JPS61278510A - スチレン−メタクリル酸共重合樹脂 - Google Patents

スチレン−メタクリル酸共重合樹脂

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JPS61278510A
JPS61278510A JP12012485A JP12012485A JPS61278510A JP S61278510 A JPS61278510 A JP S61278510A JP 12012485 A JP12012485 A JP 12012485A JP 12012485 A JP12012485 A JP 12012485A JP S61278510 A JPS61278510 A JP S61278510A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無色透明で耐熱性が優れ、かつ無臭で光によ
る変色のない熱可塑性の樹脂に関するものである。
近年、電子レンジ内食品容器、食器、菓子類の容器等に
おいて、優れた耐熱性を有し、その上透明かつ無臭であ
って、安価な樹脂の要求が特に強くなりつつある。
〔従来の技術〕
ところで、現在市販されている樹脂の中で、無色透明で
あって機械的強度と耐熱性の優れた樹脂としては、メリ
カーボネート樹脂が知られている。
j7かしながら、この樹脂はエンジニアリングプラスチ
ックスであり、高価格であるため汎用には至らない。
一方、無色透明で比較的低価格で市販されている樹脂と
しては、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル樹脂が
あるが、いずれも耐熱性、特に熱変形性の点で劣るとい
う欠点を有する。
このため最も安価で、加工性の良好なポリスチレンの特
性を有しながら、更に耐熱性を向上させる方法として、
スチレンにメタクリル酸を共重合させる方法がよく知ら
れている。このスチレンとメタクリル酸共重合体(以後
SMAA樹脂と略す)の製法として連続プロセスは最も
一般的であり、その詳細については米国特許第303!
1033号明細書に開示がある。更に、上記連続プロセ
スで発生するゲル成分生成の解決方法が知られている(
特開昭タロー/l、/110り号公報)。一方、懸濁重
合法を用いたSMAA樹脂の製法も知られている(特開
昭ゲタ−rjl♂≠号公報)。かくのごとく、このSM
AA樹脂に関しては種々の開示があ抄、更に最近工業的
に生産されるに至った。しかしながら、このSMAA樹
脂は二つの欠点を有するため、電子レンジ内食品容器等
に用いるのが困難になっているO その一つは臭気である。SMAA樹脂は高温で、例えば
100 A−120℃で使用される場合、ポリスチレン
と異なり、全く変形は生じないが、特有の臭気を発する
ため、食品容器としての価値が著しく低下する。今一つ
の問題は、光による変色である。
短時間では変化は少ないが、数日から数カ月使用するK
つれて、通常のポリスチレンでは色調に変化が少ないの
に反し、このSMAA樹脂は黄色ないし褐色に変化する
。この場合も食品容器としての価値は低下する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、本発明者らは、臭気と光変色の二つの問題点を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、SMAA樹脂として
の共重合体そのものは無臭で光にも変色することのない
安定したものであって、この共重合体に同伴する成分が
上記問題点を生ずることを見い出した。本発明者らは、
この点について更に詳細に検討を加えた結果、SMAA
樹脂中に残存する単量体成分としてのメタクリル酸単量
体がある数量以上になると特に特有の臭気を発すること
を見い出した。同時にスチレン単量体についても含有量
がある数量以上になると、先のメタクリル酸の臭気を更
に強める結果になることを見い出した。
次K、光による変色問題を追求した結果、金属およびそ
のイオンが、更に詳しくは鉄および鉄イオンがその原因
となることを見い出した。通常のポリスチレン中にはは
とんど含有されない鉄分がこのSMAA樹脂中に検出さ
れるのは、本樹脂を構成する単量体のメタクリル酸が酸
性成分であるため、高温となる重合工程やそれにつづく
工程で装置材料に存在する鉄分を腐食し、それが重合体
に含有されることによる。
本発明の目的は、仁のような事情に鑑み、SMAA樹脂
中の各単量体成分を減少させ、同時に鉄分をも減少させ
ることにより、食品容器として用いる場合、臭気のない
、経時変色のない無色透明で耐熱性が高く総合的に性能
が改善され、かつ安価に樹脂を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明け、(2)スチレン単位99〜10重
量%、メタクリル酸単位l−タO重量%からなりこの共
重合体濃度10重量%のメチルエチルケトン溶液の温度
コ!℃における粘度が3〜−〇センチポイズであるスチ
レン−メタクリル酸共重合体ioo重量部。(B)メタ
クリル酸単量体が0.01重量部以下。(c)スチレン
単量体が0.2重量部以下。(2)鉄含量がo、ooo
A重量部以下であることを特徴とする無色透明、かつ無
臭で変色のない熱可塑性耐熱樹脂を提供するものである
本発明の樹脂における共重合体は、スチレン単位とメタ
クリル酸単位のランダムな結合で構成されるが、メタク
リル酸単位が耐熱性を向上させる役割を果たすものであ
り、その含有量は該共重合体に対して1〜50重量%の
範囲であり、更に好ましくは5〜30重量%である。こ
の含有量が/li量チ未満では耐熱性の向上が不可能で
あり、一方、IO重量%を越えると、樹脂の流動性が著
しく低下し射出成形や押出成形時の加工性が低下し好ま
しくない。今一つのスチレン単位はこの樹脂の成形加工
性を良好々らしめる基本成分であり、22〜50重量%
の範囲となる。
本発明の熱可塑性耐熱樹脂を構成するスチレン−メタク
リル酸共重合体は適正な分子量を持つことが必要である
。この分子量を把握する7手段として、溶液粘度法を用
いる時、この共重合体濃度10重量%のメチルエチルケ
トン溶液の温度2j℃における粘度が3〜20センチポ
イズの範囲が必須であり、更にはj〜/!センチポイズ
の範囲が好ましい。3センチポイズ未満では本樹脂は脆
弱で成形品としては用いることができないし、20セ/
チボイズを越えると本樹脂の溶融時における流動性が著
しく低下して好ましくない。
本発明の樹脂はスチレ/−メタクリル酸共重合体が10
0重量部の時、メタクリル酸単量体の含有量は0.01
重量部以下、更に好ましくはQ、007重量部以下であ
る。本来、メタクリル酸単量体は全量が共重合体を構成
する成分に重合で消費されることが望ましいが、塊状重
合、溶液重合、懸濁重合およびそれらの組合わせ方式の
ラジカル重合を用いても、完全に重合体に変換されるこ
とはなく、未反応成分として残留する。この残留単量体
は重合体を溶融状態で減圧にすることによ抄、分離除去
できるが、メタクリル酸単量体の蒸気圧が比較的低いた
め除去は容易ではない。しかし、この樹脂中にメタクリ
ル酸単量体が0.01重量部を越えると、樹脂が食品容
器に成形加工された後、高温で使用する場合、メタクリ
ル酸特有の異臭を発し、不快感を与える。更に1この場
合射出成形等で成形加工する時、メタクリル酸単量体が
0.01重量部を越すと、射出成形機のスクリューや金
型を腐食させる場合もある。今一つの単量体成分である
スチレンも同様に残存量によって異臭を発するが、この
場合0.2重量部以下、更に好ましくはo、i重量部以
下であることが必要である。Oo、2重量%を越すと、
スチレンの臭気に加えてメタクリル酸の臭気も増加させ
るため好ましくない。
本発明の樹脂中に存在する鉄分け、スチレン−メタクリ
ル酸共重合体100ff量部九対し、09007重量部
以下、更に好ましくは0.0006重量部以下である。
鉄分がo、ooot重量部を越えると、本樹脂による成
形品が徐々に黄色ないし褐色に変色し成形品としての価
値が失われる。
本発明の樹脂の製造は、通常のラジカル共1合法がすべ
て使用されうるが、特に連続塊状重合法または連続溶液
重合法、または懸濁重合法が望ま1、い。いずれの場合
も未反応で残存している単量体を効果的に除去する脱揮
プロセスに工夫が必要である。例えば、連続溶液重合の
場合は、重合反応益は完全混合型が好ましく、スチレン
とメタクリル酸の単量体以外に、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類々どを溶剤としてj−3031%用いる。重合は♂O
℃〜/10℃の温度の範囲で実施し、単量体の重合転化
率は20〜り5重量%となる。このようにして重合工程
を出た重合体溶液は、220℃〜、2jO℃に加熱し、
/ w / 00 Torrに減圧された脱揮器に連続
して供給され、未反応の単量体と溶剤が除去される。こ
の脱揮器から排出される重合体中の残存単量体は望まし
いレベルまで低下されている場合が多いが、必要な場合
は、更に第二段の脱揮器に送り込まれ、再度iio℃〜
2り0℃、/−100Torrの高温減圧処理を行なう
。この場合得られる重合体中に残存する単量体は、十分
に望ましいレベルに低下している。このように一段と二
段の脱揮器を直列型に使用し、連続して未反応単量体を
除去する場合、その一段脱揮器と二股脱揮器の中間で、
水、メタノール、エタノール等を注入し、十分混練し、
その後一段脱揮器へ溶融体を導入する手段を用いた場合
は残存単量体の量は極めて低レベルKまで低下する。特
に水を注入する場合は好ましい結果を与える。
上記連続溶液重合プロセスの場合、重合原料タンク、重
合液を重合器にフィードするボンダ、配管、そして重合
器および攪拌装置一式、更に重合器より脱揮器へ送るボ
ンダ、配管、脱揮器の予熱品、そして脱揮器すべての材
質はステンレス鋼製でなければならない。以上のどの部
分かが軟鋼で製作されていると、得られる重合体中の鉄
分が0.007重量部を越える場合があり、好ましくな
い。
連続溶液重合法で重合され、単−脱揮器のみで取り出さ
れた重合体について、含有される残存単量体の量を更に
減少させる場合は押出機を用いる。
この場合、7台の押出機で処理する方法と2台の押出機
を用いる場合があるが、どちらでもよい。
例えば、2台の連結された押出機の場合、まず第1段の
押出機に重合体を導入し、この押出機に水、メタノール
またはエタノールを注入し、混線後、保温された配管を
経由し、第2段の押出機へ溶融フィードする。この第2
段押出機は7基以上のベントロを有し、そのベントロを
減圧にする方法により、重合体中に残存する単量体の量
は著しく低下させ得る。
懸濁重合を用いる場合は、重合工程中に重合溶液が直接
金属と接することが々いため、通常重合体中の鉄分け0
.001重量部以下である。したがって、この点では連
続溶液重合より有利と言える。
しかし、懸濁重合を終了した直後のビーズ状重合体中に
は未反応単量体が約0. j重量部残存している。通常
このビーズ状重合体は減圧されたベントロを/ないし3
基有した単軸または2軸押出機を通し、ペレット状にな
った重合体を得るが、上記押出機プロセスを経由したも
のでも残存メタクリル酸単量体を0.01重量部以下に
するのは困難な場合が多い。この場合は、押出機を用い
ビーズをベレット状に造粒する際、水、メタノールまた
はエタノールを注入し、混線後、べ/トロを減圧する方
法をとれば、得られる樹脂中に残存する単量体の量は本
発明の量Kまで低下できる。
このようKして得られた樹脂はそのままでも射出成形や
押出シート、二軸延伸シートに加工され得るが、必要に
応じ熱安定剤、光安定剤、非イオン性界面活性剤、陰イ
オン性界面活性剤、滑剤として流動パラフィン、炭素数
t−コλの高級脂肪酸、炭素数≠〜、!コの高級脂肪酸
の金属塩(カルシウム、マクネシウム、亜鉛)、エチレ
ンビス脂肪酸(c10、C1,)アマイド、高級脂肪酸
アルコール、アジピン酸またけセバシン酸のジプチルま
たはジオクチルエステル、炭素数r−,!、2の高級脂
肪酸のモノ、ジ、トリグリセライド、水添ヒマシ油、ジ
メチルポリシロキサンなどを添加する。
〔発明の効果〕
本発明の熱可塑性樹脂は、無色透明で、100℃以上の
高温下でも変形すること々く、無臭で変色のない安全性
の高い成形品に加工されることが可能な極めて優れたも
のである。
〔実施例〕
次に、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
なお、各物性の測定法は次のとおりである。
(1)ビカット軟化温度: ASTM−D /j25(
2)溶液粘度:メチルエチルケトン中の重合体IO重量
%濃度の2j℃における溶液粘 度。キャノンフェンスケ型粘度管 (#200>を用いた〇 (3)外観判定:射出成形片を肉眼判定した。
(4)臭気の判定:射出成形片を密閉容器中で1oor
、tc加熱後、臭気を判定した。
(5)樹脂中の単量体測定法 ガスクロマトグラフィー(高滓製作所440M)を用い
、内部標準法により測定した。条件は次のとおりである
0)スチレン単量体測定条件 水素炎検出法 カラム充てん剤 :  PEG−tooo  to%+
3mカラム温度 : l≠O℃ 注入口温度 : 、2コO℃ キャリヤガス :  N2 +  60m11分試料は
5重量%ジメチルホルムアミド溶液。
(ロ) メタクリル酸単量体測定条件 水素炎検出法 カラム充てん剤 :  PEG−6000204,Jm
カラム温度 : l≠j℃ 注入口温度 = 2μO℃ *’n)”’カス:  N21 10m1.7分試料は
5重量1チメチルエチルケトン溶液。
(5)樹脂中の鉄分測定:原子吸光法による。
なお、本発明の共重合樹脂と比較する公知の樹脂として
次の樹脂を準備j7た。
一弘J 7 f V 7 分子量(重量平均)=2♂jθ00 MFR(,2jθ℃、3.r〜荷重): Ru 9/l
O分実施例/ 装置すべてがステンレス鋼で製作されているものを用い
て、連続溶液重合を行なった。スチレン7 、t、 2
1F量チ、メタクリル酸IA♂重量%、エチルベンゼン
20重量%を調合液とし、重合開始剤として4/−ジー
tert−ブチルパーオキシ−3,3,J −トリメチ
ルシクロヘキサンを用いた。この調合液を/ lArの
速度で連続して、内容積JIlの攪拌機付きの完全混合
重合器へ供給し、136℃で重合を行なった。固形分弘
り%を含有する重合液を連続して取り出し、まず230
℃に予熱後、230℃に保温され、20 Torrに減
圧された脱揮器に供給し、平均滞留+117.J時間経
過後、脱揮器の底部のギヤーポンプより連続して排出し
た。得られたポリマーは無色透明で、このポリマーの中
和滴定による組成分析の結果、スチレン単位り2重量%
、メタクリル駿単位?重量%であった。ガスクロマトグ
ラフィーによる分析の結果、このポリマー100重量部
に対し、メタクリル酸単量体はQ、007重量部、スチ
レン単量体け0.17重量部であった。第1表および第
2表にこの樹脂の特性を記す。
実施例2 実施4・例1と全く同様だが、脱揮器の減圧度を376
yr Ic 1で高めfc、、得られたポリマー100
重量部中に残存しているメタクリル酸単量体はQ、00
 J重量部、スチレン単量体は01Or重量部であった
。この樹脂の特性は第1表に記す。
実施例3 実施例/の操作で脱揮器よし排出されたポリマーを配管
で効率の良い混合器に導入する。この混合器に別途、水
をポリマー100重量部に対し/、5重量部注入し、混
合する。その後、第2段の脱揮器に導入し、230℃に
保温、3Torrの減圧下、平均0.2時間滞留させ、
しかる後にポリマーを取り出す。なお、水混合器以後の
装置もすべてステンレス材料で製作されたものである。
このポリマーの分析の結果、ポリマー100重量部中に
残存しているメタクリル酸単量体は0.001重景部以
下にまで低下し、同時にスチレン単量体は0.009重
量部にまで低下した。この樹脂の特性は第1表に記す。
比較例/ 実施例/と全く同様だが、脱揮器の減圧度を夕0Tor
rにした。得られたポリマー100重量部中に残存して
いるメタクリル酸単量体は0.01/重量部であり、ス
チレン単量体量け0./り重量部であった。
この樹脂の特性は第1表に記す。
比較例2 実施例/と全く同様だが、脱揮器の減圧度を10’l”
orr K L、た。得られたポリマー100重量部中
に残存しているメタクリル酸単量体は0.01&重量部
であ抄、スチレン単量体量はO22重量部であった。
この樹脂の特性は第1表に記す。
実施例≠ 比較例2で得られた樹脂を、2台に連結された押出機で
脱揮処理を行なう。まず、20¥、のコ軸押出機に樹脂
ペレツ) f 2 Kg/hrの速度でフィードする。
次に、この2軸押比機のペントロより別途ポンプで圧送
されてきた水を樹脂100重量部に対し/、よ重量部注
入し、混練する。この溶融ポリマーけλ30′CK保温
された配管を経由し、第2の20九単軸押出機ヘフイー
ドされる。この単軸押出機は2jO℃で、ベントロの減
圧度は/ ! Torrである。このようKして得られ
た樹脂10017(置部中にけメタクリル酸単量体0.
001重量部以下であり、スチレン単量体は0.007
重量部であった。この樹脂の特性は第1表に記す。
比較例3 実施例/において、重合器の攪拌機が軟鋼で製作されて
いるものを用いる他はすべて同じ方法でポリマーを得た
。この樹脂の特性は第−表に記す。
比較例弘 実施例1において、脱揮器より蒸発除去されたメタクリ
ル酸単量体、スチレン単量体、エチルベンゼンをステン
レス材質の凝縮器で凝縮したが、軟鋼製のタンク内にこ
の凝縮液を受入れ貯蔵した。
この凝縮リサイクル液を以後連続して繰り返し調合液に
加えて、重合器へ仕込んだ。定常状態での樹脂の特性を
第−表に記す。
実施例! 比較例弘の操作において、凝縮リサイクル液を連続して
単蒸留基にフィードし塔頂より得た液をステンレス材質
の夕/りに保有する。この精製されたリサイクルを比較
例≠と同様に以後連゛続して繰り返し調合液に加えて、
重合器へ仕込んだ。定常状態での樹脂の特性は第2表に
記す。
実施例t jlのステンレス製のオートクレーブへ以下の成分を供
給した。
スチレン          13タ2クメタクリル酸
         33ざり水           
               /、7に4ヒドロキシ
セルローズ           /、 j 17ラウ
リルメルカブタン           909アゾジ
イソブチロニトリル         tAr9この混
合液を窒素雰囲気下に、激しくかきまぜて7j’CK加
熱した。3時間後、温度をり♂℃に上げ5時間かきまぜ
、反応を完結した。次いで、生成物を冷却、遠心分離し
、水洗し、10℃で乾燥した。得られたビーズ状のポリ
マーは無色透明で、このポリマーの中和滴定による組成
分析の結果、メタクリル酸単位はlり重量%であり、ス
チレン単位はJ’/重量−であった。MFRを測定した
ところ、0.Pg/lO分(230℃、3♂助荷重)で
あった。次いで、このビーズ状ポリマーを、実施例≠と
全く同じ方法を用い、押出機で脱揮処理を行なつた。得
られた樹脂の特性は第3表に記す。
比較例! 実施例乙と同様にして懸濁重合して得られたビーズを、
押出機で脱揮処理を行なったが、水の注入を実施しなか
った。得られた樹脂の特性は第3表に記す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スチレン単位99〜50重量%、メタクリル酸単
    位1〜50重量%からなるスチレン−メタクリル酸共重
    合体において、(a)該共重合体濃度10重量%のメチ
    ルエチルケトン溶液の温度25℃における粘度が3〜2
    0センチポイズであり、かつ、該共重合体100重量部
    あたり、(b)残留メタクリル酸単量体が0.01重量
    部以下、(c)残留スチレン単量体が0.2重量部以下
    、(d)鉄含有量が0.0006重量部以下であること
    を特徴とする無色透明、かつ無臭で光による変色のない
    熱可塑性耐熱性樹脂。
  2. (2)スチレン単位99〜50重量%、メタクリル酸単
    位1〜50重量%からなるスチレン−メタクリル酸共重
    合体において、(a)該共重合体濃度10重量%のメチ
    ルエチルケトン溶液の温度25℃における粘度が3〜2
    0センチポイズであり、かつ、該共重合体100重量部
    あたり、(b)残留メタクリル酸単量体が0.01重量
    部以下、(c)残留スチレン単量体が0.2重量部以下
    、(d)鉄含有量が0.0006重量部以下である無色
    透明、かつ無臭で光による変色のない熱可塑性耐熱性樹
    脂の製造において、全系をステンレススチール製として
    、完全混合型重合器において該モノマーと溶剤とからな
    る溶液の連続溶液重合を行ない、次いで得られる共重合
    体の脱揮処理を行なうことを特徴とする製造方法。
  3. (3)得られる共重合体を、押出機に導入し、更に水、
    メタノールまたはエタノールを注入して混合後、同一押
    出機のベント口から減圧して脱揮するか、または他の押
    出機に導入した後、その押出機のベント口から減圧して
    脱揮する特許請求の範囲第2項記載の製造方法。
  4. (4)脱揮処理を2段に行ない、かつ、1段脱揮後、水
    、メタノールまたはエタノールを添加して混練した後、
    第2段脱揮に付す特許請求の範囲第2項記載の製造方法
  5. (5)スチレン単位99〜50重量%、メタクリル酸単
    位1〜50重量%からなるスチレン−メタクリル酸共重
    合体において、(a)該共重合体濃度10重量%のメチ
    ルエチルケトン溶液の温度25℃における粘度が3〜2
    0センチポイズであり、かつ、該共重合体100重量部
    あたり、(b)残留メタクリル酸単量体が0.01重量
    部以下、(c)残留スチレン単量体が0.2重量部以下
    、(d)鉄含有量が0.0006重量部以下である無色
    透明、かつ無臭で光による変色のない熱可塑性耐熱性樹
    脂の製造において、該単量体混合物の懸濁重合を行なつ
    た後、得られる共重合体ビーズを、押出機に導入し、更
    に、水、メタノールまたはエタノールを注入し混合後、
    同一押出機のベント口から減圧して脱揮するか、または
    他の押出機に導入した後、その押出機のベント口から減
    圧して脱揮を行なうことを特徴とする製造方法。
JP60120124A 1985-06-03 1985-06-03 食品容器用耐熱性熱可塑性樹脂 Expired - Fee Related JPH0692462B2 (ja)

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JP (1) JPH0692462B2 (ja)

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