FM復調
器、51〜3……周波数変換器、6……加算器、8
……エンフアシス回路、9……周波数変調器、1
0……極性反転器、11〜16……フリツプフロ
ツプ、7……水平同期分離回路、18……位相結
合発振器、19……スイツチパルス発生器、20
……振幅制御器、21〜24……スイツチヤー、
25〜28……送出端子(伝送路)、29……映
像入力端子、30……HD入力端子、31……
FM変調出力信号、32〜35……帯域通過振幅
制限増幅器、36,38,40……位相比較回
路、37,39,41……可変遅延線、42……
リミツター、43……遅延回路、44……引算回
路、45……整流回路、46〜49……エツジパ
ルス発生部、50……加算回路、51……振幅ク
リツプ回路、52……低域フイルター、53……
デイエンフアシス回路、54……ゲートパルス発
生器、55……ゲート回路、56……出力信号、
57……極性反転回路、58,59,61,62
……整流素子、60……加算器、63……差動増
幅器、64……フリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 映像信号による周波数変調信号から対のフリ
    ツプフロツプにそれぞれフリツプフロツプ対を縦
    続させて順次に接続した複数段のフリツプフロツ
    プ対よりなるデイジタル分割回路を用いて複数個
    の周波数変調信号成分を形成し、それら複数個の
    周波数変調信号成分において前記映像信号の帰線
    消去期間に対応する部分に、前記映像信号におけ
    る所定の基準信号に対して所定の位相関係を有す
    る参照信号をそれぞれ挿入し、それら参照信号を
    それぞれ挿入した複数個の周波数変調信号成分を
    複数個の伝送路によりそれぞれ伝送し、それら伝
    送した複数個の周波数変調信号成分を受信してそ
    れぞれ挿入されている前記参照信号をそれぞれ抽
    出し、それら抽出した参照信号の相互間における
    位相差に応じて前記受信した複数個の周波数変調
    信号成分の位相をそれぞれ補正し、それら位相を
    補正した複数個の周波数変調信号成分における信
    号波形の立上りおよび立下りにそれぞれ対応して
    同一極性を有するパルス信号をそれぞれ形成し、
    それらのパルス信号を合成して低域濾波すること
    により前記映像信号を再生するようにしたことを
    特徴とする周波数変調信号の分割伝送方式。 2 前記映像信号における所定の基準信号を水平
    同期信号もしくはカラーバースト信号としたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の周波数
    変調信号の分割伝送方式。 3 前記複数個の周波数変調信号成分をフリツプ
    フロツプ回路によりそれぞれ周波数逓降して複数
    個の狭帯域伝送路により伝送することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の周波数変調信号の
    分割伝送方式。 4 前記参照信号を正弦波信号としたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の周波数変調信
    号の分割伝送方式。
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