JPS61278046A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば光学式記録ディスクに記録した情報
を再生したり、このようなディスクに情報を記録するた
めに用いる対物レンズ駆動装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、記録媒体上に光スポットを照射する対物レンズを
、その光軸と平行なフォーカシング方向およびこのフォ
ーカシング方向と直交するトラッキング方向に変位可能
に支持する手段と、対物レンズを前記フォーカシング方
向およびトラ・７キング方向に駆動する手段とを具える
対物レンズ駆動装置は既知であり、例えば特開昭５７−
２１０４５６号公報に記載されている。この既知の対物
レンズ駆動装置は、第４図に示すように、対物レンズ１
０１を保持する円筒状のホルダ１０２を固定支軸１０３
に揺動可能で、かつ軸方向に摺動可能に支持すると共に
、その外周面にフォーカシング用コイル１０４およびト
ラッキング用コイル１０５を設け、これらコイルを挟む
ようにヨーク１０６，１０７を有する磁気回路を設けて
、対物レンズ１０１をフォーカシング方向およびトラッ
キング方向に駆動するようにしている。

［発明が解決しようとする問題点〕 しかし、第４図に示す従来の対物レンズ駆動装置にあっ
ては、固定支軸１０３に対してホルダ１０２が揺動およ
び軸方向に摺動する構成となっているため、固定支軸１
０３およびホルダ１０２の軸受が摩耗し易く、長期間に
亘って円滑に作動させることができないという問題があ
ると共に、特に固定支軸１０３と軸受との間に微粒子の
ゴミが混入すると軸方向の摺動に関して著しい悪影響を
及ぼすという問題がある。

また、光デイスク装置においては、ディスクを回転させ
る駆動モータがディスク中心部に大きなスペースをもっ
て配置されるため、ディスクに対してより多くの情報の
記録、再生を行うためには、対物レンズ駆動装置本体の
ディスク径方向の幅をできるだけ小さくして、ディスク
の走査領域を大きくするのが好適である。しかし、上記
の従来の駆動装置ではホルダ１０２が円筒状をなし、し
かもホルダ１０２の外周面に対向してヨーク１０６，１
０７が配置される構成となっているため、ディスク径方
向の幅は対物レンズ１０１の径に比較して極めて大きく
なってしまい、ディスクの走査領域が小さくなってしま
うという問題がある。

更に、ホルダ１０２およびヨーク１．０６，１０７が円
筒状で構造が緻密であるため、制作コストが高くなると
いう問題もある。

この発明は、このような従来の問題点に着目して成され
たもので、対物レンズを長期間に亘って安定して駆動で
きると共に、ディスク径方向の寸法を小さくでき、しか
も安価にできるよう適切に構成した対物レンズ駆動装置
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段および作用〕上記目的を
達成するため、この発明では対物レンズを保持するホル
ダを、対物レンズの光軸と直交する平面内で揺動可能に
中間部材に枢支し、この中間部材を対物レンズの光軸方
向に変化可能に支持して、ホルダおよび中間部材を対物
レンズの光軸方向に駆動すると共に、ホルダを中間部材
に対して揺動させる。

〔実施例〕

第１図ＡおよびＢばこの発明の第１実施例を示し、第１
図Ａは外観斜視図を、第１図Ｂは第１図ＡのＴＩ　’線
断面図を表す。光ディスクのような記録媒体上に光スポ
ットを照射する対物レンズ１はホルダ２の一端部に装着
する。このホルダ２の他端部は、軸３を介して対物レン
ズ１の光軸と直交する平面内で揺動可能に中間部材４に
枢支する。中間部材４は一対の平行板ばね５を介してベ
ース６に設けたブロック７に支持し、これによりホルダ
２と一体に対物レンズｌの光軸方向に変位し得るよう構
成する。なお、この実施例ではホルダ２と軸３とを一体
化して、軸３を中間部材４に回動可能に枢支すると共に
、この軸３と中間部材４とを合成樹脂等より成る弾性部
材８で連結して、ボルダ２が中立位置を維持するよう構
成する。

ホルダ２の対物レンズ１を装着した側の端面には、対物
レンズ１の光軸方向に延在する方形状のフォーカシング
用コイル９を接着等により固定すると共に、このフォー
カシング用コイル９の側面に偏平形状の一対のトラッキ
ング用コイル１０を接着等により固定する。

ベース６は磁性材料をもって構成し、ここにはフォーカ
シング用コイル９内に侵入してヨーク１１を設けると共
に、このヨーク１１とフォーカシング用コイル９および
トラッキング用コイル１０を介して対向してヨーク１２
を設け、このヨーク１２に永久磁石１３を取付けてフォ
ーカシング用コイル９およびトラッキング用コイル１０
に対して交錯する磁束を発生させる磁気回路を形成する
。

かかる構成において、フォーカシング用コイル９にフォ
ーカシングエラーの大きさおよび方向に応じた振幅およ
び極性を有する電流を流すと、永久磁石１３を有する磁
気回路との電磁作用によりホルダ２および中間部材４は
一体に対物レンズ１の光軸方向に変位し、これによりデ
ィスクに対する光スポットのフォーカシング制御を行う
ことがで　　　　　　　□きる。

また、トラッキング用コイル１０にトラッキングエラー
の大きさおよび方向に応じた振幅および極性を有する電
流を流すと、永久磁石１３を有する磁気回路との電磁作
用によりボルダ２は軸３を中心に中間部材４に対して対
物レンズ１の光軸と直交する平面内で回動し、これによ
りディスクに対する光スポットのトランキング制御を行
うことができる。

この実施例によれば、軸３はボルダ２を揺動させるトラ
ッキング制御においてのみ回動し、フォーカシング制御
においてはボルダ２および中間部材４が一体に変位する
ようにしたので、軸３が中間部材４に対して軸方向に摺
動することはない。

したがって、軸３の耐久性が向上し、フォーカシング制
御およびトラッキング制御を長期間に亘って安定して行
うことができると共に、軸３と中間部材４との間に微粒
子のゴミが入っても、軸３は回動するだけなのでフォー
カシング制御は勿論トランキング制御にもさほどの悪影
響はない。また、ディスク径方向におけるホルダ２の幅
は対物レンズ１を保持し得る程度に狭くできると共に、
フォーカシング用コイル９およびトラッキング用コイル
】０と永久磁石１３を有る磁気回路とより２成る駆動手
段、ホルダ２、中間部材４および平行板ばね５をディス
ク上のトラックの接線方向に直線上に並べたので、ディ
スク径方向の寸法を小さくでき、したがってディスクの
走査領域を大きくとれ、これによりディスクの記録領域
を大きくすることができる。更にボルダ２やヨーク１１
．１２は板状で構成が簡単であるから、制作コストを低
くできる。

第２図ＡおよびＢはこの発明の第２実施例を示し、第２
図Ａは外観斜視図を、第２図Ｂ、は第２図Ａのｍ−ｎ’
線断面図を表す。この実施例では、対物レンズ２１をホ
ルダ２２の一端部に鏡筒２２ａを介して装着し、このボ
ルダ２の中央部を軸２３を介して対物レンズ２１の光軸
と直交する平面内で揺動可能に中間部材２４に枢支する
。中間部材２４は一対の平行板ばね２５を介してベース
２６に設けたブロック２７に支持し、これによりホルダ
２２と一体に対物レンズ２１の光軸方向に変位し得るよ
う構成する。なお、この実施例では中間部材２４と軸２
３とを一体化して、ホルダ２２を軸２３に回動可能に枢
支すると共に、このボルダ２２と中間部材２４とを合成
樹脂等より成る弾性部材２８で連結して、ホルダ２２が
中間部材２４に対して中立位置を維持するよう構成する
。

ホルダ２の対物レンズ１を装着した側の端面には、対物
レンズ２１の光軸方向に延在する方形状のフォーカシン
グ用コイル２９ａを接着等により固定すると共に、この
フォーカシング用コイル２９ａの側面に偏平形状の一対
のトラッキング用コイル３０ａを接着等により固定する
。同様に、中間部材２４に関してホルダ２２の対物レン
ズ２１を装着した側とは反対側の端面には、対物レンズ
２１の光軸方向に延在する方形状のフォーカシング用コ
イル２９ｂを接着材等により固定すると共に、このフォ
ーカシング用コイル２９ｂの側面に偏平形状の一対のト
ラッキング用コイル３０ｂを接着等により固定する。

ベース２６は磁性材料をもって構成し、ここにはフォー
カシング用コイル２９ａ内に侵入してヨーク３１ａを設
けると共に、このコーク３１ａとフォーカシング用コイ
ル２９ａおよびトラッキング用コイル３０ａを介して対
向してヨーク３２ａを設け、このヨーク３２ａに永久磁
石３３ａを取付けてフォーカシング用コイル２９ａおよ
びトラッキング用コイル３０ａに対して交錯する磁束を
発生させる磁気回路を形成する。同様に、フォーカシン
グ用コイル２９ｂ内に侵入してヨーク３１ｂを設けると
共に、このヨーク３１ｂとフォーカシング用コイル２９
ｂおよびトラッキング用コイル３０ｂを介して対向して
ヨーク３２ｂを設け、このヨーク３２ｂに永久磁石３３
ｂを取付けてフォーカシング用コイル２９ｂおよびトラ
ッキング用コイル３０ｂに対して交錯する磁束を発生さ
せる磁気回路を形成する。

かかる構成において、フォーカシング用コイル２９ａ　
、　２９ｂにフォーカシングエラーの大きさおよび方向
に応じた振幅および極性を有する電流を流すと、永久磁
石３３ａ　、　３３ｂを有する磁気回路との電磁作用に
よりホルダ２２および中間材２４は一体に対物レンズ２
１の光軸方向に変位し、これによりディスクに対する光
スポットのフォーカシング制御を行うことができる。

また、トラッキング用コイル３０ａ、３０ｂにトラッキ
ングエラーの大きさおよび方向に応した振幅を有し、互
いに逆極性の電流を流すと、永久磁石３３ａ。

３３ｂを有する磁気回路との電磁作用によりボルダ２２
は軸２３を中心に中間部材２４に対して対物レンズ２１
の光軸と直交する平面内で回動し、これによりディスク
に対する光スポットのトラッキング制御を行うことがで
きる。

この実施例によれば、ホルダ２２を中間部材２４に対し
て揺動させる手段と、ボルダ２２および中間部材２４を
一体に対物レンズ２１の光軸方向に駆動する手段とを、
中間部材２４に関してホルダ２２の両側に設けたので、
第１実施例の効果に加え、フォーカシング制御およびト
ラッキング制御をよりスムーズに行うことができる。

なお、この発明は上述した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば
、第１実施例においては、平行板ばね５を有する中間部
材４の支持手段を、第２実施例と同様に、ホルダ２に対
して直交する方向に設けてもよい。また、上述した実施
例では、ホルダを中間部材に対して揺動させる手段と、
ホルダおよび中間部材を対物レンズの光軸方向に駆動す
１す る手段とに対して磁気回路を共用したが、フォーカシン
グ用コイルを例えば中間部材の下面に取付けて、フォー
カシング制御のための駆動手段とトラッキング制御のた
めの揺動手段とをそれぞれ分離して設けてもよい。更に
、第１実施例においてはホルダ２と軸３とを一体化して
軸３を中間部材４に対し回動可能に枢支したが、第２実
施例と同様に、軸３と中間部材４とを一体化してボルダ
２を軸３に対して揺動可能に枢支してもよい。同様に、
第２実施例においては、ホルダ２２と軸２３とを一体化
して軸２３を中間部材２４に対して回動可能に枢支して
もよい。また、第３図に示すように、フォーカシング用
コイル９　（２９ａ、２９ｂ）　、）ランキング用コイ
ル１０（３０ａ、３０ｂ）　、ヨークＩＨ３１ａ、３１
ｂ）、ヨーク１２　（３２ａ　、　３２ｂ）および永久
磁石１３（３３ａ、３３ｂ）を軸３　（２３）を中心と
する弧状に形成してフォーカシング用コイルおよびトラ
ッキング用コイルと交錯する磁束の密度が、ホルダ２　
（２２）の揺動に関係なく常に一定となるように構成す
ることもできる。

このようにすれば、フォーカシングＩ１１　＜卸および
１〜ランキング制御をより高精度で行うことができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば対物レンズを保持
するホルダは中間部材に対して、対物レンズの光軸と直
交する平面内で揺動し、これらホルダおよび中間部材が
対物レンズの光軸方向に一体に変位する構成としたので
、対物レンズを長期間に亘って安定して駆動できると共
に、ディスク径方向の寸法を小さくでき、しかも低コス
トでできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ＡおよびＢはこの発明の第１実施例を示す外観斜
視図および断面図、 第２図ＡおよびＢは同じく第２実施例を示す外観斜視図
および斜面図、 第３図は同じく変形例を示す図、 第４図は従来の技術を示す図である。 １一対物レンズ　　　　２−ホルダ ３−軸　　　　　　　　　４−中間部材５−平行板ばね
　　　　６−・−ベース７−ブロック　　　　　８−弾
性部材 ９−　フォーカシング用コイル １０−１−ランキング用コイル １．１．１２−　ヨーク　　　　１３−永久磁石　　、
２１一対物レンズ　　　　２２−　ホルダ２２ａ　−鏡
筒　　　　　　２３−軸 ２４・−・中間部材　　　　　２５−平行板ばね２６−
ベース　　　　　　２７−ブロソク２８−弾性部材 ２９ａ　、　２９ｂ・−フォーカシング用コイル３０ａ
　、　３０ｂ−）ラッキング用コイル３１ａ、３１ｂ、
３２ａ、３２ｂ　−ヨーク３３ａ、３３ｂ　−ｍ−永久
磁石 第２図 Ａ ／／１ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、対物レンズを保持するホルダと、このホルダを対物
   レンズの光軸と直交する平面内で揺動可能に枢支する中
   間部材と、この中間部材を対物レンズの光軸方向に変位
   可能に固定部材に支持する手段と、前記ホルダおよび中
   間部材を対物レンズの光軸方向に駆動する手段と、前記
   ホルダを前記中間部材に対して対物レンズの光軸と直交
   する平面内で揺動させる手段とを具えることを特徴とす
   る対物レンズ駆動装置。