JPS61273116A - 電線管防護用片付バンド及びその縛束方法 - Google Patents
電線管防護用片付バンド及びその縛束方法Info
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- JPS61273116A JPS61273116A JP60115149A JP11514985A JPS61273116A JP S61273116 A JPS61273116 A JP S61273116A JP 60115149 A JP60115149 A JP 60115149A JP 11514985 A JP11514985 A JP 11514985A JP S61273116 A JPS61273116 A JP S61273116A
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- protective piece
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は可撓性樹脂被覆電線管を鉄筋ニ11東した状態
でコンクリート埋設する際に、電線管を縛束する針金線
等の金属線がコンクリートからの圧力その他の外力によ
って電線管の柔軟な被覆樹脂表面に食込みを起して樹脂
を破損したり、導体を切断する等の事故発生を防止する
ことができる電線管防護用片付バンド及びその縛束方法
に関する。
でコンクリート埋設する際に、電線管を縛束する針金線
等の金属線がコンクリートからの圧力その他の外力によ
って電線管の柔軟な被覆樹脂表面に食込みを起して樹脂
を破損したり、導体を切断する等の事故発生を防止する
ことができる電線管防護用片付バンド及びその縛束方法
に関する。
(従来の技術)
最近、鉄筋コンクリート製の建築物、構造物等の建設工
事において、導線の外周に可撓性樹脂を被覆してなるフ
レキシブルな電線管が多く用いられている。この電線管
は柔軟性に富んだ樹脂によって被覆されているため小さ
な半径で自由に曲げることができ、配線作業上便利であ
るばかりでなく、工事費を約40%低減できるという利
点を有している。この電線管を配線した後これをコンク
リートで埋設する場合には、予めこの可撓性樹脂被覆電
線管を針金等の金属線で鉄筋に縛束しておいてからコン
クリート打設を行っている。このように電線管を鉄筋に
固定しておくことによって、所定の配線経路で配線され
ている電線管をコンクリート打設後も確実に位置決め保
持することが可能となる。
事において、導線の外周に可撓性樹脂を被覆してなるフ
レキシブルな電線管が多く用いられている。この電線管
は柔軟性に富んだ樹脂によって被覆されているため小さ
な半径で自由に曲げることができ、配線作業上便利であ
るばかりでなく、工事費を約40%低減できるという利
点を有している。この電線管を配線した後これをコンク
リートで埋設する場合には、予めこの可撓性樹脂被覆電
線管を針金等の金属線で鉄筋に縛束しておいてからコン
クリート打設を行っている。このように電線管を鉄筋に
固定しておくことによって、所定の配線経路で配線され
ている電線管をコンクリート打設後も確実に位置決め保
持することが可能となる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら従来の金属線による電線管の固定方法にあ
っては、縛束時の締付力、生コンクリートの流入圧力、
コンクリートの固化時の内部応力、その他の外力によっ
て金属線が電線管の可撓性樹脂表面に食込んでこれを損
傷させたり、内部の導体を傷付ける等の恐れがあった。
っては、縛束時の締付力、生コンクリートの流入圧力、
コンクリートの固化時の内部応力、その他の外力によっ
て金属線が電線管の可撓性樹脂表面に食込んでこれを損
傷させたり、内部の導体を傷付ける等の恐れがあった。
このため漏電事故や断線事故が発生したり、工事をやり
直す必要が生じる等の不都合が多かった。
直す必要が生じる等の不都合が多かった。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、可撓性樹脂
電線管を金属線等の細線を用いて鉄筋に縛束する場合及
びこの縛束部分をコンクリートで埋設する場合に、可撓
性樹脂電線管に加わる種々の外力が金属線を電線管の被
覆樹脂表面に向って締付けることによって樹脂に食込み
を起し、樹脂や導体を損傷することを防止するため、縛
束用。
電線管を金属線等の細線を用いて鉄筋に縛束する場合及
びこの縛束部分をコンクリートで埋設する場合に、可撓
性樹脂電線管に加わる種々の外力が金属線を電線管の被
覆樹脂表面に向って締付けることによって樹脂に食込み
を起し、樹脂や導体を損傷することを防止するため、縛
束用。
金属線にその長さ方向に沿って帯状の防護用片を取付け
、この防護用片を電線管の外周に当てかった状態で金属
線を鉄筋に巻き付けて縛束することによって、金属線が
電線管に直接接触することを防止した電線管防護用片付
バンドを提供するものである。
、この防護用片を電線管の外周に当てかった状態で金属
線を鉄筋に巻き付けて縛束することによって、金属線が
電線管に直接接触することを防止した電線管防護用片付
バンドを提供するものである。
(実施例)
以下本発明の電線管防護用片付バンドを詳細に説明する
。
。
第1図は本発明の電線管防護用片付バンドの一実施例を
示し、この電線管防護用片付バンドlは第2図(イ)(
ロ)(ハ)に示す防護用片(座)2と、針金等の金属線
3とからなる。防護用片2は鉄、ステンレス、アルミそ
の他の金属、或は合成樹脂等からなる帯状の板状体であ
り、その表面には金属線挿通用の2つのトンネル状の挿
通孔4が防護用片2を裏面からプレス加工することによ
って突出形成されている6mち、挿通孔4は防護用片2
を構成する板状体に各一対の平行な切り込み5を形成し
たあと、各2木の切り込み5間に位置する押出し面6を
上方へ突出させることによって形成される。この実施例
においては防護用片2として、厚さ0.2mm、長さ9
0mm、輻lOm m 、挿通孔の高さ2mmのトタン
板(比較的軟質の鉄板に亜鉛をメッキしたもの)を使用
した。
示し、この電線管防護用片付バンドlは第2図(イ)(
ロ)(ハ)に示す防護用片(座)2と、針金等の金属線
3とからなる。防護用片2は鉄、ステンレス、アルミそ
の他の金属、或は合成樹脂等からなる帯状の板状体であ
り、その表面には金属線挿通用の2つのトンネル状の挿
通孔4が防護用片2を裏面からプレス加工することによ
って突出形成されている6mち、挿通孔4は防護用片2
を構成する板状体に各一対の平行な切り込み5を形成し
たあと、各2木の切り込み5間に位置する押出し面6を
上方へ突出させることによって形成される。この実施例
においては防護用片2として、厚さ0.2mm、長さ9
0mm、輻lOm m 、挿通孔の高さ2mmのトタン
板(比較的軟質の鉄板に亜鉛をメッキしたもの)を使用
した。
金属線としては、0.8〜0.9mm径で、長さ500
mmの亜鉛メッキの鉄線を用い、これを2つ折りにした
ものを2つの挿通孔4に挿通させたあと、挿通孔4を形
成する押出し面6を潰すことにより、防護用片2に固定
する。金属線はこのように2つ折りにした方が縛束時の
作業性が良くなり1強度の点でも有利であるが、折り曲
げないで使用しても差支えは無い、しかし、ここに示さ
れた形状、使用材料、サイズ等は一例に過ぎず、これら
に限定されるものではない。
mmの亜鉛メッキの鉄線を用い、これを2つ折りにした
ものを2つの挿通孔4に挿通させたあと、挿通孔4を形
成する押出し面6を潰すことにより、防護用片2に固定
する。金属線はこのように2つ折りにした方が縛束時の
作業性が良くなり1強度の点でも有利であるが、折り曲
げないで使用しても差支えは無い、しかし、ここに示さ
れた形状、使用材料、サイズ等は一例に過ぎず、これら
に限定されるものではない。
次に第6図は本発明の他の実施例を示し、この電線管防
護用片付バンド10は防護用片2と金属線3とからなる
構成においては前記実施例と変わるところがないが、防
護用片2が第1のスライド片11と第2のスライド片1
2とからなり、しかも互いにスライド自在に結合される
ことによって全長を伸縮出来るように構成されている点
にオイて相違している。
護用片付バンド10は防護用片2と金属線3とからなる
構成においては前記実施例と変わるところがないが、防
護用片2が第1のスライド片11と第2のスライド片1
2とからなり、しかも互いにスライド自在に結合される
ことによって全長を伸縮出来るように構成されている点
にオイて相違している。
第7図(イ)〜(ニ)及び第8図(イ)(ロ)は第1の
スライド片llを構成するスライド片本体13及び抱合
せ用金具14を示し、スライド片本体13は帯状の板状
体でその外側端部(図面左側)から所定距離内側寄りの
位置にはトンネル状の挿通孔15が突出形成され、また
内側端部には抱合せ用金具14が固定されている。抱合
せ用金具14は第8図(イ)(ロ)に示すようにスライ
ド片本体13の幅の約2倍の長さを有する板状小片であ
り、これをスライド片本体13の裏面(または表面)に
直交させて押し当てた状態でスライド片本体13の内側
端部を裏側(または表側)へ折り曲げることによって本
体13に固定したものである。第9図(イ)〜(ロ)に
示す第2のスライド片12は、帯状の板状体でその外側
端部(図面右側)寄りの表面にはトンネル状の挿通孔1
6が突出形成され、またその内側端部は表面側、向けて
直角に折り曲げられたストッパ部17となっテイル、コ
ノストッパ部17には金属線挿通用の小孔18が形成さ
れている。この実施例では第1のスライド片11及び第
2のスライド片12としては、厚さ0.27mm、幅1
0 m m 、長さ130mmのトタン板を用い、抱合
せ用金具14としては、厚さ0.27mm、幅5 m
m 、長さ22mmのトタン板をそれぞれ用いた。
スライド片llを構成するスライド片本体13及び抱合
せ用金具14を示し、スライド片本体13は帯状の板状
体でその外側端部(図面左側)から所定距離内側寄りの
位置にはトンネル状の挿通孔15が突出形成され、また
内側端部には抱合せ用金具14が固定されている。抱合
せ用金具14は第8図(イ)(ロ)に示すようにスライ
ド片本体13の幅の約2倍の長さを有する板状小片であ
り、これをスライド片本体13の裏面(または表面)に
直交させて押し当てた状態でスライド片本体13の内側
端部を裏側(または表側)へ折り曲げることによって本
体13に固定したものである。第9図(イ)〜(ロ)に
示す第2のスライド片12は、帯状の板状体でその外側
端部(図面右側)寄りの表面にはトンネル状の挿通孔1
6が突出形成され、またその内側端部は表面側、向けて
直角に折り曲げられたストッパ部17となっテイル、コ
ノストッパ部17には金属線挿通用の小孔18が形成さ
れている。この実施例では第1のスライド片11及び第
2のスライド片12としては、厚さ0.27mm、幅1
0 m m 、長さ130mmのトタン板を用い、抱合
せ用金具14としては、厚さ0.27mm、幅5 m
m 、長さ22mmのトタン板をそれぞれ用いた。
なお、上記実施例では2枚のスライド片で構成される防
護用片を示したが、3枚以上のスライド片で構成しても
よいし、また各スライド片同志のスライド自在接続の構
造は上記のものに限定される訳ではない、。
護用片を示したが、3枚以上のスライド片で構成しても
よいし、また各スライド片同志のスライド自在接続の構
造は上記のものに限定される訳ではない、。
第1のスライド片11と第2のスライド片12どの組付
けは、第7図(ニ)に示す状態の第1のスライド片11
の上に第9図(ニ)に示す状態の第2のスライド片12
を重ねて載置してから抱合せ用金具14の両端部を表側
(上方)へ折り曲げ折り返して、第1のスライド片11
と第2のスライド片L2とをスライド自在に係合させる
ことによって完了する0次に、各種通孔15.16及び
小孔18に金属線3を挿通したあと各挿通孔15.16
を潰して金属線を固定することにより、防護用片10の
組付けは完了する。なお、抱合せ用金具14を第1のス
ライド片tiの内側端部に固定した状態において抱合せ
用金具14の両端部を第8図(ロ)に示すように予め折
り曲げておく場合は、折り曲げ端部間のスペース幅lを
第2のスライド片12の挿通孔16の幅と同等か、或は
少し太き目に設定しておくことにより、第2のスライド
片12を外側端部12aから抱合せ用金具14内に差し
込むことが可能になる。ストッパ部17が第2のスライ
ド片12の挿通孔15に当接すると、それ以上*m方向
にスライドさせることができず、またストッパ17が抱
合せ用金具14に当接するとそれ以上拡大方向にスライ
ドさせることができなくなっている。
けは、第7図(ニ)に示す状態の第1のスライド片11
の上に第9図(ニ)に示す状態の第2のスライド片12
を重ねて載置してから抱合せ用金具14の両端部を表側
(上方)へ折り曲げ折り返して、第1のスライド片11
と第2のスライド片L2とをスライド自在に係合させる
ことによって完了する0次に、各種通孔15.16及び
小孔18に金属線3を挿通したあと各挿通孔15.16
を潰して金属線を固定することにより、防護用片10の
組付けは完了する。なお、抱合せ用金具14を第1のス
ライド片tiの内側端部に固定した状態において抱合せ
用金具14の両端部を第8図(ロ)に示すように予め折
り曲げておく場合は、折り曲げ端部間のスペース幅lを
第2のスライド片12の挿通孔16の幅と同等か、或は
少し太き目に設定しておくことにより、第2のスライド
片12を外側端部12aから抱合せ用金具14内に差し
込むことが可能になる。ストッパ部17が第2のスライ
ド片12の挿通孔15に当接すると、それ以上*m方向
にスライドさせることができず、またストッパ17が抱
合せ用金具14に当接するとそれ以上拡大方向にスライ
ドさせることができなくなっている。
以上の構成を有する各実施例の電線管防護用片付バンド
を用いて径の異なる電線管を径の異なる鉄筋に固定する
場合の具体例を縛東態様別に説明する。まず、第3図(
イ)及び(ロ)は直径が36.5mmの可撓性樹脂電線
管21を9mm径の鉄筋22に縛り付けた状態を示して
いる。この場合、まず防護用片2の裏面が内側になるよ
うに電線管防護用片付バンドlを環状に湾曲させてから
電線管の外周に添設し、続いて金属線の両端を鉄筋22
の外周上で45度で交差させ、数回捻ることにより縛り
付けが完了する。防護用片2の長さは電線管の外周全長
をカバーする必要は無く、金属線が電線管に接する範囲
をカバーする程度の長さであればよい、あるいはまた、
屋上スラブ等のように近接した上下二本の鉄筋の間に配
線した電線管を下側の鉄筋に鱈り付ける場合で、しかも
下側の鉄筋の下方に縛束作業のための十分なスペースが
存しない等の理由によって鉄筋の外周上で縛ることが出
来ない場合は、第3図(ロ)のように電線管の外周上で
縛ればよい、縛束作業は常法どうり捻り工具やペンチや
人手で行われる。
を用いて径の異なる電線管を径の異なる鉄筋に固定する
場合の具体例を縛東態様別に説明する。まず、第3図(
イ)及び(ロ)は直径が36.5mmの可撓性樹脂電線
管21を9mm径の鉄筋22に縛り付けた状態を示して
いる。この場合、まず防護用片2の裏面が内側になるよ
うに電線管防護用片付バンドlを環状に湾曲させてから
電線管の外周に添設し、続いて金属線の両端を鉄筋22
の外周上で45度で交差させ、数回捻ることにより縛り
付けが完了する。防護用片2の長さは電線管の外周全長
をカバーする必要は無く、金属線が電線管に接する範囲
をカバーする程度の長さであればよい、あるいはまた、
屋上スラブ等のように近接した上下二本の鉄筋の間に配
線した電線管を下側の鉄筋に鱈り付ける場合で、しかも
下側の鉄筋の下方に縛束作業のための十分なスペースが
存しない等の理由によって鉄筋の外周上で縛ることが出
来ない場合は、第3図(ロ)のように電線管の外周上で
縛ればよい、縛束作業は常法どうり捻り工具やペンチや
人手で行われる。
第4図は直径が21.5mmの電線管を鉄tI522に
縛り付けた状態を示し、防護用片2の一端を電線管と鉄
筋との間に介在させる一方で他端を鉄筋の外周にまで延
長させ、さらに鉄筋の外周上で金属線の両端を縛ってい
る。
縛り付けた状態を示し、防護用片2の一端を電線管と鉄
筋との間に介在させる一方で他端を鉄筋の外周にまで延
長させ、さらに鉄筋の外周上で金属線の両端を縛ってい
る。
第5図は直径が21.5mmの電線管を16mm径の鉄
筋に縛り付けた状態を示し、金属線の両端は電線管また
は鉄筋の非外周上で縛られている。
筋に縛り付けた状態を示し、金属線の両端は電線管また
は鉄筋の非外周上で縛られている。
以上のように、防護用片2及び金属線3を幾つかの規格
サイズの電線管及び鉄筋に対して汎用性を有するように
寸法設定しておけば、その有用性を増大させることがで
きる。
サイズの電線管及び鉄筋に対して汎用性を有するように
寸法設定しておけば、その有用性を増大させることがで
きる。
次に通常のサイズを越える電線管を鉄筋に縛り付ける場
合は第6図に示した電線管防護用片付バンドlOを用い
て防護用片の長さを伸縮調節しながら作業を行うことに
より、作業性を大幅に向上させることができる。即ち、
第10図及び第11図はそれぞれ直径45.5mmの電
線管を16mmの鉄筋に縛束した状態及び直径81mm
の電線管を16mmの鉄筋に縛束した状態を示し、いず
れも第1のスライド片11と第2のスライド片12とか
らなる防護用片2を電線管の外周と金属線との間に介在
させることによって、電線管の被覆樹脂を金属線から保
護している。なお、第2のスライド片12上に予め目盛
を付けておき、所定の目盛長さでセットしておけば、多
数の縛束作業を行う場合に極めて便利である。
合は第6図に示した電線管防護用片付バンドlOを用い
て防護用片の長さを伸縮調節しながら作業を行うことに
より、作業性を大幅に向上させることができる。即ち、
第10図及び第11図はそれぞれ直径45.5mmの電
線管を16mmの鉄筋に縛束した状態及び直径81mm
の電線管を16mmの鉄筋に縛束した状態を示し、いず
れも第1のスライド片11と第2のスライド片12とか
らなる防護用片2を電線管の外周と金属線との間に介在
させることによって、電線管の被覆樹脂を金属線から保
護している。なお、第2のスライド片12上に予め目盛
を付けておき、所定の目盛長さでセットしておけば、多
数の縛束作業を行う場合に極めて便利である。
次に、従来の金属線のみによる縛束作業の場合はもちろ
んのこと、本発明の電線管防護用片付バンドを用いた作
業においても大きな問題となりうるのは、金m線を人手
や捻り工具で単に撚っただけではコンクリートの流入圧
等にもとづいて鉄筋と電線管との間に両者を離間させる
方向の力が作用した場合に撚合部の撚りが戻りやすくな
るということである。出願人が実験したところによれば
、6回強く撚った撚合部は約20kgの荷重で撚りが戻
り始め、約30kgで撚りが解けて開放した。
んのこと、本発明の電線管防護用片付バンドを用いた作
業においても大きな問題となりうるのは、金m線を人手
や捻り工具で単に撚っただけではコンクリートの流入圧
等にもとづいて鉄筋と電線管との間に両者を離間させる
方向の力が作用した場合に撚合部の撚りが戻りやすくな
るということである。出願人が実験したところによれば
、6回強く撚った撚合部は約20kgの荷重で撚りが戻
り始め、約30kgで撚りが解けて開放した。
本出願人は以上のような問題点に鑑みて研究実験した結
果、以下に説明するような縛束方法を提案するに至った
ものである。
果、以下に説明するような縛束方法を提案するに至った
ものである。
第12図〜第17図は本発明の縛束方法による縛束手順
を示し、第12図〜第15図は電線管21と鉄筋22と
が平行に固定される場合を、第16図、第17図は、両
者が直交する場合を示す。
を示し、第12図〜第15図は電線管21と鉄筋22と
が平行に固定される場合を、第16図、第17図は、両
者が直交する場合を示す。
電線管21と鉄筋22とが平行に固定される場合は、ま
ず第12図に示すように電線管防護用片付バンド1また
は10(以下便宜上電線管防護用片付バンド1として説
明する)を電線管21に添設して自由端部状の非環状端
部30を環状端部31と同じ高さで環状に折り返す(こ
の部分を折り返し環状部32という)、このとき非環状
端部30の自由端部が内側位N(防護用片2により近い
非環状端部の基部30aの内側)に来るように折り返し
環状部32を少なくとも一回ひねっておく、続いて第1
3図〜第15図に示すように環状端部31と折り返し環
状部32に捻り工具33のフック状先端を差入れてから
、非環状部30の先端部が常に内側に位置し続けるよう
に5〜6回撚る、非環状端部30の先端部は常に内側に
位置し、しかも基部30aと鉄筋22または電線管21
との間で強固に挟圧されているため、鉄筋22と電線管
21とを離間させる方向の外力が加わったとしても、撚
りが解かれる恐れはない、実験では荷重60kgで撚戻
しが始まった。従って、本発明方法によれば、約三倍の
抗張力を得られることが分かった。この方法による場合
、金属線は通常より30〜40mm長いものを使用する
必要がある次に鉄筋と電線管が直交して縛束される場合
は、例えば第16図のように前記環状端部31を切断分
離して2木にして鉄筋22の両側に振り分けてから鉄筋
の外周上で交差させて撚り合す、非環状端部30を構成
する2本の金属線についても同様に撚り合せを行う、こ
の2つの撚り合せ作業は交互かつ徐々に行うのが好まし
い、第17図の縛束方法は撚り戻し防止効果をさらに増
大させたもので、2木にした環状端部31または(およ
び)非環状端部30を鉄筋の外周上で一回ひねった後、
電線管側に折り返してから撚り合せることによって縛束
を行うものである(第17図の左側部分)。
ず第12図に示すように電線管防護用片付バンド1また
は10(以下便宜上電線管防護用片付バンド1として説
明する)を電線管21に添設して自由端部状の非環状端
部30を環状端部31と同じ高さで環状に折り返す(こ
の部分を折り返し環状部32という)、このとき非環状
端部30の自由端部が内側位N(防護用片2により近い
非環状端部の基部30aの内側)に来るように折り返し
環状部32を少なくとも一回ひねっておく、続いて第1
3図〜第15図に示すように環状端部31と折り返し環
状部32に捻り工具33のフック状先端を差入れてから
、非環状部30の先端部が常に内側に位置し続けるよう
に5〜6回撚る、非環状端部30の先端部は常に内側に
位置し、しかも基部30aと鉄筋22または電線管21
との間で強固に挟圧されているため、鉄筋22と電線管
21とを離間させる方向の外力が加わったとしても、撚
りが解かれる恐れはない、実験では荷重60kgで撚戻
しが始まった。従って、本発明方法によれば、約三倍の
抗張力を得られることが分かった。この方法による場合
、金属線は通常より30〜40mm長いものを使用する
必要がある次に鉄筋と電線管が直交して縛束される場合
は、例えば第16図のように前記環状端部31を切断分
離して2木にして鉄筋22の両側に振り分けてから鉄筋
の外周上で交差させて撚り合す、非環状端部30を構成
する2本の金属線についても同様に撚り合せを行う、こ
の2つの撚り合せ作業は交互かつ徐々に行うのが好まし
い、第17図の縛束方法は撚り戻し防止効果をさらに増
大させたもので、2木にした環状端部31または(およ
び)非環状端部30を鉄筋の外周上で一回ひねった後、
電線管側に折り返してから撚り合せることによって縛束
を行うものである(第17図の左側部分)。
(発明の効果)
以上のように本発明の電線管防護用片付バンドによれば
、縛束用の細線にその長さ方向に沿って帯状の防護用片
を取付け、この防護用片を電線管の外周に当てかった状
態で細線を鉄筋に巻き付けて縛束することによって、細
線が電線管に直接接触することを防止するため、可撓性
樹脂電線管を金属線等の細線を用いて鉄筋に縛束する場
合及びこの縛束部分をコンクリートで埋設する場合に。
、縛束用の細線にその長さ方向に沿って帯状の防護用片
を取付け、この防護用片を電線管の外周に当てかった状
態で細線を鉄筋に巻き付けて縛束することによって、細
線が電線管に直接接触することを防止するため、可撓性
樹脂電線管を金属線等の細線を用いて鉄筋に縛束する場
合及びこの縛束部分をコンクリートで埋設する場合に。
細線に加わる種々の外力が細線を電線管の被覆樹脂表面
に向って締付けることによって樹脂に食込みを起し、樹
脂や導体を損傷することを防止することができる。また
、本発明の電線管防護用片付バンドの縛束方法によれば
、S単な操作によって抗張力性を高めることができるた
め、コンクリートの流入圧力等の外力によって金属線の
撚り合せ部が緩んだり、はどけることを防止することが
できる。
に向って締付けることによって樹脂に食込みを起し、樹
脂や導体を損傷することを防止することができる。また
、本発明の電線管防護用片付バンドの縛束方法によれば
、S単な操作によって抗張力性を高めることができるた
め、コンクリートの流入圧力等の外力によって金属線の
撚り合せ部が緩んだり、はどけることを防止することが
できる。
第1図は本発明の電線管防護用片付バンドの全[il、
m2図(イ)(ロ)(ハ)は防護用片の正面図、平面
図、側面図、第3図(イ)(ロ)乃至第5図は第1図の
バンドの使用の態様を示す説明図、第6図は本発明の他
の実施例の全体図、第7図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は
第1のスライド片の平面図、左側面図、右側面図、正面
図、第8図(イ)(ロ)は抱合せ金具の平面図、正面図
、第9図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は第2のスライド片
の平面図、左側面図、右側面図6正面図、第10図及び
第11図は第6図のバンドの使用の態様を示す説明図、
第12図乃至第17図は本発明の電線管防護用片バンド
を用いた縛束方法の説明図。 符 号
m2図(イ)(ロ)(ハ)は防護用片の正面図、平面
図、側面図、第3図(イ)(ロ)乃至第5図は第1図の
バンドの使用の態様を示す説明図、第6図は本発明の他
の実施例の全体図、第7図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は
第1のスライド片の平面図、左側面図、右側面図、正面
図、第8図(イ)(ロ)は抱合せ金具の平面図、正面図
、第9図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は第2のスライド片
の平面図、左側面図、右側面図6正面図、第10図及び
第11図は第6図のバンドの使用の態様を示す説明図、
第12図乃至第17図は本発明の電線管防護用片バンド
を用いた縛束方法の説明図。 符 号
Claims (5)
- (1)帯状板状体の防護用片と、該防護用片の表面にそ
の長さ方向に沿って取り付けられる金属線とからなり、
該防護用片の裏面を電線管の外周に当てがった状態で該
金属線を鉄筋に巻き付けて縛束することによって、金属
線が電線管に直接接触することを防止したことを特徴と
する電線管防護用片付バンド。 - (2)前記防護用片が一枚の金属板または合成樹脂板か
らなる特許請求の範囲第1項記載の電線管防護用片付バ
ンド。 - (3)前記防護用片が2枚以上の帯状板状体からなり、
これらの帯状板状体はその長さ方向に沿って互いにスラ
イド伸縮自在に接続されている特許請求の範囲第1項記
載の電線管防護用片付バンド。 - (4)前記防護用片に対する前記金属線の取付けが前記
防護用片の表面上に突出形成されたトンネル状の挿通孔
に該金属線を挿通することによって行われる特許請求の
範囲第1項記載の電線管防護用片付バンド。 - (5)帯状板状体の防護用片と、該防護用片の表面にそ
の長さ方向に沿って取り付けられる2つ折りの金属線と
からなる電線管防護用片付バンドであって、該金属線の
2つの端部は環状端部と非環状端部とからなり、該防護
用片の裏面を電線管の外周に当てがった状態で該金属線
を鉄筋に巻き付けて縛束する際に該非環状端部先端の自
由端部が内側に位置するように該非環状端部を折り返す
ことによって折り返し環状端部を形成し、さらに該自由
端部を常に内側に位置させた状態で該環状端部と該折り
返し環状端部を一体にねじることによって該電線管を該
鉄筋に対して強固に固定することを特徴とする電線管防
護用片付バンドの縛束方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115149A JPS61273116A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 電線管防護用片付バンド及びその縛束方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115149A JPS61273116A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 電線管防護用片付バンド及びその縛束方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61273116A true JPS61273116A (ja) | 1986-12-03 |
Family
ID=14655523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60115149A Pending JPS61273116A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 電線管防護用片付バンド及びその縛束方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61273116A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015169102A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 計装用ケーブルの取付構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5548932U (ja) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP60115149A patent/JPS61273116A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5548932U (ja) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015169102A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 計装用ケーブルの取付構造 |
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