JPS61275272A - γ−ブチロラクトン誘導体の製造法 - Google Patents

γ−ブチロラクトン誘導体の製造法

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JPS61275272A
JPS61275272A JP60113994A JP11399485A JPS61275272A JP S61275272 A JPS61275272 A JP S61275272A JP 60113994 A JP60113994 A JP 60113994A JP 11399485 A JP11399485 A JP 11399485A JP S61275272 A JPS61275272 A JP S61275272A
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general formula
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carbamate
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JP60113994A
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Masahiro Hirama
正博 平間
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(1) (式中R1は低級アルキル基を表わし、Rは水素原子ま
たはアシル基を表わす)で表わされ゛るγ−ラクトン誘
導体の製造法に関し、この一般式(1)で表わされるγ
−ブチロラクトン誘導体は還元することにより、アンス
ラサイクリン系抗生物質の構成糖として医薬の分野で重
要なダウノサミン誘導体とすることができる化合物であ
る。
〔従来技術〕
現在まで、多くの研究者がダウノサミン、アコサミン、
リストサミン等のトリデオキシ−3−アミノ糖の合成研
究を行なってきた。
例えばダウノサミンの合成に関してはJ、P、Mars
hらCheIl、 Co*mun、 973頁、196
7年、 T、YamaguchらCarbohyd、 
Res、+ 59巻343頁、 1977年、P、 M
WovklichらJ、Am、Chem、Soc、 +
 103巻、 3956頁、 1981年などが挙げら
れる。
しかしながら、これら合成法においては、その製造工程
の煩雑さ、原料入手の容易さ、収率などに難点があり、
さらにその誘導体やホモローブの合成法においても、こ
れらの難点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
天然に存在するアミノ糖の立体選択的な製造法を研究し
ている過程で、本発明者はカーバメートの分子内マイケ
ル付加反応によりアミノ基が立体選択的に導入されるこ
とを見い出した。そこで本発明者は、この手法を用い、
さらに原料として容易に入手できる光学活性な化合物を
用いることにより光学活性なアミノ糖を製造することを
試みた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は一般式(I) H (式中R1は低級アルキル基を表わし、Rは水素原子ま
たはアシル基を表わす)で表わされるr −ラクトン誘
導体の製造法を提供する。
上記一般式(I)で表されるγ−ブチロラクトン誘導体
は還元反応によりダウノサミン誘導体とすることができ
る(FoM、HauserらJ、 Org、Chem、
 、 49巻、 2236頁、 1984年)ので、本
発明を用いることにより、ダウノサミンおよびその誘導
体を有利に製造することができる。
本発明の利点は容易に入手できる原料を用いることがで
きることと、前記公知文献などで用いている分割剤によ
る光学分割がいらないことである。
本発明の前記一般式(1)で表わされるT−ブチロラク
トン誘導体は一般式(n) A (R’は上に定義した通りであり、Aは水酸基の保護基
、R2は低級アルキル基を表わす)で表わされるカーバ
メートをt−ブトキシカリウム、水素化ナトリウムなど
の金属アルコキシドまたは水素化金属の存在下に環化し
て一般式(III)A (式中R’ 、AおよびR2は上に定義した通りである
)で表わされるパーヒドロ−1,3−オキサジン−2−
オンを得る。
このときの反応温度は室温以下が好ましく、特に好まし
くは0℃〜−15℃であり、溶媒としてはエーテル系の
ほか塩素系、エステル系、炭化水素系などを使用するこ
とができる。
この化合物(III)はアルコール系溶媒にとかし、塩
基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液
と加熱処理することにより、一般式%式%) (式中R1は上に定義した通りである)で表わされるγ
−ブチロラクトン誘導体となる。又この化金物(I b
)をアシル化剤、例えばベンゾイルクロリド、無水酢酸
、アセチルクロリド、プロピオニルクロリドと処理する
と一般式(Ic)H (式中R1は上に定義した通りであり、R3はアシル基
を表わす)で表わされるT−ブチロラクトン誘導体が得
られる。
前記カーバメートに一般式(IIa) (式中R’、AおよびR2は上に定義した通りである)
で表わされる光学活性カーバメートを用い、前記と同様
に反応させると一般式(lira)(式中R’、Aおよ
びR2は上に定義した通りである)で表わされる光学活
性パーヒドロ−1,3−オキサジン−2−オンが得られ
る。
この光学活性パーヒドロ−1,3−オキサジン−2−オ
ン(nra)は前述した塩基による加水分解、または塩
基による加水分解の後アシル化することにより一般式(
I a) H (式中R1およびRは上に定義した通りである)で表わ
される光学活性γ−ブチロラクトン誘導体が得られる。
前記一般式(II)で表わされるカーバメート誘導体は
以下の方法により得ることができる。
即ち、一般式(IV) OA’ (式中R′は上に定義した通りであり、A1は水酸基の
保護基、R4は低級アルキル基を表わす)を有するエス
テル誘導体を還元し一般式(V)OA’ (式中R1およびA1は上に定義した通りである)を有
するアルデヒド誘導体とすることができる。
ここで用いられる還元剤は水素化ジイソブチルアルミニ
ウムが好ましく、反応温度は0℃以下がよい。この化合
物(V)はまた、エステル誘導体(IV)を水素化リチ
ウムアルミニウムで還元しアルコール誘導体としたのち
酸化することによっても得ることができる。
このアルデヒド誘導体と一般式(W) H(、=C−COOR”      (Vl)(式中R
2は低級アルキル基を表わす)で表わされるプロピオル
酸エステルを塩基の存在下に反応させ一般式(■) H OA’ (式中R+ 、 A +およびR2は上に定義した通り
である)を有するア・セチリン誘導体とすることができ
る。
塩基としてはリチウムジアルキルアミドの使用が好まし
い。
このアセチレン誘導体(■)の水酸基を保護し一般式(
[) (式中Rl 、 A IおよびR2は上に定義した通り
であり、A2は水酸基の保護基を表わす)で表わされる
化合物としたのち部分的に脱保護基を行ない一般式(I
K) OA” H (式中Rl 、 R2およびA2は上に定義した通りで
ある)で表わされるプロピオル酸エステル誘導体とする
ことができる。水酸基の保護基AIが例えば、シルリ系
の保護基のときにはテトラアルキルアンモニウムフロリ
ドを用い脱保護を行う。
この化合物(IX)を無水条件下、クロルスルホニルイ
ソシアネートまたはトリクロルアセチルイソシアネート
と処理し一般式(X) OA” (式中Rl 、 R!およびA2は上に定義した通りで
ある)で表わされるカーバメート誘導体とすることがで
きる。
この化合物(X)をリンドラ−還元(Lindlar)
に付すことにより前記一般式(II’lで表わされるカ
ーバメート誘導体を得ることができる。
このリンドラ−還元の他にパラジウムを水銀、鉛、ビス
マスで部分被毒した触媒。三酸化バナジウムとニッケル
をアルミナ担体に付着させた触媒も用いられる。
光学活性な原料を用い、全く同様に合成することにより
一般式(II a)で表わされる化合物が得られること
は当業者には明白である。なお、上の各置換基の定義中
、低級アルキル基とは、好ましくは炭素数1〜4のアル
キル基をいい、アシル基とは好ましくは炭素数2〜4の
低級アルキルアシル基又は炭素数7〜9のアリールアシ
ル基をいう。
以下、本発明化合物の製造例及び実施例を示すが、本発
明の技術的範囲をこれらの例に限定するものでないこと
はいうまでもない。
l1五上 (3)−2−0−tブチルジメチルシリル乳酸エチルエ
ステル L−エチルラクテート4.0g(34ミリモル)を9m
lのジメチルホルムアミドにとかし、イミダゾール5.
0g(75ミリモル)、t−ブチルジメチルシリルクロ
リド5.6 g (37,3ミリモル)を加え室温で2
7時間攪拌した。反応混合物にヘキサンと水を加え、水
層はさらにヘキサンで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮
することにより8.5gの無色油状物質を得た。この油
状物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し標
記化合物を7.7g(収率94%)得た。
性状:無色油状物質 〔α)   −31,3° (ニート)凰H−NMRス
ペクトル(CDCl2 、δppo+):0.03(3
)1.S)。
0.06(3H,S) 、 0.86(9H,S) 、
 1.23(3H,t、 J=78Z) 。
1.35(38,d、 J=6.8Hz) 、 4.1
3(2H,q、 J=7.0Hz) 。
4.26(IH,q、 J=6.8Hz)ル 製造例1と同様に5.0gのし一エチルラクテート、7
.0gのトリエチルシリルクロリドを用いて標記化合物
を得た。
性状:無色油状物質 IRスペクトル(フィルム、 cm−’):1750 
、1?30 。
1455 、1415 、1370 、1265 、1
235 、1190 、1140 。
1110、  ’)I−NMRスペクトル(CDC13
,δppm) :0.45〜0.75(6H,m) 、
 8.85〜1.1(9H,m) 、 1.24(3H
,t、J=7.1Hz) 、 1.40(3H,d、 
J= 6.8Hz) 、 4.18(211,q、J=
7.1Hz) 、 4.32(IH,q、 J=6.8
Hz)(S) −2−0−メトキシメチル乳酸エチルエ
ステル O\、10CH3 (S)−乳酸エチルエステル2.0 g (16,9ミ
リモル)を乾燥塩化メチレン10mj2にとかし、室温
で攪拌しなからN、N−ジイソプロピルエチルアミン3
.28 g (25,4ミリモル)を加えた。次いで攪
拌下クロロメチルメチルエーテル2.73g (34ミ
リモル)を加え、室温で一夜放置し、た。
反応液にエーテルを加え、飽和食塩水で洗浄し、乾燥・
減圧濃縮した。得られた2、89 gの粗生成物を30
gのシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し標記物
、質2.34g (収率85%)を得た。
性状:無色油状物質 IRスペクトル(フィルム、CIlす’) :1740
 、1450 。
1380 、1270 、1200 、1160 、1
040’H−NMRスペクトル(CDC13、δppm
) :1.28(3H,t。
J=7.2Hz) 、 1.42(3H,d、 J=6
.8Hz) 、 3.38(3H,S)。
4.20(21,q、 J =7,2Hz) 、 4.
21(IH,q、 J=6.8Hz)。
4.69(21(,5) 11F」工 +り−2−t−ブチルジメチルシリロキシプロパナール 製造例1で得た乳酸誘導体10.0g(43ミリモル)
を乾燥塩化メチレン20m1にとかしミ水素化ジイソブ
チルアルミニウム46m1 (1モルのヘキサンン容液
、46ミリモル)を−78℃で15分かけて加えた。
さらに15分間−78℃で攪拌後メタノール4、5 m
 lを加えた。
この反応液をエーテル300mj+と飽和塩化アンモニ
ウム水溶液2.5 m IH中に攪拌下加え、さらに3
0分間攪拌した。次に無水硫酸マグネシウムを加え、有
機層を濾別した。溶媒を減圧上留去し得られた油状物6
.87gをシリカゲル(200g )のカラムクロマト
グラフィーに付し、ヘキサン・エーテル(30: 1 
)で溶出し標記化合物5.0g(収率61%)を得た。
性状:無色油状物質 〔α)  −12,0°(C=1.51.クロロホルム
)IRスペクトル(フィルム、cm−’) :2930
 、2900゜2B60 、1730 、1460 、
1385 、1250 、1130 、1005’H−
NMRスペクトル(CDC1z 、δppm) :0゜
10(6H,S)0.92(9H,S)、 1.27(
3H,d、 J=7.0Hz) 、 4.09(IH,
dq、 J=1.3.7.0 Hz) 、 9.60(
IH,d、 J=1.3Hz)11目1足 (3)−2−トリエチルシリロキシプロノ々ナール製造
例2の化合物309mg(1,33ミリモル)を用い製
造例4と同様に反応し標記化合物120mg (収率4
8%)を得た。
性状:無色油状物質 IRスペクトル(フィルム、cm−’) :2950 
、2880゜1735 、1235 、1130 、1
010 、740’H−NMRスペクトル(CDC13
、δpp+n):0.6−8.0(6H,m) 、  
0.9−9−1−1(9H1+ 1.28(3H,d、
 J=6.8Hz)4.08(1B、 dq、 J=1
.3.6.8Hz) 、 9.60(IH,d。
J=1.3Hz) 製1拠立 (S)−2−メトキシメチルオキシプロパナール0\、
10 C)13 製造例3の化合物2.18g (13,4ミリモル)を
用い製造例4と同様に処理し標記化合物367mg (
収率23%)を得た。
性状:無色油状物質 ’H−NMRスペクトル(CDCIs 、δppm):
1.32(3H,d。
J=7.0Hz) 、 3.41(3H,S)、 4.
02(IH,dq 、 J =1.6゜7.0Hz)、
4.73(3H,S)、 9.63(IH,d、 J=
1.6Hz)I盈■工 (5s) −5−t−ブチルジメチルシリロキシ−4−
ヒドロキシ−2−ヘキシン酸メチルエステルH ジイソプロピルアミン6、3 m l  (45,2ミ
、リモル)を無水テトラヒドロフラン120m lにと
かし、0℃でn−ブチルリチウム25.8m1(1,5
5モルのヘキサン溶液40ミリモル)を加えた。この溶
液に一78℃でメチルプロピオレート3.4g(40ミ
リモル)を加え、さらに15分攪拌した。次に製造例4
の化合物5.0 g (26,6ミリモル)のテトラヒ
ドロフラン溶液(10mIりを一78℃で加えた。−7
8℃で20分間攪拌したのち、この溶液を1.21の飽
和塩化アンモニウム水溶液に攪拌下注ぎ、エーテルで3
回抽出した。
有機層に無水硫酸マグネシウムを加え、濾過後、濃縮し
て得られた褐色油状物8.3gをシリカゲルのカラムク
ロマトグラフィーに付しヘキサン:エーテル(5:1〜
0:1)混合溶媒で溶出し標記化合物5.40g (収
率75%)を得た。
性状:無色油状物質 IRスペクトル(フィルム、cm−’) :3450 
、2950゜2900 、2B50 、1720 、1
250鵞H−NMRスペクトル(CDC13、δppm
)は4位水酸基について2種の異性体が存在する。
主生成物のNMRスペクトル 0.11(6H,S)、0.91(9H,S)、 1.
25(3H,d、 J=6.2Hz) 、 2.48(
IH,d、 J−6,6Hz) 、 3.78(3H,
S) 、 3.98(IH,dq、 J−4,2,6,
6Hz) 、 4.34(IH,dd、 J=4.26
.6Hz) もう一方の異性体 0.11(6H,S)、0.91(9H,S)、 1.
25(3H,d、 J=6.2Hz) 、 2.66(
IH,d 、 J=6.6Hz) 、 3.78(3B
、S)この化合物は(4R,5S)体と(4S、59体
の2種の異性体の混合物であり、主生成物は(4R,5
S)体であった番 M達1 (5S) −5−トリエチルシリロキシ−4−ヒドロキ
シ−2−ヘキ゛シン酸メチルエステルH 製造例5の化合物102n+ g (0,54ミリモル
)を用い製造例7と同様に反応し標記物質を44mg(
収率33%)得た。
性状:無色油状物質 主生成物のNMRスペクトル(CDCI、 、δppm
)0.6− 0.8(6H,w)、  0.9−1.0
(9H,n+)  、1.26(3H,d。
J=6.2Hz) 、 3.78(3■、S) 、 4
.00(IH,dq、 J=3.96.2H2)  、
4.35(18,dd、  J=3.9,6.6Hz)
もう一方の異性体のNMRスペクトル(cDcl、lδ
ppm) 0.6−0.8(68,m)、 0.9−1.1(9H
,m) 、1.26(3B、d。
J=6.4Hz) 、 3.78(3H,S) 、  
3.8−4.0(IH,m)  。
4.38(IH,d、  J−4,2Hz)製盈炭工 (5S) −5−メトキシメチルオキシ−4−ヒドロキ
シ−2−ヘキシン酸メチルエステル H 00CH。
製造例6の化合物320mg (2,7ミリモル)を用
い製造例7と同様に反応した。精製することにより標記
化合物を219n+g (収率35%)得た。
性状:黄色油状物質 元素分析(C9H1assとして) C(%)      H(%) 計算値  53.46     6.98実測値  5
3.21     6.98主生成物のNMRスペクト
/L/(CDC13、δppm)1.32(3H,d 
、J=6.4Hz) 、 3.42(3tl、S) 、
 3.78(3H,S)、 3.8−4.5(2H,m
)、 4.73(2H,S)もう一方の異性体のNMR
スペクトル(CDCI、 。
δppm) 1.28(3H,d 、J−6,6Hz)
 、 3.48(3H,S)。
3.78(3H,S)、 3.8−4.5(2H,m)
 、4.725(2H,S)l遺史エエ (5S) −5−t−ブチルジメチルシリロキシ−2−
ヘキシン酸メチルエステルー4−オン製造例7で得た化
合物250m g (0,92ミリモル)を50m1の
アセトンにとかし、室温でジョーンズ試薬(無水クロム
酸、希硫酸、0.76m l )を加えた。1時間後2
 m lのエタノール、次いで水およびエーテルを加え
た。有機層を水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
、濃縮し226m gの黄色波状物を得た。
この油状物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに
付し標記化合物209mg (収率84%)を得た。
性状:無色油状物質 ■Rスペクトル(フィルム、cm−’):1720 、
1690゜1435 、1250 、1130 ’H−NMR7,ベクトル(CDCh 、δppm) 
:0.09(38,S)0.12(3H,S) 、 0
.92(9H,S) 、 1.39(3B、d、 J=
6.8)12)。
3.34(3H,S) 、 4.28(IH,q 、 
 J= 6.8H2)〔α)  −22,8°(C=6
.84 、クロロホルム)1遺貫土工 (55) −5−メトキシメチルオキシ−2−ヘキシン
酸メチルエステルー4−オン 0□0CR。
製造例9の化合物63mgを用い製造例10と同様に反
応し標記化合物46mg(収率72%)を得た。
性状:無色油状物質 元素分析(C9H+□05として) C(%)    H(%) 計算値  54.00     6.04実測値  5
4.19     6.26IRスペクトル(フィルム
、Cm−’):1750 、1735゜14B0 、1
370 、1250 ’H−NMRスペクトル(CDCI、 、δppm) 
: 1.44 (38,d。
J−7,0Hz) 、 3.42(3H,S) 、 3
.86(3H,S) 。
4.24(IH,q、 J=7.0Hz) 、 4.7
1(2H,S)翌遺皿土1 (4S、5S) −5−t−ブチルジメチルシリロキシ
−4−ヒドロキシ−2−ヘキシン酸メチルエステルゝ〜
、 製造例10の化合物50 m g (0,185ミリモ
ル)を無水テトラヒドロフラン10mAにとかし、−7
8℃でL−セレクトライド(水素化ホウ素トIJ−5e
c−ブチルリチウム、1モル溶液) 0.25m1を滴
下した。10分間攪拌し飽和塩化アンモニウム水溶液を
加えたのちエーテルで抽出した。
有機層を乾燥後、濾過し濃縮した。得られた黄色油状物
90mgをシリカゲル(7g)のカラムクロマトグラフ
ィーに付しヘキサン:エーテル(5: 1)で溶出し3
0.1mg (収率60%)の標記化合物を得た。
この化合物には(4R,5S)体が5%以下含まれてい
た。
性状:淡黄色油状物質 〔α)  +18.5°(Cm3.6 、クロロホルム
)IRスペクトル(フィルム、Cl11−鳳) :34
50 、2950゜2900 、2850 、1720
 、1250’H−NMRスペクトル(CDC13、δ
ppm) :0.11 (6H,S) 。
0.91(9H,S)  、 1.25(38,d 、
  J=6.2Hz) 。
2.65(IH,d、  J=6.6Hz) 、 3.
78(3H,S) 、 3.8(2H,m)製1■LL
1 (4S、5S) −5−t−ブチルジメチルシリロキシ
−4−(2−テトラヒドロピラニル)オキシ−2−ヘキ
シン酸メチルエステル 製造例12の化合物30mg(0,11ミリモル)を2
mgの塩化メチレンにとかしp−)ルエンスルホン酸2
mgを加えた。室温で攪拌しながらジヒドロピラン23
μl(2,3当量)を加え、さらに50分間攪拌した。
この反応液にエーテルおよび飽和重炭酸ナトリウム水を
加え、有機層を分離した。有機層を重炭酸ナトリウム水
、水で順次洗い、乾燥、溶媒を除去し55mgの粗生成
物を得た。
分取薄層クロマトグラフィーを用い精製することにより
31mg(収率80%)の標記化合物を得た。
性状:淡黄色油状物質 〔α)  +16.4°(Cm3.17.クロロホルム
)◎ 製造例14 (4S、5S) −5−ヒドロキシ−4−(2−テトラ
ヒドロピラニル)オキシ−2−ヘキシン酸メチルエステ
ル 製造例13の化合物230m g (0,65ミリモル
)を8mgのテトラヒドロフランにとかした溶液に、0
℃でテトラブチルアンモニウムフロリド3.2m/(1
モルのテトラヒドロフラン溶液、3.2ミリモル)を加
えた。
45分間攪拌したのち飽和塩化アンモニウム水を加え塩
化メチレンで抽出した。乾燥後、溶媒を留去し1.26
 gの褐色油状物を得た。この油状物をシリカゲル(1
00g )のカラムクロマトグラフィーに付し115m
g (収率74%)の標記化合物を得た。
性状:淡黄色油状物質 〔α〕+50゜2°(C=2.7 、クロロホルム)装
量l上1 (45,5S) −4−ヒドロキシ−5−カルバモイル
オキシ−2−ヘキシン酸メチルエステル 製造例14の化合物462m g (1,91ミリモル
)を塩化メチレン57m1にとかし、−17℃でクロル
スルホニルイソシアネート0.2 m l (2,29
ミリモル)を加え、15分攪拌した。次に水57m1を
加え60℃に加熱し70分攪拌したのち、塩化ナトリウ
ムを加えた。
酢酸エチルを用い4回抽出し、抽出液は重炭素ナトリウ
ム水溶液、飽和塩化アンモニウム水で順次洗浄し、乾燥
、濃縮することにより粗生成物566m gを得た。こ
の油状物質をシリカゲル(50g)を用いたカラムクロ
マトグラフィーに付し標記化合物を14On+g (収
率36%)得た。
性状:無色油状物質 IRスペクトル(フィルム、 cm−’):3470 
、3350゜3200 、2950 、2230 、1
700 、1600 、1250 、1130’H−N
MRスペクトル(CDCl2 、δppn+) :1.
38(3H,d。
J=6.4Hz) 、 2.85(IH,d 、  J
=7.0tlz) 、 3.79(3H,S)4.49
(IH,dd、 J =6.4 、7.0Hz) 、 
4.8(2B、 br)4.93(IH,q  、  
J=6.402)〔α)−18,5°(C=1.16.
クロロホルム)盟遺皿土1 (4S、5S) −5−カルバモイルオキシ−4−トリ
エチルシリロキシ−ヘキサン−2−イン酸メチルエステ
ル /St (CJs)3 C0NIh 製造例15の化合物140mg (0,7ミリモル)を
Q、 4 m lのジメチルホルムアミドにとかし、次
いで106m gのイミダゾール(1,53ミリモル)
を加えた。室温で攪拌下トリエチルシリルクロリド0.
13mJ (0,77ミリモル)を加え45分攪拌した
。反応混合物に少量の塩化メチレンを加え、そのままシ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、標記化合
物を153mg (収率70%)得た。
性状:無色板状晶(ヘキサン・エーテル混合溶媒から再
結晶) 融点:57〜58℃ 〔α)−15,2°(C=1.28 、クロロホルム)
’H−NMR(CDCIg、δppm): 0.5〜1
.1(15H,m) 。
1.34(38,d 、  J=6.4Hz) 、 3
.78(3H,S) 。
4.61(IH,d 、  J=5.5Hz) 、 4
.7(2H,br) 、 4.82(IH,dq、 J
 =5.5 .6.4Hz)袈遺保土工 (4S、5S) −5−カルバモイルオキシ−4−トリ
エチルシリロキシ−2−ヘキセン酸メチルエステルリン
ドラ−(Lindler)触媒3mgに水素雰囲気下3
3mgの製造例16の化合物を1mj2のトルエンにと
かした溶液を加え、はげしく攪拌した。
11時間後さらに触媒を3mg加え、さらに3時間攪拌
した。反応混合物にエーテルを加え、セライトを用い濾
過した。濾液を濃縮後シリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィーに付し標記化合物23.6mg (収率7
1%)を得た。
性状:無色針状晶(ヘキサン・エーテル混合溶媒より再
結晶) 〔α)−10,2°(C=1.36 、クロロホルム)
’H−NMRスペクトル(CDC13、δppm): 
0.4〜1.1(1511,m)、 1.23(3)1
. d、 J =6.4Hz) 、 3.73(3H,
S)’4.7(2H,br)  、 4.87(IH,
dq、 J=4.8.6.4Hz)。
5.40(IH,dd、 J =4.8.8.3Hz)
、 5.83(IH,d。
J=11.9Hz)、 6.17(18,dd、 J 
=8.3.11.9H2)スm (4S、5S、6S) −6−メチル−5−トリエチル
シリロキシ−4−メキトシカルボニルメチルバーヒドロ
−133−オキサジン−2−オン 製造例17の化合物7mg(22マイクロモル)ヲ0.
5 m 12の無水テトラヒドロフランに溶解し、0℃
で2.7mg(24マイクロモル)のt−ブトキシカリ
ウムを加えた。9分後に塩化アンモニウム5.9 m 
g (110マイクロモル)を加え、次いでエーテルを
加えた、濾過後減圧濃縮し得られた固体をヘキサン・エ
ーテル混合溶媒を用い再結晶し標記化合物4.8mg(
収率69%)を得た。
性状:無色針状晶 融点二60〜61℃ 〔α)  −78,2°(C=1.03.クロロホルム
)’H−NMRスペクトル(CIIC13,δp$)l
ll): 0.57〜1.1(15H,m)、  1.
38(3H,d、  J=6.5Hz) 、 2.43
(18,dd、  J=9.3 .16.7Hz) 、
 2.66(IH,dd、  J=4.0゜16.7H
z)、  3.65 〜3.8(2B 、 n+)、3
.74(3H,S)4.34(IH,dq、  J=2
.8 、 6.5Hz) 、 5.61(IH,br)
去W (3S、4S、4 ” S) −3−ベンゾイルアミノ
−4−(1−ヒドロキシエチル)−4−ブタノリド実施
例1の化合物43 m g (0,14ミリモル)を1
、3 m Ilのエタノールにとかし、次いでINの水
酸化ナトリウム水溶液0.68m1を加えた。反応液を
60℃に加熱し14時間攪拌した後2N塩酸で中和し重
炭酸ナトリウム113m g (1,4ミリモル)を加
え、さらにベンゾイルクロリド126μl1(1,1ミ
リモル知アセトン(1mj)溶液を加え室温で4.5時
間攪拌した。この反応中pH8〜9を保つように、重炭
酸ナトリウムの粉末を適宜加えた。
反応終了後、濃塩酸でpH1まで酸性にし、酢酸エチル
で4回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し減圧下濃縮して得られた固形物
(130m g )をシリカゲルのカラムクロマトグラ
フィーに付し標記化合物を30mg(収率89%)を得
た。
性状:無色針状晶(ヘキサン・酢酸エチルから再結晶) 融点=148〜150℃(文献値147℃)〔α〕  
−14℃(C=0.28.メタノール)’H−NMRス
ペクトル(CDCI 3. 6ppn+): 1.35
(3)1. d 、  J=6.58Z) 、 2.6
3(IH,dd、 J=4.1  。
18.6Hz)、 3.19(1)1. dd、 J 
=9.2.18.6Hz) 。
3.5〜3.8(IH、br)、 4.2(111,+
*) 、 4.42(18,m)4.87(18,m)
 、 7.0(IH,br)  、7.4 〜7.7(
5H,m)〔発明の効果〕 本発明の前記一般式(1)で表わされるT−ラクトン誘
導体は文献公知の方法により容易にダウノサミン誘導体
に導びくことができる。それ故、抗生物質の分野などに
おいて有用な製造法である。
特にL−乳酸またはそのホモローブから誘導できること
により光学活性なアミノ糖の製造法として広く用いられ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(II) (式中Aは水酸基の保護基を表わし、R^1およびR^
    2は同一または異なっていてもよい低級アルキル基を表
    わす) で表わされるカーバメートを塩基で処理し、次いで加水
    分解するか、加水分解後アシル化することを特徴とする
    一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1は上に定義した通りであり、Rは水素原子
    またはアシル基を表わす) を有するγ−ブチロラクトン誘導体の製造法。 2、塩基が水素化ナトリウム、t−ブトキシカリウム、
    ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシドまたはカ
    リウムエトキシドからなる群から選ばれたものである特
    許請求の範囲第1項記載の製造法、 3、γ−ブチロラクトン誘導体が一般式( I a)▲数
    式、化学式、表等があります▼( I a) (式中R^1は低級アルキル基を表わし、Rは水素原子
    またはアシル基を表わす) で表わされる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の製
    造法。 4、環状カーバメートが光学活性体である特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。 5、γ−ブチロラクトン誘導体が光学活性体である特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。 6、一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中R^1およびR^2同一または異なっていてもよ
    い低級アルキル基を表わし、Aは水酸基の保護基を表わ
    す) を有する環状カーバメート化合物を加水分解するか、加
    水分解後アシル化することを特徴とする一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1は上に定義した通りであり、Rは水素原子
    またはアシル基を表わす) で表わされるγ−ブチロラクトン誘導体の製造法。 7、環状カーバメートが一般式(IIIa) ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa) (式中R^1およびR^2は同一または異なっていても
    よい低級アルキル基を表わし、Aは保護基を表わす) である特許請求の範囲第6項記載の製造法。 8、γ−ブチロラクトン誘導体が一般式( I a)▲数
    式、化学式、表等があります▼( I a) (式中R^1は低級アルキル基を表わし、Rは水素原子
    またはアシル基を表わす) で表わされる特許請求の範囲第7項記載の製造法。 9、環状カーバメートが光学活性体である特許請求の範
    囲第7項記載の製造法。 10、γ−ブチロラクトン誘導体が光学活性体である特
    許請求の範囲第7項記載の製造法。
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