JP3086939B2 - 電気配線用ジョイントボックス - Google Patents
電気配線用ジョイントボックスInfo
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- JP3086939B2 JP3086939B2 JP05227786A JP22778693A JP3086939B2 JP 3086939 B2 JP3086939 B2 JP 3086939B2 JP 05227786 A JP05227786 A JP 05227786A JP 22778693 A JP22778693 A JP 22778693A JP 3086939 B2 JP3086939 B2 JP 3086939B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボックスの口開部の少
し奥部に複数の紐穴を設け、口開部から結線束に被せた
後、一方の紐穴から結線束の下部の空間又は段差の下部
を経由して止め紐を通し、ボックスの外側で止め、結線
束に止め紐が阻止されてボックスが抜け止まる。被覆電
線を止め付ける造営材と結線束を分離設置を可能とした
ことにより結線結束作業を容易にすると共に、ボックス
を被せて止め紐を止め付けるだけで確実な絶縁カバーを
成し得るようにした電気配線用ジョイントボックスに関
する。
し奥部に複数の紐穴を設け、口開部から結線束に被せた
後、一方の紐穴から結線束の下部の空間又は段差の下部
を経由して止め紐を通し、ボックスの外側で止め、結線
束に止め紐が阻止されてボックスが抜け止まる。被覆電
線を止め付ける造営材と結線束を分離設置を可能とした
ことにより結線結束作業を容易にすると共に、ボックス
を被せて止め紐を止め付けるだけで確実な絶縁カバーを
成し得るようにした電気配線用ジョイントボックスに関
する。
【0002】また、ボックスの使用前に紐穴に止め紐を
緩く通しておき、結線束に被せる場合は、止め紐をボッ
クスの内側に寄せ結線束を避けて挿入した後、止め紐を
引き締め止めつけると、張り詰められ結線束の下部に移
動して結線束に阻止されボックスは抜け止まる。このよ
うに簡単な作業にしたことで、狭く低く作業条件の悪い
場所においても作業者に何ら抵抗感無く使用できるよう
になり、作業者が絶縁カバーを省くこと無く確実に使用
するようになり、分岐配線後の安全を保ち得るようにし
たボックスに関する。
緩く通しておき、結線束に被せる場合は、止め紐をボッ
クスの内側に寄せ結線束を避けて挿入した後、止め紐を
引き締め止めつけると、張り詰められ結線束の下部に移
動して結線束に阻止されボックスは抜け止まる。このよ
うに簡単な作業にしたことで、狭く低く作業条件の悪い
場所においても作業者に何ら抵抗感無く使用できるよう
になり、作業者が絶縁カバーを省くこと無く確実に使用
するようになり、分岐配線後の安全を保ち得るようにし
たボックスに関する。
【0003】
【従来の技術】造営材に固定台を取り付け、その固定台
にボックスを固定するようになっていたため、シースを
切除した一重被覆の長い電線先端をスリーブ等で分岐接
続して一定の位置に小さく結線束を作らねばならず、ま
た長い電線は、無理に渦巻に絞り画一的に小嵩に形成し
なければボックスに納まらず、非常に厄介な作業であっ
た。
にボックスを固定するようになっていたため、シースを
切除した一重被覆の長い電線先端をスリーブ等で分岐接
続して一定の位置に小さく結線束を作らねばならず、ま
た長い電線は、無理に渦巻に絞り画一的に小嵩に形成し
なければボックスに納まらず、非常に厄介な作業であっ
た。
【0004】固定台の直上に長い電線を渦巻結束する作
業が困難で手間取り、特に狭く低く暗い場所等において
は、固定台を止め付けるドライバー又はハンマー等の使
用が困難であるばかりか、取り付け作業が全く不可能な
場合もあり、ボックスを被せず結線束がむき出しのまま
放置され送電されていることが多くあった。
業が困難で手間取り、特に狭く低く暗い場所等において
は、固定台を止め付けるドライバー又はハンマー等の使
用が困難であるばかりか、取り付け作業が全く不可能な
場合もあり、ボックスを被せず結線束がむき出しのまま
放置され送電されていることが多くあった。
【0005】作業条件の悪い場所において、結線束を逆
さ又は横向きに設置する場合においても、その接近位置
で逆さ又は横向きに結束する外無く、その作業が非常に
困難であるため絶縁カバーが成されず、又は絶縁カバー
の取り付けが不完全なまま放置されていることが特に多
くあった。
さ又は横向きに設置する場合においても、その接近位置
で逆さ又は横向きに結束する外無く、その作業が非常に
困難であるため絶縁カバーが成されず、又は絶縁カバー
の取り付けが不完全なまま放置されていることが特に多
くあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】分岐等の電気配線後の
安全を保つ上で、結線束を確実に絶縁カバーすることが
不可欠であると共に、結線束を作る場合、シースを切除
した先の電線及びスリーブ等を損傷しないように配慮す
ることが必須の要件である。しかし、今日では人手不
足、技術未熟、スピード作業を要求されるなどの厳しい
時代環境にあり、特に、現代建築においては、天井裏に
は全く入場出来ない設計になっており、合わせて電気工
事完了後、電力会社による検査が全く実施されないまま
送電されるように改定されたことと相俟って悪条件が重
なり、造営材の直上に結線束を渦巻に結束し、ボックス
を被せ固定する厄介な作業に手間取り、特に天井裏など
作業環境が悪く、人目に付かない場所などではボックス
の使用を省き結線束がむき出しのまま送電され放置され
ている実態が多く指摘されている。本願発明は、そのよ
うな人的構造的欠陥を解決するために、造営材から分離
した位置に自由に結線束の設置を可能とすると共に、ボ
ックスを被せ、止め紐を通して止め付けるだけで完全な
絶縁カバーが成され、一旦被せたボックスを抜き取る場
合は、止め紐の結びを解き、又は緩めるだけで簡単に抜
き取り得るボックスを提供しようとするものである。
安全を保つ上で、結線束を確実に絶縁カバーすることが
不可欠であると共に、結線束を作る場合、シースを切除
した先の電線及びスリーブ等を損傷しないように配慮す
ることが必須の要件である。しかし、今日では人手不
足、技術未熟、スピード作業を要求されるなどの厳しい
時代環境にあり、特に、現代建築においては、天井裏に
は全く入場出来ない設計になっており、合わせて電気工
事完了後、電力会社による検査が全く実施されないまま
送電されるように改定されたことと相俟って悪条件が重
なり、造営材の直上に結線束を渦巻に結束し、ボックス
を被せ固定する厄介な作業に手間取り、特に天井裏など
作業環境が悪く、人目に付かない場所などではボックス
の使用を省き結線束がむき出しのまま送電され放置され
ている実態が多く指摘されている。本願発明は、そのよ
うな人的構造的欠陥を解決するために、造営材から分離
した位置に自由に結線束の設置を可能とすると共に、ボ
ックスを被せ、止め紐を通して止め付けるだけで完全な
絶縁カバーが成され、一旦被せたボックスを抜き取る場
合は、止め紐の結びを解き、又は緩めるだけで簡単に抜
き取り得るボックスを提供しようとするものである。
【0007】さらに詳説すると、本願発明は、上述の従
来技術の問題点を解決するため、ボックスの口開部の少
し奥に複数の紐穴を設けて置き、結線束に被せた後、一
方の紐穴から結線束の下部の空間又は段差の下部を経由
して他方の相対する紐穴に通し、ボックスの外側で止め
紐を結び又は止め紐の先端を止め具等任意の方法で止め
て抜け止め、結線束に止め紐が阻止され、一体となって
いるボックスが結線束から抜け止まるようにしたもので
ある。
来技術の問題点を解決するため、ボックスの口開部の少
し奥に複数の紐穴を設けて置き、結線束に被せた後、一
方の紐穴から結線束の下部の空間又は段差の下部を経由
して他方の相対する紐穴に通し、ボックスの外側で止め
紐を結び又は止め紐の先端を止め具等任意の方法で止め
て抜け止め、結線束に止め紐が阻止され、一体となって
いるボックスが結線束から抜け止まるようにしたもので
ある。
【0008】このようにして被覆電線を止め付ける造営
材から離れた位置に結線束を設置できるので安全且つ作
業のし易い場所を選んで設置できると共に、結線束にボ
ックスを被せ、止め紐を通して固定するだけでよく、造
営材に被覆電線を逆さ又は横向き等に止め付ける場合に
おいても、止め付け部分からの被覆電線を長くできるの
で、結線束は上向きに設定可能であるため、ボックスの
口開部からの異物の侵入を防止でき、一旦被せたボック
スを抜き取る場合においては、止め紐の止めを解けばボ
ックスは開放され、再使用を繰り返すことができるな
ど、作業条件の悪い場所においても、なんら抵抗感なく
使用できるので、設置規定に違反してまでボックス使用
を省くことが無くなり、しかも、止め紐を解き又は緩め
るだけでボックスを抜取り容易に点検できるなど分岐配
線後の安全性を高めることを目的としたものである。
材から離れた位置に結線束を設置できるので安全且つ作
業のし易い場所を選んで設置できると共に、結線束にボ
ックスを被せ、止め紐を通して固定するだけでよく、造
営材に被覆電線を逆さ又は横向き等に止め付ける場合に
おいても、止め付け部分からの被覆電線を長くできるの
で、結線束は上向きに設定可能であるため、ボックスの
口開部からの異物の侵入を防止でき、一旦被せたボック
スを抜き取る場合においては、止め紐の止めを解けばボ
ックスは開放され、再使用を繰り返すことができるな
ど、作業条件の悪い場所においても、なんら抵抗感なく
使用できるので、設置規定に違反してまでボックス使用
を省くことが無くなり、しかも、止め紐を解き又は緩め
るだけでボックスを抜取り容易に点検できるなど分岐配
線後の安全性を高めることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、内側
には、複数の電線の先端相互を結束して成る結線束を挿
入位置させる為の空間を備え、かつ一面には上記結線束
を内部空間に挿入する為の口開部を有する電気配線用ジ
ョイントボックスにおいて、上記ボックスの周壁には、
上記複数の電線先端相互の結線束における下部、段差
部、又は電線相互間等の係合可能個所に係合させて、上
記結線束からボックスが抜脱するのを防ぐ為の止め紐を
通すようにした複数の紐穴を備えさせたものである。
には、複数の電線の先端相互を結束して成る結線束を挿
入位置させる為の空間を備え、かつ一面には上記結線束
を内部空間に挿入する為の口開部を有する電気配線用ジ
ョイントボックスにおいて、上記ボックスの周壁には、
上記複数の電線先端相互の結線束における下部、段差
部、又は電線相互間等の係合可能個所に係合させて、上
記結線束からボックスが抜脱するのを防ぐ為の止め紐を
通すようにした複数の紐穴を備えさせたものである。
【0010】
【作用】ボックスの口開部から結線束に被せ、一方の紐
穴から結線束の下部空間又は段差を経由して対称する他
方の紐穴に通し締めて結び、又は止め紐の先方を止め具
又はその他の方法で止めると、結線束に阻止され、結果
的にボックスが結線束から抜けなくなる。
穴から結線束の下部空間又は段差を経由して対称する他
方の紐穴に通し締めて結び、又は止め紐の先方を止め具
又はその他の方法で止めると、結線束に阻止され、結果
的にボックスが結線束から抜けなくなる。
【0011】ボックスに設けた複数の紐穴の内の一方又
は複数の紐穴から止め紐を緩く通して置き、ボックスを
結線束に被せる場合、止め紐が内側に寄り結線束が挿入
後、止め紐を引き締めて止め、止め紐は結線束の下部又
は段差の下部に引き寄せられ阻止されてボックスは抜け
止まり、一旦被せたボックスを抜き取る場合は、止め紐
を解き又は緩めればボックスは開放され抜き取ることが
できる。
は複数の紐穴から止め紐を緩く通して置き、ボックスを
結線束に被せる場合、止め紐が内側に寄り結線束が挿入
後、止め紐を引き締めて止め、止め紐は結線束の下部又
は段差の下部に引き寄せられ阻止されてボックスは抜け
止まり、一旦被せたボックスを抜き取る場合は、止め紐
を解き又は緩めればボックスは開放され抜き取ることが
できる。
【0012】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
ると、矢印Aは結線束であり、被覆電線のシースを切除
した一重被覆となった電線4の先端をスリーブ5又はコ
ネクタで分岐結線した束。1は造営材であり、被覆電線
2を止めつける物体。3はステップルであり、被覆電線
2を結線束Aの下部で打ち止める。4は電線であり、被
覆電線2のシースを切除し、先端をコネクタ5で分岐結
線し結束する一重被覆の電線。6はボックスであり、そ
の本体。7は口開部であり、結線束Aにボックス6を被
せる場合、被せ易くするため、少しラッパ形状に入り口
が少し開いている。8は紐穴であり、口開部7の少し奥
部の周囲に複数の穴を設けて置き、結線束Aにボックス
6を被せた後、手持ちの紐など任意の止め紐10を一方
の紐穴8から、結線束Aの下部にできた空間又は段差の
下部を経由して、他方に相対称する紐穴8に通し、両端
をボックス6の外側で結び抜け止めボックス6と一体化
し結線束Aに阻止されて抜け止まる。更に、1本の止め
紐10を紐穴8に通し、それを更に往復2重に通して両
端を止め、又は、複数の止め紐10を各々の紐穴8から
それぞれの他方の紐穴に通してそれぞれに締め止めれ
ば、ボックス6が揺れることなく安定する。9は排水穴
であり、通常使用の場合は、そのままにして置き、ボッ
クス6を逆さに被せる場合に限り、突起部分を切断して
口開すれば、逆さの口開部7から入った汚水は排水され
安全が保たれる。10は止め紐であり、前記の外、図4
に示すように、ボックス6を使用する前に、止め紐10
を緩く通しておき、内側に寄せ、結線束Aを被せてから
引き締めて抜け止めをなし、ボックス6を抜き取る場合
は、止め紐10を緩めて開放することもできる。図5に
示す13は止め具であり、図2のように止め具11で紐
10の先端12を止めることも、図4のように紐の両端
を結ぶこともできない場合に用いる。14はゲージ段で
あり、被覆電線2を切除する位置を指定するもので、現
物合わせして長さを計り、間違い無くこの段の上での切
除をして、電線4が造営材1に接触し、又は他の物体に
触れることのないように明示したもの。15は結びであ
り、簡単に止め得る止め具11又は止め具13が無い場
合は、ただ端なる紐を用いて両端を結び固定する。
ると、矢印Aは結線束であり、被覆電線のシースを切除
した一重被覆となった電線4の先端をスリーブ5又はコ
ネクタで分岐結線した束。1は造営材であり、被覆電線
2を止めつける物体。3はステップルであり、被覆電線
2を結線束Aの下部で打ち止める。4は電線であり、被
覆電線2のシースを切除し、先端をコネクタ5で分岐結
線し結束する一重被覆の電線。6はボックスであり、そ
の本体。7は口開部であり、結線束Aにボックス6を被
せる場合、被せ易くするため、少しラッパ形状に入り口
が少し開いている。8は紐穴であり、口開部7の少し奥
部の周囲に複数の穴を設けて置き、結線束Aにボックス
6を被せた後、手持ちの紐など任意の止め紐10を一方
の紐穴8から、結線束Aの下部にできた空間又は段差の
下部を経由して、他方に相対称する紐穴8に通し、両端
をボックス6の外側で結び抜け止めボックス6と一体化
し結線束Aに阻止されて抜け止まる。更に、1本の止め
紐10を紐穴8に通し、それを更に往復2重に通して両
端を止め、又は、複数の止め紐10を各々の紐穴8から
それぞれの他方の紐穴に通してそれぞれに締め止めれ
ば、ボックス6が揺れることなく安定する。9は排水穴
であり、通常使用の場合は、そのままにして置き、ボッ
クス6を逆さに被せる場合に限り、突起部分を切断して
口開すれば、逆さの口開部7から入った汚水は排水され
安全が保たれる。10は止め紐であり、前記の外、図4
に示すように、ボックス6を使用する前に、止め紐10
を緩く通しておき、内側に寄せ、結線束Aを被せてから
引き締めて抜け止めをなし、ボックス6を抜き取る場合
は、止め紐10を緩めて開放することもできる。図5に
示す13は止め具であり、図2のように止め具11で紐
10の先端12を止めることも、図4のように紐の両端
を結ぶこともできない場合に用いる。14はゲージ段で
あり、被覆電線2を切除する位置を指定するもので、現
物合わせして長さを計り、間違い無くこの段の上での切
除をして、電線4が造営材1に接触し、又は他の物体に
触れることのないように明示したもの。15は結びであ
り、簡単に止め得る止め具11又は止め具13が無い場
合は、ただ端なる紐を用いて両端を結び固定する。
【0013】図1に示すように、ボックス6は結線束A
に装着するので、固定台を無用とする。従って、被覆電
線2を自由に長くでき、電線4が短くても手作業による
分岐結線が可能となり、無理に渦巻状にする必要がなく
なり、電線4を1・2個所折り曲げるだけで良く、従っ
てコネクタ5を無理にひねる必要がないので接続部分及
び電線4が損傷するような衝撃を与えることが全くな
い。
に装着するので、固定台を無用とする。従って、被覆電
線2を自由に長くでき、電線4が短くても手作業による
分岐結線が可能となり、無理に渦巻状にする必要がなく
なり、電線4を1・2個所折り曲げるだけで良く、従っ
てコネクタ5を無理にひねる必要がないので接続部分及
び電線4が損傷するような衝撃を与えることが全くな
い。
【0014】図3・4・5に示すように、ボックス6の
周囲に複数の紐穴8を設けて置けば、止め紐10は一重
に限らず、複数並通、又は交差状に通すなど、結線束A
の下部の空間又は段差の下部の形状に合わせて任意の位
置方向に通すとともに、紐穴8に通した止め紐10を固
定する方法は、本願に示した方法に限らず、手持ちの紐
に適する方法を用いることができる。
周囲に複数の紐穴8を設けて置けば、止め紐10は一重
に限らず、複数並通、又は交差状に通すなど、結線束A
の下部の空間又は段差の下部の形状に合わせて任意の位
置方向に通すとともに、紐穴8に通した止め紐10を固
定する方法は、本願に示した方法に限らず、手持ちの紐
に適する方法を用いることができる。
【0015】図4に示すように、ボックス6を使用する
前に、止め紐10を紐穴8に緩く通して抜け落ちないよ
うに仮止めして置き、結線束Aに被せる場合は、通した
止め紐10をボックス6の内側に寄せて結線束Aを挿入
した後に引き締めて止め、一旦被せたボックス6を抜き
取る場合は、止め紐10を緩め内側に寄せれば結線束A
は開放され抜き取ることができる。
前に、止め紐10を紐穴8に緩く通して抜け落ちないよ
うに仮止めして置き、結線束Aに被せる場合は、通した
止め紐10をボックス6の内側に寄せて結線束Aを挿入
した後に引き締めて止め、一旦被せたボックス6を抜き
取る場合は、止め紐10を緩め内側に寄せれば結線束A
は開放され抜き取ることができる。
【0016】図2に示すゲージ線14は、被覆電線2を
切除する位置を示し、口開部7の位置で切除すると、電
線4が造営材1など他の物体に接触する危険を避けるよ
うに配慮したものである。
切除する位置を示し、口開部7の位置で切除すると、電
線4が造営材1など他の物体に接触する危険を避けるよ
うに配慮したものである。
【0017】ボックス6は、造営材1から離れた場所に
結線束Aを設置する場合に限らず、従来ボックスのよう
に、造営材1の直上に渦巻状に結束した結線束にも何ら
支障なく使用できる。
結線束Aを設置する場合に限らず、従来ボックスのよう
に、造営材1の直上に渦巻状に結束した結線束にも何ら
支障なく使用できる。
【0018】排水穴9は、図1に示すようなボックス6
の奥底中央に限らず、汚水排出可能な位置なら何処に装
置してもよく、形状、大きさも自由に選定できる。また
ボックス6の本体の材質は、絶縁性であれば硬軟何れで
もよい。ボックス6の形状は、本願図面に示す丸型の
外、角形、多角形など必要に対応じた任意の形状でも何
ら機能に支障無く応用できる。止め紐10は、特定の紐
の用意は無用であり、手持ちの紐類を応用できる。
の奥底中央に限らず、汚水排出可能な位置なら何処に装
置してもよく、形状、大きさも自由に選定できる。また
ボックス6の本体の材質は、絶縁性であれば硬軟何れで
もよい。ボックス6の形状は、本願図面に示す丸型の
外、角形、多角形など必要に対応じた任意の形状でも何
ら機能に支障無く応用できる。止め紐10は、特定の紐
の用意は無用であり、手持ちの紐類を応用できる。
【0019】
【発明の効果】上述のように本願にあっては、ボックス
6の口開部7の少し奥の周囲に複数の紐穴8を設けて置
き、結線束Aに被せた後、止め紐10を一方の紐穴8か
ら、結線束Aの下部空間又は段差の下部を経由して対称
する他方の紐穴8に通し、或いはボックス内の止め紐は
予めボックス内周側に寄せ得るように締め緩め自在にし
ておき、結線束Aにボックス6を被せた後は、紐を引き
締めてその両端を結び又は掛け止め、結線束Aからボッ
クス6の抜け止めをし、それによりボックス6で結線束
Aの絶縁カバーができるものであり、その作業は、まっ
たく簡単になる効果がある。
6の口開部7の少し奥の周囲に複数の紐穴8を設けて置
き、結線束Aに被せた後、止め紐10を一方の紐穴8か
ら、結線束Aの下部空間又は段差の下部を経由して対称
する他方の紐穴8に通し、或いはボックス内の止め紐は
予めボックス内周側に寄せ得るように締め緩め自在にし
ておき、結線束Aにボックス6を被せた後は、紐を引き
締めてその両端を結び又は掛け止め、結線束Aからボッ
クス6の抜け止めをし、それによりボックス6で結線束
Aの絶縁カバーができるものであり、その作業は、まっ
たく簡単になる効果がある。
【0020】さらに造営材1とボックス6とを切り離し
て設定できるので、造営材1の直上に結線束Aを結束す
る必要条件から開放され、狭く低い作業条件の悪い場所
での結束作業においては、造営材1から離れた、作業の
し易い場所に結線束Aを設定でき、しかも、ボックス6
は被せるだけでよく、持ち合わせの紐類を通して止めれ
ば完了するので作業能率が著しく向上すると共に、作業
が非常に簡単であるため、何ら抵抗感を抱かず、あえて
規定に反してまで絶縁カバーを省くような危険を侵す作
業者がいなくなり、全ての分岐結線後の電気的安全を保
つ上で多大な効果がある。
て設定できるので、造営材1の直上に結線束Aを結束す
る必要条件から開放され、狭く低い作業条件の悪い場所
での結束作業においては、造営材1から離れた、作業の
し易い場所に結線束Aを設定でき、しかも、ボックス6
は被せるだけでよく、持ち合わせの紐類を通して止めれ
ば完了するので作業能率が著しく向上すると共に、作業
が非常に簡単であるため、何ら抵抗感を抱かず、あえて
規定に反してまで絶縁カバーを省くような危険を侵す作
業者がいなくなり、全ての分岐結線後の電気的安全を保
つ上で多大な効果がある。
【0021】その上、一旦被せたボックス6を抜き取る
場合は、止め紐10の止めを解き又は緩めればボックス
6は開放され何回でも再使用ができる。
場合は、止め紐10の止めを解き又は緩めればボックス
6は開放され何回でも再使用ができる。
【0022】被覆電線を逆さ又は横向きに止め付ける場
合においても、結線束Aは造営材1から離れた位置で上
向きの正常な結束がてきるのでボックス6も逆さに被せ
ることなく、ネズミの排尿又は雨漏り等の汚水がボック
ス6に溜る恐れがなく、都合で逆さに結束する場合に限
り、持ち合わせの工具で排水穴9の突起を切って口開し
て置けば汚水が入っても溜ること無く安全が保たれる。
合においても、結線束Aは造営材1から離れた位置で上
向きの正常な結束がてきるのでボックス6も逆さに被せ
ることなく、ネズミの排尿又は雨漏り等の汚水がボック
ス6に溜る恐れがなく、都合で逆さに結束する場合に限
り、持ち合わせの工具で排水穴9の突起を切って口開し
て置けば汚水が入っても溜ること無く安全が保たれる。
【図1】結線束Aにボックス6を被せた状態を示す一部
縦断面図。
縦断面図。
【図2】ボックス6の正面図。
【図3】止め紐10を一方の紐穴8から他方の紐穴8に
通し、ボックス6の外側で止め具11に先端12を差し
止めた一部横断面図。
通し、ボックス6の外側で止め具11に先端12を差し
止めた一部横断面図。
【図4】使用前に、止め紐10を2重に通し、紐を緩
め、ボックス6の内側に止め紐10を寄せた状態の一部
横断面図。
め、ボックス6の内側に止め紐10を寄せた状態の一部
横断面図。
【図5】止め紐10を一方の紐穴8から他方の紐穴8に
通し、先端12を止め具13で止めたボックス6の一部
横断面図。
通し、先端12を止め具13で止めたボックス6の一部
横断面図。
A 結線束 1 造営材 2 被覆電線 3 ステップル 4 電線 5 コネクタ 6 ボックス 7 口開部 8 紐穴 9 排水穴 10 止め紐 11 止め具 12 先端 13 止め具 14 ゲージ段 15 結び
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 H01R 4/70 H02G 15/08
Claims (2)
- 【請求項1】 内側には、複数の電線の先端相互を結束
して成る結線束を挿入位置させる為の空間を備え、かつ
一面には上記結線束を内部空間に挿入する為の口開部を
有する電気配線用ジョイントボックスにおいて、上記ボ
ックスの周壁には、上記複数の電線先端相互の結線束に
おける下部、段差部、又は電線相互間等の係合可能個所
に係合させて、上記結線束からボックスが抜脱するのを
防ぐ為の止め紐を通すようにした複数の紐穴を備えさせ
てあることを特徴とする電気配線用ジョイントボック
ス。 - 【請求項2】 上記複数の紐穴には上記ボックスの内部
を貫通する状態で止め紐が通されていて、上記ボックス
内に結線束を挿入するときには、上記ボックス内の止め
紐はボックス内周側に寄せ得るように締め緩め自在にし
てあることを特徴とする請求項1記載の電気配線用ジョ
イントボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05227786A JP3086939B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電気配線用ジョイントボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05227786A JP3086939B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電気配線用ジョイントボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746738A JPH0746738A (ja) | 1995-02-14 |
JP3086939B2 true JP3086939B2 (ja) | 2000-09-11 |
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ID=16866366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05227786A Expired - Fee Related JP3086939B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電気配線用ジョイントボックス |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3086939B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4003892B2 (ja) * | 1996-04-08 | 2007-11-07 | 株式会社カワグチ | ジョイントボックスを用いた分岐配線方法 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP05227786A patent/JP3086939B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0746738A (ja) | 1995-02-14 |
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