JPS6127889B2 - - Google Patents

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JPS6127889B2
JPS6127889B2 JP56195707A JP19570781A JPS6127889B2 JP S6127889 B2 JPS6127889 B2 JP S6127889B2 JP 56195707 A JP56195707 A JP 56195707A JP 19570781 A JP19570781 A JP 19570781A JP S6127889 B2 JPS6127889 B2 JP S6127889B2
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JP
Japan
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voltage
phase
windings
winding
low
Prior art date
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JP56195707A
Other languages
English (en)
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JPS5897810A (ja
Inventor
Keizo Inagaki
Yoshiaki Inui
Kiichi Tokunaga
Kazuo Kaneko
Masayoshi Suzuki
Hirobumi Hino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP56195707A priority Critical patent/JPS5897810A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F30/00Fixed transformers not covered by group H01F19/00
    • H01F30/06Fixed transformers not covered by group H01F19/00 characterised by the structure
    • H01F30/12Two-phase, three-phase or polyphase transformers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、直流高電圧発生装置に係り、特に直
流高電圧発生装置の高圧変圧器に関する。
直流高電圧発生装置が用いられるものとして従
来より第1図に示す3相12パルス方式のX線発生
装置が知られている。
図示したように、高圧変圧器1は鉄心2に関連
させて設けられる低圧巻線3と〓結線される高圧
巻線4とからなる〓―〓変圧器と、前記低圧巻線
3と△結線される高圧巻線5とからなる〓―△変
圧器とが一体に形成されている。低圧巻線3の一
端は図示してない3相交流電源にそれぞれ接続さ
れ、他端は制御回路6に接続されている。高圧巻
線4および5の出力端子は3相12パルス整流装置
7に接続され、この整流装置7の出力端子は平滑
回路8に接続されている。この平滑回路8の出力
端子はX線管9に接続されている。
このように構成されるX線発生装置では、入力
される3相交流電圧を高圧変圧器1で所望とする
高電圧の6相交流電圧に昇圧し、この6相交流電
圧を整流装置7および平滑回路8により全波整流
および平滑させて、X線管9に値流高電圧を印加
している。これによりX線管9からX線が放出さ
れる。
X線写真撮影などを行う場合にあつては、鮮明
な均質画像を得るため放射されるX線量が一定な
ものであることが肝要であることから、X線管に
印加される直流高電圧をリツプルのない一定な電
圧とすることが要求されている。従つて、従来よ
り直流高電圧のリツプリを低減させるため、高圧
変圧器の出力相数を増やして多相整流化を図ると
ともに平滑回路を改善するなどの試みがなされて
いる。また、高圧変圧器にあつては、出力交流電
圧の波形を各相均等なものとすることによりリツ
プルを低減させることが要求されている。
第1図図示従来例に示した高圧変圧器1の主要
部断面図を第2図に示す。
図示したように、鉄心2は直状の各相主脚2
U,2V,2Wおよびこの主脚2U,2V,2W
の両端に接合される継鉄2A,2Bから形成され
ており、低圧巻線3U,3V,3Wが各相主脚2
U,2V,2Wの外周に筒状に巻回され、高圧巻
線4U,4V,4Wおよび高圧巻線5U,5V,
5Wがそれぞれ対応する低圧巻線3U,3V,3
Wの外周にその低圧巻線と同心筒状に巻回されて
それぞれ〓―〓変圧器および〓―△変圧器が構成
されている。この〓―〓変圧器と〓―△変圧器の
漏れリアクタンス、即ち前記主脚2U,2V,2
Wに巻回された低圧巻線3と高圧巻線4間の漏れ
リアクタンスと、低圧巻線3と高圧巻線5間の漏
れリアクタンスとが整合されていないと出力交流
電圧波形が不均等なものとなり、X線管に印加さ
れる直流電圧のリツプルが増大されることが知ら
れている。従つて、前記の〓―〓変圧器と〓―△
変圧器間の漏れリアクタンスがほぼ等しくなるよ
うに高圧巻線4および5は巻回配置されている。
また、前記各々の変圧器の漏れリアクタンスの
3相間の不整合もX線管電圧のリツプル増大の要
因となるため、3相の各巻線は同一寸法で製作さ
れ、各相の主脚に対して同一位置に巻回配置させ
るように配慮されている。
ところが、変圧器の漏れリアクタンスは巻線寸
法および配置のみでよく、鉄心およびタンクのよ
うな金属構造材によつても影響されるものであ
る。従つて、第2図に示す鉄心の構造にあつては
磁気回路が不平衡であることから、上述したよう
に各相の巻線方法および配置を同一にしてもそれ
ぞれの変圧器の3相間の漏れリアクタンスには不
整合が生じてしまう。
即ち、第2図に示した鉄心2の構造は、3つの
平行する主脚のうち両端の主脚2Uおよび2Wの
両端は継鉄2A,2BとそれぞれL字型に接合さ
れているが、中央の主脚2Vは継鉄2A,2Bと
T字型に接合されている。つまり、この中央主脚
2Vに巻回されるV相の巻線3V,4V,5Vに
よる漏れ磁束は、両端の主脚2U,2Wに巻回さ
れるU相およびV相の巻線の漏れ磁束よりも、鉄
心に侵入しやすい構造になつている。従つて、V
相巻線3V,4V,5V相互間の漏れリアクタン
スは両端のU相およびW相巻線の漏れリアクタン
スよりも大きなものとなつている。
このことから、従来、上述のような鉄心構造の
場合には、主脚2Uと主脚2Wとに巻回される高
圧巻線4U,4Wおよび5U,5Wと対応する主
脚2Vに巻回される高圧巻線4Vおよび5Vとの
巻線形状寸法にそれぞれ相違をもたせることによ
り、U,V,W3相間の漏れリアクタンスを整合
させる方法が考案されている。
しかしながら、高圧巻線の巻線形状寸法を異な
らせて多種形状の高圧巻線を製作することは、製
作工程数が増加して煩雑であるばかりでなく互換
性に欠けることなどから経済的にも高価格となる
という欠点があつた。
本発明の目的は、高圧巻線の巻線形状寸法を各
相ごとに変えることなく簡単な手段により、それ
ぞれの3相の漏れリアクタンスを整合させた高圧
変圧器を提供することにある。
本発明は、3相間の磁気回路に不平衡を有する
3相鉄心の各主脚に筒状に巻回させて設けられる
少なくとも1つの低圧巻線と、該低圧巻線に対応
させて該低圧巻線と同心筒状に巻回させて軸方向
に列設され且つ組ごとに同一形状・同一寸法に形
成される複数組の高圧巻線とを備えてなる高圧変
圧器において、上記低圧巻線は同一形状・同寸法
に形成され且つ対応する主脚の同一位置に配置さ
れるものとして、この低圧巻線に対応させて設け
られる高圧巻線のうち、中央主脚の高圧巻線は他
の主脚の高圧巻線の両継鉄に対する距離と比較し
て大小又は小となるように配置することにより、
言い換えれば3相高圧巻線相互間の主脚軸方向位
置を変えることにより、それぞれの3相の漏れリ
アクタンスを整合させようとするものである。あ
るいは、3相間の磁気回路に不平衡を有する3相
鉄心の各主脚に筒状に巻回させて設けられる少な
くとも1つの低圧巻線と、該低圧巻線に対応させ
て該低圧巻線と同心筒状に巻回させて軸方向に列
設され且つ組ごとに同一形状・同一寸法に形成さ
れる複数組の高圧巻線とを備えてなる高圧変圧器
において、上記複数組の高圧巻線は対応する主脚
の同一位置に配置されるものとし、この高圧巻線
に対応させて設けられる低圧巻線のうち、中央主
脚の低圧巻線は他の主脚の低圧巻線の両継鉄に対
する距離と比較して小となるように形成すること
により、言い換えれば3相低圧巻線相互間の主脚
軸方向位置又は巻線寸法を変えることにより、そ
れぞれの3相間の漏れリアクタンスを整合させよ
うとするものである。
以下、本発明の図示実施例を用いて説明する。
第3図〜第8図は本発明の実施例の部分断面図
を示しており、高圧変圧器の1相分の巻線構成を
示す片断面図である。なお、鉄心の形状は第2図
図示従来例と同一に形成され、また各相の高圧巻
線はそれぞれ同一形状および同一寸法に形成され
たものであり、同一の符号を付して示されてい
る。
第3図は、本発明の第1実施例の部分断面図で
ある。
図示したように、U相主脚2Uの外周に低圧巻
線31Uが筒状に巻回配置され、この低圧巻線3
1Uの外周に〓結線される高圧巻線41Uおよび
△結線される高圧巻線51Uが同一筒状に列設し
て巻回配置されている。また、比較を容易にする
ため同図中にV相主脚2Vに巻回される各巻線が
符号に()を付して示されている。なお、図示さ
れてないW相の巻線構成は前記U相と同一に形成
されている。
図において、U相の低圧巻線31Uは対応する
高圧巻線41Uおよび51Uの片方の巻線端がこ
の低圧巻線31Uの巻線端よりも外側に突出され
る状態に配置されている。これに対し、破線で示
されたV相の低圧巻線31Vは高圧巻線41Vお
よび51Vの巻線端とこの低圧巻線31Vの巻線
端とがほぼ同一位置になるように係合配置されて
いる。即ち、各相の高圧巻線はそれぞれの主脚に
対して同一位置に配置されているので、V相の低
圧巻線31Vに比較してU相およびW相の主脚に
巻回される低圧巻線31Uおよび31Wの巻線長
さ(主脚軸方向巻線寸法)が短かく形成さている
ことになる。言い換えれば、中央主脚のV相の低
圧巻線31Vが、他の主脚の低圧巻線31U,3
1Wの両継鉄2Aに対する距離と比較して小とな
るように巻回形成されている。
このように、筒状高圧巻線の一部を筒状低圧巻
線から外れた状態に係合配置させることにより、
低圧巻線31U―高圧巻線41U間および低圧巻
線31U―高圧巻線51U間の漏れリアクタンス
が大きくなる。従つて、各相間の漏れリアクタン
スの差に応じて低圧巻線の巻線長さを選定するこ
とにより、それぞれの3相の低圧巻線と高圧巻線
間の漏れリアクタンスを整合させることができ
る。
従つて、本実施例によれば、高圧巻線の巻線形
状寸法を相ごとに変えることなく、簡単にそれぞ
れの3相の低圧巻線―高圧巻線間の漏れリアクタ
ンスを整合させることができる。
第4図は本発明の第2実施例の部分断面図を示
している。なお、図中前記第3図図示第1実施例
と同一符号の付されたものは同一機能を有するの
である。
本実施例と前記第3図図示の第1実施例と異な
るのは、高圧巻線と同様に各相の低圧巻線が同一
形状および同一寸法に形成されたものであるこ
と、および主脚2U,2Wに設けられる高圧巻線
41U,51Uおよび41W,51Wの巻回位置
を変えることにより、対応する低圧巻線31U,
31Wの巻線端よりも前記各高圧巻線41U,5
1U,41W,51Wの巻線端を外側に突出させ
て係合配置させたことにある。言い換えれば、中
央主脚のV相の高圧巻線41V,51Vは、他の
主脚の高圧巻線41U,51U,41W,51W
の両継鉄2Aに対する距離と比較して大となるよ
うに配置されている。
同一の主脚に巻回される高圧巻線相互の間隔が
3相において等しい場合には前述したように鉄心
形状の不平衡により中央の主脚に巻回されるV相
の高圧巻線間のリアクタンスが大きくなるが、本
実施例によれば、主脚2Vの図中破線で示された
高圧巻線41V,51V相互間隔より、両端の主
脚2Uおよび2Wのそれぞれの高圧巻線41U,
51Uおよび41W,51Wの間隔を大きくし
て、高圧巻線41U―51U間および高圧巻線4
1W―51W間の漏れリアクタンスを大きくさせ
ることにより、それぞれの3相の高圧巻線間の漏
れリアクタンスの整合を図つている。
従つて、本第2実施例によれば、前記第3図図
示第1実施例の効果に加えて、それぞれの3相の
高圧巻線間の漏れリアクタンスも整合させること
ができるから、〓―〓変圧器および〓―△変圧器
のそれぞれの3相の漏れリアクタンスを整合させ
ることができる。
なお、上述の第2実施例において、高圧巻線間
の漏れリアクタンスを3相において整合させるた
め、両端の主脚に巻回される2つの高圧巻線の間
隔を大きくすることによつたが、高圧絶縁に考慮
をはらつたうえで中央主脚に巻回される2つの高
圧巻線の間隔を小さくすることによつても同様の
効果が得られる。
また、上述の2つの高圧巻線の間隔は、それら
の高圧巻線間および高圧巻線と継鉄間に挿入され
る例えばプレスボードなどの絶縁材の厚さ、また
は枚数を調整することにより容易に変えることが
できる。
第5図に本発明の第3実施例の部分断面図を示
す。
図示のように、低圧巻線が対応する高圧巻線に
対してそれぞれ別々に設けられているものに本発
明が適用される場合の実施例を示している。
低圧巻線32Uおよび33Uが主脚2Uに所定
間隔を有して筒状に巻回されている。この低圧巻
線32Uと33Uの外周には〓結線される高圧巻
線41Uおよび△結線される高圧巻線51Uがそ
れぞれ同心筒状に巻回されている。また、比較を
容易にするため同図中に、主脚2Vに同様に巻回
される各巻線が符号に()を付して示されてお
り、32Uおよび33Uの筒状巻線長は破線にて
示された32Vおよび33Vよりも短く形成され
ている。なお、図示してない主脚2Wに巻回され
る巻線は全て前記主脚2Uと同様に形成されてい
る。言い換えれば、中央主脚のV相の低圧巻線3
2V,33Vは、第3図実施例と同様に、他の主
脚の低圧巻線32U,33U,32W,33Wの
両継鉄に対する距離と比較して小となるように巻
回形成されている。
一般に、対応する2つの巻線間の漏れリアクタ
ンスは、両巻線の巻線長さが等しく、且つその両
巻線の係合する軸方向寸法が最大のときに最小と
なることが知られている。
このことから、本第3実施例によれば、低圧巻
線32Uおよび33Uの巻線長さを対応する高圧
巻線の巻線長さよりも短く形成することにより両
端の主脚に巻回される低圧―高圧巻線間の漏れリ
アクタンスを調整して、それぞれの3相の低圧―
高圧巻線間の漏れリアクタンスを整合させること
ができる。
なお、上述の第3実施例では低圧巻線32Uお
よび33Uを短く形成したが、逆に対応する高圧
巻線の巻線長さより長く形成することによつても
同様の効果が得られる。
第6図〜第8図は前記第5図図示実施例と同様
に、低圧巻線が対応する高圧巻線に対してそれぞ
れ別々に設けられる場合の本発明の他の実施例を
示すものである。図中第5図図示実施例と同一の
符号の付されたものは同一の部品・同一の機能を
有するものである。また、低圧巻線はそれぞれの
3相においては略同一の形状および寸法にて形成
されるものである。
第6図においては、両端の主脚2Uおよび2W
に巻回される低圧巻線34U,35Uおよび図示
してない低圧巻線34W,35Wをそれらの相互
間隔が狭くなる方向にずらして、対応する高圧巻
線の巻線端が外側に外れるように配置したもので
ある。言い換えれば、中央主脚のV相の低圧巻線
34V,35Vは、第3図実施例と同様に、他の
主脚の低圧巻線34U,35U,34W,35W
の両継鉄に対する距離と比較して小となるように
配置形成されている。
第7図においては、両端の主脚2Uおよび2W
に巻回される高圧巻線41U,51Uおよび図示
してない高圧巻線41W,51Wをそれぞれの間
隔を保持させながら同一方向にずらして配置した
ものである。言い換えれば、中央主脚の一方のV
相の高圧巻線41Vは、第4図実施例と同様に、
他の主脚の高圧巻線41U,41Wの継鉄に対す
る距離と比較して大となるように、他方のV相の
高圧巻線51Vは他の主脚の高圧巻線51U,5
1Wの継鉄に対する距離と比較して小となるよう
に配置されている。
第8図においては、両端の主脚2Uおよび2W
に巻回される高圧巻線41U,51Uおよび図示
してない高圧巻線41W,51Wをそれぞれ反対
方向にずらして配置したものである。言い換えれ
ば、中央主脚のV相の高圧巻線41V,51V
は、第4図実施例と同様に、他の主脚の高圧巻線
41U,51U,41W,51Wの両継鉄に対す
る距離と比較して大となるように配置されてい
る。
このように構成することにより、第6図〜第8
図に示す実施例によれば、第5図図示実施例と同
様に、それぞれの低圧―高圧巻線間の漏れリアク
タンスを3相において整合させることができる。
また、特に第8図図示実施例によれば、前記第4
図図示第2実施例と同様に、それぞれの3相の高
圧巻線間の漏れリアクタンスをも整合させること
ができる。
以上説明した本発明の実施例においては、両端
の主脚に巻回される低圧巻線および高圧巻線はそ
れぞれ同一に配置されるものとして説明したが、
これに限られるものではなく、所望により、両端
の主脚ごとに異なる配置としても良い。例えば、
通常、変圧器の巻線および鉄心は絶縁油等の充填
される鉄などの金属材で形成されるタンク内に収
納されている。このような場合に鉄心とタンクの
配置関係によつては、タンクが漏れ磁束の径路と
なつて、各巻線間の漏れリアクタンスが変つてく
ることがある。特に、上述した実施例の鉄心構造
のものをU相を上部、W相を下部としてタンク内
に収納すると、W相巻線とタンク底板との間隔に
比べて、タンク上部はリード線の引き出し等のた
めに、通常U相巻線とタンク上板との間隔は大き
くなつてくる。このように、タンクの影響により
U相とW相との漏れリアクタンスが異なつてくる
場合には、上述した本発明の手法により、U相と
W相の巻線の配置または低圧巻線の形状と相違さ
せて3相間の漏れリアクタンスを整合させること
ができる。
以上、詳述したように本発明によれば、高圧巻
線の巻線形状および寸法を各相ごとに相違させる
ことなく、簡単な手段により3相の漏れリアクタ
ンスを整合させることができることから、出力交
流電圧の波形を均等なものとすることができる。
特に本発明をX線発生装置適用する場合には、リ
ツプルの少ない一定した直流高電圧が得られるこ
とから、均質で鮮明な画像のX線写真を得ること
ができるという著しい効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の3相12パルス方式のX線発生
装置の全体回路構成図、第2図は第1図図示従来
例の高圧変圧器の主要部断面図、第3図は本発明
の第1実施例の部分断面図、第4図は本発明の第
2実施例の部分断面図、第5図は本発明の第3実
施例の部分断面図、第6図乃至第8図は本発明の
他の実施例の部分断面図を示す。 1…高圧変圧器、2…鉄心、2U,2V,2W
…主脚、31U,31V,31W,32U,32
V,32W,33U,33V,33W,34U,
34V,34W,35U,35V,35W…低圧
巻線、41U,41V,41W,51U,51
V,51W…高圧巻線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3つの平行な直状主脚と該主脚の両端にそれ
    ぞれ直交させて接合される2つの直状継鉄とから
    なる枠状の3相変圧器鉄心と、前記各主脚に筒状
    に巻回させて設けられる1組又は複数組の3相低
    圧巻線と、該低圧巻線の外周に同心筒状に巻回さ
    せて軸方向に列設され且つ組毎に同一形状・同一
    寸法に形成される複数組の3相高圧巻線とを備え
    て構成される高圧変圧器において、上記3相低圧
    巻線は組毎に同一形状・同一寸法に形成され且つ
    対応する主脚の同一位置に配置され、中央主脚の
    高圧変圧器は他の主脚の高圧巻線の両継鉄に対す
    る距離と比較して大又は小となるように配置され
    たことを特徴とする高圧変圧器。 2 3つの平行な直状主脚と該主脚の両端にそれ
    ぞれ直交させて接合される2つの直状継鉄とから
    なる枠状の3相変圧器鉄心と、前記各主脚に筒状
    に巻回させて設けられる1組又は複数組の3相低
    圧巻線と、該低圧巻線の外周に同心筒状に巻回さ
    せて軸方向に列設され且つ組毎に同一形状・同一
    寸法に形成される複数組の3相高圧巻線とを備え
    て構成される高圧変圧器において、上記複数組の
    3相高圧巻線は対応する主脚の同一位置に配置さ
    れ、中央主脚の低圧巻線は他の主脚の低圧巻線の
    両継鉄に対する距離と比較して小となるように形
    成されたことを特徴とする高圧変圧器。
JP56195707A 1981-12-07 1981-12-07 高圧変圧器 Granted JPS5897810A (ja)

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