JPS61275481A - 鞄材用基布の製造方法 - Google Patents

鞄材用基布の製造方法

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JPS61275481A
JPS61275481A JP60115655A JP11565585A JPS61275481A JP S61275481 A JPS61275481 A JP S61275481A JP 60115655 A JP60115655 A JP 60115655A JP 11565585 A JP11565585 A JP 11565585A JP S61275481 A JPS61275481 A JP S61275481A
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JP
Japan
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water
synthetic resin
antibacterial
bag
fabric
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Pending
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JP60115655A
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English (en)
Inventor
茂 吉田
石川 州洋
泰男 増田
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、防水性、防臭性及び抗菌性のすぐれた鞄材用
基布の製造方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来から、靴用材料として、天然皮革9人工皮革のほか
、繊維布帛等が用いられ、時に登山用バッグ、スポーツ
バッグ、資材バッグ等には繊維布帛を基布として用いた
ものが大き。この繊維布帛からなる鞄材用基布としては
、綿、レーヨン、ポリノジック、ナイロン、エステル等
の繊維糸条を用いて製編織した編織物に、ポリアクリル
酸系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等の
合成樹脂をコーティング加工又ラミネート加工したもの
などがある。これらの鞄材用基布は防水性の付与、レザ
ー調外観付与等のため上記のごとく合成樹脂による加工
を行うが、被覆して樹脂被膜に細孔あるいは間隙がわず
かでもあると、防水性が損なわれるおそれがあり、さら
に又、構成繊維として一般に用いられているポリアミド
繊維及びポリエステル繊維と被覆樹脂との接着性が必ず
しも良くな(、使用時の繰り返し屈曲、摩擦などにより
両者間が剥離して製品の防水効果が時間の経過とともに
低下することがあり、それらを防ぐ目的で多量の樹脂が
被覆されている。そのためこれらの鞄材用基布を用いた
製品は、重く風合も硬く、しかも通気性が殆ど認められ
ず、製品であるスポーツバッグ等に汗で汚れた下着類、
タオル等を入れておくと、悪臭を発生したり、黴が発生
する苓の問題があり、防臭、防菌性の改善が要望されて
いる。
一方、衣料分野で防臭、防菌を目的として、抗菌加工が
下着類、靴下、医療関係の特殊作業着等の綿及び弾性糸
素材などに施されているが、一般に耐久性が乏しく、洗
濯等により著しく効μが失われる。従って、これらの加
工を直ちに鞄材用基布に応翔することは困難である。し
かも抗菌加工を鞄材用基布に施す際、上記の耐久性の向
上をはかることは勿論であるが、鞄材用基布としての本
来の特性である防水性、Ia水性、防汚性等も同時に付
与しなければならない、しかし、例えば、従来の衣料用
布帛に施す抗菌加工で用いられている方法、即ち撥水加
工剤、防汚加工剤を含有する処理液中に抗菌剤を添加し
て処理する方法では、本来の目的である撥水性が阻害さ
れる傾向であって、より多量の撥水加工剤を付与するこ
とが必要となり、コスト高で風合が劣り、しかも得られ
る抗菌性も一時的であって耐久性が乏しい、などの問題
があり、現在のところ上記の各性能を十分満足しうるち
のは得られていない。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来の鞄材用基布における上記のごとき問題
点を解決して、防水性、防臭性、抗菌性のすぐれた鞄材
用基布を得ることができる製造方法を提供しようとする
ものである。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用本発明は、
合成繊維糸条からなる編織物に対し、抗菌剤を添加した
合成樹脂溶液を塗布し、乾燥。
キュアリングして、20〜50g/m2の合成樹脂被膜
を形成するとともに、前記抗菌剤を0.1〜2%(対編
織物重量)付与し、次いで撥水加工を施すことを特徴と
する鞄材用基布の製造方法である。
鞄材用基布のうちでも、特にスポーツバッグ等に用いる
基布には、゛耐水圧(JIS L−1014)  50
0mm以上の防水性とともに、臭気、黴等を防ぐ、いわ
ゆる抗菌性が要求されている。本発明においては、上記
のごとき鞘材用に適する基布として具備すべき要件を満
足させるため、先ずポリアミド系又はポリエステル系等
の構成繊維糸条を用いて製編織した編織物生機に、必要
に応じて常法により精練。
染色仕上を行った後、ポリアクリル酸系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂あるいはクロルスルホン化ポリエチレン樹脂
等の合成樹脂溶液に抗菌剤を添加した溶液を塗布し、乾
燥、キュアリングして、編織物表面に合成樹脂被膜を形
成して一応の防水性とともに、抗菌性をも付与する。
抗菌剤は、病原菌、黴類等の成長、繁殖を抑制するか死
滅させる薬剤であり、シリコーン系第4級アンモニウム
塩、5−クロロ−2−(2,4ジクロロフエノキシ)フ
ェノールなどを用いることができる。これらの市販の抗
菌剤は、一般に皮膚障害の少ないものであるが、本発明
においては、樹・脳中に混入させ、かつ次工程で撥水加
工を行うため、一層安全となる。そしてさらに、前記抗
菌剤を含む合成樹脂溶液を塗布後乾燥して合成樹脂被膜
を形成する際、溶剤の蒸発の過程で大部分の抗−剤が合
成樹脂被膜の表層部に移行し、強固に固着するため、極
めて効率よく、耐久性のすぐれた抗菌性が付与されるの
である。
抗菌剤を添加した合成樹脂溶液の塗布は、常法のコーテ
ィング又はトンピングにより行う。合成樹脂成分の塗布
量は、固形分で20〜50g/%の比較的少量の範囲で
あることが必要であり、20g/dより少ないと編織物
表面に形成された被膜の強度が弱く、かつ所望の防水性
が得られず、使用時の繰り返し屈曲、摩擦などにより剥
離しゃすく、又塗布量が50g/m2より多くなると風
合が非常に硬くなり商品価値が低下する。なお塗布量が
20〜50g/m2の上記合成樹脂被膜の形成だけでは
、耐水圧500寵以上の防水性を付与することは難しい
が、さらに次工程における撥水加工の効巣と相俟って十
分な防水性が付与されることになる。
抗菌剤の付着量は0.1〜2%(対編織物重量・・・以
下0.W、f、という。)の範囲とすることが、十分な
抗菌性を付与し、かつ編織物と合成IIM脂被膜との十
分な接着力を得るうえで必要であり、0.1%Or、f
、未満では満足しうる抗菌性が得られず、2%OJ、f
、を超えると編織物と合成樹脂被膜との接着を阻害する
おそれがあり、好ましくない。
次に、上記の抗菌剤を含む合成樹脂被膜の形成された編
織物に撥水加工を施して、撥水性を付与し、前工程で形
成した合成樹脂被膜との相乗作用により十分な防水性を
与えるとともに1.抗菌性の耐久性をさらに向上させる
。撥水加工では、市販の有機弗素化合物系又は有機珪素
化合物系などの力水加工剤を用い、これら撥水加工剤を
含む処理液で処理し、乾燥、キユアリングを行う。この
撥水加工では′、編織物に対し前工程での20〜50g
/dの合成樹脂被膜形成の効果と併廿て耐水圧500鶴
以上の防水性を付与するためには、樹脂塗布量にもよる
が澄水度(JIS L−1018) 80以上の撥水性
・を付与することが望ましい、そのためには撥水加工剤
の付着量を固形分で0.2〜2%OA4.f、とするこ
とが好ましく、付着量が0.2%O,W、f、未満では
目標の防水性能が得られない場合もあり、又2%OJ、
f、より多いと風合が硬くなる傾向がある。さらに撥水
加工において、撥水加工剤の被処理物への固着を十分に
行うために、キユアリングを160〜190℃の温度で
行うことが望ましく、160℃より低温では固着が不十
分となりやすく、190℃より高温になると合成樹脂被
膜の劣化を生じる傾向が見られて好ましくな(、又キユ
アリング時間は十分な効果を得るため30秒以上が望ま
しい。
(ホ)実施例 実施例1、 経糸及び緯糸に、ナイロンマルチフィラメント糸420
d/48fを用い、織密度:経50本/吋、横32本/
吋(目付200g/rJ)の平織物を製織し、該織物を
常法により精練、染色仕上した後、ポリアクリル酸系樹
脂及び抗菌剤を用い下記条件でコーティング加工を行っ
た。
5−クロロ−2−(2,4ジクロロフエノキシ)フェノ
ール(サニタイズSN:米国すニクイズ)(純分25%
)            3重量%ポリアクリル酸系
樹脂(クリスコートP−1130:大日本インキ工業)
(純分30%)75重量%触媒(クリスボンNX)  
     3  〃トルエン           1
9〃加工機:ロールコータ(2回コート) 樹脂塗布量(固形分):30g/n( 乾燥:80℃、60秒間 キユアリング=160℃、1分間 次に撥水加工を下記の条件で行った。。
弗素系撥水加工剤(スコッチガードPC−232:注文
スリーエム) (純分30%)2.5重量%イソプロピ
ルアルコール    3.0〃水          
        94.5 〜パッド絞り率:40% 乾燥:120℃、40秒間 キユアリング:170℃、 45秒間 得られた加工織物の澄水度、耐水圧、防臭性及び抗凹性
を第1表に示す。
実施例2゜ 経糸及び緯糸にポリエステルマルチフィラメント糸25
0d/48fを用い、織密度:経100本/吋。
緯82本/吋(目付250g/n?)の平織物を製織し
、該織物を常法により精練、染色仕上した後、クロルス
ルホン化ポリエチレン樹脂及び抗菌剤を用いて下記条件
でコーティング加工を行った。
シリコーン系第4級アンモニウム塩抗菌剤(DC570
0:ダウコーニング) (純分40%)2.8重量% クロ)Lt:l、)Ltykン化ポリエチレン樹脂(ハ
イパロン:昭和ネオブレン)(純分30%) 75M量% トルエン           22.2重量%加工機
:ナイフコータ 樹脂塗布量(固形分):30g/rd 乾燥=80℃、 30秒間 キユアリング:150℃、1分間 次に撥水加工を下記の条件で行った。
珪素系撥水加工剤(ポロンMR=信越化学)(純分60
%)1.7重量% 水                  9B、3  
〃バンド絞り率:30% 乾燥:120℃、60秒間 キユアリング:180℃、30秒間 得られた加工織物の治水度、耐水圧、防臭性及び抗菌性
を第1表に示す。
第1表に示すとおり、本発明実施例1.及び2゜第1表 注、1)11水度: JIS L−10182)耐水圧
: JIS L−1014 3)防臭性:直径10c11の試料に、牛乳1ta12
を滴下し、ポリエチレン袋に入れ、次いで空気を入れて
密封し、37℃で3日間放置後取り出し、臭気を嗅ぐ0
人数10名で判定し、8名が効果ありと判定したものを
効果ありとした。0・・・効果あり、×・・・効果なし
4)抗菌性(ハローテスト):試料の大きさ20m、3
7℃、24時間放置、透明な部分の幅の大きさで判定。
で得られた加工織物は、いずれも非常に優れた防水性、
防臭性及び抗菌性を有し、しかも抗菌性の耐久性も良好
で、洗濯10回繰り返し後の、洗濯1回後に対する抗菌
性保持率は約86%であり、又風合も良好で、鞄材用基
布として極めてすぐれた性能を有するものであった。
(へ)発明の効果 本発明は、以上のごとく、合成繊維糸条からなる編織物
に対し、抗菌剤を添加した合成樹脂溶液を塗布して、樹
脂塗布量(固形分)が比較的少量の20〜50g1cd
の合成樹脂被膜を形成するとともに、抗菌剤を0.1〜
2%0.W、f、付与し、次いで撥水加工を行うことを
特徴とするものであって、風合良好な、非常にすぐれた
防水性と防臭性、抗凹性を有する鞄材用基布が得られ、
特に比較的少量の合成樹脂被膜の形成と撥水加工により
、耐水圧500 wm以上の防水性が得られ、かつ抗菌
剤を合成樹脂中に混入して被膜を形成しているため安全
性が高く、しかも効率よく抗菌性を発揮し、その耐久性
も極めて良好である、などの格別の効果を奏するもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成繊維糸条からなる編織物に対し、抗菌剤を添
    加した合成樹脂溶液を塗布し、乾燥、キュアリングして
    、20〜50g/m^2の合成樹脂被膜を形成するとと
    もに、前記抗菌剤を0.1〜2%(対編織物重量)付与
    し、次いで撥水加工を施すことを特徴とする鞄材用基布
    の製造方法。
JP60115655A 1985-05-29 1985-05-29 鞄材用基布の製造方法 Pending JPS61275481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119958A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Toray Ind Inc 機能性繊維構造物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092334A (ja) * 1983-10-26 1985-05-23 Daiwa Kagaku Kogyo Kk 樹脂状高分子物質表面の処理方法

Patent Citations (1)

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