JPS61278333A - 焼却炉における燃焼管理方法 - Google Patents

焼却炉における燃焼管理方法

Info

Publication number
JPS61278333A
JPS61278333A JP60119812A JP11981285A JPS61278333A JP S61278333 A JPS61278333 A JP S61278333A JP 60119812 A JP60119812 A JP 60119812A JP 11981285 A JP11981285 A JP 11981285A JP S61278333 A JPS61278333 A JP S61278333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
ammonia
concn
oxygen concentration
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60119812A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroji Masuno
桝野 広二
Mitsuyoshi Kaneko
金子 充良
Yukio Mizoguchi
溝口 行生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP60119812A priority Critical patent/JPS61278333A/ja
Publication of JPS61278333A publication Critical patent/JPS61278333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、都市ごみ焼却炉等の焼却炉から排出される排
ガス中の窒素酸化物の低減化を図シつつ、白煙の発生を
防止する燃焼管理方法に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
近年、焼却炉においては、大気汚染の見地から排ガス中
の窒素化合物の低減化、が急務となっている。
従来、都市ごみ焼却炉から発生する窒素酸化物は、酸素
濃度12ノく−セント換算値で50〜150 ppmで
あシ、発生するHoxと排ガス中の酸素濃度との関係は
第1図に示すような関係にある。第1図からもあきらか
なように、燃焼用空気の空気率と発生窒素酸化物濃度に
は明らかな相関があり、空気率を下げれば窒素酸化物濃
度は小さくなる関係にある。しかしごみの組成は雑多で
あシその燃焼管理がむづかしい。したがって燃焼排ガス
中の酸素濃度の変動中も大き。
く、窒素酸化物濃度を低減させようとして空気率を低く
して運転すると、場合によっては、極端に酸素濃度が低
くなシ、煙突から白煙がみられる事があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はこの白煙の発生を防止しつつBox低減化をは
かる低公害の廃棄物の焼却方法、特にごみ焼却方法を提
供するものである。
〔発明の構成〕
本発明は、電気集塵機の出口に脱硝用触媒の充填層を設
置し、その上流側において排ガス中にアンモニアを注入
して排ガス中の窒素酸化物を除去するようにしてなるご
み焼却設備において、排ガスの酸素濃度を計測し該計測
された酸素濃度に基いてアンモニアの注入量を制御する
ことを特徴とする白煙の発生を防止する方法である。
本発明者等は焼却炉から出る白煙の原因について種々検
討を行っていたところ、白煙の発生にはアンモニウムが
起因していることを見出だした。
一般に都市ごみ焼却時には塩化水素が200〜600 
ppm発生しておシ、酸素濃度が低下すると発生するN
%と煙突出口において排ガスの温度低下とともにNHa
 (ガス)+Tic+r(ガス)→Neo/ (固体)
の反応が進行し白煙として可視できるようになる。塩化
アンモニウムは昇華性物質であり電気集じん機の高温域
(550〜200℃)ではアンモニアと塩化水素ガスに
なつ・ておシ、乾式電気集じん機では捕集できない。し
かしながら、排ガス中のアンモニア濃度を低く抑えるこ
とにより塩化アンモニウムの生成をなくし、白煙がみえ
ないようにすることができる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は白煙の原因であるMHIガスを除去するため、
電気集じん機出口の排ガス温度200〜350℃の領域
に脱硝触媒の充てん層を設置し、排ガスを通過せしめ、
排ガス中のアンモニアと窒素酸化物の選択反応NO+ 
NHa+ W 0.4 N意+3/2 EkOを起こし
て、アンモニアを低減させ、白煙の発生を防止するもの
である。
使用する触媒としては、脱硝活性に優れ、且つダストに
よる閉そくの心配がないことから、チタン−バナジウム
系のハニカム触媒が好ましい。
アンモニアを触媒層の上流側で注入して排ガス中のNO
xを低減する方法が一般に採用されているが、アンモニ
アの注入量は従来の方法においては、NOx計にて入口
NO!濃度を検出し、それと処理ガス量から、NOx処
理量を決定し、それの等モルかそれ以下のアンモニアを
注入していたが、酸素濃度低下時には発生するアンモニ
アも加わることになり、アンモニア過剰となシ白煙の原
因となる。
そこで、本発明においては、酸素濃度計によシ酸素濃度
を計測して、酸素濃度低下時には、NHa注入を停止し
、排ガス中のアンモニアによシ脱硝反応を行なわせ、酸
素濃度が高くなり、排ガス中のアンモニアが減少した場
合は、アンモニアを注入を何間するようにすれば、触媒
のバッファー効果(実施例3参照)と相まってアンモニ
ア発生を低濃度に抑えられるばかシでな(、NO:c 
9度も低濃度に保持しうるものである。
実施例5で説明するように排ガス中の0.8%以下でア
ンモニア注入オフ(OFF)、018%以上でアンモニ
ア注入オン(ON)という簡単なオン−オフ(ON−O
FF)  制御であるが、注入量を3段階に変化させた
シ、基準のへ5からの偏差からの比例した注入量とした
シすればより一層安定した運転管理ができる。
アンモニア濃度計で触媒層てん層前のN1’46度を計
測しコントロールを行なうことも考えられるが、NHa
濃度計が一台余分必要となりコストアップにつながる。
むしろ、通常の熱焼管理に用いる酸素濃度計を流用して
NHa注大最大量ントロールを行なうのが触媒のバッフ
ァー効果によりN′Ha濃度の変動も充分カバーできる
ので好ましい。
つぎに本発明を実施例に基いて説明する。
実施例1 白煙の発生原因物質の追跡扁1 ムごみ焼却設備の電気集じん機出口にて、酸素濃度計に
よシ酸素濃度を連続測定しつつJ工5H)099に準拠
して排ガス中のアンモニア濃度全計測した。また、1名
が焼却場の外で煙突からの白煙の状態を観察した。この
日は請天で外気温度20℃であった。
第2図に結果を示すが、酸素濃度低下(空気比低下)と
ともに、排ガス中のアンモニア濃度が極端に増大し、白
煙もみえてくることがわかった。
実施例2 白煙の発生物質の追跡A2 人ごみ焼却設備の電気集じん構出口の測定孔にて、第3
図に示すガラス管のサンプリング管を用いて排ガスを吸
引した。
図に示したガラス管30部分(低温ゾーン)に白い水溶
性物質が付着しており、分析した結果これは塩化アンモ
ニウムであることがわかった。
実施例3 第4図に示す装置を用い、Aごみ焼却場の電気集じん構
出口より、燃焼排ガスをs o o Nad分取し、電
気ヒーター4で加熱した後チタンバナジウム系のハニカ
ム触媒150口X500”、7を直列6本充てんした反
応器6に通過させ、反応器6の入口と出口におけるアン
モニア及び窒素酸化物の濃度を測定した。アンモニアは
注入しなかった。
結果を表1に示す。
表−1からあきらかなように、触媒層出口のアンモニア
濃度はかなり低減されている。窒素酸化物とアンモニア
の選択還元反応は、はぼ等モルで反応するが、アンモニ
アが等モル以上のときは、触媒が余分のアンモニアを吸
着し、等モル以下の不足分は吸着していたアンモニアを
吐き出す性質があシ、燃焼状態の変動に対して充分なバ
ッファー効果があるため、表−1のように等モルで反応
でないKもか\わらず良好な結果が得られたと考えられ
る。
実施例4 第4図に示す実験装置でアンモニウム/べ8からアンモ
ニアをハニカム触媒層てん屑入口の平均NOx濃度90
 ppmに対し、等モル量注入した場合、表2に示す結
果が得られた。
この場合、アンモニアの注入と酸素濃度の低下時に発生
するアンモニアが加算される事になシ、たえずアンモニ
アが窒素酸化物より過剰になシ、触媒がアンモニアを吸
着しきれず、触媒層出口において実施例3より高濃度で
検出され、白煙も目視されるようになった。
実施例5 第2図に示すように酸素濃度が低下するとN%濃度が極
端に高くなることがわかっているので、第4図に示す実
験装置のアンモニアガス注入配管に電磁弁を取りつけ、
排ガスの酸素濃度計がO!aO%以下になるとアンモニ
ア注入をやめ、aO%以上になると平均NOx濃度90
ppmに対してモル比α9の80 ppmのアンモニア
を注入する方式にした場合の反応器入口と出口における
アンモニア及び窒素酸化物の濃度を測定した。
結果を表3に示す。
この場合、酸素濃度低下時には排ガスよシ発生するアン
モニアによシ脱硝反応を行々わせ、酸素濃度上昇時には
、アンモニアの注入によ勺脱硝反応を行なわせることに
なる。そして触媒の充分なバッファー効果により表−3
のように等モルでなくても、脱硝率ははぼ一定で、出口
アンモニア濃度も15 ppm以下に抑えられている。
以上のように、酸素濃度によりN鶏の注入量の制御を行
なうととによシ、触媒のバッファー効果と相まって、N
Haの発生を低濃度に抑え白煙の発生を抑えるとともに
、安定したHox除去率が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図は排ガス中の酸素濃度とNOx濃度の関係を示す
図、第2図は排ガス中の酸素濃度とN%濃度の関係を示
す図、第3図は白煙物質の排取に用いたサンプリング装
置の断面概略図、第4図社本発明の実験に使用した装置
のフロー図を示す。 1・・・・ヒーター、2−・・シリコンチューブ、3−
ガラス管、4−・・・電気ヒーター、5−・・アンモニ
ア混合器、6−・・反応器 7 +++ 7’%ニカム
触媒、8−アンモニアボンベ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、電気集塵機の出口に脱硝用触媒の充填層を設置し、
    その上流側において排ガス中にアンモニアを注入して排
    ガス中の窒素酸化物を除去するようにしてなるごみ焼却
    設備において、排ガスの酸素濃度を計測し該計測された
    酸素濃度に基いてアンモニアの注入量を制御することを
    特徴とする白煙の発生を防止する方法。
JP60119812A 1985-06-04 1985-06-04 焼却炉における燃焼管理方法 Pending JPS61278333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60119812A JPS61278333A (ja) 1985-06-04 1985-06-04 焼却炉における燃焼管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60119812A JPS61278333A (ja) 1985-06-04 1985-06-04 焼却炉における燃焼管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61278333A true JPS61278333A (ja) 1986-12-09

Family

ID=14770843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60119812A Pending JPS61278333A (ja) 1985-06-04 1985-06-04 焼却炉における燃焼管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61278333A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106925092A (zh) * 2017-05-05 2017-07-07 洁华控股股份有限公司 一种脱硝卸氨防止水泵空转的缓冲装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106925092A (zh) * 2017-05-05 2017-07-07 洁华控股股份有限公司 一种脱硝卸氨防止水泵空转的缓冲装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1570894B1 (en) Method and system for removal of mercury emissions from coal combustion
Dvořák et al. New approach to common removal of dioxins and NOx as a contribution to environmental protection
RU2299758C2 (ru) Система и способ управления выделениями nox из котлов, сжигающих углеродные топлива, без использования внешнего реагента
US7399458B1 (en) Fired equipment with catalytic converter and method of operating same
CN102202767A (zh) 燃烧废气的汞除去方法及燃烧废气净化装置
RU2501596C2 (ru) Способ и установка очистки газов, образующихся при горении, содержащих оксиды азота
Kang et al. Combined process for removal of SO2, NOx, and particulates to be applied to a 1.6-MWe pulverized coal boiler
CN105169918A (zh) 一种降低焦炉烟气氮氧化物排放的方法及系统
KR20210006079A (ko) 스텍에 일체화된 탈질 설비 시스템
JPS61263618A (ja) 燃焼流出物のNOx放出を減少する改良方法
FI88363B (fi) Roekgasanlaeggning
CN110026082A (zh) 一种臭氧在氨气前注入辅助scr的窑炉烟气脱硝装置及方法
JPS61278333A (ja) 焼却炉における燃焼管理方法
JP3986628B2 (ja) 排煙脱硝方法および装置
KR100418810B1 (ko) 산소부화 연소에 의한 고성능 화장로
JPH1114034A (ja) 排ガス処理装置およびその運転方法
BR112019022419A2 (pt) método e sistema para a remoção de matéria particulada e compostos nocivos dos gases de combustão
JP2010162520A (ja) 脱硝装置
JPH07227521A (ja) 選択還元脱硝法における硫安析出防止方法
JP3526490B2 (ja) 排ガス脱硝装置および脱硝方法
KR20070052389A (ko) 폐수 및 하수를 이용한 질소산화물 저감용액제재
WO2012026114A1 (ja) 排ガス処理装置
KR20190142351A (ko) Scr 촉매를 가진 패브릭 필터 백을 사용하여 연도 가스로부터 유해 화합물을 제거하기 위한 방법 및 시스템
JPH0658522A (ja) 都市ごみ焼却炉等からの排ガス中のnox除去装置
KR100236881B1 (ko) 일산화질소를 함유하는 가스의 정화방법