JPS61277190A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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Publication number
JPS61277190A
JPS61277190A JP11857885A JP11857885A JPS61277190A JP S61277190 A JPS61277190 A JP S61277190A JP 11857885 A JP11857885 A JP 11857885A JP 11857885 A JP11857885 A JP 11857885A JP S61277190 A JPS61277190 A JP S61277190A
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JP
Japan
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section
logic signal
output
control
circuit
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Application number
JP11857885A
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English (en)
Inventor
清水 昭敏
橋本 勉二
松下 賢庸
宏 石田
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61277190A publication Critical patent/JPS61277190A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁調理器に係り、特に加熱対象としての鍋の
材質が変化した場合でも、常に同一の磁気エネルギーを
出力するよう自動的に切換制御可能な電磁調理器に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、交番磁界中に磁性体を置くと、この磁性体中に
渦電流及び磁気ヒステリシスが発生し、これらに帰因す
る損失は熱となって磁性体自体を発熱させることが知ら
れている。電磁調理器は、この原理を積極的に利用した
もので、特に炎口のない安全調理器として脚光を浴びて
いる。
この電磁調理器の従来例を第9図に示す。この図におい
て2は方形波状の駆動パルスP(第10図参照)を出力
する制御部を示す。この制御部2からの出力パルスPは
出力部4内の出力用のNPN形トランジスタ6のベース
に印加されるように成っている。そして、このトランジ
スタ6のエミッタはアースに至るとともに、コレクタ側
は加熱用コイル8及び電源部10を介してアースに至る
閉回路が構成されている。更に、前記トランジスタ6の
コレクタ・エミッタ間にはフライホイール用コンデンサ
12及びダンパー用ダイオード14が各々並列に接続さ
れている。ここで、8Aは、加熱用コイル8の上側近傍
の所定位置に置かれる磁性体鍋及び背面の所定位置に配
設されているフェライトコアによる等価的なコア材を示
す。また、加熱用コイル8のKは高圧端 K Iは低圧
端を各々示す。
前記出力部4によると、制御用の方形波パルスPがハイ
 (H)レベルの場合に前記トランジスタ6がオンとな
り、またロー(L)レベルの場合にオフとなるように構
成されている。このスイッチング動作の間に、前記加熱
用コイル8のインダクタンス成分による直線的増加の立
上がり電流、フライホイール用コンデンサ12による充
電・放電電流、更にダンパー用ダイオード14を介して
加熱用コイル8に蓄積された磁気エネルギーが電源部1
0に戻る電流の各々が、順次、コイル電流11 として
加熱用コイル8を流れる。このため、コイル電流i、全
体は、第10図に示すように鋸歯状の高周波電流となる
。そして、この高周波電流iLによって加熱用コイル8
は交番磁界を発生するため、この交番磁界中に磁性体鍋
を置くことにより前述の発熱原理に基づいて加熱を行い
得るようになっている。
一方、加熱対象となる磁性体質の鍋の種類もそのニーズ
に応えて多様化しており、鉄ホーロー鍋(以下、単に「
鉄鍋」という)、ステンレス型組。
土鍋、アルミニウム型組等が広く使用されている。
このアルミニウム型組は、実際には底部に強磁性体(例
えば鉄)の薄膜をコーティングして発熱作用を強化した
ものが使用されている(この鍋を、以下、単に「アルミ
系鍋」という)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、種々の材質の鍋を電磁調理器にセットすることは
、鍋底が加熱用コイル8の近傍に位置することから該加
熱用コイル8に係る磁界の透磁率を変化させてしまうこ
とを意味する。このため、例えば鉄鍋がセットされたと
きに定格出力で最大の熱効率が得られるように設計され
た電磁調理器において、この調理器にアルミ系鍋をセッ
トした場合には加熱用コイル8のインダクタンス分が透
磁率の低下とともに低下する。これがため、かかる場合
は第10図(3)に示すようなコイル電流iLが設定値
以上の過負荷電流となるため、加熱コイル8の抵抗分に
よるジュール熱から当該加熱コイル8が焼損するという
不都合を招来していた。また、これとは反対に、アルミ
系鍋を標準として設計された電磁調理器に鉄鍋をセント
すると、加熱用コイル8のインダクタンス分が増加する
ことから第10図(3)に示すようなコイル電流iLし
か流れないことから、出力が低下し、発熱性能の不当な
低下を余儀なくされるという不都合があった。
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、鍋の
種類に合わせて所定の回路定数を自動的に切換え、且つ
常に略同−の出力エネルギーを鍋体に供給することを可
能とした電磁調理器を提供することを、その目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では、方形波状の制御パルスを送出する
制御部と、この制御部からの制御パルスに付勢されて加
熱コイルに交番電流を通電せしめる出力部と、この出力
部に電力を供給する電源部とを備えた電磁調理器におい
て、前記加熱用コ、イルの前記電源部と反対側の高圧端
に発生する高電圧パルスに基づいたロジック信号を形成
するロジック信号形成手段と、このロジック信号形成手
段からのロジック信号を基準ロジック信号と比較・判断
し前記制御パルスの周波数の切換制御を自動的に行う周
波数切換制御手段とを前記制御部に装備する等の構成と
し、これによって前記目的を達成しようとするものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づい
て説明する。ここで、前述の従来例を示す第9図と同一
の構成要素については、同一の符合を付すことにする。
第1図において、30は制御部を示し、4はこの制御部
30からの制御パルスにより駆動する出力部を示し、ま
た、10は出力部4へ電力供給を行う電源部を示す。
前記制御部30は、制御用の方形波パルスを発生する方
形波発振器32と、この方形波発振器32からの方形波
パルスを増幅し整形するパルス増幅器34と、前記出力
部4からの検出信号に基づいて使用されている鍋の種類
に対応するロジック信号を形成するロジック信号形成手
段36と、このロジック信号形成手段36からのロジッ
ク信号を基準ロジック信号と比較・判断し必要に応じて
前記方形波発振器32の周波数を切換える周波数切換制
御手段38と、使用鍋の種類を表示する表示部40とを
備えた構成となっている。また、42は上記各回路部へ
安定化電源を供給する電源回路部である。
前記方形波発振器32は、第2図に示すように、デジタ
ルIC44(ここでは「555型」を採用)を要部とし
て構成されている。このIC44は2つのコンパレータ
、フリップフロップ、出力アンプ等を内蔵している一般
的なものである。そして、電源回路部42からの供給電
力は、ピン8− (Vcc) 。
ピン4 (RESET)に至るとともに、調整抵抗RA
を介してビン? (DISCH,)に至る。このビン7
は、更に調整抵抗R1’を介して切換端子32Aに、ま
た調整抵抗R8″を介して切換端子32Bに各々接続さ
れている。また、切換端子32CはIC44のピン6 
(THR,HD)及びピン2 (TRG、)に接続され
るとともにコンデンサCを介してアースされている。
前記切換端子32Cは、後述する周波数切換制御手段3
8の作用により、前記切換端子32A又は32Bの内の
どちらか一方に常時接続されている。この為、電源回路
部42がオンとなり、仮りに切換端子32Cと32Aが
接続されているとすると、抵抗RAとRII′及びコン
デンサCの作用により、ビン6に電圧が掛かる。この電
圧が次第に充電されてしきい値を超すと、IC44内部
のフリップフロップが作動する。同時にピン7 (放電
)では、充電された電圧が抵抗Rs’とコンデンサCを
通じて放電をする。この放電が進み、ビン2の電圧を超
すと前記フリップフロップが作動して元に戻り、この繰
り返しにより発振作用が行われ、第3図に示すような方
形波パルスがビン3(OUT)から次段のパルス増幅器
に出力されるように成っている。この方形波パルスの各
周期tLt  tu+T及び発振周波数fは、一般に下
記の如く決定される。
tH=0.693  ・(RA+RB ’ )  ・C
(see )tL=0.693  ・Rs  ’  ・
C(sec )T   =t、4 +tL (sec)
f   = 1/T= 1/  (tH+ tL )=
1.44/(Ra + 2 Rs ’ )  ・C(H
Z )これらの関係は、切換端子32Aを32Bに切換
えて、該端子32Cと32Bとを接続した場合、抵抗R
,′がR1″に置換されるのみであって、同様に成立す
るものである。
前記方形波発振器32からの方形波パルスは、前述のよ
うにバッファとしてのパルス増幅器34によって充分大
きな励振電圧の制御パルスとなり、出力部4内の出力用
トランジスタ6のベースに印加されるようになっている
。この出力部4は、前述の従来例と同様に構成され動作
する。このため、制御パルスのオン・オフに付勢されて
電源部1゜から鋸歯状のコイル電流iLが加熱用コイル
8に出力される。このコイル電流iLにより、前述の如
く電磁調理器にセットされた鍋の鍋底を発熱させるもの
である。
一方、前記制御部30内のロジック信号形成手段36は
、検出回路部46及び波形変形回路部48から構成され
ており、第1図のように、前記出力部4内の出力用トラ
ンジスタ6゛のコレクタ側が当該検出回路部46に至っ
ている。この検出回路部46は、図示しない高抵抗、検
出用抵抗、パルストランス等から成り、出力部4のコイ
ル電流を極力乱さないようにして、コレクタ電圧Vcが
検出されている。この検出信号は図示しないリミッタ回
路等から成る波形変形回路部48に出力される。そして
、この波形変形回路部48において、検出信号は前記出
力用トランジスタ6のコレクタ電位VCの周期に一致し
た矩形パルスであるロジック信号(第5図ないし第6図
参照)に変換されて、周波数切換制御手段38へ送出さ
れる。
この周波数切換制御手段38は、前記ロジック信号を基
準ロジック信号と比較する比較制御回路部50と、この
比較制御回路部50からの論理信号出力により駆動して
、前記方形波発信器32の発信周波数を切換える切換駆
動回路部52とから構成されており、その詳細を第4図
に示す。
この第4図において、38Aは前記ロジック信号の入力
端子を示す。この入力端子38Aはインバーター54及
びAND回路56の一方の入力端に至る。この内、イン
バーター54の出力端は抵抗58及びコンデンサ59か
ら成る積分回路60を通してアースに至るとともに、こ
の積分回路60の出力端(b点)は前記AND回路56
のもう一方の入力端に接続されている。即ち、これらの
インバーター54.AND回路56.及び積分回路60
によって、立ち上がり微分回路61が構成されており、
これによって入力するロジック信号の立ち上がりに同期
したトリガーパルスを発生させるためのトリガーパルス
発生回路として機能している。
そして、前記AND回路56の出力端はRSフリップフ
ロップ62のセット入力端に至り、このRSフリップフ
ロップ62のQ出力端は抵抗64、コンデンサ66から
成る積分回路671介してアースに至る。この積分回路
67の出力はインバーター68を介して前記Nsフリッ
プフロップ62のリセット入力端に加えられている。即
ち、前記RSフリップフロップ62.積分回路67、及
びインバーター68によって基準ロジック信号を発生す
る基準ロジック信号発生回路としての単安定マルチバイ
ブレーク70が構成されている。
また、周波数切換制御手段38の前記入力端38A及び
前記i3フリップフロップ62のQ出力端の各々は、鉄
鍋用のAND回路72の入力端にも至る。また、前記イ
ンバーター54及びNsフリップフロップのQ出力端は
各々アルミ系調剤のAND回路74の入力端に至る。そ
して、これらのAND回路72.74によって、鉄鍋及
びアルミ系鍋に対するロジック信号と基準ロジック信号
との周期長さの比較を行う比較回路76が構成されてい
る。
前記鉄鍋用のAND回路72の出力端はaSフリップフ
ロップ78のセット入力端に接続され、また前記アルミ
系調剤のAND回路74の出力端も同様に当該フリップ
フロツプ78のリセット入力端に接続されている。この
RSフリップフロン178は、前記比較回路76の結果
に基づいて択一的に鉄鍋かアルミ系鍋かの判断をする判
断回路としての機能を備えている。
更に、前記百百フリップフロップ78のQ及びd出力端
は前記切換駆動回路部52内のAND回路80のH能動
及びL能動入力端に各々至り、このAND回路80の出
力端は抵抗82を介してスイッチング用のNPN形トラ
ンジスタ84のベースに至る。このトランジスタ84の
コレクタはリレー86及びダイオード88の並列回路を
介してVcc電源に接続されるとともに、エミッタはア
ースされている。このトランジスタ84のオン・オフに
付勢されて励磁・消磁を行うリレー86の接点はNo 
(平常間)接点90AとNC(平常閉)接点90Bとを
備えたトランスファ接点9oとなっている。このトラン
スファ接点9o内の共通端90Cは前記方形波発振器3
2の切換端子32Cに接続され、またNO接点90A及
びNC接点90Bは切換端子32A及び32Bに各々接
続されている。従って、前記方形波発振器32の発振周
波数の切換は、このリレー接点90の接点移動によって
行われる。つまり、この接点移動によって、前記発振器
32内の調整抵抗RIl′(鉄鍋用)かR1+”(アル
ミ系調剤)かの選択がなされる。
一方、前記比較制御回路部50の判断回路としてのR3
FF78のQ出力端は、鉄鍋モードを表示する発光ダイ
オード92と保護用抵抗94を介してアースに至るとと
もに、d出力端はアルミ系鋼モードを表示する発光ダイ
オード96と保護用抵抗98を介して同様にアースされ
ている。そして、これらによって前記表示部40が構成
され、後述するように鉄鍋使用の際は前記発光ダイオー
ド92が点灯し、アルミ系鋼使用の際は発光ダイオード
96が点灯するように成っている。
その他の構成は前述した従来例と同一となっている。
次に、本実施例の全体的動作を説明する。
まず、出力部の初期動作について説明する。初めに電磁
調理器に鍋をセットし駆動させる(第7図100参照)
。このことは、加熱用コイル8からすれば、該コイル8
の極く近傍に透磁率に影響するコア材を置かれたことと
等価であると考えられる。従って、例えば鉄鍋か又はア
ルミ系鍋かの如く、セットする鍋の種類を変えると、加
熱用コイル8のインダクタンスが変化し、コイル電流i
Lが前述の第10図(3)の如く変化する。これは実験
的にも確認されている。この第10図において、同一の
制御パルスPに対し、実線は鉄鍋の場合を示し、二点鎖
線はアルミ系鍋の場合である。
つまり、鉄鍋の場合よりアルミ系鍋の場合の方が加熱用
コイル8のインダクタンスが小さくなるために、その共
振特性は高い周波数を有することになる。この加熱用コ
イル8とフライホイール用コンデンサ12とによる共振
電流の帰線時間を、鉄鍋の場合をt□、アルミ系鍋の場
合をtALとすると、jF*〉tALとなる。
そして、出力用トランジスタ6のコレクタ電圧vcは、
第10図(2)の如く、前記共振電流よりπ/2の位相
差(遅れ)をもって現われる。このためコレクタ電圧v
(、の周期も鉄鍋の方がアルミ系鍋よりも大きくなって
いる。また、波形は正弦波に近い波形となり、尖頭値は
アルミ系鍋の方が高く全体にシャープになっている。
次に、前述のように、高電圧パルスとしての前記コレク
タ電圧に基づいて、ロジック信号形成手段36が作用し
、セントされた鍋の種類に対応したロジック信号5F−
(鉄鍋のとき)又は5at(アルミ系鍋)が出力される
(第7図102参照)。
これらのロジック信号SFa+  sAtのハイレベル
時の周期tF@+  tALは前記トランジスタ6のコ
レクタ電圧vcの各々の周期に一致しているものである
。そして、これらのロジック信号5FlI又はSA。
の入力に付勢され周波数切換制御手段3日が作動する(
第7図104)。
仮りに、第5図のように、入力端38Aに鉄鍋を検知し
たというロジック信号S1が入力すると、このロジック
信号SFeは周波数切換制御手段38の比較回路76に
至るとともにトリガーパルス発生回路61内のインバー
タによって反転される。
この反転されたロジック信号SFeは積分回路60で積
分されるとともに、前記比較回路76に至る。
前記積分回路60の出力りと、しきい値(ロジック信号
S F−)との論理積がAND回路56によってとられ
、その出力はトリガーパルスGとなって前記基準ロジッ
ク信号発生回路70に入力する。
この基準ロジック信号発生回路70では、前記トリガー
パルスGの入力に同期して■3フリップフロンプロ2の
Q出力端から第5図に示す基準ロジック信号S。が発生
する。このときd出力端子からは反転された反転基準信
号蓬が出力される。
これらの基準ロジック信号S。及び反転基準信号乙の周
期は積分回路67の定数選択によって予め定められてい
る。
前記比較回路76内の鉄鍋用のAND回路72ではロジ
ック信号S1と反転基準ロジック信号S0との論理積を
とり、両者が共にハイ (H)レベルのときのみ、ロー
(L)レベルのセントパルス信号を判断回路78として
のRSSフリップフロップセット入力端へ出力する。ま
た、アルミ系調剤のAND回路74ではロジック信号s
ALと基準ロジック信号S0との論理積をとるが、この
場合、共にHレベルになることは無いのでその論理出力
は常にHレベルである。
従って、RSフリップフロップ78にはセットパルスの
みの入力となるので、そのQ出力端はHレベルとなり、
d出力端はLレベルとなり、この状態を維持し続ける。
これにより、入力したロジック信号の周期が基準ロジッ
ク信号S0の周期より大であり、鉄鍋であることが最終
的に確認される(第7図の判断106のイエスの場合)
これによって、表示部40内の発光ダイオード92が直
ちに点灯する(第7図108参照)とともに、前記切換
駆動回路部52内のAND回路80が能動状態となり、
その出力はHレベルとなる。これにより、スイッチング
用トランジスタ84がオンとなり、Vcc電源よりリレ
ー86に通電され、NO接点90Aが閉じる。従って、
それまで方形波発振器32の発振周波数がアルミ系鋼用
の調整抵抗R3″によって閉回路が形成されていたもの
が、電源を投入し鉄鍋をセットした後、瞬時の内に、調
整抵抗RB′に切換えられる(第7図110参照)。こ
れによって、前記関係式で定められる発振周波数が鉄鍋
用になることから、出力部4への制御パルスPFIは第
8図(1)のように低い周波数になり、加熱用コイル8
に流れるコイル電流iLも第8図(4)のAのようにな
る。
つまり、アルミ系鋼用の周波数(制御パルスPAL)の
ままであれば、同図中の仮想線A′の如く小さいコイル
電流となって、出力が低く抑えられるのに対し、制御パ
ルスPFaを用いることによりこれが無くなり、その波
高値は常に一定の値!、となる。以上の動作は電源がオ
フとなり駆動停止になるまで続けられる(第7図112
参照)。−これにより、アルミ系鍋であっても、鉄鍋で
あっても定格の出力能力の元で常に一定の磁気エネルギ
ーを加熱用コイル8から鍋体に供給することができ、調
理器自体の出力性能は鍋の材質の如何にかかわらず常に
一定に保つことができる。これがため、例えば鍋の発熱
性能が同一であれば、鍋の種類が変わっても、所定量の
水を沸騰させる時間は同じになり、鍋材質によって加熱
コイル8のインダクタンスが変化することによる熱効率
の不当な低下を防止することができる。また、表示部4
0によって動作モードを確認でき、極力発熱性能の良い
鍋を選択して使用し、省エネルギーを図るという使い方
が可能となる。また、駆動途中で鍋の種類を置き換えた
場合でも追随して新たな鍋に対し自動切換制御が行われ
る。
一方、第6図のように、アルミ系鍋を検知したというロ
ジック信号SALが周波数切換制御手段38に入力した
場合も同様に動作をする。この場合は、結局、比較回路
76内の鉄鍋用のAND回路72の出力が常にHレベル
となり、アルミ系鋼用のAND回路74がLレベルのリ
セットパルス信号を出力する。このパルス信号が次段の
RSフリップフロップ78のリセット入力端に印加され
るのみとなるから、当該RSSフリップフロラフ78の
出力レベルは前述と反対になる。即ち、Q出力端がLレ
ベルになり、d出力端がHレベルになる(第7図の判断
106のノーの場合)。
これによって表示部40内の発光ダイオード96が点灯
しく第7図114参照)、その旨告知せしめるが、前記
切換駆動回路部52内のAND回路80は能動状態にな
らないため、トランジスタ84はオフのままとなる。従
って、リレー86のリレー接点90は移動せず、NC接
点90Bが閉のままとなるので(第7図116参照)、
前記方形波発振器32の発振周波数は調整抵抗R11″
で決まるアルミ系鋼用の周波数のままとなり、最大の出
力性能が第8図(4)のBの如く維持されている。
尚、前記実施例では、初期動作の僅かな時間だけとりあ
えずアルミ系鋼用の周波数を出力しておいて、その検出
したロジック信号の具合によっては、瞬時の内に鉄鍋用
の制御パルスの周波数に切換える場合を示したが、勿論
これは反対に設定しても同等である。また、前記実施例
は鉄鍋とアルミ系鍋の場合だけで議論したが、本発明は
必ずしもこれに限定されず、他の種類の鍋を組合せて同
様に構成してもよい。また、方形波発振器32の構成も
必ずしも前記実施例に限定されることはなく、該発振器
の構成によっては初期発振を特定鍋に合わせた周波数で
行うのではなく、所定の基準周波数で行い、その後検知
した鍋体の材質に合わせたものとするという手法であっ
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明によると、以上のように構成され作用するので、
ロジック信号形成手段及び周波数切換制御手段により、
鍋の種類に対応して出力部に発生する電圧パルスに基づ
いて自動切換を行い、しかも表示部の作用によりその動
作モードを自動的に表示するとしているので、これによ
り手動操作に伴う誤操作や切換操作の煩わしさ等が解消
されて操作性が飛躍的に改善されるとともに、鍋の種類
が変わっても安定した出力性能が発揮され、全体として
信頼性が一層向上するという優れた電磁調理器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る一部ブロック化した全
体構成図、第2図は方形波発振器の内部構成を示す回路
構成図、第3図は方形波発振器からの出力波形図、第4
図は周波数切換制御手段と表示部とを示す回路構成図、
第5図は鉄鍋の場合の周波数切換制御手段の動作を説明
するためのタイミングチャート、第6図はアルミ系鍋の
場合の周波数切換制御手段の動作を説明するためのタイ
ミングチャート、第7図は全体的動作を説明するための
フローチャート、第8図は周波数切換制御手段が動作し
た後の各部の電圧、電流の波形図、第9図は従来例を示
す概略構成図、第10図は従来例の動作及び本発明に係
る実施例の初期状態の動作を示す各部の電圧、電流の波
形図である。 4・−−一−−−−・出力部、8・・−・−・加熱用コ
イル、1− fl −−−−−−−−・電源部、30・
−−−−−−−一制御部、36・−−−−−−−・ロジ
ック信号形成手段、38−−−−−−−・周波数切換制
御手段、40・−・・−・表示部、K・・−・−・加熱
用コイルの高圧端。 特許出願人     日本軽金属株式会社第2図 Jt 第3図 第5図 [2台m)10 第6図 第7図 第81図 第9図 卆 第1Q図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、方形波状の制御パルスを送出する制御部と、こ
    の制御部からの制御パルスに付勢されて加熱コイルに交
    番電流を通電せしめる出力部と、この出力部に電力を供
    給する電源部とを備えた電磁調理器において、 前記加熱用コイルの前記電源部と反対側の高圧端に発生
    する高電圧パルスに基づいたロジック信号を形成するロ
    ジック信号形成手段と、このロジック信号形成手段から
    のロジック信号を基準ロジック信号と比較・判断し前記
    制御パルスの周波数の切換制御を自動的に行う周波数切
    換制御手段とを前記制御部に装備したことを特徴とする
    電磁調理器。
  2. (2)、方形波状の制御パルスを送出する制御部と、こ
    の制御部からの制御パルスに付勢されて加熱コイルに交
    番電流を通電せしめる出力部と、この出力部に電力を供
    給する電源部とを備えた電磁調理器において、 前記加熱用コイルの前記電源部と反対側の高圧端に発生
    する高電圧パルスに基づいたロジック信号を形成するロ
    ジック信号形成手段と、このロジック信号形成手段から
    のロジック信号を基準ロジック信号と比較・判断し前記
    制御パルスの周波数の切換制御を自動的に行う周波数切
    換制御手段と、この周波数切換制御手段の動作モードに
    対応する表示を行う表示部とを前記制御部に装備したこ
    とを特徴とする電磁調理器。
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