JPS61278015A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS61278015A JPS61278015A JP11769885A JP11769885A JPS61278015A JP S61278015 A JPS61278015 A JP S61278015A JP 11769885 A JP11769885 A JP 11769885A JP 11769885 A JP11769885 A JP 11769885A JP S61278015 A JPS61278015 A JP S61278015A
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- Japan
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- film
- recording medium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業−にの利用分野」
本発明は磁気記録媒体、特に磁性膜としてCo−Cr合
金薄膜を用いる垂直磁気記録媒体に関するものである。
金薄膜を用いる垂直磁気記録媒体に関するものである。
[従来の技術1
垂直磁気記録は、従来の面内方向に磁化記録する水平磁
気記録方式と比べ反磁界が小さいため高密度記録に適し
ている。[Eo−Cr合金薄膜は、磁化容易軸が面に垂
直な方向を向いた貝柱構造をもつ磁性薄膜であり垂直磁
気記録用磁性材料として非常に期待されている。
気記録方式と比べ反磁界が小さいため高密度記録に適し
ている。[Eo−Cr合金薄膜は、磁化容易軸が面に垂
直な方向を向いた貝柱構造をもつ磁性薄膜であり垂直磁
気記録用磁性材料として非常に期待されている。
磁気記録媒体に於いて、特に磁気テープ、磁気ディスク
としての性能では、磁気性能を満足させつつ、摩擦係数
が小さく円滑な走行安定性を示すこと、耐摩耗性に優れ
、長期にわたる安定走行を維持する耐久性があること、
いつでもどこでも安定な性能が発揮できる耐環境性が強
く要求される。
としての性能では、磁気性能を満足させつつ、摩擦係数
が小さく円滑な走行安定性を示すこと、耐摩耗性に優れ
、長期にわたる安定走行を維持する耐久性があること、
いつでもどこでも安定な性能が発揮できる耐環境性が強
く要求される。
この要求に反してCo−Cr合金薄膜を用いた磁気記録
媒体は摩擦が大きく、いったん傷つくとごっそりと表面
がはげ落ちることも起こりうる。高密度記録された情報
を長期にわたって安定で、いつでも確実に再生できるよ
うにCo−Cr合金薄膜を用いた高密度磁気記録媒体で
は、ヘッドと媒体との間の潤滑を向上させた走行安定性
、耐久性等が一段と強く要望ネれる。
媒体は摩擦が大きく、いったん傷つくとごっそりと表面
がはげ落ちることも起こりうる。高密度記録された情報
を長期にわたって安定で、いつでも確実に再生できるよ
うにCo−Cr合金薄膜を用いた高密度磁気記録媒体で
は、ヘッドと媒体との間の潤滑を向上させた走行安定性
、耐久性等が一段と強く要望ネれる。
走行安定性、耐久性を向にする手段としては、従来より
、フッ素系やシリコン系オイル、界面活性剤、滑剤など
の潤滑剤を塗布する方法や、適当な膜を蒸着、スパッタ
リング等の方法によるトップコートが試みられてきた。
、フッ素系やシリコン系オイル、界面活性剤、滑剤など
の潤滑剤を塗布する方法や、適当な膜を蒸着、スパッタ
リング等の方法によるトップコートが試みられてきた。
E発明が解決しようとする問題点1
しかし、これらの手段では、耐久性がなく潤滑効果が低
下する傾向があった。さらに、コーティング厚を厚くし
て、潤滑機能を十分満足させるようにすると、スペーシ
ングロスによる出力低下が認められる。このように潤滑
効果を長期維持した薄い被膜は困難であった。
下する傾向があった。さらに、コーティング厚を厚くし
て、潤滑機能を十分満足させるようにすると、スペーシ
ングロスによる出力低下が認められる。このように潤滑
効果を長期維持した薄い被膜は困難であった。
本発明は上記従来技術に鑑みてなされたもので走行安定
性・耐久性・潤滑性等の表面特性が優れた磁気記・録媒
体を提供することを目的としている。
性・耐久性・潤滑性等の表面特性が優れた磁気記・録媒
体を提供することを目的としている。
E問題点を解決するための手段及び作用]かかる目的を
達成するために、本発明によれば、非磁性基体上にCo
−Cr垂直磁化膜を形成した垂直磁気記録媒体に於いて
、前記Co−Cr膜を形成した後、前記Co−Cr膜の
表面に、厚さ50〜300Aのプラズマ酸化処理層を形
成したことを特徴とする磁気記録媒体が提供される。
達成するために、本発明によれば、非磁性基体上にCo
−Cr垂直磁化膜を形成した垂直磁気記録媒体に於いて
、前記Co−Cr膜を形成した後、前記Co−Cr膜の
表面に、厚さ50〜300Aのプラズマ酸化処理層を形
成したことを特徴とする磁気記録媒体が提供される。
Ca−Cr合金薄膜表面をプラズマ酸化処理することに
より、低庁擦係数で潤滑性・耐久性に優れる長期走行安
定性のある被膜が形成できる。これは、従来Co−Cr
薄膜に比べて極めて有意義である。
より、低庁擦係数で潤滑性・耐久性に優れる長期走行安
定性のある被膜が形成できる。これは、従来Co−Cr
薄膜に比べて極めて有意義である。
プラズマ酸化とは、酸素ガスまたは酸素ガスとAr、
He、 Xe、 N2等の不活性ガスとの混合ガスのプ
ラズマ処理によって表面を酸化させることをさす。
He、 Xe、 N2等の不活性ガスとの混合ガスのプ
ラズマ処理によって表面を酸化させることをさす。
Co−Or合金薄膜の表面をプラズマ酸化させる装置例
が第1図、第2図に示しである。第1図は、磁気テープ
状のCo−Cr 薄膜の磁気記録媒体を高周波放電によ
りプラズマ酸化する装置であり、第2図は、磁気ディス
ク状のCo−Or薄膜の磁気記録媒体を高周波放電によ
りプラズマ酸化する装置である。
が第1図、第2図に示しである。第1図は、磁気テープ
状のCo−Cr 薄膜の磁気記録媒体を高周波放電によ
りプラズマ酸化する装置であり、第2図は、磁気ディス
ク状のCo−Or薄膜の磁気記録媒体を高周波放電によ
りプラズマ酸化する装置である。
第1図において、真空槽l内には、対向する電極2.2
′が設けられており、一方の電極2′はコンデンサー3
を挟んで高周波電源4に接続され、5′にて接地されて
いる。他方の電極2は5にて接地されている。真空槽l
内へ酸素ガスまたは、酸素ガスと不活性ガスとの混合ガ
スが6のバリアプルリークバルブまたはマスフローコン
トローラを経て供給される。
′が設けられており、一方の電極2′はコンデンサー3
を挟んで高周波電源4に接続され、5′にて接地されて
いる。他方の電極2は5にて接地されている。真空槽l
内へ酸素ガスまたは、酸素ガスと不活性ガスとの混合ガ
スが6のバリアプルリークバルブまたはマスフローコン
トローラを経て供給される。
不活性ガスはAr、 He、 Xe、 N2等から選択
される。真空槽1内には、Co−Cr金属薄膜磁気記録
媒体8の巻出ロール9と巻取ロール10が設置され、C
o−0r金属薄膜磁気記録媒体8は、電極2,2″の間
でプラズマ酸化処理される。
される。真空槽1内には、Co−Cr金属薄膜磁気記録
媒体8の巻出ロール9と巻取ロール10が設置され、C
o−0r金属薄膜磁気記録媒体8は、電極2,2″の間
でプラズマ酸化処理される。
プラズマ酸化処理の操作は、真空槽1内を2.5 X
10=Pa以下になるまで排気し、その後、厳素ガスま
たは酸素ガスと不活性ガスとの混合ガスを供給し、真空
度0.1−10Paの範囲に調節される。Co’−Cr
金属薄膜磁気記録媒体8の移行速度や導入ガスの流量が
安定した状態で高周波放電によりプラズマ酸化される。
10=Pa以下になるまで排気し、その後、厳素ガスま
たは酸素ガスと不活性ガスとの混合ガスを供給し、真空
度0.1−10Paの範囲に調節される。Co’−Cr
金属薄膜磁気記録媒体8の移行速度や導入ガスの流量が
安定した状態で高周波放電によりプラズマ酸化される。
第2図は、磁気ディスク状のCo−Cr金属薄膜磁気記
録媒体8′を用いた場合の装置図である。第1図と同じ
構成要素には同符号を付した。ここでは、CoJr金属
薄膜磁気記録媒体8″は、高周波電源4側の電極2′に
支持されている。この電極2′は、回転支持する様にな
っていてもよい。この他の要素や操作法は、試料支持系
を除き第1図におけるのと同一である。
録媒体8′を用いた場合の装置図である。第1図と同じ
構成要素には同符号を付した。ここでは、CoJr金属
薄膜磁気記録媒体8″は、高周波電源4側の電極2′に
支持されている。この電極2′は、回転支持する様にな
っていてもよい。この他の要素や操作法は、試料支持系
を除き第1図におけるのと同一である。
プラズマ発生源としては、に記高周波放電の他にマイク
ロ波放電、直流放電、交流放電等いずれでも利用できる
。
ロ波放電、直流放電、交流放電等いずれでも利用できる
。
導入ガスで、酸素ガスの分圧は真空槽l内のガス全圧の
1/100以上を占めることが好ましい。酸素ガスの分
圧が全圧の1/100以下であるとプラズマ処理の効果
による潤滑性、耐久性が十分現れない。
1/100以上を占めることが好ましい。酸素ガスの分
圧が全圧の1/100以下であるとプラズマ処理の効果
による潤滑性、耐久性が十分現れない。
また単位面積当りの投入電力とプラズマ処理時間との積
は1−100−・sec/arm2の範囲が好ましい。
は1−100−・sec/arm2の範囲が好ましい。
これより大きいと磁気媒体が損傷するために好ましくな
く、小さいとプラズマ酸化処理が不十分で生産性が低下
し効果が1分に発現されず好ましくない。プラズマ酸化
処理層の厚みは、50〜300人が好ましい。プラズマ
酸化処理層を厚くすれば長期走行安定性は向上するがス
ペーシングロスも大きくなり、再生出力も小さくなるの
で好ましくない。また薄すぎても長期にわたる耐久性が
得られないため好ましくない。なお、ここでプラズマ酸
化層は本発明磁気記録媒体表面から深さ方向に、処理前
と比較して酸素量が増えている深さまでをさす。
く、小さいとプラズマ酸化処理が不十分で生産性が低下
し効果が1分に発現されず好ましくない。プラズマ酸化
処理層の厚みは、50〜300人が好ましい。プラズマ
酸化処理層を厚くすれば長期走行安定性は向上するがス
ペーシングロスも大きくなり、再生出力も小さくなるの
で好ましくない。また薄すぎても長期にわたる耐久性が
得られないため好ましくない。なお、ここでプラズマ酸
化層は本発明磁気記録媒体表面から深さ方向に、処理前
と比較して酸素量が増えている深さまでをさす。
Co−Cr金属薄膜磁気記録媒体の非磁性基体としては
、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド等の5〜10
0 pg程度の高分子フィルムが好ましく用いられるが
、その他、紙、ガラス、非磁性金属なども必要に応じて
用いることができ、基本的には所望の磁性層形成面を榮
え、耐熱性・耐プラズマ性のある任意の非磁性固体材料
が用いられる。さらにCo−Cr金属薄膜に特性向上の
ために軟磁性膜やTi[等の中間層を設けてもよい。
、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド等の5〜10
0 pg程度の高分子フィルムが好ましく用いられるが
、その他、紙、ガラス、非磁性金属なども必要に応じて
用いることができ、基本的には所望の磁性層形成面を榮
え、耐熱性・耐プラズマ性のある任意の非磁性固体材料
が用いられる。さらにCo−Cr金属薄膜に特性向上の
ために軟磁性膜やTi[等の中間層を設けてもよい。
また、CoJl;r金属薄膜媒体のプラズマ酸化処理は
、プラズマ中央部よりは、負極側に近い方で行なうのが
好ましく、負極に直接接触させても同様の効果が得られ
る。
、プラズマ中央部よりは、負極側に近い方で行なうのが
好ましく、負極に直接接触させても同様の効果が得られ
る。
なお、図面に於いてプラズマ酸化処理の工程のみを示し
たが、同一真空槽内で中間層やCo−Cr薄膜を形成し
、プラズマ酸化処理する連続工程も可能である。
たが、同一真空槽内で中間層やCo−Cr薄膜を形成し
、プラズマ酸化処理する連続工程も可能である。
「実施例」
以下、第1図、第2図の装置を使用してCo−Or金属
薄膜磁気記録媒体表面をプラズマ酸化した実施例につい
て述べる。
薄膜磁気記録媒体表面をプラズマ酸化した実施例につい
て述べる。
実施例1
第1図の装置を使って184m厚のポリエチレンテレフ
タレートにCo−Or(Cr 20 wtX )合金を
0.44tm蒸着した磁気テープ−にへ、Arガスと0
2ガスの比が3:lの混合ガスを導入し、高周波放電に
よるプラズマ酸化処理を施した。プラズマ酸化処理の条
件は真空度0.3 Pa、酸素分圧0.08Pa、投入
電力300 W、 T11気テ一プ移行速度0.8cm
/秒で行った。
タレートにCo−Or(Cr 20 wtX )合金を
0.44tm蒸着した磁気テープ−にへ、Arガスと0
2ガスの比が3:lの混合ガスを導入し、高周波放電に
よるプラズマ酸化処理を施した。プラズマ酸化処理の条
件は真空度0.3 Pa、酸素分圧0.08Pa、投入
電力300 W、 T11気テ一プ移行速度0.8cm
/秒で行った。
実施例2
第1図の装置を使って、103m厚のアラミドフィルム
にCo−Cr合金 (Cr 20 wtl )を0.5
gtmスパッタした磁気テープ−Lへ酸素ガスを導入
し、高周波放電によるプラズマ酸化処理を施した。プラ
ズマ酸化処理の条件は、真空度0.2 Pa、投入電力
200W、磁気テープ移行速度1.0cm/秒で行った
。
にCo−Cr合金 (Cr 20 wtl )を0.5
gtmスパッタした磁気テープ−Lへ酸素ガスを導入
し、高周波放電によるプラズマ酸化処理を施した。プラ
ズマ酸化処理の条件は、真空度0.2 Pa、投入電力
200W、磁気テープ移行速度1.0cm/秒で行った
。
実施例3
第2図の装置を使って40ILsのポリイミドフィルム
にパーマロイ Fe−N i (Fe 20wtX−旧
8QwtX)0.5 grm及びCo−Cr (Cr
20 wH)合金をその上に0.5 #L層蒸着した4
7 ts■φの磁気ディスクへ、Arガスと酸素ガスの
比が10:lの混合ガスを導入し、高周波放電によるプ
ラズマ酸化処理を施した。プラズマ酸化処理の条件は、
真空度0.55Pa、酸素分圧0.05Pa、投入電力
200W、処理時間30秒で行った。
にパーマロイ Fe−N i (Fe 20wtX−旧
8QwtX)0.5 grm及びCo−Cr (Cr
20 wH)合金をその上に0.5 #L層蒸着した4
7 ts■φの磁気ディスクへ、Arガスと酸素ガスの
比が10:lの混合ガスを導入し、高周波放電によるプ
ラズマ酸化処理を施した。プラズマ酸化処理の条件は、
真空度0.55Pa、酸素分圧0.05Pa、投入電力
200W、処理時間30秒で行った。
比較例1〜3
実施例1〜3において酸素プラズマ処理を施さないもの
をそれぞれ比較例1〜3とし、その他の条件は、実施例
1〜3と同一にした。
をそれぞれ比較例1〜3とし、その他の条件は、実施例
1〜3と同一にした。
比較例1′〜3′
実施例1〜3において酸素ガスまたは酸素ガスとアルゴ
ンガスとの混合ガスの代わりに、Arガスのみを供給し
、その他の条件は実施例1〜3と同一にした。それぞれ
の試料を比較例1′〜3′とした。
ンガスとの混合ガスの代わりに、Arガスのみを供給し
、その他の条件は実施例1〜3と同一にした。それぞれ
の試料を比較例1′〜3′とした。
Co−Cr薄膜の表層部をESG^、オージェ分析によ
り、深さ方向のコバルト及び酸素の濃度プロファイルを
とった。プラズマ酸化処理した膜は表面に酸素が多く内
部に行くにつれ少なくなり、最後は処理前とほぼ同等の
酸素量となる。最表層の酸素は吸着酸素があるが、内部
の酸素は金属と結合してケミカルシフトをとっているこ
とが確認された。
り、深さ方向のコバルト及び酸素の濃度プロファイルを
とった。プラズマ酸化処理した膜は表面に酸素が多く内
部に行くにつれ少なくなり、最後は処理前とほぼ同等の
酸素量となる。最表層の酸素は吸着酸素があるが、内部
の酸素は金属と結合してケミカルシフトをとっているこ
とが確認された。
実施例1〜3においてCo−Cr膜の表層部が酸化され
、比較例1〜3.比較例1′〜3′においては、はとん
ど酸化層が確認できなかった。酸化層の厚みを表1に示
した。なお、trはこん跡程度の検出を意味している。
、比較例1〜3.比較例1′〜3′においては、はとん
ど酸化層が確認できなかった。酸化層の厚みを表1に示
した。なお、trはこん跡程度の検出を意味している。
実施例1〜3.比較例1〜3.比較例1′〜3′の試料
を用いて、次の性能試験を行なった。
を用いて、次の性能試験を行なった。
動摩擦係数
試料の動摩擦係数kを30℃80$RHの恒温恒湿室で
初期と100パス後に測定した。その結果を表2に示し
た。本発明のCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体では動摩
擦係数は未処理テープの半分程度で、アルゴンガスのみ
によるプラズマ処理に比較しても2/3程度であること
が分かる。また、初期と100パス後の動摩擦係数用を
比較すると本発明のCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体で
はほとんど動摩擦係数pの変化が見られないのに対し、
他の比較例では動摩擦係数用の大幅な増加が認められた
。以上に示した結果から、本発明のCo−Cr金属薄膜
磁気記録媒体は動摩擦係数用が長期にわたり低摩擦安定
し、走行安定性、耐久性が向上したことがわかる。
初期と100パス後に測定した。その結果を表2に示し
た。本発明のCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体では動摩
擦係数は未処理テープの半分程度で、アルゴンガスのみ
によるプラズマ処理に比較しても2/3程度であること
が分かる。また、初期と100パス後の動摩擦係数用を
比較すると本発明のCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体で
はほとんど動摩擦係数pの変化が見られないのに対し、
他の比較例では動摩擦係数用の大幅な増加が認められた
。以上に示した結果から、本発明のCo−Cr金属薄膜
磁気記録媒体は動摩擦係数用が長期にわたり低摩擦安定
し、走行安定性、耐久性が向上したことがわかる。
スチル耐久性
市販のVTR装置のスチルモードにて、画像が消失する
までの時間(分)を実施例1,2.比較例1.2.1’
、2’のサンプルで行った。、また、実施例3.比較例
3,3′のサンプルの場合はフロッピーディスク状にし
たCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体として、垂直記録方
式専用の録再装置で380Orpm、相対速度7.5m
/seeで録画した画像が消えるまでの時間(分)を測
定した。比較結果を表2に示した。本発明のCo−Cr
金属薄膜媒体はメチル耐久性が大幅に向トし、耐摩耗性
が改善されたことがわかる。
までの時間(分)を実施例1,2.比較例1.2.1’
、2’のサンプルで行った。、また、実施例3.比較例
3,3′のサンプルの場合はフロッピーディスク状にし
たCo−Cr金属薄膜磁気記録媒体として、垂直記録方
式専用の録再装置で380Orpm、相対速度7.5m
/seeで録画した画像が消えるまでの時間(分)を測
定した。比較結果を表2に示した。本発明のCo−Cr
金属薄膜媒体はメチル耐久性が大幅に向トし、耐摩耗性
が改善されたことがわかる。
さらに、酸化層の厚みの効果を検討するため次の測定を
行った。
行った。
実施例4
実施例1と同条件で、各種酸化層厚みをもつ磁気テープ
を8+am幅のテープにして用意し、フェライトヘッド
(Gap幅、0.3pm)を用いて記録波長0.84r
rrでの再生出力を比較した。なお、酸化層の厚みOA
とは、酸化処理を施さないものをさし、このサンプルの
再生出力をOdeの標準とする。その結果を第3図に示
した。
を8+am幅のテープにして用意し、フェライトヘッド
(Gap幅、0.3pm)を用いて記録波長0.84r
rrでの再生出力を比較した。なお、酸化層の厚みOA
とは、酸化処理を施さないものをさし、このサンプルの
再生出力をOdeの標準とする。その結果を第3図に示
した。
表 1
表 2
この図からも明らかな様に酸化物層の厚みが厚くなるに
つれ相対再生用−力が低下し、300Aでは、−3dB
〜−4dB低下する。この酸化物層厚みより大きくなる
と、再生出力が低下するため、高密度記録用の磁気記録
媒体として酸化物層の厚みは300Aまでが適当である
。
つれ相対再生用−力が低下し、300Aでは、−3dB
〜−4dB低下する。この酸化物層厚みより大きくなる
と、再生出力が低下するため、高密度記録用の磁気記録
媒体として酸化物層の厚みは300Aまでが適当である
。
[発明の効果]
以上説明した様に、本発明によれば、Co−Cr金属薄
膜磁気記録媒体表面にプラズマ酸化処理を施して厚さ5
0〜300Aのプラズマ酸化処理層・を形成することに
より、長期走行安定性が維持され、耐久性・耐摩耗性が
向上し、磁気特性を損わない磁気記録媒体を得ることが
できる。
膜磁気記録媒体表面にプラズマ酸化処理を施して厚さ5
0〜300Aのプラズマ酸化処理層・を形成することに
より、長期走行安定性が維持され、耐久性・耐摩耗性が
向上し、磁気特性を損わない磁気記録媒体を得ることが
できる。
第1図は、磁気テープ状のCo−Cr磁気記録媒体用高
周波プラズマ酸化装置の概略図、第2図は、磁気ディス
ク状のCo−Cr磁気記録媒体用高周波プラズマ酸化装
置の概略図、第3図は、酸化物層の厚みと相対再生出力
との関係を示す図である。 l:真空槽 2.2′:電極3:コンデン
サー 4:高周波電源5.5’ :アース 6:バリアプルリークバルブまたは マスフローコントローラ 7:排気系
周波プラズマ酸化装置の概略図、第2図は、磁気ディス
ク状のCo−Cr磁気記録媒体用高周波プラズマ酸化装
置の概略図、第3図は、酸化物層の厚みと相対再生出力
との関係を示す図である。 l:真空槽 2.2′:電極3:コンデン
サー 4:高周波電源5.5’ :アース 6:バリアプルリークバルブまたは マスフローコントローラ 7:排気系
Claims (1)
- 1、非磁性基体上にCo−Cr垂直磁化膜を形成した垂
直磁気記録媒体に於いて、前記Co−Cr膜を形成した
後、前記Co−Cr膜の表面に、厚さ50〜300Åの
プラズマ酸化処理層を形成したことを特徴とする磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11769885A JPS61278015A (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11769885A JPS61278015A (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61278015A true JPS61278015A (ja) | 1986-12-08 |
Family
ID=14718086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11769885A Pending JPS61278015A (ja) | 1985-06-01 | 1985-06-01 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61278015A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5068158A (en) * | 1986-03-07 | 1991-11-26 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording medium and process for preparing the same |
-
1985
- 1985-06-01 JP JP11769885A patent/JPS61278015A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5068158A (en) * | 1986-03-07 | 1991-11-26 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording medium and process for preparing the same |
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