JPS61275250A - トランス第一菊酸エステルの製造方法 - Google Patents

トランス第一菊酸エステルの製造方法

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JPS61275250A
JPS61275250A JP60101879A JP10187985A JPS61275250A JP S61275250 A JPS61275250 A JP S61275250A JP 60101879 A JP60101879 A JP 60101879A JP 10187985 A JP10187985 A JP 10187985A JP S61275250 A JPS61275250 A JP S61275250A
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鈴鴨 剛夫
Masami Fukao
正美 深尾
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトランス第一菊酸エステルの製造方法に関する
。さらに詳しくは一般式(I)(式中、Rは炭素数1〜
20のアルキル基、シクロアルキル基またはアラルキル
基を表わす。) で示されるシス第−藩酸エステルに、有機ハイドロパー
オキサイドの存在下または非存在下にホウ素の臭化物を
作用させてトランス化させることによる対応するトラン
ス第一菊酸エステルの製造方法に関する。
第−薄酸はピレスリン、アレスリン、フタルスリンなど
のいわゆるピレスロイドと称される低毒速効性殺虫エス
テルの酸成分を構成するものであり、これらのピレスロ
イド系殺虫剤の原料として有用である。
ところで第−薄酸にはシス、トランスの幾何異性体があ
り、殺虫効力はシス体のエステルよりもトランス体のエ
ステルの方が強いことが知られている。よってシス体を
トランス化しトランス体とすることは、シス体、または
シス体を多く含むエステルを用いるよりも殺虫効力の面
から遥かに有利になる。
従来、第−菊酸エステルは次式に示すように、2.5−
ジメチル・−ヘキサ−2,4−ジエンとジアゾ酢酸エス
テルを反応させる方法により広く工業的に製造されてい
る。
しかるに該方法によって得られる第−菊酸エステルは、
目的物であるトランス体とシス体の混合物として得られ
る。
従って、シスまたはシス/トランス混合第一菊酸エステ
ルをトランス体に変換させる技術は重要な意義を持つ。
従来、シスー第−菊酸エステルをトランス−第−菊酸エ
ステルに変換させる方法としては、シスー第−薄酸アル
キルエステルにアルカリ金属の低級アルキル第一アルコ
ラートを低級アルコールの存在下に約150℃〜200
℃で作用させる方法(特公昭40−6457号公報)、
あるいは特殊な塩基性触媒で処理する方法(特公昭58
−18495号公報、特公昭58−18496号公報等
)、およびシスー第−菊酸エステルに、三フフ化ホウ素
エーテラート、塩化鉄、塩化アル定ニウムなどを作用さ
せる方法(特開昭57−176980号公報)が知られ
ている。
本発明者らは、トランス第一菊酸エステルの製造方法に
つき、種々検討した結果、前記一般式(I)で示される
シス第一菊酸エステルまたはシス/トランス混合第一菊
酸エステルにホウ素の臭化物を作用させることにより意
外にも前記既知の方法よりも極めて円滑にしかも効率よ
く対応するトランス体に変換できることを見出すと共に
、これを有機パーオキサイドの存在下に実施することに
より、トランス化がさらに容易に実施できることを見出
し、種々の検討を加え本発明に至った。
即ち、本発明は、前記一般式(1)で示されるシス第一
菊酸エステルに、有機ハイドロパーオキサイドの存在下
または非存在下にホウ素の臭化物を作用させてトランス
化させることによる対応するトランス第一菊酸エステル
の製造方法を提供するものである。
本発明方法によれば、シス第一菊酸エステルまたはシス
/トランス混合第一菊酸エステルに触fs量のホウ素の
臭化物を作用させる仁とにより、常温下、短時間でトラ
ンス体へ変換することが可能になり、生成物としてトラ
ンス体、またはそれに富む第−菊酸エステルが得られる
また、本発明方法を有機ハイドロパーオキサイドの存在
下に実施することにより、ホウ素の臭化物の使用量をさ
らに低減化することができる。
本発明方法により得られるトランス−第−菊酸エステル
またはそれに富む第−菊酸エステルは、エステルのまま
で、または常法に従がいアルカリ性水溶液を加えて加水
分解することにより、カルボン酸に導きそれぞれの用途
に供するξとができ、ピレスロイドアルコールと称され
る一群のアルコールと反応させることにより、効力の高
い殺虫性化合物に導くことができる。
次に本発明方法につき詳細に説明する。
本発明において原料として用いられる前記一般式(I)
で示されるシス第一菊酸エステルにおいて、置換基Rと
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
シクロヘキシル基、ベンジル基などの炭素数1〜20の
アルキル基、シクロアルキル基およびアラルキル基が挙
げられる。
また、該シスー第−菊酸エステルは、シス体単独あるい
はトランス体との任意の割合の混合物であってもよい。
本発明方法において使用されるホウ素の臭化物としては
代表的には三臭化ホウ素があげられるがこれは少量の水
、酸、アルコール、エーテル等との錯体などを形成して
いてもよい。またその使用量は被処理第一菊酸エステル
1モルに対し1/2000〜1/10モル、好ましくは
1/1000〜1/20モルの範囲である。
有機ハイドロパーオキサイドとしては、次のようなもの
が例示される。
(1)脂肪族ハイドロパーオキサイド テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類の酸化
によって生成するハイドロパーオキサイド t−ブチルハイドロパーオキサイド 1.1,8.8−テトラメチルブチルハイドロパーオキ
サイド p−メンタンハイドロパーオキサイド など (2)  芳香族ハイドロパーオキサイドキュメンハイ
ドロパーオキサイド ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド など。
またその使用量は、用いるホウ素の臭化物1モルに対し
て通常1/10〜5モル、好ましくは1/4〜2モルの
範囲である。
また、本発明方法を実施するに際しては不活性溶媒を使
用することが好ましく、そのような溶媒としては飽和炭
化水素、芳香族炭化水素及びこれらのハロゲン化物、エ
ーテル類などを挙げることができる。
また、反応温度は特に制限されるものではないが、通常
、−20℃〜40℃の範囲で充分目的を達成することが
できる。
反応に要する時間はホウ素の臭化物および有機ハイドロ
パーオキサイドの使用量や反応温度によっても変わり得
るが通常数分〜10時間である。
本発明方法を実施するに際しては、通常、被処理第一菊
酸エステルを溶媒に溶解し、これにホウ素の臭化物を加
えることにより行なわれ、また、有機ハイドロパーオキ
サイドの存在下に実施する場合には、通常、被処理第一
菊酸エステルとハイドロパーオキサイドとを溶媒に溶解
し、次いでこれにホウ素の臭化物を加えるか、あるいは
、被処理第一菊酸エステルを溶媒に俗解し、次いでこれ
にハイドロパーオキサイドおよびホウ素の臭化物を併産
する操作により行なわれる。
尚、反応の進行度は反応液の一部をサンプリングしてガ
スクロマトグラフィー等による分析で求めることができ
る。
以上のようにして反応させた後の反応液は、例えばこれ
を塩酸水などで洗浄後、濃縮するこことにより、目的の
トランス第一菊酸エステルまたは、それに富む第−菊酸
エステルが得られる。
また、このようにして得られる第−菊酸エステルは、こ
れを常法に従い、アルカリ性水溶液を加えて加水分解す
ることにより、トランス−第−薄酸、またはそれに冨む
第−薄酸が容易に得られ、さらに必要に応じこれを蒸留
、クロマトグラフィーなどにより精製し、純粋なトラン
ス体を得ることもできる。
上戸院手目涯妬二 思上詳記したごとく本発明の方法によれば、シスー第−
菊酸エステルのトランス変換が容易に高収率で行なうこ
とができ特にトランス−第−菊酸エステルの工業的な製
造にとって極めて有利になる。
次に実施例によって本発明の方法を説明する。
実施例1 50 yxl容のフラスコに、窒素気流中でシス体40
.7%、トランス体59.8%の組成の第−薄酸エチル
エステル2.Ofとトルエン17.。
fを入れ、これに、20℃で撹拌しながら三臭化ホウ素
0.041Fとトルエン1.Oj’の混合液を滴下した
。滴下後2時間撹拌を続けたのち、10%塩酸8.Of
を加えて撹拌し、分液した。有機層をとり、水洗した後
、無水硫酸ソーダで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、2
.08Fの油状物を得た。核部状物を蒸留し、沸点85
〜b た。該留出物は、その赤外線吸収スペクトルから第−薄
酸エチルエステルであることが確認され、ガスクロマト
グラフィーにより幾何異性体比率を求めたところシス体
7.0%、トランス体98.0%であった。
実施例2 50d容のフラスコに、窒素雰囲気でシスー第−W酸エ
チルエステル2.Ofとn−へブタン18.Ofを入れ
、これに三臭化ホウ素0.26fを滴下し、15°Cで
8時間撹拌した。
反応後、反応液に氷水を加えて撹拌し、分液後、有機層
を減圧下に溶媒留去し、1.961の残留液を得た。こ
れを10%水酸化ナトリウム水溶液10.2fと共に8
時間加熱還流したのち、トルエンを加えて分液し、トル
エン層として中性物を除去した。水層を塩酸酸性にした
後トルエン抽出し、有機層を水洗後、無水硫酸ソーダを
加えて乾燥し、これを減圧下に溶媒留去すると1.61
の残留液が得られた。該残留液を蒸留し、沸点110〜
119’C/ 2. s tzHyの留分1.58j’
を得た。該留出物は、その赤外線吸収スペクトルより、
第−薄酸であることが確認された。また、ガスクロマト
グラフィーによりその幾何異性体比率を求めたところシ
ス体7.6%、トランス体92.4%であった。
実施例8 50yxt容のフラスコに、窒素気流中でシス体40.
7%、トランス体59.8%の組成の第−薄酸エチルエ
ステル2.Ofとトルエン17.Ofとt−ブチルハイ
ドロパーオキサイド0.0081を入れ、20°Cで撹
拌しながらこれに三臭化ホウ素0.028Fとトルエン
1.Ofの混合液を滴下した。滴下後1時゛間撹拌を続
けたのち、10%塩酸3.Ofを加え撹拌後、分液した
。有機層をとり水洗した後、無水硫酸ソーダで乾燥し、
減圧下に溶媒留去し、2.01Fの油状物を得た。核部
状物を蒸留し、沸点85〜88℃/10WHfの留分1
.98Fを得た。
該留出物はその赤外線吸収スペクトルから第−薄酸エチ
ルエステルであることが確認され、ガスクロマトグラフ
ィーにより幾何異性体比率を求めたところシス体6.5
%、トランス体93.5%であった。
実施例4 30111容のフラスコに、窒素気流中でシス体85.
0%、トランス体65.0%の組成の第−薄酸エチルエ
ステル2.Ofにn−へブタン18、Ofおよびり主ル
ハイドロパーオキサイド0.08fを入れ、これに80
″Cで撹拌しながら三臭化ホウ素0.189を滴下し1
時間撹拌した。次に室温まで冷却後水1.51を加え洗
浄分液したのち、減圧下に溶媒留去し1.951の残留
液を得た。
該残留液を蒸留し、沸点85〜88℃/10MwHjl
の留分1.84Fを得た。該留出物はその赤外線吸収ス
ペクトルより第一*aミニチルエステルあることが確認
され、また、ガスクロマトグラフィーによりその幾何異
性体比率を求めたところシス体5.9%、トランス体9
4,1%であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、シクロアル
    キル基またはアラルキル基を表 わす。) で示されるシス第一菊酸エステルに、有機ハイドロパー
    オキサイドの存在下または非存在下にホウ素の臭化物を
    作用させてトランス化させることを特徴とするトランス
    第一菊酸エステルの製造方法。
  2. (2)有機ハイドロパーオキサイドの存在下に行なうこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のトランス
    第一菊酸エステルの製造方法。
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